JP3371868B2 - GaInP系積層構造体 - Google Patents

GaInP系積層構造体

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JP3371868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はGaInP系積層構
造体に関し、更に詳しくは、高移動度電界効果型トラン
ジスタを作製するために用いることが可能な、高移動度
特性が得られるスペーサ層を有するGaInP系積層構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ(micro)波帯域或いはミ
リ(milli)波帯で動作するショットキー(Sch
ottky)接合型電界効果トランジスタ(略称:ME
SFET)に、リン化ガリウム・インジウム混晶(Ga
XIn1-XP:0≦X≦1)を利用したGaInP系高電
子移動度トランジスタ(TEGFET、MODFETな
どと略称される)がある(IEEE Trans.El
ectron Devices,Vol.37、No.
10(1990)、2141〜2147頁参照)。Ga
InP系MODFETは、例えば、マイクロ波帯域での
信号増幅用途の低雑音(low−noise)MESF
ETとして(IEEE Trans.Electron
Devices、Vol.46、No.1(199
9)、48〜54頁参照)、また、発信用途の電力(p
ower)MESFETとして利用されている(IEE
E Trans.Electron Devices、
Vol.44、No.9(1997)、1341〜13
48頁参照)。
【0003】図1は、従来のGaInP系TEGFET
100の、断面構造の模式図である。基板10には、
{001}結晶面を主面とする半絶縁性の砒化ガリウム
(化学式:GaAs)が利用される。基板10の表面に
は、高抵抗のIII−V族化合物半導体層からなる緩衝
層11が堆積される。緩衝層11上には、n形の砒化ガ
リウム・インジウム混晶(GaZIn1-ZAs:0<Z≦
1)からなる電子走行層(チャネル層)12が堆積され
る。チャネル(channel)層12上には、スペー
サ(spacer)層13が堆積される。スペーサ層1
3上には、n形のリン化ガリウム・インジウム混晶(G
XIn1-XP:0<X≦1)からなる電子供給層14が
堆積される。電子供給層14のキャリア(電子)濃度
は、珪素(Si)などの拡散し難いn形不純物を故意に
添加(ドーピング)して調整される。電子供給層14上
には、低接触抵抗のソース(source)電極16及
びドレイン(drain)電極17の、各オーミック
(Ohmic)電極の形成を期して、n形GaAsなど
からなるコンタクト(contact)層15が設けら
れるが一般的である。ソース及びドレイン電極16,1
7の中間には、コンタクト層15を除去してなしたリセ
ス(recess)構造部に露呈させたGaXIn1 -X
(0<X≦1)電子供給層14の表面にショットキー接
合型ゲート(gate)電極18が設けられてTEGF
ETが構成されている。
【0004】スペーサ層13は、チャネル層12の内部
での2次元電子がイオン化散乱に因り妨害されない様
に、チャネル層12と電子供給層14とを空間的に分離
するために設ける機能層である(日本物理学会編、「半
導体超格子の物理と応用」((株)培風館、昭和61年
9月30日発行、初版第4刷)、236〜240頁参
照)。GaInP系TEGFETにあって、スペーサ層
13は、アンドープのGa XIn1-XP(0<X≦1)か
ら一般に構成されている(上記のIEEE Tran
s.Electron Devices,Vol.44
(1997)参照)。GaInP系TEGFETの場合
に拘わらず、スペーサ層は総不純物量の少ない高純度の
アンドープ(undope)層から構成され、その層厚
は大凡、約2ナノメータ(単位:nm)から約10nm
の範囲とするのが一般的である(上記の「半導体超格子
の物理と応用」、18〜20頁参照)。
【0005】例えば、低雑音GaInP系TEGFET
にあって、雑音指数(noise−figure:N
F)などの主要な特性は電子移動度に依存して変化し、
電子移動度が大である程、都合良く低いNFがもたらさ
れる。このため、n形電子供給層14から供給される電
子を、アンドープのGaXIn1-XP(0<X≦1)から
なるスペーサ層13との接合界面12a近傍のGaZ
1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層12の内部領域1
2bに、2次元電子(Two−dimensional
Electron Gas:略称TEG)として蓄積
させるために、電子走行層12とスペーサ層13と接合
界面12aで組成を急峻に変化させて、高い電子移動度
を発現する必要がある。
【0006】GaXIn1-XP等のリン(元素記号:P)
を第V族構成元素として含むIII−V族化合物半導体
結晶層の成膜の容易さから、図1に例示したGaInP
系MODFET用途の積層構造体1Aを構成する各構成
層11〜15は、従来より有機金属熱分解気相成長(M
OCVD)法により成長されている。MOCVD法に依
り形成されるスペーサ層13は、従来では、組成を一定
とするGaXIn1-XPから構成されるのが常套である
(上記のIEEE Trans.Electron D
evices,Vol.44(1997)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インジウム組成(=1−X)を略一定とするGaXIn1
-XPスペーサ層13を、第V族構成元素を異にするGa
ZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層12に接合させ
て設ける構成とすると、その接合界面12a近傍でのリ
ン(元素記号:P)と砒素(元素記号:As)との相互
拡散に因り、接合界面12aに於ける組成の急峻化が安
定して果たせないという問題点が生ずる。
【0008】接合界面12aでの組成の急峻化が達成さ
れないと、2次元電子(英略称:TEG)は効率的にG
ZIn1-ZAsチャネル層12の内部領域12bに蓄積
されない。従って、帰結される電子移動度が低下してし
まう問題がある。電子移動度は、特に、低雑音増幅用途
のGaInP系TEGFETの相互コンダクタンス(g
m)に影響を及ぼし、しいては、雑音指数(NF)を左
右する。低い電子移動度では、高いgmが得られず、従
って、低いNFのGaInP系TEGFETが提供され
ない。
【0009】また、従来では、不純物を故意に添加しな
いアンドープ(undope)でインジウム組成比を一
定とするGaXIn1-XP(0<X≦1)層からスペーサ
層を構成するのが常である。ところが、アンドープ状態
に於けるキャリア濃度は一般に低くとも約1×1016
-3前後である。2次元電子はスペーサ層のキャリア濃
度が低い程効率的に蓄積され得る。従って、高い電子移
動度を顕現するには、よりキャリア濃度を低とするGa
XIn1-XP(0<X≦1)層からスペーサ層を構成する
ことが求められている。
【0010】本発明では、より高い電子移動度を安定し
て顕現するための構成を有し、且つ低キャリア濃度であ
るGaXIn1-XP(0<X≦1)からなるスペーサ層を
提示する。これにより、相互コンダクタンス特性に優れ
るGaInP系積層構造体を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意努力検討した結果、本発明に到達し
た。即ち本発明は、[1]半絶縁性のGaAs単結晶基
板上に、GaZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層、
GaXIn1-XP(0<X≦1)スペーサ層、GaYIn
1-YP(0<Y<1)電子供給層を含むGaInP系積
層構造体に於いて、電子走行層、スペーサ層、電子供給
層がこの順に接し、スペーサ層が電子走行層との接合界
面から、電子供給層との接合界面に向けて、ガリウム組
成比(X)を減少させていることを特徴とするGaIn
P系積層構造体、[2]電子供給層のガリウム組成比
(Y)が0.51であることを特徴とする[1]に記載
のGaInP系積層構造体、[3]スペーサ層のガリウ
ム組成比が、電子走行層との接合界面において、0.7
0以上であることを特徴とする[1]または[2]に記
載のGaInP系積層構造体、[4]スペーサ層のガリ
ウム組成比が、電子走行層との接合界面において、1.
0であることを特徴とする[1]または[2]に記載の
GaInP系積層構造体、[5]スペーサ層のガリウム
組成比が、電子供給層との接合界面において、0.51
±0.01であることを特徴とする[1]〜[4]の何
れか1項に記載のGaInP系積層構造体、[6]スペ
ーサ層が、硼素をドーピングしたn形層から構成されて
いることを特徴とする[1]〜[5]の何れか1項に記
載のGaInP系積層構造体、に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の積層構造体は、半絶縁性
のGaAs単結晶基板上に、GaZIn1-ZAs(0<Z
≦1)電子走行層、GaXIn1-XP(0<X≦1)スペ
ーサ層、Ga YIn1-YP(0<Y<1)電子供給層を含
む構造を有し、さらに、電子走行層、スペーサ層、電子
供給層がこの順で接した構造を有する。本発明に用いら
れる単結晶基板は、半絶縁性のGaAs単結晶基板であ
るが、特に{001}の単結晶基板を用いることが好ま
しい。
【0013】本発明の請求項1に記載の発明に係わる第
1の実施形態に於けるGaXIn1 XP(0<X≦1)ス
ペーサ層は、例えば、トリメチルガリウム(化学式:
(CH 33Ga)をガリウム(Ga)源とし、トリメチ
ルインジウム(化学式:(CH 33In)をインジウム
(In)源とし、また、フォスフィン(化学式:P
3)をリン(P)源として用いる常圧(略大気圧)或
いは減圧MOCVD法等の気相成長手段に依り成膜でき
る。ガリウム源としてはトリエチルガリウム(化学式:
(C253In)も利用できる。インジウム源をシク
ロペンタジエニルインジウム(化学式:C55In)と
する(特公平8−17160号参照)、例えば、(CH
33Ga/C55In/PH3MOCVD反応系を利用
してGaXIn1 XP層を成長させることができる。Ga
ZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層との接合界面か
ら層厚の増加方向にガリウム組成比(X)が減少する様
にガリウム組成に勾配を付したGaXIn1 XPスペーサ
層は、MOCVD反応系に供給するインジウム源の量
(濃度)を一定に保ちつつ、成膜時間の増加と共にMO
CVD反応系に供給するガリウム源の量(濃度)を減少
させることにより成膜できる。または、MOCVD反応
系に供給するガリウム源の供給量を一定に保ちつつ、イ
ンジウム源の供給量を成膜時間の増加と共に増加させて
成膜できる。
【0014】スペーサ層に接してGaYIn1 YP(0<
Y<1)電子供給層を設ける。電子供給層はGaAs基
板との格子整合性を考えると、請求項2に記載の実施形
態に示すように、インジウム組成比(1−Y)を、0.
49(厳密には0.485)、ガリウム組成比(Y)
を、0.51とするのが好ましい。
【0015】図2にGaXIn1 XP組成勾配スペーサ層
の内部に於けるガリウム組成の勾配の様式を模式的に示
す。図2に掲示するガリウム組成の勾配様式は本発明が
許容するところの組成勾配様式の一例であって、同図中
に符号(イ)で示すのは、スペーサ層の層厚が増加する
にともないガリウム組成を一律に直線的に変化させた場
合に於けるガリウム組成の変化である。符号(ロ)は、
電子走行層との接合界面より漸次、ガリウム組成を一定
とした後、一律に直線的にガリウム組成を減少させた場
合の勾配様式である。例えば、層厚を7nmとするGa
XIn1 XPスペーサ層にあって、電子走行層との接合界
面より層厚が約2nmに至る領域を、ガリウム組成を一
定として、その後、ガリウム組成を減する組成勾配の付
与手段がある。符号(ハ)に示すのは、ガリウム組成を
曲線的に減少させた場合の例である。また、符号(ニ)
はガリウム組成を段階的に減少させた場合の勾配様式で
ある。例えば、電子走行層との接合界面より層厚が2n
mに至る領域のガリウム組成比(=X)を約0.90と
し、次に、2nmの層厚の領域でガリウム組成比を約
0.70とし、次に、ガリウム組成を0.51とする層
厚を2nmとする各々のGaXIn1-XP層の重層構成か
らは、ガリウム組成比を段階的に約0.2毎減少させた
組成勾配スペーサ層が形成できる。
【0016】ガリウム組成の勾配様式は図2に例示する
様式に限定されることはないが、何れの勾配様式にあっ
ても、本発明の請求項3〜5の発明に係わる実施形態に
記す如く、GaZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層
との接合界面に於けるGaXIn1-XPスペーサ層のガリ
ウム組成比(=X)は、0.70以上とするのが好まし
く、更に好ましくは0.85以上、より好ましくは1.
0とする。ガリウム組成比(=X)を0.70以上とす
ることにより、電子走行層に蓄積される2次元電子の移
動度を向上させられるからである。またガリウム組成比
は0.51近傍に迄、減少させるのが好まれる。電子供
給層をなすGa0.51In0.49Pとの格子整合が達成さ
れ、電子供給層より供給される電子をGaZIn1-ZAs
(0<Z≦1)電子走行層に2次元電子として蓄積する
に好都合となる結晶性に優れるスペーサ層が構成できる
からである。
【0017】表1に本発明に係わるガリウム組成(=
X)に勾配を付してなるGaXIn1-XPスペーサ層を具
備したGaInP系TEGFETの移動度を、スペーサ
層をガリウム組成比0.51とするGa0.51In0.49
層とした従来の一般的なGaInP系TEGFETのそ
れに比較させて掲示する。表1に掲げる本発明に係わる
TEGFETにあって、スペーサ層のガリウム組成比に
関する例えば、0.75→0.51の表示は、電子走行
層との接合界面で0.75としたガリウム組成比が電子
供給層との接合界面で0.51に減ぜられていることを
意味している。同表に示す如く、本発明に係わる組成勾
配スペーサ層を備えたGaInP系TEGFETでは、
略同等のシートキャリア(sheet carrie
r)濃度に拘わらず、室温(約300ケルビン(単位:
K))及び液体窒素温度(77K)に於いて従来より高
い移動度が発現されるのは明らかである。ちなみに、移
動度、シートキャリア濃度共々、通常のホール(Hal
l)効果測定法から計測することができる。即ち、電子
走行層との接合界面でのガリウム組成比を0.70以上
としてガリウム組成に勾配を付したGaXIn1-XPスペ
ーサ層は高い移動度を顕現する作用を有する。
【0018】
【表1】 特に、本発明の請求項4の発明に係わる第4の実施形態
に記す如く、GaZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行
層との接合界面に於けるガリウム組成比(=X)を1.
0とした、即ち、リン化ガリウム(化学式:GaP)と
したGaXIn1-XP組成勾配スペーサ層は富に高い移動
度を与える。この場合に於いても、Ga0.51In0.49
電子供給層との接合界面でのガリウム組成比は略0.5
1とするのが好適である。即ち、第4の実施形態に於け
る好適なGaXIn1-XPスペーサ層とは、ガリウム組成
比(=X)を電子走行層との接合界面から電子供給層の
接合界面に向けて1.0から0.51に減じられている
結晶層である。この様な組成勾配を付したGaXIn1-X
P(X=1.0→0.51)スペーサ層は、成膜初期に
於いてMOCVD反応系にインジウム源を供給せずにG
aP層を形成し、然る後、インジウム源の反応系への供
給量を表層でのガリウム組成を0.51となる様に順
次、増加させて得る。
【0019】また、本発明の請求項6に記載の発明に係
わる第6の実施形態では、n形Ga XIn1 XP組成勾配
層を硼素(元素記号:B)をドーピングしたn形のGa
XIn1 XP(0.51≦X≦1.0)から構成する。硼
素ドープのGaXIn1 XP組成勾配層はガリウム組成に
勾配を付して成膜しつつ、硼素源をMOCVD系内に供
給して形成できる。硼素のドーピング源としてはトリメ
チル硼素(化学式:(CH33B)やトリエチル硼素
(化学式:(C253B)が例示できる。硼素は硼素
の原子濃度にして1×1016原子/cm3以上で1×1
18原子/cm3以下となる様にドーピングするのが望
ましい。更には、大凡、GaXIn1 XP組成勾配層のキ
ャリア濃度を上回る原子濃度となる様に硼素のドーピン
グを施すのが好ましい。GaXIn1 XP組成勾配層内部
の硼素の原子濃度はMOCVD反応成長系への硼素ドー
ピング源の供給量をもって調整できる。また、GaX
1 XP組成勾配層の内部に於ける硼素の原子濃度(単
位:原子/cm3)は、例えば一般的な2次イオン質量
分析法(英略称:SIMS)に依り計測できる。
【0020】硼素のドーピングに依れば、組成勾配層を
なすGaXIn1 XP層のキャリア濃度を減少させること
ができる。例えば、アンドープ状態で大凡、5×1017
cm -3であるGaXIn1-XP組成勾配層のキャリア濃度
を硼素ドーピングに依れば約1桁以上、減少させられ
る。即ち、組成勾配層をより電気抵抗の高い層となすこ
とができる。これより、GaZIn1-ZAs(0<Z≦
1)電子走行層の内部に蓄積される2次元電子が被るイ
オン化散乱の程度を低減でき、従って、高い電子移動度
が顕現されることとなり、相互コンダクタンス(gm
特性に優れるGaInP系TEGFETが提供できる。
【0021】
【実施例】(実施例1)本実施例では、GaXIn1-X
組成勾配層からなるスペーサ層を備えたGaInP系2
次元電子電界効果型トランジスタ(TEGFET)を構
成する場合を例にして、本発明を詳細に説明する。図3
は本実施例に係わるTEGFET300の断面模式図で
ある。
【0022】TEGFET300用途のエピタキシャル
積層構造体3Aは、アンドープ半絶縁性の(100)2
°オフ(off)GaAs単結晶を基板301として構
成した。基板301としたGaAs単結晶の比抵抗は室
温で約3×107Ω・cmである。直径を約100mm
とする基板301の表面上には、緩衝層302を構成す
るAlCGa1-CAs/GaAs系超格子構造を堆積させ
た。超格子構造体はアルミニウム組成比(=C)を0.
30とするアンドープのAl0.30Ga0.70As層と、ア
ンドープでp形のGaAs層とから構成した。Al0.30
Ga0.70As層のキャリア濃度は約1×1014cm-3
し、層厚は45nmとした。p形GaAs層のキャリア
濃度は7×1013cm-3とし、層厚は50nmとした。
Al0.30Ga0.70As層とp形GaAs層との積層周期
数は5周期とした。Al0.30Ga 0.70As層とp形Ga
As層は、何れも(CH33Ga/(CH33Al/A
sH3/H2反応系に依る減圧MOCVD法に依り、64
0℃で成膜した。成膜時の圧力は約1.3×104パス
カル(Pa)とした。キャリア(輸送)ガスには水素を
利用した。
【0023】緩衝層302上には、(CH33Ga/C
55In/AsH3/H2反応系を利用した減圧MOCV
D法に依り、アンドープのn形Ga0.80In0.20As層
をチャネル層303として積層した。チャネル層303
を構成するGa0.80In0.20As層のキャリア濃度は1
×1015cm-3とし、層厚は13nmとした。
【0024】Ga0.80In0.20Asチャネル層303の
上には、(CH33Ga/C55In/PH3/H2反応
系を利用した減圧MOCVD法に依り、ガリウム組成
(=X)に組成勾配を付したアンドープでn形のGaX
In1-XPからなるスペーサ層304を積層させた。ス
ペーサ層304のアンドープn形Ga0.80In0.20As
チャネル層303との接合界面304aでガリウム組成
比(=X)は約0.88とした。スペーサ層304のG
0.51In0.49P電子供給層305との接合界面304
bに於けるガリウム組成比(=X)は0.51とした。
このガリウム組成比の勾配は、層厚を6nmとするスペ
ーサ層304を成長させるための成膜期間中に、MOC
VD反応系へ供給する(CH33GaとC55Inとの
比率(=C55In/(CH33Ga)を経時的に一律
に直線的に減少させて付与した。
【0025】GaXIn1-XPスペーサ層304の上に
は、珪素(Si)をドーピングしたn形Ga0.51In
0.49Pからなる電子供給層305を、(CH33Ga/
55In/PH3/H2反応系を利用した減圧MOCV
D法に依り積層させた。Siのドーピング源には、水素
−ジシラン(Si26)(濃度10体積ppm)混合ガ
スを使用した。成長持の圧力は約1.3×104パスカ
ル(Pa)とした。電子供給層305のキャリア濃度は
2×1018cm-3とし、層厚は25nmとした。
【0026】n形Ga0.51In0.49Pからなる電子供給
層305の表面上には、(CH33Ga/AsH3/H2
反応系により,Siドープn形GaAsからなるコンタ
クト(contact)層306を積層させた。Siの
ドーピング源は上記の水素−ジシラン(disilan
e)混合ガスを使用した。コンタクト層306のキャリ
ア濃度は2×1018cm-3とし、層厚は約100nmと
した。以上をもって、積層構造体3Aをなす構成層30
3〜306のエピタキシャル成長を終了した後、アルシ
ン(AsH3)を含む雰囲気内で約500℃迄降温し、
その後、水素雰囲気内で室温迄冷却した。
【0027】積層構造体3Aの最表層をなすn形GaA
sコンタクト層306の表面にインジウム・錫(In・
Sn)合金からなるオーミック電極を形成した。次に、
通常のホール(Hall)効果測定法に依り、2次元電
子走行層(チャネル層)303を走行する2次元電子
(Two−dimensional Electron
Gas:TEG)に関する電子移動度を測定した。室温
(約300ケルビン(K))でのシート(sheet)
キャリア濃度(ns)は約1.6×1012cm-2であ
り、平均的な電子移動度(μRT)は約6100±2%
(cm2/V・s)であった。また、液体窒素温度(7
7K)でのnsは約1.5×1012cm-2で、また、μ
は約23,000cm2/V・sであり、高い電子移動
度が発現された。
【0028】冷却後、公知のフォトリソグライー技術を
駆使したパターニング法を利用して、積層構造体3Aの
最表層をなすn形GaAsコンタクト層306の表面を
リセス(recess)状に加工した。メサ(mes
a)状に残置させたn形GaAsコンタクト層306上
にはソース電極307及びドレイン電極308を形成し
た。ソース及びドレイン各オーミック電極307、30
8は、金・ゲルマニウム(Au93重量%・Ge7重量
%)・ニッケル(Ni)・金(Au)重層構造から構成
した。ソース電極307とドレイン電極308との間隔
は10μmとした。
【0029】リセス部に露呈したGa0.51In0.49P電
子供給層305の表面に、下層をチタン(Ti)とし、
上層をアルミニウム(Al)とする重層構造のショット
キー(Schottky)接合型ゲート電極309を形
成した。ゲート電極309の所謂、ゲート長は約1μm
とした。
【0030】GaInP系TEGFET300の直流
(DC)特性を評価した。ソース/ドレイン間電圧を3
ボルト(V)とした際の飽和ドレイン電流(Idss)は
約68ミリアンペア(mA)となった。ドレイン電圧を
0Vから5Vの間で掃引した際に、ドレイン電流上にル
ープ(ヒステリシス)は殆ど観測されなかった。ソース
/ドレイン間電圧を3.0Vとして計測された室温の相
互コンダクタンス(gm)は160±5ミリジーメンス
(mS)/mmと高く、且つ均一となった。また、緩衝
層302の表面を露呈して形成した、間隔を100μm
とするAu・Geオーミック電極間に流通する漏洩電流
は40Vで1μA未満の高耐圧性を示した。このため、
緩衝層302の漏洩電流をドレイン電流のピンチ・オフ
電圧は約2.35±0.03Vとなり、閾値電圧が均一
であるGaInP系TEGFETが提供された。
【0031】(実施例2)本実施例では、実施例1とは
異なる様式のGaXIn1-XP組成勾配層を具備したGa
InP系2次元電子電界効果型トランジスタ(TEGF
ET)を構成する場合を例にして、本発明を説明する。
【0032】本実施例のTEGFETはGaXIn1-X
組成勾配層の構成のみを実施例1とは異なる構成とし、
他は実施例1と同一のエピタキシャル構成層を利用して
図3に掲示した積層構造を構成した。これより、以下、
図3を利用して本実施例を説明する。本実施例では、G
0.80In0.20Asチャネル層303上のスペーサ層3
04を、チャネル層303とスペーサ層304との接合
界面304aでのガリウム組成比を1.0とし、Ga
0.51In0.49P電子供給層305との接合界面304b
で0.51とする、ガリウム組成比に勾配を付したGa
XIn1-XP組成勾配層から構成した。GaXIn1-XP組
成勾配スペーサ層304の層厚は8nmとした。全厚を
8nmとするスペーサ層304にあって、チャネル層3
03との接合界面304aより層厚が2nmに至る領域
はガリウム組成比(=X)を1.0とするGaXIn1-X
P、即ち、GaPから構成した。引き続き、層厚がスペ
ーサ層304の全厚である8nmに到達する間にガリウ
ム組成比を成長時間の経過と共に直線的に一律に減少さ
せた。これより、Ga0.51In0.49P電子供給層305
との接合界面304bでのガリウム組成比を0.51と
した。本実施例に於いてスペーサ層304を構成するG
XIn1-XP層のガリウム組成(=X)の勾配は、MO
CVD系に供給する(CH33Gaの量を一定に維持し
つつ、スペーサ層304の層厚が2nmより8nmに至
る成長期間に於いて、MOCVD反応系へ供給するC5
5In量を経時的に一律に直線的に増加させて付与し
た。
【0033】GaXIn1-XPスペーサ層304の上に、
実施例1と同一のn形Ga0.51In 0.49P電子供給層3
05及びn形GaAsコンタクト層306を積層させ
て、GaInP系積層構造体を構成した。一般的なホー
ル(Hall)効果測定法に依り測定した室温(約30
0K)でのシート(sheet)キャリア濃度(ns
は約1.7×1012cm-2であり、平均的な電子移動度
(μRT)は約6250±3%(cm2/V・s)であっ
た。また、液体窒素温度(77K)でのnsは約1.6
×1012cm-2で、また、77Kに於けるμは約23,
500cm2/V・sであり、本実施例のスペーサ層3
04を備えたGaInP系積層構造体に於いても高い電
子移動度が発現された。また、実施例1に記載と同様の
手法をもって構成されたGaInP系TEGFETのド
レイン電流にはヒステリシス(ループ)は殆ど認められ
なかった。また、ソース/ドレイン間電圧を3.0Vと
した際の室温での相互コンダクタンス(gm)は165
±5ミリジーメンス(mS)/mmと高く、且つ均一で
あった。
【0034】(実施例3)本実施例では、実施例1に記
したと同一の組成勾配を付し、且つ硼素(元素記号:
B)がドーピングされたGaXIn1-XP(X=0.88
→0.51)組成勾配層をスペーサ層として具備したG
aInP系2次元電子電界効果型トランジスタ(TEG
FET)を構成する場合を例にして、本発明を説明す
る。
【0035】本実施例のTEGFETはGaXIn1-X
組成勾配層の構成のみを実施例1とは異なる構成とし、
他のエピタキシャル構成層は実施例1と同一としている
ため図3を利用して本実施例を説明する。
【0036】本実施例では、Ga0.80In0.20Asチャ
ネル層303上に実施例1に記載のスペーサ層304を
成長する期間に限り、硼素をドーピングした。これよ
り、ガリウム組成比(=X)をチャネル層303との接
合界面304aで0.88とし、Ga0.51In0.49P電
子供給層305との接合界面304bで0.51とする
硼素ドープGaXIn1-XPスペーサ層(X=0.88→
0.51)304を形成した。硼素のドーピング源には
市販の電子工業用のトリエチル硼素((C25 3B)
を使用した。トリエチル硼素のMOCVD反応系への添
加(ドーピング)量は、スペーサ層304を構成するn
形GaXIn1-XP組成勾配層(X=0.88→0.5
1)のキャリア濃度が大凡、1×1017cm-3であるこ
とに鑑み、同組成勾配層の内部で約3×1017cm-3
硼素原子濃度を帰結する様に設定した。GaXIn1-X
組成勾配スペーサ層304のキャリア濃度は本実施例に
係わる硼素のドーピングにより約1×1016cm-3以下
に低下させられた。
【0037】GaXIn1-XPスペーサ層304の上に
は、実施例1と同一のn形Ga0.51In0.49P電子供給
層305及びn形GaAsコンタクト層306を積層さ
せて、GaInP系積層構造体を構成した。一般的なホ
ール(Hall)効果測定法に依り測定した室温(約3
00K)でのシート(sheet)キャリア濃度
(ns)は約1.6×1012cm-2であり、平均的な電
子移動度(μRT)は約6400(cm2/V・s)であ
った。また、液体窒素温度(77K)でのnsは約1.
5×1012cm-2で、また、77Kでのμは約24,5
00cm2/V・sであった。従って、本実施例の硼素
ドープスペーサ層304を備えたGaInP系積層構造
体からは、実施例1の場合に比較してより高い電子移動
度が発現された。また、実施例1に記載と同様の手法を
もって構成されたGaInP系TEGFETのドレイン
電流にはヒステリシス(ループ)は殆ど認められず、ま
た、ソース/ドレイン間電圧を3.0Vとした際の室温
での相互コンダクタンス(gm)は168ミリジーメン
ス(mS)/mmと高く、且つ均一となった。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明に依れ
ば、高い相互コンダクランスを発現するGaInP系T
EGFETを構成するに必要とされるスペーサ層を、チ
ャネル層から電子供給層に向けて層厚の増加方向にガリ
ウム組成比を減ずる様に組成勾配を付したGaXIn1-X
P層から構成したので、チャネル層内部に効率的に2次
元電子が蓄積させられ、且つ高い電子移動度が発現する
ため、相互コンダクタンスが大きくまた均一であるGa
InP系積層構造体が提供できる。
【0039】また、本発明の請求項2に記載の発明に依
れば、GaAs単結晶基板との格子整合性の優れた電子
供給層がGaInP系積層構造体内に形成できる。
【0040】また、本発明の請求項3に記載の発明に依
れば、チャネル層との接合界面でガリウム組成比を0.
70以上とし、Ga0.51In0.49P電子供給層との接合
界面までガリウム組成比を減少させたn形GaXIn1-X
P組成勾配層から構成したので、特に、相互コンダクタ
ンスの高いGaInP系高電子移動度電界効果型トラン
ジスタが提供できる。
【0041】また特に、本発明の請求項4に記載の発明
に依れば、チャネル層との接合界面でガリウム組成比を
1.0とし、Ga0.51In0.49P電子供給層との接合界
面までガリウム組成比を減少させたn形GaXIn1-X
組成勾配層から構成したので、特に、相互コンダクタン
スの高く均一であるGaInP系高電子移動度電界効果
型トランジスタが提供できる。
【0042】また、本発明の請求項5に記載の発明に依
れば、電子供給層との接合界面でのガリウム組成比が、
0.51±0.01となるようガリウム組成比を減少さ
せたn形GaXIn1-XP組成勾配層から構成したので、
特に、相互コンダクタンスの高く均一であるGaInP
系高電子移動度電界効果型トランジスタが提供できる。
【0043】本発明の請求項6に記載の発明に依れば、
硼素をドーピングしてキャリア濃度が低く、高い抵抗の
GaXIn1-XP組成勾配層からスペーサ層を構成するこ
ととしたので、高い電子移動度の2次元電子をチャネル
層内に蓄積できるため、特に相互コンダクタンス特性に
優れるGaInP系高電子移動度電界効果型トランジス
タが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のGaInP系TEGFET用途の、積層
構造体の断面模式図である。
【図2】GaXIn1 XP組成勾配スペーサ層について
の、ガリウム組成の勾配の様式を例示する図である。
【図3】実施例1に記載のGaInP系TEGFETの
断面模式図である。
【符号の説明】
1A 従来のGaInp系TEGFET用途積層構
造体 10 半絶縁性GaAs単結晶基板 11 緩衝層 12 チャネル層 12a スペーサ層との接合界面 12b チャネル層内部領(2次元電子走行領域) 13 スペーサ層 14 電子供給層 15 コンタクト層 16 ソース電極 17 ドレイン電極 18 ゲート電極 100 従来のGaInP系TEGFET 3A GaInP系TEGFET用積層構造体 300 GaInP系TEGFET 301 半絶縁性GaAs基板 302 AlGaAs/GaAs系超格子構造緩衝層 303 n形Ga0.80In0.20Asチャネル層 304 n形GaXIn1-XP組成勾配スペーサ層 304a チャネル層とスペーサ層との接合界面 304b スペーサ層と電子供給層との接合界面 305 n形Ga0.51In0.49P電子供給層 306 n形GaAsコンタクト層 307 ソース電極 308 ドレイン電極 309 ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田川 隆 埼玉県秩父市大字下影森1、505番地 昭和電工株式会社 総合研究所秩父研究 室内 (56)参考文献 特開 平6−168960(JP,A) 特開 平9−260643(JP,A) 特開 平10−98180(JP,A) 特開 平11−243058(JP,A) 特開 平9−246526(JP,A) 特開 平9−246530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/338 H01L 29/778 H01L 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性のGaAs単結晶基板上に、Ga
    ZIn1-ZAs(0<Z≦1)電子走行層、GaXIn1-X
    P(0<X≦1)スペーサ層、GaYIn1-YP(0<Y
    <1)電子供給層を含むGaInP系積層構造体に於い
    て、電子走行層、スペーサ層、電子供給層がこの順に接
    し、スペーサ層が電子走行層との接合界面から、電子供
    給層との接合界面に向けて、ガリウム組成比(X)を減
    少させていることを特徴とするGaInP系積層構造
    体。
  2. 【請求項2】電子供給層のガリウム組成比(Y)が0.
    51であることを特徴とする請求項1に記載のGaIn
    P系積層構造体。
  3. 【請求項3】スペーサ層のガリウム組成比が、電子走行
    層との接合界面において、0.70以上であることを特
    徴とする請求項1または2に記載のGaInP系積層構
    造体。
  4. 【請求項4】スペーサ層のガリウム組成比が、電子走行
    層との接合界面において、1.0であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のGaInP系積層構造体。
  5. 【請求項5】スペーサ層のガリウム組成比が、電子供給
    層との接合界面において、0.51±0.01であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のGa
    InP系積層構造体。
  6. 【請求項6】スペーサ層が、硼素をドーピングしたn形
    層から構成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    何れか1項に記載のGaInP系積層構造体。
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