JPWO2020153440A1 - 電力コストシミュレーション装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図19は、多く存在する電力供給会社のうち、選択肢となる「利用可能電力供給種別」の選択の一例を示す図である。候補としては「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」「奈良電力」「沖縄電力」があり、「ABCコーヒーチェーン」が利用可能な利用可能電力供給種別としては、「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」が選択されている。後述する選択部での「最も電力コストが低額となる電力供給種別」は、この選択されている電力供給種別の範囲で行われることとなる。
以下の図を用いた説明における具体例では、仮想の企業として、電力供給者である「太平洋電力」「東海電力」「日本電力」「大和電力」、電力需要者として「ABCコーヒーチェーン」を例に説明していく。
図1は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0101)と電力コスト属性取得部(0102)とシミュレーション期間取得部(0103)と電力コストシミュレーション演算式保持部(0104)と選択部(0105)を有する。以下、機能的構成については、具体的に各機能の内容につき説明する。
電力消費属性取得部は、あらかじめ準備されている電力消費属性の複数のパターンから選択されてもよいし、あらかじめ準備されている電力消費属性のひながたであって、空欄を穴埋めすることによって電力消費属性を取得できるようなものであってもよい。あるいは、この穴埋め式(テキストの場合もあり。)を最初に選択させて、その後穴埋めをするようにして電力消費属性を取得するように構成してもよい。穴埋めはプルダウンメニューの選択によって行われるように構成してもよい。
例えば、「最大消費ピーク時間帯(デマンド期間)」「(平均)使用電力量(デマンド期間別)」「最大使用電力(デマンド期間別)」「契約電力供給種別」「消費電力変化傾向(増加率、減少率)」「電力需要者の属する産業分類」「企業規模を示す情報(年間売上、従業員数、上場企業の場合には時価総額)」「電力を消費する機器別の電力消費割合」「電力消費地(地域、住所)」「電力需要者の節電履歴(節電予想)」などが挙げられる。
試験的設備稼働量は、保持されている基本設備稼働量を編集することによって得られるように構成することが好ましい。基本的設備稼働量をどの程度変化させると、どのような電力供給種別の選択が有利であるかが選択部の選択結果から得られるという効果がある。さらに、この選択結果に基づいて電力コストのシミュレーションも可能であり、基本設備稼働量をどう変化させると、コストがどのように変化するかを知ることができる。さらに一の基本的設備稼働量を出発として、複数の試験的設備稼働量を取得し、これらのそれぞれについて選択部での選択結果を比較したり、コストのシミュレーション結果を比較することで、設備の仮想的な稼働計画での差異を見ることができる。さらにこれに重ねて、シミュレーション期間の同一期間で異なる複数種の電力供給種別をそれぞれ選んだ結果も比較できるようになる。なお、電力コスト属性には電力のコストの他に例えばCO2の排出コストや、炭素税額が含まれるように構成してもよい。炭素税は、電力供給者に課される場合には電力コストに一般に含まれるが、炭素税の部分を明示的に抜き出して示すことによって、社会的責任投資のバロメーターとして意識するための指標とすることもできる。
シミュレーション期間は、通常,最小の単位はデマンド期間となり複数のデマンド期間の集合で成り立つ。つまり、シミューレーション期間の始期と終期は、デマンド期間の始期であり、同じく終期はデマンド期間の終期である。従って、この場合には電力コスト属性は、デマンド期間単位で定められることとなる。
「デマンド期間」とは、電気料金の基本料金を定めるために用いられる期間で、日本国では毎時正時(1時、2時、3時、4時、5時、6時、7時.8時、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時、19時、20時、21時、22時、23時、24時(0時))から30分間が1デマンド期間であり、さらに次の正時までの30分間が1デマンド期間となる。
「デマンド期間」とは、電気料金の基本料金を定めるために用いられる期間で、日本国では毎時正時(1時、2時、3時、4時、5時、6時、7時.8時、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時、19時、20時、21時、22時、23時、24時(0時))から30分間と、さらに次の正時までの30分間を言う。
「電気料金」は通常は次のようにして定められる。
「電気料金」=「基本料金(固定課金)」+「電力量料金(従量課金)」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(電気料金には消費税などの相当額が含まれる。)
「基本料金」=「料金単価」×「契約電力(kW)」×「(185−力率)/100」
「電力量料金」=「電力量料金単価(円/kWh)」×「使用電力量(kWh)」±「燃料費調整額」である。ここで「燃料費調整額」は、燃料[原油・LNG〈液化天然ガス〉・石炭]の価格変動に応じて電気料金を調整する額である。燃料費調整額は、燃料費調整単価(円/kWh)に使用電力量(kWh)を乗じて算出する。
次に契約電力の決定方法を説明する。「契約電力(kW)」の決定方法は、例えば、高圧500kW未満の電力需要者の場合、毎月の契約電力(kW)は、メーターの計量値に基づき実量制により決定される。「実量制」とは、最大需要電力計の組み込まれた電子式電力量計で、消費された30分ごとの電力量の平均を計量し、そのうち月間で最も大きい値を最大デマンド値・最大需要電力とする。当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうちで最も大きい値が契約電力となる。
上述のように、シミュレーション期間の代表的な例では1年間であり、新たな電力供給者と電力供給契約を結ぼうとしている場合には、その想定される契約開始日から1年間とすると便利である。新たな電力供給者に乗り換えるとどの程度向こう1年間で電力コストを抑えられるか見ることができるからである。ここで想定している新たな電力供給者の代表例は、1年を通して、常にその電力需要者に対して時系列でその期間その期間ごとに最低コストで電力を供給する電力供給者(電力供給種別)を切り替えてゆくとした場合にそれと同コストで電力を供給することを約する一の電力供給者等である。つまり、現実にはできない頻繁な電力供給者(電力供給種別)の切り替えを仮想的に行うことを可能とする電力供給ビジネスモデルをサービスする電力供給者である。つまり、その電力供給者は、前述のような、硬直的な電力料金体系(「電気料金」=「基本料金(固定課金)」+「電力量料金(従量課金)」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」)を採用しないのである。
その他にも,シミュレーション期間は,分単位であっても良いし,1時間単位であっても良いし,3時間単位であっても良いし,午前・午後単位であっても良いし,日単位であっても良いし,週単位であっても良いし,月単位であっても良いし,年単位であっても良い。
代表的な「電力コストシミュレーション演算式」としては、シミューレーション期間の単位時間(例えばデマンド単位期間)ごとに、電力消費属性に含まれている電力消費量の値(例えば1000kwh)と、電力コスト属性に含まれている単位電力量当たりのコスト(金銭単位であっても、それ以外の単位であっても構わない。例えば10円/1kwh)を掛け合わせる処理(例えば1000kwh×(10円/1kwh)=10000円)をするための演算式となる。
電力供給種別の選択をする最小の期間単位は、デマンド期間である。デマンド期間は前述の通りであるので、最も頻繁には30分間隔で電力供給種別を選択するように設計できる。ただし、これに限定されるものでなく、30分の自然数倍の期間を電力供給種別の切り替えを行うことができる時間長として選択することができる。電力事業者の切り替えの現実のルールに合わせる必要がない点がこの装置の特徴である。また、この電力供給種別の切り替え期間は、切換期間を選択するように構成することも可能である。その場合には、選択部に切換期間選択手段を設けることが考えられる。
太平洋電力は、11月が「23.0」、12月が「21.5」、1月が「21.5」、2月が「22.5」、3月が「23.5」、4月が「25.0」、5月が「23.5」、6月が「22.5」、7月が「21.0」、8月が「21.5」、9月が「23.5」、10月が「25.0」である。
東海電力は、11月が「17.5」、12月が「19.0」、1月が「21.5」、2月が「25.0」、3月が「19.5」、4月が「17.0」、5月が「17.5」、6月が「18.5」、7月が「24.0」、8月が「25.5」、9月が「20.0」、10月が「19.0」である。
日本電力は、11月が「17.5」、12月が「20.5」、1月が「23.5」、2月が「25.0」、3月が「22.0」、4月が「22.5」、5月が「20.5」、6月が「18.5」、7月が「21.0」、8月が「23.0」、9月が「22.0」、10月が「22.5」である。
大和電力は、11月が「15.0」、12月が「20.0」、1月が「22.5」、2月が「20.5」、3月が「21.0」、4月が「20.5」、5月が「19.5」、6月が「15.5」、7月が「18.0」、8月が「22.5」、9月が「25.5」、10月が「23.5」である。
以上の電力コストを前提とすると、最も電力コストが低額となる電力供給種別は、図中の数字を囲んでいる部分である。具体的には、11月は「15.0」(大和電力)、12月は「19.0」(東海電力)、1月は「21.5」(太平洋電力、東海電力)、2月は「20.5」(大和電力)、3月は「19.5」(東海電力)、4月は「17.0」(東海電力)、5月は「17.5」(東海電力)、6月は「15.5」(大和電力)、7月は「18.0」(大和電力)、8月は「21.5」(太平洋電力)、9月は「20.0」(東海電力)、10月は「19.0」(東海電力)が最も電力コストが低額となる電力供給種別である。選択部では、当該供給種別が選択される。
また、いずれの電力供給種別を選択するかに関して選択性向が異なるシナリオを複数準備して電力需要者等にシナリオを選択させ、その選択されたシナリオに沿って電力供給種別を選択するように構成することもできる。このために電力コストシミュレーション装置には、シナリオ保持部と、シナリオ選択受付部と、シナリオによって選択部を制御するシナリオ選択制御部を備えるように構成することができる。さらに、電力コストシミュレーション装置は、複数のシナリオをすべて自動的に順次選択して選択部を制御しながら選択を実行し、実行結果を比較して最も電力コストがシミューレーション期間の全体で比較したときに最低となる結果となったシナリオによって選択された選択結果を選択部の選択結果とするように構成することもできる。そのために電力コストシミュレーション装置は、自動シナリオ実行部を有するように構成することができる。また、各種の電力供給や電力需要に関する社会的な出来事に応じて適切なシナリオを準備できるように、シナリオ構成部を設けるようにしてもよい。シナリオ構成部は予測される社会情勢に応じてシナリオに影響を与える変数を有し、実際の社会情勢に応じてその変数に値を代入することでシナリオが生成されるようにすることが好ましい。そのためにはシナリオ構成部に対して変数の値を与えるシナリオ変数取得部を電力コストシミュレーション装置に備えることが好ましい。
本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成について、図を用いて説明する。
<チップセット>
「チップセット」は、コンピュータのマザーボードに実装され、CPUの外部バスと、メモリや周辺機器を接続する標準バスとの連絡機能、つまりブリッジ機能を集積した大規模集積回路(LSI)のセットである。2チップセット構成を採用する場合と、1チップセット構成を採用する場合とがある。CPUやメインメモリに近い側をノースブリッジ、遠い側で比較的低速な外部I/Oとのインタフェースの側にサウスブリッジが設けられる。
(ノースブリッジ)
ノースブリッジには、CPUインターフェース、メモリコントローラ、グラフィックインターフェースが含まれる。従来のノースブリッジの機能のほとんどをCPUに担わせてもよい。ノースブリッジは、メインメモリのメモリスロットとはメモリバスを介して接続し、グラフィックカードのグラフィックカードスロットとは、ハイスピードグラフィックバス(AGP、PCI Express)で接続される。
(サウスブリッジ)
サウスブリッジには、PCIインターフェイス(PCIスロット)とはPCIバスを介して接続し、ATA(SATA)インターフェイス、USBインターフェイス、EthernetインターフェイスなどとのI/O機能やサウンド機能を担う。高速な動作が必要でない、あるいは不可能であるようなPS/2ポート、フロッピーディスクドライブ、シリアルポート、パラレルポート、ISAバスをサポートする回路を組み込むことは、チップセット自体の高速化の足かせとなるためサウスブリッジのチップから分離させ、スーパーI/Oチップと呼ばれる別のLSIに担当させることとしてもよい。CPU(MPU)と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスが用いられる。バスはチップセットによって連結される。メインメモリとの接続に利用されるメモリバスは、高速化を図るために、これに代えてチャネル構造を採用してもよい。バスとしてはシリアルバスかパラレルバスを採用できる。パラレルバスは、シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で伝送する。クロック信号の専用線がデータ線と平行して設け、受信側でのデータ復調の同期を行う。CPU(チップセット)と外部デバイスをつなぐバスとしても用いられ、GPIB、IDE/(パラレル)ATA、SCSI、PCIなどがある。高速化に限界があるため、PCIの改良版PCI ExpressやパラレルATAの改良版シリアルATAでは、データラインはシリアルバスでもよい。
<CPU>
CPUはメインメモリ上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで信号からなる情報を同じくメインメモリ上に出力する。CPUはコンピュータ内での演算を行なう中心として機能する。なお、CPUは演算の中心となるCPUコア部分と、その周辺部分とから構成され、CPU内部にレジスタ、キャッシュメモリや、キャッシュメモリとCPUコアとを接続する内部バス、DMAコントローラ、タイマー、ノースブリッジとの接続バスとのインターフェイスなどが含まれる。なお、CPUコアは一つのCPU(チップ)に複数備えられていてもよい。また,CPUに加えて,グラフィックインターフェイス(GPU)若しくはFPUによって,処理を行っても良い。
<不揮発性メモリ>
(HDD)
ハードディスクドライブの基本構造は、磁気ディスク、磁気ヘッド、および磁気ヘッドを搭載するアームから構成される。外部インターフェイスは、SATA(過去ではATA)を採用することができる。高機能なコントローラ、例えばSCSIを用いて、ハードディスクドライブ間の通信をサポートする。例えば、ファイルを別のハードディスクドライブにコピーする時、コントローラがセクタを読み取って別のハードディスクドライブに転送して書き込むといったことができる。この時ホストCPUのメモリにはアクセスしない。したがってCPUの負荷を増やさないで済む。
<メインメモリ>
CPUが直接アクセスしてメインメモリ上の各種プログラムを実行する。メインメモリは揮発性のメモリでDRAMが用いられる。メインメモリ上のプログラムはプログラムの起動命令を受けて不揮発性メモリからメインメモリ上に展開される。その後もプログラム内で各種実行命令や、実行手順に従ってCPUがプログラムを実行する。
<オペレーティングシステム(OS)>
オペレーティングシステムはコンピュータ上の資源をアプリケーションに利用させるための管理をしたり、各種デバイスドライバを管理したり、ハードウエアであるコンピュータ自身を管理するために用いられる。小型のコンピュータではオペレーティングシステムとしてファームウエアを用いることもある。
<BIOS>
BIOSは、コンピュータのハードウエアを立上てオペレーティングシステムを稼働させるための手順をCPUに実行させるもので、最も典型的にはコンピュータの起動命令を受けるとCPUが最初に読取りに行くハードウエアである。ここには、ディスク(不揮発性メモリ)に格納されているオペレーティングシステムのアドレスが記載されており、CPUに展開されたBIOSによってオペレーティングシステムが順次メインメモリに展開されて稼働状態となる。なお、BIOSは、バスに接続されている各種デバイスの有無をチェックするチェック機能をも有している。チェックの結果はメインメモリ上に保存され、適宜オペレーティングシステムによって利用可能な状態となる。なお、外部装置などをチェックするようにBIOSを構成してもよい。
図3は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図3にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0301)と、電力コスト属性取得ステップ(S0302)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0303)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0304)と、選択ステップ(S0305)からなる処理方法である。
以上により、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
図4は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0401)と電力コスト属性取得部(0402)とシミュレーション期間取得部(0403)と電力コストシミュレーション演算式保持部(0404)と選択部(0405)と電力コスト演算部(0406)と選択後電力コストシミュレーション結果出力部(0407)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、電力コスト演算部と選択後電力コストシミュレーション結果出力部を除く各機能については、実施形態1と同様であるため、電力コスト演算部と選択後電力コストシミュレーション結果出力部の機能に限定して説明する。
「電力コスト」とは、電力を消費するために支払うべき対価であって、一般的には通貨の単位で示される。ただし、金銭にのみ限られず、流通している電子マネーや流通して有価証券として価値を有するポイントなどに換算して示してもよい。例えばポイントとしては、各電力供給種別が発行するポイントなどを挙げることができる。
さらに電力コストは電力需要者のシミュレーション期間中に電力消費属性によって予測される電力消費量に対して演算した電力消費量見合いの電力コストでもよいし、電力消費属性によって予測される電力消費量でなく、その電力消費を前提として単位電力消費量当たりの電力コストを算出してもよい。
さらに演算される電力コストは、シミュレーション期間を複数のサブ期間に分けてサブ期間単位で算出され結果が示されるものであってもよい。また、電力コストは、電力コストを演算するために用いた電力コスト属性や、電力消費属性の代表値あるいは、一例で演算されたものであり、これらの値を変更して再シミュレーションが直ちに示されるようなダイナミック関数を有する電力コストであってもよい。つまり、電力コストのグラフなどが一旦は示されるが電力コスト属性や電力消費属性として利用された値がディスプレイなどに表示され、そのディスプレイに表示された値を電力需要者や電力コストシミュレーション装置の管理者が変更できるように構成し、変更した後に再計算ボタンなどを押下すると、新たな演算が直ちに行われグラフが動的に変化するように構成することができる。そのために演算結果自体が変数の変更を受付けるダイナミック関数であるように演算部はダイナミック関数型演算結果演算手段を有するように構成することができる。
図5は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(0510)、CPU(0501)、不揮発性メモリ(0503)、メインメモリ(0504)、各種バス(0502a〜0502e)、BIOS(0507)各種インターフェイス(0505、0506、0508)、リアルタイムクロック(0509)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
図6は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図6にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0601)と、電力コスト属性取得ステップ(S0602)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0603)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0604)と、選択ステップ(S0605)と、電力コスト演算ステップ(S0606)と、選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップ(S0607)からなる処理方法である。なお、このうち、電力コスト演算ステップと選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップを除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、電力コスト演算ステップと選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップについて説明する。
これらにより、最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択した場合の電力コストのシミュレーション結果を出力することができる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
図7は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(0701)と、電力コスト属性取得部(0702)と、シミュレーション期間取得部(0703)と、電力コストシミュレーション演算式保持部(0704)と、選択部(0705)と、電力コスト演算部(0706)と、電力コストシミュレーション結果比較出力部(0707)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、電力コストシミュレーション結果比較出力部を除く各機能については、実施形態1と同様であるため、電力コストシミュレーション結果比較出力部の機能に限定して説明する。
「電力コストシミュレーション演算部」を有するように構成し、これによって同時期に複数種類の電力供給種別の電力コストを算出するように構成することもできる。例えば、同月に前述のように太平洋電力、東海電力、日本電力、大和電力のそれぞれのコストを算出する。この算出は各電力供給種別の電力供給属性と、電力需要者の電力消費属性と、それぞれの電力供給種別の電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて演算される。
「電力コスト取得部」を有するように構成し、電力コストシミュレーション演算部の機能は電力コストシミュレーション装置外で行うように構成することも考えられる。電力コスト取得部は、蓄積されている各電力供給種別の同時期の電力コストを取得し、前記電力コストシミュレーション結果比較出力部に渡すように構成してもよい。
「表示部」を有するように構成するのが好ましい。表示部は比較対象となる各電力供給種別の電力コストを数値で表して表形式にして表示してもよいし、数値をグラフ化して表示するように構成することもできる。また、複数の電力供給種別の同時期の比較結果の中から最低コストの電力供給種別の電力コストを他の電力コストと識別することが容易になるように表示することが好ましい。識別容易とするためには、最低の電力コストの値を太字で表したり、他と異なる色彩で表したりすることで実現できる。さらに、電力供給種別がカーソルなどのポインターをグラフ上に置くことで表示されるように構成することもできる。
なお、比較結果の表示の方式としては、異なるシミュレーション期間の同一の電力供給種別の電力コストを比較可能に表示するように構成することも考えられる。例えば発電所の休止期間と、その休止していた発電所が再稼働した機関とでは、電力供給者(電力供給種別)の課金ポリシーが変更されることがあり、そのポリシーの変更の前後を比較するなどが可能となる。
図8は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(0810)、CPU(0801)、不揮発性メモリ(0803)、メインメモリ(0804)、各種バス(0802a〜0802e)、BIOS(0807)各種インターフェイス(0805、0806、0808)、リアルタイムクロック(0809)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
図9は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図9にあるように、電力消費属性取得ステップ(S0901)と、電力コスト属性取得ステップ(S0902)と、シミュレーション期間取得ステップ(S0903)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S0904)と、選択ステップ(S0905)と、電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ(S0906)からなる処理方法である。なお、このうち、選択ステップと、電力コストシミュレーション結果比較出力ステップと、を除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、電力コストシミュレーション結果比較出力について説明する。
「選択ステップ」は、複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択する機能以外に、複数の電力供給種別の中から二以上の電力供給種別を選択するステップを実行する機能を有している。この複数の電力供給種別を選択することにより、前述の電力コスト取得部にそれぞれの電力コストを取得するステップを実行させたり、その電力供給種別の電力コストを外部の蓄積部などから取得する取得ステップを実行させるように構成することができる。
これらにより、需要者にて、複数の電力供給種別につき、電力コストのシミュレーション結果を比較することを可能とする電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
図10は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力コストシミュレーション装置は、電力消費属性取得部(1001)と電力コスト属性取得部(1002)とシミュレーション期間取得部(1003)と電力コストシミュレーション演算式保持部(1004)と選択部(1005)と電力コスト演算部(1006)と選択後電力コストシミュレーション結果出力部(1007)と選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部(1008)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部を除く各機能については、実施形態2と同様であるため、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部の機能に限定して説明する。
図11は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、コンピュータは、マザーボード上に構成される、チップセット(1110)、CPU(1101)、不揮発性メモリ(1103)、メインメモリ(1104)、各種バス(1102a〜1102e)、BIOS(1107)各種インターフェイス(1105、1106、1108)、リアルタイムクロック(1109)等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバー、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
図12は、本実施形態における電力コストシミュレーション装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図12にあるように、電力消費属性取得ステップ(S1201)と、電力コスト属性取得ステップ(S1202)と、シミュレーション期間取得ステップ(S1203)と、電力コストシミュレーション演算式取得ステップ(S1204)と、選択ステップ(S1205)と、電力コスト演算ステップ(S1206)と、選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップ(S1207)と、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ(S1208)からなる処理方法である。なお、このうち、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップを除く各ステップは、実施形態1と同様である。以下では、選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップについて説明する。
これらにより、最も電力コストが低額となる電力供給種別を選択した場合の電力コストのシミュレーション結果と、他の電力供給種別における電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力することができる電力コストシミュレーション装置を提供することができる。
「電力供給種別」「電力コスト属性」の定義は,実施形態1で述べたことと同様である。
図24は、本実施形態における電力料金算出装置の機能的構成を示す図である。本実施形態における電力料金算出装置は、電力消費量取得部(2501)と電力コスト属性取得部(2502)と電力料金算出期間取得期間取得部(2503)と電力コスト算出演算式保持部(2504)と選択部(2505)を有する。以下、機能的構成については、具体的に各機能の内容につき説明する。
電力供給種別の選択をする最小の期間単位は、デマンド期間である。デマンド期間は前述の通りであるので、最も頻繁には30分間隔で電力供給種別を選択するように設計できる。ただし、これに限定されるものでなく、30分の自然数倍の期間を電力供給種別の切り替えを行うことができる時間長として選択することができる。電力事業者の切り替えの現実のルールに合わせる必要がない点がこの装置の特徴である。また、この電力供給種別の切り替え期間は、切換期間を選択するように構成することも可能である。その場合には、選択部に切換期間選択手段を設けることが考えられる。
本実施形態における電力料金算出装置のハードウェア構成について、図を用いて説明する。
図26は、本実施形態における電力料金算出装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。図3にあるように、電力消費量取得ステップ(S2701)と、電力コスト属性取得ステップ(S2702)と、電力料金算出期間取得ステップ(S2703)と、電力コスト算出演算式取得ステップ(S2704)と、選択ステップ(S2705)からなる処理方法である。
以上により、電力の供給を受ける者にとって最適な電力供給種別に対する対価と同額で電力を販売するというビジネスモデルを実現できる電力料金算出装置を提供することができる。
以上に代えて,単位時間長の複数で構成され,エネルギー消費によって稼働される設備の設備稼働演算期間を保持する設備稼働演算期間保持部と,設備稼働演算期間における単位時間長単位での基本となる設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持部と,設備稼働計画期間における単位時間長単位での消費エネルギーの単価である消費エネルギー単価を取得する消費エネルギー単価取得部と,ネガワット要請を取得するネガワット要請取得部と、ネガワット要請に応じて基本設備稼働量を編集ないしは変更等(編集・変更しないで全く新たに設備稼働計画を策定する場合でもよい。)して新たに設備稼働計画量を演算するためのネガワット設備稼働計画演算式を一以上保持するネガワット設備稼働計画量演算式保持部と、取得された消費エネルギー単価と取得したネガワット要請と保持されているネガワット設備稼働計画演算式とに基づいて,設備稼働計画期間における各単位時間の設備稼働量と取得された消費エネルギー単価との積の総和が基本設備稼働量で稼働した場合に比較して少なくなり,かつ,ネガワット要請を満たし,さらに,総設備稼働量(又は総消費エネルギー)が基本設備稼働量(又は基本設備稼働量に対応する総消費エネルギー)を所定の範囲内で下回らないようにネガワット設備稼働計画演算式を用いて設備稼働計画期間における各単位時間での設備稼働計画量を演算するネガワット設備稼働計画量演算部と、をさらに有する設備稼働計画支援装置であっても良い。
また,電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得部と、電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、単位時間長の複数で構成され,エネルギー消費によって稼働される設備の設備稼働演算期間を保持する設備稼働演算期間保持部と,設備稼働演算期間における単位時間長単位での基本となる設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持部と,設備稼働計画期間における単位時間長単位での消費エネルギーの単価である消費エネルギー単価をエネルギー供給種別毎に取得する消費エネルギー単価取得部と,ネガワット要請を取得するネガワット要請取得部と、ネガワット要請に応じて設備稼働計画量を演算するためのネガワット設備稼働計画演算式を一以上保持するネガワット設備稼働計画量演算式保持部と、取得されたエネルギー供給種別毎の消費エネルギー単価と取得したネガワット要請と保持されているネガワット設備稼働計画演算式とに基づいて,設備稼働計画期間における各単位時間の設備稼働量と取得された消費エネルギー単価との積の総和が基本設備稼働量で稼働した場合に比較して少なくなる電力供給種別を選択したうえで,かつ,ネガワット要請を満たし,さらに,総設備稼働量(又は総消費エネルギー)が基本設備稼働量(又は基本設備稼働量に対応する総消費エネルギー)を所定の範囲内で下回らないようにネガワット設備稼働計画演算式を用いて設備稼働計画期間における各単位時間での設備稼働計画量を演算するネガワット設備稼働計画量演算部と、をさらに有する設備稼働計画支援装置であっても良い。
CPU:0201,0501
不揮発性メモリ:0203,0503
メインメモリ:0204,0504
各種バス:0202a〜0202e,0502a〜0502e
BIOS:0207,0507
各種インターフェイス:0205、0206、0208,0505、0506、0508リアルタイムクロック:0209,0509
Claims (19)
- 電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得部と、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、
後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得部と、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を保持する電力コストシミュレーション演算式保持部と、
取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択部と、
を有する電力コストシミュレーション装置。 - 選択部での時系列に選択された電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算部と、
電力コスト演算部での演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力部と、
をさらに有する請求項1に記載の電力コストシミュレーション装置。 - シミュレーション期間中の同時期に異なる複数の電力供給種別を選択した結果について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の電力コストシミュレーション装置。
- 一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力部をさらに有する請求項2に従属する請求項3に記載の電力コストシミュレーション装置。
- 電力コストシミュレーション装置の動作方法であって、
電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得ステップと、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得ステップと、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を取得する電力コストシミュレーション演算式取得ステップと、
取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択ステップと、
を有する電力コストシミュレーション装置の動作方法。 - 選択ステップでの時系列な電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算ステップと、
電力コスト演算ステップでの演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップと、
をさらに有する請求項5に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。 - 複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
をさらに有する請求項5又は請求項6に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。 - 一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
をさらに有する請求項6又は請求項6に従属する請求項7に記載の電力コストシミュレーション装置の動作方法。 - 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
電力需要者の電力消費属性を取得する電力消費属性取得ステップと、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
後記するシミュレーションの期間であるシミュレーション期間を取得するシミュレーション期間取得ステップと、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費属性と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じてシミュレーション期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストをシミュレーションするための演算式である電力コストシミュレーション演算式を取得する電力コストシミュレーション演算式取得ステップと、
取得した電力消費属性と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コストシミュレーション演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別をシミュレーション期間で時系列に選択する選択ステップと、
を有する計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。 - 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
選択ステップでの時系列な電力供給種別の選択に従ってシミュレーション期間に電力を消費した場合の電力コストを演算する電力コスト演算ステップと、
電力コスト演算ステップでの演算結果である選択後電力コストシミュレーション結果を出力する選択後電力コストシミュレーション結果出力ステップと、
をさらに実行させるための請求項9に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。 - 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
複数の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果を比較可能に出力する電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
をさらに実行させるための請求項9又は請求項10に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。 - 計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラムであって、
一以上の電力供給種別について演算された電力コストシミュレーション結果と、選択後電力コストシミュレーション結果とを比較可能に出力する選択後電力コストシミュレーション結果比較出力ステップ
をさらに実行させるための請求項10又は請求項10に従属する請求項11に記載の計算機である電力コストシミュレーション装置に読取実行可能に記述した電力コストシミュレーションプログラム。 - 電力消費属性取得部は、
シミュレーション期間における単位時間長単位での基本となる電力消費属性を構成する設備稼働量である基本設備稼働量を保持する基本設備稼働量保持手段と、
シミュレーション期間における単位時間長単位での試験的となる設備稼働量である試験的設備稼働量を取得する試験的設備稼働量取得手段と、
試験的設備稼働量を含む電力消費属性を生成する試験的電力消費属性生成手段
を有する請求項1から請求項4に記載の電力コストシミュレーション装置。 - 前記単位時間長は、正時からの30分単位、正時からの30分単位の自然数倍、正時からの24時間単位、のいずれか一以上の単位時間長である請求項13に記載の電力コストシミュレーション装置。
- 試験的設備稼働量取得手段は、ある単位時間長の設備稼働量と、他の単位時間長の設備稼働量とを入れ替える入替器を有する請求項13又は請求項14に記載の電力コストシミュレーション装置。
- 電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得部と、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得部と、
後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間を取得する電力料金算出期間取得部と、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を保持する電力コスト算出演算式保持部と、
取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、保持されている電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別の中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択部と、
を有する電力料金算出装置。 - 選択部での選択結果と、その選択された電力供給種別の電力供給属性とに基づいて電力料金算出期間内でのその電力需要者に対する電力料金の算出する電力料金算出部をさらに有する請求項16に記載の電力料金算出装置。
- 電力料金算出装置の動作方法であって、
電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得ステップと、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間期間を取得する電力料金算出期間期間取得ステップと、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を取得する電力コスト算出演算式取得ステップと、
取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択ステップと、
を有する電力料金算出装置の動作方法。 - 計算機である電力料金算出装置に読取実行可能に記述した電力コスト算出プログラムであって、
電力需要者の電力消費量を取得する電力消費量取得ステップと、
電力供給種別ごとの電力コスト属性を取得する電力コスト属性取得ステップと、
後記する電力料金算出の期間である電力料金算出期間期間を取得する電力料金算出期間期間取得ステップと、
複数の電力供給種別毎に、需要者の電力消費量と電力供給種別で定められている電力コスト属性と、に応じて電力料金算出期間期間で時系列に電力供給種別ごとの電力コストを算出するための演算式である電力コスト算出演算式を取得する電力コスト算出演算式取得ステップと、
取得した電力消費量と、取得した電力コスト属性と、取得した電力コスト算出演算式と、に基づいて複数の電力供給種別中で最も電力コストが低額となる電力供給種別を電力料金算出期間で時系列に選択する選択ステップと、
を計算機である電力料金算出装置に実行させるための電力料金算出装置に読取実行可能に記述した電力料金算出装置の動作プログラム。
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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