JP3368721B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ装置

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JP3368721B2
JP3368721B2 JP13066495A JP13066495A JP3368721B2 JP 3368721 B2 JP3368721 B2 JP 3368721B2 JP 13066495 A JP13066495 A JP 13066495A JP 13066495 A JP13066495 A JP 13066495A JP 3368721 B2 JP3368721 B2 JP 3368721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は助手席用エアバッグ装置
に係り、特に助手席の乗員の状態によりエアバッグ袋体
の展開を制御する助手席用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、車両緊急時に助手席に着座した乗員
を保護するため助手席用エアバッグ装置を搭載した車両
があり、その一例が特開平4−55447号公報に記載
されている。
【0003】この助手席用エアバッグ装置では、車両の
急減速度が検知された場合に、検知された減速度が2つ
の閾値のうち高い方の閾値を越えた時には、運転席側及
び助手席側の双方のエアバッグ袋体が展開される。ま
た、検知された減速度が高い方の閾値以下で且つ低い方
の閾値を越えた時には、助手席に乗員が居ない場合に、
助手席側のエアバッグ袋体が展開されないで、運転席側
のエアバッグ袋体のみが展開される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この助
手席用エアバッグ装置においては、後ろ向き子供用シー
ト(CRS)が助手席上に存在する場合や、助手席に着
座した乗員がシートベルトを着用している場合等に応じ
て、助手席側のエアバッグ袋体の展開を制御するように
はなっていない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、エアバッグ袋
体を展開した方が望ましい状態時に確実にエアバッグ袋
体を展開することができる助手席用エアバッグ装置を得
ることが目的である。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
助手席用エアバッグ装置は、車両の減速度を検出するた
めの減速度検出手段と、助手席のシートベルトの着用を
検出するシートベルト着用検出手段と、助手席のエアバ
ッグ袋体の展開モードを選択する手動切替えスイッチ
と、前記シートベルト着用検出手段の検知結果と、前記
手動切替えスイッチのモードに応じて前記エアバッグ袋
体の展開閾値を変更し、前記減速度検出手段の検出値が
前記展開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開
すると共に、前記手動切替えスイッチのモードが前記エ
アバッグ袋体を展開しないモードであっても、前記シー
トベルト着用検出手段がオフの場合には、前記エアバッ
グ袋体の展開閾値を、前記手動切替えスイッチのモード
が前記エアバッグ袋体を展開するモードの場合の展開閾
値よりも大きくなるように変更し、前記減速度検出手段
の検出値が前記展開閾値を越えた場合に前記エアバッグ
袋体を展開する展開制御装置と、を備えたことを特徴と
している。
【0008】請求項2記載の本発明の助手席用エアバッ
グ装置は、車両の減速度を検出するための減速度検出手
段と、助手席のシートベルトの着用を検出するシートベ
ルト着用検出手段と、助手席のエアバッグ袋体の展開モ
ードを選択する手動切替えスイッチと、乗員のインスト
ルメントパネル接近状態を検出する接近状態検知手段
と、前記シートベルト着用検出手段の検知結果と、前記
手動切替えスイッチのモードと、前記接近状態検知手段
の検知結果に応じて前記エアバッグ袋体の展開閾値を変
更し、前記減速度検出手段の検出値が前記展開閾値を越
えた場合に前記エアバッグ袋体を展開すると共に、前記
手動切替えスイッチのモードが前記エアバッグ袋体を展
開しないモードであっても、前記シートベルト着用検出
手段がオフの場合には、前記エアバッグ袋体の展開閾値
、前記手動切替えスイッチのモードが前記エアバッグ
袋体を展開するモードの場合の展開閾値よりも大きくな
るように変更し、前記減速度検出手段の検出値が前記展
開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開する展
開制御装置と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【0010】請求項記載の本発明の助手席用エアバッ
グ装置は、請求項1、2記載の助手席用エアバッグ装置
において、運転席のシートベルトの着用を検出する運転
席シートベルト着用検出手段を備え、前記運転席シート
ベルト着用検出手段により運転席シートベルトが着用状
態にあることが検出された際には、前記展開制御装置は
運転席シートベルトが着用状態にないことが検出された
際に比べて前記助手席のエアバッグ袋体の展開閾値を大
きくすることを特徴としている。請求項記載の本発明
の助手席用エアバッグ装置は、車両の減速度を検出する
ための減速度検出手段と、助手席のシートベルトの着用
を検出するシートベルト着用検出手段と、助手席のエア
バッグ袋体の展開モードを選択する手動切替えスイッチ
と、乗員のインストルメントパネル接近状態を検出する
接近状態検知手段と、前記シートベルト着用検出手段の
検知結果と、前記手動切替えスイッチのモードと、前記
接近状態検知手段の検知結果に応じて前記エアバッグ袋
体の展開閾値を変更し、前記減速度検出手段の検出値が
前記展開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開
すると共に、前記手動切替えスイッチのモードが前記エ
アバッグ袋体を展開しないモードであっても、前記接近
状態検知手段がオフの場合には、前記シートベルト着用
検出手段の検知結果と、前記接近状態検知手段の検知結
果に応じて前記エアバッグ袋体の展開閾値を、前記手動
切替えスイッチのモードが前記エアバッグ袋体を展開す
るモードの場合の展開閾値よりも大きくなるように変更
し、前記減速度検出手段の検出値が前記展開閾値を越え
た場合に前記エアバッグ袋体を展開する展開制御装置
と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明の助手席用エアバッグ装
置では、展開制御装置において、シートベルト着用検出
手段の検知結果と手動切替えスイッチのモードから、例
えば、助手席上に後ろ向き子供用シートが有ると判断し
た場合には、エアバッグ袋体の展開閾値を更に大きく
し、減速度検出手段の検出値がこの展開閾値を越えない
ようにしてエアバッグ袋体の展開を禁止する。また、手
動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋体を展開しな
いモードであっても、シートベルト着用検出手段がオフ
の場合には、シートベルト着用検出手段の検知結果に応
じてエアバッグ袋体の展開閾値を、手動切替えスイッチ
のモードがエアバッグ袋体を展開するモードの場合の展
開閾値よりも大きくなるように変更し、減速度検出手段
の検出値が展開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展
開するため、エアバッグ袋体による保護効果を得ること
ができる。
【0013】請求項2記載の本発明の助手席用エアバッ
グ装置では、展開制御装置において、シートベルト着用
検出手段の検知結果と手動切替えスイッチのモードと接
近状態検知手段の検知結果から、例えば、助手席上に後
ろ向き子供用シートが有ると判断した場合には、手動切
替えスイッチのモードに関係無く、エアバッグ袋体の展
開閾値を更に大きくし、減速度検出手段の検出値がこの
展開閾値を越えないようにしてエアバッグ袋体の展開を
禁止する。また、手動切替えスイッチのモードがエアバ
ッグ袋体を展開しないモードであっても、シートベルト
着用検出手段がオフの場合には、エアバッグ袋体の展開
閾値を、手動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋体
を展開するモードの場合の展開閾値よりも大きくなるよ
うに変更し、減速度検出手段の検出値が展開閾値を越え
た場合に前記エアバッグ袋体を展開するため、エアバッ
グ袋体による保護効果を得ることができる。
【0014】
【0015】請求項記載の本発明の助手席用エアバッ
グ装置では、展開制御装置において、運転席シートベル
ト着用検出手段により運転席シートベルトが着用状態に
あることが検出された際には、運転席シートベルトが着
用状態にないことが検出された際に比べて助手席のエア
バッグ袋体の展開閾値を大きくする。これにより、運転
者がシートベルトを着用してないときには、助手席用エ
アバッグ装置のエアバッグ袋体が小さい減速度で展開す
る。請求項記載の本発明の助手席用エアバッグ装置で
は、展開制御装置において、シートベルト着用検出手段
の検知結果と手動切替えスイッチのモードと接近状態検
知手段の検知結果から、例えば、助手席上に後ろ向き子
供用シートが有ると判断した場合には、手動切替えスイ
ッチのモードに関係無く、エアバッグ袋体の展開閾値を
更に大きくし、減速度検出手段の検出値がこの展開閾値
を越えないようにしてエアバッグ袋体の展開を禁止す
る。また、手動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋
体を展開しないモードであっても、接近状態検知手段が
オフの場合には、シートベルト着用検出手段の検知結果
と、接近状態検知手段の検知結果に応じてエアバッグ袋
体の展開閾値を、手動切替えスイッチのモードがエアバ
ッグ袋体を展開するモードの場合の展開閾値よりも大き
くなるように変更し、減速度検出手段の検出値が展開閾
値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開するため、
エアバッグ袋体による保護効果を得ることができる。
【0016】
【実施例】本発明の助手席用エアバッグ装置の第1実施
例について図1に従って説明する。
【0017】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図1に示される如く、車
両10のフロア面12には乗員が着座する助手席14
が、車両前後方向に平行に設置された左右一対のレール
(図示省略)を介して取り付けられている。これによ
り、助手席14はフロア面12に対して車両前後方向に
相対移動できるようになっている。助手席14の車両前
側上方にはウインドシールドガラス16が設けられてい
る。ウインドシールドガラス16は後端がルーフ17に
接続され、前端が図示しないボンネットに接続されてい
る。また、助手席14の前方にはフロア面12とウイン
ドシールドガラス16との間にインストルメントパネル
18が設置されている。インストルメントパネル18は
合成樹脂製で略U字型の断面をもち、その略U字型断面
の開口部が車両前方を向くように配設されている。
【0018】インストルメントパネル18の内部にはエ
アバッグ装置20が設置されている。エアバッグ装置2
0のエアバッグケース28は略U字型の断面をもち、そ
の略U字型断面の開口部が車両後方上側に向くように配
設されている。エアバッグケース28の底部にはインフ
レータ30が配設されており、エアバッグケース28の
開口部近傍には、エアバッグ袋体31が折り畳んだ状態
で収容されている。エアバッグ袋体31はインフレータ
30がガスを発生させると膨張され、インストルメント
パネル18の開口部から助手席14に着座した乗員34
の頭部34A方向に展開されるようになっている。
【0019】エアバッグケース28内のインフレータ3
0は、マイクロコンピュータを含んで構成されている展
開制御装置としてのエアバッグ制御回路32に接続され
ており、このエアバッグ制御回路32には車両に作用す
る減速度を検知する減速度検出手段としての衝突センサ
33が接続されている。
【0020】車室の天井36における、インストルメン
トパネル18と助手席14のシートバック14Aとの間
に対向する部位、具体的には、インナミラー38の車両
前側部近傍には、センサボックス40が設けられてい
る。このセンサボックス40の下部には、超音波センサ
からなる乗員有無検知手段としての乗員検出センサ42
が設けられており、乗員検出センサ42は、エアバッグ
制御回路32に接続されている。乗員検出センサ42は
下方へ向けて設けられており、送受信のセンサ(図示省
略)からなり、その検出域Aが助手席14に着座状態に
ある乗員34の脚34Bの位置にある。即ち、乗員検出
センサ42は、助手席14のシートクッション14Bと
乗員34の脚34Bまでの距離を検出し、これを基にエ
アバッグ制御回路32によって、乗員34が着座してい
るか否かの判定をするようになっている。なお、その判
定距離はL1となっており、検出距離XがL1以下の場
合には、乗員34が着座していると判定するようになっ
ている。
【0021】シートベルト44のタング44Aが挿入さ
れるシートベルトバックル45内には、シートベルト着
用検出手段としてのバックルスイッチ46が設けられて
いる。このバックルスイッチ46は、エアバッグ制御回
路32に接続されており、タング44Aがシートベルト
バックル45内に挿入されるとバックルスイッチ46が
オンとなり、オン信号がエアバッグ制御回路32に入力
されるようになっている。
【0022】インストルメントパネル18の上面18A
の前端部近傍にはセンサボックス54が配設されてい
る。このセンサボックス54内には超音波センサからな
る接近状態検知手段としての接近検知用センサ56が設
けられており、接近検知用センサ56はエアバッグ制御
回路32に接続されている。接近検知用センサ56は車
両後方へ向けて設けられ、送受信のセンサ(図示省略)
からなり、その検出域Bの下端がインストルメントパネ
ル18の上面18Aから上方へ所定距離L2離間した位
置となっている。
【0023】即ち、接近検知用センサ56は、インスト
ルメントパネル18に延ばされた乗員34の手34Cを
検知せず、助手席14のシートクッション14B上に置
かれ、シートベルト44で固定された後ろ向き子供用シ
ート(CRS)58の接近検知用センサ56までの距離
又は、エアバッグ装置20に近づいた状態(図1の想像
線の状態)の乗員34の頭部34Aまでの距離を検出す
るようになっている。また、これの距離を基にエアバッ
グ制御回路32によって、エアバッグ装置20の近傍に
CRS58又は乗員34の頭部34Aがあるか否かの判
定をするようになっている。
【0024】次に本第1実施例の作用を説明する。本第
1実施例の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグ制
御回路32が、バックルスイッチ46のオン、オフを読
み込む。この時、シートベルト44のタング44Aがシ
ートベルトバックル45に挿入されていると、エアバッ
グ制御回路32にオン信号が読み込まれる。
【0025】また、エアバッグ制御回路32は、乗員検
出センサ42の出力を読み込む。この時、図1に実線で
示される如く、助手席14のシートクッション14B上
に乗員34が着座していると、乗員検出センサ42は、
乗員34の脚34Bまでの距離Xをエアバッグ制御回路
32に出力する。エアバッグ制御回路32では、検出距
離Xが判定距離L1以下か否かの判定を行い、検出距離
Xが判定距離L1以下である場合に、乗員検出センサオ
ン(助手席14のシートクッション14B上に乗員34
が着座している)と判定する。
【0026】また、エアバッグ制御回路32は、接近検
知用センサ44の出力を読み込む。この時、エアバッグ
装置20近傍に乗員34の頭部34A又はCRS58が
あると、接近検知用センサ44は乗員34の頭部34A
又はCRS58までの距離Yをエアバッグ制御回路32
に出力する。エアバッグ制御回路32では、検出距離Y
が所定の判定距離以下か否かの判定を行い、検出距離Y
が所定の判定距離以下である場合に、接近検知用センサ
44オン(エアバッグ装置20近傍に乗員34の頭部3
4A又はCRS58がある)と判定する。
【0027】これらの判定結果に基づいて、エアバッグ
制御回路32は、表1に示される様に、エアバッグ装置
20が作動する減速度の演算値ΔVの下限値、即ち閾値
ΔV min を制御し、その下限値ΔVmin に基づいてイン
フレータ30を作動させる。
【0028】
【表1】
【0029】表1に示される如く、乗員検出センサ42
がオン、接近検知用センサ56がオフの場合には、バッ
クルスイッチ46がオフの場合、即ち、助手席14に乗
員34が通常状態(図1の実線の状態)で着座してお
り、シートベルト44を装着していない場合には、エア
バッグ制御回路32は閾値ΔVmin をΔV1 とする。
【0030】一方、バックルスイッチ46がオンの場
合、即ち、助手席14に乗員34が通常状態(図1の実
線の状態)で着座しており、シートベルト44を装着し
ている場合には、閾値ΔVmin をΔV1 より大きいΔV
2 とする。
【0031】このため、乗員34がシートベルト44を
装着していない場合には、シートベルト44を装着して
いる場合に比べて、低い衝撃でエアバッグ袋体31を展
開することができる。
【0032】また、乗員検出センサ42がオン、バック
ルスイッチ46がオフ且つ接近検知用センサ56がオン
の場合、即ち、エアバッグ装置20の近傍に乗員34の
頭部34Aがある状態(図1の想像線の状態)で、シー
トベルト44を装着していない場合には、閾値ΔVmin
をΔV2 以上のΔV3 とする。
【0033】このため、エアバッグ装置20の近傍に乗
員34の頭部34Aがある場合には、激しい衝突以外は
エアバッグ袋体31の展開を阻止することができる。
【0034】また、乗員検出センサ42がオン、接近検
知用センサ56がオン、バックルスイッチ46がオンの
場合には、助手席14のシートクッション14B上にC
RS58が置かれ、シートベルト44で固定されている
と判断して、インフレータ30の作動を禁止する。この
ため、助手席14のシートクッション14B上にCRS
58が置かれ、シートベルト44で固定されている場合
には、エアバッグ袋体31を展開しないようにすること
ができる。
【0035】また、乗員検出センサ42がオフの場合に
は、助手席14上に乗員34が居ないと判断して、閾値
ΔVmin をΔV2 以上のΔV3 とする。このため、助手
席14上に乗員34が居ない場合においても、激しい衝
突時には、助手席14側のエアバッグ袋体31を展開す
るので、運転者が大きく助手席14の方へ動く、又は、
後席の乗員が前方へ移動した際に、運転者や後席の乗員
を保護することができる。
【0036】次に本発明の助手席用エアバッグ装置の第
2実施例について図2〜図4に従って説明する。
【0037】なお、第1実施例と同一部材に付いては同
一符号を付してその説明を省略する。
【0038】図3に示される如く、本第2実施例の助手
席用エアバッグ装置では、インストルメントパネル18
の操作面18Bに手動切替えスイッチ60が設けられて
おり、運転者が操作できるようになっている。
【0039】図4に示される如く、手動切替えスイッチ
60の操作面60Aには、助手席のエアバッグ装置のモ
ードを切り換えるための、標準モードスイッチ62と解
除モードスイッチ64とが配設されている。また、操作
面60Aには、インジケータ66が配設されており、こ
のインジケータ66は、助手席のエアバッグ装置20が
作動禁止状態にある時に点灯するようになっている。
【0040】図2に示される如く、この手動切替えスイ
ッチ60は、エアバッグ制御回路32に接続されてい
る。
【0041】次に本第2実施例の作用を説明する。本第
2実施例の助手席用エアバッグ装置では、助手席14に
乗員が居ない場合には、運転者が手動切替えスイッチ6
0の解除モードスイッチ64を押圧すると、標準モード
スイッチ62がリッセトされる。この時、バックルスイ
ッチ46がオンであると、インジケータ66が点灯し
て、助手席のエアバッグ装置20が作動禁止状態にある
ことを示す。
【0042】一方、運転者が手動切替えスイッチ60の
標準モードスイッチ62を押圧すると、解除モードスイ
ッチ64がリッセトされ、インジケータ66が消灯す
る。
【0043】エアバッグ制御回路32では、標準モード
スイッチ62のオン、オフ、解除モードスイッチ64の
オン、オフ、バックルスイッチ46のオン、オフ、及び
接近検知用センサ44の判定結果に基づいて、表2に示
される様に、エアバッグ装置20が作動する減速度の演
算値ΔVの下限値、即ち閾値ΔVmin を制御し、その下
限値ΔVmin に基づいてインフレータ30を作動させ
る。
【0044】
【表2】
【0045】表2に示される如く、接近検知用センサ5
6がオフで、手動切替えスイッチ60が標準モードの場
合には、バックルスイッチ46がオフ、即ち、助手席1
4に乗員34がシートベルト44を装着していない場合
には、車両に作用する減速度の演算値ΔVの下限値ΔV
min をΔV1 とする。
【0046】一方、接近検知用センサ56がオフで、手
動切替えスイッチ60が標準モードで、バックルスイッ
チ46がオンの場合、即ち、助手席14に乗員34が通
常状態で着座しており、シートベルト44を装着してい
る場合には、車両に作用する減速度の演算値ΔVの下限
値ΔVmin をΔV1 より大きいΔV2 とする。
【0047】このため、乗員34がシートベルト44を
装着していない場合には、シートベルト44を装着して
いる場合に比べて、低い衝撃でエアバッグ袋体31を展
開することができる。
【0048】また、バックルスイッチ46がオフ、接近
検知用センサ56がオフ、手動切替えスイッチ60が解
除モードの場合には、車両に作用する減速度の演算値Δ
Vの下限値ΔVmin をΔV2 以上のΔV3 とする。
【0049】このため、激しい衝突時には、助手席14
側のエアバッグ袋体31を展開するので、運転者が大き
く助手席14の方へ動く、又は、後席の乗員が前方へ移
動した際に、運転者や後席の乗員を保護することができ
る。
【0050】また、バックルスイッチ46がオフで、接
近検知用センサ56がオンの場合、即ち、エアバッグ装
置20の近傍に乗員34の頭部34Aがある状態(図2
の想像線の状態)で、シートベルト44を装着していな
い場合には、手動切替えスイッチ60のオン、オフに関
係なく、車両に作用する加速度ΔVの下限値ΔVmin
ΔV2 以上のΔV3 とする。
【0051】このため、エアバッグ装置20の近傍に乗
員34の頭部34Aがある場合には、激しい衝突以外は
エアバッグ袋体31の展開を阻止することができる。
【0052】また、バックルスイッチ46がオンで接近
検知用センサ56がオンの場合には、助手席14のシー
トクッション14B上にCRS58が置かれ、シートベ
ルト44で固定されていると判断して、インフレータ3
0の作動を禁止し、インジケータ66を点灯する。
【0053】このため、助手席14のシートクッション
14B上にCRS58が置かれ、シートベルト44で固
定されている場合には、エアバッグ袋体31を展開しな
いようにすることができる。また、乗員はこのインジケ
ータ66を点灯によって、助手席側のエアバッグ装置2
0が作動状態にないことを確認できる。
【0054】更に、本第2実施例の助手席用エアバッグ
装置では、第1実施例の助手席用エアバッグ装置の乗員
検出センサ42に代えて手動切替えスイッチ60を採用
することで、装置を安価にできる。
【0055】なお、本第2実施例において、接近検知用
センサ56を除いた構成としても良い。
【0056】この場合には、エアバッグ制御回路32で
は、バックルスイッチ46のオン、オフと、手動切替え
スイッチ60の状態に基づいて、表3に示される様に、
エアバッグ装置20が作動する減速度の演算値ΔVの下
限値、即ち閾値ΔVmin を制御し、その下限値ΔVmin
に基づいてインフレータ30を作動させる。
【0057】
【表3】
【0058】表3に示される如く、バックルスイッチ4
6がオンで、手動切替えスイッチ60が解除モードの場
合には、助手席14のシートクッション14B上にCR
S58が置かれ、シートベルト44で固定されていると
判断して、インフレータ30の作動を禁止し、インジケ
ータ66を点灯する。
【0059】このため、助手席14のシートクッション
14B上にCRS58が置かれ、シートベルト44で固
定されている場合には、エアバッグ袋体31を展開しな
いようにすることができる。また、乗員はインジケータ
66を点灯によって、助手席側のエアバッグ装置20が
作動状態にないことを確認できる。
【0060】また、手動切替えスイッチ60が解除モー
ドであっても、バックルスイッチ46がオフであれば、
車両に作用する減速度の演算値ΔVの下限値ΔVmin
ΔV 3 となり、激しい衝突時には、インフレータ30が
作動し、エアバッグ袋体31が展開するため、エアバッ
グ袋体31による保護効果を得ることができる。
【0061】次に本発明の助手席用エアバッグ装置の第
3実施例について図5に従って説明する。
【0062】なお、第1実施例と同一部材に付いては同
一符号を付してその説明を省略する。
【0063】図5に示される如く、本第3実施例の助手
席用エアバッグ装置では、第1実施例の接近検知用セン
サ56に代えて、インストルメントパネル18の操作面
18Bに手動切替えスイッチ60が設けられており、運
転者が操作できるようになっている。
【0064】次に本第3実施例の作用を説明する。本第
3実施例の助手席用エアバッグ装置では、運転者が手動
切替えスイッチ60を操作するとエアバッグ制御回路3
2では、標準モードスイッチ62のオン、オフと解除モ
ードスイッチ64のオン、オフを読み込む。
【0065】これと、バックルスイッチ46のオン、オ
フと、乗員検出センサ42の判定結果に基づいて、エア
バッグ制御回路32は、表4に示される様に、エアバッ
グ装置20が作動する減速度の演算値ΔVの下限値、即
ち閾値ΔVmin を制御し、その下限値ΔVmin に基づい
てインフレータ30を作動させる。
【0066】
【表4】
【0067】表4に示される如く、乗員検出センサ42
がオン、バックルスイッチ46がオフの場合、即ち、助
手席14に乗員34が着座しており、シートベルト44
を装着していない場合には、閾値ΔVmin をΔV1 とす
る。
【0068】一方、バックルスイッチ46がオンで、切
替えスイッチ60が標準モードの場合には、閾値ΔV
min を、ΔV1 より大きいΔV2 する。また、乗員検出
センサ42がオン、バックルスイッチ46がオンで、助
手席14のシートクッション14B上にCRS58が置
かれた場合には、切替えスイッチ60を解除モードとす
ることによって、インフレータ30の作動を禁止し、イ
ンジケータ66を点灯する。
【0069】このため、助手席14のシートクッション
14B上にCRS58が置かれ、シートベルト44で固
定されている場合には、エアバッグ袋体31を展開しな
いようにすることができる。また、乗員はインジケータ
66を点灯によって、助手席側のエアバッグ装置20が
作動状態にないことを確認できる。
【0070】また、乗員検出センサ42がオフの場合に
は、バックルスイッチ46オン、オフ及び手動切替えス
イッチ60のモードに関係なく、助手席14上に乗員3
4が居ない、又はCRS58が無いと判断して、閾値Δ
min をΔV2 以上のΔV3とする。
【0071】このため、激しい衝突時には、インフレー
タ30が作動し、エアバッグ袋体31が展開するため、
エアバッグ袋体31による保護効果を得ることができ
る。
【0072】なお、上記第2実施例〜第4実施例におい
ては、運転席にシートベルトの着用を検出する運転席シ
ートベルト着用検出手段としてのバックルスイッチを設
けても良い。
【0073】この場合には、表2、表3及び表4におい
て*印で示される条件下では、運転席のバックルスイッ
チにより運転席のシートベルトが着用状態にあることが
検出された際には、エアバッグ制御回路32において、
閾値ΔVmin を運転席のシートベルトが着用状態にない
ことが検出された際のΔV1 より大きいΔV2 とする。
【0074】これにより、運転者がシートベルトを着用
してないときには、小さい衝撃で助手席側のエアバッグ
装置のエアバッグ袋体が展開するため、運転者の保護性
能が向上する。
【0075】
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の助手席用エアバ
ッグ装置は、車両の減速度を検出するための減速度検出
手段と、助手席のシートベルトの着用を検出するシート
ベルト着用検出手段と、エアバッグ袋体の展開モードを
選択する手動切替えスイッチと、シートベルト着用検出
手段の検知結果と手動切替えスイッチのモードに応じて
エアバッグ袋体の展開閾値を変更し減速度検出手段の検
出値が展開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展開す
ると共に、手動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋
体を展開しないモードであっても、シートベルト着用検
出手段がオフの場合には、シートベルト着用検出手段の
検知結果に応じてエアバッグ袋体の展開閾値を、手動切
替えスイッチのモードがエアバッグ袋体を展開するモー
ドの場合の展開閾値よりも大きくなるように変更し、減
速度検出手段の検出値が展開閾値を越えた場合にエアバ
ッグ袋体を展開する展開制御装置と、を備えた構成とし
たので、エアバッグ袋体を展開した方が望ましい状態時
に確実にエアバッグ袋体を展開することができると共に
装置が安価になるという優れた効果を有する。
【0077】請求項2記載の本発明の助手席用エアバッ
グ装置は、車両の減速度を検出するための減速度検出手
段と、助手席のシートベルトの着用を検出するシートベ
ルト着用検出手段と、エアバッグ袋体の展開モードを選
択する手動切替えスイッチと、乗員のインストルメント
パネル接近状態を検出する接近状態検知手段と、シート
ベルト着用検出手段の検知結果と、手動切替えスイッチ
のモードと、接近状態検知手段の検知結果に応じてエア
バッグ袋体の展開閾値を変更し減速度検出手段の検出値
が展開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展開すると
共に、手動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋体を
展開しないモードであっても、シートベルト着用検出手
段がオフの場合には、エアバッグ袋体の展開閾値を、手
動切替えスイッチのモードがエアバッグ袋体を展開する
モードの場合の展開閾値よりも大きくなるように変更
し、減速度検出手段の検出値が展開閾値を越えた場合に
エアバッグ袋体を展開する展開制御装置と、を備えた構
成としたので、手動切替えスイッチのモード切替えを誤
った場合にも、接近状態検知手段の検知結果によりエア
バッグ袋体を展開した方が望ましい状態時に確実にエア
バッグ袋体を展開することができるという優れた効果を
有する。
【0078】
【0079】請求項記載の本発明は、請求項1、2
載の助手席用エアバッグ装置において、運転席のシート
ベルトの着用を検出する運転席シートベルト着用検出手
段を備え、運転席シートベルト着用検出手段により運転
席シートベルトが着用状態にあることが検出された際に
は、展開制御装置は運転席シートベルトが着用状態にな
いことが検出された際に比べて助手席のエアバッグ袋体
の展開閾値を大きくするため、請求項1、2記載の効果
に加えて運転者の保護性能が向上するという優れた効果
を有する。請求項記載の本発明の助手席用エアバッグ
装置は、車両の減速度を検出するための減速度検出手段
と、助手席のシートベルトの着用を検出するシートベル
ト着用検出手段と、助手席のエアバッグ袋体の展開モー
ドを選択する手動切替えスイッチと、乗員のインストル
メントパネル接近状態を検出する接近状態検知手段と、
シートベルト着用検出手段の検知結果と、手動切替えス
イッチのモードと、接近状態検知手段の検知結果に応じ
てエアバッグ袋体の展開閾値を変更し、減速度検出手段
の検出値が展開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展
開すると共に、手動切替えスイッチのモードがエアバッ
グ袋体を展開しないモードであっても、接近状態検知手
段がオフの場合には、シートベルト着用検出手段の検知
結果と、接近状態検知手段の検知結果に応じてエアバッ
グ袋体の展開閾値を、手動切替えスイッチのモードがエ
アバッグ袋体を展開するモードの場合の展開閾値よりも
大きくなるように変更し、減速度検出手段の検出値が展
開閾値を越えた場合にエアバッグ袋体を展開する展開制
御装置と、を備えた構成としたので、エアバッグ袋体を
展開した方が望ましい状態時に確実にエアバッグ袋体を
展開することができると共に装置が安価になるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の助手席用エアバッグ装置
を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第2実施例の助手席用エアバッグ装置
を示す概略側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の助手席用エアバッグ装置
が適用された車両のインストルメントパネルを示す正面
図である。
【図4】本発明の第2実施例の助手席用エアバッグ装置
の手動切替えスイッチを示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例の助手席用エアバッグ装置
を示す概略側面図である。
【符号の説明】
14 助手席 18 インストルメントパネル 20 エアバッグ装置 30 インフレータ 31 エアバッグ袋体 32 エアバッグ制御回路(展開制御装置) 33 衝突センサ(減速度検出手段) 34 乗員 42 乗員検出センサ(乗員有無検知手段) 44 シートベルト 46 バックルスイッチ(シートベルト着用検出手
段) 56 接近検知用センサ(接近状態検知手段) 58 後ろ向き子供用シート(CRS) 60 手動切替えスイッチ 62 標準モードスイッチ 64 解除モードスイッチ 66 インジケータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 次郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 前田 智治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−234052(JP,A) 特開 平6−239196(JP,A) 特開 平6−1201(JP,A) 特開 平5−278563(JP,A) 実開 平4−55447(JP,U) 実開 昭53−15262(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/32 B60R 22/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の減速度を検出するための減速度検
    出手段と、 助手席のシートベルトの着用を検出するシートベルト着
    用検出手段と、 助手席のエアバッグ袋体の展開モードを選択する手動切
    替えスイッチと、 前記シートベルト着用検出手段の検知結果と、前記手動
    切替えスイッチのモードに応じて前記エアバッグ袋体の
    展開閾値を変更し、前記減速度検出手段の検出値が前記
    展開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開する
    と共に、前記手動切替えスイッチのモードが前記エアバ
    ッグ袋体を展開しないモードであっても、前記シートベ
    ルト着用検出手段がオフの場合には、前記エアバッグ袋
    体の展開閾値を、前記手動切替えスイッチのモードが前
    記エアバッグ袋体を展開するモードの場合の展開閾値よ
    りも大きくなるように変更し、前記減速度検出手段の検
    出値が前記展開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体
    を展開する展開制御装置と、 を備えたことを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 車両の減速度を検出するための減速度検
    出手段と、 助手席のシートベルトの着用を検出するシートベルト着
    用検出手段と、 助手席のエアバッグ袋体の展開モードを選択する手動切
    替えスイッチと、 乗員のインストルメントパネル接近状態を検出する接近
    状態検知手段と、 前記シートベルト着用検出手段の検知結果と、前記手動
    切替えスイッチのモードと、前記接近状態検知手段の検
    知結果に応じて前記エアバッグ袋体の展開閾値を変更
    し、前記減速度検出手段の検出値が前記展開閾値を越え
    た場合に前記エアバッグ袋体を展開すると共に、前記手
    動切替えスイッチのモードが前記エアバッグ袋体を展開
    しないモードであっても、前記シートベルト着用検出手
    段がオフの場合には、前記エアバッグ袋体の展開閾値
    、前記手動切替えスイッチのモードが前記エアバッグ
    袋体を展開するモードの場合の展開閾値よりも大きくな
    るように変更し、前記減速度検出手段の検出値が前記展
    開閾値を越えた場合に前記エアバッグ袋体を展開する展
    開制御装置と、 を備えたことを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 運転席のシートベルトの着用を検出する
    運転席シートベルト 着用検出手段を備え、 前記運転席シートベルト着用検出手段により運転席シー
    トベルトが着用状態にあることが検出された際には、前
    記展開制御装置は運転席シートベルトが着用状態にない
    ことが検出された際に比べて前記助手席のエアバッグ袋
    体の展開閾値を大きくすることを特徴とする請求項1、
    2記載の 助手席用エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 車両の減速度を検出するための減速度検
    出手段と、 助手席のシートベルトの着用を検出するシートベルト着
    用検出手段と、 助手席のエアバッグ袋体の展開モードを選択する手動切
    替えスイッチと、 乗員のインストルメントパネル接近状態を検出する接近
    状態検知手段と、 前記シートベルト着用検出手段の検知結果と、前記手動
    切替えスイッチのモードと、前記接近状態検知手段の検
    知結果に応じて前記エアバッグ袋体の展開閾値を変更
    し、前記減速度検出手段の検出値が前記展開閾値を越え
    た場合に前記エアバッグ袋体を展開すると共に、前記手
    動切替えスイッチのモードが前記エアバッグ袋体を展開
    しないモードであっても、前記接近状態検知手段がオフ
    の場合には、前記シートベルト着用検出手段の検知結果
    と、前記接近状態検知手段の検知結果に応じて前記エア
    バッグ袋体の展開閾値を、前記手動切替えスイッチのモ
    ードが前記エアバッグ袋体を展開するモードの場合の展
    開閾値よりも大きくなるように変更し、前記減速度検出
    手段の検出値が前記展開閾値を越えた場合に前記エアバ
    ッグ袋体を展開する展開制御装置と、 を備えたことを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
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