JP3367400B2 - 排水性舗装層用補強材、その構造体及びその施工方法 - Google Patents
排水性舗装層用補強材、その構造体及びその施工方法Info
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Description
となく塗工作業性、動的安定性に優れた排水舗装層用補
強材、その排水性舗装構造体及びその施工方法に関す
る。
叉はコンクリートが用いられ、これらは優れた耐衝撃性
並びに良好な施工性等を有し、しかも安価に大量に供給
されており、舗装材として広く使用されている。
おいて剛性が低下し易く、また車の繰り返し荷重により
容易に摩耗するため、轍が出来、水が溜まり易い。この
ような舗装を用いた自動車専用道路や高速道路等では、
水溜まりの表面で自動車のタイヤが滑ってしまういわゆ
る「ハイドロブレーニング」現象が生じ、安全な走行が
出来ず自動車事故発生の危険が生じる。そこで、道路舗
装、特に道路表層部をアスファルトと一定粒形からなる
骨材の混合物で構成した排水性アスファルト混合物層を
形成し、それらの骨材間に形成される連通した空隙によ
り、道路の表層部から内部へ水が浸透する舗装構造が提
供されている。一方、交通騒音対策の点からも、舗装表
面に空隙孔を設けることによって、自動車の発生し得る
騒音(エンジン音、タイヤ走行音、振動音等)を吸収さ
せるという相乗効果を目的とした低騒音舗装としても、
同様な構成の舗装体が提供されている。
ルト混合物を道路表面へ形成した場合には、そうした排
水性表層部は、骨材を被覆しているアスファルトを接着
剤とした点接着的な構造であるため、結合強度が弱く、
よって自動車の繰り返し荷重に対して十分な接着強度を
維持することが出来ず、自動車のタイヤの摩擦力により
骨材が跳ね飛ばされ、結果として飛び石による自動車並
びに歩行者への損傷及び道路舗装が損壊するに至る。
部に損壊・摩損で生じた骨材等の微粒子や土砂・塵芥等
が入り込む結果、著しく排水性機能が劣化する。さら
に、自動車タイヤの荷重によるせん断変形を生じて該排
水性の表層部が圧密着化されて空隙が潰れ、益々排水性
機能の低下を招く。同時に、アスファルトは太陽光線及
び空気中の酸素の酸化作用を受け、その特性が著しく劣
化するため、排水性アスファルト混合物層の骨材間の結
合強度が一段と低下するに至り、その結果、同排水性舗
装の損傷・摩耗及び空隙率の低下を促進させることとな
る。
装材の結合材に高粘度改質アスファルトを使用する方法
が、一般に行われる様になってきた。この方法は、結合
材の使用量をより多くすることにより、骨材間の接着力
を強力にして骨材の飛散を防止し、かつ、骨材に対する
結合材の膜厚を大きくして雨水や紫外線の影響を受けに
くくすることを目的としたものである。そして、高粘度
改質アスファルトの使用は、結合材の使用量をより多く
使用しても作業時に排水性舗装材中にダレ塊(アスファ
ルトモルタルが塊状になったもの)、いわゆる、ダレの
発生がなく骨材に対する厚いアスファルトの膜厚を保持
させることを狙ったものである。
は、粗骨材の表面を結合材で被覆して結合材層を設け、
その結合材層の上面にフィラーおよび細骨材を均一に分
散付着させてフィラー・細骨材層を設けると共に、その
フィラー・細骨材層の上面を被覆するように改質アスフ
ァルトを結合材として設けることにより粗骨材表面を3
層構造の被覆層とし、骨材間の接着力を強めたいとする
試みが記載されている。しかしながら、この試みは、高
粘度改質アスファルトを使用するため、舗装材転圧時の
温度管理が厳しく、舗装材運搬時並びに施工現場への制
約が多い。
は、アスファルト排水性舗装の表層部に、メタクリレー
ト樹脂叉は/及びアクリレート樹脂の未硬化物と硬化剤
を主剤とする液状混合物を、排水性を確保し得る塗布量
で塗布し、暫時放置して重合硬化させることによって、
アスファルトの表面被覆する施工方法が提案されてい
る。この方法は、その重合性モノマー含有量が多いこと
からアスファルトのカットバックによる接着性低下や耐
久性に問題が懸念される。この方法も満足のいくもので
はなく、さらに一層の改善が要望されている。
性舗装構造やその施工方法は、一長一短の有るものであ
り、舗装の耐久性という点ではまだまだ問題があった。
来の問題点を解消し、排水性アスファルト舗装の表面に
樹脂液を散布硬化させ補強することにより、耐久性に優
れた排水性舗装を構築することが出来る排水性舗装層用
補強材およびその施工方法を提供することを目的とした
ものである。
の良いこと。 2)動的安定度、即ち、舗装表面の石飛びが少なく、舗
装表面の骨材間の接着性に優れること。
作業性の良いこと。 2)表面硬化性に優れるので、補強層施工後速やかに舗
装体を交通開放できること(交通遮断時間が短いこと)
である。
上述したような課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結
果、道路表層部の骨材剥奪による摩耗・損壊が少なく、
かつ同部の排水性空隙率を長期保持できる得る排水性舗
装層用補強材、排水性舗装構造体及びその施工方法を完
成するに至ったものである。
クリレート樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート樹
脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂から選択される
少なくとも1種以上であるビニルエステル樹脂と(b)重
合性不飽和単量体とからなる常温ラジカル重合性不飽和
樹脂溶液であり、不揮発分(樹脂固形分)が30〜70
重量%であること、及びパラフィン及び/又はワックス
を樹脂成分100重量部に対して0.05〜5重量部添
加されたものであること特徴とする排水性アスファルト
舗装層用補強材、好ましくは常温ラジカル重合性不飽和
樹脂溶液の粘度が、0.3〜25ポイズ(25℃)であ
ること、骨材を固化し、解放された孔を有する排水性舗
装層(A)が該補強材で被覆補強されることを特徴とす
る排水性舗装構造体、骨材を固化し、解放された孔を有
する排水性舗装構造体において、排水性舗装層(A)に
対して、該補強材を0.1〜3kg/m2散布して、
(A)層の骨材を被覆することを特徴とする排水性舗装
構造体の施工方法、好ましくは補強材の散布後に、つづ
けてノンスリップ骨材を散布することを特徴とする排水
性舗装構造体の施工方法を提供する。
る。
道路基盤層上あるいは橋梁等の鋼床版叉は/及びコンク
リート床版上のアスファルト層上またはコンクリート層
上に積層してなる、舗装材で骨材を点接着してなる多孔
性舗装層である。この舗装層(A)は、一般的に交差点、
坂道、高速道路等の道路に施工されるものである。
例えばアスファルト、コンクリート等からなるものであ
る。アスファルト舗装材とは、アスファルトに選択され
た骨材を混ぜたアスファルト系舗装材を加熱150〜2
60℃、好ましくは150〜180℃で混合し、これを
動力ローラーで転圧して成形される。アスファルトは、
例えばレーキアスファルト、ロックアスファルト、アス
ファルタイト等の天然アスファルト、ストレートアスフ
ァルト、ブローンアスファルト等の石油アスファルト、
セミブローンアスファルト、硬質アスファルト、これら
に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、ゴム等を入れて改質さ
れたアスファルトも含むものである。コンクリート舗装
材とは、セメントコンクリートである。
発行の「アスファルト舗装要綱」に記載されたものであ
って、粗骨材としては、好ましくは粒径5〜30mm程
度の砕石、玉砂利等、その他天然あるいは人工の着色骨
材等が例示され、細骨材としては、好ましくは粒径0.
01〜5mm程度の小石や砂、例えば玉砕、砂利、スラ
グ、砂等、その他シリカサンド、クリンカーアッシュな
どの特殊なものも前記品質基準に合格するもので有れば
使用できる。これらの骨材は、単独で使用してもよく、
2種以上を併用しても良い。細骨材の使用量は、粗骨材
100重量部に対し、通常、0〜30重量部の範囲が好
ましい。さらに、舗装材の作業性等を改善するために、
前記「アスファルト舗装要綱」に記載された石粉、消石
灰、フライアッシュ等のフィラーを、粗骨材100重量
部に対して、0〜10重量部の範囲で使用される。更
に、無機または有機繊維質やガラス粉、金属粉、無機ま
たは有機顔料などが充填材として例示される。
は、通常3〜10cm程度、好ましくは4〜6cm程度
である。本発明の補強材は、排水性アスファルト舗装層
(A)の表層から少なくとも5mm程度まで浸透し、骨材を
被覆することで、排水性アスファルト舗装層を補強して
いる。5mmよりも浅いところまでしか浸透していないと
十分な補強効果が得られない。補強材の表層から浸透す
る深さは、排水性アスファルト舗装層(A)の厚みの半分
程度あれば十分である。
材である常温ラジカル硬化性不飽和樹脂溶液は、ビニル
エステル樹脂溶液であり、末端に反応性を有する不飽和
基を持った主鎖化合物と重合性不飽和単量体からなり、
例えば、主鎖化合物はエポキシ樹脂と不飽和一塩基酸の
付加反応物から誘導されたエポキシ(メタ)アクリレー
ト樹脂及び酸両末端のポリエステル樹脂とグリシジル
(メタ)アクリレートから誘導されるポリエステル(メ
タ)アクリレート樹脂、更にポリイソシアネートと末端
水酸基を有するポリオールと水酸基含有(メタ)アクリ
レートから成るウレタン(メタ)アクリレート樹脂など
から選ばれる1種である。
ビスフェノールタイプのエポキシ樹脂単独又はビスフェ
ノールタイプのエポキシ樹脂とノボラックタイプのエポ
キシ樹脂とを混合した樹脂であって、その平均エポキシ
当量が、好ましくは150から450の範囲にあるエポ
キシ樹脂と不飽和一塩基酸とをエステル化触媒の存在下
で反応して得られるエポキシビニルエステル樹脂をい
う。使用するエポキシ樹脂としてはビスフェノールA
型、ビスフェノールS型、ビスフェノールF型、ノボラ
ック型グリシジルエーテル型、ハロゲン化グリシジルエ
ーテル型、テトラフェニールエタン型、イソシアヌレー
ト型、無水フタレート型、水添ビスフェノール型、グリ
コール型グリシジルエーテル型、過酢酸酸化型等が例示
され、それぞれ、単独或いは併用して使用することがで
きる。また、不飽和一塩基酸としてはアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、桂皮酸、ソルビン酸、更にHE
MA(ヒドロキシエチルメタクリレート)、HEA(ヒ
ドロキシエチルアクリレート)、HPMA(ヒドロキシ
プロピルメタクリレート)、HPA(ヒドロキシプロピ
ルアクリレート)、DCPD(ジシクロペンタジエン)
等と無水マレイン酸からなるマレート化合物が挙げら
れ、同様に単独或いは併用して使用することができる。
て、低分子量のビスフェノール型エポキシとビスフェノ
ールAを反応させてエポキシオリゴマーを合成したの
ち、不飽和一塩基酸を反応させてることもでき、その不
飽和一塩基酸の一部をジカルボン酸化合物(アジピン
酸、セバチン酸、ダイマー酸など)や相当する末端カル
ボキシル液状ゴム(液状ニトリルゴムなど)と反応させ
ることもできる。また、ビニルエステル樹脂の水酸基と
イソシアネート化合物またはウレタンプレポリマーを反
応させるともできる。これら変性ビニルエーテルエステ
ル樹脂は、密着性、靱性、耐薬品性を改良する効果があ
る。
応は、60〜160℃、好ましくは80〜120℃の温
度において エステル化触媒を用いて行われる。エステ
ル化触媒としては、例えばトリエチルアミン、N,N−
ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルアニリン若
しくはジアザビシクロオクタンなどの如き三級アミン、
あるいはジエチルアミン塩酸塩などのような公知の触媒
がそのまま使用できる。
は、好ましくは1分子中に少なくとも1個の(メタ)ア
クリル酸エステル基を含有する飽和もしくは不飽和ポリ
エーテルエステルである。
樹脂製法としては、α,β−不飽和二塩基酸又はその酸
無水物又は芳香族飽和二塩基酸またはその酸無水物と、
グリコール類の重縮合、場合によっては酸成分として脂
肪族あるいは脂肪族飽和二塩基酸を併用して、酸/グリ
コールのモル比が1/1〜1.1/1の酸成分過剰にて
常法にしたがって反応させた後、不飽和二重結合を有す
るグリシジル化合物を反応させることにより製造するこ
とができる。
無水物としては、例えばマレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロルマレイン
酸及びこれらのエステル等があり、芳香族飽和二塩基酸
又はその酸無水物としては、フタル酸、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸及びこれらのエステ
ル等があり、脂肪族或いは脂環族飽和二塩基酸として
は、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸及びこれらのエステル等があり、それぞれ単独
或いは併用して使用される。
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−
1,3−ジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフ
ェノールA、水素化ビスフェノールA,エチレングリコ
ールカーボネート、2,2−ジ−(4−ヒドロキシプロ
ポキシジフェニル)プロパン等が挙げられる。これらの
単独或いは併用して使用されるが、そのほかにエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等付加物のポリエー
テルグリコールも好ましく使用できる。また、グリコー
ル類と酸成分の一部としてポリエチレンテレフタレート
等の重縮合物も使用できる。
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等があ
る。
リイソシアネートとポリエーテルポリオール、ポリエス
テルポリオール、ポリアクリルポリオール及びヒドロキ
シアルキルアクリレート等のポリオールとを反応させて
得られるものである。好ましくはエーテル結合含有ウレ
タンアクリレート樹脂である。
エステルポリオール、アクリルポリオールとは、好まし
くは数平均分子量200以上のもので、特に好ましくは
300〜2000のものである。例えば、ポリエーテル
ポリオールとしてはポリオキシプロピレンジオール(以
下PPGと略す)、ポリテトラメチレングリコールエー
テル(以下PTMGと略す)、ポリオキシエチレンジオ
ール等が挙げられる。同様にポリエステルポリオールは
飽和二塩基酸またはその酸無水物と、グリコール類の重
縮合によって製造され、場合によって酸成分として芳香
族並びに脂肪族あるいは脂肪族飽和二塩基酸を併用して
製造された飽和ポリエステルが挙げられる。アクリルポ
リオールとは、アクリロイル基を有する重合性単量体
(例えばアクリ酸メチル)ならびに共重合可能なエチレ
ン化合物(例えばスチレン、酢酸ビニル)、または共役
ジエン化合物(例えばブタジエン)と水酸基を含有する
アクリル系重合性単量体(例えば2−ヒドロキシメタア
クリレート)、及び他のアクリル系重合性単量体(例え
ばペンタエリスリトールトリアリルエーテル)から反応
して得られた両末端または側鎖に水酸基を有するアクリ
ル系重合体である。かかる反応は、ラジカル重合開始剤
の存在下、通常のアクリル重合物の製造方法を用いて得
ることができる。
ては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、ニトロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロゲン化
無水フタル酸及びこれらのエステル等があり、脂肪族或
いは脂環族飽和二塩基酸としては、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸及びこれら
のエステル等があり、それぞれ単独或いは併用して使用
される。
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−
1,3−ジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフ
ェノールA、水素化ビスフェノールA,エチレングリコ
ールカーボネート、2,2−ジ−(4−ヒドロキシプロ
ポキシジフェニル)プロパン等が挙げられ、単独或いは
併用して使用されるが、そのほかにエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等の付加物も同様に使用でき
る。また、グリコール類と酸成分の一部としてポリエチ
レンテレフタレート等の重縮合物も使用できる。
4−トリレンジイソシアネートと及びその異性体または
異性体の混合物(以下TDIと略す)、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシア
ネート、ナフタリンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、バーノックD−750、クリ
スボンNX(大日本インキ化学工業(株)製品)、デス
モジュールL(住友バイエル社製品)、コロネートL
(日本ポリウレタン社製品)、タケネートD102(武
田薬品社製品)等が挙げられるが、特にTDIが好まし
く用いられる。
は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等が
挙げられる。
化時の嫌気性改良のためアリルエーテル基をポリマー中
に導入することも好ましい。この場合、合成上好ましい
のは水酸基含有アリルエーテル化合物を用いるものであ
る。水酸基含有アリルエーテル化合物としては、公知慣
用のものが使用できるが、中でも代表的なものにはエチ
レングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノアリルエーテ、トリエチレングリコールモノア
リルエーテル、ポリエチレングリコールモノアリルエー
テル、プロピレングリコールネリアリルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノアリルエーテル、トリプロピレ
ングリコールモノアリルエーテル、ポリプロピレングリ
コールモノアリルエーテル、1,2−ブチレングリコー
ルモノアリルエーテル、1,3−ブチレングリコールモ
ノアリルエーテル、ヘキシレングリコールモノアリルエ
ーテル、オクチレングリコールモノアリルエーテル、ト
リメチロールプロパンジアリルエーテル、グリセリンジ
アリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエー
テル等の多価アルコール類のアリルエーテル化合物等が
挙げられ、水酸基を1個有するアリルエーテル化合物が
好ましい。
性不飽和単量体で、ビニルエステル樹脂とラジカル架橋
反応可能な不飽和モノマーあるいは不飽和オリゴマー等
が挙げられ、特に好ましくはアクリロイル基を有するモ
ノマー又はオリゴマーであり、(メタ)アクリル酸エス
テルモノマーが好ましい。アクリロイル基を有しないモ
ノマーを使用しその量が大きくなった場合、ビニルエス
テル樹脂との共重合性が悪くなり硬化時間が長くなる欠
点が発生する。アクリロイル基を有するこれらのモノマ
ーの具体的な例としては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸デシル、ア
クリル酸2−ハイドロキシエチル、アクリル酸2−ハイ
ドロキシプロピル、アクリル酸β−エトキシエチル、ア
クリル酸2−シアノエチル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタアクリル酸
メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸ブチ
ル、メタアクリル酸ヘキシル、メタアクリル酸デシル、
メタアクリル酸ラウリル、メタアクリル酸ステアリル、
メタアクリル酸2−ハイドロキシエチル、メタアクリル
酸2−ハイドロキシプロピル、フェニルカルビトールア
クリレート、ノニルフェニルカルビトールアクリレー
ト、ノニフェノキシプロピルアクリレート、N−ビニル
ピロリドン、ポリカプロラクトンアクリレート、アクリ
ロイルオキシエチルフタレート、アクリロイルオキシサ
クシネート、
を有するエチレン性不飽和単量体としては、空乾性を有
する重合性不飽和モノマーを用いることもでき、例えば
ジシクロペンタジエン、トリシクロデカン等のアクリル
酸誘導体、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレー
ト、トリシクロ〔5-2-1-02,6〕デカニルアクリレート等
を挙げることができ後述する乾性油、エポキシ反応性希
釈剤等も使用できる。
以外のビニルモノマーを硬化性を損なわない範囲で併用
してもよい。例えば、スチレン、酢酸ビニル、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン、ジアリルフタレート、ジ
アリルイソフタレート、トリアリルイソシアヌレート、
ジアリルテトラブロムフタレート等のアリルモノマー
類;アクリルニトリル、グリシジルメタクリレート、n
−メチロールアクリルアミド−ブチルエーテル、n−メ
チロールアクリルアミド、アクリルアミド等の硬質モノ
マー類が挙げられる。
一分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を有する化
合物も使用可能であり、硬化物表面の耐薬品性等を向上
される目的で使用される。この一分子中に少なくとも2
個の重合性二重結合を有する化合物、即ち多官能不飽和
モノマーは、好ましくは、多官能の(メタ)アクリル酸
エステルモノマーであり、例えばエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,2−プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレートのようなアルカンジオールジ−
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト等のポリオキシアルキレン−グリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、
トリアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、ジアリルフマレート等が挙げられ、これらは単独
で、又は2種以上の併用で用いられる。
性不飽和単量体(b)混合物からなる補強材の好ましい
比率(重量%)は、30/70〜70/30であり、よ
り好ましくは50/50〜70/30である。(a)が
30%より小さい場合は、強化材の硬化性が悪くなり、
70%より大きい場合は、補強材の粘度が高くなり、施
工作業性が悪くなる。また、(b)が70%より大きく
なると、排水性舗装の骨材を固結しているアスファルト
の(b)成分への溶出並びにアスファルトカットバック
を促進させ、排水性舗装体そのものも損傷を招き好まし
くない。
(c)を併用しても良い。その際、不揮発分(樹脂固形
分)が、30〜70重量%である。これを外れると排水
性舗装層の補強効果が十分ではない。
(c)とは、不飽和ポリエステル、ビニルエステル樹脂等
に必須成分として、空乾性成分を導入することにより得
られる重合体である。
合体、ビニルエステル重合体等に必須成分として用いら
れる空乾性成分は、次のものが挙げられる。 グリコール成分に、-0-CH2-CH=CH2 で示されるアリル
エーテル基を含有する化合物を併用する。 酸成分に環状脂肪族不飽和多塩基酸及びその誘導体を
含有する化合物を併用する。 ジシクロペンタジエンを含有する化合物を併用する。 乾性油、エポキシ反応性希釈剤を併用する。
基含有化合物としては、公知のものがいずれも使用でき
るが、その代表的なものとしては、エチレングリコール
モノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノアリル
エーテル、トリエチレングリコールモノアリルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル、プロ
ピレングリコールモノアリルエーテル、ジプロピレング
リコールモノアリルエーテル、トリプロピレングリコー
ルモノアリルエーテル、ポリプロピレングリコールモノ
アリルエーテル、1,2−ブチレングリコールモノアリ
ルエーテル、1,3−ブチレングリコールモノアリルエ
ーテル、ヘキシレングリコールモノアリルエーテル、オ
クチレングリコールモノアリルエーテル、トリメチロー
ルプロパンモノアリルエーテル、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル、グリセリンモノアリルエーテル、
グリセリンジアリルエーテル、ペンタエリスリトールモ
ノアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエ
ーテルなどの多価アルコール類のアリルエーテル化合
物、アリルグリシジルエーテルなどの如きオキシラン環
を有するアリルエーテル化合物などが挙げられる。
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,
3−ブタンジオール、1,4−ブチンジオール、2−メ
チルプロパン−1,3−ジオール、ネオペンチルグリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ビスフェノールA,水素化ビスフェノールA、
エチレングリコールカーボネート、2,2−ジ(4−ヒ
ドロキシプロポキシジフェニル)プロパン等が挙げら
れ、単独あるいは併用される。その他のエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド等の酸化物も同様に使用で
きる。また、グリコール類と酸成分の一部としてポリエ
チレンテレフタレート等の重縮合物も使用できる。
その誘導体からなる化合物としては、テトラヒドロ無水
フタール酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタール
酸、メチルテトラヒドロ無水フタール酸、α−テルヒネ
ン−無水マレイン酸付加物、ロジン、エステルガム等が
挙げられる。
用するα、β−不飽和二塩基酸又はその酸無水物として
は、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、クロルマレイン酸及びこれらのエス
テル等があり、芳香族飽和二塩基酸又はその酸無水物と
しては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ニトロフタル酸、ハロゲン化無水フタル酸及
びこれらのエステル等があり、脂肪族あるいは脂環族飽
和二塩基酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、アセライン酸、グルタル酸、
ヘキサヒドロ無水フタル酸及びこれらのエステル等があ
り、それぞれ単独あるいは併用される。
和アルキッド樹脂の末端カルボキシル基とグリシジル基
を有する反応性モノマーを反応させて得られる樹脂も使
用できる。グリシジル基を有する反応性モノマーの代表
的なものとしてグリシジルアクリレート、グリシジメメ
タクリレート等がある。
き、例えばシス−3−メチル−4−シクロヘキセン−シ
ス−1,2−ジカルボン酸とその無水物(β−PMAA
と略記する。)が挙げられる。これらはトランス−ピペ
リレンとマレイン酸無水物との付加物、あるいはこの付
加物の中の酸無水基が開環したものである。
化合物として代表的なものは、ヒドロキシ化ジシクロペ
ンタンジエン等が代表的なものとして挙げられる。
油、綿実油、落花生油、やし油など、あるいはこれらの
脂肪油とグリセリンなどの多価アルコールとの反応物等
がある。乾性油脂肪酸化合物に用いる乾性油とは、好ま
しくはヨウ素価130以上の油脂で、例えばアマニ油、
大豆油、綿実油、落花生油、やし油等がある。
キシ化合物、ポリエポキシ化合物等がある。前者として
はアリルグリシジルエーテル、n−ブチルグリシジルエ
ーテル、フェニルグリシジルエーテル、グリシジルメタ
アクリル酸エステル、カージュラE等があり、後者とし
てはユノックス206、エピコート812、DGE、B
DO等がある。
付与型重合体(c)を混合する場合、(a)/(c)の重量比率
が、(a):(c)=100:0〜50:50(重量部)であ
ることが好ましい。(c)成分が50より大きい場合、樹
脂硬化物の引っ張り強度、引き裂き強度、耐水性、耐湿
熱性等の特性が悪くなる。
化性を改良する目的と、硬化収縮を低減する目的で、熱
可塑性樹脂を添加することができる。熱可塑性樹脂の具
体例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、
エチルアクリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸
の低級アルキルエステル類、スチレン、塩化ビニル、酢
酸ビニルなどの単量体の単独重合体又は共重合体類、前
記ビニル単量体の少なくとも1種と、ラウリルメタクリ
レート、イソビニルメタクリレート、アクリルアミド、
メタクリルアミド、ヒドロキシアルキルアクリレート又
はメタクリレート、アクリルニトリル、メタクリルニト
リル、アクリル酸、メタクリル酸、セチルステアリルメ
タクリレートよりなる重合体の少なくとも1種の共重合
体などのほか、セルロースアセテートブチレート及びセ
ルロースアセテートプロピオネート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、飽和ポリエステル等を挙げることができ
る。その添加量は、樹脂成分100重量部に対して0〜
50重量部が好ましく、0〜35重量部が特に好まし
い。
目的でパラフィン及び/又はワックス類を併用する。
ワックスとしては、パラフィンワックス、ポリエチレン
ワックスやステアリン酸、1,2−ヒドロキシステアリ
ン酸等の高級脂肪酸等が挙げられるが、好ましくはパラ
フィンワックスが用いられる。このパラフィン及び/又
はワックス塗膜表面における硬化反応中の空気しゃ断作
用、耐汚れ性の向上を目的に添加される。添加量として
は樹脂成分100重量部に対して0.05〜5重量部、
好ましくは0.1〜2重量部である。
単量体(b)からなる補強材には、硬化剤が使用され、好
ましくは有機過酸化物が挙げられる。具体的にはジアシ
ルパーオキサイド系、パーオキシエステル系、ハイドロ
パーオキサイド系、ジアルキルパーオキサイド系、ケト
ンパーオキサイド系、パーオキシケタール系、アルキル
パーエステル系、パーカーボネート系等の公知のものが
使用され、混練条件、養生温度等で適宜選択される。
る量であり、好ましくは、樹脂溶液100重量部に対し
て0.01〜6重量部である。上記硬化剤は、組合わせ
て使用されても良い。
過酸化物をレドックス反応によって分解し、活性ラジカ
ルの発生を容易にする作用のある物質は、例えばコバル
ト系、バナジウム系、マンガン系等の金属石鹸類、第3
級アミン類、第4級アンモニウム塩、メルカプタン類等
があり、単独叉は2種以上の併用で使用されることが好
ましい。一般に、これらの硬化促進剤は、補強用樹脂に
内添しておくこともできるし、使用時に適量添加混合し
て用いることもできる。
重合禁止剤、紫外線吸収剤、充填剤、繊維強化材、骨
材、顔料、染料等を本発明の効果を損なわない範囲で添
加しても良い。
ー、アルミナ粉、硅石粉、タルク、硫酸バリウム、シリ
カパウダー、ガラス粉、ガラスビーズ、マイカ、水酸化
アルミニウム、セルロース糸、硅砂、川砂、寒水石、大
理石粉など公知のものが挙げられる。
ド、アラミド、ビニロン、ポリエステル、フェノール等
の有機繊維、カーボン繊維、金属繊維、セラミック繊維
或いはこれらを組合わせて用いられる。施工性、経済性
を考慮した場合、好ましいのはガラス繊維、有機繊維で
ある。
際して排水性舗装層用補強材を排水性舗装層に強固に接
着させるために、排水性舗装構造体の上面を高圧水洗浄
及び減圧洗浄等をすることにより、土砂、塵芥等を除去
し、補強材被覆表面とすることは下地前処理として有用
である。
ば所定の硬化剤を添加混合した上記液状溶液を保持させ
たモヘアローラーを排水性舗装表面に転動・接触させな
がら塗布する方法、またはスプレーガンにより噴出塗布
する方法を用いることが出来る。好ましくは、上記ビニ
ルエステル樹脂溶液(主剤側)と樹脂用硬化剤(硬化剤
側)とを別々の管路を通じて供給し、ガン先から噴出塗
布できる2液混合スプレー方式が好ましい。
ましくは0.3〜25ポイズ、より好ましくは1〜20
ポイズである。該粘度が低すぎると舗装層への浸透の方
が多くなり、舗装表面層での樹脂定着量が不足し、十分
な表面補強効果が得られない。一方、樹脂粘度が25ポ
イズを超えると作業性が著しく損なわれるとともに、浸
透性の低下を招き、十分な補強効果が得られない。
舗装の透水率を損なわない程度に自由に設定できるが、
好ましくは0.1〜3kg/m2、より好ましくは0.
5〜1.5kg/m2程度である。該塗布量が3kg/
m2を超えると、排水性舗装層の隙間を塞ぎ、目詰まり
するようになって、排水性機能の低下を招く。また、塗
布量が0.1kg/m2より少ないと、本発明の排水性
舗装の表面補強効果が十分発揮できず、骨材の保持力が
向上せず、自動車のタイヤとの摩擦や衝撃によって該排
水性舗装が摩滅・損傷劣化による目詰まりや骨材剥奪発
生の抑制効果が十分には得ることが出来ない。
の有機過酸化物が使用されるが、一般には補強すべき下
地舗装層の表面温度において、可使時間が30分以内で
硬化するよう硬化剤添加量を選定する。より好ましく
は、可使時間が15分以内である。硬化時間が30分以
上になると、開放時間がながくなるばかりでなく、補強
材中の重合性不飽和単量体(b)によるアスファルトカッ
トバックを招き、しいては補強効果とは相反して舗装構
造体の強度低下につながる。
布塗布する際、補強材塗布散布と同時叉は塗布散布直後
にノンスリップ骨材をその表面に散布し、施工後の自動
車タイヤのスベリ等を防止することも出来る。一般に、
ノンスリップ骨材としては、硅砂、川砂、寒水石、エメ
リー、大理石等の天然無機鉱石、アルミナ、スラグ、ガ
ラス、更に人工硬質骨材としてセラミック骨材、陶器、
磁器、タイル、ガラスビーズ、着色骨材等が挙げられ、
これらは単独で、又は2種以上の併用で用いられる。ま
た、好ましい粒径としては0.01〜3mm、より好ま
しくは0.1〜2mmである。粒径0.01mmより小
さいものでは、目詰まり作用の方が優先し十分なノンス
リップ効果が得られない。一方、粒径3mmを超える
と、ビニルエステル樹脂からなる補強材との十分な接着
層厚みが確保できず、十分な耐久性を有するノンスリッ
プ効果が得られない。
明するが、文中「部」、「%」は特に断わりのない限り
重量基準である。
の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環
流冷却器を備えた2リットルの四つ口フラスコにビスフ
ェノールAとエピクロルヒドリンとの反応によって得ら
れたエポキシ当量250なるエポキシ樹脂(大日本化学
工業製、エピクロン860)1038gとビスフェノー
ルA113gを仕込、触媒としてトリフェニルホスフィ
ン3.0gを添加して、150℃で3時間反応させた。
その後反応温度を90℃まで冷却し、メタクリル酸27
3gを仕込み、ハイドロキノン0.8gおよびトリエチ
ルアミン5.4gを加え、空気気流下105℃まで昇温
し、105℃で6時間反応させた。ソリッド酸価が5.
2の液状ビニルエステルを得た。ターシャリーブチルカ
テコール(TBCと略す)0.1g添加し、これをMM
A475gに希釈溶解させ、不揮発分75%のビニルエ
ステル樹脂溶液(試料A)とした。
の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口及び環流冷却器を備
えた2リットルの四つ口フラスコにネオペンチルグリコ
ール140g、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
2モル付加物(BisA−2EOPGと略す)412
g、イソフタル酸252gを仕込み、エステル化触媒と
してジブチルチンオキサイド0.8gを添加し、窒素気
流下210℃まで昇温し、6時間反応させた。ソリッド
酸価が5.0にて、130℃まで冷却し、フマル酸17
6gを仕込み、引き続き常法に従って窒素気流下200
℃で8時間反応させた。ソリッド酸化が65の時点で、
130℃まで冷却し、ハイドロキノン(HQと略す)
0.15g添加し、グリシジルメタアクリレート(GM
Aと略す)120gを3分割投入し、130℃で5時間
反応させた。このときのソリッド酸価は3.8であっ
た。これをスチレン(SMと略す)810gに希釈溶解
させ、不揮発分55%のビニルエステル樹脂溶液(試料
B)とした。
の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環
流冷却器を備えた2リットルの四つ口フラスコに数平均
分子量400のプロピレングライコール(PPGと略
す)531gとトリレンジイソシアネート(TDIと略
す)232g並びにイソホロンジイソシアネート(IP
DIと略す)298gを仕込み、窒素気流下80℃で4
時間反応させた。NCO当量が370とほぼ理論当量値
となったので、50℃まで冷却した。空気気流下、ハイ
ドロキノン0.16gを加え、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート(HEMAと略す)391gを加え、90
℃で5時間反応させた。NCO%が0.1%以下となっ
た時点で、ターシャリーブチルカテコール(TBCと略
す)0.3g添加し、ポリエーテルウレタンアクリレー
ト樹脂組成物を得た。これを2−エチルヘキシルアクリ
レート(2EHAと略す)480gに希釈溶解させ、不
揮発分75%のウレタンアクリレート樹脂溶液(試料
C)とした。
の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、空気導入口及び環
流冷却器を備えた2リットルの四つ口フラスコにトリエ
チレングリコール(TEGと略す)400gとジエチレ
ングリコール(DEGと略す)254g、無水フタル酸
(o−PAと略す)789gを仕込み、エステル化触媒
としてジブチルチンオキサイド0.6gを添加し、窒素
気流下200℃で7時間反応さ、ソリッド酸価26の時
点で、130℃まで冷却した。その後、空気気流下、ハ
イドロキノン 0.05gを加え、グリシジルメタアク
リレート(GMAと略す)95gを加え、130℃で4
時間反応させた。ソリッド酸価が4.1となった時点
で、ターシャリーブチルカテコール(TBCと略す)
0.1g添加し、末端アクリレートを有するビニルエー
テルエステル樹脂組成物を得た。これをMMA496g
に希釈溶解させ、不揮発分75%のビニルエステル樹脂
溶液(試料D)とした。
(試料E)の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口及び環流冷却器を備
えた2リットルの四つ口フラスコにトリエチレングライ
コール431g、ジエチレングライコール305g、無
水フタル酸255gとシス−3−メチル−4−シクロヘ
キセン−シス1,2ジカルボキシル酸(PMMAと略
す)477gを仕込み、エステル化触媒としてジブチル
チンオキサイド0.73gを添加し、205℃で11時
間反応させ、ソリッド酸化15の時点で、135℃まで
冷却し、無水マレイン酸113gを仕込み、常法に従っ
て窒素気流下190℃で6時間反応させ、ソリッド酸価
24なる不飽和ポリエステル樹脂を得た。その後ハイド
ロキノン 0.05g、TBC 0.1g添加し、MM
A500gに希釈溶解させ、不揮発分75%の空乾性不
飽和ポリエステル樹脂溶液(試料E)とした。
料F)の調整〕 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口及び環流冷却器を備
えた2リットルの四つ口フラスコにエチレングライコー
ル141g、ジエチレングライコール272g、テトラ
ヒドロ無水フタル酸(THPAと略す)346g、トリ
メチロールプロパン2モルとアマニ油1モルのエステル
交換組成物(MR−606と略す)433gとフマル酸
396gを仕込み、トルハイドロキノン0.16gを添
加し、常法に従って窒素気流下175℃で10時間反応
させ、ソリッド酸価48なる不飽和ポリエステル樹脂を
得た。その後ハイドロキノン 0.05g、TBC
0.1g添加し、MMA476gに希釈溶解させ、不揮
発分75%の空乾性不飽和ポリエステル樹脂溶液(試料
F)とした。
R に対し、BPOペースト(ベンゾイルパーオキサイド
50%)2PHR 、6%ナフテン酸コバルト0.5PHR、N,
Nジメチル−p−トルイジン0.4PHRをビーカーに採取
し、25℃恒温水槽中でゲル化するまでの時間を測定し
た。
℃室温のガラス板上にてアプリケーターを用いて作成
し、表面乾燥性について指触試験を実施した。評価方法
は脱脂綿約2〜3cm3を塗膜表面に押しつけても、脱
脂綿が粘着によって塗膜表面に残らなくなるまでの時間
を測定した。配合組成は次の通りである。
表面硬化性)を行ない、表1と表2に評価結果を示し
た。
ステル試料E25重量部に、MMA15重量部と2EH
A5重量部を加え、6%ナフテン酸コバルト1.0重量
部、N,Nジメチル−p−トルイジン0.8重量部、、
60℃にて加温溶解し、約2.5ポイズの樹脂補強材
(6−A)を得た。同様に、ビニルエステル試料A55
重量部、空乾性不飽和ポリエステル試料E25重量部
に、MMA15重量部と2EHA5重量部を加え、パラ
フィンワックス(mp.135F)0.2重量部を添加
し、60℃にて加温溶解し、その後室温まで冷却し、5
0%BPOを5重量部添加混合し、約2.5ポイズの樹
脂補強材(6−B)を得た。この樹脂補強材(6−A)
と(6−B)を混合比率1対1の2液型スプレーガンに
より、空隙率20%のゴムアスファルト系排水性舗装材
の表面に塗布量約800g/m2に成るようにスプレー
塗布した。スプレー塗布直後に、補強材の硬化前に滑り
止め骨材として5号硅砂を200g/m2になるよう散
布した。塗布した樹脂補強材は、気温18℃で約20分
で硬化し、2時間後には表面乾燥した。
作業性に優れ、硬化時間が短く、交通開放時間を極めて
速くできる。また、繊維補強材としてのガラス繊維マッ
トの敷設や樹脂の含浸工程がなく、樹脂層単独の補強層
であるため極めて簡単な作業であった。
(日歴化学工業(株)編 第1巻 第2編 試験方
法)、p−322〜325に記載されているホイールト
ラッキング試験から求められる舗装体1mmの轍掘れが
発生し得るに要する通過回数(回)を動的安定度D.
S.(回/mm)で表される。従って、動的安定度の数値
が大きくなるにつれて、轍掘れに対する耐久性が良好と
なる。
の受水低板を有し、600ccを計測可能な直径50m
m×高さ320のメスシリンダーを備え、その間を断面
積19.6cm2のパイプにより連結された透明な円筒
状の透水試験器(高さ約60cm)を舗装体表面に圧着
し、水約400ccが舗装体を透過するに必要な経過時
間を計測し、次式により透水係数Kpを算出する。
ルトラッキング試験によりトラバース回数15、000
回後の透水係数を測定した。トラバース回数15、00
0回は、一般にD交通(自動車通過量3000台/da
y)で3〜5年に相当するといわれている。従って、透
水係数が、大きいほど、排水性に優れることを意味す
る。
表層部のアスファルトで被覆された骨材各粒子が、ビニ
ルエステル樹脂溶液からなる排水性舗装層用補強材で接
着被覆され、強固に結合され、かつ該樹脂硬化物被覆層
によって、物理的、化学的耐久性に優れ、且つ自動車の
タイヤによる排水性舗装体(骨材及びそれを被覆してい
るアスファルトからなる構成物)の損傷を受け難くする
補強効果を有する。また、従来のような自動車のタイヤ
との摩擦や衝撃による排水性舗装構造体表面の摩耗や骨
材の剥奪が防止される。
施工することによって、従来の排水性舗装構造体のよう
な舗装体表面の摩耗やアスファルトの劣化並びに粘着性
等からくる空隙の目詰まりによる排水性機能の低下を予
防することができる。
は、低温での硬化性、施工性性にも優れ、短期交通開放
が可能であり、改修工事等における交通遮断による交通
渋滞の緩和にも利点となる。
舗装体及び施工方法に見られる問題点を解決するもので
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)エポキシ(メタ)アクリレート樹
脂、ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂、ウレタン
(メタ)アクリレート樹脂から選択される少なくとも1
種以上であるビニルエステル樹脂と(b)重合性不飽和単
量体とからなる常温ラジカル重合性不飽和樹脂溶液であ
り、不揮発分(樹脂固形分)が30〜70重量%である
こと、及びパラフィン及び/又はワックスを樹脂成分1
00重量部に対して0.05〜5重量部添加されたもの
であること特徴とする排水性アスファルト舗装層用補強
材。 - 【請求項2】 常温ラジカル重合性不飽和樹脂溶液の粘
度が、0.3〜25ポイズ(25℃)であることを特徴
とする請求項1記載の排水性アスファルト舗装層用補強
材。 - 【請求項3】 骨材をアスファルトで固化し、解放され
た孔を有する排水性アスファルト舗装層(A)が請求項
1記載の補強材で被覆補強されることを特徴とする排水
性アスファルト舗装構造体。 - 【請求項4】 骨材を固化し、解放された孔を有する排
水性アスファルト舗装構造体において、排水性アスファ
ルト舗装層(A)に対して、請求項1記載の補強材を
0.1〜3kg/m2散布して、(A)層の骨材を被覆
することを特徴とする排水性アスファルト舗装構造体の
施工方法。 - 【請求項5】 補強材の散布後に、つづけてノンスリッ
プ骨材を散布することを特徴とする請求項5の排水性ア
スファルト舗装構造体の施工方法。
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