JP3367638B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3367638B2
JP3367638B2 JP34848397A JP34848397A JP3367638B2 JP 3367638 B2 JP3367638 B2 JP 3367638B2 JP 34848397 A JP34848397 A JP 34848397A JP 34848397 A JP34848397 A JP 34848397A JP 3367638 B2 JP3367638 B2 JP 3367638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路部品を搭載し
た基板やリード線を接続するための端子板を備えた偏向
ヨークに係り、特に、これらの基板,端子板を保護する
保護カバーの構造を改良した偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の偏向ヨークの一例を一部
破断した状態で示す側面図である。図10において、こ
の偏向ヨークは、例えば一対の半環状のものを組み合わ
せたセパレータ1により、一方(図中の下側)が大径部
とされ、他方(図中の上側)が小径部とされた漏斗状に
形成されている。なお、大径部は陰極線管の画面(フェ
イス)側であり、小径部はネック側である。このセパレ
ータ1の内面にはサドル型の水平偏向コイル2が装着さ
れ、外面にはサドル型の垂直偏向コイル3が装着され、
セパレータ1は水平偏向コイル2と垂直偏向コイル3と
を電気的に絶縁して保持する。垂直偏向コイル3の外面
にはフェライト等からなるコア4が装着されている。
【0003】このように大略構成される偏向ヨークに
は、通常、偏向特性を補正する回路が必要であり、この
ような回路等を搭載した基板5がセパレータ1の側面に
取り付けられている。基板5の回路には高電圧が印加さ
れているので、基板5には、感電防止と回路等の保護の
ために絶縁素材で形成された保護カバー6が被せられて
いる。
【0004】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。また、最もフ
ェイス側のフランジ1a3には、基板5をセパレータ1に
装着するための爪8a,8bが一体成形によって設けら
れている。
【0005】基板5にはリード線を接続するための複数
のピン9が圧入されており、これらのピン9には、補正
コイル7のリード線7aや水平偏向コイル2のリード線
2aや垂直偏向コイル3のリード線3aがからませてあ
る。ピン9とリード線2a,3a,7aはそれぞれ半田
付けされて電気的及び機械的に基板5に接続される。保
護カバー6はこれらのリード線2a,3a,7aの基板
5への接続が終了した後に基板5に装着される。
【0006】ここで、補正コイル7のリード線7aのピ
ン9への取り付けについて図11を用いて説明する。図
11は図10に示す偏向ヨークを小径側の斜上方より見
た斜視図であり、保護カバー6の一部を破断して示して
いる。図11において、補正コイル7のリード線7a
は、基板5を支持する爪8a,8bよりネック側の基板
5の端部に設けた溝5aと保護カバー6との隙間を通
し、リード線7aに弛みが生じない程度にピン9側に引
っ張りながらピン9に配線されている。なお、図11に
おいては、爪8aを図中の左右向き、爪8bを図中の上
向きとして図示しているが、特にこれに限るものではな
い。
【0007】さらに、基板5をセパレータ1に取り付け
る構造について図12を用いて説明する。図12に示す
ように、基板5には、孔5b,5cが形成されており、
この孔5b,5cにフランジ1a3に設けた爪8a,8b
が係合するようになっている。孔5b,5cと爪8a,
8bとの位置を合わせて基板5をセパレータ1の方向に
押し込めば、爪8a,8bが孔5b,5cに係合して基
板5がセパレータ1に固定される。なお、図12におい
ては、爪8aを図中の上向き、爪8bを図中の左右向き
として図示しているが、特にこれに限るものではない。
【0008】基板5がセパレータ1に取り付けられた状
態の偏向ヨークに保護カバー6を取り付ける構造につい
て図13を用いて説明する。図13は基板5に保護カバ
ー6が取り付けられる直前の状態を一部破断した側面図
で示している。図13において、保護カバー6は1つの
面が開放した箱状に形成されており、開放面側の上下端
部には弾性を有する複数の爪6aが一体成形により設け
られている。また、保護カバー6の内面には上下端部に
リブ6bが、中央部にはリブ6cが設けられている。な
お、リブ6cは保護カバー6の図13中の手前側と奥側
の面の内側に形成されるものである。
【0009】保護カバー6を基板5に取り付ける際に
は、図13に示すように、まず、基板5のフェイス側端
部をセパレータ1から離れる方向である矢印Bの方向に
指で押さえ、保護カバー6を外側より矢印Aの方向に押
し込む。すると、保護カバー6の爪6aが基板5の上端
部に当接し、さらに押し込まれると、弾性を有する爪6
aが外側に開かれる。その後、基板5の上端部は爪6a
とリブ6bとの隙間6dに嵌まり込む。即ち、保護カバ
ー6は基板5を抱え込むようにして基板5に保持され
る。
【0010】このような構成の偏向ヨークにおいて、基
板5を爪8a,8bによってセパレータ1に取り付けた
後、さらに別部材を用いて基板5を固定するようにした
偏向ヨークもある。図14は、別部材であるアタッチメ
ント510を基板5の孔5b,5cに嵌着することによ
って、基板5のがたつきをなくすと共に、基板5を強固
に固定するように構成したものである。なお、ここでは
保護カバー6を取り付けていない状態を示しており、保
護カバー6はアタッチメント510を図示のように孔5
b,5cに嵌着した後に取り付けられることになる。
【0011】ここで、アタッチメント510を用いる理
由及びその効果についてさらに説明する。図15
(A),(B)は、基板5と爪8a,8bの係合部分を
拡大して示す一部破断の側面図である。爪8a,8bに
はそれぞれ基板5を係合させるための凹部8a1,8b1が
形成されている。この凹部8a1,8b1の幅は、基板5の
板厚のばらつきを考慮し、最大板厚の基板5でも装着で
きるような幅に設定している。従って、最大板厚以外の
基板5を装着した場合には、基板5は爪8a,8bの長
さ方向(図15中の左右方向)にがたつきが生じること
となる。
【0012】図15(A)は、基板5が爪8a,8bの
先端側に寄った状態を示しており、図15(B)は、例
えば基板5のに下方部に矢印で示す力が加わって、基板
5が爪8aについては先端側に、爪8bについては根元
側に寄った状態を示している。このように、爪8a,8
bの凹部8a1,8b1の幅が基板5の板厚よりも広い場合
には、基板5は凹部8a1,8b1の幅内でがたつく。そこ
で、このがたつきをなくすように装着するのが、アタッ
チメント510である。
【0013】図16(A),(B)はアタッチメント5
10の装着前後の状態を示す一部破断の側面図である。
なお、ここでは、基板5の孔5bのみについて図示して
いる。アタッチメント510は鉤状に形成されており、
腕510aは図16(A)中の矢印方向に可撓性を有し
ている。腕510aの先端部510bは、折れ曲がって
いる。基板5の孔5b,5cに爪8a,8bを係合させ
た状態において、孔5b,5cと爪8a,8bとの間に
は、図中の上下方向に隙間があるので、アタッチメント
510はその隙間に挿入される。
【0014】アタッチメント510を孔5b,5cの隙
間に挿入する際には、腕510aが撓む。そして、アタ
ッチメント510を奥まで押し込むと腕510aが孔5
b,5cを通り抜け、図16(B)に示すように、腕5
10aが元に戻ろうとする力が先端部510bを介して
基板5の孔5b,5cの角部を押すようになっている。
【0015】これによって、基板5は、爪8a,8bの
凹部8a1,8b1の先端側に常に押し付けられ、基板5は
がたつきなく、強固に保持されることになる。アタッチ
メント510は適切な可撓性を持たせるため、セパレー
タ1とほぼ同等あるいは同等以上の強度を持つ樹脂にて
成形している。アタッチメント510を孔5b,5cに
嵌着した状態においては、アタッチメント510とセパ
レータ1とはほぼ一体化した状態と見なすことができ
る。なお、アタッチメント510は、孔5b,5cのい
ずれか一方でも同様の効果を発揮する。
【0016】以上説明した図10や図14に示す偏向ヨ
ークは、基板がセパレータ1の一方のフランジ(この場
合、ネック側フランジ1a)のみに固定されている、い
わゆる片持ち構造の偏向ヨークである。セパレータ1の
ネック側とフェイス側の両方のフランジ1a,1bに渡
らないような小さな基板の場合には、この片持ち構造と
するのが一般的である。これに対し、セパレータ1のネ
ック側とフェイス側の両方のフランジ1a,1bに渡る
ような大きさを有する基板を備えた偏向ヨークでは、ネ
ック側とフェイス側の両方のフランジ1a,1bに基板
を保持させる、いわゆる両持ち構造の偏向ヨークとする
のが一般的である。
【0017】以下、両持ち構造の偏向ヨークについて説
明する。図17は両持ち構造の偏向ヨークの一例を一部
破断した状態で示す側面図である。図17において、図
10と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図17に示す偏向ヨークと図10に示す偏向ヨーク
とは、セパレータ1の側面に取り付けられている基板及
びその保持構造が異なるのみであるので、この異なる部
分を中心に説明することとする。
【0018】セパレータ1の側面には、ネック側とフェ
イス側の両方のフランジ1a,1bに渡るような大きさ
を有する基板15が取り付けられている。フランジ1a3
には、基板15をセパレータ1に装着するための爪8c
が一体成形によって設けられている。図10に示す基板
5と同様、基板15にはリード線を接続するための複数
のピン9が圧入されており、これらのピン9には、補正
コイル7のリード線7aや水平偏向コイル2のリード線
2aや垂直偏向コイル3のリード線3aがからませてあ
る。ピン9とリード線2a,3a,7aはそれぞれ半田
付けされて電気的及び機械的に基板15に接続される。
保護カバー16はこれらのリード線2a,3a,7aの
基板15への接続が終了した後に基板15に装着され
る。
【0019】さらに、基板15をセパレータ1に取り付
ける構造について図18を用いて説明する。図18に示
すように、フェイス側フランジ1bには基板15のフェ
イス側端部を保持するためのリブ10a,10bが一体
成形により設けられており、基板15のフェイス側端部
はこのリブ10a,10bによって形成される溝に嵌め
込まれて保持される。基板15には、孔15bが形成さ
れており、この孔15bにフランジ1a3に設けた爪8c
が係合するようになっている。上記のように基板15の
下端部が係止された状態で基板15を矢印で示すように
セパレータ1の方向に押し込めば、2点鎖線で示すよう
に、爪8cが孔15bに係合して基板15がセパレータ
1に固定される。
【0020】基板15がセパレータ1に取り付けられた
状態の偏向ヨークに保護カバー16を取り付ける構造に
ついて図19を用いて説明する。図19は基板15に保
護カバー16が取り付けられる直前の状態を斜視図で示
している。図19において、保護カバー16は1つの面
が開放した箱状に形成されており、この開放面は基板1
5と略同一もしくは若干大きい程度の大きさとされてい
る。保護カバー16の開放面側の4つの端部には弾性を
有する複数の爪16aが一体成形により設けられてい
る。ここでは図示していないが、保護カバー16の内面
にも図13のリブ6b,6cと同様のリブが設けられて
おり、このリブと爪16aとの間には基板15の厚みと
略同一の隙間が形成されている。
【0021】保護カバー16を基板15に取り付ける際
には、図19に示すように、まず、フェイス側端部(下
端部)の爪16aを基板15の下端部に引っ掛け、その
後、保護カバー16の上部を矢印Aの方向に押し込み、
ネック側端部(上端部)の爪16aを基板15の上端部
に引っ掛ける。すると、基板15の端部は上記の図示し
ていないリブと爪16aとの間に嵌まり込む。即ち、保
護カバー16は基板15を抱え込むようにして基板15
に保持される。
【0022】以上説明した例では、電気回路を搭載する
基板5,15に保護カバー6,16を装着した偏向ヨー
クであるが、リード線を接続するための端子板に保護カ
バーを装着するようにした偏向ヨークにおいても、その
保護カバーは同様な構成で端子板に取り付けられる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
す片持ち構造の偏向ヨークにおいては、保護カバー6の
基板5への装着時や偏向ヨークをつかんで持ち運んだ
り、あるいは偏向ヨークを運搬する等の場合に、図13
に示す矢印Aの方向に保護カバー6に強い力が加わる
と、保護カバー6の内面に設けられたリブ6b,6cを
介して基板5に強い力が加わってしまう。その結果、ネ
ック側フランジ1aに設けられた爪8a,8bに無理な
力が働いて基板5が爪8a,8bから外れてしまった
り、基板5が割れてしまうという問題点があった。
【0024】また、図14に示すアタッチメント510
を装着した偏向ヨークにおいては、基板5が爪8a,8
bが外れることはないものの、同様に、基板5が割れる
という問題点があった。
【0025】図10,図14に示す従来の偏向ヨークで
は、これらの問題点を有しているので、保護カバー6を
基板5に装着する作業者は、基板5が割れないように、
あるいは基板5が爪8a,8bから外れないように注意
しながら保護カバー6を基板5に装着しなければなら
ず、作業性が大変悪いという問題点があった。
【0026】一方、図20に示す両持ち構造の偏向ヨー
クにおいても、保護カバー16の基板15への装着時や
偏向ヨークをつかんで持ち運んだり、あるいは偏向ヨー
クを運搬する等の場合に、図17に示す矢印Aの方向に
保護カバー16に強い力が加わると、同様に、保護カバ
ー16の内面に設けられたリブを介して基板15に強い
力が加わってしまう。その結果、ネック側フランジ1a
に設けられた爪8cに無理な力が働いて基板5が爪8c
から外れてしまったり、基板15が割れてしまうという
問題点があった。
【0027】従って、この偏向ヨークでも、保護カバー
16を基板15に装着する作業者は、基板15が割れな
いように、あるいは基板15が爪8cから外れないよう
に注意しながら保護カバー16を基板15に装着しなけ
ればならず、作業性が大変悪いという問題点があった。
【0028】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、強い力が加わったとしても、基板,端子板
をセパレータに固定するための爪から基板,端子板が外
れてしまうことなく、基板,端子板が割れてしまうこと
なく、基板,端子板を安全に保護することができる保護
カバーを備えた偏向ヨークを提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するために、以下の手段を有する。
即ち、請求項1は、一方が大径部とされ他方が小径部と
され漏斗状であって、前記小径部側に第1のフランジ
が設けられ、前記大径部側に第2のフランジが設けられ
て成るセパレータと、前記第1のフランジと前記第2の
フランジの少なくとも一方に取り付けられた板状部材
と、前記板状部材を覆って保護する保護カバーとを備え
た偏向ヨークにおいて、前記セパレータに一体成形によ
り形成された突出部が、前記板状部材を貫通すると共
に、前記保護カバーの内面自体もしくは内面に形成され
た凸部と略接触するように構成したことを特徴とする偏
向ヨークであり、請求項2は、一方が大径部とされ他方
が小径部とされ漏斗状であって、前記小径部側に第1
のフランジが設けられ、前記大径部側に第2のフランジ
が設けられて成るセパレータと、前記第1のフランジと
前記第2のフランジの少なくとも一方に取り付けられた
板状部材と、前記板状部材を覆って保護する保護カバー
とを備えた偏向ヨークにおいて、前記保護カバーの内面
自体もしくは内面に形成された凸部が、前記板状部材を
貫通すると共に、前記セパレータに一体成形により形成
された突出部と略接触するように構成したことを特徴と
する偏向ヨークであり、請求項3は、一方が大径部とさ
れ他方が小径部とされた漏斗状であって、前記小径部側
に第1のフランジが設けられ、前記大径部側に第2のフ
ランジが設けられてなるセパレータと、前記第1のフラ
ンジと前記第2のフランジの少なくとも一方に取り付け
られた板状部材と、前記板状部材を覆って保護する保護
カバーとを備えた偏向ヨークにおいて、前記保護カバー
の内面自体もしくは内面に形成された凸部が、前記板状
部材を貫通して前記板状部材を保持する前記セパレータ
に一体成形により形成された爪状突起と略接触するよう
に構成したことを特徴とする偏向ヨークであり、請求項
4は、一方が大径部とされ他方が小径部とされた漏斗状
であって、前記小径部側に第1のフランジが設けられ、
前記大径部側に第2のフランジが設けら れてなるセパレ
ータと、前記第1のフランジと前記第2のフランジの少
なくとも一方に取り付けられた板状部材と、前記板状部
材を覆って保護する保護カバーとを備えた偏向ヨークに
おいて、 前記板状部材を、前記セパレータに一体成形に
より形成された爪状突起により保持すると共に前記爪状
突起略一体化する別部材によって固定するようにし、
前記保護カバーの内面自体もしくは内面に形成した凸部
前記別部材と略接触するように構成したことを特徴と
する偏向ヨークである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨークについ
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の偏向
ヨークの第1実施例を示す一部破断の側面図、図2は本
発明の偏向ヨークの第1実施例を示す一部破断の部分側
面図、図3は本発明の偏向ヨークの第2実施例を示す一
部破断の側面図、図4は本発明の偏向ヨークの第3実施
例を示す一部破断の側面図、図5は本発明の偏向ヨーク
の第4実施例を示す一部破断の側面図、図6は図5に示
す第4実施例を説明するための分解部分斜視図、図7は
本発明の偏向ヨークの第5実施例を示す一部破断の側面
図、図8は図7に示す第5実施例を説明するための分解
部分斜視図、図9は本発明の偏向ヨークの第6実施例を
示す一部破断の側面図である。なお、図1〜図9におい
て、図10〜図19と同一部分には同一符号を付し、重
複する部分の説明を適宜省略する。
【0031】<第1実施例>図1に示す本発明の偏向ヨ
ークの第1実施例は、片持ち構造の偏向ヨークの例であ
る。図1において、この偏向ヨークは、例えば一対の半
環状のものを組み合わせたセパレータ1により、一方
(図中の下側)が大径部とされ、他方(図中の上側)が
小径部とされた漏斗状に形成されている。なお、大径部
は陰極線管の画面(フェイス)側であり、小径部はネッ
ク側である。このセパレータ1の内面にはサドル型の水
平偏向コイル2が装着され、外面にはサドル型の垂直偏
向コイル3が装着され、セパレータ1は水平偏向コイル
2と垂直偏向コイル3とを電気的に絶縁して保持する。
垂直偏向コイル3の外面にはフェライト等からなるコア
4が装着されている。
【0032】このように大略構成される偏向ヨークにお
いて、偏向特性を補正する回路等を搭載した基板5がセ
パレータ1の側面に取り付けられている。基板5の回路
には高電圧が印加されているので、基板5には、感電防
止と回路等の保護のために絶縁素材で形成された保護カ
バー26が被せられている。この保護カバー26は、後
述する取り付け構造によって基板5に取り付けられてお
り、基板5を覆って基板5を保護している。
【0033】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。また、最もフ
ェイス側のフランジ1a3には、基板5をセパレータ1に
装着するための爪8a,8bが一体成形によって設けら
れている。
【0034】基板5にはリード線を接続するための複数
のピン9が圧入されており、これらのピン9には、補正
コイル7のリード線7aや水平偏向コイル2のリード線
2aや垂直偏向コイル3のリード線3aがからませてあ
る。ピン9とリード線2a,3a,7aはそれぞれ半田
付けされて電気的及び機械的に基板5に接続される。保
護カバー26はこれらのリード線2a,3a,7aの基
板5への接続が終了した後にセパレータ1に装着され
る。
【0035】さらに、保護カバー26の内面には、一体
成形によってリブ状の凸部261が形成されている。こ
の凸部261の形状は、板状,棒状,角形状等、任意で
よい。保護カバー26を基板5に装着した状態におい
て、凸部261の先端が爪8a,8bの先端に略接触す
るように、凸部261の高さを設定している。
【0036】凸部261を備えた保護カバー26の形状
について、図2を用いてさらに説明する。図2は、保護
カバー26が基板5に装着される直前の状態を示してい
る。図2に示すように、保護カバー26の内面には、上
下端部にリブ26bが、中央部にリブ26cが設けられ
ている。リブ26cは保護カバー26の図2中の手前側
と奥側の面の内側に形成されるものである。保護カバー
26の開口側の先端上下部には、弾性を有する複数の爪
26aが一体成形により設けられている。保護カバー2
6を基板5に装着すると、爪26aとリブ26b,26
cとの間の隙間26dに基板5が嵌まり込む。なお、隙
間26dは、略接触する凸部261の先端と爪8a,8
bの先端との間隔よりも若干大きく設定しておく。
【0037】このように構成すると、保護カバー26に
図2に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブ26bあるいはリブ26cが基板5に接触する前に
凸部261が爪8a,8bに接触する。そのため、強い
力は凸部261から爪8a,8bに伝達され、基板5に
は伝達されない。従って、上述した従来の技術における
種々の問題点は発生しない。なお、凸部261は、爪8
aあるいは8bの一方のみに略接触させるようにしても
よい。
【0038】<第2実施例>図3に示す本発明の偏向ヨ
ークの第2実施例は、凸部261を備えた保護カバー2
6の代わりに、保護カバー自体の外形形状を工夫した保
護カバー27を用いることによって、第1実施例と同等
の効果を持たせたものである。その他の部分は、図1と
同様である。
【0039】図3に示すように、保護カバー27には、
外側より見てその一部で窪むことによって開口方向に突
出した突出部271が形成されている。この突出部27
1の形状も任意でよい。保護カバー27を基板5に装着
した状態において、突出部271の先端が爪8a,8b
の先端に略接触するように、突出部271の高さを設定
している。
【0040】図示を省略しているが、保護カバー27の
内面には、図2と同様、上下端部と中央部にリブが設け
られている。保護カバー27の開口側の先端上下部に
は、弾性を有する複数の爪27aが一体成形により設け
られている。保護カバー27を基板5に装着すると、爪
27aとリブとの間の隙間に基板5が嵌まり込む。な
お、この隙間は、略接触する突出部271の先端と爪8
a,8bの先端との間隔よりも若干大きく設定してお
く。
【0041】このように構成すると、保護カバー27に
図3に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブが基板5に接触する前に突出部271が爪8a,8
bに接触する。そのため、強い力は突出部271から爪
8a,8bに伝達され、基板5には伝達されない。従っ
て、上述した従来の技術における種々の問題点は発生し
ない。なお、突出部271は、爪8aあるいは8bの一
方のみに略接触させるようにしてもよい。
【0042】<第3実施例>図4に示す本発明の偏向ヨ
ークの第3実施例は、両持ち構造の偏向ヨークの例であ
る。図4において、図1と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。図4に示す偏向ヨークと図1
に示す偏向ヨークとは、セパレータ1の側面に取り付け
られている基板及びその保持構造が異なるのみであるの
で、この異なる部分を中心に説明することとする。
【0043】セパレータ1の側面には、ネック側とフェ
イス側の両方のフランジ1a,1bに渡るような大きさ
を有する基板15が取り付けられている。フランジ1a3
には、基板15をセパレータ1に装着するための爪8c
が一体成形によって設けられている。図1に示す基板5
と同様、基板15にはリード線を接続するための複数の
ピン9が圧入されており、これらのピン9には、補正コ
イル7のリード線7aや水平偏向コイル2のリード線2
aや垂直偏向コイル3のリード線3aがからませてあ
る。ピン9とリード線2a,3a,7aはそれぞれ半田
付けされて電気的及び機械的に基板15に接続される。
保護カバー36はこれらのリード線2a,3a,7aの
基板15への接続が終了した後にセパレータ1に装着さ
れる。基板15をセパレータ1に取り付ける構造は、図
18で説明した通りである。
【0044】さらに、保護カバー36の内面には、一体
成形によってリブ状の凸部361が形成されている。こ
の凸部361の形状は、板状,棒状,角形状等、任意で
よい。保護カバー36を基板5に装着した状態におい
て、凸部361の先端が爪8cの先端に略接触するよう
に、凸部361の高さを設定している。
【0045】図示を省略しているが、保護カバー36の
内面には、図2と同様、上下端部と中央部にリブが設け
られている。保護カバー36の開口側の先端上下部に
は、弾性を有する複数の爪36aが一体成形により設け
られている。保護カバー36を基板15に装着すると、
爪36aとリブとの間の隙間に基板15が嵌まり込む。
なお、この隙間は、略接触する凸部361の先端と爪8
cの先端との間隔よりも若干大きく設定しておく。
【0046】このように構成すると、保護カバー36に
図4に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブが基板15に接触する前に凸部361が爪8cに接
触する。そのため、強い力は凸部361から爪8cに伝
達され、基板15には伝達されない。従って、上述した
従来の技術における種々の問題点は発生しない。なお、
この両持ち構造の偏向ヨークにおいても、凸部361の
代わりに、図3と同様に、保護カバー36の一部に開口
方向に突出した突出部を形成し、この突出部を爪8cに
略接触させてもよい。
【0047】<第4実施例>図5及び図6に示す本発明
の偏向ヨークの第4実施例は、保護カバーに加わった力
を基板を保持する爪8a,8b以外の部分に伝達させる
ようにしたものである。保護カバー46の内面には、一
体成形によってリブ状の凸部461が形成されている。
この凸部461の形状は、板状,棒状,角形状等、任意
でよい。
【0048】一方、一例としてネック側フランジ1aの
中央のフランジ1a2には、舌片状の突出部80が一体成
形によって形成されている。基板50を爪8a,8bに
装着すると、突出部80は、基板50に形成した孔5d
(図6参照)を貫通し、基板50より突出する。そし
て、保護カバー46を基板50に装着した状態におい
て、凸部461の先端が突出部80の先端に略接触する
ように、凸部461の高さを設定している。
【0049】図示を省略しているが、保護カバー46の
内面には、図2と同様、上下端部と中央部にリブが設け
られている。保護カバー46の開口側の先端上下部に
は、弾性を有する複数の爪46aが一体成形により設け
られている。保護カバー46を基板50に装着すると、
爪46aとリブとの間の隙間に基板50が嵌まり込む。
なお、この隙間は、略接触する凸部461の先端と突出
部80の先端との間隔よりも若干大きく設定しておく。
【0050】このように構成すると、保護カバー46に
図5に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブが基板50に接触する前に凸部461が突出部80
に接触する。そのため、強い力は凸部461から突出部
80に伝達され、基板50には伝達されない。従って、
上述した従来の技術における種々の問題点は発生しな
い。なお、突出部80は1つに限定されることはなく、
複数設けてもよい。さらに、凸部461が突出部80の
みならず、突出部80と爪8a,8bの双方に略接触す
るようにしてもよい。
【0051】この構成においても、凸部461の代わり
に、図3と同様に、保護カバー46の一部に開口方向に
突出した突出部を形成し、この突出部を突出部80に略
接触させてもよい。また、ここでは片持ち構造の偏向ヨ
ークについて示したが、両持ち構造の偏向ヨークであっ
てもよい。
【0052】<第5実施例>図7及び図8に示す本発明
の偏向ヨークの第5実施例は、保護カバーに加わった力
を基板を保持する爪8a,8b以外の部分に伝達させる
ようにした他の構成を示すものである。保護カバー56
の内面には、一体成形によってリブ状の凸部561が形
成されている。この凸部561の形状は、板状,棒状,
角形状等、任意でよい。
【0053】一方、一例としてネック側フランジ1aの
中央のフランジ1a2には、舌片状の突出部81が一体成
形によって形成されている。図8に示すように、基板5
0には孔5dが形成されている。基板50を爪8a,8
bに装着すると、突出部81は、基板50の孔5dに近
接した状態となる。そして、保護カバー56を基板50
に装着すると、凸部561の先端部が孔5dを貫通し、
基板50より突出する。このとき、凸部561の先端が
突出部81の先端に略接触するように、凸部561の高
さを設定している。
【0054】図示を省略しているが、保護カバー56の
内面には、図2と同様、上下端部と中央部にリブが設け
られている。保護カバー56の開口側の先端上下部に
は、弾性を有する複数の爪56aが一体成形により設け
られている。保護カバー56を基板50に装着すると、
爪56aとリブとの間の隙間に基板50が嵌まり込む。
なお、この隙間は、略接触する凸部561の先端と突出
部81の先端との間隔よりも若干大きく設定しておく。
【0055】このように構成すると、保護カバー56に
図7に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブが基板50に接触する前に凸部561が突出部81
に接触する。そのため、強い力は凸部561から突出部
81に伝達され、基板50には伝達されない。従って、
上述した従来の技術における種々の問題点は発生しな
い。なお、突出部81は1つに限定されることはなく、
複数設けてもよい。さらに、凸部561が突出部81の
みならず、突出部81と爪8a,8bの双方に略接触す
るようにしてもよい。
【0056】この構成においても、凸部561の代わり
に、図3と同様に、保護カバー56の一部に開口方向に
突出した突出部を形成し、この突出部を突出部81に略
接触させてもよい。また、ここでは片持ち構造の偏向ヨ
ークについて示したが、両持ち構造の偏向ヨークであっ
てもよい。
【0057】<第6実施例>図9に示す本発明の偏向ヨ
ークの第6実施例は、図14で説明したようなアタッチ
メント510を装着した場合の構成を示すものである。
図9において、基板5の孔5b,5c(図9には図示せ
ず)には、アタッチメント510が嵌着されており、基
板5はがたつきなく強固に爪8a,8bに固定されてい
る。この場合、アタッチメント510は爪8a,8bと
略一体化し、セパレータ1の一部と見なすことができる
ことは、前述の通りである。
【0058】保護カバー66の内面には、一体成形によ
ってリブ状の凸部661が形成されている。この凸部6
61の形状は、板状,棒状,角形状等、任意でよい。保
護カバー66を基板5に装着した状態において、凸部6
61の先端がアタッチメント510の先端に略接触する
ように、凸部661の高さを設定している。
【0059】図示を省略しているが、保護カバー66の
内面には、図2と同様、上下端部と中央部にリブが設け
られている。保護カバー66の開口側の先端上下部に
は、弾性を有する複数の爪66aが一体成形により設け
られている。保護カバー66を基板5に装着すると、爪
66aとリブとの間の隙間に基板5が嵌まり込む。な
お、この隙間は、略接触する凸部661の先端とアタッ
チメント510の先端との間隔よりも若干大きく設定し
ておく。
【0060】このように構成すると、保護カバー66に
図9に示す矢印Aの方向に強い力が加わったとしても、
リブが基板5に接触する前に凸部661がアタッチメン
ト510に接触する。そのため、強い力は凸部661か
らアタッチメント510を介して爪8a,8bに伝達さ
れ、基板5には伝達されない。従って、上述した従来の
技術における種々の問題点は発生しない。なお、凸部6
61の代わりに、図3と同様に、保護カバー66の一部
に開口方向に突出した突出部を形成し、この突出部をア
タッチメント510に略接触させてもよい。
【0061】以上説明した本発明の第1〜第6実施例で
は、電気回路を搭載する基板5,15,50に保護カバ
ー26,27,36,46,56,66を装着した偏向
ヨークであるが、電気回路を搭載していない他の板、例
えば、リード線を接続するための端子板に保護カバーを
装着するようにした偏向ヨークにおいても、本発明と同
様の構成をとることができる。また、第1〜第6実施例
ではいわゆるサドル・サドル型の偏向ヨークについて示
しているが、サドル・トロイダル型の偏向ヨークであっ
てもよいことは当然である。即ち、本発明は、偏向ヨー
クに取り付けられる部材を保護する保護カバーの全てに
応用が可能である。
【0062】本発明の偏向ヨークにおいては、保護カバ
ー(26,27,36,46,56,66)の内面自体
(突出部271)もしくは内面に形成した凸部(26
1,361,461,561,661)が、保護カバー
に加わった力をセパレータ1に直接(アタッチメント5
10を介するものを含む)伝達させるような構成である
ので、基板(5,15,50)の大きさや形状が同一で
あれば、保護カバーを共用化しやすい。また、電気特性
に影響を与えることもない。さらに、保護カバーに加わ
った力をセパレータ1に伝達させる部分が、保護カバー
の開口面内となるので、保護カバーのネック側やフェイ
ス側の端部に力が加わったとしても、良好に基板を保護
することが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨークは、板状部材(基板,端子板)を覆って板状部
材を保護する保護カバーを有し、この保護カバーの内面
自体もしくは内面に形成した凸部が、前記セパレータに
形成した突出部,爪状突起又はこの爪状突起と略一体化
する別部材に略接触するよう構成したので、保護カバー
にセパレータの方向の力が加わったとしても、その力の
全てもしくは大部分をセパレータに伝達させることがで
きる。従って、板状部材にはほとんど力が伝達されない
ので、板状部材をセパレータに固定するための爪から板
状部材が外れてしまうことなく、板状部材が割れてしま
うことなく、板状部材を安全に保護することができる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の部分斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図5】本発明の第4実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図6】図5に示す第4実施例を説明するための分解部
分斜視図である。
【図7】本発明の第5実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図8】図7に示す第5実施例を説明するための分解部
分斜視図である。
【図9】本発明の第6実施例を示す一部破断の側面図で
ある。
【図10】第1の従来例を示す一部破断の側面図であ
る。
【図11】第1の従来例の一部破断の部分斜視図であ
る。
【図12】第1の従来例における基板の取り付け構造を
示す部分斜視図である。
【図13】第1の従来例における保護カバーの取り付け
動作を説明するための部分側面図である。
【図14】第2の従来例を示す部分斜視図である。
【図15】基板の保持部分における一部破断の部分拡大
側面図である。
【図16】図14中のアタッチメント510を説明する
ための一部破断の部分拡大側面図である。
【図17】第3の従来例を示す一部破断の側面図であ
る。
【図18】第3の従来例における基板の取り付け構造を
示す部分斜視図である。
【図19】第3の従来例における保護カバーの取り付け
動作を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 セパレータ 1a,1a1,1a2,1a3 ネック側フランジ 1b フェイス側フランジ 2 水平偏向コイル 2a,3a,7a リード線 3 垂直偏向コイル 4 コア 5,15,50 基板(板状部材) 5a 溝 5b,5c,5d 孔 7 補正コイル 8a〜8c 爪(爪状突起) 9 ピン 26,27,36,46,56,66 保護カバー 26a,27a,36a,46a,56a,66a 爪 26b,26c リブ 26d 隙間 261,361,461,561,661, 凸部 271,80,81 突出部 510 アタッチメント(別部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−213237(JP,A) 実開 平7−19940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方が大径部とされ他方が小径部とされ
    漏斗状であって、前記小径部側に第1のフランジが設け
    られ、前記大径部側に第2のフランジが設けられて成る
    セパレータと、 前記第1のフランジと前記第2のフランジの少なくとも
    一方に取り付けられた板状部材と 前記板状部材を覆って保護する保護カバーとを備えた偏
    向ヨークにおいて、前記セパレータに一体成形により形成された突出部が、
    前記板状部材を貫通すると共に、 前記保護カバーの内面
    自体もしくは内面に形成された凸部と略接触するように
    構成したことを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】一方が大径部とされ他方が小径部とされ
    漏斗状であって、前記小径部側に第1のフランジが設け
    られ、前記大径部側に第2のフランジが設けられて成る
    セパレータと、 前記第1のフランジと前記第2のフランジの少なくとも
    一方に取り付けられた板状部材と 前記板状部材を覆って保護する保護カバーとを備えた偏
    向ヨークにおいて、 前記保護カバーの内面自体もしくは内面に形成された凸
    部が、前記板状部材を貫通すると共に、前記セパレータ
    に一体成形により形成された突出部と略接触するように
    構成したことを特徴とする偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】一方が大径部とされ他方が小径部とされた
    漏斗状であって、前記小径部側に第1のフランジが設け
    られ、前記大径部側に第2のフランジが設けられてなる
    セパレータと、 前記第1のフランジと前記第2のフランジの少なくとも
    一方に取り付けられた板状部材と、 前記板状部材を覆って保護する保護カバーとを備えた偏
    向ヨークにおいて、 前記保護カバーの内面自体もしくは内面に形成された凸
    が、前記板状部材を貫通して前記板状部材を保持する
    前記セパレータに一体成形により形成された爪状突起と
    略接触するように構成したことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
  4. 【請求項4】一方が大径部とされ他方が小径部とされた
    漏斗状であって、前記小径部側に第1のフランジが設け
    られ、前記大径部側に第2のフランジが設けられてなる
    セパレータと、 前記第1のフランジと前記第2のフランジの少なくとも
    一方に取り付けられた板状部材と、 前記板状部材を覆って保護する保護カバーとを備えた偏
    向ヨークにおいて、 前記板状部材を、前記セパレータに一体成形により形成
    された爪状突起により保持すると共に 前記爪状突起
    一体化する別部材によって固定するようにし、 前記保護カバーの内面自体もしくは内面に形成した凸部
    前記別部材と略接触するように構成したことを特徴と
    する偏向ヨーク。
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