JP3368101B2 - 記録媒体及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

記録媒体及びこれを用いたインクジェット記録方法

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JP3368101B2
JP3368101B2 JP14302195A JP14302195A JP3368101B2 JP 3368101 B2 JP3368101 B2 JP 3368101B2 JP 14302195 A JP14302195 A JP 14302195A JP 14302195 A JP14302195 A JP 14302195A JP 3368101 B2 JP3368101 B2 JP 3368101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性インクでの記録、
なかでもインクジェット記録における記録特性をバラン
ス良く有し、良好な表面光沢性を持ち、かつ、高インク
吸収性と高画像濃度を達成できる記録媒体及び該記録媒
体を用いたインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方法による画
像形成に用いる記録媒体としては、特公平3−2666
5号公報に記載されているように基紙上に微粉シリカと
ポリビニルアルコールのような水溶性バインダーを含む
塗工層を設けた記録紙や、特公平5−36237号公報
に記載されているように合成紙等の不透明基材上に水溶
性樹脂を主体とする皮膜を形成した光沢紙が用いられて
きた。また、特開昭63−265680号公報には、シ
リカとバインダーを主体とする塗工層をキャスト法によ
り形成したインクジェット記録用のキャストコート紙が
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録の高速化、
多色化などインクジェット記録装置の性能の向上に伴
い、解像度、濃度等の各種特性をバランス良く満足する
画像を得る上で、インクジェット用の記録媒体に対して
も、より高度で広範な特性が要求されるに至っている。
このような特性として、例えば、(1)インクの吸収能
力が高く、インクの乾燥が速いこと、(2)インクドッ
トの光学濃度が高く、ドット周辺がぼけないこと、
(3)ドット形状が真円に近く、その周辺が滑らかであ
ること、(4)ベタ印字部において濃淡ムラがなく、画
像の光学濃度が均一であること、(5)異色のインクが
隣り合って印字されても、境界が鮮明であり、にじみを
発生しないこと、(6)画像の耐水性、耐湿性、耐光性
等が良好であり、画像が長期保存に安定で変質しないこ
と、等の特性を挙げることができる。
【0004】更に、銀塩写真等のような高解像度で高濃
度の画像をインクジェット記録法によって形成するため
の検討も種々行われている。銀塩写真に匹敵する程度の
画質を得る手段の1つとして、インク吸収性、インク中
の記録剤の定着性、画像の耐水性、カラー記録における
発色性等の記録特性を維持しつつ、表面光沢度及び画像
濃度を更に向上させる方法がある。
【0005】ところが、特公平3−26665号公報に
記載のコート紙の表面は無光沢で、光沢が要求される用
途には向かない。また、特公平5−36237号公報に
記載の光沢紙は、高光沢、高濃度の画像の形成が可能で
ある反面、インクを受容する層が親水性の樹脂皮膜であ
るために、その表面に付着したインクの乾燥・定着が遅
く、印字後(インク付与後)の印字部がいつまでもべた
ついて、連続記録に支障をきたすという問題がある。ま
た、この光沢紙では、インクの吸収速度が遅いために紙
面上でのインクの移動が生じ易く、ベタ印字部において
濃淡ムラを発生する場合が多いという問題もあり、また
その構造上、画像の耐水性が劣るという問題もある。
【0006】一方、特開昭63−265680号公報に
記載のインクジェット用キャストコート紙は、インクの
乾燥・定着性の面では良好であるが、画像の耐水性や耐
湿性等の耐久性、あるいは発色性が不十分であるという
問題がある。
【0007】本発明は、以上のような従来技術における
問題点を解決すべくなされたものであり、その目的は、
水性インクによる記録、なかでもインクジェット記録に
おける上述の諸要求特性をバランス良く満足し、かつ良
好な表面光沢度を有し、しかも、高インク吸収性と高画
像濃度での記録が可能な記録媒体及び該記録媒体を用い
たインクジェット記録方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明の記録媒体は、繊維状パルプ及び填料を主体とす
る基紙上に、顔料及びバインダーを含有してなる被覆層
を有し、該被覆層の表面が光沢処理された記録媒体にお
いて、前記バインダーが、高カチオン化樹脂とバインダ
ー総量に対して50重量%を越えない範囲の高カチオン
化樹脂以外のバインダーから構成され、前記高カチオン
化樹脂はカチオン性基の数の重合度に対する割合が50
%以上であり、前記光沢処理はキャスト法によるもので
あることを特徴とする。
【0009】本発明の記録媒体では、バインダーとして
高カチオン化樹脂が用いられているので、顔料だけでな
く、バインダーでも染料等の記録剤の捕捉が可能であ
る。このため従来のものに比べインク受容層における記
録剤捕捉性が格段に優れているため表面に付着したイン
ク中の染料等の記録剤の大部分が被覆層中に保持され、
ほとんど基紙中には移行しない。その結果、高画像濃度
が得られる。
【0010】本発明の記録媒体における基紙は、繊維状
パルプと填料を主体とし、所望とする記録媒体の形状を
安定に維持できるもので、その上部に設けられる被覆層
との良好な接合強度が得られるものであれば特に制限な
く利用できる。例えば、パルプ材(LBKP、NBKP
等に代表される化学パルプ、機械パルプ、古紙再生パル
プ等)、填料を主体とし、必要に応じて各種抄紙助剤を
含む原料から常法により抄紙されたものを挙げることが
できる。この場合のパルプ材としては、化学パルプ、機
械パルプ及び古紙再生パルプ等の1種を、あるいはこれ
らの2種以上を組合せて用いたものであってもよい。填
料としては、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、二酸
化チタン等が挙げられる。
【0011】なお、基紙としては、十分なインク吸収速
度、インク吸収容量を達成するという理由から無サイズ
紙が使用されるのが好ましい。
【0012】基紙の坪量は、所望の剛性等が得られる範
囲内で適宜選択できるが、例えばその上限は、200g
/m2程度が好ましい。また、その下限は、例えば50
g/m2とされる。
【0013】基紙上に設ける被覆層は、少なくとも顔料
及びバインダーを含有して構成される。
【0014】被覆層の形成に用いる顔料としては、例え
ば、シリカ、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マ
グネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、タルク、クレ
イ、ハイドロタルサイド、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、酸化亜鉛などからなる無機顔料;ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリアクリレートなどからなるプラスチッ
クピグメント等が挙げられ、これらの1種を、あるいは
これらの2種以上を組合せて用いることができる。より
高濃度、高解像度の画像を形成する上では、シリカ、ア
ルミナ、アルミナ水和物及び塩基性炭酸マグネシウムか
ら選択した1種以上を少なくとも用いるのが好ましい。
この顔料の粒径としては、例えば0.1〜20μmの範
囲内のものが利用できる。
【0015】バインダーとしては、前述のとおり高カチ
オン化樹脂が用いられる。この高カチオン化樹脂には、
まず、バインダーとして機能するだけの十分な成膜性を
有することが第1の条件として要求される。ここでいう
成膜性とは、この樹脂のみを適当な溶媒に加えて調製し
た溶液を、例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の基材上に塗布乾燥させた際に均一なフィルムを
形成可能である性質をいう。
【0016】高カチオン化樹脂は、第1〜3級アミノ
基、第4級アンモニウム塩基等のカチオン性をもつ官能
基を有するポリマーであり、高カチオン化とは、例え
ば、上記のカチオン性基の数と重合度の比で表したとき
に50%以上であるものをいう。なお、高カチオン化樹
脂の分子量としては、5万以上が好ましく、10万以上
がより好ましい。
【0017】好ましい高カチオン化樹脂の例としては、
従来公知のバインダーであるカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性セルロース
誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、でんぷん、ゼラチン、ポリビ
ニルアセタール、ポリビニルメチルエーテル等をカチオ
ン化したものを挙げることができる。
【0018】カチオン化の方法は、上記のカチオン性基
を有するモノマーと上記のバインダー樹脂モノマーの共
重合体を形成する方法や、上記のバインダー樹脂中の水
酸基等に、上記のカチオン性基を含む化合物を付加、あ
るいは置換させて形成する方法等が利用できる。
【0019】顔料に対するバインダーの配合割合の下限
は、例えば、重量比で顔料/バインダー=10/1、好
ましくは、5/1とされ、バインダーの上限は、例え
ば、重量比で顔料/バインダー=1/2、好ましくは、
1/1とされる。
【0020】なお、被覆層の形成に際して上記の高カチ
オン化樹脂に加えて従来公知のバインダーを、バインダ
ーの総量における高カチオン化樹脂以外のバインダーの
割合が50重量%を超えない範囲内で用いる。
【0021】被覆層の形成に用いられるバインダーは、
水溶性であると都合がよいが、ラテックスやエマルジョ
ンのような分散体として提供されるものであってもよ
い。
【0022】また、被覆層には、必要に応じて、上記の
高カチオン化樹脂以外のカチオン性物質を更に添加する
こともできる。カチオン性物質の追加によってインク中
の記録剤成分の定着性が更に増強され、より良好な耐水
性、耐湿性が得られる。このようなカチオン性物質とし
ては、例えば、(I)ポリアリルアミン塩酸塩、ポリア
ミンスルホン塩酸塩、ポリビニルアミン塩酸塩等の塩
類、(II)ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタアクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタアクリレート、ジエチルアミノエチルメタアクリ
レート、メチルエチルアミノエチルアクリレート、メチ
ルエチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノス
チレン、ジエチルアミノスチレン及びメチルエチルアミ
ノスチレン等の1〜3級アミンを側鎖に有するカチオン
性モノマー、並びにこれらモノマーから誘導される4級
アンモニウム塩基を側鎖に有するモノマーから選択され
た1種のモノマーの単独重合体またはこれらモノマーの
2種以上の共重合体等を例示することができる。
【0023】被覆層は、必要に応じて、メラミン樹脂、
グリオキザール、イソシアネート等の架橋剤、界面活性
剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、
分散剤、粘度調整剤、pH調整剤、防カビ剤、可塑剤な
どを更に含むものであっても良い。また、被覆層は、1
層からなる構造のものでも良いし、複数の層からなる多
層構造のものでもよい。多層構造の場合は、各層が同一
の構成を有するものでも、各層のうち少なくとも1層が
他の層と異なる構成を有する、すなわち複数の層に異な
る構成の層の組合せが1つ以上あるようにしてもよい。
【0024】この被覆層の構成によれば、水性インクに
対する良好な記録特性、なかでも高インク吸収性と高画
像濃度が得られる。また、インクとしてアニオン性基を
有する記録剤を含むものを用いた場合には、被覆層中の
カチオン性物質がインク中のアニオン性基を有する記録
剤と会合することにより耐水性、耐湿性が更に良好とな
る。
【0025】被覆層の表面は、光沢処理が施されてお
り、その表面光沢としては、JIS−Z−8741に基
づいて測定された75度鏡面光沢が45%以上であるも
のが好ましく、更に、銀塩写真により近い光沢を得るに
は、JIS−Z−8741に基づいて測定された75度
鏡面光沢が65%以上で、かつ20度鏡面光沢が20%
以上であることが好ましい。
【0026】被覆層を多層構成とする場合には、表面層
を光沢付与に好適な構成とすることもでき、上記の顔料
及びバインダーを主体とする被覆層(下塗り層)上にこ
れを設けることができる。この表面層の構成としては、
有機樹脂微粒子を主体とする表面層を挙げることができ
る。この有機樹脂微粒子を主体とする表面層は、有機樹
脂微粒子の一部が融着して平滑な光沢表面を形成したも
ので、必要に応じて、インク吸収性等を改善する目的で
コロイダルシリカや上述した顔料、あるいはバインダー
等を更に含むものであっても良い。この有機樹脂微粒子
としては、高光沢の表面を有する表面層を形成できるも
ので、所望とする記録特性が得られるものであれば特に
制限されない。例えば、アクリル酸エステルやメタクリ
ル酸エステルの重合体又はこれらモノマーと他のモノマ
ーとの共重合体等のアクリル系重合体のラテックス、カ
ルボキシル変性共役ジエン系共重合体のラテックス、エ
チレン−酢酸ビニル系共重合体などのビニル系共重合体
のラテックス、ポリ塩化ビニル微粒子及びポリエチレン
微粒子、ビニルピロリドンとスチレンの共重合体からな
る微粒子、ビニルアルコールとスチレンの共重合体から
なる微粒子を用いることができる。
【0027】この有機樹脂微粒子の粒径としては、例え
は゛0.01μm〜5μm、より好ましくは0.05μ
m〜2μmの範囲のものが利用できる。
【0028】上記の有機樹脂微粒子の中では、ビニルピ
ロリドンとスチレンの共重合体微粒子、ビニルアルコー
ルとスチレンの共重合体微粒子が好ましく、これらの共
重合体は、ランダム、ブロック、グラフト共重合のいず
れでも良いが、ランダム及びグラフト共重合が特に好ま
しい。これらの共重合体は、分子中にインクとの親和性
の強い構造を持っているため表面層内をインクが浸透し
ていく際に、インク中の記録剤成分が微粒子に捕捉され
る確立が高くなり、そのため濃度が高く、耐湿性にも優
れる画像の形成が可能となる。ビニルピロリドンとスチ
レンの共重合体としては、アンタラの商品名(GAF
製)で市販されているものが、また、ビニルアルコール
とスチレンの共重合体としては、酢酸ビニルとスチレン
の共重合体をケン化することによって得ることができ
る。
【0029】以上の構成からなる本発明の記録媒体は、
被覆層形成用の材料を、必要に応じて他の添加剤ととも
に、適当な溶媒、例えば、水、アルコール、あるいは各
種有機溶媒に添加して塗工液を調製し、これを基材上に
塗工して得ることができる。塗工層の形成には、例え
ば、ロールコーター法、ブレードコーター法、エアナイ
フコーター法、ゲートロールコーター法、バーコーター
法、サイズプレス法、スプレーコーター法、グラビアコ
ーター法、カーテンコーター法などの各種方法が利用で
きる。
【0030】被覆層として複数の塗工層からなるものを
設ける場合には、まず第1層形成用の塗工液を塗布した
後、常法により乾燥させて第1層を形成し、その上に更
に第2層形成用の塗工液を塗布し、第2層で終了する場
合には、この層の表面に光沢を付与する処理を行ってこ
の第2層を表面層として仕上げる。3層以上の場合は、
下層の形成を塗工液の塗布及び乾燥の工程を繰返し、再
表層については表面光沢を得るための処理を行う。被覆
層を1層で構成する場合は、最初の塗工層の形成後に表
面への光沢付与のための処理を行う。
【0031】被覆層の塗工量の上限は、40g/m2
好ましくは10g/m2程度とされる。また、その下限
は、3g/m2程度とされる。
【0032】被覆層表面(多層構成の場合は最表層)へ
の光沢の付与には、各種の方法が利用できるが、本発明
においてはキャスト法が用いられる。キャスト法として
は、例えば、鏡面からなる仕上げ面を加熱しておき、こ
れに湿潤塗工層を圧着して光沢仕上げを行うウエットキ
ャスト法、湿潤塗工層を一旦乾燥した後に再湿潤により
可塑化し、これに仕上げ面の加熱鏡面を圧着して光沢仕
上げを行うリウエットキャスト法、湿潤塗工面をゲル状
態にして、これに仕上げ面の加熱鏡面を圧着するゲルキ
ャスト法等を用いることができる。
【0033】以上の構成の本発明の記録媒体へのインク
ジェット記録法による画像形成は、例えば以下のように
して行うことができる。
【0034】画像形成に用いるインクとしては、インク
ジェット法に適用できるインクであれば制限なく利用で
きる。例えば、像を形成するための記録剤と、該記録剤
を溶解または分散させるための液媒体を必須成分とし、
必要に応じて各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、
比抵抗調整剤、pH調整剤、防カビ剤、記録剤の溶解ま
たは分散の安定化剤等を添加した組成のものが挙げられ
る。
【0035】インクに使用される記録剤としては、直接
染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素、
分散染料、油性染料、各種顔料等が挙げられ、従来公知
のものを制限なく使用することができる。インク中の記
録剤の含有量は、インクに要求される特性等において決
定されるが、約0.1〜20重量%程度の一般的な濃度
のものが利用できる。先に述べたように、インクとして
アニオン性基を有する記録剤を含むものを用いた場合に
は、下塗り層中のカチオン性物質がインク中のアニオン
性基を有する記録剤と会合することにより耐水性、耐湿
性が更に良好となる。
【0036】記録剤の溶解または分散に用いる液媒体と
しては、水、あるいは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒
を利用することができる。水溶性有機溶剤としては、例
えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール等のアルキルアルコール類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、アセトンアルコール等のケトン、ケトアルコ
ール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、
トリエチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレ
ングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ポリ
エチレングリコール等のアルキレングリコール類;グリ
セリン類;(ジ)エチレングリコールモノメチル(また
はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ(ま
たはジ)メチル(またはエチル)エーテル等の多価アル
コールのアルキルエーテル類;スルホラン;n−メチル
−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン等が挙げられ、これらの1種以上が使用される。
これらのなかでは、インクの記録ヘッド中での乾燥防止
に効果のある水混和性グリコール類もしくはグリコール
エーテル類がよく利用される。
【0037】本発明の画像形成方法に用いるインクジェ
ット記録法に用いる記録ヘッドとしては、インクをイン
ク流路の先端に設けられた吐出口(オリフィス)から効
果的に離脱させて射程体である記録媒体にインクの小滴
を付与できる方式であればいかなる方式のものも使用可
能である。なかでも、特開昭54−59936号公報に
記載されている方式で、インク流路中で熱エネルギーの
作用を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態
変化による作用力によってインクをインク流路先端の吐
出口から吐出させる方式を好適に用いることができる。
【0038】本発明の画像形成方法に用いるインクジェ
ット記録方法に用い得るインクジェット記録装置の一例
を図面を用いて以下に説明する。図1、2及び3は該装
置の主要部である記録ヘッドの構成例を示したものであ
る。図1は記録ヘッドのインク流路に沿った断面図であ
り、図2は図1のA−B線での断面図である。記録ヘッ
ド13はインク流路となる溝14を有するガラス、セラ
ミックまたはプラスチック等からなる板と、発熱ヘッド
15(発熱ヘッドの構成は図示したものに限定されな
い)とを接着して得られた構成を有する。発熱ヘッド1
5は、アルミナ等の放熱性の良い基板20上に、蓄熱層
19、ニクロム等で形成される発熱抵抗層18、アルミ
ニウム等からなる電極17−1、17−2及び保護層を
この順に積層した構成を有し、電極17−1、17−2
に通電することによって、発熱抵抗体層18の電極が積
層されていない部分(nで示す領域内にある部分)が発
熱し、その上方に位置するインクに熱エネルギーが作用
するようになっている。
【0039】記録に際して、インク21は、溝14の端
部微細開口である吐出口(オリフィス)22まで充填さ
れ、その状態で、記録信号に対応して電極17−1、1
7−2に通電されると、発熱ヘッド15のnで示される
領域が急激に発熱し、ここに接しているインク21に気
泡が発生し、その圧力でインク21が吐出口22より小
滴24となって吐出され、記録媒体25に向って飛翔す
る。
【0040】図3には、図1に示すインク流路を多数並
べたマルチヘッドの外観が示されている。このマルチヘ
ッドは並列に構成されたインク流路を構成する多数の溝
からなるマルチ溝26を有する溝付き板27と、各溝中
の所定の位置に図1と同様の構成からなる発熱領域
(n)が配置されるように形成された発熱ヘッド28と
を接着することで得られたものである。
【0041】図4は、図3に示したようなマルチヘッド
を組込んだインクジェット記録装置の一例を示すもので
ある。図4において、61はワイピング部材としてのブ
レートであり、その一端はブレード保持部材によって保
持されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。ブ
レード61は記録ヘッドより記録領域に隣接した位置に
配設され、また、本例の場合、記録ヘッドの移動経路中
に突出した形態で保持される。62はキャップであり、
ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、
記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口面
と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更に63
はブレード61に隣接して設けられたインク吸収体であ
り、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に突
出した形態で保持される。上記ブレード61、キャップ
62、インク吸収体63によって吐出回復部64が構成
され、ブレード61及びインク吸収体63によってイン
ク吐出口面からの水分、塵埃等の除去が行われる。
【0042】65はインクジェット記録方式により記録
を行う記録ヘッドで、例えば図1〜3で示したような熱
エネルギーによってインクを吐出する構成を有する。6
6は記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を
行うためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド
軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモ
ータ68によって駆動されるベルト69と接続(不図
示)している。これによりキャリッジ66はガイド軸6
7に沿った移動、すなわち、記録ヘッド65による記録
領域及びその隣接した領域へ移動が可能となる。
【0043】51は、記録媒体を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ記録媒体が供紙され、記録は進行する
につれて排紙ローラ53を介して排紙される。
【0044】上記構成において、記録ヘッド65が記録
終了時等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部6
4のキャップ65は記録ヘッドの移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。また、キャップ62が記録ヘッド65の吐出口面に
当接してキャッピングを行う際には、キャップ62は記
録ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
【0045】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
【0046】上述の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録のための記録領域を移動する間に所定の間隔
で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この
移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0047】カラー記録の場合は、1ヘッド中に、シア
ン用、マゼンタ用、イエロー用及びブラック用の吐出口
を並列した記録ヘッドを、あるいはシアン用記録ヘッ
ド、マゼンタ用記録ヘッド、イエロー用記録ヘッド及び
ブラック用記録ヘッドを並列に用いて行うことができ
る。この場合、各色の吐出は、1つの吐出口から行って
も良いし、各色について同時に複数の吐出口からの吐出
を行って2以上の同一色の液滴が記録媒体に同時に付着
するようにしてもよい。
【0048】
【実施例】
実施例1〜3 原料パルプとして、LBKP90重量部、NBKP10
重量部を混合し、叩解した後、カオリン(土屋カオリン
製)10重量部、アルケニル無水コハク酸0.1重量
部、カチオン化デンプン0.2重量部を配合して、常法
により、坪量72g/m2、ステキヒトサイズ度10秒
の基紙を抄造した。
【0049】次に、表1〜3に示す塗工液、の組合
せを個々に用いて、4種のシート状記録媒体を得た。す
なわち、まず、塗工液をワイヤーバーを用いて基紙上
に乾燥塗工量で10g/m2となるように塗布した後、
100℃、5分間乾燥させて被覆層(下塗り層)とし、
この被覆層上に塗工液をワイヤーバーを用いて乾燥塗
工量で5g/m2の割合で塗布し、被膜が湿潤状態にあ
るうちに120℃に加熱したステンレスロールに圧着し
て乾燥させて表面層を形成してシート状記録媒体を得
た。
【0050】
【表1】 1)構成単位:
【0051】
【化1】
【0052】
【表2】 表2(実施例2用塗工液組成) 2)構成単位:
【0053】
【化2】
【0054】
【表3】 3)カチオン化HECの製造方法:ヒドロキシエチルセル
ロース(フジケミカル製、商品名フジケミHEC AG
−15)10重量部を、三つ口フラスコへ入れ、純水2
00重量部を加えて、均一な水溶液になるまで攪拌し
た。次いで、水酸化ナトリム0.2重量部を加え、80
℃に加熱した。3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド1重量部を添加し、8
0℃で3時間攪拌し反応を終えた。次に、こうして得ら
れたカチオン変性セルロース水溶液にフリーズ・ドライ
法による脱水粉末化処理を行った。この処理で得られた
粉末を、更にソックスレイ抽出器内に移し、エチルアル
コールの還流を計20回繰返して精製した。還流処理精
製後の粉末を新たに用意したエチルアルコールに分散
し、これを400メッシュの金網で処理し、カチオン変
性ヒドロキシエチルセルロース(カチオン化HEC)粉
末を濾別した。この精製粉末は、45%のエタノールを
含んでいたので、これを50℃のオーブンで1時間乾燥
させ、純度99.9%以上のカチオン化HEC粉末を得
た。このカチオン化HECのカチオン化度は80%であ
った。
【0055】比較例1 下記塗工液を塗工液の代りに用いる以外は実施例1
と同様にしてシート状記録媒体を得た。
【0056】
【表4】 表4(塗工液組成) 比較例2 表面層を設けない以外は実施例1と同様にしてシート状
記録媒体を得た。
【0057】実施例5 実施例1〜3及び比較例1、2で得られたシート状記録
媒体の被覆層側に、下記組成のインクを用いて熱エネル
ギーを利用してインクを発泡させてインクを吐出させる
インクジェット記録装置により下記条件でカラー記録を
行った。記録に使用した記録媒体とインクの組合せにつ
いては表6に記載した。
【0058】
【表5】 *)染料: Y:C.I.ダイレクトイエロー#86 M:C.I.アシッドレッド#23 C:C.I.ダイレクトブルー#199 BK:C.I.フードブラック#2 記録条件: 吐出周波数:5kHz 吐出液滴の容量:45pl 記録密度:360DPI 単色の最大記録密度:9nl/mm2 得られたカラープリントサンプルを以下の項目について
評価した。 評価項目: (1)画像濃度 ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)及び
イエロー(Y)のベタ印字部のそれぞれの画像濃度をマ
クベス濃度計RD−918を用いて測定した。 (2)表面光沢度 シート状記録媒体の被覆層表面の白地部のJIS−Z−
8741に基づく75度及び20度鏡面光沢度を、デジ
タル変角光沢計UGV−5D(スガ試験機製)を用いて
測定した。
【0059】各評価結果を表6に示す。
【0060】
【表6】
【0061】
【発明の効果】本発明の記録媒体では、水性インクによ
る記録、なかでもインクジェット記録における諸要求特
性をバランス良く満足し、かつ良好な表面光沢度を有
し、しかも、バインダーとして高カチオン化樹脂を用い
たので、より高いインク吸収性と画像濃度での記録が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用い得るインクジェット記録装
置のヘッド部のインク流路に沿った縦断面部分図であ
る。
【図2】図1に示したヘッド部のA−B線における断面
図である。
【図3】複数のインク流路を並列配置したマルチヘッド
の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の方法に用い得るインクジェット記録装
置の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
13 記録ヘッド 14 溝 15 発熱ヘッド 16 保護膜 17−1、17−2 電極 18 発熱抵抗体 19 蓄熱層 20 基板 21 インク 22 吐出口 24 記録小滴 25 記録媒体 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 51 給紙部 52 紙送りローラ 53 排紙ローラ 61 ワイピング部材 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 67 ガイド軸 68 モータ 69 ベルト
フロントページの続き (72)発明者 森屋 研一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 西岡 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 片山 正人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−320857(JP,A) 特開 昭61−27279(JP,A) 特開 平8−187932(JP,A) 特開 平8−183242(JP,A) 特開 平8−300804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 19/00 - 27/42 B41M 5/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状パルプ及び填料を主体とする基紙
    上に、顔料及びバインダーを含有してなる被覆層を有
    し、該被覆層の表面が光沢処理された記録媒体におい
    て、 前記バインダーが、高カチオン化樹脂とバインダー総量
    に対して50重量%を越えない範囲の高カチオン化樹脂
    以外のバインダーから構成され、 前記高カチオン化樹脂はカチオン性基の数の重合度に対
    する割合が50%以上であり、 前記光沢処理はキャスト法によるものである ことを特徴
    とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記被覆層が、顔料及び高カチオン化樹
    脂を含有してなる下塗り層と、該下塗り層上に設けられ
    た有機樹脂粒子を主体とする表面層とからなる請求項1
    に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記被覆層表面の75°鏡面光沢度が4
    5%以上である請求項1または2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記顔料が、シリカ、アルミナ、アルミ
    ナ水和物及び塩基性炭酸マグネシウムから選択される請
    求項1〜3のいずれかに記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 インク液滴を記録信号に従って記録ヘッ
    ドの吐出口から吐出させ、請求項1〜4の記録媒体に付
    着させて画像形成を行うことを特徴とするインクジェッ
    ト記録方法。
  6. 【請求項6】 前記インク液滴が、少なくともアニオン
    性基を有する記録剤を含むインクの液滴である請求項
    に記載のインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 シアン、マゼンタ、イエロー及びブラッ
    クの各インクの小滴を記録信号に従って記録ヘッドの吐
    出口から吐出させ、請求項1〜4のいずれかに記載の記
    録媒体に付着させて、画像形成を行うことを特徴とする
    インクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドとして、インクを吐出す
    る吐出口を各色ごとに2つ以上有する記録ヘッドを用
    い、同時に同色のインク滴を2滴以上吐出させることに
    より画像形成を行う請求項に記載のインクジェット記
    録方法。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドからのインクの吐出が熱
    エネルギーの作用により行われる請求項5〜8に記載の
    インクジェット記録方法。
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