JP3368942B2 - 水平偏向波形補正回路 - Google Patents
水平偏向波形補正回路Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/22—Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
- H04N3/23—Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
- H04N3/233—Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/16—Picture reproducers using cathode ray tubes
- H04N9/28—Arrangements for convergence or focusing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Amplitude Modulation (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス制御された集積回
路により発生された水平偏向信号の左−右波形補正のよ
うな、陰極線管偏向増幅制御の分野に関する。
路により発生された水平偏向信号の左−右波形補正のよ
うな、陰極線管偏向増幅制御の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログとディジタル両方のテレビジョ
ン信号処理を含む単一集積回路の開発は、受像機の部品
点数の大幅な削減、信頼性の向上及び製造コストの低下
をもたらす。このような集積回路は、基準発振器をロッ
クして、水平及び垂直レート偏向信号を生ずる同期分離
回路を屡々使用する。最小の回路基板ポテンショメータ
で集積回路機能の制御を容易に行ない、集積回路ピン数
を最小とするため、集積回路がデータバスを経由して制
御される。データバスシステムの一例は、3本の制御
線、即ち夫々にデータ、クロック及びイネーブル、から
なるトムソンロジックプロトコルである。集積回路は通
常、設定、調節、又は特定なパラメータ用のユーザ定義
値に対応するディジタル値を記憶するメモリレジスタを
含む。記憶されたディジタルデータは、ディジタルアナ
ログ変換器によりアナログ値に変換される。このアナロ
グ値は、外部回路の特定なパラメータを制御するために
集積回路から出力される。
ン信号処理を含む単一集積回路の開発は、受像機の部品
点数の大幅な削減、信頼性の向上及び製造コストの低下
をもたらす。このような集積回路は、基準発振器をロッ
クして、水平及び垂直レート偏向信号を生ずる同期分離
回路を屡々使用する。最小の回路基板ポテンショメータ
で集積回路機能の制御を容易に行ない、集積回路ピン数
を最小とするため、集積回路がデータバスを経由して制
御される。データバスシステムの一例は、3本の制御
線、即ち夫々にデータ、クロック及びイネーブル、から
なるトムソンロジックプロトコルである。集積回路は通
常、設定、調節、又は特定なパラメータ用のユーザ定義
値に対応するディジタル値を記憶するメモリレジスタを
含む。記憶されたディジタルデータは、ディジタルアナ
ログ変換器によりアナログ値に変換される。このアナロ
グ値は、外部回路の特定なパラメータを制御するために
集積回路から出力される。
【0003】集積回路ピン数を削減するために、ある種
の波形と制御信号とが共通の集積回路ピン上に出力され
る。例えば、水平ピンクッション補正波形、つまり垂直
レートパラボラは、水平幅決定DC電圧と共に出力され
る。このように1本の集積回路ピンが2種の回路制御機
能に利用される。水平ピンクッション及び水平幅制御パ
ラメータを選択することの利点は、両方のパラメータ
が、例えばピンクッションダイオード変調器に接続され
たパルス幅変調器のような、共通の偏向回路構成により
制御され得ることである。このように、垂直レートパラ
ボラは水平幅決定DC電圧に重畳される。
の波形と制御信号とが共通の集積回路ピン上に出力され
る。例えば、水平ピンクッション補正波形、つまり垂直
レートパラボラは、水平幅決定DC電圧と共に出力され
る。このように1本の集積回路ピンが2種の回路制御機
能に利用される。水平ピンクッション及び水平幅制御パ
ラメータを選択することの利点は、両方のパラメータ
が、例えばピンクッションダイオード変調器に接続され
たパルス幅変調器のような、共通の偏向回路構成により
制御され得ることである。このように、垂直レートパラ
ボラは水平幅決定DC電圧に重畳される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この複合制御
信号は、回路制御点への直流結合を必要とする。さら
に、ある偏向ヨーク及び/又は管の組合せに対する制御
上の要求においては、多機能集積回路の出力電圧変動性
能を上回る程度の制御信号振幅を必要とする。従って、
集積回路には、二つの制御信号の最大振幅比を制限する
制約が存在する。集積回路には、ディジタル制御の範
囲、即ち、制御データビット数と、制御値メモリ用の必
然的なサイズ要求とに関して更なる制約が存在する。
信号は、回路制御点への直流結合を必要とする。さら
に、ある偏向ヨーク及び/又は管の組合せに対する制御
上の要求においては、多機能集積回路の出力電圧変動性
能を上回る程度の制御信号振幅を必要とする。従って、
集積回路には、二つの制御信号の最大振幅比を制限する
制約が存在する。集積回路には、ディジタル制御の範
囲、即ち、制御データビット数と、制御値メモリ用の必
然的なサイズ要求とに関して更なる制約が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】偏向装置は、偏向増幅器
とそれに結合された偏向波形変調回路とから成る。変調
信号を発生するディジタルアナログ変換器は基準信号を
発生する手段に結合され、基準信号の変動に応じて変調
信号を信号変動させる。比較器は2入力を有し、入力に
与えられた信号が基準信号の変動に応じて互いに追従す
るように、ディジタルアナログ変換器が一の入力に結合
され、基準信号が他の一の入力に結合される。比較器
は、波形変調用偏向波形変調回路に結合された出力を有
する。
とそれに結合された偏向波形変調回路とから成る。変調
信号を発生するディジタルアナログ変換器は基準信号を
発生する手段に結合され、基準信号の変動に応じて変調
信号を信号変動させる。比較器は2入力を有し、入力に
与えられた信号が基準信号の変動に応じて互いに追従す
るように、ディジタルアナログ変換器が一の入力に結合
され、基準信号が他の一の入力に結合される。比較器
は、波形変調用偏向波形変調回路に結合された出力を有
する。
【0006】
【実施例】図1は、アナログとディジタルとのテレビジ
ョン回路機能を複合して含む集積回路U1の利用に基づ
く水平偏向回路を示す。集積回路U1は、ドライバ段を
介して水平出力トランジスタQ2に結合される水平レー
ト信号Hdを発生する。トランジスタQ2は、偏向巻線
Lyをドライブするようにタップされた一次巻線を有す
る出力変圧器T1に結合される。出力変圧器T1は、2
次巻線W1及びW2を有する。巻線W1は、ピーク値約
30ボルトの帰線パルス22を発生する。巻線W2は、
(図示されていない)高圧超電源発生器に結合される。
左−右、又はピンクッション偏向波形補正がダイオード
変調器400により与えられる。ダイオード変調器は偏
向巻線Lyに結合され、巻線を通る電流を垂直レートで
放物線状に効果的に変化させる。トランジスタQ1は、
電圧比較器U2により発生される水平レート可変幅パル
スに応答し、ダイオード変調器に結合された飽和スイッ
チとして機能する。比較器U2の一入力は、垂直レート
パラボラと、集積回路U1が発生するDC成分とを、変
圧器T1の巻線W1が発生する積分された水平帰線パル
スと共に加算する。この複合波形は、比較器の第2の入
力に供給される基準電位と比較され、その結果、比較器
の出力信号は、垂直レートパラボラに応じて幅が変化す
る水平レートパルスを有する。
ョン回路機能を複合して含む集積回路U1の利用に基づ
く水平偏向回路を示す。集積回路U1は、ドライバ段を
介して水平出力トランジスタQ2に結合される水平レー
ト信号Hdを発生する。トランジスタQ2は、偏向巻線
Lyをドライブするようにタップされた一次巻線を有す
る出力変圧器T1に結合される。出力変圧器T1は、2
次巻線W1及びW2を有する。巻線W1は、ピーク値約
30ボルトの帰線パルス22を発生する。巻線W2は、
(図示されていない)高圧超電源発生器に結合される。
左−右、又はピンクッション偏向波形補正がダイオード
変調器400により与えられる。ダイオード変調器は偏
向巻線Lyに結合され、巻線を通る電流を垂直レートで
放物線状に効果的に変化させる。トランジスタQ1は、
電圧比較器U2により発生される水平レート可変幅パル
スに応答し、ダイオード変調器に結合された飽和スイッ
チとして機能する。比較器U2の一入力は、垂直レート
パラボラと、集積回路U1が発生するDC成分とを、変
圧器T1の巻線W1が発生する積分された水平帰線パル
スと共に加算する。この複合波形は、比較器の第2の入
力に供給される基準電位と比較され、その結果、比較器
の出力信号は、垂直レートパラボラに応じて幅が変化す
る水平レートパルスを有する。
【0007】集積回路U1は、3入力線、即ちシリアル
データ、クロックパルス及びイネーブル信号を介して、
(図示されていない)マイクロコンピュータシステムに
より制御される。シリアルデータは、トムソンロジック
プロトコルを使用する。集積回路U1は、水平周波数の
32倍で動作する発振器OSC20を含む。この発振器
は、選択されたビデオソースからの水平同期信号、即
ち、ベース帯域ビデオ入力或いはRF変調ソースからの
復調された同期信号のいずれかに位相がロックされる
(図1には示されていない)。カウントダウン回路CD
19は、水平と垂直両方のレート波形を作りだす。水平
レート信号Hdは、集積回路U1から抵抗R17を介し
て、水平ドライバ段11に結合される。水平ドライバ
は、水平出力トランジスタQ2のベースに接続される。
トランジスタQ2のエミッタは接地され、コレクタは、
出力変圧器T1を介して、電源B+に接続される。変圧
器T1は、水平偏向コイルLyを駆動するタップ付きの
1次巻線を有する。変圧器T1は、抵抗R8を介して比
較器U2の入力で加算回路網に結合される約30ボルト
の帰線パルス22を発生する2次巻線W1を有する。比
較器U2の正入力で加算回路網に結合される水平レート
のこぎり波形電圧を発生するように、帰線パルス22が
抵抗R8とキャパシタC4とにより積分される。変圧器
巻線W2は、図には示されていない超電源に結合され
る。水平偏向コイルLyは、”S”補正キャパシタCs
及び線形性補正インダクタLlinに直列に結合され
る。
データ、クロックパルス及びイネーブル信号を介して、
(図示されていない)マイクロコンピュータシステムに
より制御される。シリアルデータは、トムソンロジック
プロトコルを使用する。集積回路U1は、水平周波数の
32倍で動作する発振器OSC20を含む。この発振器
は、選択されたビデオソースからの水平同期信号、即
ち、ベース帯域ビデオ入力或いはRF変調ソースからの
復調された同期信号のいずれかに位相がロックされる
(図1には示されていない)。カウントダウン回路CD
19は、水平と垂直両方のレート波形を作りだす。水平
レート信号Hdは、集積回路U1から抵抗R17を介し
て、水平ドライバ段11に結合される。水平ドライバ
は、水平出力トランジスタQ2のベースに接続される。
トランジスタQ2のエミッタは接地され、コレクタは、
出力変圧器T1を介して、電源B+に接続される。変圧
器T1は、水平偏向コイルLyを駆動するタップ付きの
1次巻線を有する。変圧器T1は、抵抗R8を介して比
較器U2の入力で加算回路網に結合される約30ボルト
の帰線パルス22を発生する2次巻線W1を有する。比
較器U2の正入力で加算回路網に結合される水平レート
のこぎり波形電圧を発生するように、帰線パルス22が
抵抗R8とキャパシタC4とにより積分される。変圧器
巻線W2は、図には示されていない超電源に結合され
る。水平偏向コイルLyは、”S”補正キャパシタCs
及び線形性補正インダクタLlinに直列に結合され
る。
【0008】ピンクッション又は左−右偏向補正は、ダ
イオード変調器400によりもたらされる。ダイオード
変調器は、キャパシタC9及びC10夫々の直列結合
と、これを並列に接続され、互いに直列に接続されたダ
イオードD3とD4とから形成される。ダイオードD4
のカソードは、トランジスタQ2のコレクタに接続され
る。ダイオードD4のアノードは、ダイオードD3のカ
ソードに接続され、接合点は線形インダクタLlinに
接続される。ダイオードD3のカソードとキャパシタC
9、C10との接合点は、インダクタL2を介して、イ
ンダクタL1とキャパシタC8との接合点に接続され
る。インダクタL1は、ダンピング抵抗R15によりブ
リッジされる。キャパシタC8は、水平レートパルス電
流を接地に減結合させ、水平パルスのパラボリック幅変
調に応答する垂直レートパラボリック波形電圧を発生す
る。
イオード変調器400によりもたらされる。ダイオード
変調器は、キャパシタC9及びC10夫々の直列結合
と、これを並列に接続され、互いに直列に接続されたダ
イオードD3とD4とから形成される。ダイオードD4
のカソードは、トランジスタQ2のコレクタに接続され
る。ダイオードD4のアノードは、ダイオードD3のカ
ソードに接続され、接合点は線形インダクタLlinに
接続される。ダイオードD3のカソードとキャパシタC
9、C10との接合点は、インダクタL2を介して、イ
ンダクタL1とキャパシタC8との接合点に接続され
る。インダクタL1は、ダンピング抵抗R15によりブ
リッジされる。キャパシタC8は、水平レートパルス電
流を接地に減結合させ、水平パルスのパラボリック幅変
調に応答する垂直レートパラボリック波形電圧を発生す
る。
【0009】トランジスタQ1のコレクタは、直列に接
地に結合された抵抗R18及びキャパシタC7に結合さ
れる。この回路網は、「スナッバ」として知られてお
り、トランジスタQ1の電流の流れが止まる時に、イン
ダクタL1により引き起こされる誘導スイッチング過渡
をなくす。抵抗R18及びキャパシタC7の時定数は、
トランジスタのスイッチがオフの場合に、トランジスタ
Q1のコレクタ電圧の増加を遅らせるように選択され
る。カソードが電圧電源に接続されたダイオードD2の
アノードは、トランジスタQ1のコレクタに接続され
る。このように、ダイオードD2は、26ボルト電源に
より通常は逆バイアスされる。しかし、トランジスタQ
1のスイッチがオフの場合には、インダクタL1により
引き起こされる正電圧過渡は、ダイオードD2を導通
し、過渡をクランプして誘導電流を26ボルト電源に誘
導する。かくして、ダイオードD2、及び、キャパシタ
C7と抵抗R18とにより形成される「スナッバ」回路
網は、トランジスタQ1の過放出と破壊とを防ぐ。キャ
パシタC11及びC12は、トランジスタQ1のスイッ
チングに起因する無線周波数高周波成分の発生を防ぐよ
うに高周波数をバイパスする。トランジスタQ1のコレ
クタもまた、負帰還を供給するように抵抗R10を介し
て電圧比較器U2の非反転入力における加算点に結合さ
れる。
地に結合された抵抗R18及びキャパシタC7に結合さ
れる。この回路網は、「スナッバ」として知られてお
り、トランジスタQ1の電流の流れが止まる時に、イン
ダクタL1により引き起こされる誘導スイッチング過渡
をなくす。抵抗R18及びキャパシタC7の時定数は、
トランジスタのスイッチがオフの場合に、トランジスタ
Q1のコレクタ電圧の増加を遅らせるように選択され
る。カソードが電圧電源に接続されたダイオードD2の
アノードは、トランジスタQ1のコレクタに接続され
る。このように、ダイオードD2は、26ボルト電源に
より通常は逆バイアスされる。しかし、トランジスタQ
1のスイッチがオフの場合には、インダクタL1により
引き起こされる正電圧過渡は、ダイオードD2を導通
し、過渡をクランプして誘導電流を26ボルト電源に誘
導する。かくして、ダイオードD2、及び、キャパシタ
C7と抵抗R18とにより形成される「スナッバ」回路
網は、トランジスタQ1の過放出と破壊とを防ぐ。キャ
パシタC11及びC12は、トランジスタQ1のスイッ
チングに起因する無線周波数高周波成分の発生を防ぐよ
うに高周波数をバイパスする。トランジスタQ1のコレ
クタもまた、負帰還を供給するように抵抗R10を介し
て電圧比較器U2の非反転入力における加算点に結合さ
れる。
【0010】比較器U2の正入力は、抵抗R10を介し
た負帰還と共に、垂直レートパラボリック波形と、抵抗
R2、R3及びキャパシタC1を介して組み合わされる
DC成分とを帰線パルスの積分によりキャパシタC4に
わたり形成される水平レートランプに加算する回路網2
00に接続される。加算の結果は、フィールドレートパ
ラボラに重畳された水平ランプである。非反転入力に供
給された波形合計が、比較器U2の反転入力に供給され
た基準電位より小さい場合には、比較器出力は接地電位
近傍に保持される。従って、比較器出力回路は、抵抗R
14を介する26ボルト電源からの電流を減少させ、ト
ランジスタQ1を非伝導性に保持する。波形合計が比較
器U2の負入力に設定される基準電位を越える場合に
は、出力は、接地から切り替わって、抵抗R14を介し
て電流をトランジスタQ1のベースに供給してこれをオ
ンとさせる。
た負帰還と共に、垂直レートパラボリック波形と、抵抗
R2、R3及びキャパシタC1を介して組み合わされる
DC成分とを帰線パルスの積分によりキャパシタC4に
わたり形成される水平レートランプに加算する回路網2
00に接続される。加算の結果は、フィールドレートパ
ラボラに重畳された水平ランプである。非反転入力に供
給された波形合計が、比較器U2の反転入力に供給され
た基準電位より小さい場合には、比較器出力は接地電位
近傍に保持される。従って、比較器出力回路は、抵抗R
14を介する26ボルト電源からの電流を減少させ、ト
ランジスタQ1を非伝導性に保持する。波形合計が比較
器U2の負入力に設定される基準電位を越える場合に
は、出力は、接地から切り替わって、抵抗R14を介し
て電流をトランジスタQ1のベースに供給してこれをオ
ンとさせる。
【0011】垂直パラボラのDC成分は、パラボラの平
均値を確定し、従って、平均水平偏向振幅又は幅を設定
する。パラボラ成分に起因して、積分された水平フライ
バックパルスがパラボリック状波形に従う比較器のスイ
ッチングスレッショルドを越える。そのため、比較器出
力は、垂直パラボラに応じて変化する幅を有する垂直レ
ートパルスにより構成される。図2の(A)に1テレビ
フィールド間隔、即ち16.6ミリ秒にわたるトランジ
スタQ1のコレクタ電圧を示す。この波形は水平レート
パルスから成るが、パラボリック幅変調が観察される。
夫々にテレビジョンフィールドの最初と最後とに対応す
る時間間隔t1とt3とにより示されるパラボラの尖点
近傍において、積分された帰線パルスの先端だけが比較
器スイッチングスレッショルドを超える。この結果、図
2の(B)に示すように負状態で幅が狭いパルスが発生
する。時間間隔t2に対応する入力パラボラのピークで
は、積分されたパルスの大部分が基準入力を超え、その
結果、図2の(C)に示すように負状態出力パルス幅が
広くなる。かくしてトランジスタQ1のコレクタは、垂
直パラボラにより変調された水平レートパルス波形を有
し、公称電源電圧と接地との間で切り換わる。トランジ
スタQ1のコレクタにおけるパラボリック波形成分は、
インダクタL2を介してピンクッション補正電流をダイ
オード変調器400に供給するインダクタL1とキャパ
シタC8とにより積分され、低域濾波される。比較器U
2は、D級モードで動作するスイッチング増幅器であ
る。例えば、パラボリック信号周波数のような低周波数
では、抵抗R10により比較器U2の非反転入力への負
帰還ループが設けられる。比較器U2は線形ダイオード
変調器を駆動するように線形A級増幅器として代わりに
構成される。抵抗R9とキャパシタC5とは比較器U2
出力をその非反転入力に結合し、その結果として比較器
のスイッチング速度を向上させる正帰還を生ずる。
均値を確定し、従って、平均水平偏向振幅又は幅を設定
する。パラボラ成分に起因して、積分された水平フライ
バックパルスがパラボリック状波形に従う比較器のスイ
ッチングスレッショルドを越える。そのため、比較器出
力は、垂直パラボラに応じて変化する幅を有する垂直レ
ートパルスにより構成される。図2の(A)に1テレビ
フィールド間隔、即ち16.6ミリ秒にわたるトランジ
スタQ1のコレクタ電圧を示す。この波形は水平レート
パルスから成るが、パラボリック幅変調が観察される。
夫々にテレビジョンフィールドの最初と最後とに対応す
る時間間隔t1とt3とにより示されるパラボラの尖点
近傍において、積分された帰線パルスの先端だけが比較
器スイッチングスレッショルドを超える。この結果、図
2の(B)に示すように負状態で幅が狭いパルスが発生
する。時間間隔t2に対応する入力パラボラのピークで
は、積分されたパルスの大部分が基準入力を超え、その
結果、図2の(C)に示すように負状態出力パルス幅が
広くなる。かくしてトランジスタQ1のコレクタは、垂
直パラボラにより変調された水平レートパルス波形を有
し、公称電源電圧と接地との間で切り換わる。トランジ
スタQ1のコレクタにおけるパラボリック波形成分は、
インダクタL2を介してピンクッション補正電流をダイ
オード変調器400に供給するインダクタL1とキャパ
シタC8とにより積分され、低域濾波される。比較器U
2は、D級モードで動作するスイッチング増幅器であ
る。例えば、パラボリック信号周波数のような低周波数
では、抵抗R10により比較器U2の非反転入力への負
帰還ループが設けられる。比較器U2は線形ダイオード
変調器を駆動するように線形A級増幅器として代わりに
構成される。抵抗R9とキャパシタC5とは比較器U2
出力をその非反転入力に結合し、その結果として比較器
のスイッチング速度を向上させる正帰還を生ずる。
【0012】集積回路U1は、図1に示すように、デー
タバスを介して制御される。データバスは、3つの信
号、即ち、データD、クロックCLK及びイネーブルE
NBから構成される。受像機の設定中に、図示していな
いマイクロプロセッサ制御を利用して各種パラメータが
調整され、調整値がディジタルデータとしてデータバス
を介して集積回路U1に送られる。ディジタルデータ
は、受信されてメモリレジスタRに記憶される。例え
ば、左−右パラボリック信号の振幅値は、メモリレジス
タ14に記憶された3データビットにより決定される。
DC幅信号は、例えば、レジスタ13に記憶された、4
データビットにより決定される。垂直レートパラボリッ
ク信号は、カウントダウン回路19により発生された垂
直パルス信号VERT.を利用して、パラボラ信号発生
器17により発生させられる。パラボラ信号は、メモリ
レジスタ14に記憶された制御データ語の値に応答して
レベルを制御される。メモリレジスタ14のデータ語
は、パラボラ振幅を制御するR−2Rラダーとして形成
されたD/A変換器15に供給される。パラボリック信
号は、加算増幅器18に結合される。水平偏向幅は、パ
ルス幅変調器U2に供給されるDC電圧により決定され
る。このDC電圧は、R−2Rラダーとして形成される
D/A変換器16によって集積回路U1内で発生させら
れる。幅決定DCは、レジスタ13からの4ビット制御
データに応じて、変換器16により発生させられ、16
個の可能DC電圧値中の一つの値を有する。
タバスを介して制御される。データバスは、3つの信
号、即ち、データD、クロックCLK及びイネーブルE
NBから構成される。受像機の設定中に、図示していな
いマイクロプロセッサ制御を利用して各種パラメータが
調整され、調整値がディジタルデータとしてデータバス
を介して集積回路U1に送られる。ディジタルデータ
は、受信されてメモリレジスタRに記憶される。例え
ば、左−右パラボリック信号の振幅値は、メモリレジス
タ14に記憶された3データビットにより決定される。
DC幅信号は、例えば、レジスタ13に記憶された、4
データビットにより決定される。垂直レートパラボリッ
ク信号は、カウントダウン回路19により発生された垂
直パルス信号VERT.を利用して、パラボラ信号発生
器17により発生させられる。パラボラ信号は、メモリ
レジスタ14に記憶された制御データ語の値に応答して
レベルを制御される。メモリレジスタ14のデータ語
は、パラボラ振幅を制御するR−2Rラダーとして形成
されたD/A変換器15に供給される。パラボリック信
号は、加算増幅器18に結合される。水平偏向幅は、パ
ルス幅変調器U2に供給されるDC電圧により決定され
る。このDC電圧は、R−2Rラダーとして形成される
D/A変換器16によって集積回路U1内で発生させら
れる。幅決定DCは、レジスタ13からの4ビット制御
データに応じて、変換器16により発生させられ、16
個の可能DC電圧値中の一つの値を有する。
【0013】変換器15及び16は、集積回路U1内で
7.6ボルト基準レギュレータ12から電源を供給され
る。この電圧レギュレータは、内部バンドギャップ電圧
基準として参照され、12ボルト電源に結合された外部
ドロッピング抵抗R16を利用するように形成される。
従って、7.6ボルト基準レギュレータ12のいかなる
変動も、振幅決定D/A変換器とそれにより発生させら
れる補正信号との両方に共通である。加算ブロック18
は、左−右補正信号として出力されるパラボリック信号
とDC幅電圧とを組み合わせる。従って、左−右補正信
号のDC成分、即ち水平幅制御を保持するために、比較
器U2の入力への直流結合が必要とされる。
7.6ボルト基準レギュレータ12から電源を供給され
る。この電圧レギュレータは、内部バンドギャップ電圧
基準として参照され、12ボルト電源に結合された外部
ドロッピング抵抗R16を利用するように形成される。
従って、7.6ボルト基準レギュレータ12のいかなる
変動も、振幅決定D/A変換器とそれにより発生させら
れる補正信号との両方に共通である。加算ブロック18
は、左−右補正信号として出力されるパラボリック信号
とDC幅電圧とを組み合わせる。従って、左−右補正信
号のDC成分、即ち水平幅制御を保持するために、比較
器U2の入力への直流結合が必要とされる。
【0014】集積回路U1は、各種の画面の大きさ、画
面形状及び偏向ヨーク組立体を有する広範囲に及ぶTV
受像機に利用できることが望ましい。かかる汎用性を得
るためには、偏向に関連する多数のパラメータに対する
より広範囲な制御を必要とする。明らかにより広い制御
領域を有するように集積回路を設計することはできる
が、これは、集積回路の欠陥領域或いは大きさの増加、
集積回路の電力消費の増加、及び、設定パラメータに必
要な記憶容量の増加からなる不利益を被る。従って、集
積回路U1の外部回路を利用することにより、テレビ受
像機製品の範囲と両立する偏向パラメータが供給され
る。
面形状及び偏向ヨーク組立体を有する広範囲に及ぶTV
受像機に利用できることが望ましい。かかる汎用性を得
るためには、偏向に関連する多数のパラメータに対する
より広範囲な制御を必要とする。明らかにより広い制御
領域を有するように集積回路を設計することはできる
が、これは、集積回路の欠陥領域或いは大きさの増加、
集積回路の電力消費の増加、及び、設定パラメータに必
要な記憶容量の増加からなる不利益を被る。従って、集
積回路U1の外部回路を利用することにより、テレビ受
像機製品の範囲と両立する偏向パラメータが供給され
る。
【0015】図1は、27インチ陰極線管を有するカラ
ーテレビで使用され、ピンクッション補正と水平幅制御
のための制御範囲を中心とし、制御値量子化、即ち、各
データビットの変動に対する絶対的な電圧段差と整合す
る制御範囲もまた提供するような素子の値を示す。左−
右補正信号の水平幅決定DC成分の振幅は、4データビ
ット、即ち、電圧が16の可能値の中の一つの値を取る
ことにより制御される。集積回路U1内で、4データビ
ットが幅決定DC電圧を発生するD/A変換器に結合さ
れる。D/A変換器はR−2Rラダーから形成される。
パラボリック成分の振幅は、3データビットにより制御
され、DC成分と組み合わされ、集積回路U1から出力
される。最大補正信号振幅は、集積回路U1内の7.6
ボルトレギュレータ12により決定される。DC成分及
びパラボラ両方の最大値が必要とされる補正信号条件を
明らかにすることは可能であるが、組み合わされた電圧
の振動は内部レギュレータで設定された電源電圧により
制限される。偏向成分のある組合せは、DC電圧の絶対
的な変化、又は、制御機能の動作感度を増減させるよう
に、単一制御データビットに対応する波形振幅が変化さ
せられることを必要とする。例えば、4データビットに
より制御されるDC成分は、単一データビット変化が所
望の設定値以上にDC電圧段差をもつために、必要なD
C電圧または水平幅が得られえない粗さを示すことがあ
る。テレビ製品の範囲に亘り集積回路U1の所望の汎用
性を得るために、左−右補正信号のAC及びDC成分に
異なる減衰を発生させる減衰器200が使用される。
ーテレビで使用され、ピンクッション補正と水平幅制御
のための制御範囲を中心とし、制御値量子化、即ち、各
データビットの変動に対する絶対的な電圧段差と整合す
る制御範囲もまた提供するような素子の値を示す。左−
右補正信号の水平幅決定DC成分の振幅は、4データビ
ット、即ち、電圧が16の可能値の中の一つの値を取る
ことにより制御される。集積回路U1内で、4データビ
ットが幅決定DC電圧を発生するD/A変換器に結合さ
れる。D/A変換器はR−2Rラダーから形成される。
パラボリック成分の振幅は、3データビットにより制御
され、DC成分と組み合わされ、集積回路U1から出力
される。最大補正信号振幅は、集積回路U1内の7.6
ボルトレギュレータ12により決定される。DC成分及
びパラボラ両方の最大値が必要とされる補正信号条件を
明らかにすることは可能であるが、組み合わされた電圧
の振動は内部レギュレータで設定された電源電圧により
制限される。偏向成分のある組合せは、DC電圧の絶対
的な変化、又は、制御機能の動作感度を増減させるよう
に、単一制御データビットに対応する波形振幅が変化さ
せられることを必要とする。例えば、4データビットに
より制御されるDC成分は、単一データビット変化が所
望の設定値以上にDC電圧段差をもつために、必要なD
C電圧または水平幅が得られえない粗さを示すことがあ
る。テレビ製品の範囲に亘り集積回路U1の所望の汎用
性を得るために、左−右補正信号のAC及びDC成分に
異なる減衰を発生させる減衰器200が使用される。
【0016】左−右信号は選択性AC/DC減衰器20
0を介して集積回路U1から加算点Dに全体にではない
が直接に交流結合される。U2の出力で接地に効果的に
接続されるフィードバック抵抗R10を組み合わせた直
列抵抗R1とR3とによりDC電圧分圧器が形成され
る。直流における回路網の挿入損の大部分は抵抗R3に
より決められる。左−右信号のパラボリック成分は分圧
器により減衰させられる。抵抗R3とR2との並列結合
を加えた抵抗R1と、抵抗R10と効果的に並列に接地
するキャパシタC4とを伴うキャパシタC1との直列回
路網により形成される。この回路網はパラボリック成分
の最小減衰を生じ、その損失は抵抗R2により決められ
る。抵抗R2は、接地に直列に接続される抵抗R4とキ
ャパシタC2とにより形成される選択性交流電圧分圧器
にも接続される。この回路網は、水平周波数に減衰をも
たらす。かくして回路網200は、ビットあたりの電圧
変化がDC成分だけに対して縮小されるようにDC成分
に対する垂直パラボラの増幅比を変える。
0を介して集積回路U1から加算点Dに全体にではない
が直接に交流結合される。U2の出力で接地に効果的に
接続されるフィードバック抵抗R10を組み合わせた直
列抵抗R1とR3とによりDC電圧分圧器が形成され
る。直流における回路網の挿入損の大部分は抵抗R3に
より決められる。左−右信号のパラボリック成分は分圧
器により減衰させられる。抵抗R3とR2との並列結合
を加えた抵抗R1と、抵抗R10と効果的に並列に接地
するキャパシタC4とを伴うキャパシタC1との直列回
路網により形成される。この回路網はパラボリック成分
の最小減衰を生じ、その損失は抵抗R2により決められ
る。抵抗R2は、接地に直列に接続される抵抗R4とキ
ャパシタC2とにより形成される選択性交流電圧分圧器
にも接続される。この回路網は、水平周波数に減衰をも
たらす。かくして回路網200は、ビットあたりの電圧
変化がDC成分だけに対して縮小されるようにDC成分
に対する垂直パラボラの増幅比を変える。
【0017】あるヨーク/管の組合せは、例えば、表示
された水平線の長さがディスプレイの上と下との間で累
進的に変化するように、走査されたラスタの垂直台形歪
みを示すことがある。他の偏向回路により発生する電源
負荷変動が、水平ピンクッション歪みの垂直非対称性を
引き起こす。このような水平偏向歪みの垂直変動は非対
称補正回路300により効果的に補正される。キャパシ
タC3は、抵抗R1とキャパシタC1との接合点からダ
イオードD1のアノード及び抵抗R7とR6との接合点
への左−右信号のパラボリック成分を交流結合させる。
抵抗R7を26ボルト電源に接続し抵抗R6を接地し
て、抵抗R7及び抵抗R6は、分圧器を形成する。抵抗
R7とR6との接合点は、ダイオードD1のアノードに
順バイアス電位を供給するが、この電位は、ダイオード
D1を導通させるには不十分である。ダイオードD1の
カソードは、抵抗R5を介して接地される。交流結合さ
れたパラボリック波形の振幅と抵抗R7及びR6とによ
り供給される順バイアス電位との和がダイオードD1の
電位のカットを越える場合には、分圧器が抵抗R1と抵
抗R5とにより形成される。ダイオードD1が、抵抗R
1を介して、集積回路U1から得られる付加ACパラボ
ラ信号電流を導通すると、点Aにおける波形の振幅が減
少する。抵抗R5は、ダイオードD1が導通する場合に
引き起こされる減衰の程度を決定する。パラボリック波
形の非対称成形は、キャパシタC3と抵抗R6とにより
形成される交流結合の時定数”t”と、ダイオードD1
のアノードに供給される順バイアスとに起因する。時定
数”t”は、パラボラの周期と比較すると短く、その結
果、ダイオードD1のアノードでパラボラが部分的に微
分される。パラボラがキャパシタC3を充電すると、正
の微分信号が順バイアスに加算され、振幅が充分な場合
には、ダイオードD1は導通する。パラボラの頂点で
は、微分係数は極性を変え、キャパシタC3から電流が
放出される。ダイオードD1は逆方向には導通できない
ので、この放電電流はバイアス抵抗R6及びR7により
供給される。従って、バイアス電流がキャパシタC3を
充電し、ダイオードD1は導通を起こした電圧よりも高
いパラボラ電圧では導通しなくなる。かくして、ダイオ
ードD1と抵抗R5とによりもたらされる減衰の結果、
非対称パラボリック補正波形が生ずる。
された水平線の長さがディスプレイの上と下との間で累
進的に変化するように、走査されたラスタの垂直台形歪
みを示すことがある。他の偏向回路により発生する電源
負荷変動が、水平ピンクッション歪みの垂直非対称性を
引き起こす。このような水平偏向歪みの垂直変動は非対
称補正回路300により効果的に補正される。キャパシ
タC3は、抵抗R1とキャパシタC1との接合点からダ
イオードD1のアノード及び抵抗R7とR6との接合点
への左−右信号のパラボリック成分を交流結合させる。
抵抗R7を26ボルト電源に接続し抵抗R6を接地し
て、抵抗R7及び抵抗R6は、分圧器を形成する。抵抗
R7とR6との接合点は、ダイオードD1のアノードに
順バイアス電位を供給するが、この電位は、ダイオード
D1を導通させるには不十分である。ダイオードD1の
カソードは、抵抗R5を介して接地される。交流結合さ
れたパラボリック波形の振幅と抵抗R7及びR6とによ
り供給される順バイアス電位との和がダイオードD1の
電位のカットを越える場合には、分圧器が抵抗R1と抵
抗R5とにより形成される。ダイオードD1が、抵抗R
1を介して、集積回路U1から得られる付加ACパラボ
ラ信号電流を導通すると、点Aにおける波形の振幅が減
少する。抵抗R5は、ダイオードD1が導通する場合に
引き起こされる減衰の程度を決定する。パラボリック波
形の非対称成形は、キャパシタC3と抵抗R6とにより
形成される交流結合の時定数”t”と、ダイオードD1
のアノードに供給される順バイアスとに起因する。時定
数”t”は、パラボラの周期と比較すると短く、その結
果、ダイオードD1のアノードでパラボラが部分的に微
分される。パラボラがキャパシタC3を充電すると、正
の微分信号が順バイアスに加算され、振幅が充分な場合
には、ダイオードD1は導通する。パラボラの頂点で
は、微分係数は極性を変え、キャパシタC3から電流が
放出される。ダイオードD1は逆方向には導通できない
ので、この放電電流はバイアス抵抗R6及びR7により
供給される。従って、バイアス電流がキャパシタC3を
充電し、ダイオードD1は導通を起こした電圧よりも高
いパラボラ電圧では導通しなくなる。かくして、ダイオ
ードD1と抵抗R5とによりもたらされる減衰の結果、
非対称パラボリック補正波形が生ずる。
【0018】比較器型のパルス幅変調器に供給されるス
イッチング基準電位はツェナーダイオードから得られる
ことが知られている。ツェナーダイオード基準電位は、
例えば、直列ドロッピング抵抗を介して接地と電源線路
との間に接続され、比較器と同じ電源を利用することが
多い。かかる構成によるに、比較器のスイッチング点は
ツェナー電圧により決められ、比較器のスイッチング点
の安定性はツェナーダイオードと電源線路とにより決め
られる。比較器に基準スイッチング電圧を供給するため
に抵抗型の分圧器を利用することも知られている。かか
る抵抗型分圧器は1つの電圧電源あるいは複数の電源と
接地との間に結合され、従って、電源上に存在する不安
定性または負荷効果が比較器に結合し、その結果スイッ
チング電圧を変える。
イッチング基準電位はツェナーダイオードから得られる
ことが知られている。ツェナーダイオード基準電位は、
例えば、直列ドロッピング抵抗を介して接地と電源線路
との間に接続され、比較器と同じ電源を利用することが
多い。かかる構成によるに、比較器のスイッチング点は
ツェナー電圧により決められ、比較器のスイッチング点
の安定性はツェナーダイオードと電源線路とにより決め
られる。比較器に基準スイッチング電圧を供給するため
に抵抗型の分圧器を利用することも知られている。かか
る抵抗型分圧器は1つの電圧電源あるいは複数の電源と
接地との間に結合され、従って、電源上に存在する不安
定性または負荷効果が比較器に結合し、その結果スイッ
チング電圧を変える。
【0019】比較器スイッチング基準の変動の結果、水
平偏向幅とピンクッション補正との不安定性をもたらす
擬似パルス幅変調が起きる。偏向不安定性のさらなる原
因は、入力電流に起因し入力源インピーダンスを異なら
しめる比較器スイッチング差により生ずる。集積回路U
1内のD/A変換器の基準電位は、集積回路の製造ロッ
ト間で変わる。しかしながら、設定時に決められる左−
右信号成分の値がD/A変換の基準電位の絶対値の変動
を補償するため、基準の絶対値は特に重要ではない。こ
のように、直流幅信号に関して、集積回路と電圧比較器
への基準電源とにより生ずる直流誤差または偏りの様々
な原因は、偏向設定時に補償される。しかし、この補償
は、4データビットによりもたらされる直流幅信号の制
御範囲の一部をむだにする。偏向設定後、これらの偏り
の変動は、偏向幅またはピンクッション補正の変動をま
ねく。その上、例えば、電源負荷または種々の補償され
た偏り間における温度ドリフトに起因する小さな変動
は、目に見える偏向誤差を引き起こす。
平偏向幅とピンクッション補正との不安定性をもたらす
擬似パルス幅変調が起きる。偏向不安定性のさらなる原
因は、入力電流に起因し入力源インピーダンスを異なら
しめる比較器スイッチング差により生ずる。集積回路U
1内のD/A変換器の基準電位は、集積回路の製造ロッ
ト間で変わる。しかしながら、設定時に決められる左−
右信号成分の値がD/A変換の基準電位の絶対値の変動
を補償するため、基準の絶対値は特に重要ではない。こ
のように、直流幅信号に関して、集積回路と電圧比較器
への基準電源とにより生ずる直流誤差または偏りの様々
な原因は、偏向設定時に補償される。しかし、この補償
は、4データビットによりもたらされる直流幅信号の制
御範囲の一部をむだにする。偏向設定後、これらの偏り
の変動は、偏向幅またはピンクッション補正の変動をま
ねく。その上、例えば、電源負荷または種々の補償され
た偏り間における温度ドリフトに起因する小さな変動
は、目に見える偏向誤差を引き起こす。
【0020】上記の偏向の不安定性は、本発明の基準発
生回路100を利用して最小化され、ここで、電圧比較
器U2の反転または負入力は、図1に示す回路100に
より発生される正基準電位または信号に結合されると都
合がよい。図1において、電圧比較器U2の反転入力
は、集積回路U1で発生される正基準信号に結合される
と都合がよい。電圧比較器U2の反転入力に接続される
基準電位は、集積回路U1内の7.6ボルト基準レギュ
レータ12の分圧により得られる。この基準電位は、集
積回路と12ボルト電源との間に結合されたドロッピン
グ抵抗R16で利用される。7.6ボルト基準は、抵抗
R11と接地されたR12との直列結合により形成され
る分圧器に結合される。キャパシタC6により接地に減
結合される抵抗の接合点は、約3.8ボルトを生ずる。
抵抗の接合点は、直列抵抗R13を介して、比較器U2
の反転入力に結合される。7.6ボルト基準は、D/A
変換の基準電源として集積回路U1内で利用される。従
って、例えば、D/A変換器16により発生されるDC
幅決定電圧は、レジスタ13からの4ビットディジタル
値により換算され、設定時に設けられた基準電源電位を
表す。上述のように、パラメータ値、例えば、ピンクッ
ション補正あるいは水平幅は、D/A変換基準電位の絶
対値の変動を補償するので、基準電位の絶対値は重要で
はない。しかし、本発明の回路100の利用は、内部基
準電位の変動が比較器U2の反転入力に結合されること
を確実とする。かくして、比較器スイッチングスレッシ
ョルドは制御電圧の変化に追従するように適切に移動す
る。本発明の回路100は比較器スイッチングスレッシ
ョルドを集積回路U1のD/A変換器と同じ基準に結合
し、従って、電圧差または偏りが除去される。さらに、
単一電源線路(+7.6ボルト)が分圧器を介して集積
回路U1と比較器入力との両方に電源供給するよう利用
されるので、単一電源の負荷変動が追跡されるに都合が
良く、誤った偏向変調が大部分除去される。内部で発生
された共通電位基準を利用することによる追従の利点
は、多重電源線路が用いられる場合、例えば、ツェナー
基準または抵抗性分圧器が比較器直流基準を発生するよ
う+12ボルトまたは+26ボルト電源線路に結合され
る場合には存在しない。従って、比較器U2のスイッチ
ング基準として集積回路U1の基準電位を本発明により
利用することは、基準電位または絶対信号振幅に関して
集積回路間の変動が比較器U2のスイッチング点により
追従されることを確実とする。さらに、単一電圧電源の
利用は、擬似偏向変調を引き起こす電源負荷差異の可能
性を回避する。
生回路100を利用して最小化され、ここで、電圧比較
器U2の反転または負入力は、図1に示す回路100に
より発生される正基準電位または信号に結合されると都
合がよい。図1において、電圧比較器U2の反転入力
は、集積回路U1で発生される正基準信号に結合される
と都合がよい。電圧比較器U2の反転入力に接続される
基準電位は、集積回路U1内の7.6ボルト基準レギュ
レータ12の分圧により得られる。この基準電位は、集
積回路と12ボルト電源との間に結合されたドロッピン
グ抵抗R16で利用される。7.6ボルト基準は、抵抗
R11と接地されたR12との直列結合により形成され
る分圧器に結合される。キャパシタC6により接地に減
結合される抵抗の接合点は、約3.8ボルトを生ずる。
抵抗の接合点は、直列抵抗R13を介して、比較器U2
の反転入力に結合される。7.6ボルト基準は、D/A
変換の基準電源として集積回路U1内で利用される。従
って、例えば、D/A変換器16により発生されるDC
幅決定電圧は、レジスタ13からの4ビットディジタル
値により換算され、設定時に設けられた基準電源電位を
表す。上述のように、パラメータ値、例えば、ピンクッ
ション補正あるいは水平幅は、D/A変換基準電位の絶
対値の変動を補償するので、基準電位の絶対値は重要で
はない。しかし、本発明の回路100の利用は、内部基
準電位の変動が比較器U2の反転入力に結合されること
を確実とする。かくして、比較器スイッチングスレッシ
ョルドは制御電圧の変化に追従するように適切に移動す
る。本発明の回路100は比較器スイッチングスレッシ
ョルドを集積回路U1のD/A変換器と同じ基準に結合
し、従って、電圧差または偏りが除去される。さらに、
単一電源線路(+7.6ボルト)が分圧器を介して集積
回路U1と比較器入力との両方に電源供給するよう利用
されるので、単一電源の負荷変動が追跡されるに都合が
良く、誤った偏向変調が大部分除去される。内部で発生
された共通電位基準を利用することによる追従の利点
は、多重電源線路が用いられる場合、例えば、ツェナー
基準または抵抗性分圧器が比較器直流基準を発生するよ
う+12ボルトまたは+26ボルト電源線路に結合され
る場合には存在しない。従って、比較器U2のスイッチ
ング基準として集積回路U1の基準電位を本発明により
利用することは、基準電位または絶対信号振幅に関して
集積回路間の変動が比較器U2のスイッチング点により
追従されることを確実とする。さらに、単一電圧電源の
利用は、擬似偏向変調を引き起こす電源負荷差異の可能
性を回避する。
【図1】本発明による波形補正を行なう水平偏向回路の
回路系統図である。
回路系統図である。
【図2】(A)は1テレビジョンフィールドの時間間隔
にわたり観察されたトランジスタQ1のコレクタにおけ
る幅変調パルスを示し、(B)は時間間隔t1及びt3
でのトランジスタQ1のコレクタにおける幅変調パルス
を示し、(C)は時間間隔t2で観察されたトランジス
タQ1のコレクタにおける幅変調パルスを示す。
にわたり観察されたトランジスタQ1のコレクタにおけ
る幅変調パルスを示し、(B)は時間間隔t1及びt3
でのトランジスタQ1のコレクタにおける幅変調パルス
を示し、(C)は時間間隔t2で観察されたトランジス
タQ1のコレクタにおける幅変調パルスを示す。
11 水平ドライバ段
12 基準レギュレータ
13、14 メモリレジスタ
15、16 D/A変換器
17 パラボラ信号発生器
18 加算増幅器
19 カウントダウン回路
20 発振器
21 のこぎり波形信号
22 帰線パルス
100 分圧器
200 AC/DC減衰器
300 非対称補正回路
400 偏向波形変調回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デビッド ロス ジャクソン
アメリカ合衆国 インディアナ 46205、
インディアナポリス、アビー クリーク
レーン 4422
(72)発明者 ジョセフ カーティス スティーブンス
アメリカ合衆国 インディアナ 46038、
フィッシャーズ、チェリー ブロッサム
ドライブ ウエスト 11498
(56)参考文献 特開 平5−56297(JP,A)
特開 昭62−85575(JP,A)
実開 平2−16661(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G09G 1/00 - 1/28
H04N 3/16 - 3/40
Claims (2)
- 【請求項1】 偏向増幅器と、 該偏向増幅器に結合された偏向波形変調回路と、 変調信号を発生するディジタルアナログ変換器と、 該ディジタルアナログ変換器に結合される基準信号を発
生し、これにより該変調信号が該基準信号の変動に応じ
て信号変動を受ける様にする手段と、 2入力を有し、一の入力に該ディジタルアナログ変換器
が結合され、他の一の入力に該基準信号が結合される比
較器とからなり、該比較器入力での信号は該基準信号の
変動に応じて互いに追従し、該比較器は波形変調用の該
偏向波形変調回路に結合された出力を有する偏向装置。 - 【請求項2】 偏向増幅器と、 該偏向増幅器に結合された偏向波形変調回路と、 データ語に応答してディジタルアナログ変換器によりレ
ベルを制御される偏向波形補正信号のソースと、 該偏向補正信号を発生する該ディジタルアナログ変換器
に結合され、該偏向波形補正信号の対応する変動により
その変動が追従される基準電位を発生する手段と、 2入力を有し、一の入力が該偏向補正信号に結合され、
他の一の入力が該基準電位に接続された比較器とからな
り、比較器出力が該入力間の差に応答するよう該偏向補
正信号と該基準電位とが互いに追従し、該比較器出力が
波形変調用該偏向波形変調回路に結合される、偏向装
置。
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