JP3366794B2 - 遅延広がりの補償を備えたスプレッドスペクトル符号パルス位置変調受信機 - Google Patents
遅延広がりの補償を備えたスプレッドスペクトル符号パルス位置変調受信機Info
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Description
れた特許出願番号第08/298,260号と部分的に
連続するものである。
ドスペクトル(スペクトル拡散)符号パルス位置変調通
信のための方法及び装置、より詳細には、分散性の伝送
媒体を通じて伝送されるスプレッドスペクトル符号パル
ス位置変調信号を受信及び復号するための方法及び装置
に関する。
される信号の周波数スペクトルをある与えられた係数だ
け広げる(スプレッドする)ことが要望或は要請され
る。例えば、合衆国においては、歴史的に、産業、科学
及び医療(Industrial、 Scientific and Medical、IS
M)周波数帯域が、産業、科学及び医療機関の活動のた
めに確保されてきた。ただし、最近、連邦通信委員会
(Federal Communications Commission 、FCC)は、
ISM帯域を、幾つかの条件が満たされる場合、通信用
途、例えば、ローカルエリア網(LAN)に対して使用
できることを示した。より具体的には、産業、科学及び
医療サービス活動との干渉を避けるために、FCCは、
ISM帯域内での通信に対する周波数スペクトルが少な
くとも10の係数だけ広げられることを要求する。これ
は、典型的には、伝送されるべき各ビットを、全てが通
常は単一のビットに対して割り当てられる時間フレーム
内に伝送される少なくとも10個の“チップ(chips
)”或は“信号要素(signal elements )”から成る
一つのあらかじめ定められた符号語或はパターンを使用
して符号化することによって達成される。電気電子技術
者協会(Institute for Electrical and Electronic En
gineers )はISM帯域内での通信のための一つの標準
を開発したが、これは、基本情報キャリアとして11チ
ップから成る定められたパターン、つまり、“0001
1101101”を持つ周知のバーカ(Barker)符号を
使用する。ここでは、バーカ符号が二進の“0”の値を
表わすために、そして、バーカ符号の逆数が二進の
“1”の値を表わすために、或は、この逆を表わすため
に、使用される。こうして、各伝送された11チップバ
ーカ符号に対して、1ビットの情報が運ばれる。
ルシステム(スペクトル拡散システム)は、単一ビット
期間内に位相シフトキーイング(phase-shift keying、
PSK)変調を使用して複数のビットを送ることによっ
てビット速度を増加させる。この変調方式においては、
搬送波信号の位相がデータを表わすためにシフトされ
る。直交位相シフトキーシング(quadrature phase-shi
ft keying 、QPSK)実現においては、90 の倍数
の位相シフトが使用される。この方式では、4つの可能
な信号状態がこれら4つの位相のおのおのによって表わ
される。こうして、各信号要素(シンボル又は記号と呼
ばれる)は、1ビットではなく、2ビットを表わすこと
ができる。
加の利得をこれら位相シフトスキームを拡張することに
よって、例えば、8つの位相角度を提供して一信号要素
(一シンボル又は一記号)当たり3ビットを送ることに
よって達成することも可能ではあるが、現時点では、充
分なエラー率性能を達成するために伝送パワーを増加す
ることが要求され、このスキームは、この面で現実的で
ない。加えて、多くの伝送媒体、例えば、ローカルエリ
ア網のために無線電波チャネルは、伝送された信号の遅
延の広がりを示す。遅延の広がりは、複数経路伝播のた
めに複数の信号要素が異なる到着時間を持つことに起因
する。この遅延の広がりのために、一つの伝送されたス
プレッドスペクトル符号語の信号要素(シンボル又は記
号)のいくつかが、同一の或は隣接するシンボル(記
号)の他のチップ位置内にこぼれたり、さらには、直交
する別のチャネル上のシンボルのチップ位置内にこぼれ
たりして、受信された信号に歪を発生させる。
で説明されたQPSK実現において見られるように、一
つのシンボル期間(記号期間)において、直交する異な
るチャネル上の信号間での残留結合を発生させる場合、
この現象は、チップ間干渉(interchip interference、
ICI)と称される。チップ間干渉は、ある与えられた
シンボル期間(記号期間)において直交する異なるチャ
ネル上の信号がお互いに与える対称的なクロスレール効
果(cross-rail effect )に関する問題である。加え
て、ある特定のチャネルの遅延の広がりは、シンボル間
干渉(記号間干渉)(intersymbol interference)の問
題も起こす。後者においては、ある一つのシンボル期間
において伝送されたスプレッドスペクトル符号語が一つ
或は複数の続くシンボル期間(記号期間)において伝送
されたスプレッドスペクトル符号語に与える影響が問題
とされる。
の説明から明らかなように、伝送媒体によって引き起こ
される遅延の広がりを補償するスプレッドスペクトルパ
ルス位置変調受信機に対する必要性が存在する。より具
体的には、伝送されたスプレッドスペクトルパルス位置
変調信号を、遅延の広がりの存在下において、ある与え
られた一つの記号期間に対する異なる直交チャネル上の
信号間の残留結合によって引き起こされるクロスレール
或はバイアス効果、並びに、一つ或は複数の続く記号期
間において伝送されたスペクトルスペクトル符号語が互
いに与える影響を考慮に入れて、復号するための受信機
に対する必要性が存在する。
面による周波数広帯域化(スプレッディング)用途に対
して使用するのに適当な通信システムは、スプレッドス
ペクトル符号パルス位置変調符号化技法を使用し、情報
をその記号期間内に伝送されたスプレッドスペクトル符
号語の中央の極性及び位置を変調することによって運
ぶ。
遅延の広がりを補償するスプレッドスペクトル符号パル
ス位置変調受信機が提供される。遅延の広がりは、ある
伝送されたスプレッドスペクトル符号語の信号要素が隣
接する記号のチップ位置内にこぼれ込み、記号間干渉を
起こしたり、或は、例えば、QPSK実現の場合のよう
に、ある与えられた記号期間に属する直交する異なるチ
ャネル上のチップ位置内にこぼれ、チップ間干渉を起こ
したりする原因となる。
延の広がりの存在下で伝送されたスプレッドスペクトル
符号パルス位置変調信号を復号する能力を持つ受信機が
提供される。この受信機は、暫定記号推定器を使用し
て、スプレッドスペクトル符号語に整合された、或は通
信チャネルの遅延広がり特性に整合された、一つ或は複
数のフィルタの出力をサンプリングする。暫定記号推定
器は、各潜在的な(可能な)記号値に、ある与えられた
記号期間に属する異なる直交チャネル上の信号間の残留
結合によって引き起こされるクロスレール或はバイアス
効果を考慮に入れて、重みを割り当てる。
よって割り当てられた各記号推定値に対する重み付けさ
れた値を評価するモードシフタを含む。モードシフタ
は、各記号値に、一つ或はそれ以上の続く記号期間に伝
送された符号語が互いに与える影響を考慮に入れて、最
終的な推定値を割り当てる。
の影響が、暫定記号推定器内で、可能な状態値を破棄す
る前の段階で、考慮される。この実施例においては、暫
定記号推定器は、スプレッドスペクトル符号語に整合さ
れた、或は、通信チャネルの遅延広がり特性に整合され
た、一つ或は複数のフィルタの出力をサンプリングす
る。この暫定記号推定器は、各潜在的な記号値に、ある
記号期間に属する異なる直交チャネル上の信号間の残留
結合に起因するクロスレール或はバイアス効果、並び
に、一つ或は複数の続く記号期間において伝送された符
号語が互いに与える影響を考慮に入れて、重みを割り当
てる。その後、モードシフタが、暫定記号推定器によっ
て割り当てられた各記号推定値に対する重み付けされた
値を評価し、各記号値に対する最終推定値として、最も
大きな重みを持つものを選択する。本発明のより完全な
理解、並びに、本発明の他の特徴及び長所は、以下の詳
細な説明及び図面を参照することによって一層明らかに
なるものである。
(スペクトル拡散符号化方式)を使用して通信信号を変
調及び復調するための方法及び装置を提供する。本発明
は、従来のスプレッドスペクトル変調技法を、さらに伝
送されたスプレッドスペクトル符号の位置も符号化する
ことによって、より具体的には、整合フィルタリング後
の、受信機出力の主ローブの位置を変調することによっ
て改良する。こうすることによって、符号期間当たり、
追加の情報を運ぶことができる。
ペクトルをnの係数だけ広げることが、しばしば、必要
あるいは要請される。これは、典型的には、伝送される
べき各ビットを、全てが、通常、単一ビットに対して割
り当てられる時間フレーム内で伝送されるn個の“チッ
プ”あるいは“信号要素”から成るあらかじめ定められ
た符号語、或はパターンを使用して符号化することによ
って達成される。しばしば、正反対符号化(アンタパド
ル符号化)と称される一つの好ましい実施例において
は、あらかじめ定められた符号語が二進“0”の値を表
わすために、そして、あらかじめ定められた符号語の逆
数が二進“1”の値を表わすために使用される。別の方
法として、1ビットの情報を二つのあらかじめ定められ
た符号語の片方を選択して運ぶこともできる。
ークな特性を持つ複数の連続する正及び負の信号要素か
ら成る、いくつかのスプレッドスペクトル符号(広帯域
符号)が発見されている。例えば、いくつかの周知のス
プレッドスペクトル符号が、Barker、 Neuman-Hofman、及
び Williard によって発見されている。これら及び他の
適当なスプレッドスペクトル符号の詳細については、Ni
ng Zhan and S.W. Golomb、“Sixty Phase Generalized
Barker Sequences”、 I.E.E.E. Trans. on Information
Theory、 Vol. 35. No.4 (July、 1989)を参照するこ
と。スプレッドスペクトル符号に対する特定のパターン
が、そのパターンが、その選択されたパターンの特性に
整合されたフィルタの出力の所で検出されたとき、その
主ローブの振幅が、それらの副ローブの振幅よりもかな
り大きくなるように選択される。図1は、二進“0”の
値に対応する“+++−−−+−−+−”のパターンを
持つ、周知の11チップバーカ(Barker)符号に対する
整合フィルタの出力10を示す。主ローブ15の振幅
は、規模において、任意の副ローブ、例えば、副ローブ
21及び23の振幅よりも11倍大きいために、主ロー
ブ15の位置は、極性が変化した場合でも簡単に識別す
ることができる。
スペクトル通信システム(広帯域通信システム)200
を使用してデータを伝送するためには、最初に、送信機
205によって送信されるべき各ビットが、スプレッド
スペクトル符号器210によって符号化される。符号器
210がバーカ符号発生器として具現され、二進の
“1”の値が伝送される場合、符号器210は、バーカ
符号の逆数である、“−−−+++−++−+”のパタ
ーンを生成する。この情報信号が、次に、従来の方法に
よって、変調器220によって変調され、その後、従来
の通信網、或は無線電気通信網として具現される伝送媒
体230上に伝送される。変調器220は、例えば、信
号周波数を、搬送波周波数まで上方にシフトするため
に、符号語に正弦搬送波を掛ける、変調技法を採用す
る。こうして、元の信号スペクトルが、FCC、或は他
の規制団体によって割り当てられた特定の周波数帯域に
変換されるされる。
信されると、受信された信号の周波数が、先ず最初に、
復調器245によってベースバンド信号に下方シフトさ
れ、信号が、変調前の元の形式に戻される。その後、受
信された信号が、特定の符号語の特性に整合されたフィ
ルタ250に通される。判定デバイス260によって、
整合フィルタ250の出力の所の主ローブと関連するピ
ークが正の値を持つか負の値を持つかを決定する。正の
主ローブは、二進“0”の値を示し、負の主ローブは、
二進“1”の値を示すために使用される。前述のよう
に、従来のスプレッドスペクトルシステムは、しばし
ば、ビット速度を、位相シフトキーシング(PSK)変
調を使用し、単一の記号期間中に複数のビットを送信す
ることによって増加する。そして、この方法において
は、搬送波信号の位相が、データを表わすためにシフト
される。直交位相シフトキーイング(QPSK)実現に
おいては、90の倍数の位相シフトが使用され、4つの
可能な信号状態が、4つの位相のおのおのによって表わ
される。従って、各信号要素は、1ビットではなく、2
ビットを表わすことができる。従来のスプレッドスペク
トル符号実現においては、4つの可能な信号状態が、正
或は負のスプレッドスペクトル符号語によって、二つの
直交搬送波信号、例えば、正弦及び余弦波を変調するこ
とによって達成される。正の符号語によって変調された
正弦波は、第一のビットの二進“1”の値を表わし、一
方、負の符号語によって変調された正弦波は、第一のビ
ットの二進“0”の値を表わす。同様にして、同時的に
伝送される正の符号語によって変調された余弦波は、第
二のビットの二進“1”の値を表わし、一方、負の符号
語によって変調された余弦波は、第二のビットの二進
“0”の値を表わす。こうして、1ビット期間あたり2
ビットの情報が運ばれる。
相(in-phase、I)信号と呼ばれ、一方、正弦波によっ
て変調された符号語は、直交(quadrature、Q)信号と
呼ばれる。
スペクトル変調技法によって達成される情報速度が、さ
らに、整合フィルタの出力の所の伝送された符号語と関
連する主ローブの位置を変調することによって、増加さ
れる。
プバーカ符号は、整合フィルタリング後に、位置6の所
に、1チップ幅の、主ローブを持つ。主ローブの位置
を、整合フィルタリングの後に、複数のチップ位置の他
の一つの所に出現するように操作することによって、追
加の情報を運ぶことができる。もし、主ローブの位置を
8つの位置の間で変動させた場合は、8つの信号状態が
利用でき、3つの追加のビットを運ぶことができる。1
ビットが、主ローブの符号を検出することによって運ば
れ、3つの追加のビットが、主ローブの位置を検出する
ことによって運ばれ、1記号期間当たり、全部で4ビッ
トが運ばれる。
二つの互いに直交する搬送波信号、例えば、正弦波と余
弦波によって変調される実現においては、全部で、8ビ
ットが運ばれる。別の方法として、複数の独立して生成
された符号語を、それぞれ、一意の位相、振幅或は周波
数を持つ別個の搬送波信号にて変調することも考えられ
る。さらに、もし、少なくとも16個のチップを持つス
プレッドスペクトル符号語が使用された場合は、16個
の信号状態が利用でき、主ローブの位置を16個の利用
可能な位置の間で変調することによって、各符号語に対
して、4つの追加の情報ビットを運ぶこともできること
に注意する。
を使用して、11チップスプレッドスペクトル符号の、
符号(極性)と位置を変調するところを示すグラフであ
る。前に述べたように、この一例としての実施例におい
ては、主ローブの位置が、8個の利用可能なチップ位置
の一つを占拠するように操作される。I信号の主ローブ
は、正か負のいずれかであり、さらに、8個の位置の一
つを占拠する。同様に、Q信号の主ローブは、正か負の
いずれかであり、さらに、8個の位置の一つを占拠す
る。図3において、小点310と320はI信号とQ信
号の符号(極性)と位置を示す。図3の図解において
は、I信号は、小点310によって示されるように、正
で、位置1の所に位置し、一方、Q信号は、小点320
によって示されるように、正で、位置5の所に位置す
る。前述のように、この一例としての実施例において
は、8ビットの情報を運ぶことができる。
ように、主ローブの位置が、整合フィルタリング後に、
定められた記号期間内で、符号語の伝送を、正或は負の
1時間期間だけ遅延させるように操作される。より具体
的には、11チップ符号語を使用する実現においては、
もし、主ローブを、主ローブの本来の位置の、位置6で
はなく、位置8、に置くことが要求される場合は、符号
語生成器は、符号語の伝送を、記号期間の2/11だけ
遅延することを要求される。同様にして、主ローブを、
位置6ではなく、位置2、に置くことが要求される場合
は、符号語生成器は、符号語の伝送を記号期間の4/1
1だけ進めることを要求される。
通した問題は、伝送された信号の遅延の広がりの問題で
ある。これは、複数の信号要素が、複数の経路を通じて
伝播されることに起因する異なる到達時間を持つために
発生する。例えば、無線ローカルエリア網においては、
複数の信号要素は、放射線が境界、例えば、壁や床から
はね返ることに起因して、複数の経路を伝播し、これが
原因となって異なる伝播時間を持つ。このために、1マ
イクロ秒のパルスが、5マイクロ秒に広がるのも稀なこ
とではない。
あるビット位置の信号要素の幾つかが、他のビット位置
内にこぼれ込み、記号間干渉(ISI)の問題を起こ
す。この遅延の広がりの影響は、後に説明されるよう
に、これらパルスを正しい記号時間に“スクイーズ(詰
め込む)”する働きを持つ、従来の幾つかの等化技法に
よって最小にされる。
ーブの位置を変調するために、スプレッドスペクトル符
号語の伝送が、その記号期間に対して遅延された場合、
副ローブの幾つかが、隣の記号期間内に、実際に、こぼ
れ込むという、問題が発生することに注意する。ただ
し、副ローブの振幅は、主ローブの振幅よりもかなり小
さなために、本発明の教示に起因する隣接する記号上へ
の干渉は、より従来的な原因、例えば、複数の経路を伝
播することによる遅延の広がりなどと比較すると無視で
きる程度である。
加のチップ位置が存在する場合、例えば、上の一例とし
ての実施例のように、11個の利用可能なチップ位置の
内の8個のみが利用されるような場合は、これら追加の
未使用の位置が、記号間干渉をさらに小さくするための
ガード帯域或はバッファとして機能する。
ル位置変調送信機400の一例としての実現を示す。こ
の一例としての実施例400においては、送信機400
によって送信されるべきビットが、最初に、符号器41
0によって符号化される。伝送されるべき各8ビット語
に対して、符号器410は、IとQ信号の符号、つま
り、Isgn 及びQsgn を計算する。換言すれば、
IとQパルスが、おのおの、正のパルスを持つべきか、
或は負のパルスを持つべきかを計算する。加えて、符号
器410は、IとQ信号の位置、つまり、Ipos 及
びQpos を計算する。この好ましい実施例において
は、Ipos 及びQpos は、正或は負の、時間遅延
値であり、以下に説明されるおのおののスプレッドスペ
クトル符号生成器420、440が、記号期間との関係
で、どのようなタイミングにてスプレッドスペクトル符
号を生成すべきかを示す。
号生成器420、440は、それぞれ、あらかじめ選択
されたスプレッドスペクトル符号語に対して適当な記号
期間に従ってタイミングパルスを生成する、タイミング
発生器430から受信されるタイミング情報に従って動
作する。より具体的には、この一例としての実施例にお
いては、符号器410は、各指示された記号期間に、伝
送すべき8つのデータビットを読み込む。
sgn 、Ipos 及びQpos 位置を、好ましくは、グレー符
号化方式にて計算する。符号器410は、好ましくは、
反対の二進入力データシーケンスが、反対の極性のバー
カ符号に割り当てられるような方法にて、各座標のグレ
ー符号化を行なう。例えば、もし、以下のシーケンスが
I位置3及びQ位置5に割り当てられる場合は、以下の
ようなシーケンスが割り当てられる。二進シーケンス I、Q極性 00100100 +I、+Q 00100101 +I、−Q 00100110 −I、+Q 00100111 −I、−Q
440は、適当な時間遅延値、つまり、Ipos 或はQ
pos のいずれかを受信し、次に、スプレッドスペクトル
符号語を、そのスプレッドスペクトル記号期間の中心に
対する計算された遅延値に従って、生成する。こうし
て、I及びQ信号の主ローブが望まれる情報を運ぶため
に適当にシフトされる。
440によって生成されたこの時間シフトされた符号語
に、おのおの、ミキサ445及び450によって、I
sgn 及びQsgn の値によって示される極性値が、掛けら
れる。こうして、ミキサ445及び450の出力は、二
つの情報を搬送する信号;換言すれば、正或は負のいず
れか適当な値を持つ、時間シフトされたスプレッドスペ
クトル符号語である。
に、従来の方法によって、変調器455によって変調さ
れる。変調器455は、例えば、I信号時間シフト符号
語にミキサ465を使用して余弦波を掛け、Q信号時間
シフト符号語にミキサ470を使用して正弦波を掛ける
ような、変調技法を採用する。こうして、元の情報信号
の信号周波数が、搬送波発振器460と関連する、例え
ば、FCC、或は他の規制団体によって割り当てられた
ある特定の周波数帯域であり得る、搬送波周波数に上方
シフトされる。
に、加算器475を使用して結合され、その後、これら
変調された信号を増幅する機能を持つ従来のRF段48
0にパスされる。その後、これら変調され結合されたI
及びQ信号は、伝送媒体を通じて図5との関連で以下に
説明される受信機500に伝送される。この伝送媒体
は、有線或は無線電気通信網として具現される。
ル位置変調受信機500の一例としての実現を示す。こ
の一例としての受信機500においては、受信された信
号の周波数は、最初に、RF及びIF段510に通され
る。段510は、受信された信号を隣接するチャネル干
渉からフィルタし、また、受信された信号を増幅する機
能を持つ。その後、受信信号の周波数が、従来の復調器
520によって、受信信号を変調前の元の形式に戻すた
めに、ベースバンド信号にシフトダウンされる。この一
例としての実施例においては、I変調された信号が、搬
送波発振器530によって生成される正弦波をミキサ5
25を使用して掛けることによってベースバンドに戻さ
れ、この結果として、I信号時間シフト符号語が分離さ
れる。加えて、Q変調された信号がミキサ535を使用
してこれに正弦波を掛けることによってベースバンドに
戻され、結果として、Q信号時間シフト符号語が分離さ
れる。こうして復調されたI信号時間シフト符号語とQ
信号時間シフト符号語は、次に、おのおの、スプレッド
スペクトル符号デコ−レレータ(相関器)450及び5
45にパスされる。スプレッドスペクトル符号デコーレ
レータ540及び545は、周知の、あらかじめ選択さ
れた符号語に整合されたフィルタであり、スプレッドス
ペクトル符号コーレレータ540と545の出力は、図
1に、11チップバーカ符号に対して示される相関関数
に類似する、各信号の相関関数である。ただし、遅延の
広がりの影響のために、主ローブと副ローブが、隣接す
る記号の時間期間内に、バーカ符号の副ローブ自身に起
因する固有の広がりだけ、広がった状態になる。
しくは、周知の方法にて、おのおの、通信チャネルの遅
延の広がりを補償する機能を持つ、複素チャネル調節器
550及び555によって調節される。複素チャネル調
節器550及び555は、周知のタイプの複素等化器と
して実現することも、或は、例えば、データの伝送の前
にプリアンブル信号を使用してチャネルインパルスを測
定することによって決定される、通信チャネルの特定の
遅延広がり特性に整合されたフィルタとして実現するこ
ともできる。
びQc が、次に、各主ローブの符号及び位置を識別する
ために分析される。この一例としての実施例において
は、情報を運ぶために使用されたI及びQ信号の8個の
チップ位置が、好ましくは、おのおの、8位置レジスタ
560及び565を使用してサンプリング及び格納され
る。結果として、レジスタ560、565の各位置は、
これらI及びQ信号の対応するチップ位置の振幅値を含
む。
ら位置に格納された値が、判定デバイス570によっ
て、これらI及びQ信号の主ローブの符号及び位置を検
出し、この情報を、適当な8ビット二進語に翻訳するた
めに分析される。一つの好ましい実施例においては、判
定デバイス570は、I及びQ信号の主ローブの符号及
び位置を、おのおの、各レジスタ560及び565内に
格納されたもっとも大きな振幅値を選択することによっ
て識別する。前述のように、この一例としての実施例に
おいては、I信号の主ローブの符号が1ビットを運び、
主ローブの位置が追加の3ビットを運ぶ。同様に、Q信
号の主ローブの符号が1ビットを運び、主ローブの位置
が追加の3ビットを運び、全部で、8ビットの情報が運
ばれる。
場合は、より複雑な判定デバイス570において、結合
係数を考慮に入れるられることに注意する。
経路を伝播するために複数の信号要素が異なる到達時間
を持つことに起因し、伝送された信号に遅延の広がりを
示す。この遅延の広がりのために、あるチップ位置の信
号要素の幾つかが、同一の記号の、或は、隣接する記号
の、他のチップ位置内にこぼれ込んだり、さらには、反
対のレール上の記号の他のチップ位置、換言すれば、反
対のI或はQチャネル内にこぼれ込み、結果として、サ
ンプリングされた信号にエネルギの損失を生じる場合が
ある。
る与えられた記号期間に属するI信号とQ信号の間の残
留結合を起こす場合、これは、チップ間干渉(interchi
p interference、ICI)と称される。チップ間干渉
は、ある与えられた記号期間に属するI信号とQ信号が
互いに及ぼす対称的なレール間効果(cross-rail effec
t )に関係する。加えて、上に述べたように、特定のチ
ャネルの遅延の広がりが、記号間干渉(intersymbol in
terference)を起こすことがあるが、記号間干渉におい
ては、ある一つの記号期間において伝送されるI及びQ
スプレッドスペクトル符号語が、一つ或はそれ以上の引
き続く記号期間において伝送されるI及びQスプレッド
スペクトル符号語に影響を及ぼす。
する修正項、つまり、レール間効果或はバイアス項は、
B(1a −1b )によって示される。ここで、1a 及び
1bは、おのおの、I及びQスプレッドスペクトル符号
語の、整合フィルタリングの後の、主ローブの位置を示
す。一方、トレリス修正項(trellis correction term
)とも称される記号間干渉に対する修正項は、前のk
個の記号{i(k)、i(k−1)、...、i
(1)}が記号i(k+1)に与える影響を量子化した
ものであり、G(i(k+1)、{i(k)、i(k−
1)、...、i(1)})にて示される。この一例と
しての実施例においては、チャネルメモリは、1記号期
間を超えないものと想定される。換言すれば、ある記号
は、前の記号の影響のみを受け、従って、トレリス修正
項G(i(k+1)、i(k))は、前の記号i(k)
が記号i(k+1)に与える影響を量子化する。1記号
期間のチャネルメモリは、殆どの拡散性の通信システム
に対して満足できる動作を提供できるが、ここに説明さ
れる幾つかの実施例及びこれらのバリエーションは、当
業者においては、ここでの説明から明らかであるよう
に、1記号期間以上の長さのチャネルメモリを持つ通信
システムに、容易に拡張できるものである。
号i(k)は、8個のビットを表わし、各記号は、おの
おの、整合フィルタリングされた後の、I及びQスプレ
ッドスペクトル符号の主ローブの位置、つまり、la 及
びlb 、並びに、I及びQスプレッドスペクトル符号の
極性、つまり、a及びb、によって定義されることに注
意する。こうして、この一例としての実施例において
は、各8ビット記号i(k)は、(a、b、la 及びl
b )によって定義される。
備えるスプレッドスペクトル符号パルス位置変調受信機
600の一例としての実現を示す。スプレッドスペクト
ル符号パルス位置変調信号は、整合フィルタリングされ
た後に、あるスプレッドスペクトル符号語、例えば、バ
ーカ符号、或は、直交パルス位置変調信号の、主ローブ
の極性(符号)と位置を示す信号であると定義される。
は、g(t)のラベルにて示される受信された信号は、
最初に、受信された信号のフィルタリング及び増幅を行
なうRF及びIF段610に通される。RF及びIF段
610の入力の所に受信される信号g(t)は、符号化
されたデータ、つまり、送信機400によって送信され
たq(t)のラベルにて示される正或は負の位置変調ス
プレッドスペクトル符号語と、c(t)のラベルにて示
される伝送チャネルのインパルス応答の推定値との複素
積である。伝送されたデータを復号するために、受信機
600は、後に説明される方法によって、受信された信
号g(t)と、スプレッドスペクトル符号語の複素共役
q(t)* 、及び、チャネルインパルス応答推定値の複
素共役c(t)* 、との畳み込みを遂行する。
ーカ符号語の複素共役q(t)*は、その符号語自身
と、この符号語が実数の集合であるために、同一である
ことに注意する。さらに、この文脈においては、スプレ
ッドスペクトル符号語としては、伝送されたパルスの主
ローブが、受信機600内で整合フィルタリングされた
後に、ある与えられた規模を持ち、各副ローブがおおむ
ね零に等しい規模を持つ純粋に直交パルス位置変調信
号、並びに、上に説明されたような、疑似直交符号語、
例えば、バーカ符号が含むものと定義される。
610によって処理された後に、受信された信号の周波
数が、受信された信号を変調前の元の形に戻すために、
従来の復調器620によってベースバンド信号にシフト
ダウンされる。この一例としての実施例においては、I
変調された信号が、これに、搬送波発振器630によっ
て生成された余弦波をミキサ625を使用して掛けるこ
とによってベースバンドに戻され、この結果として、I
信号時間シフト符号語が分離される。加えて、Q変調さ
れた信号が、これに、ミキサ635を使用して正弦波を
掛けることによってベースバンドに戻され、この結果と
して、Q信号時間シフト符号語が分離される。
めに、こうして復調されたベースバンド信号は、好まし
くは、アナログデジタル変換器(図示なし)に通され
る。その後、復調されたI信号時間シフト符号語及びQ
信号時間シフト符号語は、おのおの、スプレッドスペク
トル符号デコーレレータ(相関器)640及び645に
通される。これらスプレッドスペクトル符号デコーレレ
ータ640及び645は、周知の、あらかじめ選択され
た符号語に整合されたフィルタである。換言すれば、ス
プレッドスペクトル符号デコーレレータ640及び64
5は、ベースバンド信号g(t)と、スプレッドスペク
トル符号語の複素共役、つまり、q(t)* 、との畳み
込みを遂行する。結果としての、スプレッドスペクトル
符号デコーレレータ640及び640からの、おのおの
Ii 及びQi のラベルにて示される出力は、11チップ
バーカ符号に対して図1に示される相関関数と類似す
る、各信号の相関関数である。ただし、チャネルの歪の
影響のために、I及びQ信号の要素は、隣接する記号の
時間期間内に広がっており、また、I及びQ信号は、互
いにレール間効果を受けている。
と、これらI及びQ信号は、好ましくは、受信機600
によって、伝送チャネルの、遅延の広がり、及び他の影
響を補償するために処理される。チャネルによって導入
される、遅延の広がりに起因する受信信号のエネルギの
損失、並びに、位相シフトを補償するために、受信機6
00は、好ましくは、図7及び8との関連で後に説明さ
れる方法にて、適当なエネルギを各サンプル内に集める
機能を持つ、通信チャネルに特有の遅延の広がり特性に
整合されたフィルタ660を含む。ただし、このチャネ
ルに整合されたフィルタ660によって、特定のサンプ
ルに集められたエネルギの幾らかは、実際には、チップ
間干渉及び記号間干渉からのものも含まれる。
受信機600は、後に説明される暫定記号推定器670
を含む。概略すると、暫定記号推定器670は、チャネ
ルに整合されたフィルタ660の出力の所で、Ic 及
びQc 信号をサンプリングし、ある与えられた記号の
I及びQ信号が互いに与えあう、以降、バスアス修正項
と称される量B(1a −1b )を考慮に入れて、各可
能な記号値に対して、重みを割り当てる。さらに、記号
間干渉を補償するために、受信機600は、後に説明さ
れるモードシフタ680を含む。モードシフタ680
は、概略すると、暫定記号推定器670によって決定さ
れた各記号推定値に対する重み付けされた値を評価し、
さらに、隣接する記号が互いに与えあう影響G(i(k
+1)、i(k))を考慮に入れて、各記号値に対し
て、最終的な推定値を割り当てる。
伝送されるパケットは、好ましくは、データシーケンス
に加えて、所定の長さを持つ訓練シーケンスを含む。チ
ャネル推定値c(t)は、単一のパスルの伝送から得る
こともできるが、この訓練シーケンスは、望ましくは、
チャネル特性の正確な評価を提供し、加算性の雑音の影
響を軽減するための充分な長さを持つように選択され
る。
ーケンスを、チャネルパラメータ推定器650によって
分析することによって、チャネルの遅延の広がりを補償
するための複数のパラメータが導出される。好ましく
は、チャネルパラメータ推定器560は、チャネルに起
因する位相シフト及び振幅の歪を補償するためのチャネ
ル推定値c(t);チップ間干渉を補償するためのバイ
アス修正項B(la −lb );及び記号間干渉を補償す
るためのトレリス修正項G(i(k+1)、i(k))
を計算する。この実施例の一つの拡張として、チャネル
パラメータ推定器650が、実際のデータシーケンスの
監視も継続して行うようにし、これら計算補償パラメー
タ、c(t)、B(la −lb )及びG(i(k+
1)、i(k))が、データパケットの伝送を通じて、
更新されるようにすることもできる。
タ推定器650は、おのおの、データリンク646及び
648を介して、記号相関器640、645から、相関
処理されたベースバンド信号Ii 及びQi を受け入れ
る。次に、チャネルパラメータ推定器650は、訓練シ
ーケンスの全期間を通じての一連のIi 及びQi 値か
ら、これらチャネルパラメータの推定を行なう。チャネ
ルパラメータ推定器650は、次に、図6に示されるよ
うに、データリンク662を介して、計算されたチャネ
ル推定値c(t)をチャネル整合フィルタに送り;バス
アス修正項B(la−lb )を暫定記号推定器670に
送り;そして、トレリス修正項G(i(k+1)、i
(k))をモードシフタ680に送る。
しくは、図8との関連で後に説明される、チャネル推定
値c(t)を計算するためのチャネル推定器652を含
む。加えて、チャネルパラメータ推定器650は、好ま
しくは、図9との関連で後に詳細に説明される、自己相
関係数を計算するための自己相関器654を含む。この
自己相関係数は、バイアス修正項B(la −lb )、及
びトレリス修正項G(i(k+1)、i(k))を計算
するために使用される。チャネルパラメータ推定器65
0は、好ましくは、さらに、図11との関連で後に説明
される、バイアス修正項B(la −lb )を計算するた
めのバイアス項計算器656を含む。チャネルパラメー
タ推定器650は、好ましくは、さらに、図12との関
連で後に説明される、トレリス修正項G(i(k+
1)、i(k))を計算するためのトレリス修正項計算
器658を含む。
パラメータ推定器650によって計算されたチャネル推
定値c(t)をデータリンク662を介して受信する。
図7との関連で後に詳細に説明されるように、チャネル
整合フィルタ660は、チャネルの遅延の広がりに起因
する位相シフト或は振幅の歪を、受信される相関処理さ
れた信号Ii 及びQi とチャネル推定値c(t)との畳
み込みによって補償する。
は、チャネルパラメータ推定器650による訓練シーケ
ンスの処理の後の、データシーケンス伝送の際に到着す
る相関処理された信号Ii 及びQi を処理し、整合フィ
ルタリングされたデータ出力、Ic 及びQc を生成す
る。
整合フィルタリングされたデータ出力、Ic 及びQc
が、ある与えられた記号期間に属する全てのチップ位置
を通じて分析され、結果として、伝送された記号に関し
ての暫定的な決定が下される。前に述べたように、この
一例としての実施例においては、各伝送される記号は、
おのおの、伝送されるI及びQスプレッドスペクトル符
号の極性、aとb、並びに、位置、la とlb 、を変調
することによって、8ビットの情報を運ぶ。従って、2
8 、つまり、256個の可能な信号状態が存在する。
後に説明される方法にて、ある特定の記号に対して、2
56個の可能な信号状態、或はモードの、個々の尤度を
評価し、各モードに対して、重みを割り当てる。一つの
実施例においては、各モードに割り当てられる重みは、
二つの要因に基づいて、つまり、おのおのの記号に対し
て測定されるサンプリングされたIc 及びQc 値と、デ
ータリンク662を介してチャネルパラメータ推定器6
50から受信されるあらかじめ計算されたバイアス項B
(la −lb )に基づいて、決定される。理論的には、
最も尤度の高いシーケンスを推定するための推定器は、
256個の全ての可能な状態の尤度関数から構成される
絶望的に複雑なトレリスの処理を要求するが、256個
の可能な状態の中から選択された、より少ない数のモー
ド、例えば、3から4個のモードを使用した場合でも、
充分に満足できる結果が得られ、計算の複雑さが管理可
能なレベルに維持できることが発見された。この一例と
しての実施例においては、4つのもっとも高い重みを与
えられたモードのみが保持され、これらは、ここでは、
マルチモード推定値、或は、保持された状態と、称され
る。
は保持された状態は、データリンク664を介して、モ
ードシフタ680に送られる。モードシフタ680は、
図14から16との関連で後に説明される方法にて、こ
れら重み付けされたマルチモード推定値を評価し、各記
号値に対して、最終的な推定値を、図17との関連で後
に説明される、最終推定値セレクタ684を使用して割
り当てる。モードシフタ680は、この最終推定値の割
り当てにあたって、隣接する記号どうしが互いに与えあ
う、G(i(k+1)、i(k)の影響を考慮に入れ
る。このトレリス修正項G(i(k+1)、i(k))
は、データリンク662を介して、チャネルパラメータ
推定器650から受信される。
グ情報を生成するための、同期及びタイミングユニット
690を含む。好ましくは、同期及びタイミングユニッ
ト690は、おのおの、データリンク646及び648
を介して、相関処理されたデータIi 及びQi を受信
し、周知の方法にて、チップ及び記号タイミング情報を
導出する。
りに起因する位相シフト或は振幅の歪を補償するため
に、チャネル整合フィルタ660を使用する。図7aに
示されるように、送信機710によって、時間t0 にお
いて、単一のパルス732が伝送された場合、伝送媒体
715の遅延の広がりによってパルス732のエネルギ
が消散される可能性がある。例えば、受信機720の所
で受信される信号は、時間t0 において受信されるエネ
ルギe0 を持つ主パルス743と、一方、時間t1 にお
いて受信されるエネルギe1 を持つエコーパルス736
から成ることが考えられる。ここで、サンプリングされ
たパルス、例えば、パルス734或は736が、例え
ば、おのおの、e0 及びe1 の測定エネルギを持つ場
合、これらのパルスの振幅は、エネルギの平方根に比例
し、従って、パルス734は、e0 の平方根に比例する
振幅a0 を持ち、一方、パルス736は、e1 の平方根
に比例する振幅a1 を持つことに注意する。
送に基づいて、チャネル推定値c(t)、及び自己相関
関数L(t)を計算することも可能である。ただし、実
際の実現においては、加算性の雑音の影響を平均化によ
って排除するために、好ましくは、チャネル推定値c
(t)、及び自己相関関数L(t)は、複数のパルスの
伝送に基づいて計算される。
数部分の両方を持つ複素信号であることに注意する。時
間t0 において測定されるエネルギe0 は、Iチャネル
とQチャネルの間にランダムに分散して見出される。従
って、対応する振幅a0 は、時間t0 においてIチャネ
ル内で測定される実数部分Re{a0 }と、時間t0に
おいてQチャネル内で測定される虚数部分Im{a0 }
を持ち、これらの二乗の和(Re{a0 }2 +Im{a
0 }2 )がエネルギE0 に比例することとなる。
フィルタ660は、周知の方法にて、チャネルインパル
ス応答の各要素に対して、チャネル推定係数c(t)を
生成する。この例においては、伝送された単一のパルス
732に対応する受信される信号は、二つの要素、つま
り、時間t0 におけるパルス734と、時間t1 におけ
るエコーパルス736とから成るために、このチャネル
推定値は、二つの要素、つまり、c0 とc1 を持つこと
となる。チャネル係数c0 740は、時間t0において
測定されたパルスの振幅の複素共役に等しい値を持ち、
一方、チャネル係数c1 745は、時間t1 において測
定されたパルスの振幅の複素共役に等しい値を持つ。
ネル整合フィルタ660は、伝送されたパルスの自己相
関関数を生成する。図7cに示されるように、時間t-1
においては、チャネル係数740、745と整合するの
は、チャネル整合フィルタ660のc1 係数745と整
合するパルス743のみである。従って、時間t-1にお
ける自己相関関数L(t)は、c1 とa0 の複素積であ
る。同様に、時間t0においては、パルス734がc0
係数740と整合し、パルス736がc1 係数745と
整合する。従って、時間t0 における自己相関関数L
(t)は、c0 とa0 の複素積と、c1 とa1 の複素積
を加えたものである。最後に、時間t1 においては、パ
ルス736がc0 係数740と整合する。この例におい
ては、a2は零であることに注意する。このために、時
間t1 における自己相関関数L(t)は、c0 とa1 の
複素積である。
要素を持たない、実数チャネルであり、また、伝送され
た単一のパルス732が、時間t0 において、規模1の
エネルギを持つものと想定すると、受信される信号は、
時間t0 における、0.64のエネルギe0 を持つパル
ス734と、時間t1 における、0.36のエネルギe
1 を持つエコーパルス736から成ることとなる。従っ
て、パルス734の対応する振幅a0 は、0.8であ
り、一方、エコーパルス736の対応する振幅a1 は、
0.6となる。同様にして、チャネル係数c0 及びc1
は、振幅a0 とa1 が実数であるために、それぞれ、
0.8及び0.6となる。
送されたパルス732に対する自己相関関数L(t)
は、時間t-1においては、0.48の値(c1 a0 )を
持ち、時間t0 においては、1.0の値(c0 a0 +c
1 a1 )を持ち;そして時間t1 においては、0.48
の値(c0 a1 )を持つ。予期されるように、この自己
相関関数は、受信される信号が、チャネル係数740、
745と整合するとき、つまり、時間t0 において、そ
の最大値1を持つ。
伝送媒体715の遅延の広がりをどのように考慮すべき
かを示す。つまり、実際には、時間t0 において、規模
1の単一のパルス732が伝送されたのみであるが、チ
ャネル整合フィルタ660の出力は、時間t0 において
期待される1.0の値に加えて、時間t-1と、時間t1
において、0.48の値を持つことが示された。従っ
て、この例においては、各伝送されるパルスに対して、
ある伝送されるパルスの前後において、各時間スロット
から0.48を引くべきであることが理解できる。定義
から、自己相関関数は、対称性であり、さらに、このケ
ースにおいては、L(1)が実数であるために、L(−
1)=L(1)となることに注意する。
送される信号は、単一の伝送パルスではなく、一連の伝
送パルスである。従って、時間のある瞬間に対して測定
される振幅或はエネルギは、一つ或はそれ以上のパルス
に帰属する。以下の例は、遅延の広がりと、自己相関関
数の概念について説明されものであり、本発明の一つの
好ましい実施例を説明するものではないことに注意す
る。実際、本発明の好ましい実施例においては、ある記
号期間において、与えられた一つの直交チャネル上に、
単一のパルスのみが伝送される。説明の目的のために、
規模1の第一のパルスが、時間t0 において伝送され、
その後、規模1の第二のパルスが、それに続くチップ期
間である時間t1 において伝送されたものと想定する。
この想定では、受信される信号は、チャネルインパルス
応答に起因して、次の要素から構成されることとなる: t0 :a0 =0.8(第一のパルスの主要素) t1 :a1 =1.4=0.6(第一のパルスのエコー)
+0.8(第二のパルスの主要素) t2 :a2 =0.6(第二のパルスの主要素) こうして、チャネル整合フィルタ660の出力は、時間
t-1において0.48の値(c1 a0 )を持ち;時間t
0 において1.48の値(c0 a0 +c1 a1)を持
ち;時間t1 において1.48の値(c0 a1 +c1 a
2 )を持ち、そして時間t2 において0.48の値(c
0 a2 )を持つこととなる。後にさらに詳細に説明され
るように、時間t0 における第一のパルス上への、続く
時間スロットt1 において伝送された第二のパルスから
の影響は、自己相関関数L(−1)と称され、この例に
おいては、時間t0 において測定される振幅a0 から
0.48が差し引かれなければならないことが理解でき
る。同様にして、時間t1 における第二のパルス上へ
の、前の時間スロットt0 において伝送された第一のパ
ルスからの影響は、自己相関関数L(1)と称され、こ
の例においては、時間t1において測定される振幅a1
から0.48が差し引かれなければならないことが理解
できる。
及びモードシフタ680は、チャネル整合フィルタ66
0の出力の所で、整合フィルタの出力データを分析し、
チップ間干渉と記号間干渉の影響を考慮に入れ、伝送さ
れた値に対する最終的な推定値を識別する。後に説明さ
れるように、チップ間干渉と、記号間干渉に対する修正
項、つまり、B(la −lb )及びG(i(k+1)、
i(k))は、両方とも、この自己相関関数L(t)か
ら導出される。
は、好ましくは、チャネル推定値c(t)を計算するた
めのチャネル推定器652を含む。チャネルインパルス
応答を推定するためには、多くの技法が知られている
が、一つの好ましい推定技法が図8に示される。
52はステップ800において開始される。ステップ8
05において、チャネル推定値、この例においては、c
(0)からc(10)の各値が、好ましくは、0に初期
化される。その後、カウンタkがステップ810におい
て1にセットされる。カウンタkは、各伝送されるパケ
ットの訓練シーケンス内の各記号を順番に進むために使
用される。
は、好ましくは、加算性の雑音の影響を軽減するため
に、充分に長い訓練シーケンスを通じて平均化される。
このチャネル推定値は、チャネルパラメータ推定器65
0によって、おのおの、スプレッドスペクトル符号デコ
ーレレータ(相関器)640、645の出力Ii 及びQ
iを評価することによって計算される。以下の説明にお
いては、スプレッドスペクトル符号デコーレレータ64
0、645のこれら出力は、vと称される。ここで、v
は以下の式、つまり: v=Ii +jQi によって定義される。加えて、スプレッドスペクトル符
号デコーレレータ640、645の出力は、スプレッド
スペクトル符号語qの自己相関関数であるために、雑音
が存在しない場合は、ベクトルvは、以下の式、つま
り: v=q★c によっても定義される。ここで、記号★は畳み込み演算
を示す。自己相関関数の性質のために、長さnを持つス
プレッドスペクトル符号語に対する自己相関関数は、
(2n−1)の長さを持つことに注意する。
バーカ符号である一例としての実施例においては、各符
号語のバーカ符号の自己相関関数は、21チップの長さ
を持ち、従って、スプレッドスペクトル符号デコーレレ
ータ640、645の出力の所で見た場合、3つの続く
バーカ符号が重なり合うこととなる。チャネルが歪を全
く持たない場合は、おのおのがそれらの主ローブを中央
チップ位置の所に持つ3つの続く正の極性のバーカ符号
に対するスプレッドスペクトル符号デコーレレータ64
0、645の複合出力は、以下のサンプル値を持つ: ...-1 -1 -1 11 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 11 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
ル歪が存在しないような状況においては、スプレッドス
ペクトル符号デコーレレータ640、645の出力は、
以下の数1ように定義される“バーカ”行列βとして表
わされる:
号に歪を与えるが、この場合は、スプレッドスペクトル
符号デコーレレータ640、645の出力v、つまり、
ベクトルは、雑音の不在下においては、以下のように表
わすることができる: v=βc
ために、上式は以下のように書き換えられる: c=β-1v この逆バーカ行列β-1は、簡単に評価し、ルックアップ
テーブル内に格納しておくことができる。こうして、ス
プレッドスペクトル符号デコーレレータ640、645
のサンプリング出力vがいったん得られると、チャネル
推定値を計算することが可能になる。例えば、全て正の
極性のバーカ符号から成る訓練シーケンスに対する逆バ
ーカ行列β-1は、以下の数2ように表わすことができ
る:
から成る場合、チャネル推定値cは、以下の数3ように
表わすことができる:
ない場合は、バーカ行列内の主対角内の符号がそれに応
じて変更されるべきである。例えば、以下のような極
性、つまり、負、正、正、を持つ3つの続くバーカ符号
が送信された場合は、これら重なり合う3つの記号に対
するスプレッドスペクトル符号デコーレレータ640、
645の複合出力は、雑音が存在しない場合は、以下の
ようなサンプル値を持つこととなる: ...-1 +1 -1 +1 -1 +1 -1 +1 -1 +1 11 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 この出力列から、偶数の副ローブは、これら3つの続く
記号のおのおのの極性と関係なく、常に、主ローブと反
対の極性を持つことが理解できる。
極性の組み合わせを考えるとき、4つの可能なケースが
存在する。第一に、3つの続く記号の最初と最後の記号
が同一の極性を持ち、中央の記号が反対の極性を持つケ
ース00と呼ばれる組み合わせが考えられるが、このケ
ースにおいては、奇数の副ローブの全てが主ローブと反
対の極性を持つ。第二に、3つの続く記号の最初の記号
が中央及び右側の記号と異なる極性を持つケース0sと
呼ばれる組み合わせが考えられるが、このケースにおい
ては、左側の奇数の副ローブは主ローブと反対の極性を
持ち、一方、右側の奇数の副ローブは主ローブと同一の
極性を持つ。第三に、3つの続く記号の第三の記号が中
央及び左と反対の極性を持つケースs0と呼ばれる組み
合わせが考えられるが、このケースにおいては、左側の
奇数の副ローブは主ローブと同一の極性を持ち、一方、
右側の奇数の副ローブは、主ローブと反対の極性を持
つ。最後に、3つの続く記号の3つの全ての記号が同一
の極性を持つケースssと呼ばれる組み合わせが考えら
れるが、このケースにおいては、奇数の副ローブの全て
が主ローブと同一の極性を持つ。
くバーカ符号の可能な極性の組み合わせの一つに対応す
る4つの可能な値、つまり、β(00)、β(0s)、β(s0)、
及びβ(ss)が存在し、スプレッドスペクトル符号デコー
レレータ640、645の出力に対する出力式は、雑音
が存在しない場合、以下の数4ように表わすことができ
る:
おいて、あらかじめ定義された伝送訓練シーケンスに関
する知識を用いて、現在の記号kの極性が、前及び続く
記号と比較され、3つの続く記号の相対的な極性が決定
される。これら相対的な極性を使用して現在の3つの記
号シーケンスが上に説明のケース00、0s、s0、s
sの一つに分類され、チャネル推定値を計算するために
使用するための適当な逆バーカ行列β-1が識別される。
逆バーカ行列β-1にベクトルv(k)を掛けることによ
って、現在の記号kに対するチャネルインパルス応答が
得られる。ここで、v(k)は、現在の記号期間に対す
るスプレッドスペクトルデコーレレータ640、645
のサンプル出力である。次に、ステップ825におい
て、ステップ820において計算された現在の記号kに
対するチャネルインパルス応答が、訓練シーケンス全体
を通じてチャネル推定値を平均化するために、総チャネ
ル推定値cに加えられる。
タの値kが変数KT 以上であるか否か決定するためのテ
ストが遂行される。ここで、変数KT は、各伝送される
パケット内のあらかじめ定義された訓練記号の数であ
る。ステップ840において訓練記号カウンタの値kが
KT 以上でないと決定された場合は、ステップ845に
おいて記号カウンタの値kが増分され、プログラム制御
は、現在の伝送パケット内の残りの訓練記号を処理する
ためにステップ815に戻る。
ウンタの値kがKT 以上であると決定された場合は、現
在の伝送パケット内の全ての訓練記号の評価が終了した
ことであり、プログラム制御は、ステップ860に進
み、ここでプログラムの実行は終端する。
定器650は、好ましくは、受信されたシーケンスgの
自己相関関数L(v)を計算するための自己相関器65
4を含む。ここで、vは、チップ位置を示すために使用
される。上に述べたように、この自己相関関数L(v)
は、バイアス修正項B(la −lb )、及びトレリス修
正項G(i(k+1)、i(k))を計算するときに使
用される。
算するための多数の技法が知られているが、図9には自
己相関関数を計算するための一つの好ましい技法が示さ
れる。前述のように、自己相関関数654は、好ましく
は、各伝送パケットに対する訓練シーケンスの伝送の際
にチャネルパラメータ推定器650によって計算され
る。
内の2種類の整合フィルタに通される。つまり、まず第
1の整合フィルタとしてのスプレッドスペクトル符号デ
コーレレータ640、645、に通され、ついで、これ
らに従属接続される第2の整合フィルタとしてのチャネ
ル整合フィルタ660に通される。スプレッドスペクト
ル符号デコーレレータ640、645は、受信されたシ
ーケンスと、スプレッドスペクトル符号語q(t)、例
えば、バーカ符号語との間の相関関数の計算を行なう。
加えて、チャネル整合フィルタ660が、受信されたシ
ーケンスgと、チャネルインパルス応答c(t)の推定
値との間の相関関数の計算を行なう。
器654は、スプレッドスペクトル符号デコーレレータ
640、645、及びチャネル整合フィルタ660の両
方を考慮に入れる。以下に説明される一つの実現におい
ては、これは、受信されたシーケンスgと、伝送された
スプレッドスペクトル符号語の複素共役g(t)* とチ
ャネルインパルス応答の複素共役c(t)* との複素積
として得られる、受信されたシーケンスの複素共役g*
との、畳み込み演算によって実現される。こうして、自
己相関器654は、スプレッドスペクトル符号デコーレ
レータ640、645と、チャネル整合フィルタ660
の両方を考慮する複合整合フィルタとして機能する。
ステップ900において開始される。その後、ステップ
910において、カウンタvが零にセットされる。周知
のように、自己相関関数L(v)は、受信されたシーケ
ンスgと、複合整合フィルタの係数とが完全に同期した
とき、つまり、L(0)のときに、最大値を持つ。自己
相関関数が、好ましくは、受信されたシーケンスと複合
整合フィルタ係数との各分離距離に対して、最高、チッ
プ位置内のチャネルメモリの長さRまで、計算される。
(v)が、好ましくは、以下の式に従って計算される:
て、L(v)は、vの正の値についてのみ計算すればよ
いことに注意する。さらに、自己相関関数L(v)は、
複素関数であるために、以下のように、実数要素と虚数
要素にて表わすことができる: L(v)=Re{L(v)} + j Im{L(v)} この表記法は、以下に説明されるバイアス修正項B(l
a −lb )及びトレリス修正項G(i(k+1)、i
(k))の計算において有益である。
(v)の計算に続いて、ステップ930において、チッ
プカウンタの値vがメモリの長さR−1以上であるか否
かを決定するテストが遂行される。換言すれば、このテ
ストは、そのチャネルのメモリR内にテストされるべき
追加のチップ位置が存在するか否かを決定する。
値vがR−1以上でないことが決定された場合は、カウ
ンタの値vがステップ940において増分され、プログ
ラム制御はそのチャネルメモリ内の残りのチップ位置を
処理するためにステップ920に戻る。一方、ステップ
930においてチップカウンタの値vがR−1以上であ
ることが決定された場合は、これは、そのチャネルメモ
リ内のチップ位置の全てが評価されたことを示し、プロ
グラム制御はステップ960に進み、自己相関器654
の実行は終端する。
或はQチャネルのいずれかに、たった一つのスプレッド
スペクトル符号語が伝送されただけでも、チャネル整合
フィルタ660の所に、出力を提供する。ここで、自己
相関関数は複素関数であることに注意する。自己相関関
数の実数部、Re{L(v)}は、同一レール上の伝送
されたパルスの位置からvチップ位置だけ離れた距離の
所での伝送されたパルスのエコーの規模を示し、一方、
自己相関関数の虚数部、Im{L(v))}は、反対の
レール上の伝送されたパルスの位置からvチップ位置だ
け離れた距離の所での伝送されたパルスのエコーの規模
を示す。前述のように、単一のパルスのこれらエコー
が、伝送されたパルスのチップ位置から、最高、チャネ
ルメモリに等しい距離R、の所まで検出される。
間において、複数の符号語が、I及びQチャネルの両方
に、同時に伝送されるために、チャネル整合フィルタ6
60の出力は、各伝送されたパルスに対する自己相関関
数の総和値を持つこととなる。
いてIチャネルの第四のチップ位置にパルス1005が
伝送された場合、自己相関関数の最大値L(0)が、I
チャネル上の第一の記号1020の第四のチップ位置に
対応する時間t3 において測定されることとなる。加え
て、チャネルの遅延の広がりに起因して、パルス100
5のエコーが、パルス1005の位置から、最高、チャ
ネルのメモリだけ離れた距離Rの所まで測定される。こ
うして、チャネルメモリの長さの範囲内の各チップ位置
v、換言すれば、Rよりも小さな各vに対して、パルス
1005からのエコーに帰属するL(v)の規模が測定
される。
同時に、パルス1010がQチャネルの第五のチップ位
置にも伝送される場合は、自己相関関数の最大値L
(0)が、Qチャネル上の第一の記号1020の第四の
チップ位置に対応する時間t4 において測定されること
となる。加えて、パルス1010からのエコーがパルス
1010の位置から、最高、距離Rだけ離れた所まで測
定される。
に、パルス1005及び1010の測定規模は、Iチャ
ネルとQチャネルが互いに与えるクロスレール効果によ
る影響を持つ。より具体的には、Iチャネル上のパルス
1005とQチャネル上のパルス1010は、反対のレ
ール上に存在し、1の距離だけ離れているために、お互
いへの対称性の影響は、1の分離距離に対する自己相関
関数の虚数部、つまり、Im{L(1)}である。従っ
て、クロスレール効果を補償するためには、図13との
関連で後に説明される方法によって、パルス1005、
1010の各測定規模からこの値が引き算されるべきで
ある。チップ間干渉修正項、或はバイアス修正項B(l
a −lb )の計算については図11との関連で後に説明
される。
ルス1015がIチャネルの第一のチップ位置に伝送さ
れた場合は、自己相関関数の最大値L(0)が、第二の
記号の第一のチップ位置に対応する時間t0 において測
定されるはずである。加えて、パルス1025がQチャ
ネルの第四のチップ位置に伝送された場合は、自己相関
関数の最大値L(0)が第二の記号1030の第四のチ
ップ位置に対応する時間t3 において測定されることと
なる。
プ位置内のパルス1015の測定規模は、記号間干渉
(ISI)に起因して、前の記号1020に属するパル
ス1005及び1010からのエコーによる影響を受
け、さらに、ICIに起因して、Qチャネル上のパルス
1025からの影響も受ける。より具体的には、パルス
1015と1005は、同一のレール上にあり、8チッ
プ位置の距離だけ離れているために、パルス1015へ
のパルス1005のISI効果は、8の分離距離に対す
る自己相関関数Lの実数部、つまり、Re{L(8)}
となる。一方、パルス1015と1010は、反対のレ
ール上にあり、8チップ位置の距離だけ離れているため
に、パルス1015へのパルス1010の影響は、7の
分離距離に対する自己相関関数Lの虚数部、つまり、I
m{L(7)}となる。従って、パルスへのISI効果
を補償するために、図15から16との関連で後に説明
される方法を使用して、これら値が、トレリス修正項G
によって表わされ、パルス1015の測定規模から引き
算される。
ル上のパルス1025は反対のレール上にあり、3チッ
プ位置の距離だけ離れているために、パルス1015へ
のパルス1025のICIの影響は3の分離距離に対す
る自己相関関数の虚数部、つまり、Im{L(3)}で
ある。従って、パルス1025からのパルス1015へ
のICIの影響を補償するために、図13との関連で後
に説明される方法にて、この値がバイアス修正項にて表
わされ、パルス1015の測定規模から引き算される。
は、ある与えられた記号期間におけるI及びQ信号がお
互いに与えあうクロスレール効果を補償するためのバイ
アス修正項B(la −lb )を計算するためのバイアス
項計算器656を含む。自己相関関数の虚数部Im(L
(v))}は、伝送されたパルスのエコーの、反対のレ
ール上に伝送されたパルスの位置からvチップ位置の距
離だけ離れた所の、規模を示す。チップ間干渉修正項B
(la −lb )は、ある与えられた記号期間内でI及び
Qパルスが互いに与えあうクロスレール効果を補償する
ためのものであるために、バイアス項B(la −lb )
は、主ローブの有効な位置、つまり、この一例としての
実施例においては、チップ位置1から8に対して計算す
るのみでよい。
器656はステップ1100から開始される。その後、
ステップ1105においてカウンタvが零に初期化され
る。カウンタvは、主ローブに対する8つの有効チップ
位置のおのおのを順番に進むために使用される。
(v)が、好ましくは、ステップ1110において、以
下の式に従って計算される: B(v) = Im{L(v)} ここで、L(v)は後に説明される方法にて計算される
複素自己相関関数である。B(−v)はB(v)の負で
あり;従って、B(−v)=−B(v)であることに注
意する。従って、B(v)は、vの正の値についてのみ
計算するだけでよい。
タの値vが7以上であるか否か、換言すれば、評価され
るべき追加の有効チップ位置が存在するか否かを決定す
るためのテストが遂行される。
の値vが7以上でないことが決定された場合は、カウン
タの値vがステップ1120において増分され、プログ
ラム制御は、残りの有効チップ位置を処理するためにス
テップ1110に戻る。ただし、ステップ1115にお
いてチップカウンタの値vが7以上であることが決定さ
れた場合は、有効チップ位置の全てが評価されたことで
あり、プログラム制御はステップ1150に進み、ここ
で、バイアス項計算器656の実行は終了する。
は、上に説明されたような方法にて、各伝送パケットに
対する訓練シーケンスの伝送の際にチャネルパラメータ
推定器650によって計算される。
定器650は、好ましくは、さらに、記号間干渉を補償
するためにモードシフタ680によって使用されるトレ
リス修正項G(i(k+1)、i(k))を計算するた
めのトレリス修正項計算器658を含む。この一例とし
ての実施例においては、チャネルメモリは1記号期間で
ある。従って、ある与えられた記号は隣接する記号の影
響のみを受ける。換言すれば、トレリス修正項G(i
(k+1)、i(k))は、前の記号i(k)の記号i
(k+1)への影響のみを量子化すればよい。従って、
後に説明されるように、トレリス修正項Gは、4つの要
素、つまり、記号i(k)に属するI要素が続く記号i
(k+1)に属するI要素に与える影響、記号i(k)
に属するI要素が続く記号(k+1)に属するQ要素に
与える影響、記号i(k)に属するQ要素が続く記号i
(k+1)に属するQ要素に与える影響、及び記号i
(k)に属するQ要素が続く記号i(k+1)に属する
I要素に与える影響を持つ。
は、後に説明される方法にて、自己相関関数L(v)か
ら導出される。これら要素の二つは、クロスレール効
果、つまり、I要素の続く記号のQ要素への影響、或は
Q要素の続く記号のI要素の影響を量子化するために、
これらは、自己相関関数の虚数部によって定義される。
同様に、残りの二つの要素は、同一のレールに沿っての
I要素の続く記号のI要素への影響、或はQ要素の続く
記号のQ要素への影響を量子化するために、これらは、
自己相関関数の実数部によって定義される。
計算器658はステップ1200において開始される。
トレリス修正項計算器658は、自己相関関数L(v)
を使用して、記号i(k+1)と記号i(k)の可能な
組み合わせのおのおのに対して、トレリス修正項Gを割
り当てる。この一例としての実施例においては、各記号
i(k)は、(a、b、la 及びlb )によって定義さ
れ、256個の可能な信号状態を表わす。従って、二つ
の続く記号i(k+1)及びi(k)に対して、256
2 個の可能な組み合わせが存在する。
1205において、最初に、i(k)を第一の可能な信
号状態(a、b、la 及びlb )にセットし、次に、ス
テップ1210から1225において、続く記号に対し
て、個々の可能な信号状態i(k+1)の評価を行な
う。トレリス修正項計算器658は、その後、ステップ
1210において、i(k+1)を第一の可能な信号状
態(ak+1 、bk+1 、laK+1、lbK+1))にセットす
る。
1)、i(k))が、i(k+1)及びi(k)の現在
の値に対して、すなわち、ak+1 、bk+1 、laK+1及び
lb+1 に等しいi(k+1)と、ak 、bk 、lak及び
lbkに等しいi(k)に対して、計算される。これらト
レリス修正項G(i(k+1)、i(k))は、以下の
数6の式に従って計算される:
する記号内のパルス間の距離を示す。
(k)の現在の設定に対して、i(k+1)に対して評
価されるべき追加の信号状態(ak+1 、bk+1 、
laK+1、及びlbk+1)が存在するか否かを決定するため
のテストが遂行される。ステップ1220において、i
(k+1)に対して評価されるべき追加の信号状態が存
在することが決定された場合は、ステップ1225にお
いて、i(k+1)が別の信号状態に増分される。その
後、プログラム制御は上に説明の方法にて残りの信号状
態を処理するためにステップ1215に戻る。
i(k)信号状態に対して、i(k+1)に対して評価
されるべき残りの信号状態が存在しないことが決定され
た場合は、ステップ1240において、評価されるべき
追加のi(k)の信号状態(ak 、bk 、lak及び
lbk)が存在するか決定するためのテストが遂行され
る。ステップ1240においてi(k)に対して評価さ
れるべき追加の信号状態が存在することが決定された場
合は、ステップ1245においてi(k)が別の信号状
態に増分される。その後、プログラム制御は上に説明さ
れた方法にて残りの信号状態を処理するためにステップ
1210に戻る。一方、ステップ1240においてi
(k)に対して評価されるべき残りの信号状態が存在し
ないことが決定された場合は、プログラムの実行はステ
ップ1260において終端する。
ましくは、チャネルパラメータ推定器650によって、
各伝送パケットに対する訓練シーケンスの伝送の際に計
算される。
0は、ある特定の記号iに対して、256個の可能な信
号状態、或はモードの個々の尤度を評価し、各モードに
重みを割り当てる。後に説明されるように、各モードに
割り当てられる重みは、二つの要因、つまり、おのおの
の記号に対して測定された整合フィルタ出力データ値I
c 及びQc 、及びあらかじめ計算されたバイアス項B
(la ーlb )に基づいて決定される。この一例として
の実施例においては、4つのもっとも高い重みを持つモ
ードが保持され、これらは、マルチモード推定値或は保
持された状態と称される。
0において、最初に、iを第一の可能なモード、或は信
号状態(a、b、la 及びlb )に設定する。その後、
ステップ1320において、暫定記号推定器670は、
以下の式に従って現在のモードiの重みΛ(i)を評価
する: Λ(i)=abB(la ーlb )+aIc (la )+bQc (lb )
0において、現在のモードiの重みΛが、M個の前のも
っとも大きなモードの一つであるか否かを決定するテス
トを遂行する。ここで、Mは、各記号推定値に対して保
持されるべきモード或は状態の数である。この一例とし
ての実施例においては、Mは4であることに注意する。
ステップ1330において、ステップ1320において
計算された重みΛが、M個のもっとも大きなものの一つ
であることが決定された場合は、現在のモードi、及び
それと関連する重みΛが、ステップ1340において格
納される。この方法にて、M個のもっとも大きな重みを
持つモードが保持される。次に、ステップ1350にお
いて、現在の記号に対して評価されるべき追加の可能な
モード或は信号状態(a、b、la 、lb )が存在する
か決定するためのテストが遂行される。ステップ135
0において、評価されるべき追加の可能なモード或は信
号状態が存在することが決定された場合は、ステップ1
360においてiが、別の可能なモード(a、b、l
a 、lb )に増分される。その後、プログラム制御は上
に説明された方法にて残りのモードを処理するためにス
テップ1320に戻る。一方、ステップ1350におい
て評価されるべき追加のモードが存在しないことが発見
された場合は、プログラム制御はステップ1390にお
いて終端する。
保持されるM個の状態或はモード、例えば、この一例と
しての実施例において保持される4つの状態から構成さ
れるトレリス1400を示す。トレリス1400は、複
数の行、例えば、おのおのが一つの保持された状態に対
応する行1430、1440、1450及び1460を
含む。加えて、トレリス1400は、複数の列、例え
ば、おのおのが特定の記号期間に対応する列1405、
1410及び1420を含む。後にさらに詳細に説明さ
れるように、モードシフタ680はある特定の記号に対
して保持された各状態を評価し、最も大きな重みを持つ
前の記号からの一つの状態を選択する。これは、トレリ
ス1400を通じて現在の記号の特定の状態に至る最も
それらしい(最も尤度の高い)経路を示す。図14内の
太線、例えば、ライン1472及び1474は、もっと
も大きな重みを持つ前の記号の状態に戻るポインタを表
わす。
うに、モードシフタ680は、あらかじめ定義されたウ
インドウ期間を待った後に任意の記号の推定値に関する
決定を行なう。モードシフタ680は、好ましくは、あ
る記号の最終的な推定値に関する決定を行なう前に数個
の記号期間に相当するウインドウサイズを使用する。ウ
インドウサイズの具体的な決定は、チャネルメモリの記
号期間の長さ、要求される性能、及び結果として要求さ
れる複雑さに基づいて決定される。もし、例えば、2つ
の記号期間に相当するウインドウサイズが使用される場
合は、モードシフタ680は、図14に示される、記号
1240が処理された後に、記号i(k−1)に関する
決定を行なう。図17との関連で後に説明されるよう
に、モードシフタ680は、記号i(k+1)1420
の、後述の、もっとも大きな累積経路重みを持つ状態を
選択し、この経路を記号i(k−1)1405の状態を
選択するために後ろ方向に追跡する。例えば、モードシ
フタ680が、記号i(k+1)の状態1がもっとも大
きな累積経路重みを持つことを決定した場合は、モード
シフタ680は、バックポインタ1472及び1474
を使用して、記号i(k−1)の状態2を記号k−1に
対する最終的な推定値として決定する。
に、モードシフタ680は、暫定記号推定器670によ
って決定された各記号推定値に対する重み付けされた値
を評価し、各記号値に最終的な推定値を割り当てる。後
に説明されるように、モードシフタ680、隣接する記
号が互いに与える影響G(i(k+1)、i(k))を
考慮に入れて、記号間干渉を補償する。
が、T(i(m) (k))によって表わされるが、これ
は、ある特定の記号kに対する特定の状態mまでの(特
定の状態mを含む)トレリス1400を通じての経路の
累積経路重みを示す。
に対して、各保持された状態mに対する新たな経路重み
T(i(m) (k))が計算されるが、この値は、トレリ
ス1400を通じてその状態mに至るその特定の経路
が、その経路に沿っての各記号に対する正しい推定値で
ある尤度を定量的に示す値である。ある記号kの、ある
特定の状態mに対する経路重みT(i(m) (k))は、
前の状態k−1までの(前の状態k−1を含む)累積重
みT(i(m) (k−1))に、現在の状態及び記号の重
みΛ(i(m) (k))を加えた値にとして計算される。
加えて、記号間干渉を補償するために、経路重みT(i
(m) (k))は、現在の(k)記号のm番目のモード推
定値i (m)(k)に与えられる、前の記号のp番目のモ
ード推定値i(p) (k−1)に起因する影響G(i(m)
(k)、i(p) (k−1))を考慮に入れる。
80はステップ1500において開始される。次に、ス
テップ1505において、カウンタmが1に初期化され
る。カウンタmは、ある特定の記号kに対して保持され
る個々の状態を順番に進むために使用される。次に、ス
テップ1510において現在の状態及び記号に対する累
積経路重みT(i(m) (k))が零に初期化される。
に初期化される。カウンタpは、現在の記号kの、現在
の状態mに対して、前の記号k−1の保持された状態の
個々を順番に進むために使用される。モードシフタ68
0は、次に、ステップ1520からステップ1545に
おいて、記号kの現在の状態mに対してもっとも大きな
重みを与える前の記号k−1の保持された状態からの経
路を選択する。
て、現在記号kの現在の状態mに対して現在格納されて
いる累積経路重み値の現在の推定値T(i(m) (k))
が、前の記号k−1の現在の状態pを通って、記号kの
現在の状態mに至る経路の累積重みΛ(i(m)
(k))、つまり:
る。前に説明されたように、数7の式の最初の要素Λ
は、現在の状態及び記号の重みを量子化し、第二の要素
Tは、前の記号k−1の状態pを通る経路の累積経路重
みを量子化し、最後の要素Gは、ISIを考慮に入れる
項であり、記号kが状態mに等しい値を持ち、かつ、記
号k−1が状態pに等しい値を持った場合に、記号k−
1が記号kに与える影響を量子化する。kが1に等しい
場合、つまり、最初に受信された記号に対しては、前の
記号は存在しない。従って、ISIはありえず、この場
合は、累積生存経路重みの概念は適用しない。従って、
kが1に等しい場合は、入力累積経路重みT、及びトレ
リス修正項Gは、両方とも零とされる。
状態mに対して現在格納されている累積経路重み値の現
在の推定値T(i(m) (k))が前の記号k−1の現在
の状態pを通って記号kの現在の状態mに至る経路の累
積重みよりも小さいことが決定された場合は、記号kの
現在の状態mに対して現在格納されている累積経路重み
値の現在の推定値T(i(m) (k))がステップ152
5において新たに計算された累積経路重みと置き換えら
れる。加えて、ステップ1530において、前の記号の
最もそれらしい(最も高い尤度を持つ)モード推定値へ
のポインタの現在の推定値として、現在の値の指標pが
格納される。
現在の状態mに対して現在格納されている累積経路重み
値の現在の推定値T(i(m) (k))が前の記号k−1
の現在の状態pを通る経路の累積重みよりも大きなこと
が決定された場合は、プログラム制御はステップ154
0に進む。ステップ1540においてカウンタpの値
が、M、つまり、各記号に対して保持されるべき状態の
数、よりも大きいか否か決定するためのテストが遂行さ
れる。換言すれば、現在の記号kの現在の状態mに対し
て評価されるべき前の記号からの追加の状態が存在する
か否が決定される。
前の記号からの追加の状態が存在することが決定された
場合は、ステップ1545においてカウンタpの値が増
分され、プログラム制御は上に説明の方法にて残りの状
態を処理するためにステップ1520に戻る。一方、ス
テップ1540において評価されるべき前の記号からの
追加の状態が存在しないことが決定された場合は、プロ
グラム制御はステップ1560に進む。
が実行され、結果として、最大の経路重みを与える、前
の記号k−1を通って現在の状態及び記号に至る経路に
対する累積経路重み値T(i(m) (k))が、記号kの
現在の状態mに対して格納されることとなる。ステップ
1560においてカウンタの値mが、M、つまり、保持
されるべき状態の数、よりも大きいか決定するためのテ
ストが遂行される。換言すれば、現在の記号からの評価
されるべき追加の状態が存在するかテストされる。ステ
ップ1560において現在の記号からの評価されるべき
追加の状態が存在することが決定された場合は、ステッ
プ1565においてカウンタの値mが増分され、プログ
ラム制御は上に説明された方法にて残りの状態を処理す
るためにステップ1510に戻る。
号からの評価されるべき追加の状態が残されていないこ
とが決定された場合は、ステップ1580においてプロ
グラムの実行は終了する。
施例が略ブロック図の形式にて示される。モードシフタ
680のこの実現は、後に説明される、複数の状態ブロ
ック、例えば、状態ブロック1650、1652及び1
654を含む。これら状態ブロック、例えば、ブロック
1650−1654は、おのおのが各記号の特定の状態
と関連する複数の行、例えば、行1620、1625、
1630及び1635に配列される。加えて、モードシ
フタ680は、おのおのが特定の記号と関連する複数の
列、例えば、列1605、1610、及び1615を含
む。各状態ブロック、例えば、ブロック1650−16
54は、暫定記号推定器670によって上に説明された
方法にて計算された、(a、b、la 及びlb )によっ
て識別されるおのおのの状態i(k)及びその状態と対
応する重みΛをデータリンク、例えば、データリンク1
670を介して受信する。加えて、各状態ブロック、例
えば、ブロック1650−1654は、前の記号の各保
持された状態からの累積経路重みT(i(m) (k−
1))、及び状態値i(m) (k−1)を、データリン
ク、例えば、データリンク1660を介して受信する。
状態ブロック、例えば、ブロック1654を実現するた
めの適当な論理が図16bにより詳細に示される。前述
のように、各状態ブロック、例えば、ブロック1654
は、前の記号k−1からの4つの保持された状態のおの
おのに対する累積経路重みT(i(m) (k−1))、及
び状態値i(m) (k−1)を受信する。加えて、各状態
ブロック、例えば、ブロック1650は、暫定記号推定
器670から、現在の状態及び記号の、(a、b、la
及びlb )によって識別されるおのおのの状態i
(k)、及び対応する重みΛを受信する。
4は、現在の記号kのブロックmと関連する新たな累積
経路重みT(i(m) (k))を以下の数8の式に従って
計算する:
タである。G(i(m) (k)、(i(p) )(k−1)の
値は、チャネルパラメータ推定器650によってプリア
ンブル処理の際に作成された、或は、オンザフライに
て、記号k及び記号k−1のおのおのの状態値に基づい
て生成された、ルックアップテーブルから検索できるこ
とに注意する。現在の記号kの現在のブロックmの重み
Λ(i(m) (k))は、上の式においては一定であり、
暫定記号推定器670によって既に計算されているため
に、この式は以下の数9のように書き換えることができ
る:
を示す。
加算器、例えば、加算器1680、1682、1684
及び1686は、前の記号k−1からの関連する状態p
からのおのおのの値に基づいて項{T(i(p) (k−
1)−G(i(m) (k)、(i(p) )(k−1))}を
計算する。例えば、加算器1680は、前の記号k−1
からの状態1と関連する累積経路重みT(i(1) (k−
1))を受信し、適当なトレリス修正項、つまり、前の
記号がi(1) (k−1)であった場合は、現在の記号k
が現在の状態i(m) (k)に与える影響を引き算する。
算器1680−1686によって生成された値を受信
し、最大値を識別する。最大入力セレクタ1690は、
前の記号k−1の、最大の重みを持つ状態pに戻るポイ
ンタD(i(m) (k))を確立する。加えて、加算器1
692によって、新たな累積経路重みT(i(m)
(k))が、最大入力セレクタ1690の出力の所に識
別された最大値に、現在の記号kの現在の状態mの重み
Λ(i(m) (k))を加えることによって計算される。
この新たな累積経路重みT(i(m) (k))は、データ
リンク1660によって、トレリスの次の段に送られ
る。
は、各記号値に最終推定値を割り当てるための、最終推
定値セレクタ684を含む。図17に示される一例とし
ての最終推定値セレクタ684は、ステップ1700か
ら開始される。最終推定値セレクタ684は、あらかじ
め定義されたトレリスウインドウサイズに等しい変数w
を定義する。上に述べられたように、この一例としての
実施例においては、あらかじめ定義されたウインドウサ
イズは5の値を持つ。
kが、wの値以上であるか否かを決定するためのテスト
が遂行される。ステップ1720においてkの値がwの
値以下であることが決定された場合は、記号の値に関し
ての最終的な決定を行なうために充分な記号がまだ受信
されていないことを示す。従って、プログラム制御は、
ステップ1780に進み、実行は終端する。
w以上であることが決定された場合は、ステップ172
5において現在の記号kが最後の記号であるか否かを決
定するためのテストが遂行される。ステップ1725に
おいて現在の記号kが最後の記号でないことが決定され
た場合は、最終推定値セレクタ684は、ステップ17
30において、現在の記号kの、最大の累積経路重みT
(i(m) (k))を持つ状態mを選択する。加えて、最
終推定値セレクタは、現在の記号kの、選択された状態
mと関連するバックポインタD(i(m) (k))を使用
して、示された経路を記号k−wへと後ろ向きに追跡す
る。
k−wに対する最終推定値が、一連のバックポインタD
によって指された、記号k−wの、保持された状態mと
関連する値に割り当てられる。一方、ステップ1725
において現在の記号kが最後の記号であることが決定さ
れた場合は、最終推定値セレクタ684は、ステップ1
760において、現在の記号kの、最大の累積経路重み
T(i(m) (k))を持つ状態mを選択する。加えて、
最終推定値セレクタは、現在の記号kの選択された状態
mと関連するバックポインタD(i(m) (k))を使用
して、示された経路を記号k−wに向かって後ろ向きに
追跡する。その後、ステップ1770において、生き残
った経路上の選択された状態と関連する全ての記号が、
最後のw個の記号の最終推定値として出力される。最後
に、プログラム制御は、ステップ1780において終端
する。
の実施例においては、記号間干渉の影響が、可能な状態
或はモードの破棄を行なう前に、暫定的な記号推定の段
階で考慮され、これによって、真の状態が、M個の保持
された状態の一つの中に含まれる確率が大きく増加され
る。
代替トレリス構成1800は、各記号kと関連する、複
数のm個の中間状態、例えば、状態1840、184
5、1850及び1855を含む。ある与えられた記号
kは、前の記号k−1からの各保持された状態に対し
て、一つの関連する中間状態、例えば、状態1840を
持つ。図19との関連で後に説明されるように、これら
中間状態、例えば、状態1840は、暫定記号推定器6
70の代替の実施例によって生成される。各中間状態、
例えば、状態1840に対して、暫定記号推定器670
は、記号kの、各可能な値を評価し、記号kが、前の記
号k−1の値が与えられたとき、ある特定の状態と関連
するある特定の値を持つ尤度を決定する。代替暫定記号
推定器670は、後に説明されるように、各潜在的な値
の重みの評価に当たって、記号間干渉の影響Gを考慮に
入れる。
する前の段階で評価され、各中間状態、例えば、状態1
840に対して、記号kの状態mの、最も大きな尤度を
持つM個の可能な値が保持される。この一例としての実
施例においては、セットの中間状態1840、184
5、1850、1855は、合計16個の保持されるべ
き状態から構成され、各中間状態に対して4つの状態が
保持される。図20との関連で後に説明されるように、
モードシフタ680の一つの代替実現は、これら16個
の保持された状態を評価し、記号kに対する最もそれら
しい値として4つの状態を選択する。記号kに対して最
もそれらしい値として選択されたこれら4つの状態の全
てが、同一の中間状態、例えば、1840からのもので
あることもあり得ることに注意する。
が図19に示される。前の記号k−1に対する一つの特
定の推定値と関連する各中間状態に対して、暫定記号推
定器670のこの代替実施例は、記号kに対して、25
6の可能な信号状態の個々の尤度を評価し、各モード
に、前の記号がそれと関連する状態の値を持ったものと
想定して、ISIを考慮に入れて、重みを割り当てる。
ISIを補償するために、経路重さT(i(m) (k))
は、現在の記号i(k)への、前の記号i(k−1)に
起因する影響Gを考慮に入れる。
ドに割り当てられる重みは、3つの要因、つまり、おの
おのの記号kに対して測定された整合フィルタ出力デー
タ値Ic とQc 、あらかじめ計算されたバイアス項B
(la −lb )、並びにトレリス修正項Gに基づいて決
定される。前に述べたように、代替暫定記号推定器67
0は、セットの中間状態、例えば、状態1840、18
45、1850及び1855を生成する。代替暫定記号
推定値670はステップ1900において開始される。
タmが1の値に初期化される。カウンタmは、前の記号
k−1の各状態mを順番に進むために使用される。従っ
て、mの個々の値は、ある特定の中間状態、例えば、状
態1840と関連する。記号kの各可能な値が、ステッ
プ1910から1960において評価され、記号kが、
前の記号k−1の状態値mを与えられたとき、各値を持
つ尤度が決定される。
910において、最初に、i(k)を第一の可能なモー
ド、或は信号状態(a、b、la 及びlb )に設定す
る。その後、ステップ1920において、代替暫定記号
推定器670は、現在のモードi(k)の重みΓ(i、
i(m) (k−1))を、前の記号k−1が状態mによっ
て示される値を持ったものと想定して、以下の数10の
式に従って評価する:
て、現在のモードi(k)の重みΓが、値i(m) (k−
1)に対するM個の前の最も大きなものの一つであるか
否かを決定するためのテストを遂行する。ここで、M
は、各記号推定値に対して保持されるべきモード或は状
態の数であり、この一例としての実施例においては、M
は4であることに注意する。ステップ1930におい
て、ステップ1920において計算された重みΓがM個
の前の最も大きな値の一つであることが決定された場合
は、ステップ1940において、記号kの現在のモード
i(k)、前の記号k−1の現在のモードi(m) (k−
1)、及び現在のモードi(k)の関連する重みΓ
(i、i(m) (k−1))が格納される。こうして、最
も高い重みを持つM個のモードが、現在の中間状態、例
えば、状態1840に対して格納される。
記号kに対して、評価されるべき追加の可能なモード或
は信号状態が存在するか否かを決定するためのテストが
遂行される。ステップ1950において評価されるべき
追加の可能なモード或は信号状態が存在することが決定
された場合は、i(k)が、ステップ1960におい
て、別の可能なモード(a、b、la 、lb )に増分さ
れる。その後、プログラム制御は、上に説明される方法
にて残りのモードを処理するためにステップ1920に
戻る。
るべき追加のモードが存在しないことが決定された場合
は、ステップ1970において、カウンタの値mがM、
つまり、保持された状態の数、以上であるか否かを決定
するテストが遂行される。換言すれば、前の記号k−1
の保持された状態の全てが評価されたか否か決定され
る。
いことが決定された場合は、ステップ1980において
mの値が増分される。その後、プログラム制御は、前の
記号k−1の残りの状態を上に説明された方法にて処理
するためにステップ1910に戻る。一方、ステップ1
970においてmがM以上であることが決定された場合
は、プログラム制御は、ステップ1990において終了
する。
替実施例は、図19の代替暫定記号推定器670によっ
て決定された各中間記号推定値に対する重み値を評価
し、各記号値に最終的な推定値を割り当てる。上で説明
したように、代替暫定記号推定器670は、隣接する記
号が互いに与える計算された影響G(i(k+1)、i
(k))を考慮して、記号間干渉を既に補償済である。
従って、代替モードシフタ680は、累積経路重みT、
並びに、代替暫定記号推定器670によって計算された
現在の状態及び記号の重みΓ、を評価することによって
最終的な推定値を決定する。
に対する各中間状態mの各保持された状態pに対して新
たな経路重みT(i(m) (k))が計算される。この新
たな経路重みT(i(m) (k))は、トレリス1800
を通ってその状態に至るある特定の経路が、その経路に
沿う各記号に対する適当な推定値である尤度を定量的に
示す。ある記号kのある特定の状態mに対する経路の重
みT(i(m) (k))は、前の記号k−1までの(これ
を含む)経路の累積重みT(i(m) (k−1))に、現
在の状態及び記号の重みΓ(i(p) (k)、i(m) (k
−1))を加えたものとして決定される。
タ680はステップ2000において開始される。その
後、カウンタmが1に初期化される。カウンタmは、現
在の記号kに対する各中間状態、例えば、状態1840
を順番に進むために使用される。次に、ステップ201
0において現在の中間状態及び記号に対する累積経路重
みT(i(m) (k))が零に設定される。ステップ20
15においてカウンタpが1に初期化される。カウンタ
pは現在の中間状態に属する各保持された状態i(p)
(k)を順番に進むために使用される。代替モードシフ
タ680は、次に、ステップ2020から2045にお
いて、現在の中間状態に属するこれら保持された状態か
らの、記号kの現在の状態mに対して最も大きな重みを
与える経路を選択する。
て、記号kの現在の状態mに対して現在格納されている
累積経路値の現在の推定値T(i(m)(k))が、その
中間状態の現在の状態pを通って記号kの現在の状態に
至る経路の累積重み、つまり:
ストが遂行される。前に述べたように、この式の第一の
要素Γは、現在の状態及び記号の重みを量子化し、第二
の要素Tは、状態pを通る経路の累積経路重みを量子化
する。第一の受信記号に対しては、つまり、kが1の場
合は、前の記号は存在せず、この累積生存経路重みの概
念は適用しない。従って、kが1である場合は、入力累
積経路重みTは零とされる。
の状態mに対して現在格納されている累積経路重み値の
現在の推定値T(i(m) (k))が、現在の状態pを通
って記号kの現在の状態mに至る経路の累積重みよりも
小さなことが決定された場合は、記号kの現在の状態m
に対して現在格納されている累積経路重み値の現在の推
定値T(i(m) (k))が、ステップ2025におい
て、新たに計算された累積経路重みと置換される。加え
て、ステップ2028において、その状態の値i(p)
(k)及びそれと関連する重みΓが格納される。その
後、ステップ2030において、前の記号の最もそれら
しいモード推定値へのポインタの現在の推定値として、
現在の値の指標mが格納される。一方、ステップ202
0において、記号kの現在の状態mに対して現在格納さ
れている累積経路重み値T(i(m) (k))が、現在の
状態pを通る経路の累積重みよりも大きなことが決定さ
れた場合は、プログラム制御はステップ2040に進
む。ステップ2040において、カウンタの値pがM、
つまり、保持されるべき状態の数、よりも大きいか否か
を決定するためのテストが遂行される。換言すれば、現
在の中間状態に対して評価されるべき追加の保持された
状態が存在するか否か決定される。
追加の状態が存在することが決定された場合は、カウン
タの値pがステップ2045において増分され、プログ
ラム制御は、上に説明された方法にて残りの状態を処理
するためにステップ2020に戻る。一方、ステップ2
040において現在の中間状態に対する評価されるべき
追加の保持された状態が存在しないと決定された場合
は、プログラム制御はステップ2060に進む。
が実行され、結果として、前の記号k−1を通って現在
の状態及び記号に至る、最大経路重みを与える経路に対
する累積経路重み値T(i(m) (k))が、記号kの現
在の状態mに対して格納される。
が、M、つまり、保持されるべき状態の数、より大きい
か否かを決定するためのテストが遂行される。換言すれ
ば、現在の記号からの評価されるべき追加の中間状態が
存在するか否か決定される。ステップ2060において
現在の状態からの評価されるべき追加の中間状態が存在
することが決定された場合は、ステップ2065におい
てカウンタの値mが増分され、プログラム制御は、上に
説明された方法にて残りの状態を処理するためにステッ
プ2010に戻る。
記号からの評価されるべき追加の状態が存在しないこと
が決定された場合は、プログラムの実行は、ステップ2
080において終了する。
ルは、チップ間干渉、或は記号間干渉のどちらか一方の
みを示す。この好ましい実施例は、チップ間干渉と記号
間干渉の両方を補償する実現との関連で説明されたが、
ここに説明された実施例及びバリエーションは、当業者
においては、説明された事項に基づいて、チップ間干渉
或は記号間干渉のいずれか片方のみを示す通信環境に拡
張できることが明白である。ここに説明された幾つかの
実施例及びバリエーションは本発明の原理を説明するこ
とのみを目的とし、当業者においては、本発明の範囲及
び精神から逸脱することなしに様々な修正が可能である
ことを理解できるものである。
出力の所の相関関数を示すグラフである。
クトル通信システムを示す略ブロック図である。
整合フィルタリング後の主ローブの符号及び位置の変調
を示すグラフである。
ル位置変調送信機の略ブロック図である。
ル位置変調受信機の略ブロック図である。
がりの補償を備えたスプレッドスペクトルパルス位置変
調受信機の略ブロック図である。
己相関関数の推定値を生成するための訓練パルスのプリ
アンブリ処理を示す略ブロック図である。
己相関関数の推定値を生成するための訓練パルスのプリ
アンブリ処理を示す略ブロック図である。
己相関関数の推定値を生成するための訓練パルスのプリ
アンブリ処理を示す略ブロック図である。
ネルパルス応答の推定値の計算において使用されるのに
適当な一例としてのチャネル推定器を説明する流れ図で
ある。
伝送された信号パルスの自己相関関数の計算において使
用されるのに適当な一例としての自己相関器を説明する
流れ図である。
た続く複数の記号のチップ間干渉及び記号間干渉を説明
するグラフである。
いて図6のチャネルパラメータ推定器によって使用する
ことができる一例としてのバイアス項計算器を説明する
流れ図である。
レリス修正項G(i(k+1)、i(k))の計算にお
いて使用することができる一例としてのトレリス修正項
計算器を説明する流れ図である。
説明する流れ図である。
ら成るトレリス(格子)を示すグラフである。
す流れ図である。
す略ブロック図である。
ックの一つを説明する略ブロック図である。
号の最終推定値の識別において使用することができる一
例としての最終推定値セレクタを説明する流れ図であ
る。
器とモードシフタに従う各伝送された記号に対して保持
された状態から成る一つの代替トレリスを示すグラフで
ある。
明する流れ図である。
する流れ図である。
25,635,475・・・加算器
Claims (26)
- 【請求項1】 通信チャネルを介して伝送された複数の
情報シンボルから成る受信信号を受信するための受信機
装置であって、前記のシンボルの各々がある与えられた
一つのシンボル期間内に伝送された複数のビットを運
び、前記のシンボルの各々が前記の関連するシンボル期
間内に伝送される第一及び第二のスプレッドスペクトル
符号パルス位置変調信号を使用して符号化されてスプレ
ッドスペクトル符号語を生成し、前記の通信チャネルが
遅延広がり特性を示し、前記の遅延広がりのために、あ
る与えられた一つのシンボル期間内での、前記の第一と
第二のスプレッドスペクトル符号パルス位置変調信号の
間の残留結合が起こり、さらに、前記遅延広がりのため
に、第一のシンボル期間内に伝送された第一のシンボル
と関連するエネルギが一つ或は複数の隣接するシンボル
期間内に分散するような受信機装置において、 前記のスプレッドスペクトル符号語に整合されたフィル
タと; 前記の通信チャネルの前記の遅延広がり特性に整合され
たチャネル整合フィルタと; 各シンボルの値を推定するために前記チャネル整合フィ
ルタの出力信号をサンプリングするための暫定シンボル
推定器であって、前記の推定演算によって前記のシンボ
ルの可能な各値に重みが割り当てられ、前記の各重みが
前記の第一と第二のスプレッドスペクトル符号パルス位
置変調信号間の前記の残留結合の影響を考慮に入れるよ
うな暫定シンボル推定器と、 前記の暫定シンボル推定器によって割り当てられた前記
の重みを前記のシンボル値に対する最終的な推定値を割
り当てるために評価するためのモードシフタであって、
前記の最終推定値選択動作が前記の一つ或は複数の隣接
する伝送されたシンボルが互いに与える影響を考慮に入
れるようなモードシフタとを含むことを特徴とする受信
機装置。 - 【請求項2】 前記のスプレッドスペクトル符号語の各
々が直交パルス位置変調信号から成ることを特徴とする
請求項1の受信機装置。 - 【請求項3】 前記の通信チャネルが無線電波チャネル
であることを特徴とする請求項1の受信機装置。 - 【請求項4】 前記のシンボルが前記の整合フィルタリ
ング後の前記の第一及び第二のスプレッドスペクトル符
号パルス位置変調信号の主ローブの極性(符号)及び位
置によって定義されることを特徴とする請求項1の受信
機装置。 - 【請求項5】 前記のモードシフタが前記の最終推定値
を割り当てるために前記の暫定シンボル推定器によって
割り当てられた低減された数の前記の重みを評価するこ
とを特徴とする請求項1の受信機装置。 - 【請求項6】 前記のモードシフタが所定のウインドウ
期間を待った後にあるシンボルの前記の最終推定値に関
する決定を行なうことを特徴とする請求項1の受信機装
置。 - 【請求項7】 前記のチャネルの遅延広がり特性に整合
されたフィルタが前記の通信チャネルに起因する受信さ
れた信号の位相のシフト及びエネルギの損失を補償する
ことを特徴とする請求項1の受信機装置。 - 【請求項8】 前記の通信チャネルを通じて伝送された
一つ或は複数の訓練シンボルを分析するためのチャネル
パラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネルパラ
メータ推定器が前記のチャネル特性に整合された前記の
フィルタによって使用されるための前記のチャネルのイ
ンパルス応答の推定値を生成することを特徴とする請求
項1の受信機装置。 - 【請求項9】 前記の通信チャネルを通じて伝送された
一つ或はそれ以上の訓練シンボルを分析するためのチャ
ネルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネル
パラメータ推定器が前記の残留結合を補償するために前
記の暫定シンボル推定器によって利用されるための一連
のバイアス修正項を生成することを特徴とする請求項1
の受信機装置。 - 【請求項10】 前記の通信チャネルを通じて伝送され
た一つ或はそれ以上の訓練シンボルを分析するためのチ
ャネルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネ
ルパラメータ推定器が前記の第一のシンボルのエネルギ
の一つ或は複数の隣接するシンボル期間内への分散を補
償するために前記のモードシフタによって利用されるた
めの一連のトレリス修正項を生成することを特徴とする
請求項1の受信機装置。 - 【請求項11】 通信チャネルを介して伝送されたある
情報シンボルを受信するための受信機装置であって、前
記のシンボルがあるシンボル期間内に伝送された複数の
ビットを運び、前記のシンボルが前記の関連するシンボ
ル期間内に伝送された第一及び第二のスプレッドスペク
トル符号パルス位置変調信号を使用して符号化されてス
プレッドスペクトル符号語を生成し、前記の通信チャネ
ルが遅延広がり特性を示し、前記の遅延広がりのため
に、前記の第一と第二のスプレッドスペクトル符号パル
ス位置変調信号の間の残留結合が起こるような受信機装
置において、 前記のスプレッドスペクトル符号語に整合されたフィル
タと; 前記の通信チャネルの前記の遅延広がり特性に整合され
たチャネル整合フィルタと; シンボルの値を推定するために前記チャネル整合フィル
タの出力信号をサンプリングするための暫定シンボル推
定器であって、前記の推定動作によって前記のシンボル
の可能な各値に重みが割り当てられ、前記の各重みが前
記の第一と第二のスプレッドスペクトル符号パルス位置
変調信号が互いに与える前記の残留結合の影響を考慮に
入れるような暫定シンボル推定器と、 前記の暫定シンボル推定器によって割り当てられた前記
の重みを前記のシンボル値に対する最終的な推定値を割
り当てるために評価するためのモードシフタであって、
前記の最終的な推定値が前記のシンボルの可能な値の中
の最も大きな重みを持つ値であるようなモードシフタと
を含むことを特徴とする受信機装置。 - 【請求項12】 前記のシンボルが前記の整合フィルタ
リング後の前記の第一及び第二のスプレッドスペクトル
符号パルス位置変調信号の主ローブの極性(符号)及び
位置によって定義されることを特徴とする請求項11の
受信機装置。 - 【請求項13】 前記のモードシフタが前記の最終推定
値を割り当てるために前記の暫定シンボル推定器によっ
て割り当てられた低減された数の前記の重みを評価する
ことを特徴とする請求項11の受信機装置。 - 【請求項14】 前記のモードシフタが所定のウインド
ウ期間を待った後にあるシンボルの前記の最終推定値に
関する決定を行なうことを特徴とする請求項11の受信
機装置。 - 【請求項15】 前記の通信チャネルを通じて伝送され
た一つ或は複数の訓練シンボルを分析するためのチャネ
ルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネルパ
ラメータ推定器が前記のチャネル特性に整合された前記
のフィルタによって使用されるための前記のチャネルの
インパルス応答の推定値を生成することを特徴とする請
求項11の受信機装置。 - 【請求項16】 前記の通信チャネルを通じて伝送され
た一つ或はそれ以上の訓練シンボルを分析するためのチ
ャネルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネ
ルパラメータ推定器が前記の残留結合を補償するために
前記の暫定シンボル推定器によって利用されるための一
連のバイアス修正項を生成することを特徴とする請求項
11の受信機装置。 - 【請求項17】 通信チャネルを横断して伝送された複
数の情報シンボルを受信するための受信機装置であっ
て、前記のシンボルの各々がある与えられたシンボル期
間内に伝送された複数のビットを運び、前記のシンボル
の各々がスプレッドスペクトル符号パルス位置変調信号
を使用して符号化されてスプレッドスペクトル符号語を
生成し、前記の通信チャネルが遅延広がり特性を示し、
前記の遅延広がりのために、第一のシンボル期間内に伝
送された第一のシンボルと関連するエネルギの一つ或は
複数の隣接するシンボル期間内への分散が起こるような
受信機装置において、 前記のスプレッドスペクトル符号語に整合されたフィル
タ; 前記の通信チャネルの前記の遅延広がり特性に整合され
たチャネル整合フィルタ;及び前記の伝送された各シン
ボルの値を推定するために前記チャネル整合フィルタの
出力信号をある与えられたシンボル期間にサンプリング
するための暫定シンボル推定器であって、前記の推定演
算が前記のサンプリングされた値に基づいて前記のシン
ボルの可能な各値に重みを割り当てるような暫定シンボ
ル推定器と、 前記の暫定シンボル推定器によって割り当てられた前記
の重みを前記のシンボル値に対する最終的な推定値を割
り当てるために評価するためのモードシフタであって、
前記の最終推定値選択動作が前記の一つ或は複数の隣接
する伝送されたシンボルが互いに与える影響を考慮に入
れるようなモードシフタとを含むことを特徴とする受信
機装置。 - 【請求項18】 前記のモードシフタが前記の最終推定
値を割り当てるために前記の暫定シンボル推定器によっ
て割り当てられた低減された数の前記の重みを評価する
ことを特徴とする請求項17の受信機装置。 - 【請求項19】 前記のモードシフタが所定のウインド
ウ期間を待った後にあるシンボルの前記の最終推定値に
関する決定を行なうことを特徴とする請求項17の受信
機装置。 - 【請求項20】 前記の通信チャネルを通じて伝送され
た一つ或は複数の訓練シンボルを分析するためのチャネ
ルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネルパ
ラメータ推定器が前記のチャネル特性に整合された前記
のフィルタによって使用されるための前記のチャネルの
インパルス応答の推定値を生成することを特徴とする請
求項17の受信機装置。 - 【請求項21】 前記の通信チャネルを通じて伝送され
た一つ或はそれ以上の訓練シンボルを分析するためのチ
ャネルパラメータ推定器がさらに含まれ、前記のチャネ
ルパラメータ推定器が前記の第一のシンボルのエネルギ
の一つ或は複数の隣接するシンボル期間内への分散を補
償するために前記のモードシフタによって利用されるた
めの一連のトレリス修正項を生成することを特徴とする
請求項17の受信機装置。 - 【請求項22】 通信チャネルを介して伝送された複数
の情報シンボルを受信するための受信機装置であって、
前記のシンボルの各々がある与えられたシンボル期間内
に伝送された複数のビットを運び、前記のシンボルの各
々が前記の関連するシンボル期間内に伝送される第一及
び第二のスプレッドスペクトル符号パルス位置変調信号
を使用して符号化されてスプレッドスペクトル符号語を
生成し、前記の通信チャネルが遅延広がり特性を示し、
前記の遅延広がりのために、ある与えられたシンボル期
間内での、前記の第一と第二のスプレッドスペクトル符
号パルス位置変調信号の間の残留結合が起こり、さら
に、前記遅延広がりのために、第一のシンボル期間内に
伝送された第一のシンボルと関連するエネルギが一つ或
は複数の隣接するシンボル期間内に分散するような受信
機装置において、 前記のスプレッドスペクトル符号語に整合されたフィル
タと; 前記の通信チャネルの前記の遅延広がり特性に整合され
たチャネル整合フィルタと、 前記のシンボルの値を推定するために前記チャネル整合
フィルタの出力信号をサンプリングするための暫定シン
ボル推定器であって、前記の推定演算によって前記のシ
ンボルの可能な各値に重みが割り当てられ、前記の各重
みが、ある与えられたシンボル期間の、前記の第一と第
二のスプレッドスペクトル符号パルス位置変調信号が互
いに与える前記の残留結合の影響、並びに、前記の一つ
或は複数の隣接する伝送されたシンボルが互いに与える
前記の影響を考慮に入れるような暫定シンボル推定器
と、 前記の暫定シンボル推定器によって割り当てられた前記
の重みを前記の各シンボル値に対する最終的な推定値を
割り当てるために評価するためのモードシフタであっ
て、前記の最終推定値が、前記のシンボルの前記の可能
な値の中の最も大きな重みを持つ値であるようなモード
シフタとを含むことを特徴とする受信機装置。 - 【請求項23】 通信チャネルを介して伝送された複数
の情報シンボルから成る受信信号を受信するための方法
であって、前記のシンボルの各々がある与えられたシン
ボル期間内に伝送された複数のビットを運び、前記のシ
ンボルの各々が前記の関連するシンボル期間内に伝送さ
れる第一及び第二のスプレッドスペクトル符号パルス位
置変調信号を使用して符号化されてスプレッドスペクト
ル符号語を生成し、前記の通信チャネルが遅延広がり特
性を示し、前記の遅延広がりのために、ある与えられた
シンボル期間内での、前記の第一と第二のスプレッドス
ペクトル符号パルス位置変調信号の間の残留結合が起こ
り、さらに、前記遅延広がりのために、第一のシンボル
期間内に伝送された第一のシンボルと関連するエネルギ
が一つ或は複数の隣接するシンボル期間内に分散するよ
うな受信方法において、 前記の受信された信号を前記のスプレッドスペクトル符
号語に整合されたフィルタにてフィルタリングするステ
ップと; 前記の受信された信号を前記の通信チャネルの前記の遅
延広がり特性に整合されたチャネル整合フィルタにてフ
ィルタリングするステップと、 前記チャネル整合フィルタの出力信号を各シンボルの値
を推定するためにサンプリングし、前記のシンボルの可
能な各値に重みを割り当てるステップであって、前記の
各重みが前記の第一と第二のスプレッドスペクトル符号
パルス位置変調信号の間の残留結合の影響を考慮に入れ
るようなステップと、 前記のシンボル値に対する最終推定値を選択するために
前記の重みを評価するステップであって、前記の最終推
定値の選択が前記の一つ或は複数の隣接する伝送された
シンボルが互いに与える影響を考慮するようなステップ
とを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項24】 通信チャネルを介して伝送された情報
シンボルから成る受信信号を受信するための方法であっ
て、前記のシンボルがあるシンボル期間内に伝送された
複数のビットを運び、前記のシンボルが前記の関連する
シンボル期間内に伝送される第一及び第二のスプレッド
スペクトル符号パルス位置変調信号を使用して符号化さ
れ、前記の通信チャネルが遅延広がり特性を示し、前記
の遅延広がりのために、前記の第一と第二のスプレッド
スペクトル符号パルス位置変調信号の間の残留結合が起
こるような受信方法において、 前記の受信された信号を前記のスプレッドスペクトル符
号語に整合されたフィルタにてフィルタリングするステ
ップと、 前記の受信された信号を前記の通信チャネルの前記の遅
延広がり特性に整合されたチャネル整合フィルタにてフ
ィルタリングするステップと、 前記チャネル整合フィルタの出力信号を前記のシンボル
の値を推定するためにサンプリングし、前記のシンボル
の可能な各値に重みを割り当てるステップであって、前
記の各重みが前記の第一と第二のスプレッドスペクトル
符号パルス位置変調信号が互いに与える残留結合の影響
を考慮に入れるようなステップと、 前記のシンボル値に対する最終推定値を選択するために
前記の重みを評価するステップであって、前記の最終推
定値が前記のシンボルの可能な値の中の最大の重みを持
つ値であるようなステップとを含むことを特徴とする方
法。 - 【請求項25】 通信チャネルを介して伝送された複数
の情報シンボルから成る受信信号を受信するための方法
であって、前記のシンボルの各々がある与えられたシン
ボル期間内に伝送された複数のビットを運び、前記のシ
ンボルの各々がスプレッドスペクトル符号パルス位置変
調信号を使用して符号化されてスプレッドスペクトル符
号語を生成し、前記の通信チャネルが遅延広がり特性を
示し、前記の遅延広がりのために、第一のシンボル期間
内に伝送された第一のシンボルと関連するエネルギの一
つ或は複数の隣接するシンボル期間内への分散が起こる
ような受信方法において、 前記の受信された信号を前記のスプレッドスペクトル符
号語に整合されたフィルタにてフィルタリングするステ
ップと、 前記の受信された信号を前記の通信チャネルの前記の遅
延広がり特性に整合されたチャネル整合フィルタにてフ
ィルタリングするステップと、 前記の伝送された各シンボルの値を推定するためにある
与えられたシンボル期間に前記チャネル整合フィルタの
出力信号をサンプリングし、前記のサンプリング値に基
づいて前記のシンボルの可能な各値に重みを割り当てる
ステップと、 前記のシンボル値に対する最終推定値を選択するために
前記の重みを評価するステップを含み、前記の最終推定
値の選択が前記の一つ或は複数の隣接するシンボルが互
いに与える影響を考慮に入れるようなステップとを含む
ことを特徴とする方法。 - 【請求項26】 通信チャネルを介して伝送された複数
の情報シンボルから成る受信信号を受信するための方法
であって、前記のシンボルの各々がある与えられたシン
ボル期間内に伝送された複数のビットを運び、前記のシ
ンボルの各々が前記の関連するシンボル期間内に伝送さ
れる第一及び第二のスプレッドスペクトル符号パルス位
置変調信号を使用して符号化されてスプレッドスペクト
ル符号語を生成し、前記の通信チャネルが遅延広がり特
性を示し、前記の遅延広がりのために、ある与えられた
シンボル期間内での、前記の第一と第二のスプレッドス
ペクトル符号パルス位置変調信号の間の残留結合が起こ
り、さらに、前記遅延広がりのために、第一のシンボル
期間において伝送された第一のシンボルと関連するエネ
ルギが一つ或は複数の隣接するシンボル期間内に分散す
るような受信方法において、 前記の受信された信号を前記のスプレッドスペクトル符
号語に整合されたフィルタにてフィルタリングするステ
ップと; 前記の受信された信号を前記の通信チャネルの前記の遅
延広がり特性に整合されたチャネル整合フィルタにてフ
ィルタリングするステップと、 前記のシンボルの値を推定するために前記チャネル整合
フィルタの出力信号をサンプリングし、前記のシンボル
の可能な各値に重みを割り当てるステップであって、前
記の各重みが、前記の第一と第二のスプレッドスペクト
ル符号パルス位置変換信号がある与えられたシンボル期
間において互いに与える前記の残留結合の影響、並び
に、前記の一つ或は複数の隣接する伝送されたシンボル
が互いに与える前記の影響を考慮に入れるようなステッ
プと、 前記の各シンボル値に対する最終的な推定値を選択する
ために前記の重みを評価するステップとを含むことを特
徴とする方法。
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