JP3363144B1 - 通信システム及びコミュニケーション支援方法 - Google Patents

通信システム及びコミュニケーション支援方法

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JP3363144B1 JP2002021580A JP2002021580A JP3363144B1 JP 3363144 B1 JP3363144 B1 JP 3363144B1 JP 2002021580 A JP2002021580 A JP 2002021580A JP 2002021580 A JP2002021580 A JP 2002021580A JP 3363144 B1 JP3363144 B1 JP 3363144B1
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Abstract

【要約】 【課題】 プロジェクトメンバー全員を「Cc:」で指
定する等の特別な操作をすることなく、電子メールを送
信する通常の操作をするだけで、ネットワーク上のオフ
ィスにおけるプロジェクトメンバー間でのコミュニケー
ションを可能にすると共に、その情報の共有化を可能に
する通信システムを提供する。 【解決手段】 通信システムは、電子メールによるプロ
ジェクトメンバー間のコミュニケーションを支援するも
のであり、通信ネットワーク11で接続されたメールサ
ーバ20と各プロジェクトメンバーが使用する端末装置
とから構成される。メールサーバ20は、個々のプロジ
ェクトをアカウントに対応させ、プロジェクトメンバー
間でなされた電子メールによる全てのコミュニケーショ
ンの内容をプロジェクトごとに蓄積して記憶するメール
蓄積部25を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールによる
プロジェクトメンバー間のコミュニケーションを支援す
る通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発達とインターネット
の普及等に伴い、通信ネットワーク上にバーチャルなオ
フィスを設け、企業体として運営していくことが可能と
なってきた。
【0003】例えば、パーソナルコンピュータ等の通信
装置を有する在宅勤務者が集まってプロジェクトチーム
を結成し、相互に通信しながら開発を進めていくこと
で、自宅に居ながら、アプリケーションソフトウェア等
の1つのシステムを共同開発することができる。
【0004】このようなネットワーク上のオフィスにお
いて、プロジェクトメンバー間でのコミュニケーション
ツールとして利用されるものに、電子メール、電子掲示
板、電子会議室等がある。
【0005】これらのツールによれば、電話機と異な
り、コネクションレス型の非同期な会話が可能となる。
つまり、相手を無理やり呼び出すことなくメッセージを
送信しておいたり、自分の都合よい時に着信メッセージ
をまとめて閲覧したりすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子メ
ールは、基本的に、1対1の通信を前提としているの
で、例えば、3人以上のプロジェクトメンバー間でのコ
ミュニケーションツールには適していない。つまり、2
者間でやりとりされた全ての会話の内容を常に全員が共
有化(閲覧)できるようにするためには、例えば、送信
時において、送信相手以外のメンバー全員を「Cc(Ca
rbon copy):」の対象として常に指定する等の手間が
必要とされる。
【0007】また、電子掲示板や電子会議室は、情報の
共有化を容易にするものの、プロジェクトの数が多くな
ってきたときに、それら複数のプロジェクトに参加して
いる者や複数のプロジェクトを管理する立場にある管理
者等に多くの負担を強いる。つまり、複数の電子掲示板
や電子会議室について、ログイン、閲覧、発言、ログア
ウト等の一連の手続を繰り返していく必要がある。ある
いは、そのような煩わしい巡回作業を自動化するための
特別なツールを準備する必要がある。
【0008】一方、電子メールは、コンピュータだけで
なく、携帯電話機や携帯情報端末等でも使用できる身近
なコミュニケーションツールとして広く普及しており、
もし、ネットワーク上のオフィスにおけるプロジェクト
メンバー間でのコミュニケーションツールとして利用す
ることができれば、通常の会話とプロジェクトでの会話
とを1つのツールで行うことができ、たいへん便利であ
る。
【0009】そこで、本発明は、このような状況に鑑み
てなされたものであり、プロジェクトメンバー全員を
「Cc:」で指定する等の特別な操作をすることなく、
電子メールを送信する通常の操作をするだけで、ネット
ワーク上のオフィスにおけるプロジェクトメンバー間で
のコミュニケーションを可能にすると共に、その情報の
共有化を可能にする通信システムを提供することを第
1の目的とする。
【0010】また、複数のプロジェクトそれぞれでの電
子メールのやりとりやメンバーの参加状況等を容易に把
握することができるプロジェクト管理に適した通信シス
テムを提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る通信システムは、電子メールに
よるプロジェクトメンバー間のコミュニケーションを支
援する通信システムであって、通信ネットワークで接続
されたメールサーバ装置と各プロジェクトメンバーが使
用する端末装置とから構成され、前記メールサーバ装置
は、個々のプロジェクトをアカウントに対応させ、プロ
ジェクトメンバー間でなされた電子メールによる全ての
コミュニケーションの内容をプロジェクトごとに蓄積し
て記憶するメール蓄積手段を備えることを特徴とする。
【0012】ここで、前記メールサーバ装置は、さら
に、前記端末装置から前記アカウント宛に送信されてき
た電子メールを受け取ると、その電子メールに、その電
子メールに対する返信先として当該アカウントを指定す
る旨のヘッダ情報が付随されているか否か判断し、付随
されていない場合には、その旨のヘッダ情報をその電子
メールに付随させた後に、前記メール蓄積手段に格納す
るメール格納手段を備えてもよい。
【0013】また、前記端末装置は、電子メールの送信
に際して、プロジェクトメンバーから、プロジェクトに
関する電子メールを送信するのか否かの選択を取得する
選択取得手段と、プロジェクトに関する電子メールを送
信する旨の選択が取得された場合に、当該プロジェクト
に対応づけられた前記アカウントを宛先として、当該電
子メールを送信するメール送信手段とを備えてもよい。
つまり、前記メール送信手段は、前記プロジェクトにお
いて新規に発言する場合及び既に発言された電子メール
に対して返信する場合のいずれのときも、前記アカウン
トを宛先として前記電子メールを送信してもよい。
【0014】さらに、上記第2の目的を達成するため
に、本発明に係る通信システムは、前記通信システムに
おいて、前記メールサーバ装置は、さらに、前記端末装
置からの配信要求に基づいて、前記メール蓄積手段に蓄
積された電子メールの中から、前記配信要求の対象とな
るアカウントに対応づけて蓄積されている電子メールを
読み出し、当該端末装置に配信するメール配信手段と、
前記メール配信手段により電子メールが配信された旨を
電子メールごと及び配信先ごとに記録し、管理テーブル
として保持する管理テーブル登録保持手段と、前記管理
テーブル登録保持手段に保持された管理テーブルを特定
の端末装置に配信する管理テーブル配信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るネットワークオフィス
は、通信ネットワーク上のオフィスであって、通信ネッ
トワークで接続されたメールサーバ装置と前記オフィス
のメンバーが使用する端末装置とから構成され、前記メ
ールサーバ装置は、個々のプロジェクトをアカウントに
対応させ、プロジェクトに属するメンバー間でなされた
電子メールによる全てのコミュニケーションの内容をプ
ロジェクトごとに蓄積して記憶するメール蓄積手段を備
え、前記端末装置は、プロジェクトに関する新規な発言
及び既になされた発言に対する返信のいずれについて
も、当該プロジェクトに対応するアカウントを宛先とし
て電子メールを送信するメール送信手段と、前記メール
蓄積手段に蓄積された電子メールを残したまま、必要な
電子メールを読み出すメール読み出し手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】なお、本発明は、上記通信システム及びネ
ットワークオフィスを構成する特徴的な手段をステップ
とするコミュニケーション支援方法、ネットワークオフ
ィス運営方法、それらのステップをパソコン等の汎用の
コンピュータ装置に実行させるプログラム、及び、その
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体として実現することもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る通信システム10の全体構成を示す図であ
る。この通信システム10は、電子メールを基本のツー
ルとして、ネットワーク上のオフィスにおける複数のプ
ロジェクトに対する管理を支援する、具体的には、プロ
ジェクトメンバー間でのコミュニケーション、その情報
の共有化、プロジェクトメンバーの参加状況の把握等の
プロジェクト管理を支援するシステムであり、メールサ
ーバ20と、端末装置30a〜30cと、それらを接続
する通信ネットワーク11とから構成される。
【0019】メールサーバ20は、ワークステーション
等のコンピュータであり、本通信システム10における
電子メールサーバ及びプロジェクト管理のための情報サ
ーバとして機能する。具体的には、SMTP(Simple M
ail Transfer Protocol)、POP3(Post Office Pro
tocol Version 3)、IMAP4(Internet Mail Acces
s Protocol Version 4)等のプロトコルに従って、端末
装置30a〜30cから依頼された電子メールを送信し
たり、プロジェクトごとに対応づけられたアカウント宛
に送信されてきた電子メールを受信して蓄積するととも
に、蓄積した電子メールを端末装置30a〜30cに配
信したり、各電子メールに対するプロジェクトメンバー
の閲覧状態(既読/未読の別等)を示す管理情報をプロ
ジェクトマネージャに配信したりする。
【0020】端末装置30a〜30cは、プロジェクト
メンバーやプロジェクトマネージャが使用するパーソナ
ルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末等の通信装
置であり、メールサーバ20に対するクライアントとし
て機能する。具体的には、プロジェクトメンバーやマネ
ージャは、PPP(Point to Point Protocol)接続等
によって端末装置30a〜30cとメールサーバ20と
を接続させると共に、メールツール等を用いて電子メー
ルの作成、送信、閲覧をしたり、データベースツール等
を用いて、メールサーバ20からダウンロードした管理
情報を閲覧したり、TELNET等のプロトコルに基づ
いてメールサーバ20にアクセスし、プロジェクト管理
のための各種設定をしたりする。
【0021】図2は、図1に示されたメールサーバ20
の詳細な機能構成を示すブロック図である。このメール
サーバ20は、3つの処理部(送受信部21、メール読
み書き部22、プロジェクト管理部23)と、3つのデ
ータ記憶部(メール蓄積部25、管理テーブル記憶部2
6、プロジェクト制御テーブル記憶部27)とから構成
される。
【0022】プロジェクト制御テーブル記憶部27は、
端末装置30a〜30cによるプロジェクトマネージャ
のプロジェクト登録により送信されてきたプロジェクト
に関する情報をプロジェクト制御テーブル27aに蓄積
して保持するための記憶部である。具体的には、図3に
示されるように、このメールサーバ20で管理される対
象のプロジェクトごとに、バーチャルな会議室の「プロ
ジェクト名」、そのプロジェクトの「アカウント」、そ
のプロジェクトのメンバーを認証するための「パスワー
ド」、そのプロジェクト宛の電子メールを各端末装置3
0a〜30cに配信して閲覧させる際にその電子メール
のコピーをメールサーバ20(メール蓄積部25)上に
残しておくか否かを表すフラグ「コピーの保存」、閲覧
したメールに対するコメントの返信先「Reply−T
o」、そのプロジェクトの「マネージャのメールアドレ
ス」、そのプロジェクトの「メンバーのメールアドレ
ス」が格納されている。
【0023】なお、本通信システム10においては、プ
ロジェクト制御テーブル27aの「コピーの保存」を
「する」と設定し、返信宛先「Reply−to」を
「そのプロジェクトのアカウント」に設定する運用とし
ている。この理由は、各プロジェクトでのコミュニケー
ションにおいて、新規発言をする場合にはプロジェクト
に対応するアカウント宛に電子メールを送信し、一方、
新規発言に対してコメントする場合にはそこに残されて
いる電子メールに対して返信することで、そのプロジェ
クトにおいてなされた全てのやりとりをメールサーバ2
0(メール蓄積部25)上に残して蓄積させることがで
きるからである。これによって、プロジェクトメンバー
やマネージャは、いつでも、各プロジェクトに対応する
アカウントに蓄積された電子メールをダウンロードして
閲覧することで、それまでのやりとりや経過等を知るこ
とができ、情報が共有化される。
【0024】メール蓄積部25は、各プロジェクトに対
応づけられたアカウント宛に送信されてきた電子メール
を蓄積する記憶部である。
【0025】管理テーブル記憶部26は、図4に示され
るように、各プロジェクトメンバーがそのプロジェクト
宛に送信された電子メールをそれぞれ読んでいるか否か
(既読/未読の別)、既に読んでいる場合にはいつに読
んだか、等の閲覧状態を示す管理テーブル26a〜26
cをプロジェクトごとに保持する記憶部であり、メッセ
ージの「No」、「発言日時」および「発言者」や、各
メンバーおよびマネージャごとの閲覧日時や未読を保持
する。
【0026】送受信部21は、上述のプロトコル等に従
って通信ネットワーク11を介して端末装置30a〜3
0cと通信するインターフェースであり、端末装置30
a〜30cから送信されてきたコマンドを解析したり、
その結果に応じてメール読み書き部22やプロジェクト
管理部23に処理を依頼したり、メール読み書き部22
やプロジェクト管理部23から渡されたデータを端末装
置30a〜30cに送信したりする。
【0027】メール読み書き部22は、送受信部21か
ら依頼された処理を実行し、プロジェクト制御テーブル
27aに基づいて端末装置30a〜30cからのメール
をメール蓄積部25に書き込んだり、メール蓄積部25
からメールを読み出したりする。
【0028】具体的には、メール読み書き部22は、端
末装置30a〜30cからのメールをメール蓄積部25
に書き込む際に、プロジェクト制御テーブル記憶部27
に保持されるプロジェクト制御テーブル27aを参照
し、このプロジェクト制御テーブル27aの「Repl
y−to」の設定(プロジェクト宛)によって、着信し
たメールの返信アドレスを強制的にプロジェクトアドレ
スにセットする。また、メール読み書き部22は、端末
装置30a〜30cからのメールをメール蓄積部25に
書き込む際に、管理テーブル26a〜26cに、そのメ
ッセージのNo、発言日時、発言者および各メンバーの
未読をエントリーする。また、メール読み書き部22
は、メール蓄積部25からメールを読み出す際に、パス
ワードによりメンバーを認証したり、プロジェクト制御
テーブル27aの「コピーの保存」の「する」の設定に
よって、メールを消去させることなく蓄積させたままに
したりする。また、メール読み書き部22は、メール蓄
積部25からメールを読み出す際に、読み出したメッセ
ージの未読上に日時を書き込むことで既読をエントリー
したりする。
【0029】プロジェクト管理部23は、プロジェクト
制御テーブル記憶部27にプロジェクト制御テーブル2
7aを設定したり、管理テーブル記憶部26から管理テ
ーブル26a〜26cを読み出して送受信部21を介し
て端末装置30a〜30cに送信したりする。
【0030】図5は、図1に示された端末装置30a〜
30bの機能構成を示すブロック図である。同図に示さ
れるように、各端末装置30a〜30cは、6つのプロ
グラム部(送受信部31、メール閲覧部32、メール作
成部33、アカウントテーブル編集部34、管理テーブ
ル閲覧部35およびGUI(Graphics User Interfac
e)部36)と、3つのデータ記憶部(メール蓄積部3
7、アカウントテーブル記憶部38および管理テーブル
蓄積部39)とからそれぞれ構成される。
【0031】メール蓄積部37は、送受信部31を介し
てメールサーバ20等に蓄積されているプロジェクト宛
や、個人宛のメールを受信してアカウントごとに蓄積す
る記憶部である。
【0032】アカウントテーブル記憶部38は、図6に
示されるアカウントテーブル38aを記憶する。アカウ
ントテーブル38aは、電子メールを送受信するのに必
要な情報をアカウントごとに記憶して保持するテーブル
であって、ハードディスク等の記憶装置のメール格納場
所を表す「アカウント名(フォルダ名)」、並びにメー
ルの送受信に使用するメールサーバの「サーバ名」、
「ユーザアカウント」および「パスワード」やメール発
信人のメールアドレス「From:」の他、宛先指定の
ダイアログにおいて設定されたメール受信人のメールア
ドレス「To:」、「Cc:」および「Bcc:」の情
報を予め保持しており、アカウントテーブル編集部34
により生成されたり、更新されたりする。
【0033】なお、この端末装置を使用するメンバーや
マネージャが参加するプロジェクト、経理システム(p
roj1)では、サーバのユーザアカウントをそのプロ
ジェクトのオフィスとし、新規に発言するメールをこの
オフィスに確実に集めるため、メールの宛先「To」に
は、proj1@×××.comがデフォルトで選択で
きるように設定されている。また、社外用の新規メール
についても、そのプロジェクトのメンバーに知らせてお
いた方がよい場合が多く、しかもプロジェクトのメンバ
ーに知らせるのを忘れてしまわないように、メールの宛
先「Bcc」には、proj1@×××.comがデフ
ォルトで設定されている。
【0034】管理テーブル蓄積部39は、メールサーバ
20から送られてきた管理対象の管理テーブル26aを
蓄積する。
【0035】送受信部31は、上述のプロトコル等に従
って通信ネットワーク11を介してメールサーバ20と
通信するインターフェースであり、メール作成部33や
管理テーブル閲覧部35からの依頼に応じてメールサー
バ20にメールやコマンドを送信したり、メール閲覧部
32からの依頼に応じてメールサーバ20から渡された
未読のメールをメール蓄積部37に格納したり、管理テ
ーブル26a〜26cを管理テーブル蓄積部39に格納
したりする。
【0036】メール閲覧部32は、GUI部36からの
所定の指示に応じてメールサーバ20から未読のメール
を読み出すコマンドを送信したり、メール蓄積部37に
蓄積されたメールをアカウントごとに読み出してGUI
部36に渡す。これにより、メールは、プロジェクトの
メンバーやマネージャの閲覧に供せられる。
【0037】メール作成部33は、アカウントテーブル
38aを参照してメールのヘッダ等を作成したり、GU
I部36からの指示に応じて作成されたメールを所定の
宛先に送信したりする。
【0038】アカウントテーブル編集部34は、GUI
部36を介して宛先指定のダイアログで入力されたメー
ルの送受信に関するアカウント情報をアカウントテーブ
ル記憶部38のアカウントテーブル38aにエントリー
したり、アカウントテーブル38aにエントリーしたア
カウント情報を変更したりする。
【0039】より具体的には、アカウントテーブル編集
部34は、例えば、GUI部36に表示された図示しな
いアカウントダイアログボックスにおける指示に従って
入力された「アカウント名」、メールサーバの「サーバ
名」、「ユーザアカウント」、「パスワード」ユーザの
名前およびそのユーザの電子メールアドレス、メールの
送信元「From:」等からなるアカウント情報や、そ
のアカウントごとの宛先指定のダイアログにおいて使用
頻度の高いメールの宛先「To:」、「Cc:」、「B
cc:」の情報を受け付ける。
【0040】管理テーブル閲覧部35は、プロジェクト
宛のメールをそのプロジェクトのメンバーが読んだか否
かを閲覧するためのものである。具体的には、管理テー
ブル閲覧部35は、GUI部36から端末ユーザの操作
による管理テーブル受信の指示を受け付け、さらにプロ
ジェクト名およびパスワードを受け付けると、そのプロ
ジェクト名およびパスワードと共に、これを認証するた
めのコマンドを送受信部31を介してメールサーバ20
に送信する。なお、プロジェクト名およびパスワードの
認証の結果、メールサーバ20から転送されてきた管理
テーブルのデータは、管理テーブル蓄積部39に更新さ
れて蓄積される。また、管理テーブル閲覧部35は、G
UI部36から管理テーブル閲覧の指示を受け付ける
と、管理テーブル蓄積部39から管理テーブルを読み出
し、GUI部36に渡す。この結果、管理テーブルのデ
ータが画面に一覧表示され、マネージャは、メンバーが
メールをみたか否かを管理することができる。
【0041】なお、管理テーブル閲覧部35は、マネー
ジャの操作によりメールサーバ20にログインして、
「プロジェクト名」、「アカウント」、「パスワー
ド」、「コピーの保存」、「Reply−To」、「プ
ロジェクトマネージャのメールアドレス」、「プロジェ
クトメンバーのメールアドレス」の情報を送り、プロジ
ェクト制御テーブル27aに各情報をエントリーする機
能も有している。
【0042】GUI部36は、メールの送受信や、管理
テーブルの閲覧等に関し、モニタ等の表示装置の画面に
視覚的な要素を多用して端末ユーザの操作性やユーザに
対する情報伝達を向上させたインターフェースであっ
て、ユーザの操作結果の指示をメール閲覧部32や、メ
ール作成部33、アカウントテーブル編集部34、管理
テーブル閲覧部35に伝える。
【0043】図7は、この通信システム10が対象とす
るプロジェクトメンバー間のメールのやり取りの一例を
示す図である。
【0044】自己が所属するプロジェクトにおいて新規
発言をしたいと考えるメンバーは、そのプロジェクトの
メールアドレスを宛先として新規発言を内容とするメー
ル(新規メール)を送る。プロジェクト宛の各メール
は、そのヘッダ中に「Reply−to」がプロジェク
ト宛にセットされたうえで、メール蓄積部25に蓄積さ
れる。この結果、メンバーがメール蓄積部25からダウ
ンロードして閲覧するプロジェクトの全てのメールに
は、そのヘッダ中に「Reply−to」がプロジェク
ト宛にセットされている。このため、この新規発言に対
してコメントしたいと考えるメンバーの返信メールの宛
先Toは、新規発言の発信元のメールアドレスFrom
に優先し、「Reply−to」で設定されるプロジェ
クト宛が自動的にセットされる。したがって、そのプロ
ジェクトの新規発言に対するコメントを内容とするメー
ルは、全てそのプロジェクトのメールアドレスを宛先と
して送られる。このプロジェクト宛の各返信メールは、
新規メールの場合と同様に、そのヘッダ中に「Repl
y−to」がプロジェクト宛にセットされたうえで、メ
ール蓄積部25に蓄積される。
【0045】一方、本通信システム10においては、プ
ロジェクト制御テーブル27aの「コピーの保存」を
「する」に設定する運用がなされている。
【0046】したがって、新規発言に対してコメントす
る場合にはそこに残されている電子メールに対して返信
することで、そのプロジェクトにおいてなされた全ての
やりとりをメールサーバ20のメール蓄積部25上に残
して蓄積させることができる。
【0047】図8は、図2に示されるメールサーバ20
のメール読み書き部22の動作を示すフローチャートで
ある。ここでは、図6に示されたメール(新規メール、
返信メール)の送信や、メールの配信(閲覧)の場合の
処理が示されている。
【0048】メール読み書き部22は、まず、クライア
ントからの要求がメールの送信とメールの配信とのいず
れであるかを判断する(S10)。この判断は、TEL
NETプロトコルのサブセットNVT上で、文字列のコ
マンドと応答をやり取りし、オープンするTCPのポー
ト番号により決定される。送信要求であると判断した場
合、メール読み書き部22は、端末装置からメール送信
者を示すコマンド、メール受信者を示すコマンド、デー
タを送信するコマンド等を受信してこれに応答した後、
メールを受信し、このメールのヘッダのToフィールド
によりこの通信システム10で管理するプロジェクト宛
のメールか否か判断する(S11)。
【0049】宛先がプロジェクトでなければ(S11で
No)、メール読み書き部22は、メールをその宛先に
転送し(S15)、メールの送信を終了する。これに対
して、通信システム10で管理するプロジェクト宛のメ
ールであれば(S11でYes)、受信したメールのヘ
ッダにToフィールドと同じプロジェクト名を内容とす
る「Reply−to」フィールドを設定し(S1
2)、そのメールをメール蓄積部25の該当するプロジ
ェクトフォルダに蓄積する(S13)。そして、管理テ
ーブル記憶部26の該当するプロジェクトの管理テーブ
ル26a〜26cにそのメールメッセージの「No」
や、「発言日付」、「発言者」、他のメンバーの「未
読」を内容とするエントリーを追加し(S14)、メー
ルの送信を終了する。この結果、各プロジェクトごとに
そのプロジェクト宛のメールが集められる。
【0050】一方、ステップS10においてメールの配
信要求であると判断すると、メール読み書き部22は、
認証のためのコマンドと共に送信されてきたパスワード
によりユーザ確認を認証する(S16)。パスワードが
誤っていれば(S17でNo)、メール読み書き部22
は、エラーを返して該当するプロジェクト宛のメール配
信の通信を終了する。これに対して、パスワードが正し
ければ(S17でYes)、メール読み書き部22は、
メール配送要求してきたメンバーから個人用メールアド
レスを取得して、該当するプロジェクト宛のメール配信
についてのOKの応答を行う。そして、メール読み書き
部22は、メールホルダの大きさやメッセージの大きさ
などの情報を回収するコマンドの受信によりメール番号
とサイズとをメールの数分繰り返して知らせる応答を行
った後、未読のメールの回収を要求するメール番号を指
定したコマンドに応じて、メールを回収するコマンドで
指定された未読のメールをコピーを保存しつつ端末装置
に配信する(S18)。そして、メール読み書き部22
は、前記ステップS18で取得した個人用メールアドレ
スに基づいて、配送を要求したメンバーの配送日時欄に
配送日時を書き込むことにより管理テーブル26a〜2
6cのメール回収を要求したメンバーの欄を未読から既
読に更新し(S19)、メール配送の通信を終了する。
【0051】なお、ステップS18における個人用メー
ルアドレスの取得に代えて、そのマネージャやメンバー
の端末装置のIPアドレスを用いことにより、配信要求
してきたユーザを特定してもよい。また、このようにし
て取得した個人用メールアドレスやIPアドレスがプロ
ジェクト制御テーブル27aのメンバー欄に登録されて
いるか否かによって、そのメンバーがメールの未読、既
読を管理する対象者であるか否かを判断してもよい。
【0052】したがって、プロジェクトごとに設けられ
たメールアカウントに、プロジェクトでなされた全ての
コミュニケーションが蓄積されていくので、プロジェク
トに属するメンバーは、いつでも、そのアカウントに蓄
積された電子メールを読み出すことで、それまでになさ
れた全てのコミュニケーションを知ることができる。
【0053】図9は、ダウンロードした所定のメール
(経理システム(proj1)宛のNo3.1のメー
ル)を端末装置のGUI部36により閲覧している状態
の画面表示を示す図である。
【0054】同図に示されるように、GUI部36によ
るメール閲覧ダイアログには、「ファイル」、「編
集」、「送受信」、「検索」、「マクロ」、「設定」、
「ヘルプ」からなるプルダウンボタン361、「新規メ
ール」、「返信メール」、「転送メール」、「メール送
受信」、「アカウント編集」、「管理テーブル受信」、
「管理テーブル閲覧」からなるコマンドボタン362、
この端末装置において予め設定されているアカウント
(例えば、「経理システム(proj1)」および「社
外用」)のフォルダを表示するフォルダウインドウ36
3、各フォルダの受信、未送信、送信済み、ゴミ箱に格
納されているメールの一覧を表示するメール一覧ウイン
ドウ364、メール一覧ウインドウ364の一覧表示さ
れたメールの中から選択されたメールの詳細(ヘッダお
よびメール本体)を表示するメール詳細ウインドウ36
5とが設けられている。
【0055】なお、メール一覧ウインドウ364には、
フォルダウインドウ363で選択されたアカウントおよ
びそのアカウント中で選択された受信、未送信、送信済
み、ゴミ箱の種別を示すタイトルバーや、このタイトル
バーで示される種別中のメールを一覧表示させたり、ス
レッド表示させたりするための「一覧」、「スレッド」
タブが設けられている。また、メール詳細ウインドウ3
65には、メール一覧ウインドウ364で選択されたメ
ール(図中において下線が引かれたメール)を示すタイ
トルバー(図示例では、「メール詳細(No.3.1/
山本/01/04/20(金)10:45)」)が設け
られており、このタイトルバーの下にそのメールのヘッ
ダ部の一部の内容(図示例では、From:山本<ab
c@○×○.com>、Reply−to:proj1
@×××.com、To:proj1@×××.co
m、Subject:Re:お知らせ)と、メール本体
部の内容、すなわち”>”の記号が付加された新規発言
の内容の一部と、これに対する山本さんの返答の一部と
が表示されている。ここで、ヘッダ部のフィールドRe
ply−to:proj1@×××.comは、メール
サーバ20で付けたものであり、このメッセージへの返
事を送るべきメールボックスを示している。
【0056】図10は、端末装置で新規発言するときの
操作手順を示す図である。新規発言を望むメンバーは、
GUI部36による表示画面を見ながら、「フォルダ」
欄でアカウント名をクリックして選択し(S20)、図
9に示される「新規メール」コマンドボタンを押す(S
21)。
【0057】アカウントに「経理システム」(proj
1)を選択した状態でコマンドボタン362中の「新規
メール」を押した場合、図11(a)に示される「メッ
セージ」ダイアログボックスが画面に表示される。この
画面では、アカウントテーブル381の設定により、そ
のヘッダの発信人「From」フィールドにはプロジェ
クトメンバーの名前とその電子メールアドレスとを示す
山田<taro@○×△.com>が、メールの第一受
取人を示すヘッダ「To」フィールドには、このメンバ
ーが所属するプロジェクトのメールアドレス、proj
1@○×△.comが、それぞれ予め入力されており、
メールの表題を示すヘッダ「Subject」フィール
ドのテキストボックスが空欄になっている。
【0058】一方、アカウントに「社外用」を選択した
状態で「新規メール」コマンドボタン362を押した場
合、図11(b)に示される「メッセージ」ダイアログ
ボックスが画面に表示される。この画面では、アカウン
トテーブル381の設定により、プロジェクト宛の場合
と異なり、任意の第一受取人のメールアドレスを入力す
るため、ヘッダ「To」フィールドのテキストボックス
が空欄となっており、「To」の部分をクリックしてア
ドレス帳に登録されているメールアドレスを呼び出した
り、過去にメールしたメールアドレスを呼び出して、選
択することによりテキストボックスに所望のメールアド
レスを入力する。また、この画面では、ヘッダ「Bc
c」フィールドが設けられており、追加されて送られる
受取人を表すproj1@○×△.comが、それぞれ
予め入力されている。この理由は、社外宛の新規メール
についてもプロジェクトのメンバーにも閲覧してもらっ
た方がよい場合が多いためである。
【0059】図11に示される「メッセージ」ダイアロ
グボックスにおいて、この宛先に変更の必要がなければ
(S22でNo)、メールの表題を示すヘッダ「Sub
ject」のテキストボックスに任意の表題を入力し、
このヘッダの下部にメールの本文を入力し(S24)、
「送信」コマンドボタンを押す(S25)。これによ
り、新規作成したメールが宛先に送信される。
【0060】図11(a)に示される「メッセージ」ダ
イアログボックスが表示されている状態で「宛先変更」
コマンドボタンを押した場合、図12(a)に示される
「宛先指定のダイアログ」が画面に表示される。この経
理システム(プロジェクト)用の「宛先指定のダイアロ
グ」では、このプロジェクト宛のメールでよく使用する
宛先が予め複数用意されており、図11(a)の「メッ
セージ」ダイアログボックスに表示されている宛先To
欄と対応するチェックボックスだけにチェックマークが
入ってその宛先だけが有効にされている。このため、発
言者<abc@○□△.com>にもメールを送るため
のCc欄、自分のメールボックスにもメールを送るため
のBcc欄のチェックボックスを必要に応じてクリック
してチェックマークを付けると、その宛先も有効にな
る。この有効な宛先は、アカウントテーブル38aに設
定され、図11(a)の画面上でも表示される。したが
って、宛先の手入力の煩雑さを避けながら、宛先を簡単
に追加したり変更したりすることができる。
【0061】宛先の変更後、ヘッダ「Subject」
のテキストボックスに任意の表題を入力し、このヘッダ
の下部にメールの本文を入力し(S24)、「送信」コ
マンドボタンを押す(S25)。これにより、新規作成
したメールが変更後の宛先に送信される。
【0062】一方、図11(b)の「メッセージ」ダイ
アログボックスに表示されている状態で「宛先変更」コ
マンドボタンを押した場合、図12(b)に示される
「宛先指定のダイアログ」が画面に表示される。この
「宛先指定のダイアログ」においてもこの社外宛のメー
ルでよく使用する宛先が予め複数用意されており、図1
1(b)の「メッセージ」ダイアログボックスに表示さ
れるTo欄と、プロジェクト宛のBcc欄とのチェック
ボックスだけにチェックマークが入っている。このた
め、発言者宛やメーリングサーバ宛のCc欄や、自分宛
のBcc欄のチェックボックスを必要に応じてクリック
してチェックマークを付けると、その宛先も有効にな
り、この有効な宛先は、アカウントテーブル38aに設
定され、次回から初期の宛先に設定される。したがっ
て、宛先の手入力の煩雑さを避けながら、宛先を簡単に
追加したり変更したりすることができる。
【0063】宛先の変更後、ヘッダのTo欄のテキスト
ボックスに宛先を入力すると共に、ヘッダ「Subje
ct」のテキストボックスに任意の表題を入力し、この
ヘッダの下部にメールの本文を入力し(S24)、「送
信」コマンドボタンを押す(S25)。これにより、新
規作成したメールが変更後の宛先に送信される。
【0064】図13は、端末装置で新規発言に対するコ
メント(返信)するときの操作手順を示す図である。コ
メントを望むメンバーは、GUI部36による表示画面
を見ながら、「フォルダ」欄のプロジェクト用と社外用
とのいずれか一方のフォルダを選択した状態で、「メー
ル一覧」で返信の対象となるメールを選択し(S3
0)、「返信メール」コマンドボタンを押す(S3
1)。
【0065】プロジェクト用のメールを選択した状態で
「返信メール」コマンドボタンを押した場合、図14
(a)に示される「メッセージ」ダイアログボックスが
画面に表示される。この画面では、その返信メールのヘ
ッダの発信人「From」フィールドにはコメントする
プロジェクトメンバーの名前とその電子メールアドレス
とを示す山田<taro@○×△.com>が、メール
の第一受取人を示すヘッダ「To」フィールドには、こ
のメンバーが所属するプロジェクトのメールアドレス、
proj1@○×△.comが、メールの表題を示すヘ
ッダ「Subject」フィールドには元のメールの表
題「お知らせ」の頭に返信を表す「Re:」が、それぞ
れ予め入力されている。
【0066】一方、社外用のメールを選択した状態で
「返信メール」コマンドボタンを押した場合、図14
(b)に示される「メッセージ」ダイアログボックスが
画面に表示される。この画面では、その返信メールのヘ
ッダの発信人「From」フィールドにはコメントする
プロジェクトメンバーの名前とその電子メールアドレス
とを示す山田<taro@○×△.com>が、メール
の第一受取人を示すヘッダ「To」フィールドには、こ
の元のメールの作成者のメールアドレス、abc@○□
△.comが、「Bcc」フィールドには、プロジェク
ト宛のメールアドレス、proj1@○×△.com
が、メールの表題を示すヘッダ「Subject」フィ
ールドには元のメールの表題「お知らせ」の頭に返信を
表す「Re:」が、それぞれ予め入力されている。
【0067】ここで、社外用のメールに対してコメント
する場合、元のメールのヘッダにReply−toフィ
ールドが含まれていないのが通例である。このため、社
外用のメールに対するコメントのヘッダにおいては、R
eply−toフィールドが含まれていない場合に行わ
れる返信メッセージにおける通例の処理、Fromフィ
ールドとToフィールドの内容を逆にする処理が行われ
ている。
【0068】これに対して、プロジェクト用のメールを
メールサーバ20からダウンロードしてこのメールに対
してコメントする場合、ダウンロードした元のメールの
ヘッダにメールサーバ20によりそのプロジェクトを宛
先とするReply−toフィールドが含められてい
る。したがって、コメントの宛先Toフィールドには、
元のメールの発信人のメールアドレスに優先して、Re
ply−toフィールドで指定されたプロジェクト宛が
設定される。
【0069】なお、図14(a)および図14(b)に
示すFromフィールドの内容、山田<taro@○×
△.com>ならびに図14(b)に示すBccフィー
ルドの内容、proj1@×××.comは、新規メー
ルの送信の場合と同様に、予め設定されているメールア
ドレスである。
【0070】図14に示される「メッセージ」ダイアロ
グボックスにおいて、この宛先に変更の必要がなければ
(S32でNo)直ちに、宛先に変更の必要があれば
(S32でYes)新規メールの宛先変更の場合と同様
な宛先変更をした後に(S33)、このヘッダの下部に
メールの本文を入力し(S34)、「送信」コマンドボ
タンを押す(S35)。これにより、新規作成したメー
ルが宛先に送信される。したがって、プロジェクト宛の
メールだけでなく、一般用のメールも簡単に作成するこ
とができる。
【0071】ここで、メール本体の部分に、元のメッセ
ージの全体が新しいメッセージに一旦組み込まれ、元の
メッセージ文章の各行頭に記号例えば”>”が挿入され
る。このため、返答の際に元のメッセージの間に新しい
文を入れても、行頭の記号で元のメッセージとコメント
とを明確に区別できる。また、記号を行頭に挿入する方
法は何度でも繰り返せるので、返答への返事が繰り返さ
れてもコメントの経過を簡単に把握できる。
【0072】また、新しいメッセージの冒頭には、その
メッセージの送信者を示すための帰属情報が付加され
る。したがって、返答への返答が重なっても帰属情報を
活用でき、ヘッダの詳細を調べてIn−Reply−t
oフィールドとReferenceフィールドの内容を
見なくても、メールメッセージで交わされている会話の
主体を細かく分析することができる。
【0073】したがって、電子会議室、電子黒板等が不
要となり、ネットワーク上のオフィスにおけるプロジェ
クトメンバー間でのコミュニケーションを円滑に進行さ
せることができる。
【0074】図15は、プロジェクトのマネージャが管
理テーブルを閲覧するときの操作手順を示す図である。
【0075】管理テーブルの閲覧を望むマネージャは、
GUI部36による表示画面(図9)を見ながら、「管
理テーブル受信」ボタンを押すと、図16(a)に示さ
れる管理テーブルの受信ダイアログボックスが表示され
る。マネージャが「プロジェクト名」と管理テーブル閲
覧用の「パスワード」とをテキストボックスに入力する
と、管理テーブル閲覧部35は、入力された「プロジェ
クト名」と「パスワード」とを取得し(S40)、「プ
ロジェクト名」と「パスワード」とをメールサーバ20
に転送する(S41)。
【0076】メールサーバ20のプロジェクト管理部2
3は、転送されてきた「プロジェクト名」がメールサー
バ20で管理しているプロジェクト制御テーブル27a
の「プロジェクト名」と一致し、かつ、転送されてきた
管理テーブル閲覧用の「パスワード」がプロジェクト制
御テーブル27aに格納されている管理テーブル閲覧用
の「パスワード」(不図示)と一致するのを確認する
と、端末装置に「認証OK」のデータを返し、プロジェ
クトが存在しない場合や、管理テーブル閲覧用のパスワ
ードが一致しない場合には認証エラーのデータを返す
(S42)。
【0077】メールサーバ20から「認証OK」のデー
タを受信すると、管理テーブル閲覧部35は、メールサ
ーバ20に管理テーブルの配信を要求する。管理テーブ
ルの配信要求を受けたプロジェクト管理部23は、管理
テーブル記憶部26から該当する管理テーブルを読み出
す(S43)。読み出された管理テーブルのデータは、
CSV形式で、メールサーバ20から端末装置にダウン
ロードされ(S44)、管理テーブル蓄積部39に格納
される。
【0078】マネージャが「管理テーブル閲覧」コマン
ドボタンを押すと、管理テーブル蓄積部39から読み出
された管理テーブルのデータが図16(b)に示される
GUI部36による画面に表示され、管理テーブルの内
容が閲覧される(S45)。
【0079】これにより、マネージャ山本が、自分が管
理しているプロジェクトで発言した自分の発言を各メン
バーが読んだか否か、簡単に管理することができる。
【0080】以上のように、本実施の形態1に係る通信
システムによれば、メールサーバ20は、個々のプロジ
ェクトをアカウントに対応させ、プロジェクトメンバー
間でなされた電子メールによる全てのコミュニケーショ
ンの内容をプロジェクトごとに蓄積して記憶するメール
蓄積部25を備えている。これによって、プロジェクト
ごとに設けられたメールアカウントに、プロジェクトで
なされた全てのコミュニケーションが蓄積されていくの
で、プロジェクトに属するメンバーは、いつでも、その
アカウントに蓄積された電子メールを読み出すことで、
それまでになされた全てのコミュニケーションを知るこ
とができる。したがって、プロジェクトメンバー全員を
「Cc:」で指定する等の特別な操作をすることなく、
電子メールを送信する通常の操作をするだけで、ネット
ワーク上のオフィスにおけるプロジェクトメンバー間で
のコミュニケーションが可能になると共に、その情報の
共有化も可能となる。さらに、過去の電子メールは、常
にメールサーバ20に置かれているので、プロジェクト
メンバーは、読み出した電子メールを自分の端末装置3
0a〜30cに蓄積しておく必要がない。また、出張な
どの移動先において、携帯端末やPDA等を用いること
で、いつでも、プロジェクトでのやりとりを知ることが
できる。
【0081】また、メールサーバ20は、さらに、端末
装置30a〜30cからアカウント宛に送信されてきた
電子メールを受け取ると、その電子メールに、その電子
メールに対する返信先として当該アカウントを指定する
旨のヘッダ情報が付随されているか否か判断し、付随さ
れていない場合には、その旨のヘッダ情報をその電子メ
ールに付随させた後に、メール蓄積部25に格納するメ
ール読み書き部22を備えている。これによって、メー
ルサーバ装置に蓄積される全ての電子メールに、そのプ
ロジェクトに対応するアカウントを返信先とするヘッダ
情報が付加されるので、その電子メールを読み出したプ
ロジェクトメンバーは、単に、その電子メールに対して
返信するだけで、その返信メールは、同一のアカウント
に送信され、蓄積される。したがって、新規発言だけで
なく、返信についても、同一のプロジェクトアカウント
に蓄積されていくことが保証される。そして、メールサ
ーバ装置が備える機能によって、全ての電子メールがプ
ロジェクトアカウントに蓄積されることが保証されるの
で、端末装置30a〜30cで使用するメーラーは、一
般的なもので実現できる。
【0082】さらに、メールサーバ20は、さらに、端
末装置30a〜30cからの配信要求に基づいて、メー
ル蓄積部25に蓄積された電子メールの中から、配信要
求の対象となるアカウントに対応づけて蓄積されている
電子メールを読み出し、当該端末装置30a〜30cに
配信するメール読み書き部22と、メール読み書き部2
2により電子メールが配信された旨を電子メールごと及
び配信先ごとに記録し、管理テーブルとして保持する管
理テーブル記憶部26と、管理テーブル記憶部26に保
持された管理テーブルを特定の端末装置に配信するプロ
ジェクト管理部23とを備えている。これによって、プ
ロジェクトにおいて発言された全ての電子メールについ
て、各メンバーが読み出したか否かが管理テーブルに記
録されていくので、例えば、プロジェクトマネージャ
は、この管理テーブルを参照することで、メンバーの参
加状況等を容易に把握することができる。
【0083】(実施の形態2)次に、実施の形態2に係
る通信システムを説明する。本通信システムも、図1に
示される実施の形態1と同様に、電子メールを基本のツ
ールとし、プロジェクトメンバー間でのコミュニケーシ
ョン、その情報の共有化等を支援するシステムであり、
メールサーバと、端末装置と、それらを接続する通信ネ
ットワークとから構成される。ただし、本実施の形態で
は、プロジェクトメンバー間のコミュニケーション情報
の共有化をメールサーバの機能によって実現した実施の
形態1と異なり、端末装置が備えるメールクライアント
の機能によって実現している。
【0084】図17は、本発明の実施の形態2に係る端
末装置300の機能構成を示すブロック図である。
【0085】本図に示される端末装置300は、上記し
た実施の形態1の端末装置30a〜30cと同様にユー
ザ(プロジェクトメンバーおよびプロジェクトマネージ
ャ)が使用するパーソナルコンピュータ、携帯電話機、
携帯情報端末等の通信装置であるが、一般的なメールサ
ーバ(メールのヘッダに自らプロジェクト宛のRepl
y−To欄を設定したり、コピーの保存をするに設定し
たりすることがないメールサーバ)に対するクライアン
トとして機能する点で端末装置30a〜30cと異なっ
ている。また、端末装置300は、一般的なメールサー
バがプロジェクト宛のメールの既読/未読を管理しない
ため、メールの既読/未読の管理情報を閲覧したりする
ための管理テーブル蓄積部39や、管理テーブル閲覧部
35が削除されている点で端末装置30a〜30cと異
なっている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説
明する。
【0086】端末装置300は、通信ネットワーク11
を介してPPP接続等によって一般的なメールサーバと
接続させると共に、一般的なメールサーバの下でもその
メールサーバのプロジェクト宛にメールを確実に集める
設定を自らして電子メールの作成、送信をしたり、プロ
ジェクト宛のメールを閲覧の際にサーバに残すように設
定を自らしたりすることができるメーラーで構成されて
おり、管理テーブル閲覧部35や管理テーブル蓄積部3
9を除いた、6つのプログラム部(送受信部310、メ
ール閲覧部320、メール作成部330、GUI部36
0、一般用アカウント編集部340およびプロジェクト
用アカウント編集部350)と、2つのデータ記憶部
(メール蓄積部370およびアカウントテーブル記憶部
380)とから構成される。
【0087】なお、説明の便宜のため、この実施の形態
2においても、実施の形態1と同じプロジェクト名や、
ユーザ名、ユーザのメールアドレス等を使用して説明す
る。
【0088】メール蓄積部370は、図5に示されるメ
ール蓄積部37と同様、送受信部310を介してメール
サーバに蓄積されているプロジェクト宛や、個人宛のメ
ールや、添付ファイルを受信してアカウントごとに蓄積
する記憶部である。
【0089】アカウントテーブル記憶部380は、図5
に示されるアカウントテーブル記憶部38とおおむね同
様であるが、電子メールを送受信するのに必要な情報を
保持したカウントテーブル381をアカウントごとに記
憶する点でアカウントテーブル記憶部38と異なってい
る。
【0090】送受信部310は、図5に示される送受信
部31と同様、上述のプロトコル等に従って通信ネット
ワーク11を介してメールサーバと通信するインターフ
ェースであり、メール作成部330からの依頼に応じて
メールサーバにメールやコマンドを送信したり、メール
閲覧部320からの依頼に応じてメールサーバから渡さ
れた未読のメールをメール蓄積部370に格納したりす
る。
【0091】メール閲覧部320は、図5に示されるメ
ール閲覧部32とおおむね同様であるが、メールサーバ
から未読のメールを読み出す場合に、アカウントテーブ
ル381における指定に基づき、そのメッセージを削除
するコマンド(例えば、DELE)を送らないようにし
たり、受信メールに添付されたアカウント情報ファイル
をプロジェクト用アカウント編集部350に渡したり、
プロジェクト用アカウント編集部350からの指示で、
テスト送信したメールを自動的に受信したり閲覧したり
する点でメール閲覧部32と異なっている。
【0092】メール作成部330は、図5に示されるメ
ール作成部33とおおむね同様であるが、プロジェクト
用のアカウント下でメールを作成する場合、アカウント
テーブル381を参照してプロジェクト宛のヘッダ等を
含むひな型を作成したり、GUI部360からの指示に
応じて作成されたメールを所定の宛先に送信したり、一
般用アカウント編集部340からの指示で、テスト用の
メール(新規・返信・転送)を自動的に送信したりする
点でメール作成部33と異なっている。
【0093】一般用アカウント編集部340は、図5に
示されるアカウントテーブル編集部34と同様、GUI
部360を介して入力されたメールの送受信に関するア
カウント情報をアカウントテーブル記憶部380のアカ
ウントテーブル381にエントリーしたり、アカウント
テーブル381にエントリーしたアカウント情報を変更
したりする。
【0094】GUI部360は、図5に示されるGUI
部36と同様、メールの送受信や、アカウントの作成等
に関し、モニタ等の表示装置の画面に視覚的な要素を多
用して端末ユーザの操作性やユーザに対する情報伝達を
向上させたインターフェースであって、ユーザの操作結
果の指示をメール閲覧部320や、メール作成部33
0、一般用アカウント編集部340、アカウント新規作
成部3510に伝える。
【0095】プロジェクト用アカウント編集部350
は、プロジェクト用のアカウントを作成したりするため
の機能を持つ端末装置300に固有の新規な構成であ
り、大きくわけてアカウント新規作成部3510と、ア
カウント情報保存部3520と、送受信テスト部353
0と、アカウント情報ロック部3540とを備える。
【0096】アカウント新規作成部3510は、プロジ
ェクト用のアカウントを新規に作成したりするものであ
って、ユーザによる場所およびファイル名の指定を受け
付け、指定されたアカウント情報ファイルの内容を読み
込む読み込みファイル指定部3511と、読み込みファ
イル指定部3511によって読み込まれたアカウント情
報ファイルの内容や、ユーザによって手入力された情報
を組み込んだアカウント情報を作成し、作成した情報に
基づくアカウントを設定したり、アカウントテーブル記
憶部380にアカウントテーブル381を格納したりす
るアカウント情報入力部3514とからなる。
【0097】このアカウント情報入力部3514は、個
人情報や、サーバ情報、メール作成の初期状態でのメー
ルの内容を定めるためのテンプレートからなるアカウン
ト情報の初期値(デフォルト)を記憶する初期情報保持
部3515と、前回設定されたプロジェクト用アカウン
トにおける個人情報や、サーバ情報、テンプレートから
なるアカウント情報を記憶する前回情報保持部3516
と、前回情報保持部3516から読み出したアカウント
情報にアカウント情報ファイルから読み出したアカウン
ト情報を項目ごとに組み込んだり、さらにユーザが手入
力した情報を項目ごとに組み込んだりするアカウント情
報組込部3517と、アカウントを新しく作成して初期
化するアカウント情報初期化部3518と、アカウント
情報組込部3517が組み込んだアカウント情報に基づ
いてプロジェクト用のアカウントを設定し、そのアカウ
ント情報に従うアカウントテーブル381を作成した
り、前回情報保持部3516の内容を更新したりするア
カウント情報設定部3519とを含む。
【0098】アカウント情報保存部3520は、アカウ
ント情報組込部3517が組み込んだ全部の項目や一部
だけの項目からなるアカウント情報をユーザが指定した
場所に、指定したファイル名で保存する。
【0099】送受信テスト部3530は、メール作成部
330に指示してプロジェクト宛のテストメールを自動
的に作成させて送信させ、メール閲覧部320に指示し
てプロジェクトからテストメールを自動的に受信して閲
覧させる。
【0100】アカウント情報ロック部3540は、設定
されたアカウント情報の項目の内、変更されては困る部
分を書き換え不能にロックする。
【0101】図18は、図17に示されたプロジェクト
用アカウント編集部350がアカウントを新規に作成す
るときのユーザ操作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0102】なお、この端末装置300を用いて構成さ
れるプロジェクト管理システムの下では、新規プロジェ
クト(例えば、顧客管理ソフト)の開始に際して、アカ
ウント作成に必要な項目を含むアカウント情報ファイル
(例えば、proj2.ini)が、サーバの管理者
(事務局)から新規プロジェクトのマネージャに、そし
て、このマネージャからそのプロジェクトに参加するメ
ンバーに、プロジェクト立ち上げを知らせる電子メール
に添付されたり、FDなどの記録媒体に格納されたりす
る形で、転送される運用がなされている。
【0103】アカウント情報ファイルを受け取ってプロ
ジェクト用アカウントの新規作成を開始するユーザ(メ
ンバーおよびマネージャ)は、GUI部360による画
面に表示される所定のボタンをクリックすることでプロ
ジェクト用アカウント新規作成の開始操作を行う(S5
0)。そして、GUI部360による画面に表示される
入力フォームに必要な指示や入力をすることで、プロジ
ェクト用アカウント新規作成に利用するファイルを指定
して当該ファイルを読み込ませる(S51)。次いで、
プロジェクト用アカウント作成に必要な情報(個人情
報、サーバ情報、テンプレート等)を、必要に応じて、
順次手入力していく(S52、S53、S54)。個人
情報、サーバ情報、テンプレートの情報の入力が全て終
わると、ユーザは、所定のボタンをクリックすることで
アカウント(顧客管理ソフト)を設定させる(S5
5)。アカウントが設定されると、ハードディスクにプ
ロジェクト用アカウント、顧客管理ソフトが作成され
る。また、新規に作成したアカウントが破損されたよう
な場合などに対処するため、アカウント情報の保存等を
行う(S56)。そして、ユーザは、設定した顧客管理
ソフトのアカウントの下で新規メール、返信メール等を
送受信することにより、メールによる会話(新規発言、
コメント(返信))でプロジェクトを進行させる。
【0104】図19は図18に示されたステップS50
における画面の表示例、図20は図18に示されたステ
ップS51における読み込みファイルの指定における画
面の表示例、図21は図18に示されたステップS52
(個人情報の入力)における画面の表示例、図22は図
18に示されたステップS53(サーバ情報の入力)に
おける画面の表示例、図23〜図25は図18に示され
たステップS54(テンプレートの入力)における画面
の表示例、図26は図18に示されたステップS56
(アカウント情報の保存等の入力)における画面の表示
例をそれぞれ示す。
【0105】図19に示されるように、GUI部360
によりメールを閲覧している状態の画面表示では、GU
I部36の場合とおおむね同様なプルダウンボタン36
1、フォルダウインドウ363、メール一覧ウインドウ
364、メール詳細ウインドウ365の他、「新規メー
ル」ボタン3621、「返信メール」ボタン3622、
「転送メール」ボタン3623、「メール送受信」ボタ
ン3624、「一般用アカウント編集」ボタン362
5、「プロジェクト用アカウント編集」ボタン3626
からなるコマンドボタン3620、添付ファイル一覧ウ
インドウ366が設けられており、メンバーおよびマネ
ージャは、プロジェクト用アカウント編集ボタン362
6をクリックしてプロジェクト用アカウント編集部35
0を起動させる。
【0106】また、図20に示されるように、読込ファ
イルの指定ダイアログには、「場所」、「ファイル名」
等を入力するテキストボックスや、読込ボタンB1等が
設けられており、ユーザは読込ファイル情報として、
「場所」、「ファイル名」等を入力したり、読込ボタン
B1をクリック操作したりする。
【0107】また、図21に示されるように、個人情報
ダイアログには、「アカウント名」、「名前」、「電子
メールアドレス」、「新規メール時の宛先」、「返信メ
ール時の宛先」等のテキストボックスや、設定ボタンB
2、初期化ボタンB3が設けられており、ユーザは、個
人情報としてとして、「アカウント名」、「名前」、
「電子メールアドレス」、「新規メール時の宛先」、
「返信メール時の宛先」等の項目に個人情報を入力した
り、「Bcc:ヘッダに自分のメールアドレスを入れる
指定(チェック)」を入力したり、設定ボタンB2をク
リック操作したり、初期化ボタンB3をクリック操作し
たりする。
【0108】また、図22に示されるように、メールサ
ーバダイアログには、「送信メールサーバ」、「受信メ
ールサーバ」、「受信メールサーバ用のユーザアカウン
ト」、「受信メールサーバ用のパスワード」等のテキス
トボックスや、設定ボタンB2、初期化ボタンB3が設
けられており、ユーザは、サーバ情報として、ユーザが
所有する個人用アカウントの「送信メールサーバ」、プ
ロジェクト宛のメールを閲覧するための「受信メールサ
ーバ」、「受信メールサーバ用のユーザアカウント」、
「受信メールサーバ用のパスワード」等の項目にサーバ
情報を入力したり、「パスワードを保存する指定」、受
信したメールをサーバ上に残す指定を入力したり、設定
ボタンB2をクリック操作したり、初期化ボタンB3を
クリック操作したりする。
【0109】また、図23〜図25に示されるように新
規メールや、返信メール、転送メールにおけるダイアロ
グボックスには、宛先、定型文等を入力するテキストボ
ックスや、設定ボタンB2、初期化ボタンB3が設けら
れており、ユーザは、必要に応じて、テンプレートを入
力したり、設定ボタンB2をクリック操作したり、初期
化ボタンB3をクリック操作したりする。
【0110】さらに、図26に示されるように、「場
所」、「ファイル名」等を入力するテキストボックス
や、保存ボタンB4、送受信テストボタンB5、アカウ
ント情報のロックボタンB6等が設けられており、ユー
ザは、設定されたアカウント情報の保存等として、場所
やファイル名等を入力し、保存ボタンB4をクリック操
作したり、送受信テストボタンB5やアカウント情報の
ロックボタンB6をクリック操作したりする。
【0111】次いで、プロジェクト用アカウント編集部
350によるアカウントの新規作成処理を説明する。図
27は、プロジェクト用アカウント編集部350の動作
手順を示すフローチャートである。
【0112】なお、各ユーザが受け取ったアカウント情
報ファイル(proj2.ini)には、例えば、図2
8に示されるように、「プロジェクト名」顧客管理ソフ
トと、そのユーザ個人用の「送信メールサーバ」mai
l.○×△.comと、この送信メールサーバと別のサ
ーバであって、プロジェクト宛のメールを蓄積する「受
信メールサーバ」mail.×××.comと、「パス
ワード」36y5と、「ユーザアカウント」proj2
とからなり、顧客管理ソフトのアカウントを設定するの
必要な項目の内の一部の項目だけが格納されているもの
として説明する。また、アカウント情報ファイルから上
記の一部項目を読み込む際における前回情報保持部35
16に記憶されている前回値は、図29に示されるよう
に、個人情報の「アカウント名」、「名前」および「電
子メールアドレス」の欄がそれぞれヌルで、「返信アド
レス(Reply−To)を指定する」および「Bc
c:ヘッダに自分のメールアドレスを付ける」のチェッ
クボックスがヌル(チェック無し)であり、サーバ情報
の「送信メールサーバ」、「受信メールサーバ」、「受
信メールサーバ用のユーザアカウント」および「受信メ
ール用のパスワード」の欄がそれぞれヌルで、「パスワ
ードを保存する」および「受信したメールをサーバ上に
残す」のチェックボックスがヌル(チェック無し)であ
り、新規メールのテンプレートではヘッダ等のテキスト
ボックスがヌル、返信メールのテンプレートではヘッダ
等のテキストボックスが「$(SetNameOnly,$(CurrentHea
der,From))です。」および「$c$(QuotedRootBody)」、
転送メールのテンプレートではヘッダ等のテキストボッ
クスが「-----------------------転送元のメール-----
------------------」、「$(SmallRootHeader)」および
「$(RootBody)」であり、プロジェクト用のアカウント
を初めて設定するような場合に生じる初期情報保持部3
515と同じ値を記憶しているものとして説明する。
【0113】ここで、アカウント情報ファイルにおい
て、「ユーザアカウント」proj2と「(受信用)メ
ールサーバ」mail.×××.comとからプロジェ
クト宛のメールアドレス、すなわち「プロジェクトメー
ルアドレス」proj2@×××.comが得られるの
で、新規メール時および返信メール時の宛先「プロジェ
クトメールアドレス」proj2@×××.comが省
略されている。また、この逆に、各ユーザが同じメール
サーバのもとで実施されているメールによる他のプロジ
ェクトに参加し、そのメールサーバを周知しているよう
な場合や、プロジェクトメールアドレスから(受信用)
メールサーバが一義的に決定されるような場合には、プ
ロジェクトメールアドレスの項目を記載し、ユーザアカ
ウントの欄や、メールサーバの欄を省略しておいてもよ
い。
【0114】プロジェクト用アカウント編集部350
は、プロジェクト用アカウント編集ボタン3626(図
19参照)がクリックされるのを待つ(S60)。
【0115】例えば、メンバー「田澤□○」は、図19
に示されるGUI部360による画面でマネージャ「大
西」からのメールを読み、このメールに添付されている
アカウント情報ファイル(proj2.ini)を用い
てアカウント「顧客管理ソフト」を作成しなければなら
ないことを知り、プロジェクト用アカウント編集ボタン
3626をクリックする。
【0116】プロジェクト用アカウント編集ボタン36
26がクリックされると、プロジェクト用アカウント編
集部350のアカウント情報組込部3517は、前回情
報保持部3516に記憶されている前回設定されたアカ
ウント情報を読み込む(S61)。そして、アカウント
情報組込部3517は、GUI部360に指示して図2
0に示される[読込ファイルの指定]のダイアログボッ
クスを開らかせ、メンバーによるファイルの格納場所お
よびアカウント情報ファイル名(proj2.ini)
の指定並びに読込ボタンB1のクリックによりファイル
入力の有無を判断する(S62)。ファイル入力がある
と(S62でYes)、アカウント情報組込部3517
は、このアカウント情報ファイル(proj2.in
i)から読み出した情報を、項目ごとに組み込む(S6
3)。この組込は、同じ項目についてアカウント情報フ
ァイルに設定内容が有ればファイルの設定内容の方を有
効とし、ファイルに無い項目については前回情報保持部
3516から読み込んだ内容を有効とすることにより行
われる。即ち、アカウント情報組込部3517は、「プ
ロジェクト名」の欄に顧客管理ソフトを、「送信メール
サーバ」の欄にmail.○×△.comを、「受信メ
ールサーバ」の欄にmail.×××.comを、「パ
スワード」の欄に36y5を、「ユーザアカウント」の
欄にproj2をそれぞれ組み込む。そして、アカウン
ト情報組込部3517は、新規メール時および返信メー
ル時の宛先の欄に、「ユーザアカウント」の欄のpro
j2と、「受信メールサーバ」の欄のmail.××
×.comとを組み合わせたプロジェクトメールアドレ
スproj2.×××.comを自動的に組み込む。
【0117】ステップS62においてファイルの入力が
なければ(S62でNo)、初期化ボタンB3がクリッ
クされたか否か判断し(S64)、初期化ボタンB3が
クリックされた場合にだけ(S64でYes)、アカウ
ント情報組込部3517は、ファイル情報入力部351
2から初期情報を読み出して初期化する(S65)。し
たがって、初期情報保持部3515に格納される情報
は、手入力前の初期値として、前回情報保持部3516
に記憶されている前回情報と同じ情報と、この前回情報
にファイル情報を組み込んだ情報と、初期情報保持部3
515に記憶されている前回情報と同じ情報との3つの
内のいずれかになる。
【0118】ステップS66の手入力情報受付処理にお
いては、個人情報タグや、メールサーバタグ、テンプレ
ートタグのユーザによるクリック操作により個人情報ダ
イアログ、メールサーバダイアログ、テンプレートダイ
アログを表示させ、いずれかのテキストボックスやチェ
ックボックスに手入力されたか否か判断し(S66
a)。手入力が有った場合にだけ(S66aでYe
s)、メンバーが手入力した情報を受け付ける(S66
b)。
【0119】具体的には、アカウント情報組込部351
7は、個人情報ダイアログにおいてユーザ田澤□○が行
った手入力、名前の欄で田澤□○、電子メールアドレス
の欄でbko@○×△.comをそれぞれ受け付け、メ
ールサーバダイアログにおいて行った手入力、パスワー
ドを保存するの欄で保存するのチェック、受信したメー
ルをサーバ上に残すの欄で残すのチェックをそれぞれ受
け付ける。また、テンプレートの新規メールダイアログ
においては、新規メール作成時にメールのボディの先頭
に自分の名前を入れるための「$(SetNameOnly,$(Curren
tHeader,From))です。」を受け付ける。また、返信メー
ルのダイアログにおいては、メールのボディの先頭に返
信元メールの送信者に対する挨拶と、自分の名前を入
れ、その後にカーソルを移動させ、元メールで選択した
文字(選択なしの場合は全文)を引用するため、「こん
にちは、$(SetNameOnly,$(RootHeader,From))さん。」
と、「$(SetNameOnly,$(CurrentHeader,From))です。」
と、「$c」と、「$(QuotedSelectedRootText2)」とをそ
れぞれ受け付ける。さらに、転送メールダイアログにお
いては、プロジェクトの内容を外部の人に送りつつ、転
送メールをプロジェクトのメンバーにも知らせるため、
Reply-To を空白にし、Bcc にプロジェクトメールアド
レスを入れ、選択したメールの内容(選択しない場合
は、全文)をそのまま貼り付けるため、「$(SetHeader,
Reply-To,"")」と、「$(SetHeader,Bcc,$("AccountRepl
yTo", $("CurrentAccount")))」と、「---------------
--------転送元のメール-----------------------」
と、「$(SmallRootHeader)」と、「$(RootBody)」とを
それぞれ受け付ける。
【0120】そして、受け付けた手入力を対応する項目
に組み込んで、設定ボタンB2がクリックされるのを待
つ(S67)。設定ボタンがクリックされると(S67
でYes)、アカウント情報組込部3517は、新規ア
カウントの作成を終え、アカウントテーブル381を新
規に作成し、アカウントテーブル記憶部380に格納す
る(S68)。
【0121】このアカウントテーブル381には、前回
情報保持部3516の前回情報に、アカウント情報ファ
イルの情報と、ユーザが手入力した情報とが組み込こま
れており、図30に示されるように、「アカウント名」
顧客管理ソフト(proj2)、個人情報については、
「名前」田澤□○、「電子メールアドレス」bko@○
×△.com、「新規メール時の宛先」proj2@×
××.comおよび「返信メール時の宛先」proj2
@×××.comが、メールサーバ情報については、
「送信メールサーバ」mail.○×△.com、「受
信メールサーバ」mail.×××.com、「受信メ
ールサーバ用のユーザアカウント」proj2、「受信
メール用のパスワード」36y5、「パスワードを保存
する」保存するおよび「受信したメールをサーバ上に残
す」残すが、新規メールのテンプレートでは、「$(SetN
ameOnly,$(CurrentHeader,From))です。」が、返信メー
ルのテンプレートでは、「こんにちは、$(SetNameOnly,
$(RootHeader,From))さん。」、「$(SetNameOnly,$(Cur
rentHeader,From))です。」、「$c」および「$(QuotedS
electedRootText2)」が、転送メールのテンプレートに
ついては、「$(SetHeader,Reply-To,"")」、「$(SetHea
der,Bcc,$("AccountReplyTo", $("CurrentAccoun
t")))」、「-----------------------転送元のメール--
---------------------」、「$(SmallRootHeader)」お
よび「$(RootBody)」が、それぞれ格納されている。
【0122】このアカウントテーブル381は、顧客管
理ソフトのアカウントの下での新規メールや、返信メー
ル、転送メールのひな型作成の際に利用される。そし
て、アカウント情報組込部3517は、前回情報保持部
3516にその情報を格納し、その情報を次回のプロジ
ェクト作成時用に保持させ(S69)、新規アカウント
の作成を終える。
【0123】なお、図30に示される新規メールのテン
プレートを使用することにより、図29の場合と異な
り、メール本文中への差出人名の埋め込みが確保され
る。また、図30に示される返信メールのテンプレート
を使用することにより、図29の場合と異なり、メール
本文中への返信元メール差出人名の埋め込みをも確保す
ることができる。この結果、ヘッダを見なくても、プロ
ジェクトメンバー間のメールのやりとりの様子から、未
読既読の管理が可能となる。さらに、図30に示される
転送メールのテンプレートを使用することにより、図2
9の場合と異なり、メールのヘッダ部分からパラメータ
で指定されたヘッダを検索し、その内容を置き換えた
り、新しく追加したりする機能が得られ、この転送メー
ルに対する返信先(Reply−To)をプロジェクト
宛とすると共に、この転送メールの宛先(Bcc)をプ
ロジェクト宛にも含めることが確保される。この結果、
プロジェクト外へのメールをプロジェクトのメンバーも
閲覧することができる。
【0124】したがって、次回に同じサーバの下で新規
に開設される他のプロジェクトにも参加してそのプロジ
ェクト用のアカウントを新規作成する場合、情報ファイ
ルの記述内容(例えば、プロジェクト名や、ユーザアカ
ウント(プロジェクトアカウント)、パスワード)以外
は、自分の前回設定が入力初期値になるので、新規に手
入力する項目は、ほとんどなくなることになる。
【0125】ここで、ユーザが「アカウント情報の保存
等」のタグを指定すると、図26に示されるアカウント
情報の保存等のダイアログが開らかれる。このアカウン
ト情報の保存等のダイアログにおいてユーザが保存場
所、ファイル名を指定して保存ボタンB4をクリックす
ると、アカウント情報保存部3520は、指定された保
存場所に、指定されたファイル名でアカウント情報組込
部3517が保持するアカウント情報を保存する。した
がって、以下に述べる第1〜第4等、種々の運用が可能
になる。
【0126】(第1の運用)プロジェクト用アカウント
の新規作成が完了した時点では、アカウント情報組込部
3517は、アカウントテーブル381と同じ全ての項
目を含むアカウント情報を保持している。この結果、プ
ロジェクト用アカウントの新規作成が完了した時点で保
存ボタンB4をクリックすると、アカウント情報保存部
3520は、全ての項目を含むアカウント情報をFD
や、ハードディスク等に保存する。
【0127】したがって、後で、アカウントテーブル3
81などが破壊された結果、不幸にもリストアの必要が
生じた場合においても、FDや、ハードディスク等に保
存しておいたアカウント情報を読み込みファイル指定部
3511で読み込ませると、前回情報保持部3516の
前回値がどのような情報であっても、アカウント情報組
込部3517はFDや、ハードディスク等に保存してお
いたアカウント情報を全項目において組み込むため、ア
カウント情報設定部3519によりそのままアカウント
を再設定することができる。
【0128】(第2の運用)アカウント情報保存部35
20によりセーブされた全項目を含むアカウント情報を
FD等を介して他のマシンにコピーし、そのアカウント
情報を他のマシンの読み込みファイル指定部3511で
読み込み、アカウント情報入力部3514で設定するこ
とにより、その他のマシンにも同じアカウントを設定す
ることができる。
【0129】(第3の運用)FDや、ハードディスク等
にセーブされているアカウント情報ファイルの中から、
真似たいファイルを読み込みファイル指定部3511に
より読み込んで、必要部分だけを変更して(少なくと
も、アカウント名は変えないとエラーになる)設定する
ことにより、設定を真似た別のプロジェクト用アカウン
トを簡単に作成することもできる。
【0130】(第4の運用)さらに、アカウント情報の
手入力に当たって初期化ボタンを押せば、初期情報保持
部3515から図29に示される情報が読み込まれ、初
期値に戻され、初期状態から、各項目を一から手入力で
きるようになっている。従って、初期状態から、返信メ
ールおよび転送メールのテンプレートをヌルにし、必要
な項目だけを手入力し、必要な項目が入った段階で保存
すれば、サーバから転送されるアカウント情報ファイル
も、簡単に作成することができる。
【0131】また、アカウントの設定が終了した段階
で、アカウント情報の保存等のダイアログにおいてユー
ザが送受信テストボタンB5をクリックすると、送受信
テスト部3530は、メール作成部330に指示するこ
とによりアカウントテーブル381の内容に従うひな型
に、テスト用のサブジェクトや文を付加した新規メール
を作成して自動的に送信させ、メール閲覧部320に指
示してこのテスト用の新規メールを自動的に受信させ
る。次いで、送受信テスト部3530は、メール作成部
330に指示することによりアカウントテーブル381
の内容に従うひな型に、このメールに対してコメント等
を付加した返信メールを自動的に送信させ、メール閲覧
部320に指示してこのテスト用の返信メールを自動的
に受信させる。さらに、送受信テスト部3530は、メ
ール作成部330に指示することによりアカウントテー
ブル381の内容に従うひな型に、このメールに対して
コメント等を付加した転送メール(例えば、転送先を社
外用のメールアドレス(bko@○×△.com)、B
ccをproj2)を自動的に送信させ、メール閲覧部
320に指示してこのテスト用の転送用の転送メールを
自動的に受信させる。
【0132】これにより、メンバーおよびマネージャの
手間を省きつつ、設定したアカウントで新規メール、返
信メール、転送メールを送受信できるか簡単にテスト
し、確認することができる。
【0133】さらに、アカウント情報の保存等のダイア
ログにおいてユーザがアカウント情報のロックボタンB
6をクリックすると、アカウント情報ロック部3540
は、設定されたアカウント情報の項目の内、変更されて
は困る部分、例えば、個人情報では「新規メール時の宛
先」のテキストボックスの欄や、「返信メール時の宛
先」のテキストボックスの欄、メールサーバ情報では、
「受信したメールをサーバ上に残す」の欄のチェックボ
ックスを例えば薄グレーに表示して手入力できないよう
にノンアクティブ化させてこれらの設定をロックし、こ
のアカウント中では書き換え不能にする。
【0134】したがって、送受信テスト部3530によ
るテストの結果、設定したアカウントでメールを送受信
できる確認できた段階でロックしておけば、以後、宛先
を誤ってメールを他のプロジェクト宛に送信したり、サ
ーバ上のメールを削除してしまうような誤りを確実に防
止することができる。
【0135】図31は、図17に示されるメール作成部
330の動作手順を示すフローチャートである。
【0136】メール作成部330は、新規メールボタン
3621、返信メールボタン3622、転送メールボタ
ン3623のいずれがクリックされるのを待ち、いずれ
のボタン3621〜3623がクリックされたかで、こ
れから作成するメールの種類(新規メール、返信メー
ル、転送メール)を特定する(S70)。次いで、メー
ル作成部330は、フォルダ363中のいずれのアカウ
ント(プロジェクト用)が選択されているか特定する
(S71)。そして、メール作成時に参照するアカウン
トテーブル381を決定し、ステップS70で特定した
メールの種類に応じて、プロジェクト宛のメールのひな
型(ヘッダ、ボディ)を作成し(S72)、GUI部3
60に指示してひな型を画面に表示させる。
【0137】具体的には、例えばメンバー田澤が「アカ
ウント」顧客管理ソフトをアクティブにさせた状態で新
規メールボタン3621を押すと、メール作成部330
は、From:bko@○×△.comおよびTo:p
roj2@×××.comのヘッダと、「田澤□○で
す。」のボディとからなる新規メール用のひな型を作成
する。また、メンバー田澤が「アカウント」顧客管理ソ
フトをアクティブにさせ、コメントの対象となるメール
(このメールを以下、「元メール」ともいう。)を指定
した状態で返信メールボタン3622を押すと、メール
作成部330は、From:bko@○×△.com、
To:proj2@×××.comおよびSubjec
t:Re元メールのSubjectのヘッダと、「こん
にちは、元メールの送信者○○さん。田澤□○です。」
および引用記号付加した元メールのボディとからなる返
信メールのひな型を作成する。また、メンバー田澤が
「アカウント」顧客管理ソフトをアクティブにさせ、転
送の対象となるメール(このメールも以下、「元メー
ル」ともいう。)を指定した状態で転送メールボタン3
623を押すと、メール作成部330は、From:b
ko@○×△.com、Bcc:proj2@×××.
comおよびSubject:Fw元メールのSubj
ectのヘッダと、元メールのヘッダおよびボディとか
らなる転送メールのひな型を作成する。
【0138】即ち、新規メールの作成時には、To欄が
空欄にされているのが通例であるが、このメール作成部
330は、このプロジェクトアドレス(proj2@×
××.com)をTo欄に強制的に書き込む処理を実行
する。また、返信メール作成時には、元メールのFro
m欄とTo欄と入れ換えたヘッダを作成するのが通例で
あるが、このメール作成部330は、アカウントテーブ
ル381の設定(返信メール時の宛先)を優先し、この
プロジェクトアドレス(proj2@×××.com)
をTo欄に強制的に書き込む処理を実行する。さらに、
転送メールの作成時には、Bcc欄が空欄にされている
のが通例であるが、このメール作成部330は、アカウ
ントテーブル381の設定(転送メールの宛先(Bc
c)の設定:$(SetHeader,Bcc,$("AccountReplyTo",
$("CurrentAccount"))))に基づいて、このプロジェク
トアドレス(proj2@×××.com)をBcc欄
に強制的に書き込む処理を実行する。この結果、新規メ
ール、返信メールおよび転送メールの宛先(Toおよび
Bcc)が全て同じプロジェクト(proj2)に向け
られる。
【0139】メールのひな型を作成し終わると、メール
作成部330は、メッセージや、コメントなどが手入力
されるのを待ち(S73)、手入力があると(S73で
Yes)、ひな型への入力を受け付ける(S74)。こ
のステップS74においては、例えば、プロジェクト用
の新規メールにおいてはSubject欄、ボディへの
新規発言の入力を受け付け、返信メールにおいてはボデ
ィの挨拶文の後に元メールに対するコメントの入力を受
け付け、転送メールにおいては、To欄への転送先アド
レスや、元メールの前へのコメントの入力を受け付け
る。
【0140】次いでメール作成部330は、送受信ボタ
ン3624がクリックされるのを待ち(S75)、送受
信ボタン3624がクリックされると(S75でYe
s)、作成したメールをこのユーザのアカウントを保持
する送信メールサーバmail.○×△.comに送信
する(S76)。なお、この送信メールサーバmai
l.○×△.comは、このメールをプロジェクトのア
カウントが作成されたメールサーバmail.×××.
comに送信される。したがって、アカウント、顧客管
理ソフトがアクティブな状態で送信されたメール(新規
メール、返信メールおよび転送メール)は、サーバに設
けられたアカウント、proj2に全部集められる。
【0141】一方、新規メールおよび返信メールの送信
の際の送受信ボタン3624のクリック操作で、サーバ
のアカウント、proj2に集められたメールの中から
未読のメールが受信され、閲覧されることになるが、ア
カウントテーブル381において「受信したメールをサ
ーバ上に残す」が残す設定となっている。この結果、こ
のプロジェクトのメンバーおよびマネージャのいずれが
閲覧しても、サーバのアカウント、proj2に集めら
れたメールは削除されることなくそのまま残される。し
たがって、プロジェクト開始後、途中でメンバーが新規
に加入したような場合であっても、プロジェクト参加前
のメールも全て閲覧したりすることが可能となり、メー
ルの削除によるプロジェクト進行に支障が生じるような
事態を避けることができる。
【0142】以上のように実施の形態2に係る通信シス
テムによれば、端末装置300は、プロジェクトにおい
て新規に発言する場合及び既に発言された電子メールに
対して返信する場合のいずれのときも、そのプロジェク
ト用のアカウントを宛先として前記電子メールを送信す
る。これによって、端末装置300、即ち、メーラーの
機能により、プロジェクトに関する電子メールは、一般
用の電子メールと異なり、新規発言についても返信につ
いても、必ずプロジェクトアカウント宛に送信され、そ
こに蓄積される。したがって、各プロジェクトメンバー
は、このような機能を備えるメーラーを使用すること
で、送信先に関する特別な操作をすることなく、プロジ
ェクトメンバー間でコミュニケーションをすることがで
きる。よって、メールサーバ装置は、特殊な機能を備え
る必要がなく、一般的なもので足りる。
【0143】(変形例)以上本発明に係る通信システム
を実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施の形態
に限定されるものでなく、以下に述べる変形例について
も適用される。
【0144】上記実施の形態では、メールサーバ20に
おいてメールのヘッダにそのプロジェクト宛のRepl
y−toを設定したが、端末装置側でメールのヘッダに
そのプロジェクト宛のReply−toを設定してもよ
い。
【0145】また、端末装置において、新規メールのテ
ンプレートに図32に示すように「$(SetHeader,To,$("
AccountReplyTo", $("CurrentAccount") ))」の一行を
加え、新規メールの宛先To欄を、プロジェクトとして
もよい。また、返信メールのテンプレートに図33に示
すように「$(SetHeader,To,$("AccountReplyTo", $("Cu
rrentAccount") ))」の一行を加え、返信メールの宛先
To欄を、プロジェクトとしてもよい。この場合には、
個人情報のダイアログボックスに設けた新規メール時の
宛先や、返信メール時の宛先の欄を削除することができ
る。
【0146】さらに、転送メールのテンプレートにおい
てBccの宛先として:プロジェクトを加えるようにし
ていたが、個人情報のダイアログボックスに返信メール
時の宛先(Bcc)の欄のテキストボックスを設け、こ
のテキストボックスにプロジェクトの電子メールアドレ
スを設定するようにしてもよい。
【0147】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る通信システムは、電子メールによるプロジェクト
メンバー間のコミュニケーションを支援する通信システ
ムであって、通信ネットワークで接続されたメールサー
バ装置と各プロジェクトメンバーが使用する端末装置と
から構成され、前記メールサーバ装置は、個々のプロジ
ェクトをアカウントに対応させ、プロジェクトメンバー
間でなされた電子メールによる全てのコミュニケーショ
ンの内容をプロジェクトごとに蓄積して記憶するメール
蓄積手段を備えることを特徴とする。
【0148】これによって、プロジェクトごとに設けら
れたメールアカウントに、プロジェクトでなされた全て
のコミュニケーションが蓄積されていくので、プロジェ
クトに属するメンバーは、いつでも、そのアカウントに
蓄積された電子メールを読み出すことで、それまでにな
された全てのコミュニケーションを知ることができる。
したがって、プロジェクトメンバー全員を「Cc:」で
指定する等の特別な操作をすることなく、電子メールを
送信する通常の操作をするだけで、ネットワーク上のオ
フィスにおけるプロジェクトメンバー間でのコミュニケ
ーションが可能になると共に、その情報の共有化も可能
となる。さらに、過去の電子メールは、常にメールサー
バ装置に置かれているので、プロジェクトメンバーは、
読み出した電子メールを自分の端末装置に蓄積しておく
必要がない。また、出張などの移動先において、携帯端
末やPDA等を用いることで、いつでも、プロジェクト
でのやりとりを知ることができる。
【0149】ここで、前記メールサーバ装置は、さら
に、前記端末装置から前記アカウント宛に送信されてき
た電子メールを受け取ると、その電子メールに、その電
子メールに対する返信先として当該アカウントを指定す
る旨のヘッダ情報が付随されているか否か判断し、付随
されていない場合には、その旨のヘッダ情報をその電子
メールに付随させた後に、前記メール蓄積手段に格納す
るメール格納手段を備えてもよい。
【0150】これによって、メールサーバ装置に蓄積さ
れる全ての電子メールに、そのプロジェクトに対応する
アカウントを返信先とするヘッダ情報が付加されるの
で、その電子メールを読み出したプロジェクトメンバー
は、単に、その電子メールに対して返信するだけで、そ
の返信メールは、同一のアカウントに送信され、蓄積さ
れる。したがって、新規発言だけでなく、返信について
も、同一のプロジェクトアカウントに蓄積されていくこ
とが保証される。そして、メールサーバ装置が備える機
能によって、全ての電子メールがプロジェクトアカウン
トに蓄積されることが保証されるので、端末装置で使用
するメーラーは、一般的なもので足りる。
【0151】また、前記メールサーバ装置は、さらに、
前記端末装置からの配信要求に基づいて、前記メール蓄
積手段に蓄積された電子メールの中から、前記配信要求
の対象となるアカウントに対応づけて蓄積されている電
子メールを読み出し、当該端末装置に配信するメール配
信手段と、前記メール配信手段により電子メールが配信
された旨を電子メールごと及び配信先ごとに記録し、管
理テーブルとして保持する管理テーブル登録保持手段
と、前記管理テーブル登録保持手段に保持された管理テ
ーブルを特定の端末装置に配信する管理テーブル配信手
段とを備えてもよい。
【0152】これによって、プロジェクトにおいて発言
された全ての電子メールについて、各メンバーが読み出
したか否かが管理テーブルに記録されていくので、例え
ば、プロジェクトマネージャは、この管理テーブルを参
照することで、メンバーの参加状況等を容易に把握する
ことができる。
【0153】また、前記端末装置は、電子メールの送信
に際して、プロジェクトメンバーから、プロジェクトに
関する電子メールを送信するのか否かの選択を取得する
選択取得手段と、プロジェクトに関する電子メールを送
信する旨の選択が取得された場合に、当該プロジェクト
に対応づけられた前記アカウントを宛先として、当該電
子メールを送信するメール送信手段とを備えてもよい。
つまり、前記メール送信手段は、前記プロジェクトにお
いて新規に発言する場合及び既に発言された電子メール
に対して返信する場合のいずれのときも、前記アカウン
トを宛先として前記電子メールを送信する。
【0154】これによって、端末装置、即ち、メーラー
の機能により、プロジェクトに関する電子メールは、一
般用の電子メールと異なり、新規発言についても返信に
ついても、必ずプロジェクトアカウント宛に送信され、
そこに蓄積される。したがって、各プロジェクトメンバ
ーは、このような機能を備えるメーラーを使用すること
で、送信先に関する特別な操作をすることなく、プロジ
ェクトメンバー間でコミュニケーションをすることがで
きる。よって、メールサーバ装置は、特殊な機能を備え
る必要がなく、一般的なもので足りる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信システム10
の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示されるメールサーバ20の詳細な機能
構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示されるプロジェクト制御テーブル27
aの構成例を示す図である。
【図4】図図2に示される管理テーブル記憶部26a〜
26cの構成例を示す図である。
【図5】図1に示される端末装置30aの詳細な機能構
成を示すブロック図である。
【図6】図5に示されるアカウントテーブル38aの構
成を示す図である。
【図7】この通信システム10が対象とするプロジェク
トメンバー間のメールのやり取りの一例を示す図であ
る。
【図8】図2に示されるメールサーバ20のメール読み
書き部22の動作を示すフローチャートである。
【図9】図5に示されるGUI部36によるメール閲覧
ダイアログの一例を示す図である。
【図10】端末装置で新規発言するときの操作手順を示
す図である。
【図11】プロジェクト用のアカウントで新規メールを
送信する場合の「メッセージ」ダイアログボックス(図
11(a))およびプロジェクト以外の一般用のアカウ
ントで新規メールを送信する場合の「メッセージ」ダイ
アログボックス(図11(b))の一例を示す図であ
る。
【図12】プロジェクト用のアカウントで新規メールを
送信する場合の宛先指定のダイアログボックス(図12
(a))およびプロジェクト以外の一般用のアカウント
で新規メールを送信する場合の宛先指定のダイアログボ
ックス(図12(b))の一例を示す図である。
【図13】端末装置で返信するときの操作手順を示す図
である。
【図14】プロジェクト用のアカウントで返信する場合
の「メッセージ」ダイアログボックス(図14(a))
およびプロジェクト以外の一般用のアカウントで返信す
る場合の「メッセージ」ダイアログボックス(図14
(b))の一例を示す図である。
【図15】プロジェクトのマネージャが管理テーブルを
閲覧するときの操作手順を示す図である。
【図16】管理テーブルの受信ダイアログボックス(図
16(a))およびDBソフトによって画面に表示され
る管理テーブルの内容(図16(b))の一例を示す図
である。
【図17】本発明の実施の形態2に係る端末装置300
の機能構成を示すブロック図である。
【図18】図17に示されるプロジェクト用アカウント
編集部350がアカウントを新規に作成するときのユー
ザ操作の流れを示すフローチャートである。
【図19】図17に示されるGUI部360によるメー
ル閲覧ダイアログの一例を示す図である。
【図20】読込ファイルの指定ダイアログの一例を示す
図である。
【図21】個人情報ダイアログの一例を示す図である。
【図22】メールサーバダイアログの一例を示す図であ
る。
【図23】新規メールのテンプレートのダイアログの一
例を示す図である。
【図24】返信メールのテンプレートのダイアログの一
例を示す図である。
【図25】転送メールのテンプレートのダイアログの一
例を示す図である。
【図26】アカウント情報の保存等のダイアログの一例
を示す図である。
【図27】図17に示されるプロジェクト用アカウント
編集部350の動作手順を示すフローチャートである。
【図28】ユーザに送られてきたアカウント情報ファイ
ルの内容の一例を示す図である。
【図29】プロジェクト用アカウントを新規に設定する
際に前回情報保持部3516に記憶されている内容の一
例を示す図である。
【図30】アカウント情報組込部3517により設定さ
れたアカウントテーブル381の一例を示す図である。
【図31】図17に示されるメール作成部330の動作
手順を示すフローチャートである。
【図32】新規メールのテンプレートのダイアログの他
の一例を示す図である。
【図33】返信メールのテンプレートのダイアログの他
の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 通信システム 11 通信ネットワーク 20 メールサーバ 22 メール読み書き部 23 プロジェクト管理部 25 メール蓄積部 26 管理テーブル記憶部 26a〜26c 管理テーブル 27 プロジェクト制御テーブル記
憶部 27a プロジェクト制御テーブル 30a〜30c,300 端末装置 32,320 メール閲覧部 33,330 メール作成部 34 アカウントテーブル編集部 35 管理テーブル閲覧部 36,360 GUI部 37,370 メール蓄積部 38,380 アカウントテーブル記憶部 38a,381 アカウントテーブル 39 管理テーブル蓄積部 340 一般用アカウント編集部 350 プロジェクト用アカウント編
集部 3510 アカウント新規作成部 3511 読み込みファイル指定部 3514 アカウント情報入力部 3515 初期情報保持部 3516 前回情報保持部 3517 アカウント情報組込部 3518 アカウント情報初期化部 3519 アカウント情報設定部 3520 アカウント情報保存部 3530 送受信テスト部 3540 アカウント情報ロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−219341(JP,A) 特開 平11−250127(JP,A) 特開2000−187631(JP,A) 特開2000−250864(JP,A) 特開2000−322340(JP,A) 仲間で作ろう!「パーソナルメーリン グリスト」,INTERNET mag azine,日本,株式会社インプレ ス,1999年7月1日,No.54,p254 −259 電子メールを究める!2,週刊Eas y PC,日本,株式会社デアゴスティ ーニ・ジャパン,1999年7月19日,Vo l.3,No.69,p17−20 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/58 G06F 13/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールによるプロジェクトメンバー
    間のコミュニケーションを支援する通信システムであっ
    て、 通信ネットワークで接続されたメールサーバ装置と各プ
    ロジェクトメンバーが使用する端末装置とから構成さ
    れ、 前記メールサーバ装置は、個々のプロジェクトをアカウ
    ントに対応させ、プロジェクトメンバー間でなされた電
    子メールによる全てのコミュニケーションの内容をプロ
    ジェクトごとに蓄積して記憶するメール蓄積手段を備
    前記端末装置は、 電子メールの送信に際して、プロジェクトメンバーか
    ら、プロジェクトに関する電子メールを送信するのか否
    かの選択を取得する選択取得手段と、 プロジェクトに関する電子メールを送信する旨の選択が
    取得された場合に、当該プロジェクトに対応づけられた
    前記アカウントを宛先として、当該電子メールを送信す
    るメール送信手段とを備え、 前記メール送信手段は、前記アカウント宛に電子メール
    を送信するときに、当該アカウントを返信先として送信
    する ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記メール送信手段は、前記アカウント
    宛に電子メールを送信するときに、当該アカウントを返
    信先とするヘッダ情報を付随させて送信することを特徴
    とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記メールサーバ装置は、さらに、 前記端末装置からの配信要求に基づいて、前記メール蓄
    積手段に蓄積された電子メールの中から、前記配信要求
    の対象となるアカウントに対応づけて蓄積されている電
    子メールを読み出し、当該端末装置に配信するメール配
    信手段と、 前記メール配信手段により電子メールが配信された旨を
    電子メールごと及び配信先ごとに記録し、管理テーブル
    として保持する管理テーブル登録保持手段と、 前記管理テーブル登録保持手段に保持された管理テーブ
    ルを特定の端末装置に配信する管理テーブル配信手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記管理テーブル登録保持手段は、前記
    電子メールの配信日時を前記管理テーブルに書き込むこ
    とによって、前記電子メールが配信された旨を記録する
    ことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記メール送信手段は、前記プロジェク
    トにおいて新規に発言する場合及び既に発言された電子
    メールに対して返信する場合のいずれのときも、前記ア
    カウントを宛先として前記電子メールを送信することを
    特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記端末装置は、さらに、プロジェクト
    とアカウントとの対応を示すアカウント情報を記憶する
    アカウント情報記憶手段を備え、 前記メール送信手段は、前記アカウント情報記憶手段に
    記憶されたアカウント情報に基づいて、前記アカウント
    を宛先とする旨のヘッダ情報を生成し、前記電子メール
    に付随させて送信することを特徴とする請求項5記載の
    通信システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、さらに、プロジェクト
    メンバーから、アカウント情報を含むテキストファイル
    の指定を取得すると、当該テキストファイルに含まれる
    アカウント情報を前記アカウント情報記憶手段に格納す
    るアカウントファイル取得手段を備え、 前記メール送信手段は、前記アカウントファイ取得手段
    によって前記アカウント情報記憶手段に格納されたアカ
    ウント情報に基づいて、前記ヘッダ情報を生成し、前記
    電子メールに付随させて送信することを特徴とする請求
    項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、さらに、プロジェクト
    メンバーからの指示に従って、前記アカウント情報記憶
    手段に記憶されているアカウント情報を変更するアカウ
    ント情報変更手段を備え、 前記アカウント情報変更手段は、前記プロジェクトに対
    応するアカウントの変更については、特定の処理を経た
    後でないと変更を許可しないことを特徴とする請求項7
    記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、さらに、前記アカウン
    ト情報記憶に記憶されているアカウント情報に従って、
    予め作成された本文を含む電子メールを送信及び受信す
    る送受信テスト手段を備えることを特徴とする請求項8
    記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 通信ネットワークで接続されたメール
    サーバ装置と各プロジェクトメンバーが使用する端末装
    置とから構成される通信システムにおいて、電子メール
    によるプロジェクトメンバー間のコミュニケーションを
    支援するコミュニケーション支援方法であって、 前記メールサーバ装置は、個々のプロジェクトをアカウ
    ントに対応させ、プロジェクトメンバー間でなされた電
    子メールによる全てのコミュニケーションの内容をプロ
    ジェクトごとに記憶手段に蓄積して記憶する蓄積記憶ス
    テップを含み、 前記端末装置は、 電子メールの送信に際して、プロジェクトメンバーか
    ら、プロジェクトに関する電子メールを送信するのか否
    かの選択を取得する選択取得ステップと、 プロジェクトに関する電子メールを送信する旨の選択が
    取得された場合に、当該プロジェクトに対応づけられた
    前記アカウントを宛先として、当該電子メールを送信す
    るメール送信ステップとを含み、 前記メール送信ステップでは、前記アカウント宛に電子
    メールを送信するときに、当該アカウントを返信先とし
    て送信する ことを特徴とするコミュニケーション支援方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の端末装置が備える選択
    取得手段及びメール送信手段としてコンピュータに機能
    させるプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項12記載のプログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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