JP3367072B2 - 地下たび - Google Patents

地下たび

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JP3367072B2
JP3367072B2 JP33624097A JP33624097A JP3367072B2 JP 3367072 B2 JP3367072 B2 JP 3367072B2 JP 33624097 A JP33624097 A JP 33624097A JP 33624097 A JP33624097 A JP 33624097A JP 3367072 B2 JP3367072 B2 JP 3367072B2
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秀郎 岡安
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株式会社力王
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落下物から爪先部
を保護する機能を備えた地下たびに関するものである。
【0002】
【従来の技術】落下物から爪先部を保護するため、金属
板からなる先芯を爪先部に取り付けた地下たびとして
は、実公昭43−29493号公報、実公昭58−32
645号公報、実公昭60−26641号公報等に記載
のものが知られている。図9は実公昭60−26641
号公報に記載された地下たびの概略を示したもので、こ
の考案では硬質金属材を用いて形成した底部にリブを備
えたキャップ状の防護体b、cを、アッパーaの親指部
及び四指部に縫着して取り付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の如き防
護体b、cを用いる場合には、防護体b、cの成形やア
ッパーaに対する取り付けに多くの手間を要し、生産性
に難点があった。又、その構成上防護体の重量が大きく
なり、地下たび本来の軽快感や作業性を損ねたり、履用
中に指先が防護体b、c内面に当たって、指先を痛めた
りする問題が残されていた。
【0004】本発明者は上記の問題点を解決するため
に、地下たび底の親指部、四指部及び/又は指股部に突
片を立設し、この外側面部に硬質の防護板を固着した地
下たびについて、既に提案している。(特開平9−13
5701号公報参照)
【0005】本発明はこのような防護体を用いる地下た
びにおいて、防護体の取り付けを一層確実にし、かつ取
り付けた際の強度をも向上させるために検討した結果、
本発明を完成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の要旨とする
ところは、地下たび底の親指部と四指部及び/又は親指
部と四指部の間の指股部に、適宜高さの突片を立設する
と共に、この突片の外側面部に硬質の防護板を当接し、
上記突片の内側面部には補強用当て材を固着し、この状
態で防護板を突片に対しビス止めして取り付けたことを
特徴とする地下たびにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するが、図1ないし図4は第1の実施例
を示し、そのうち図1は地下たびの一実施例を示す斜視
図、図2はその爪先部の拡大断面図、図3は防護板を取
り付ける状態を示す斜視図、図4は図1の爪先部の拡大
縦断面図である。
【0008】これらの図において、1は地下たびのアッ
パーであり通常綿布を用い甲布1Aを中底1Bに吊り込
みながら縫製して構成されている。2は地下たび底でゴ
ム又は合成樹脂により成形され、上記アッパー1の底部
に、接着、縫着又は両者を組み合わせた方法により取り
付けられている。
【0009】本発明はこのような地下たびにおいて、地
下たび底の親指部2A、四指部2B及び親指部と四指部
の間の指股部2Cに、同様の素材で構成され適宜高さの
突片3、4、5をそれぞれ一体的に立設したものを用い
ている。そしてこれらの突片3、4、5の外側面部に
は、それぞれの突片の外面形状に沿うように湾曲成形さ
れた防護板6、7、8を当接し、一方突片3、4、5の
内側面部には補強用当て材9、10、11を固着し、こ
の状態で防護板を突片3、4、5に対しビス12止めし
て取り付けたものである。
【0010】地下たび底2に設ける突片3、4、5は、
上述したように地下たび底2と同様の材料を用い、爪先
の先端及び指股の湾曲状態に沿うように地下たび底2の
成形の際に一体的に形成することができるが、その高さ
は足指の太さなどを考慮し、かつ後述する防護板6、
7、8の高さと同等若しくはこれより若干低いレベルに
なるように、例えば親指部及び四指部の突片3、4で
は、地下たび底2の下面から15mm以上、好ましくは
20〜25mm程度、指股部の突片5ではこれより若干
高い25mm以上、好ましくは30〜35mm程度にす
ることができる。又、それぞれの突片3、4、5の厚さ
としては、強度、指先の緩衝作用及び爪先部のバランス
等を考慮して決定するが、3〜7mm程度とすることが
好ましい。
【0011】上記の突片3、4、5の内側面部に固着す
る補強用当て材9、10、11は、突片に防護板をビス
止めする際の補強及び履用中における突片の補強のため
に用いられるもので、各種繊維布帛や不織布、合成樹脂
の線やネット材料或いは金属の線やネット材料等が使用
できる。そしてこの補強用当て材9、10、11は、突
片3、4、5の内側面に適宜の接着剤を用いて固着させ
るが、この際図3に示すようにその裾部を延長した形状
とし、該裾部を地下たび底2の面にも固着させると、突
片3、4、5の特に付根部分の補強効果が一層高まり好
都合である。又補強用当て材9、10、11の強度を高
めるために、予めラテックス等の強度を向上させる処理
材を含浸させた材料を使用することも有効である。
【0012】又防護板6、7、8は、それぞれ上記突片
3、4、5の外側面部に沿うように湾曲成形されたもの
を用いるが、その材料としては各種金属材料、合成樹脂
材料或いはFRP材料が使用できる。このうち落下物に
対する爪先部の保護を確実にするためには落下物の衝撃
に耐えうる金属を用いることが最も好ましい。防護板の
高さは、上記突片3、4、5の高さとほぼ等しいかそれ
以上になるように、例えば10〜25mm程度であり、
指股部5に用いる防護板8は他より若干高くすることが
できる。又その厚さは、使用する材料にもよるが金属材
料を用いた場合、2〜6mm程度のものが用いられる。
【0013】そして上記のように構成された突片3、
4、5に対し、防護板6、7、8をビス止めするわけで
あるが、これは図3に示すように、予め突片3、4、5
及び防護板6、7、8に設けた取り付け孔13にビス1
2を、防護板側から突片に対し嵌合又は螺合させること
によって行われる。この際、取り付けの強度を一層向上
させるために、突片3、4、5と防護板6、7、8との
間に適宜の接着剤を介在させて行うことは、有効なこと
である。
【0014】上記の取り付け例においては、親指部と四
指部の突片3、4及び防護板6、7のそれぞれ頂部及び
両側部の合計3ヶ所に、取り付け孔13を設けている
が、この数を必要に応じて増減させることができる。又
指股部の突片5及び防護板8には、その形状からそれぞ
れ中央1ヶ所に取り付け孔を設けてビス12止めしてい
るが、これに限定されるものではない。
【0015】本発明に使用するビス12としては、リベ
ット、ねじ、ボルト・ナット等広く使用することがで
き、これをビスと総称している。この場合において、ビ
ス12の先端が補強用当て材9、10、11側に突出し
てアッパー1や爪先を痛めることがないように、その長
さに配慮したり、先端を突片3、4、5の内側、或いは
補強用当て材9、10、11の内外の面において平坦化
或いは膨大化することができるようなビスを選んだり、
適宜な受け材を使用することが好ましい。又ビス12の
ボス部は、平ねじ状になっている方が、他の器物に対す
る接触を防ぐことができて有効である。
【0016】図5は本発明の第2の実施例を示すもの
で、地下たび底2の突片3外側部にこれに平行する受け
座14を設けたものである。この図では親指部2Aの状
態を示しているが、他の四指部2B及び指股部2Cにお
いても同様である。即ち、地下たび底2の親指部2Aに
設けた突片3の外側部に沿って、その長さ相当分にわた
り、ほぼ防護板6の厚さに等しい幅の受け座14を一体
的に設け、この受け座14に防護板6を載せた状態で取
り付けたものである。このようにすると、防護板6の安
定性が得られ、取り付けの強度を一層向上させることが
できる。
【0017】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、防護体6の上方に爪先部を覆うことのできる防護キ
ャップ15を固着したものである。この図においても、
親指部2Aに取り付けた状態で代表させているが、四指
部2Bに設ける場合でも形状は若干異なるものの実質的
に同様である。この例における防護キャップ15は、合
成樹脂、FRP、ゴム或いは軽金属材料等によって本体
15Aが爪先部を覆うことのできる形状に成形されてい
ると共に、その下端には防護板6上端に嵌合する溝15
Bが設けられているものを用い、溝15B内に適宜の接
着剤を介在させて固着する。
【0018】なお上記例における防護キャップ15の形
状は、図示の例に限定されるものではなく、爪先部を覆
うことのできる形状であれば適宜の変形が可能であり、
又アッパー1の取り付けに際し、防護キャップ15の内
面に接着剤を介在させることもできる。更に防護キャッ
プ15を固着した際に、その後端部がアッパー1の面と
ギャップが生じないようにするため、この部分に布、合
成樹脂、皮革等のテープや取り付け片を固着することも
可能である。
【0019】図7及び図8は本発明の第4の実施例を示
すもので、上記の如く突片3、4、5を介して防護板
6、7、8をビス12止めした際、地下たび底2の突片
3、4、5付根部近傍部分の強度を一層高めるようにし
たものである。すなわち、強靭で粗目組織の織物地を突
片3、4、5の付根部近傍部分の形状に裁断し、さらに
ゴム層を重ねて底補強片16、17、18となし、これ
を図7に示すように、必要に応じて接着剤を用いて接合
したものである。このようにして底補強片16、17、
18を接合すると、地下たび底2の突片3、4、5の付
根部近傍部分、換言すれば爪先の先端部分及び指股部周
縁部分を補強して、この部分の強度を向上させることが
できる。
【0020】なお、底補強片16、17、18として実
施例のような粗目組織の織物地を用いるときは、粗目の
部分にゴム層又は接着剤層が入り込み、いわゆる地下た
び底2に対する投錨効果が得られ、より強固な接合が可
能となる。この接合の際、末加硫状態のゴム層を用い、
接合後に自然的に或いは強制的に加硫を進行させて行う
ことも接合の強度が向上し、好ましい方法である。
【0021】底補強片16、17、18の構成は、上記
の例に限定されるものではなく、地下たび底2の成形の
際に織編物地からなる相当形状の小片を埋め込むように
して一体的に接合することも可能である。なお、この底
補強片16、17、18の形状としては、図7のように
少なくとも突片3、4、5の付根部近傍部分をカバーで
きるようなものであればよく、この面積を同図のものよ
り若干踵よりに広げることも可能である。
【0022】上述した実施態様においては、突片及び防
護板を爪先部の親指部、四指部及び指股部のすべてに取
り付ける例に基づいて説明しているが、本発明は親指部
2Aと四指部2Bをこのような構成にすることによって
も目的を達成することができるし、或いは指股部2Cだ
けをこのような構成にすることによっても目的を達成す
ることができる。これら2つの構成を採用する場合に
も、上述した態様をその範囲内で採択することができる
ものであり、作用効果もその範囲で奏されるものであ
る。又上記した底補強片も、突片及び防護板の取り付け
に応じて、当該1個所及び2個所に接合させることもで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如き構成からなる
ものであるから、親指部と四指部、指股部のみ或いはこ
れらのすべての個所に取り付ける防護板を、突片に対し
て強固かつ確実に取り付けることができると共に、履用
中における強度も向上させることができ、しかもビス止
めという簡便な操作により効率よく取り付けることがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す地下たびの斜視図
である。
【図2】図1の爪先部を示す部分拡大断面図である。
【図3】図1における防護板取り付けの状態を示す部分
的な斜視図である。
【図4】図1の親指部の部分を示す拡大縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例を示す図4に相当する拡
大縦断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す部分的な斜視図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施例を示す図3に相当する部
分的な斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す図4に相当する拡
大縦断面図である。
【図9】従来の地下たびの例を説明するための概略的な
斜視図である。
【符号の説明】 1 アッパー 2 地下たび底 3、4、5 突片 6、7、8 防護板 9、10、11 補強用当て材 12 ビス 13 取り付け孔 14 受け座 15 防護キャップ 16、17、18 底補強片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下たび底の親指部と四指部及び/又は親
    指部と四指部の間の指股部に、適宜高さの突片を立設す
    ると共に、この突片の外側面部に沿うように湾曲成形さ
    れた硬質の防護板を当接し、上記突片の内側面部には補
    強用当て材を固着し、この状態で防護板を突片に対しビ
    ス止めして取り付けたことを特徴とする地下たび。
  2. 【請求項2】親指部及び四指部における防護板に、爪先
    部を覆う防護キャップを固着したことを特徴とする請求
    項1記載の地下たび。
  3. 【請求項3】補強用当て材の延長された裾部が地下たび
    底にも固着されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の地下たび。
  4. 【請求項4】地下たび底の突片の付根部近傍部分に、底
    補強片を接合したことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の地下たび。
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