JPWO2020153440A1 - 電力コストシミュレーション装置 - Google Patents

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Abstract

電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別を選択することができるように、電力コストシミュレーション装置に、電力需要者の電力消費属性と電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得し、シミュレーション期間を取得し、前記シミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持し、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を前記シミュレーション期間で時系列に選択する選択部とを設けた。

Description

本発明は、複数存在する電力供給会社の契約プランのうち、最もメリットの大きい電力料金プランを選択するためのシミュレーションを行う装置に関するものである。
電力供給主体は複数者存在し、その主体ごとに電力料金(基本料金及び従量料金)のプラン内容が異なる。
電力供給を受ける者からすれば、なるべく安い料金プランにて、電力供給を受けることを望む。そのため、電力供給プランを比較するためのシステムが望まれていた。
このようなとして、特許文献1が挙げられる。
特開2018−173872
特許文献1は、電気需要における電力使用量とその該当する時間帯に関する情報と、電力事業者が電気以外に販売する電気外商材の購入量や購入消費形態と、を基に各電気料金メニュー毎に対応する電力事業者に支払う対価を算出し比較し、最安値となる電気料金メニューを選択し、電気需要家に通知する電力自由化に伴う電気料金削減システムを提供するものである。
しかし、特許文献1では、1つの特定の電力供給者内の複数の電力料金メニュー間での比較であり、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別を選択するということには繋がらなかった。都度契約を変更するということは現実的でないからである。しかし、第三者のサービスとして、比較供給者間での最安値の供給者に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルは考えられる。
本発明は、そのような問題を踏まえて、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力コストシミュレーション装置を提供しようとするものである。
具体的には、本発明は、電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得部と、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得部と、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持する電力コストシミュレーション演算式保持部と、取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択部とを有する電力コストシミュレーション装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、選択部での時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算部と、電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力部とをさらに有する電力コストシミュレーション装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する電力コストシミュレーション装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する電力コストシミュレーション装置を提供する。
また、それらの電力コストシミュレーション装置の動作方法、及び計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムをも提供する。
以上により、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力コストシミュレーション装置を提供しようとするものである。
実施形態1における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図 実施形態1における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図 実施形態1における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施形態2における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図 実施形態2における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図 実施形態2における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施形態3における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図 実施形態3における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図 実施形態3における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施形態4における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図 実施形態4における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図 実施形態4における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図 電力需要者との関係で電力供給者別の電力コスト属性の一例を示す図 選択部での選択内容の一例をグラフにしてを示す図 ABCコーヒーチェーンが太平洋電力を利用している場合を例にとって、選択後電力供給種別との電力コストの比較をグラフにした図 本実施形態の全体像を示す図 ABCコーヒーチェーンを例にとって、電力消費属性と電力コスト属性とに基づいて、最も電力コストが低額になると判断される電力供給種別を選択する場合の一例を示す図 図18は、電力消費属性をプルダウン形式にて入力する場合の画面の一例を示す図 多く存在する電力供給会社のうち、選択肢となる「利用可能電力供給種別」の選択の一例を示す図 電力消費属性の一例を示す図 特定の電力需要者の電力消費属性に基づく電力供給会社4社の月々の特定の電力需要者に対して発生する電力コスト(円/kw)の一例を示す図 太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力の4社における具体的な電力コスト属性を示す図 シミュレーション結果の出力内容の一例を示す図
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、実施形態と請求項の相互の関係は以下の通りである。主として、実施形態1の説明は請求項1、請求項5、請求項9、請求項13から請求項15に関し、実施形態2の説明は請求項2、請求項6、請求項10に関し、実施形態3の説明は請求項3、請求項7、請求項11に関し、実施形態4の説明は請求項4、請求項8、請求項12に関し、実施形態5説明は請求項16から請求項19に関するものである。本件発明は、これら実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
実施形態1
本実施形態は、電力需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性とシミュレーション期間を取得し、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性とに応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持し、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択するように構成された電力コストシミュレーション装置を提供する。
図16は、本実施形態の全体像を示す図である。一例として、電力コストシミュレーション装置は、太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力の電力供給会社4社からそれぞれ「電力コスト属性」を取得し、取得したABCコーヒーチェーンの「電力消費属性」と、取得した「シミュレーション期間」とを用いて、「電力コストシミュレーション演算式」に基づいて「最も電力コストが低額となる電力供給種別のシミュレーション期間内の選択結果」を演算するという具合である。
「電力供給種別」とは、電気事業者又は/及び個々の電気事業者が提供する電力供給サービスを言う。電気事業者とは、「小売電気事業者、一般送配電事業者、送電事業者、特定送配電事業者及び発電事業者」を言い、これらの組合せも電力供給種別に含まれてもよい。例えば、売電事業者と送電事業者の組合せなどである。2015年に「平成二十七年六月二十四日法律第四十七号」によって電気事業法の一部が改正され、2016年4月1日からの電力の小売り全面自由化にあわせて、改正された電気事業法が同日施行されたが、この改正前の旧来の名称で特定されていた電気事業者である「一般電気事業者、卸電気事業者、特定電気事業者及び特定規模電気事業者」が日本国では該当する。特別高圧・高圧受電による契約電力50kW以上の需要家へ、一般電気事業者が管理する送電線を通じて小売りを行う事業者である「新電力」と呼ばれるようになった事業者も含まれる。
図19は、多く存在する電力供給会社のうち、選択肢となる「利用可能電力供給種別」の選択の一例を示す図である。候補としては「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」「奈良電力」「沖縄電力」があり、「ABCコーヒーチェーン」が利用可能な利用可能電力供給種別としては、「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」が選択されている。後述する選択部での「最も電力コストが低額となる電力供給種別」は、この選択されている電力供給種別の範囲で行われることとなる。
以下の図を用いた説明における具体例では、仮想の企業として、電力供給者である「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」、電力需要者として「ABCコーヒーチェーン」を例に説明していく。
以下、本実施形態における電力コストシミュレーション装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図1は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0101)と電力コスト属性取得部(0102)とシミュレーション期間取得部(0103)と電力コストシミュレーション演算式保持部(0104)と選択部(0105)を有する。以下、機能的構成については、具体的に各機能の内容につき説明する。
「電力消費属性取得部」とは、電力の需要者の電力消費属性を取得する機能を有する。「電力消費属性」とは、時系列での電力消費のパターンを示すものである。時系列とは、例えば、年、月、週などの消費パターンが挙げられる。なお、「需要者」は、実在する特定の需要者であってもよいし、想定する業界の代表的かつ仮想的な需要者であてもよいし、業界自体もとくに意識しない仮想的な需要者であってもよい。つまり需要者とは、電力の消費者である。
電力消費属性取得部は、あらかじめ準備されている電力消費属性の複数のパターンから選択されてもよいし、あらかじめ準備されている電力消費属性のひながたであって、空欄を穴埋めすることによって電力消費属性を取得できるようなものであってもよい。あるいは、この穴埋め式(テキストの場合もあり。)を最初に選択させて、その後穴埋めをするようにして電力消費属性を取得するように構成してもよい。穴埋めはプルダウンメニューの選択によって行われるように構成してもよい。
図20は、電力消費属性の一例を示す図である。電力消費属性とは、特定の電力需要者の電力消費性向を示す情報である。例えば電力需要者の過去1年ないし過去5年の電力消費実績などから導き出すことができる。あるいは電力消費性向が近似していると仮定できる複数の電力需要者から構成されるグループの過去の電力消費実績に基づいて導き出すことができる。あるいは、実績によるよりは、本装置の設計者、管理者の過去の経験に基づいて仮想の電力需要者であればどのような電力消費性向を示すと考えられるかという仮定に基づいて設計される電力消費性向である。この仮想の電力需要者は、その電力需要者が属する産業分類(例えば日本標準産業分、設計者が適宜設計した産業分類)や業種分類(GICS業種分類、設計者が適宜設計した業種分類)と、その電力需要者の事業規模などに応じてあらかじめ準備されるものであってもよい。なお、電力消費属性は後述するシミュレーション期間に適用される電力消費属性である。つまり、電力消費属性は後述するシミュレーション期間を時間軸とした関数として得られる値となる。
例えば、「最大消費ピーク時間帯(デマンド期間)」「(平均)使用電力量(デマンド期間別)」「最大使用電力(デマンド期間別)」「契約電力供給種別」「消費電力変化傾向(増加率、減少率)」「電力需要者の属する産業分類」「企業規模を示す情報(年間売上、従業員数、上場企業の場合には時価総額)」「電力を消費する機器別の電力消費割合」「電力消費地(地域、住所)」「電力需要者の節電履歴(節電予想)」などが挙げられる。
これらの電力消費属性の入力については、予め候補を用意しておいてプルダウン形式にすることが考えられる。
図18は、電力消費属性をプルダウン形式にて入力する場合の画面の一例を示す図である。対象である電力需要者である社名が「ABCコーヒーチェーン」と入力され、その上で対象期間である「 月 日〜 月 日」入力できるようになっている。その上で、上記図17で挙げた項目が選択できるようになっており、特定の項目を選択した上でプルダウンで選択することにより、自動的に入力を完了することができる。このようにすることにより、入力内容が無数に広がることを防ぐことができる。
さらに、電力消費属性取得部は、シミュレーション期間における単位時間長単位での基本となる電力消費属性を構成する設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持手段と、シミュレーション期間における単位時間長単位での試験的となる設備稼働量である試験的設備稼働量を取得する試験的設備稼働量取得手段と、試験的設備稼働量を含む電力消費属性を生成する試験的電力消費属性生成手段とを有していても良い。この場合、前記単位時間長は、正時からの30分単位、正時からの30分単位の自然数倍、正時からの24時間単位、のいずれか一以上の単位時間長であっても良い。さらに、試験的設備稼働量取得手段は、ある単位時間長の設備稼働量と、他の単位時間長の設備稼働量とを入れ替える入替器を有していても良い。
試験的設備稼働量は、保持されている基本設備稼働量を編集することによって得られるように構成することが好ましい。基本的設備稼働量をどの程度変化させると、どのような電力供給種別の選択が有利であるかが選択部の選択結果から得られるという効果がある。さらに、この選択結果に基づいて電力コストのシミュレーションも可能であり、基本設備稼働量をどう変化させると、コストがどのように変化するかを知ることができる。さらに一の基本的設備稼働量を出発として、複数の試験的設備稼働量を取得し、これらのそれぞれについて選択部での選択結果を比較したり、コストのシミュレーション結果を比較することで、設備の仮想的な稼働計画での差異を見ることができる。さらにこれに重ねて、シミュレーション期間の同一期間で異なる複数種の電力供給種別をそれぞれ選んだ結果も比較できるようになる。なお、電力コスト属性には電力のコストの他に例えばCO2の排出コストや、炭素税額が含まれるように構成してもよい。炭素税は、電力供給者に課される場合には電力コストに一般に含まれるが、炭素税の部分を明示的に抜き出して示すことによって、社会的責任投資のバロメーターとして意識するための指標とすることもできる。
「電力コスト属性取得部」とは、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する機能を有する。「電力コスト属性」とは、いわゆる電力供給価格に関する属性であり、電力需要者に対してどのような条件、どのようなルールでどのような価格を設定するのか、あるいはどのような価格を設定する傾向があるのか、を示す情報である。例えば、国全体のあるいは、特定地域(例えば東日本、西日本、沖縄、北海道、米国であれば西海岸、東海岸など)での電力供給余力がなくなった場合あるいは国全体のあるいは、特定地域での電力供給余力が多くある場合にいかなる価格を設定するのか、など、電力供給条件と、その時の電力供給価格の関係を示す情報である。電力供給条件としては、季節、月、曜日、時間帯、地域、供給量、発電コスト、電力供給価格決定方針などである。電力供給種別毎に過去の実績の平均値や、直近の実績、あるいは実績値を基準としたものでなく過去の実績に基づく推定のコスト属性などであってよい。例えば原油価格の将来予測動向、為替相場の将来予測動向などと、過去の実績値とに基づいて後述するシミュレーション期間での電力コスト属性を予測し他者であってもよい。電力コスト属性は、後述するシミュレーション期間に適用されるべきものとして取得される。また、前述のように電力コスト属性を予測する場合には、電力コスト属性予測部を備えるように構成してもよい。そして、電力コスト属性予測部は、複数の変数を所定の演算式に入力することによって電力コスト属性の予測値を演算するための電力コスト属性予測値演算ルールを保持させ、予測される、あるいは実際の変数をそのルールに入力することによって電力コスト属性が予測値として取得されるように構成することができる。電力コスト属性は前述の通りシミュレーション期間の電力コスト属性であるので、シミュレーション期間の時間軸の関数として得られる値となる。電力コスト属性は、シミュレーション期間を構成している最小の単位に対応して定められている。
シミュレーション期間は、通常,最小の単位はデマンド期間となり複数のデマンド期間の集合で成り立つ。つまり、シミューレーション期間の始期と終期は、デマンド期間の始期であり、同じく終期はデマンド期間の終期である。従って、この場合には電力コスト属性は、デマンド期間単位で定められることとなる。
「デマンド期間」とは、電気料金の基本料金を定めるために用いられる期間で、日本国では毎時正時(1時、2時、3時、4時、5時、6時、7時.8時、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時、19時、20時、21時、22時、23時、24時(0時))から30分間が1デマンド期間であり、さらに次の正時までの30分間が1デマンド期間となる。
図13は、電力需要者との関係で電力供給者別の電力コスト属性の一例を示す図である。例えば、「基本料金・基本料金履歴」「電力料料金・電力料料金履歴」「燃料調整費・燃料調整費履歴」(「燃料調整費」とは、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格)の影響を大きく受けるために、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させたもの。)「単位電力当たりのコストの変動履歴(単年度実績又は複数年平均)」「為替の変動によって受ける単位電力当たりのコストの変動」「原油その他の燃料価格の変動によって受ける単位電力当たりのコストの変動」「関税率の変動によって受ける単位電力当たりのコストの変動」「仕入元の発電所からの託送料の変動によって受ける単位電力当たりのコストの変動」などが挙げられる。
図22は、太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力の4社における具体的な電力コスト属性を示す図である。太平洋電力は、正月やお盆期の昼間の大口需要家に割安という特徴(電力コスト属性)がある。東海電力は、年間を通じて一定程度割安に電力供給しているという特徴(電力コスト属性)がある。日本電力は、基本料金は安いが、電力料料金は比較的高いという特徴(電力コスト属性)がある。大和電力は、決算月(12月、6月)の前後で飛びぬけて安い料金という特徴(電力コスト属性)がある。このように、電力供給会社独自の電力料金プランがあり、各々の特徴を有している。例えば、日本電力の場合には、家庭や小規模会社には有利であるが、電力を大量に消費する会社には不利である。また、家庭や小規模会社であっても、季節ごとに有利(低コスト)な電力供給会社が変わるというのが実際である。
「シミュレーション期間取得部」とは、後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する機能を有する。シミュレーション期間は、通常,最小の単位はデマンド期間となり複数のデマンド期間の集合で成り立つ。つまり、シミューレーション期間の始期と終期は、デマンド期間の始期であり、同じく終期はデマンド期間の終期である。
「デマンド期間」とは、電気料金の基本料金を定めるために用いられる期間で、日本国では毎時正時(1時、2時、3時、4時、5時、6時、7時.8時、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時、19時、20時、21時、22時、23時、24時(0時))から30分間と、さらに次の正時までの30分間を言う。
「電気料金」は通常は次のようにして定められる。
「電気料金」=「基本料金(固定課金)」+「電力量料金(従量課金)」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(電気料金には消費税などの相当額が含まれる。)
「基本料金」=「料金単価」×「契約電力(kW)」×「(185−力率)/100」
「電力量料金」=「電力量料金単価(円/kWh)」×「使用電力量(kWh)」±「燃料費調整額」である。ここで「燃料費調整額」は、燃料[原油・LNG〈液化天然ガス〉・石炭]の価格変動に応じて電気料金を調整する額である。燃料費調整額は、燃料費調整単価(円/kWh)に使用電力量(kWh)を乗じて算出する。
次に契約電力の決定方法を説明する。「契約電力(kW)」の決定方法は、例えば、高圧500kW未満の電力需要者の場合、毎月の契約電力(kW)は、メーターの計量値に基づき実量制により決定される。「実量制」とは、最大需要電力計の組み込まれた電子式電力量計で、消費された30分ごとの電力量の平均を計量し、そのうち月間で最も大きい値を最大デマンド値・最大需要電力とする。当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうちで最も大きい値が契約電力となる。
上述のように、シミュレーション期間の代表的な例では1年間であり、新たな電力供給者と電力供給契約を結ぼうとしている場合には、その想定される契約開始日から1年間とすると便利である。新たな電力供給者に乗り換えるとどの程度向こう1年間で電力コストを抑えられるか見ることができるからである。ここで想定している新たな電力供給者の代表例は、1年を通して、常にその電力需要者に対して時系列でその期間その期間ごとに最低コストで電力を供給する電力供給者(電力供給種別)を切り替えてゆくとした場合にそれと同コストで電力を供給することを約する一の電力供給者等である。つまり、現実にはできない頻繁な電力供給者(電力供給種別)の切り替えを仮想的に行うことを可能とする電力供給ビジネスモデルをサービスする電力供給者である。つまり、その電力供給者は、前述のような、硬直的な電力料金体系(「電気料金」=「基本料金(固定課金)」+「電力量料金(従量課金)」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」)を採用しないのである。
その他にも,シミュレーション期間は,分単位であっても良いし,1時間単位であっても良いし,3時間単位であっても良いし,午前・午後単位であっても良いし,日単位であっても良いし,週単位であっても良いし,月単位であっても良いし,年単位であっても良い。
「電力コストシミュレーション演算式保持部」とは、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持する機能を有する。
代表的な「電力コストシミュレーション演算式」としては、シミューレーション期間の単位時間(例えばデマンド単位期間)ごとに、電力消費属性に含まれている電力消費量の値(例えば1000kwh)と、電力コスト属性に含まれている単位電力量当たりのコスト(金銭単位であっても、それ以外の単位であっても構わない。例えば10円/1kwh)を掛け合わせる処理(例えば1000kwh×(10円/1kwh)=10000円)をするための演算式となる。
「選択部」とは、取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間内で時系列に選択する機能を有する。シミュレーション期間はシーズンが1周する1年間が典型的である。電力消費パターンは、通常1年間で1サイクルするからである。
電力供給種別の選択をする最小の期間単位は、デマンド期間である。デマンド期間は前述の通りであるので、最も頻繁には30分間隔で電力供給種別を選択するように設計できる。ただし、これに限定されるものでなく、30分の自然数倍の期間を電力供給種別の切り替えを行うことができる時間長として選択することができる。電力事業者の切り替えの現実のルールに合わせる必要がない点がこの装置の特徴である。また、この電力供給種別の切り替え期間は、切換期間を選択するように構成することも可能である。その場合には、選択部に切換期間選択手段を設けることが考えられる。
図21は、特定の電力需要者の電力消費属性に基づく電力供給会社4社の月々の特定の電力需要者に対して発生する電力コスト(円/kw)の一例を示す図である。ここでは、時系列での選択期間単位を月単位とし、シミュレーション期間はシーズンが1周する1年間という例で示している。
太平洋電力は、11月が「23.0」、12月が「21.5」、1月が「21.5」、2月が「22.5」、3月が「23.5」、4月が「25.0」、5月が「23.5」、6月が「22.5」、7月が「21.0」、8月が「21.5」、9月が「23.5」、10月が「25.0」である。
東海電力は、11月が「17.5」、12月が「19.0」、1月が「21.5」、2月が「25.0」、3月が「19.5」、4月が「17.0」、5月が「17.5」、6月が「18.5」、7月が「24.0」、8月が「25.5」、9月が「20.0」、10月が「19.0」である。
日本電力は、11月が「17.5」、12月が「20.5」、1月が「23.5」、2月が「25.0」、3月が「22.0」、4月が「22.5」、5月が「20.5」、6月が「18.5」、7月が「21.0」、8月が「23.0」、9月が「22.0」、10月が「22.5」である。
大和電力は、11月が「15.0」、12月が「20.0」、1月が「22.5」、2月が「20.5」、3月が「21.0」、4月が「20.5」、5月が「19.5」、6月が「15.5」、7月が「18.0」、8月が「22.5」、9月が「25.5」、10月が「23.5」である。
以上の電力コストを前提とすると、最も電力コストが低額となる電力供給種別は、図中の数字を囲んでいる部分である。具体的には、11月は「15.0」(大和電力)、12月は「19.0」(東海電力)、1月は「21.5」(太平洋電力、東海電力)、2月は「20.5」(大和電力)、3月は「19.5」(東海電力)、4月は「17.0」(東海電力)、5月は「17.5」(東海電力)、6月は「15.5」(大和電力)、7月は「18.0」(大和電力)、8月は「21.5」(太平洋電力)、9月は「20.0」(東海電力)、10月は「19.0」(東海電力)が最も電力コストが低額となる電力供給種別である。選択部では、当該供給種別が選択される。
図14は、選択部での選択内容の一例をグラフにして示す図である。ここでも、時系列での選択期間単位を月単位とし、シミュレーション期間はシーズンが1周する1年間という例で示している。各数値の内容は図21のとおりであるが、電力コストを縦軸にとったグラフにしてみた場合、最も下にくる電力供給種別が最も電力コストが低額となる電力供給種別なわけであるから、選択される電力供給種別は、各月における最も下にくる電力供給種別ということになる。
図15は、ABCコーヒーチェーンが太平洋電力を利用している場合を例にとって、選択後電力供給種別との電力コストの比較をグラフにした図である。選択後電力供給種別は「最も電力コストが低額となる電力供給種別」なわけであるから、太平洋電力よりも電力コストが高額になることはない。例えば、電力供給会社4社の中で太平洋電力の電力コストが最も低額であった1月と8月は、その電力コストの電力供給種別(太平洋電力)が選択されている。他方、1月と8月を除く月については、太平洋電力以外の会社の電力コストが最も低額であったことから、当該最も低額であった電力会社の電力供給種別が選択される。そのため、その月については、太平洋電力による電力コストよりも低額となる。そのため、年間を通じてみると、ABCコーヒーチェーンにとって、大幅な電力コストのダウンにつながることがシミュレーションによって明らかになる。つまり新たな電力事業者のビジネスモデルとしてこのような料金体系を電力需要者に提示できれば今までにない低コストでの電力供給が電力需要者に対して可能となるので、電力需要者も大きなコスト削減ができその事業者を選択する動機づけとなる。
以上は実績値をコスト属性として採用した場合の選択であるが、電力消費属性と実績値を直接的に採用しない電力コスト属性とに基づいて、最も電力コストが低額になると判断される電力供給種別を選択するように構成しても良い。つまり、電力供給種別毎の過去の実績値そのものを電力コスト属性とする者ではないが、過去の実績値などに基づいて各電力供給種別毎の将来に予測される電力コスト属性を導き出し利用する場合である。具体的には、「電力消費属性」として大口需要家で季節変動が激しいのであれば、シミュレーション期間である将来に予測される「電力コスト属性」で、大口需要家に不利な電力供給種別の選択は避け、しかも季節変動の内容に鑑みて最も安くなる電力供給種別(大量に電力消費する時期に電力コストの単価が安い電力供給種別)を選択するという具合である。この場合には例えば大口需要家に有利と考えられる電力供給種別は複数存在する可能性があってもよい。そしてそのような場合には複数の中からいずれを選択するかは、発明装置を管理する者が決定してもよいし、管理者にシミュレーションを依頼する電力需要者が選択するようにしてもよいし、発明装置が乱数などを利用して任意に選択するように構成してもよい。
また、いずれの電力供給種別を選択するかに関して選択性向が異なるシナリオを複数準備して電力需要者等にシナリオを選択させ、その選択されたシナリオに沿って電力供給種別を選択するように構成することもできる。このために電力コストシミュレーション装置には、シナリオ保持部と、シナリオ選択受付部と、シナリオによって選択部を制御するシナリオ選択制御部を備えるように構成することができる。さらに、電力コストシミュレーション装置は、複数のシナリオをすべて自動的に順次選択して選択部を制御しながら選択を実行し、実行結果を比較して最も電力コストがシミューレーション期間の全体で比較したときに最低となる結果となったシナリオによって選択された選択結果を選択部の選択結果とするように構成することもできる。そのために電力コストシミュレーション装置は、自動シナリオ実行部を有するように構成することができる。また、各種の電力供給や電力需要に関する社会的な出来事に応じて適切なシナリオを準備できるように、シナリオ構成部を設けるようにしてもよい。シナリオ構成部は予測される社会情勢に応じてシナリオに影響を与える変数を有し、実際の社会情勢に応じてその変数に値を代入することでシナリオが生成されるようにすることが好ましい。そのためにはシナリオ構成部に対して変数の値を与えるシナリオ変数取得部を電力コストシミュレーション装置に備えることが好ましい。
図17は、ABCコーヒーチェーンを例にとって、電力消費属性と電力コスト属性とに基づいて、最も電力コストが低額になると判断される電力供給種別を選択する場合の一例を示す図である。ABCコーヒーチェーンは、「正月やお盆の帰省時期に顧客数が急増し、電力消費が増大する」「大口需要家である」という電力消費属性を有するとする。その場合、図22における各社(電力供給種別)の電力コスト属性を踏まえると、大口需要家に不利である日本電力は選択から外れる。その上で、正月やお盆の期間は「太平洋電力」、通常月は「東海電力」、特に大和電力が安い月は「大和電力」という具合に選択することができる。
<ハードウェア構成>
本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成について、図を用いて説明する。
図2は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。 この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(0210)、CPU(0201)、不揮発性メモリ(0203)、メインメモリ(0204)、各種バス(0202a〜0202e)、BIOS(0207)各種インターフェイス(0205、0206、0208)、リアルタイムクロック(0209)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
<チップセット>
「チップセット」は、コンピュータのマザーボードに実装され、CPUの外部バスと、メモリや周辺機器を接続する標準バスとの連絡機能、つまりブリッジ機能を集積した大規模集積回路(LSI)のセットである。2チップセット構成を採用する場合と、1チップセット構成を採用する場合とがある。CPUやメインメモリに近い側をノースブリッジ、遠い側で比較的低速な外部I/Oとのインタフェースの側にサウスブリッジが設けられる。
(ノースブリッジ)
ノースブリッジには、CPUインターフェース、メモリコントローラ、グラフィックインターフェースが含まれる。従来のノースブリッジの機能のほとんどをCPUに担わせてもよい。ノースブリッジは、メインメモリのメモリスロットとはメモリバスを介して接続し、グラフィックカードのグラフィックカードスロットとは、ハイスピードグラフィックバス(AGP、PCI Express)で接続される。
(サウスブリッジ)
サウスブリッジには、PCIインターフェイス(PCIスロット)とはPCIバスを介して接続し、ATA(SATA)インターフェイス、USBインターフェイス、EthernetインターフェイスなどとのI/O機能やサウンド機能を担う。高速な動作が必要でない、あるいは不可能であるようなPS/2ポート、フロッピーディスクドライブ、シリアルポート、パラレルポート、ISAバスをサポートする回路を組み込むことは、チップセット自体の高速化の足かせとなるためサウスブリッジのチップから分離させ、スーパーI/Oチップと呼ばれる別のLSIに担当させることとしてもよい。CPU(MPU)と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスが用いられる。バスはチップセットによって連結される。メインメモリとの接続に利用されるメモリバスは、高速化を図るために、これに代えてチャネル構造を採用してもよい。バスとしてはシリアルバスかパラレルバスを採用できる。パラレルバスは、シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で伝送する。クロック信号の専用線がデータ線と平行して設け、受信側でのデータ復調の同期を行う。CPU(チップセット)と外部デバイスをつなぐバスとしても用いられ、GPIB、IDE/(パラレル)ATA、SCSI、PCIなどがある。高速化に限界があるため、PCIの改良版PCI ExpressやパラレルATAの改良版シリアルATAでは、データラインはシリアルバスでもよい。
<CPU>
CPUはメインメモリ上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで信号からなる情報を同じくメインメモリ上に出力する。CPUはコンピュータ内での演算を行なう中心として機能する。なお、CPUは演算の中心となるCPUコア部分と、その周辺部分とから構成され、CPU内部にレジスタ、キャッシュメモリや、キャッシュメモリとCPUコアとを接続する内部バス、DMAコントローラ、タイマー、ノースブリッジとの接続バスとのインターフェイスなどが含まれる。なお、CPUコアは一つのCPU(チップ)に複数備えられていてもよい。また,CPUに加えて,グラフィックインターフェイス(GPU)若しくはFPUによって,処理を行っても良い。
<不揮発性メモリ>
(HDD)
ハードディスクドライブの基本構造は、磁気ディスク、磁気ヘッド、および磁気ヘッドを搭載するアームから構成される。外部インターフェイスは、SATA(過去ではATA)を採用することができる。高機能なコントローラ、例えばSCSIを用いて、ハードディスクドライブ間の通信をサポートする。例えば、ファイルを別のハードディスクドライブにコピーする時、コントローラがセクタを読み取って別のハードディスクドライブに転送して書き込むといったことができる。この時ホストCPUのメモリにはアクセスしない。したがってCPUの負荷を増やさないで済む。
<メインメモリ>
CPUが直接アクセスしてメインメモリ上の各種プログラムを実行する。メインメモリは揮発性のメモリでDRAMが用いられる。メインメモリ上のプログラムはプログラムの起動命令を受けて不揮発性メモリからメインメモリ上に展開される。その後もプログラム内で各種実行命令や、実行手順に従ってCPUがプログラムを実行する。
<オペレーティングシステム(OS)>
オペレーティングシステムはコンピュータ上の資源をアプリケーションに利用させるための管理をしたり、各種デバイスドライバを管理したり、ハードウエアであるコンピュータ自身を管理するために用いられる。小型のコンピュータではオペレーティングシステムとしてファームウエアを用いることもある。
<BIOS>
BIOSは、コンピュータのハードウエアを立上てオペレーティングシステムを稼働させるための手順をCPUに実行させるもので、最も典型的にはコンピュータの起動命令を受けるとCPUが最初に読取りに行くハードウエアである。ここには、ディスク(不揮発性メモリ)に格納されているオペレーティングシステムのアドレスが記載されており、CPUに展開されたBIOSによってオペレーティングシステムが順次メインメモリに展開されて稼働状態となる。なお、BIOSは、バスに接続されている各種デバイスの有無をチェックするチェック機能をも有している。チェックの結果はメインメモリ上に保存され、適宜オペレーティングシステムによって利用可能な状態となる。なお、外部装置などをチェックするようにBIOSを構成してもよい。
以上については,他の実施形態でも同様である。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施形態において「主メモリ」に格納されているプログラムは、電力消費属性取得プログラムと電力コスト属性取得プログラムとシミュレーション期間取得プログラムと電力コストシミュレーション演算式保持プログラムと選択プログラムである。また、「主メモリ」と「HDD」には、電力消費属性、電力コスト属性、シミュレーション期間、電力コストシミュレーション演算式などが格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている電力消費属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力消費属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力コスト属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているシミュレーション期間取得プログラムを実行して、シミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている選択プログラムを実行して、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する。
<処理の流れ>
図3は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図3にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0301)と、電力コスト属性取得ステップ(S0302)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0303)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0304)と、選択ステップ(S0305)からなる処理方法である。
「電力消費属性取得ステップ」とは、電力需要者の電力消費属性を取得する段階である。
「電力コスト属性取得ステップ」とは、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する段階である。
「シミュレーション期間取得ステップ」とは、後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する段階である。
「電力コストシミュレーション演算式取得ステップ」とは、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を取得する段階である。
「選択ステップ」とは、取得した電力消費属性と、保持されている電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する段階である。
<まとめ>
以上により、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
実施形態2
本実施形態は、実施形態1の特徴に加えて、時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算し、演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力するように構成されている電力コストシミュレーション装置を提供する。
以下、本実施形態における電力コストシミュレーション装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図4は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0401)と電力コスト属性取得部(0402)とシミュレーション期間取得部(0403)と電力コストシミュレーション演算式保持部(0404)と選択部(0405)と電力コスト演算部(0406)と選択後電力コストシミュレーション結果出力部(0407)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、電力コスト演算部と選択後電力コストシミュレーション結果出力部を除く各機能については、実施形態1と同様であるため、電力コスト演算部と選択後電力コストシミュレーション結果出力部の機能に限定して説明する。
「電力コスト演算部」とは、選択部での時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する機能を有する。
「電力コスト」とは、電力を消費するために支払うべき対価であって、一般的には通貨の単位で示される。ただし、金銭にのみ限られず、流通している電子マネーや流通して有価証券として価値を有するポイントなどに換算して示してもよい。例えばポイントとしては、各電力供給種別が発行するポイントなどを挙げることができる。
さらに電力コストは電力需要者のシミュレーション期間中に電力消費属性によって予測される電力消費量に対して演算した電力消費量見合いの電力コストでもよいし、電力消費属性によって予測される電力消費量でなく、その電力消費を前提として単位電力消費量当たりの電力コストを算出してもよい。
さらに演算される電力コストは、シミュレーション期間を複数のサブ期間に分けてサブ期間単位で算出され結果が示されるものであってもよい。また、電力コストは、電力コストを演算するために用いた電力コスト属性や、電力消費属性の代表値あるいは、一例で演算されたものであり、これらの値を変更して再シミュレーションが直ちに示されるようなダイナミック関数を有する電力コストであってもよい。つまり、電力コストのグラフなどが一旦は示されるが電力コスト属性や電力消費属性として利用された値がディスプレイなどに表示され、そのディスプレイに表示された値を電力需要者や電力コストシミュレーション装置の管理者が変更できるように構成し、変更した後に再計算ボタンなどを押下すると、新たな演算が直ちに行われグラフが動的に変化するように構成することができる。そのために演算結果自体が変数の変更を受付けるダイナミック関数であるように演算部はダイナミック関数型演算結果演算手段を有するように構成することができる。
「選択後電力コストシミュレーション結果出力部」とは、電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する機能を有する。出力は不揮発性メモリ、主メモリ、に出力されたのちにディスプレイに表示されたり、ネットワークを介して電力コストシミュレーション装置と通信をしている端末に対して出力されたり、するように構成してもよい。さらにはプリンターや印刷機から紙に印刷等されて出力されるように構成してもよい。また複数の出力形式で同時に出力されるように構成してもよい。例えばインターネットを介して閲覧させるためにウエブページとして出力されるように構成するとともに、電子メールやSNSなどの電力需要者が利用している端末で閲覧可能となるように構成することもできる。もちろん音声で出力されてもよい。さらに、選択後電力コストシミュレーション結果には、単に金銭単位等のコストのみでなく、シミュレーションの各期に選択された電力供給種別を特定するための情報や、その電力供給種別が選択された理由、さらに、他の電力供給種別を選択した場合との比較などを含めたものであってもよい。さらに、その電力コストシミュレーションを行うにあたって想定した事情(原油価格などの燃料価格の変動予想、為替の変動予想)などを含めてもよい。なお出力がウエブページなどを介して行われる場合には、電力コスト属性や電力消費属性の各変数をウエブページ上で操作変更でき、その変更結果もダイナミックに閲覧できるように構成してもよい。
図23は、シミュレーション結果の出力内容の一例を示す図である。この一例では、従来の電力料金では1年間で「2、605万円」であったのが、選択部での時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストによれば1年間で「2、058万円」ということになる。この例では、1年間で「547万円」の電力コスト削減になるということが一見して分かるようになっている。
<ハードウェア構成>
図5は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(0510)、CPU(0501)、不揮発性メモリ(0503)、メインメモリ(0504)、各種バス(0502a〜0502e)、BIOS(0507)各種インターフェイス(0505、0506、0508)、リアルタイムクロック(0509)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施形態において「主メモリ」に格納されているプログラムは、電力消費属性取得プログラムと電力コスト属性取得プログラムとシミュレーション期間取得プログラムと電力コストシミュレーション演算式保持プログラムと選択プログラムと電力コスト演算プログラムと選択後電力コストシミュレーション結果出力プログラムである。
また、「主メモリ」と「HDD」には、実施形態1と同様に、電力消費属性、電力コスト属性、シミュレーション期間、電力コストシミュレーション演算式などが格納されている。さらに、本実施形態では、電力コストと選択後電力コストシミュレーション結果が格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている電力消費属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力消費属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力コスト属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているシミュレーション期間取得プログラムを実行して、シミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている選択プログラムを実行して、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト演算プログラムを実行して、時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する。そして、「主メモリ」に格納されている選択後電力コストシミュレーション結果出力プログラムを実行して、電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する。
<処理の流れ>
図6は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図6にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0601)と、電力コスト属性取得ステップ(S0602)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0603)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0604)と、選択ステップ(S0605)と、電力コスト演算ステップ(S0606)と、選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップ(S0607)からなる処理方法である。なお、このうち、電力コスト演算ステップと選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップを除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、電力コスト演算ステップと選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップについて説明する。
「電力コスト演算ステップ」とは、選択ステップでの時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する段階である。
「電力コスト演算ステップ」とは、電力コスト演算ステップでの演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する段階である。
<まとめ>
これらにより、最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択した場合の電力コストのシミュレーション結果を出力することができる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
実施形態3
本実施形態は、実施形態1又は実施形態2の特徴に加えて、複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力するように構成されている電力コストシミュレーション装置を提供する。
以下、本実施形態における電力コストシミュレーション装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図7は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0701)と、電力コスト属性取得部(0702)と、シミュレーション期間取得部(0703)と、電力コストシミュレーション演算式保持部(0704)と、選択部(0705)と、電力コスト演算部(0706)と、電力コストシミュレーション結果比較出力部(0707)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、電力コストシミュレーション結果比較出力部を除く各機能については、実施形態1と同様であるため、電力コストシミュレーション結果比較出力部の機能に限定して説明する。
「電力コストシミュレーション結果比較出力部」とは、複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する。例えば、図14に示すような出力をするものである。この図では各月に太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力のそれぞれのコストが示されている。このように同時期に複数の電力供給種別についての電力コストを算出して比較可能に出力することによって、各電力供給種別を相互にコスト面から比較可能とする。
「電力コストシミュレーション演算部」を有するように構成し、これによって同時期に複数種類の電力供給種別の電力コストを算出するように構成することもできる。例えば、同月に前述のように太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力のそれぞれのコストを算出する。この算出は各電力供給種別の電力供給属性と、電力需要者の電力消費属性と、それぞれの電力供給種別の電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて演算される。
「電力コスト取得部」を有するように構成し、電力コストシミュレーション演算部の機能は電力コストシミュレーション装置外で行うように構成することも考えられる。電力コスト取得部は、蓄積されている各電力供給種別の同時期の電力コストを取得し、前記電力コストシミュレーション結果比較出力部に渡すように構成してもよい。
「表示部」を有するように構成するのが好ましい。表示部は比較対象となる各電力供給種別の電力コストを数値で表して表形式にして表示してもよいし、数値をグラフ化して表示するように構成することもできる。また、複数の電力供給種別の同時期の比較結果の中から最低コストの電力供給種別の電力コストを他の電力コストと識別することが容易になるように表示することが好ましい。識別容易とするためには、最低の電力コストの値を太字で表したり、他と異なる色彩で表したりすることで実現できる。さらに、電力供給種別がカーソルなどのポインターをグラフ上に置くことで表示されるように構成することもできる。
なお、比較結果の表示の方式としては、異なるシミュレーション期間の同一の電力供給種別の電力コストを比較可能に表示するように構成することも考えられる。例えば発電所の休止期間と、その休止していた発電所が再稼働した機関とでは、電力供給者(電力供給種別)の課金ポリシーが変更されることがあり、そのポリシーの変更の前後を比較するなどが可能となる。
<ハードウェア構成>
図8は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(0810)、CPU(0801)、不揮発性メモリ(0803)、メインメモリ(0804)、各種バス(0802a〜0802e)、BIOS(0807)各種インターフェイス(0805、0806、0808)、リアルタイムクロック(0809)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施形態において「主メモリ」に格納されているプログラムは、電力消費属性取得プログラムと電力コスト属性取得プログラムとシミュレーション期間取得プログラムと電力コストシミュレーション演算式保持プログラムと選択プログラムと電力コストシミュレーション結果比較出力プログラムである。
また、「主メモリ」と「HDD」には、実施形態1と同様に、電力消費属性、電力コスト属性、シミュレーション期間、電力コストシミュレーション演算式などが格納されている。さらに、本実施形態では、電力コストシミュレーション結果が格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている電力消費属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力消費属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力コスト属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているシミュレーション期間取得プログラムを実行して、シミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている選択プログラムを実行して、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コストシミュレーション結果比較出力プログラムを実行して、複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する。
<処理の流れ>
図9は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図9にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0901)と、電力コスト属性取得ステップ(S0902)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0903)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0904)と、選択ステップ(S0905)と、電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ(S0906)からなる処理方法である。なお、このうち、選択ステップと、電力コストシミュレーション結果比較出力ステップと、を除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、電力コストシミュレーション結果比較出力について説明する。
「電力コストシミュレーション結果比較出力」とは、複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する段階である。
「選択ステップ」は、複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択する機能以外に、複数の電力供給種別の中から二以上の電力供給種別を選択するステップを実行する機能を有している。この複数の電力供給種別を選択することにより、前述の電力コスト取得部にそれぞれの電力コストを取得するステップを実行させたり、その電力供給種別の電力コストを外部の蓄積部などから取得する取得ステップを実行させるように構成することができる。
<まとめ>
これらにより、需要者にて、複数の電力供給種別につき、電力コストのシミュレーション結果を比較することを可能とする電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
実施形態4
本実施形態は、実施形態2に加えた実施形態3の特徴に加えて、一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力するように構成されている事業継続性格付システムを提供する。
以下、本実施形態における電力コストシミュレーション装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図10は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(1001)と電力コスト属性取得部(1002)とシミュレーション期間取得部(1003)と電力コストシミュレーション演算式保持部(1004)と選択部(1005)と電力コスト演算部(1006)と選択後電力コストシミュレーション結果出力部(1007)と選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部(1008)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部を除く各機能については、実施形態2と同様であるため、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部の機能に限定して説明する。
「選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部」とは、一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する機能を有する。
<ハードウェア構成>
図11は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(1110)、CPU(1101)、不揮発性メモリ(1103)、メインメモリ(1104)、各種バス(1102a〜1102e)、BIOS(1107)各種インターフェイス(1105、1106、1108)、リアルタイムクロック(1109)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施形態において「主メモリ」に格納されているプログラムは、電力消費属性取得プログラムと電力コスト属性取得プログラムとシミュレーション期間取得プログラムと電力コストシミュレーション演算式保持プログラムと選択プログラムと電力コスト演算プログラムと選択後電力コストシミュレーション結果出力プログラムと選択後電力コストシミュレーション結果比較出力プログラムである。
また、「主メモリ」と「HDD」には、実施形態2と同様に、電力消費属性、電力コスト属性、シミュレーション期間、電力コストシミュレーション演算式、電力コストと選択後電力コストシミュレーション結果などが格納されている。さらに、本実施形態では、電力コストシミュレーション結果が格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている電力消費属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力消費属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力コスト属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているシミュレーション期間取得プログラムを実行して、シミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている選択プログラムを実行して、取得した電力消費属性と保持されている電力コストシミュレーション演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト演算プログラムを実行して、時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する。そして、「主メモリ」に格納されている選択後電力コストシミュレーション結果出力プログラムを実行して、電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する。さらに、「主メモリ」に格納されている選択後電力コストシミュレーション結果比較出力プログラムを実行して、一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する。
<処理の流れ>
図12は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図12にあるように、電力消費属性取得ステップ(S1201)と、電力コスト属性取得ステップ(S1202)と、シミュレーション期間取得ステップ(S1203)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S1204)と、選択ステップ(S1205)と、電力コスト演算ステップ(S1206)と、選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップ(S1207)と、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ(S1208)からなる処理方法である。なお、このうち、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップを除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップについて説明する。
「選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ」とは、一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する段階である。
<まとめ>
これらにより、最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択した場合の電力コストのシミュレーション結果と、他の電力供給種別における電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力することができる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
実施形態5
本実施形態は、電力需要者の電力消費量と、電力供給種別ごとの電力コスト属性と、後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間を取得し、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性とに応じて電力料金算出期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を保持し、電力消費量と電力コスト属性と電力コスト算出演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する電力料金算出装置を提供する。
以下、本実施形態における電力料金算出装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
「電力供給種別」「電力コスト属性」の定義は,実施形態1で述べたことと同様である。
<機能的構成>
図24は、本実施形態における電力料金算出装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力料金算出装置は、電力消費量取得部(2501)と電力コスト属性取得部(2502)と電力料金算出期間取得期間取得部(2503)と電力コスト算出演算式保持部(2504)と選択部(2505)を有する。以下、機能的構成については、具体的に各機能の内容につき説明する。
「電力消費量取得部」とは、電力需要者の電力消費属性を取得する機能を有する。「電力消費量」とは、時系列での実際の電力消費量を示すものである。時系列とは、例えば、年、月、週などが挙げられる。
「電力コスト属性取得部」は、実施形態1の説明と同様である。
「電力料金算出期間取得部」とは、電力料金算出の期間である電力料金算出期間を取得する機能を有する。電力料金算出期間は最小の単位はデマンド期間となり複数のデマンド期間の集合で成り立つ。つまり、シミューレーション期間の始期と終期は、デマンド期間の始期であり、同じく終期はデマンド期間の終期である。
「電力コスト算出演算式保持部」とは、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を保持する機能を有する。
本実施例における「選択部」とは、取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する機能を有する。
電力供給種別の選択をする最小の期間単位は、デマンド期間である。デマンド期間は前述の通りであるので、最も頻繁には30分間隔で電力供給種別を選択するように設計できる。ただし、これに限定されるものでなく、30分の自然数倍の期間を電力供給種別の切り替えを行うことができる時間長として選択することができる。電力事業者の切り替えの現実のルールに合わせる必要がない点がこの装置の特徴である。また、この電力供給種別の切り替え期間は、切換期間を選択するように構成することも可能である。その場合には、選択部に切換期間選択手段を設けることが考えられる。
さらに電気料金算出装置は,選択部での選択結果と、その選択された電力供給種別の電力供給属性とに基づいて電力料金算出期間内でのその電力需要者に対する電力料金の算出する電力料金算出部をさらに有していても良い。
以上のとおり、複数の電力供給種別の中で最も低額である電力供給種別を時系列ごとに選択するという基本的な発想は実施形態1と同様であるが、予測というシミュレーションではなく、実際の電力消費量に応じて,時系列ごとに最も低額な電力供給種別を選択して電力料金を課金するという点が実施形態1とは異なるものである。
<ハードウェア構成>
本実施形態における電力料金算出装置のハードウェア構成について、図を用いて説明する。
図25は、本実施形態における電力料金算出装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(2510)、CPU(2501)、不揮発性メモリ(2503)、メインメモリ(2504)、各種バス(2502a〜2502e)、BIOS(2507)各種インターフェイス(2505、2506、2508)、リアルタイムクロック(2509)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施形態において「主メモリ」に格納されているプログラムは、電力消費量取得プログラムと電力コスト属性取得プログラムと電力料金算出期間取得プログラムと電力コスト算出演算式保持プログラムと選択プログラムである。また、「主メモリ」と「HDD」には、電力消費量、電力コスト属性、電力料金算出期間、電力コスト算出演算式などが格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている電力消費量取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力消費量を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力コスト属性取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてユーザ端末装置から電力コスト属性を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている電力料金算出期間取得プログラムを実行して、電力料金算出期間を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている選択プログラムを実行して、取得した電力消費量と保持されている電力コスト算出演算式とに基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する。
<処理の流れ>
図26は、本実施形態における電力料金算出装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図3にあるように、電力消費量取得ステップ(S2701)と、電力コスト属性取得ステップ(S2702)と、電力料金算出期間取得ステップ(S2703)と、電力コスト算出演算式取得ステップ(S2704)と、選択ステップ(S2705)からなる処理方法である。
「電力消費量取得ステップ」とは、電力需要者の電力消費量を取得する段階である。
「電力コスト属性取得ステップ」とは、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する段階である。
「電力料金算出期間取得ステップ」とは、電力料金算出の期間である電力料金算出期間を取得する段階である。
「電力コスト算出演算式取得ステップ」とは、複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を取得する段階である。
「選択ステップ」とは、取得した電力消費量と、保持されている電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する段階である。
<まとめ>
以上により、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力料金算出装置を提供することができる。
<その他の実施形態>
以上に代えて,単位時間長の複数で構成され,エネルギー消費によって稼働される設備の設備稼働演算期間を保持する設備稼働演算期間保持部と,設備稼働演算期間における単位時間長単位での基本となる設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持部と,設備稼働計画期間における単位時間長単位での消費エネルギーの単価である消費エネルギー単価を取得する消費エネルギー単価取得部と,ネガワット要請を取得するネガワット要請取得部と、ネガワット要請に応じて基本設備稼働量を編集ないしは変更等(編集・変更しないで全く新たに設備稼働計画を策定する場合でもよい。)して新たに設備稼働計画量を演算するためのネガワット設備稼働計画演算式を一以上保持するネガワット設備稼働計画量演算式保持部と、取得された消費エネルギー単価と取得したネガワット要請と保持されているネガワット設備稼働計画演算式とに基づいて,設備稼働計画期間における各単位時間の設備稼働量と取得された消費エネルギー単価との積の総和が基本設備稼働量で稼働した場合に比較して少なくなり,かつ,ネガワット要請を満たし,さらに,総設備稼働量(又は総消費エネルギー)が基本設備稼働量(又は基本設備稼働量に対応する総消費エネルギー)を所定の範囲内で下回らないようにネガワット設備稼働計画演算式を用いて設備稼働計画期間における各単位時間での設備稼働計画量を演算するネガワット設備稼働計画量演算部と、をさらに有する設備稼働計画支援装置であっても良い。
また,電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得部と、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、単位時間長の複数で構成され,エネルギー消費によって稼働される設備の設備稼働演算期間を保持する設備稼働演算期間保持部と,設備稼働演算期間における単位時間長単位での基本となる設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持部と,設備稼働計画期間における単位時間長単位での消費エネルギーの単価である消費エネルギー単価をエネルギー供給種別毎に取得する消費エネルギー単価取得部と,ネガワット要請を取得するネガワット要請取得部と、ネガワット要請に応じて設備稼働計画量を演算するためのネガワット設備稼働計画演算式を一以上保持するネガワット設備稼働計画量演算式保持部と、取得されたエネルギー供給種別毎の消費エネルギー単価と取得したネガワット要請と保持されているネガワット設備稼働計画演算式とに基づいて,設備稼働計画期間における各単位時間の設備稼働量と取得された消費エネルギー単価との積の総和が基本設備稼働量で稼働した場合に比較して少なくなる電力供給種別を選択したうえで,かつ,ネガワット要請を満たし,さらに,総設備稼働量(又は総消費エネルギー)が基本設備稼働量(又は基本設備稼働量に対応する総消費エネルギー)を所定の範囲内で下回らないようにネガワット設備稼働計画演算式を用いて設備稼働計画期間における各単位時間での設備稼働計画量を演算するネガワット設備稼働計画量演算部と、をさらに有する設備稼働計画支援装置であっても良い。
チップセット:0210,0510
CPU:0201,0501
不揮発性メモリ:0203,0503
メインメモリ:0204,0504
各種バス:0202a〜0202e,0502a〜0502e
BIOS:0207,0507
各種インターフェイス:0205、0206、0208,0505、0506、0508リアルタイムクロック:0209,0509

Claims (19)

  1. 電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得部と、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、
    後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得部と、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持する電力コストシミュレーション演算式保持部と、
    取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択部と、
    を有する電力コストシミュレーション装置。
  2. 選択部での時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算部と、
    電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力部と、
    をさらに有する請求項1に記載の電力コストシミュレーション装置。
  3. シミュレーション期間中の同時期に異なる複数の電力供給種別を選択した結果について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の電力コストシミュレーション装置。
  4. 一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する請求項2に従属する請求項3に記載の電力コストシミュレーション装置。
  5. 電力コストシミュレーション装置の動作方法であって、
    電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得ステップと、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
    後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得ステップと、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を取得する電力コストシミュレーション演算式取得ステップと、
    取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択ステップと、
    を有する電力コストシミュレーション装置の動作方法。
  6. 選択ステップでの時系列な電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算ステップと、
    電力コスト演算ステップでの演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップと、
    をさらに有する請求項5に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。
  7. 複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
    をさらに有する請求項5又は請求項6に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。
  8. 一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
    をさらに有する請求項6又は請求項6に従属する請求項7に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。
  9. 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
    電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得ステップと、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
    後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得ステップと、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を取得する電力コストシミュレーション演算式取得ステップと、
    取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択ステップと、
    を有する計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。
  10. 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
    選択ステップでの時系列な電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算ステップと、
    電力コスト演算ステップでの演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップと、
    をさらに実行させるための請求項9に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。
  11. 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
    複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
    をさらに実行させるための請求項9又は請求項10に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。
  12. 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
    一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
    をさらに実行させるための請求項10又は請求項10に従属する請求項11に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。
  13. 電力消費属性取得部は、
    シミュレーション期間における単位時間長単位での基本となる電力消費属性を構成する設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持手段と、
    シミュレーション期間における単位時間長単位での試験的となる設備稼働量である試験的設備稼働量を取得する試験的設備稼働量取得手段と、
    試験的設備稼働量を含む電力消費属性を生成する試験的電力消費属性生成手段
    を有する請求項1から請求項4に記載の電力コストシミュレーション装置。
  14. 前記単位時間長は、正時からの30分単位、正時からの30分単位の自然数倍、正時からの24時間単位、のいずれか一以上の単位時間長である請求項13に記載の電力コストシミュレーション装置。
  15. 試験的設備稼働量取得手段は、ある単位時間長の設備稼働量と、他の単位時間長の設備稼働量とを入れ替える入替器を有する請求項13又は請求項14に記載の電力コストシミュレーション装置。
  16. 電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得部と、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、
    後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間を取得する電力料金算出期間取得部と、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を保持する電力コスト算出演算式保持部と、
    取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択部と、
    を有する電力料金算出装置。
  17. 選択部での選択結果と、その選択された電力供給種別の電力供給属性とに基づいて電力料金算出期間内でのその電力需要者に対する電力料金の算出する電力料金算出部をさらに有する請求項16に記載の電力料金算出装置。
  18. 電力料金算出装置の動作方法であって、
    電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得ステップと、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
    後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間期間を取得する電力料金算出期間期間取得ステップと、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を取得する電力コスト算出演算式取得ステップと、
    取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択ステップと、
    を有する電力料金算出装置の動作方法。
  19. 計算機である電力料金算出装置に読取実行可能に記述した電力コスト算出プログラムであって、
    電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得ステップと、
    電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
    後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間期間を取得する電力料金算出期間期間取得ステップと、
    複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を取得する電力コスト算出演算式取得ステップと、
    取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択ステップと、
    を計算機である電力料金算出装置に実行させるための電力料金算出装置に読取実行可能に記述した電力料金算出装置の動作プログラム。
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