JP3371725B2 - 自動車用ピラー構造 - Google Patents

自動車用ピラー構造

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JP3371725B2 JP33128796A JP33128796A JP3371725B2 JP 3371725 B2 JP3371725 B2 JP 3371725B2 JP 33128796 A JP33128796 A JP 33128796A JP 33128796 A JP33128796 A JP 33128796A JP 3371725 B2 JP3371725 B2 JP 3371725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ピラー構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用ピラー構造としては、例
えば実開平4−125953号公報に記載されたものが
ある。かかる自動車用ピラー構造では、ピラートリムを
中空に形成し、ピラーインナパネルに接するピラートリ
ムの背壁側に、ピラートリムの表壁側に突出する断面半
円筒状の表壁受け部が形成されている。また、別の従来
の自動車用ピラー構造としては、例えば実開平5−19
010号公報に記載されたものがある。かかる自動車用
ピラー構造では、柱状に形成されたピラー本体のピラー
インナパネル面を覆ってピラートリムを支持した構造
で、前記ピラー本体の車室内面には、乗員の身体側部の
所要部位に対応した貫通孔が形成され、該貫通孔には進
退自在な緩衝体ブロックを突出配置し、所要の車幅方向
衝突入力で貫通孔内に緩衝体ブロックを導くよう、緩衝
体ブロックが貫通孔に装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、かかる従
来の自動車用ピラー構造にあっては、自動車の衝突、所
謂一次衝突などによって、ピラートリムに乗員がぶつか
る、所謂二次衝突が生じた場合の乗員の加速度Gの変化
が、縦軸を加速度G、横軸を二次衝突開始時刻からの時
間Sとして表した図3の破線のように、衝突初期におい
て大きな加速度となるような曲線を辿ることにより効果
的に衝突時のエネルギーを吸収することが知られている
が、従来の構造では、ピラートリムを厚くしてピラート
リムを徐々に変形させながらエネルギーを吸収している
ため、そのピラートリムの厚み分だけ、車室内の居住空
間が狭くなってしまうという問題がある。また、別の従
来の構造では、所要の車幅方向衝突入力で貫通孔内に緩
衝体ブロックを導くよう、緩衝体ブロックを貫通孔に装
着する場合のチューニングが難しく、開発に多大な工数
と多大な費用が必要となり、原価高騰の一原因となり、
改善が望まれている。そこで、本発明は、以上のような
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
所謂二次衝突に対してエネルギー吸収特性として、加速
度Gのピークを衝突初期に設定して衝撃エネルギーを効
果的に吸収し、ピラートリムの厚みを薄くすることがで
きる自動車用ピラー構造を提供するところにある。ま
た、本発明の他の目的とするところは、自動車の車室内
の衝撃エネルギー吸収手段を、少ない工数と安価な開発
費で可能にする自動車用ピラー構造を提供するところに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
車用ピラー構造としては、柱状に形成されたピラー本体
のピラーインナパネルの車室内面を覆ってピラートリム
を支持した構造において、前記ピラーインナパネルの車
室内面には、スチールパッドが支持されており、該スチ
ールパッドには、前記ピラートリムの裏面に近接する突
起部が形成され、該突起部の自由端部が前記ピラー本体
のピラーインナパネルの車室内面に近接するように形成
され、これにより該スチールパッドは、車室内側よりの
荷重により初期反力が該ピラーインナパネルの車室内面
との間に生じ、しかる後に該反力無く自由に移動可能な
ることを特徴とし、さらに請求項2にあっては、請求項
1の自動車用ピラー構造において、前記スチールパッド
は、中央に前記ピラー本体のピラーインナパネルの車室
内面に当接される面が形成され、該面の少なくとも一方
辺に前記突起部が形成されてなることを特徴とする。従
って、請求項1および請求項2の発明によれば、自動車
の衝突、所謂一次衝突などによって、前記ピラートリム
に乗員がぶつかる所謂二次衝突が生じて、前記ピラート
リムに荷重が加わると、前記ピラートリムが変形をはじ
めるが、ほどなく前記スチールパッドの突起部に前記ピ
ラートリムの裏面が干渉し、該突起部の自由端部が前記
ピラー本体のピラーインナパネルの車室内面にぶつかる
ことで、前記ピラートリム及びスチールパッドの変形が
確実に阻止されることになる。
【0005】次いで、二次衝突末期で、前記スチールパ
ッドの突起部の自由端部が前記ピラートリムに加わった
荷重により、前記ピラー本体のピラーインナパネルの車
室内面を滑ることで、前記スチールパッドの突起部自体
が変形して、該スチールパッドの突起部が突っ張らなく
なることで、該反力を小さく抑えることができる。この
ように、スチールパッドは、車室内側よりの荷重により
初期反力が該ピラーインナパネルの車室内面との間に生
じ、しかる後に該反力無く自由に移動することができる
ようになるので、乗員の加速度変化が二次衝突初期にお
いて高い値を確実に示すことになり、次いで、しかる
後、二次衝突末期で、衝突時のエネルギーを効果的に吸
収することができる。更に、スチールパッドをピラーイ
ンナパネルに支持するだけでよいので、少ない工数と安
価な開発費で衝撃エネルギー吸収手段を実現することが
できる。
【0006】請求項3にあっては、請求項1または請求
項2記載の自動車用ピラー構造であって、前記スチール
パッドには、前記自由端部において、ピラーインナパネ
ル車室内面に略平行なフランジが形成されてなることを
特徴とする。従って、請求項3の発明によれば、前記ピ
ラートリムに荷重が加わり、前記ピラートリムが変形を
始めて、ほどなく前記スチールパッドの突起部に前記ピ
ラートリムの裏面が干渉すると、前記フランジが前記ピ
ラーインナパネルの車室内面に確実にぶつかることにな
る。また、二次衝突末期で、前記フランジが、前記ピラ
ートリムに加わった荷重により、前記ピラー本体のピラ
ーインナパネルの車室内面を滑る。請求項4にあって
は、請求項1ないし請求項3何れか記載の自動車用ピラ
ー構造であって、前記ピラートリムには、前記ピラー本
体のピラーインナパネルの車室内面との間に、前記スチ
ールパッドの突起部の自由端部が移動自在な空間が形成
されてなることを特徴とする。従って、請求項4の発明
によれば、請求項1ないし請求項3何れか記載の作用に
加え、前記スチールパッドの突起部の自由端部が前記ピ
ラー本体のピラーインナパネルの車室内面を滑ることの
支障を確実にきたさないことになる。請求項5にあって
は、請求項1ないし請求項4何れか記載の自動車用ピラ
ー構造であって、ピラートリムは、該ピラートリムの裏
面側からピラーインナパネルに向けて延設された支持突
起部を有し、この支持突起部とピラーインナパネルの車
室内面とで前記スチールパッドを挟持したことを特徴と
する。従って、請求項5の発明によれば、請求項1ない
し請求項4何れか記載の作用に加え、前記スチールパッ
ドを支持突起部とピラーインナパネルの車室内面とで挟
持することで、スチールパッドを支持する。請求項6に
あっては、請求項1ないし請求項4の何れか記載の自動
車用ピラー構造であって、前記ピラートリムの裏面の対
向する2つの角部に薄板状のリブを一体成形し、各リブ
にブラケットの対応する端部を固定し、該ブラケットと
ピラーインナパネルの車室内面とで前記スチールパッド
を挟持したことを特徴とする。従って、請求項6の発明
によれば、請求項1ないし請求項4何れか記載の作用に
加え、前記スチールパッドをピラートリムに一体成形さ
れた薄板状のリブに固定されたブラケットとピラーイン
ナパネルの車室内面とで挟持することで、スチールパッ
ドを支持する。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の自動
車用ピラー構造によれば、柱状に形成されたピラー本体
のピラーインナパネルの車室内面を覆ってピラートリム
を支持した構造において、前記ピラーインナパネルの車
室内面には、スチールパッドが支持されており、該スチ
ールパッドには、前記ピラートリムの裏面に近接する突
起部が形成され、該突起部の自由端部が前記ピラー本体
のピラーインナパネルの車室内面に近接するように形成
され、これにより該スチールパッドは、車室内側よりの
荷重により初期反力が該ピラーインナパネルの車室内面
との間に生じ、しかる後に該反力無く自由に移動可能な
ることを特徴とし、さらに請求項2によれば、前記スチ
ールパッドは、中央に前記ピラー本体のピラーインナパ
ネルの車室内面に当接される面が形成され、該面の少な
くとも一方辺に前記突起部が形成されてなることを特徴
とするので、自動車の衝突、所謂一次衝突などによっ
て、前記ピラートリムに乗員がぶつかる所謂二次衝突
生じて、前記ピラートリムに荷重が加わると、前記ピラ
ートリムが変形をはじめるが、ほどなく前記スチールパ
ッドの突起部に前記ピラートリムの裏面が干渉し、該突
起部の自由端部が前記ピラー本体のピラーインナパネル
の車室内面にぶつかることで、前記ピラートリム及びス
チールパッドの変形が確実に阻止されることになる。
【0008】次いで、二次衝突末期で、前記スチールパ
ッドの突起部の自由端部が前記ピラートリムに加わった
荷重により、前記ピラー本体のピラーインナパネルの車
室内面を滑ることで、前記スチールパッドの突起部自体
が変形して、該スチールパッドの突起部が突っ張らなく
なることで、該反力を小さく抑えることができる。従っ
て、簡単なパネル形状で目的のエネルギー吸収特性を得
られる。このように、スチールパッドは、車室内側より
の荷重により初期反力が該ピラーインナパネルの車室内
面との間に生じ、しかる後に該反力無く自由に移動する
ことができるようになるので、乗員の加速度変化が二次
衝突初期において高い値を確実に示すことになり、次い
で、しかる後、二次衝突末期で、衝突時のエネルギーを
効果的に吸収することができる。更に、スチールパッド
をピラーインナパネルに支持するだけでよいので、少な
い工数と安価な開発費で衝撃エネルギー吸収手段を実現
することができる。
【0009】請求項3によれば、請求項1及び請求項2
記載の効果に加えて、前記ピラートリムに荷重が加わ
り、前記ピラートリムが変形を始めて、ほどなく前記ス
チールパッドの突起部に前記ピラートリムの裏面が干渉
すると、前記フランジが前記ピラーインナパネルの車室
面に確実にぶつかることになる。また、二次衝突末期
で、前記フランジが、前記ピラートリムに加わった荷重
により、前記ピラー本体のピラーインナパネルの車室内
面を確実に滑ることになる。請求項4によれば、前記ピ
ラートリムには、前記ピラー本体のピラーインナパネル
の車室内面との間に、前記スチールパッドの突起部の自
由端部が移動自在な空間が形成されてなることを特徴と
するので、請求項1ないし請求項3何れか記載の効果に
加え、前記スチールパッドの突起部の自由端部が前記ピ
ラー本体のピラーインナパネルの車室内面を滑ることの
支障を確実にきたさないことになる。請求項5によれ
ば、請求項1ないし請求項4何れか記載の効果に加え
て、前記スチールパッドを支持突起部とピラーインナパ
ネルの車室内面とで挟持することで、スチールパッドを
確実に支持することができる。請求項6によれば、請求
項1ないし請求項4何れか記載の効果に加え、前記ピラ
ートリムの裏面の対向する2つの角部に形成されたリブ
の各々に前記ブラケットの端部を固定し、該ブラケット
とピラーインナパネルの車室内面とで前記スチールパッ
ドを挟持するので、スチールパッドを確実に支持するこ
とができると共に、ピラートリムには一体に薄板状のリ
ブを成形するだけでよく、従って、ピラートリムに直接
に支持突起部を延設する構造に比べて、ピラートリムの
表面のひけの発生も防止でき、ピラートリムの成形を簡
単に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。図1乃至図3は、本発明の第1の実
施形態に係る自動車用ピラー構造を示している。図中、
符号1は、柱状に形成された「ピラー本体」としてのセ
ンターピラー本体で、前後両フランジ3a,5aにより
結合されるピラーインナパネル3とピラーアウタパネル
5とより形成されてなる。符号6は、該前後両フランジ
3a,5aに結合されたウエザーストリップで、後述す
るピラートリム7の前後端部12を覆ってなる。符号7
は、前記センターピラー本体1のピラーインナパネル3
の車室内面3bに沿って配されることで、該ピラーイン
ナパネル3の車室内面3bを覆うように横断面形状が湾
曲或いはコの字或いはCの字など略C字状に形成されて
なると共に上下に長尺状に形成されてなる合成樹脂材よ
りなるピラートリムである。
【0011】該ピラートリム7には、その裏面7a側か
らピラーインナパネル3に向かい延設された支持突起部
であるところのボス8が一体に成形されており、該ボス
8に支持されたクリップ10が前記センターピラー本体
1のピラーインナパネル3の車室内面3bに形成された
貫通孔14に係合されることにより、該ピラートリム7
が、前記センターピラー本体1のピラーインナパネル3
の車室内面3bに配設されてなる。符号9は、前記ピラ
ーインナパネル3の車室内面3bにタッピングスクリュ
ウ11により支持されると共に、前記ボス8とピラーイ
ンナパネル3の車室内面3bに挟持されてなるスチール
パッドである。該スチールパッド9は、中央に前記セン
ターピラー本体1のピラーインナパネル3の車室内面3
bに当接される「面」としての取付面13が形成され、
該取付面13の自動車の前後FR両辺(少なくとも一方
辺)15,17は、前後対称に前記ピラートリム7の裏
面7aに近接された突起部21が突起状に形成され、該
突起部21の自由端部23が前記センターピラー本体1
のピラーインナパネル3の車室内面3bに近接するよう
に形成されてなる。
【0012】該自由端部23には、前記センターピラー
本体1のピラーインナパネル3の車室内面3bに平行な
フランジ25が突出形成されてなる。前記ピラートリム
7には、前記センターピラー本体1のピラーインナパネ
ル3の車室内面3bとの間に、前記スチールパッド9の
突起部21の自由端部23が移動自在な空間27が形成
されてなる。
【0013】本実施形態によれば、自動車の衝突、所謂
一次衝突などによって、前記ピラートリム7に乗員がぶ
つかる、所謂二次衝突が生じて、前記ピラートリム7に
荷重Fが加わると、前記ピラートリム7が変形を始める
が、ほどなく前記スチールパッド9の突起部21に前記
ピラートリム7の裏面7aが干渉し、該突起部21の自
由端部23のフランジ25が前記センターピラー本体1
のピラーインナパネル3の車室内面3bにぶつかること
で、前記ピラートリム7及びスチールパッド9の変形が
確実に阻止され、初期反力が該ピラーインナパネル面と
の間に生ずることになる。
【0014】次いで、二次衝突時刻の末期で、前記スチ
ールパッド9の突起部21の自由端部23のフランジ2
5が、前記ピラートリム7に加わった荷重Fにより、前
記センターピラー本体1のピラーインナパネル3の車室
内面3bを滑ることで、前記スチールパッド9の突起部
21自体が破線で示すように変形して、該スチールパッ
ド9の突起部21が突っ張らなくなることで、ピラーイ
ンナパネル3との間で生ずる反力が小さく抑えられる。
このとき、前記空間27が、前記スチールパッド9の突
起部21の自由端部23のフランジ25が前記センター
ピラー本体1のピラーインナパネル3の車室内面3bを
滑ることを、確実に可能にしている。本実施形態による
乗員の加速度Gの時間変化を示すと図3の実線で表した
曲線となり、乗員の加速度Gの変化が二次衝突時刻Sの
初期において、高い加速度Gの値を確実に示し、二次衝
突時刻Sの末期で、反力を小さく抑えられ、衝突時のエ
ネルギーを効果的に吸収しながら、加速度が低くなって
いくことになる。従って、破線で表すエネルギー吸収特
性に近づけることができ、ピラートリム7の厚さを薄く
することができるので、車室内の居住空間を広くするこ
とができる。また、スチールパッド9を簡単な形状にで
きると共にピラーインナパネル3にタッピングスクリュ
ウ11及びクリップ10によって支持するだけでよいの
で、少ない工数と安価な開発費で衝撃エネルギー吸収手
段であるスチールパッド9を設定することができる。
【0015】図4に本発明の第2の実施形態に係る自動
車用ピラー構造を表す図1相当図を示す。本実施形態で
は、ピラートリム7に一体にボス8を設ける代わりに、
ブラケット18の両端部を、ピラートリム7の裏面7a
の対向する2つの角部に一体成形された薄板状のリブ2
9,29にインモールド成形等により固定し、該ブラケ
ット18に支持された固定具であるところのクリップ1
0を前記センターピラー本体1のピラーインナパネル3
の車室内面3bに形成された貫通孔14に係合すること
で、ピラートリム7をピラーインナパネル3の車室内面
3bに配設し、同時に該ブラケット18とピラーインナ
パネル3の車室内面3bとでスチールパッドを挟持した
ものであり、他の構造は、第1の実施形態と同一であ
る。この第2の実施形態においても、二次衝突が生じる
と、クリップ10の存在する部分においては、ピラート
リム7が変形をすると同時に、ブラケット18も変形し
てスチールパッド9の突起部21にピラートリム7とブ
ラケット18が干渉することになるが、他の点では、第
1の実施形態と同一であり、第1の実施形態と同等の効
果が得られる。また、第1の実施形態のようなクリップ
10を支持する厚肉のボス8をピラートリム7に一体成
形する場合ピラートリム7の表面にひけが発生するおそ
れがあるが、この第2の実施形態では、ボス8の代わり
に別体のブラケット18を用い、ブラケット18が固定
される薄板状のリブ29をピラートリム7に一体成形す
ることで、ピラートリム7の表面にひけが発生すること
を防止することができる。 前記説明は、センターピラ
ー本体1について説明したが、本願発明はこれに限定さ
れるものではないことは勿論であり、フロントピラー本
体やリアピラー本体も、本願発明の範囲内であることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる自動車用ピ
ラー構造の横断面説明図(図2のI−I線に沿って見た
断面図)である。
【図2】図1の分解斜視説明図である。
【図3】縦軸を加速度G、横軸を二次衝突開始時刻から
の時間Sとしたエネルギー吸収特性を表すグラフであ
り、破線が理想のエネルギー吸収特性曲線、実線が本実
施形態によるエネルギー吸収特性曲線である。
【図4】この発明の第2の実施形態にかかる自動車用ピ
ラー構造の図1に相当する横断面説明図である。
【符号の説明】
1 「ピラー本体」としてのセンターピラー本体 3 ピラーインナパネル 3b ピラーインナパネルの車室内面 5 ピラーアウタパネル 7 ピラートリム 7a ピラートリムの裏面 8 支持突起部としてのボス 9 スチールパッド 13 スチールパッドの「面」としての取付面 15,17 スチールパッドの前後両辺(少なくとも一
方辺) 18 ブラケット 21 スチールパッドの突起部 23 突起部の自由端部 25 自由端部のフランジ 27 空間 29 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−205730(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02 B60R 21/02 B62D 25/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状に形成されたピラー本体のピラーイ
    ンナパネルの車室内面を覆ってピラートリムを支持した
    構造において、 前記ピラーインナパネルの車室内面にはスチールパッド
    が支持されており、該スチールパッドには、前記ピラー
    トリムの裏面に近接する突起部が形成され、該突起部の
    自由端部が前記ピラー本体のピラーインナパネルの車室
    内面に近接するように形成され、これにより該スチール
    パッドは、車室内側よりの荷重により初期反力が該ピラ
    ーインナパネルの車室内面との間に生じ、しかる後に該
    反力無く自由に移動可能なることを特徴とする自動車用
    ピラー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ピラー構造であ
    って、 前記スチールパッドは、中央に前記ピラー本体のピラー
    インナパネルの車室内面に当接される面が形成され、該
    面の少なくとも一方辺に前記突起部が形成されてなるこ
    とを特徴とする自動車用ピラー構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動車用
    ピラー構造であって、前記スチールパッドには、前記自
    由端部において、ピラーインナパネル車室内面に略平行
    なフランジが形成されてなることを特徴とする自動車用
    ピラー構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3何れか記載の自
    動車用ピラー構造であって、 前記ピラートリムには、前記ピラー本体のピラーインナ
    パネルの車室内面との間に、前記スチールパッドの突起
    部の自由端部が移動自在な空間が形成されてなることを
    特徴とする自動車用ピラー構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4何れか記載の自
    動車用ピラー構造であって、ピラートリムは、該ピラー
    トリムの裏面側からピラーインナパネルに向けて延設さ
    れた支持突起部を有し、この支持突起部とピラーインナ
    パネルの車室内面とで前記スチールパッドを挟持したこ
    とを特徴とする自動車用ピラー構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4何れか記載の自
    動車用ピラー構造であって、 前記ピラートリムの裏面の対向する2つの角部に薄板状
    のリブを一体成形し、各リブにブラケットの対応する端
    部を固定し、該ブラケットとピラーインナパネルの車室
    内面とで前記スチールパッドを挟持したことを特徴とす
    る自動車用ピラー構造。
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