JP3364497B2 - 車両タイヤのトレッドパターン - Google Patents

車両タイヤのトレッドパターン

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JP3364497B2 JP52963898A JP52963898A JP3364497B2 JP 3364497 B2 JP3364497 B2 JP 3364497B2 JP 52963898 A JP52963898 A JP 52963898A JP 52963898 A JP52963898 A JP 52963898A JP 3364497 B2 JP3364497 B2 JP 3364497B2
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キュスター，シュテファン
ザルレイン，オット
シュトロートヨハン，トーマス
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ピレリ・ライフェンヴェルケ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
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    • B60C2011/1254—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove
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    • Y10S152/03—Slits in threads
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S152/902—Non-directional tread pattern having no circumferential rib and having blocks defined by circumferential grooves and transverse grooves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも１個の円周方向に延在する長手
方向溝と、上記長手方向溝から生じ、パターン（模様）
内のブロックとトレッド（接地面）内に配置されるトレ
ッドパターンの溝（sipe）とを規定する横断方向溝と、
を含み、上記トレッドパターンの溝の深さは、パターン
ベースの方向においてパターン面から延びるような車両
タイヤのトレッドパターンに関する。
かようなパターン形状の場合において、長手方向溝
（円周方向に延在する）は、かようなタイヤの側面安定
性を指図し、ハイドロプレーニング現象を防止する。横
断方向溝（軸方向に延在する）は、ドライビング、コー
ナリング及びブレーキング力を良好に伝達する仕事を有
する。こうして横断方向溝は、円周方向に延在する長手
方向溝に垂直又は斜めに向けられていてもよい。トレッ
ドパターンのトレッド（接地面）に追加的に設けられて
いるトレッドパターンの溝（sipe）は、牽引エッジの数
を増やし、よって実際の接触によるブレーキングレスポ
ンスを改良するために必要である。
タイヤのトレッドパターンのトレッドにおける慣用の
トレッドパターンの溝を用いることは、多数の欠点によ
り妨害される。トレッドパターンのブロック内に狭いカ
ットとして形成されたトレッドパターンの溝は、個々の
ブロックの剛性を減少させ、その結果、個々のブロック
は、特にドライ舗装面状態、ウェット舗装面状態及びス
ノーバウンド舗装面状態におけるタイヤのハンドリング
及び乗り心地における欠点を含む多くの変動性を有す
る。かような欠点を避けるために、トレッドパターンの
溝の数、配列及び深さを特別に設計することにより不十
分なブロックの剛性を補充することが必要となってい
る。しかし、これは困難で複雑であり、結果的に複雑な
トレッドパターンを生じる。このことは、最終的にタイ
ヤ製造コストを増加させる。
本発明は、従来技術の欠点を解消する上述の種類の車
両タイヤのトレッドパターンを洗練させる目的に基づ
く。特に、その意図は、車両タイヤのトレッドパターン
を規定することにある。ここで、トレッドパターンの溝
の使用は、パターンの個々のブロックの十分に高い剛性
を確実にする。
この目的を達成するために、本発明によれば、少なく
とも一つのブロック内に設けられた少なくとも一つのト
レッドパターンの溝がＶ字形になされている。
トレッドパターンの溝のこの形状ゆえに、特に良好な
牽引及びブレーキングレスポンスを特徴とするトレッド
パターンが規定される。加えて、横断方向力による応力
が加えられたときに、従来技術のタイヤのハンドリング
及び乗り心地の欠点が解消されるように個々のブロック
の適度な剛性を確保する。本発明によるトレッドパター
ンの溝の形成は、牽引又はブレーキング時に生じるよう
に長手方向力による応力が加えられるときに通常である
ようにトレッドパターンの溝の開口を達成し、その結
果、牽引エッジの数が増加する。例えばコーナーリング
時に生じるように、横断方向力が加えられるときに、ト
レッドパターンの溝は閉鎖して、結果としてパターンベ
ースが剛性になる。この剛性化は、トレッドパターンの
溝のＶ字形状ゆえに、Ｖ字形トレッドパターンの溝によ
って互いに離隔されているブロックの個々の楔形状部分
が相互支持可能であるという事実から、実現される。慣
用のシングルライントレッドパターンの溝の場合に生じ
るようなブロックの個々の部分の相互滑りは、本発明の
トレッドパターンの溝の形状によって解消される。この
結果として、特に横断方向力の存在下、ブロックは適度
な剛性を有するパターンに規定され、この結果、例え
ば、ドライ舗装面状態、ウェット舗装面状態又はスノー
バウンド舗装面状態での乗り心地が改善される。
本発明により設けられているようなトレッドパターン
の場合において、少なくとも一つのトレッドパターンの
溝はＶ字形状である。しかし、ブロックごとにいくつか
のＶ字形状トレッドパターンの溝を設けることも可能で
あり、ブロックが異なる長さの場合には各ブロックに異
なる数のＶ字形状トレッドパターンの溝を設けることが
有利である。
本発明の一つの有利な形状において、Ｖ字形状トレッ
ドパターンの溝の脚部は長さが等しい。
本発明の好ましい一実施形態によれば、Ｖ字形状トレ
ッドパターンの溝の脚部の交差部は、Ｖ字形状トレッド
パターンの溝が形成されているブロックの側部表面領域
と符合する。
本発明の別の実施形態によれば、Ｖ字形状の脚部の交
差部は、トレッドパターンの溝ウェブすなわちサイプを
介してブロックの側部表面領域と連結する。また別の本
発明の実施形態によれば、ブロックに配設されているＶ
字形状トレッドパターンの溝は、ブロックの側部表面領
域と連結しないように設けられている。トレッドパター
ンにおける要求に応じて、Ｖ字形状トレッドパターンの
溝の個々の異なる配列は、パターンの１又は複数のブロ
ックにおいて組み合わされてもよい。
Ｖ字形状トレッドパターンの溝がトレッドパターンの
溝ウェブを介してブロックの側部表面領域と連結する部
分には、ブロックの側部表面領域がトレッドパターンの
溝ウェブと連結する部分に切り込みを具備するように設
けることが有利である。
トレッドパターンの溝の深さがブロックの深さの1/4
及び全深さの間にあることが有利である。
本発明の一つの有利な特徴において、少なくとも一つ
のＶ字形状トレッドパターンの溝を具備する少なくとも
一つのブロックは、トレッドパターンの外部肩部及び／
又は内部肩部に形成されている。本発明のさらなる実施
形態によれば、いくつかのブロックが設けられていて、
各ブロックは少なくとも一つのＶ字形状トレッドパター
ンの溝を具備する。これらのブロックは、本発明に従っ
て、整った配列又はランダム配列でトレッドパターンの
全表面領域にわたって配設される。
本発明のさらなる特徴において、少なくとも一つのＶ
字形状トレッドパターンの溝の脚部の自由端部は、トレ
ッドパターンの中心線に向かって方向づけられている。
本発明のさらなる実施形態によれば、少なくとも一つ
のＶ字形状トレッドパターンの溝の脚部の交差部は、ト
レッドパターンの中心線に向かって方向づけられている
が、トレッドパターンの溝が上述の両方の方向を有する
ように設けられているトレッドパターンを規定するよう
に考えることもできる。
本発明のさらに別の特徴において、いくつかのブロッ
クは各ブロックが少なくとも一つのＶ字形状トレッドパ
ターンの溝を具備するように設けられていてもよく、こ
うして、脚部の自由端部及び個々のＶ字形状トレッドパ
ターンの溝の脚部の交差部がトレッドパターンの中心線
に向かって方向づけられる。さらに、隣接するブロック
及び／又は対向するブロックのＶ字形状トレッドパター
ンの溝の方向は、一方向及び／又は対向する両方向及び
／又は交互のジグザグ方向であってもよい。
本発明によるトレッドパターンのブロックに配設され
たＶ字形状トレッドパターンの溝ゆえに、製造が容易
で、対費用効果が良好で、長手方向及び横断方向の両方
の力により応力が加えられたときの信頼できるタイヤの
ハンドリング及び乗り心地を確保するトレッドパターン
が規定される。この配置において、ブロックごとに１以
上のＶ字形状トレッドパターンの溝を用いることによ
り、ブロック内でのＶ字形状トレッドパターンの溝の特
定の配列により、ブロック内でのトレッドパターンの溝
の方向づけにより、Ｖ字形状トレッドパターンの溝の脚
部の長さを変えることにより、並びに、トレッドパター
ン内に本発明によるＶ字形状トレッドパターンの溝を具
備するブロックを配置することにより、タイヤに求めら
れる広範囲の要求を満足することができる。この理由
は、本発明によるトレッドパターンがドライ舗装面状
態、ウェット舗装面状態及びスノーバウンド舗装面状態
のいずれでも使用することができるからである。
本発明によるトレッドパターンは、好ましくは冬用タ
イヤに適用されるが、夏用タイヤ並びにオールシーズン
用タイヤにも適用可能である。
本発明によるトレッドパターンの形状及び機能を、略
図を参照しながら詳細に説明する。
図１は、本発明によるトレッドパターンの断片平面図
である。
図２は、Ｖ字形状トレッドパターンの溝が形状化され
ているパターンのブロックの概略図である。
図3a〜3fは、トレッドパターンにおけるＶ字形状トレ
ッドパターンの溝を組み込むブロックの種々の異なる配
列を概略的に示す。
図１に示す平面図を参照すると、長手方向溝15,16を
有するトレッドパターン10が示されている。さらに、長
手方向溝17は、トレッドパターン10の円周方向にわずか
に傾斜して設けられている。長手方向溝16は、トレッド
パターン10の全体にわたって連続的に延在してはおら
ず、パターン内のブロック26の部分に分割されている。
個々の長手方向溝15,16,17は、横断方向溝18,19,20,2
1により分割されている。これらの横断方向溝は、長手
方向溝15,16,17に直交するか又はわずかに傾斜している
かのいずれかに方向づけられている。長手方向溝15,16,
17及び横断方向溝18,19,20,21は、パターン内にブロッ
ク22,23,24,25,26を規定する。この配置において、トレ
ッドパターン10の内部肩部11及び外部肩部12に形成され
ているブロック22,26は、より長く、一方、トレッドパ
ターン10の中心部に形成されているブロック23,24はよ
り短い。外部肩部12の領域に配設されている同様のブロ
ック25は、ブロック26に対応する。
さらに、ブロック22,23,24,25,26は、トレッドパター
ン10の円周方向に延びる方向に対して軸方向に延びるか
又は傾斜するトレッドパターンの溝28,30を具備する。
トレッドパターンの溝の領域におけるブロックは、切り
込み29,35を具備する。
トレッドパターン10は、内部肩部11及び外部肩部12の
外側終端部を同時に形成するタイヤの内側縁13及び外側
縁14により、それぞれ幅方向が制限される。
図１から明らかなように、ブロック26は、Ｖ字形状の
トレッドパターンの溝30を具備する。本実施形態におい
て、ブロック26は、トレッドパターン10の外部肩部12に
配設されている。ブロック26は、ほぼＨ字形状の特徴を
有する。ブロック26は、トレッドパターン10の外部縁14
により外側に規定されている。さらに、ブロック26の輪
郭は、横断方向溝18及び21並びに長手方向溝15及び16に
よって形成される。ブロック26は、幅が異なる。狭いブ
ロック26には、それぞれ２個のＶ字形状トレッドパター
ンの溝30が設けられている。広いブロック26には、３個
のトレッドパターンの溝30が設けられている。Ｖ字形状
のトレッドパターン30の自由端部（図２に示されてい
る）は、外部縁14の方向に向けられている。
図１に示す実施形態において、Ｖ字形状のトレッドパ
ターンの溝30の２個の異なる配列が示されている。Ｈ字
形状ブロック26の脚部に配置されているＶ字形状トレッ
ドパターンの溝30は、トレッドパターンの溝のウェブ34
によって、ブロック26の側部表面領域27に連結する。加
えて、ブロック26の側部表面領域27は、トレッドパター
ンの溝のウェブ34に連結する部分にある切り込み35を具
備する。Ｈ字形状のブロック26の鞍部に配設されている
Ｖ字形状トレッドパターンの溝30は、Ｖ字形状トレッド
パターンの溝30の脚部31、32（図２に示されている）の
交差部33がブロック26の側部表面領域27と一致するよう
に配置されている。
さて、図２を参照すれば、Ｖ字形状の溝30が形状化さ
れている非常に簡略化されたブロック26が示されてい
る。この場合、Ｖ字形状トレッドパターンの溝30は、ブ
ロック26の側部表面領域27と接触しない。Ｖ字形状トレ
ッドパターンの溝30は、同じ長さで交差部33に合体する
２本の脚部31,32を具備する。交差部33と対向する脚部3
1,32の自由端部31a、32aは、側部表面領域27から離隔す
るように向けられている。図１から明らかなように、ト
レッドパターンの溝30の配列は、結果的に、Ｖ字形状ト
レッドパターンの溝30の脚部31,32の自由端部31a、32a
がトレッドパターン10の外部縁14の方向に向けられる。
図２に示す実施形態から明からなように、Ｖ字形状のト
レッドパターンの溝30の深さは、トレッドパターンの前
表面26aから、トレッドパターンの底部26bまで下方に延
び、よって、トレッドパターンの溝30の深さは、ブロッ
ク26の全深さに対応する。しかしながら、Ｖ字形状のト
レッドパターンの溝の深さを変えてもよい。
さて、図１に示したトレッドパターン10の方向に向け
られているトレッドパターンの溝30を参照しながら、Ｖ
字形状トレッドパターンの溝30の機能を説明する。図２
から明らかなように、Ｖ字形状トレッドパターンの溝30
は、主として、長手方向力Ｌ及び横断方向力Ｑによって
応力がかけられる。長手方向力Ｌは、例えば、牽引作用
及びブレーキ作用によって生じる。横断方向力Ｑは、例
えば、コーナーリングによって生じる。Ｖ字形状トレッ
ドパターンの溝30が長手方向力Ｌによって応力を受ける
とき、トレッドパターンの溝30の脚部31,32は開き、結
果として、牽引エッジの数が増加し、ゆえに、牽引及び
ブレーキ応答性が改良される。一方、横断方向力Ｑによ
って応力を受けるときには、トレッドパターンの溝30は
閉じ、結果として、ブロック26の剛性化が実現される。
この剛性化は、Ｖ字形状トレッドパターンの溝30の脚部
31,32によって互いに分離されているブロック26の２個
の部分が互いに相互支持し得るという事実からの帰結で
ある。従来のトレッドパターンの溝において生じるよう
なトレッドパターン17の外部縁14に直線的に向けられた
互いに通過する個々のブロックの部分の滑りは、Ｖ字形
状トレッドパターンの溝30によって避けることができ
る。ゆえに、従来のトレッドパターンの溝と比較して、
Ｖ字形状トレッドパターンの溝30ゆえにブロック26は、
横断方向力Ｑによって応力を受ける場合であっても十分
な剛性を実現する。これは、ドライ舗装面状態、ウェッ
ト舗装面状態並びにスノーバウンド舗装面状態において
トレッドパターン10で与えられるハンドリング及び乗り
心地にとって特に利点となる。
さて、図3a〜図3fを参照すれば、トレッドパターン10
上のブロック26及びブロック26内のＶ字形状トレッドパ
ターンの溝30の配置の種々の変形例が示されている。よ
りよく理解できるように、図面は極めて単純化されてお
り、単に概略的に示されている。ただ一つのＶ字形状ト
レッドパターンの溝30だけが、単純化の目的で、四角形
の各ブロック26に示されている。複数のＶ字形状トレッ
ドパターンの溝30は、Ｖ字形状トレッドパターンの溝30
がどのように方向づけられているかをよりよく理解する
ために拡大されて示されている。さらに、ただ一つのＶ
字形状トレッドパターンの溝30がブロック26ごとに明ら
かであるが、もちろん、寸法及び配列が異なるいくつか
のＶ字形状トレッドパターン30が各ブック26に設けられ
ていてもよいことは理解される。
図3aに示すような配列の変形例は、図１に示すような
配列にほぼ対応する。図3aから明らかなように、Ｖ字形
状トレッドパターンの溝30を具備するブロック26は、ト
レッドパターン10の外部肩部12に配設されている。Ｖ字
形状トレッドパターンの溝30の脚部の交差部は、トレッ
ドパターン10の中心線36の方向に向けられている。
さて、図3bを参照すれば、Ｖ字形状トレッドパターン
の溝30を具備するブロック26がトレッドパターン10の外
部肩部12及び内部肩部11の両者に配設されていることが
明らかである。外部肩部12上のＶ字形状トレッドパター
ンの溝30の方向は、図3aに示した方向に対応する。トレ
ッドパターン10の内部肩部11上のＶ字形状トレッドパタ
ーンの溝30は、脚部の交差部がトレッドパターン10の中
心線36の方向に向けられるように、方向づけられてい
る。この結果、配列は、ブロック26が互いに中心線36に
対して反対方向に配設され、各ブロックは反対方向に向
けられたＶ字形状トレッドパターンの溝30を具備するよ
うに具現化される。
図3cに示す実施形態において、Ｖ字形状トレッドパタ
ーンの溝30を有するブロック26がトレッドパターン10の
内部肩部11及び外部肩部12の両者上に配設されている。
この配置において、トレッドパターン10の外部肩部12上
のＶ字形状トレッドパターンの溝30の方向はトレッドパ
ターンの溝30の脚部の自由端部がトレッドパターンの中
心線36の方向に向けられるようになされている。トレッ
ドパターン10の内部肩部11上のＶ字形状トレッドパター
ンの溝30の方向は、図3bに示されている内部肩部11上の
Ｖ字形状トレッドパターンの溝30の方向に対応する。こ
の方向及び列ゆえに、トレッドパターンは、各ブロック
26が中心線36に対して互いに対向するように規定され、
一方向に向けられたＶ字形状トレッドパターンの溝30を
含む。
図3dに示す実施形態において、トレッドパターン10
は、Ｖ字形状トレッドパターンの溝30を具備するブロッ
ク26がトレッドパターン10の内部肩部11及び外部肩部12
の両者に配置されて示されている。この配列において、
トレッドパターン10の内部肩部11又は外部肩部12の上に
並置して配設されている各ブロック26は、対向する両方
向に交互に向けられているＶ字形状トレッドパターンの
溝30を備える。同時に、中心線36に対して反対方向に配
置されているブロック26は、互いに対向する両方向に向
けられているＶ字形状トレッドパターンの溝30を具備す
る。
図3eには、本発明によるトレッドパターン10の一実施
形態が示されている。この実施形態は、前述の実施形態
とは異なり、中心線36に対して互いに対向する方向に配
設されている各ブロック26が互いに一方向に向けられて
いるＶ字形状トレッドパターンの溝30を備える点を除い
て、図3dに示されている配列にほぼ対応する。
最後に、図3fを参照すれば、Ｖ字形状トレッドパター
ンの溝30を具備するブロック26がトレッドパターン10の
全表面領域にわたり分配されている本発明の一実施形態
が示されている。
この配列において、あるブロック26におけるＶ字形状
トレッドパターンの溝30の脚部31,32の自由端部31a、32
aは、トレッドパターン10の中心線の方向に向けられて
いる。一方、他のブロック26におけるＶ字形状トレッド
パターンの溝30の脚部31,32の交差部33（図２から明ら
かである）は、トレッドパターン10の中心線36の方向に
向けられている。トレッドパターン10上のブロック26の
配列は、各ブロック26がトレッドパターン10の中心線36
に対して左右部分における一のジグザグ列内に配設され
るようになされている。トレッドパターンの左右部分に
おけるＶ字形状トレッドパターンの溝を配列すること
は、各隣接するＶ字形状トレッドパターンの溝30が対向
する方向に互い違いに配設されるように選択され、一方
トレッドパターン10の左右部分の中心線36に対する同じ
レベルに配置されているブロック26は一方向に向けられ
たＶ字形状トレッドパターンの溝30を具備する。こうし
て、結果的に、隣接するＶ字形状トレッドパターンの溝
30の方向が各場合における方向に対向し、同じレベルに
配置されているブロック26の方向が一方向になる。
図3a〜図3fに示されているトレッドパターン10上の本
発明によるＶ字形状トレッドパターンの溝30を具備する
ブロック26の配列の可能性及びトレッドパターンの溝の
方向は、単に例示として示したに過ぎず、何ら制限する
ものではないことを理解されたい。他の配列の可能性も
考えられ、例えばブロックはトレッドパターン上にラン
ダムに配列されてもよいし、Ｖ字形状トレッドパターン
の溝の方向はランダムに選択されてもよい。さらに、他
の形状すなわちＶ字形状トレッドパターンの溝を有する
ブロックの規則的な列並びにその方向も考えられ、これ
らも本発明の請求の範囲により保護される範囲にある。
フロントページの続き (72)発明者 キュスター，シュテファン ドイツ連邦共和国デー―64823 グロー ス―ウムシュタット，ヘーヒシュター・ シュトラーセ 15 (72)発明者 ザルレイン，オット ドイツ連邦共和国デー―64747 ブロイ ベルク，ガルテンヴェーク ４ (72)発明者 シュトロートヨハン，トーマス ドイツ連邦共和国デー―64747 ブロイ ベルク，メインシュトラーセ 11 (56)参考文献 特開 平１−101204（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−182814（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−243403（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−178032（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−241708（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−32117（ＪＰ，Ａ) 実開 平７−37710（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60C 11/01,11/12

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】少なくとも１の円周方向に延びる長手方向
    溝（15,16,17）と、上記長手方向溝（15,16,17）から始
    まり、パターンにブロック（22,23,24,25,26）を規定す
    る横断方向溝（18,19,20,21）と、トレッドに配列され
    ているトレッドパターンの溝（28,30）とを含み、上記
    トレッドパターンの溝（28,30）の深さはパターン面（2
    6a）からパターンベース（26b）の方向に延び、少なく
    とも一つの上記トレッドパターンの溝（30）は少なくと
    も一つの上記ブロック（26）に配設され、かつＶ字形状
    をなす脚部（31,32）をもつように形成されている車両
    タイヤのトレッドパターンであって、前記脚部（31,3
    3）の交差部（33）が、前記ブロックの側部表面領域（2
    7）内に配置され、かつ該脚部（31,32）の端部が該側部
    表面領域から遠ざかる方向に向けられ、該ブロックの側
    部表面領域が前記円周方向に延びる長手方向溝に面して
    いることを特徴とするトレッドパターン。
  2. 【請求項２】請求項１のトレッドパターンであって、少
    なくとも一つの他の前記Ｖ字形状トレッドパターンの溝
    （30）の脚部（31,32）の交差部（33）が、トレッドパ
    ターンの溝ウェブ（34）によって、前記ブロック（26）
    の側部表面領域（27）に連結することを特徴とするトレ
    ッドパターン。
  3. 【請求項３】請求項１のトレッドパターンであって、 前記Ｖ字形状トレッドパターンの溝（30）の脚部（31,3
    2）は同じ長さを有することを特徴とするトレッドパタ
    ーン。
  4. 【請求項４】請求項２のトレッドパターンであって、前
    記ブロック（26）の表面領域（27）は、前記トレッドパ
    ターンの溝ウェブ（34）を連結する部分に切り込み（3
    5）を具備することを特徴とするトレッドパターン。
  5. 【請求項５】請求項１〜請求項４のいずれか１に記載の
    トレッドパターンであって、前記ブロック（26）の異な
    る長さに対して、異なる数のＶ字形状トレッドパターン
    の溝（30）が各ブロック（26）に設けられていることを
    特徴とするトレッドパターン。
  6. 【請求項６】請求項１〜請求項５のいずれか１に記載の
    トレッドパターンであって、前記トレッドパターンの溝
    （30）の深さは、前記ブロック（26）の深さの1/4から
    総深さの間であることを特徴とするトレッドパターン。
  7. 【請求項７】請求項１〜請求項６のいずれか１に記載の
    トレッドパターンであって、少なくとも１のＶ字形状ト
    レッドパターンの溝（30）を具備する少なくとも１の前
    記ブロック（26）は、トレッドパターン（10）の外部肩
    部（12）及び／又は内部肩部（11）に形成されているこ
    とを特徴とするトレッドパターン。
  8. 【請求項８】請求項１〜請求項６のいずれか１に記載の
    トレッドパターンであって、数個の前記ブロック（26）
    が設けられており、各ブロック（26）は、少なくとも１
    のＶ字形状トレッドパターンの溝（30）を備え、前記数
    個のブロック（26）はトレッドパターン（10）の全表面
    領域にわたり分配されて配列されていることを特徴とす
    るトレッドパターン。
  9. 【請求項９】請求項１〜請求項８のいずれか１に記載の
    トレッドパターンであって、少なくとも１の前記Ｖ字形
    状トレッドパターンの溝（30）の脚部（31,32）の自由
    端部（31a、32a）は、トレッドパターン（10）の中心線
    （36）の方向に向けられていることを特徴とするトレッ
    ドパターン。
  10. 【請求項１０】請求項１〜請求項８のいずれか１に記載
    のトレッドパターンであって、少なくとも１の前記Ｖ字
    形状トレッドパターンの溝（30）の脚部（31,32）の交
    差部（33）は、トレッドパターン（10）の中心線（36）
    の方向に向けられていることを特徴とするトレッドパタ
    ーン。
  11. 【請求項１１】請求項１〜請求項８のいずれか１に記載
    のトレッドパターンであって、数個のブロック（26）が
    設けられており、各ブロックは少なくとも１のＶ字形状
    トレッドパターンの溝（30）を具備し、単一のＶ字形状
    トレッドパターンの溝（30）の脚部（31,32）の自由端
    部（31a、32a）及び交差部（33）は、トレッドパターン
    （10）の中心線（36）の方向に向けられていて、隣接す
    る及び／又は対向する数個のブロック（26）のＶ字形状
    トレッドパターンの溝（30）方向は、一方向及び／又は
    対向する方向及び／又は互い違い方向であることを特徴
    とするトレッドパターン。
  12. 【請求項１２】請求項１〜請求項11のいずれか１に記載
    のトレッドパターンであって、冬用タイヤに利用される
    ことを特徴とするトレッドパターン。
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