JP2000250864A - 協調作業支援システム - Google Patents

協調作業支援システム

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JP2000250864A
JP2000250864A JP11054393A JP5439399A JP2000250864A JP 2000250864 A JP2000250864 A JP 2000250864A JP 11054393 A JP11054393 A JP 11054393A JP 5439399 A JP5439399 A JP 5439399A JP 2000250864 A JP2000250864 A JP 2000250864A
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Tomohiro Sato
知弘 佐藤
Hiroshi Katsurabayashi
浩 桂林
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想空間上で行われている協調作業で各ユー
ザが現在行っている作業状況に応じた適切な相手とコミ
ュニケーションを可能にすることを目的とする。 【解決手段】 ユーザが注目する作業領域を作業領域検
出手段2が検出し、ユーザ視点算出手段3が作業領域か
ら視点情報を抽出する。動的コミュニケーショングルー
プ生成手段4では、ユーザ視点情報蓄積手段4aに現時
点での各ユーザの視点情報が蓄積され、視点情報の蓄積
の度に、グループ生成手段4bが蓄積済みの視点情報と
の類似度に基づいてグループ情報を生成し、動的コミュ
ニケーションセッション制御手段5では、グループ情報
蓄積手段5aにグループ情報を蓄積し、コミュニケーシ
ョンセッション生成手段5bがそのグループ情報に基づ
き各グループの全メンバに対してコミュニケーションが
行える環境を生成し、コミュニケーションセッション削
除手段5cがメンバ数が一人のグループ情報を削除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は協調作業支援システ
ムに関し、特に複数のコンピュータが接続されたネット
ワーク上の仮想的な作業空間において、複数のユーザが
コンピュータを介してコミュニケーションを行う場合
に、各ユーザが必要に応じて指定する作業領域に基づい
て、適切な相手とのコミュニケーションを行うための環
境を提供する協調作業支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のイントラネット、インターネット
などの普及に伴い、ネットワーク上の仮想空間において
複数のユーザが協力しながら作業を行う環境が整いつつ
ある。こうした中で、ユーザが現在自分の行っている作
業に応じて、自分と同じ作業状況にある他のユーザと適
宜コミュニケーションをとりながら、スムーズに自分の
作業を遂行させたいという欲求がある。
【0003】このようなある一時点における各ユーザの
作業状況に応じて、コミュニケーション相手を逐次動的
に変更させる従来技術には機能的に見て次の3つに分類
できる。
【0004】第1はあらかじめ設定された情報に基づい
てコミュニケーション相手を変更させる方法である。こ
の第1の方法では、あらかじめ登録された条件をその都
度選択することによって、動的にコミュニケーション相
手を変更する環境をユーザに提供する。
【0005】たとえば特開平9−034844号公報に
記載されたグループ環境設定方法およびそのシステムで
は、グループ名とそれに応じた環境設定情報(アクセス
権、使用ソフトウェア、メニュー設定など)とをあらか
じめ登録しておき、ユーザがその中のあるグループ名を
指定することで、そのグループに関連付けられた環境設
定情報に基づくコミュニケーション環境がユーザに提供
される。
【0006】また、特開平7−210513号公報に記
載された協同作業起動装置では、ユーザ情報(ユーザ名
と端末名)テーブルとアプリ情報(アプリ名と起動方
式)テーブルとをあらかじめ登録しておき、ユーザがグ
ループメンバと使用アプリ名とを指定することによっ
て、各テーブルに設定された情報に基づいて、コミュニ
ケーション相手を抽出し、ユーザにコミュニケーション
環境を提供する。
【0007】第2は仮想現実においてコミュニケーショ
ン相手を探し出し、変更させる方法である。たとえば特
開平6−095997号公報に記載されたヒューマンイ
ンターフェースシステムでは、現実世界と同様の行動を
機能的に行えるヒューマンインターフェースシステムを
提供し、ユーザが画面上で仮想的な部屋およびメンバを
確認しながら、必要に応じてコミュニケーション相手を
変更するコミュニケーション環境を提供している。
【0008】また、FreeWalk(京都大,Procee
dings of the ACM Conference on CSCW '96)では、相
手の位置が確認できる2次元マップと仮想的な3次元空
間とを提供することにより、ユーザが他のユーザに近づ
いたり離れたりすることで、必要に応じてコミュニケー
ション相手を変更できる映像および音声を使ったコミュ
ニケーション環境を提供している。
【0009】第3は参照情報の選択によってコミュニケ
ーション相手を変更させる方法である。たとえば米国特
許第5363507号公報に記載された「METHOD AND S
YSTEM FOR STORING AND RETRIEVING COLLABORATIVELY P
ROCESSED INFORMATION BY ASSOCIATED IDENTIFICATION
DATA」では、いくつかのコミュニケーション手段(電
話、電子掲示板など)をあらかじめユーザに提示してお
き、ユーザの選択したコミュニケーション形態に基づい
て、必要に応じてコミュニケーション相手を変更できる
コミュニケーション環境を提供している。
【0010】また、特開平9−128343号公報に記
載されたコミュニケーションシステムでは、いくつかの
コミュニケーション手段と、WWW(World Wide Web)
サーバの情報を同時に参照している他のユーザを提示す
ることで、ユーザの選択した相手とコミュニケーション
形態に基づいて、必要に応じてコミュニケーション相手
を変更できるコミュニケーション環境を提供している。
【0011】また、Piazza(SunSoft, Proceedin
gs of the ACM Conference on CSCW'96)では、分散し
ているコミュニティ間で、同情報にアクセスしているユ
ーザ、あらかじめ設定した条件と合致したユーザ、およ
びプロジェクトに参加しているユーザを提示し、これら
のユーザと必要に応じてマルチメディア通信によるコミ
ュニケーションを行う環境を提供している。
【0012】さらに、コミュニケーション相手を動的に
変更させるものではないが、ユーザの作業状況に応じた
コミュニケーション相手を見つける方法として、キーワ
ードを利用して文書検索を行う文書検索装置の利用があ
る。すなわち、通常、WWWロボットを含む文書検索装
置では、ネットワーク上のデータベースにあらかじめ蓄
積された静的な文書情報に対して、ユーザの入力したキ
ーワードとそれら文書情報各々に含まれる全キーワード
とを比較して、類似した文書の全体を抽出する。これに
より、ユーザが現在行っている作業に関連したコミュニ
ケーション相手を抽出することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
方法には、次のような問題点がある。まず、第1の方法
では、あらかじめコミュニケーショングループやアプリ
ケーション環境などを設定しておかねばならないため、
時々刻々と変化するユーザの作業状況に合わせて、常に
最適な相手とコミュニケーションが行える環境をユーザ
に提供することは不可能である。言い換えれば、作業状
況に応じて、常に最適な相手とコミュニケーションを行
える環境を提供するためには、あらゆる状況を想定し、
それに応じた詳細な設定を済ませておく必要がある。し
かし、これはあまりにも膨大な条件設定が必要であり、
またそれらは事前に行っておく必要があるため、事実
上、第1の方法では、ユーザの作業状況に合わせた動的
なコミュニケーショングループを生成することは不可能
である。
【0014】第2の方法では、第1の方法のように、あ
らかじめ詳細に条件を設定する必要はないが、コミュニ
ケーショングループを生成する際に、各ユーザの仮想的
な位置情報、すなわち座標情報だけでコミュニケーショ
ングループを生成するため、コミュニケーション相手が
自分と同じ作業状況にあるかどうかは、その相手と実際
にコミュニケーションをとってみるまでわからない。し
たがって、たとえ同じ作業状況にあっても、仮想空間上
での距離が離れていれば、その相手と決してコミュニケ
ーションを行うことができない。よって、第2の方法で
も、ユーザが常に自分の作業状況にあった適切な相手と
コミュニケーションが行えないといった問題を解決する
ことができない。
【0015】第3の方法では、第2の方法での座標情報
の代りに、仮想空間上で同じファイルを参照していると
いった条件を使用している。しかし、この方法でも、た
とえば、内容が極めて類似しているものの、仮想空間上
ではまったく異なる複数のファイルがあった場合、それ
らのファイルを参照している各ユーザはまったく同じ内
容の作業をしているにも拘らず、決してコミュニケーシ
ョングループには登録されない。つまり、このような場
合は、コミュニケーションが行えないといった問題点が
あった。また、第3の方法では、同じファイルのどの部
分にユーザが注目しているかという情報を検出していな
いため、ファイル中のまったく異なる部分に注目してい
るユーザがいた場合、そのユーザも同じファイルを見て
いるということだけでコミュニケーショングループに登
録されてしまうといった問題点もあった。したがって、
第3の方法を用いても、ユーザが自分の作業状況にあっ
た適切な相手とコミュニケーションが行えない、といっ
た問題を解決することができない。
【0016】また、文書検索装置を使ってコミュニケー
ショングループを生成する方法では、まず、通常の文書
検索装置では、ユーザが何らかの検索を行う場合、自ら
検索条件を入力しなければならない。これは、コミュニ
ケーション相手を検索する場合には、ユーザが常に自分
の作業状況を把握し、それに応じたキーワードを抽出
し、システムに入力しなければならない。したがって通
常の文書検索装置を使うと、ユーザが現在行っている作
業を一時中断し、コミュニケーション相手を検索しなけ
ればならず、ユーザが本来やるべき作業をスムーズに遂
行できないといった問題が生じる。次に、ユーザが入力
したキーワードに対しても、通常の文書検索装置では、
検索対象であるすべての文書に対して、その各文章中に
含まれる全キーワードとの類似度だけから検索結果を導
出する。つまり通常の文書検索装置では、文章全体に含
まれるキーワードとの類似度計算しかしないため、ユー
ザが入力したキーワードに対して、もっともマッチした
文書中のある一部だけを切り出して提示することができ
ない。したがって、たとえば、文書検索装置に共有情報
を参照しているユーザ名を提示できる装置を追加したと
しても、入力されたキーワードにマッチした文書全体を
参照しているユーザ名だけが提示されてしまう。これ
は、参照情報の選択によってコミュニケーション相手を
変更させる第3の方法で述べたように、文書中でまった
く異なる部分を注目しているユーザも最適なコミュニケ
ーショングループのメンバとして登録されてしまうとい
った問題点と同じである。最後に、通常の文書検索装置
では、たとえばユーザが共有文書に対して更新作業を行
った場合でも、一度検索が終了してしまうと、その結果
に対して変更内容が反映されないといった問題点があ
る。つまり通常の文書検索装置では、静的な文書情報に
対して一度だけ検索を行うことを前提としているため、
ユーザが一度検索した結果に対しては、その後文書情報
が如何に変更されようとも、その変更結果が直接検索結
果に反映されないといった問題点がある。これは、時々
刻々と変化するユーザの作業に応じて、最適なコミュニ
ケーション相手を常に獲得できないといったそもそもの
問題点を表しており、たとえばあるユーザが最適なコミ
ュニケーション相手だと思ってコミュニケーションを開
始しようとしたところ、相手はすでに別の作業に移行し
てしまっている場合が往々にして起こり得ることを表し
ている。
【0017】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、仮想空間上で行われている協調作業におい
て、各ユーザの現在行っている作業状況に応じて、適切
な相手とコミュニケーションを行うことができる協調作
業支援システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、コンピュータ端末を使用して、ネットワ
ーク上で協調作業を行う複数ユーザ間でのコミュニケー
ションを支援する協調作業支援システムにおいて、協調
作業の中でユーザが行っている作業領域を検出する作業
領域検出手段と、前記作業領域検出手段によって検出さ
れた作業領域から、この作業領域に含まれるキーワード
を抽出して、ユーザごとの視点情報を算出するユーザ視
点算出手段と、前記ユーザ視点算出手段によって算出さ
れたユーザの視点情報に対して、類似した視点を持つユ
ーザを集めてコミュニケーショングループを動的に生成
する動的コミュニケーショングループ生成手段と、を備
えていることを特徴とする協調作業支援システムが提供
される。
【0019】このような協調作業支援システムによれ
ば、ネットワーク上での協調作業において、各ユーザの
作業内容に応じて、作業領域検出手段がそのユーザの作
業領域を検出し、ユーザ視点算出手段が検出された領域
に含まれるキーワードをユーザ視点情報として抽出す
る。このユーザ視点情報は動的コミュニケーショングル
ープ生成手段に送られ、ここで、そのユーザ視点情報に
含まれるキーワードと他のユーザの視点情報に含まれる
キーワードとを比較して、類似したキーワードを持つユ
ーザを集めて動的なコミュニケーショングループを生成
する。このコミュニケーショングループにより、各ユー
ザの作業状況に応じて常にコミュニケーションを行うべ
き最適な相手を見つけることができる環境が提供され
る。
【0020】また、本発明によれば、動的コミュニケー
ショングループ生成手段によって生成されたコミュニケ
ーショングループの全メンバに対して双方向通信チャネ
ルをはり、当該グループメンバ間でコミュニケーション
が行える環境を生成するとともに、生成された環境に対
する制御を行う動的コミュニケーションセッション制御
手段が提供され、これにより、各ユーザの作業状況に応
じて、常に最適な相手とコミュニケーションを行うこと
ができる環境が提供される。
【0021】また、本発明によれば、作業領域検出手段
において、ネットワーク上での協調作業において使用さ
れる共有情報に対して、特にユーザが明確な意思を持っ
て作業を行っていると考えられる操作、すなわちユーザ
が自分のコンピュータ端末に情報を表示する操作または
各自のコンピュータ端末上である領域を指定した操作を
検出し、その作業が行われた場合に、その領域に含まれ
るテキスト情報、音声情報、図形情報、画像情報、映像
情報を抽出し、そのユーザの作業領域に関する情報を一
意に決定付けるようにしている。
【0022】また、本発明によれば、動的コミュニケー
ショングループ生成手段は、各ユ−ザの現時点における
視点情報を蓄積するユーザ視点情報蓄積手段と、ユーザ
視点情報が蓄積される度に、新たに蓄積された視点情報
に含まれるキーワードとユーザ視点情報蓄積手段に蓄積
されたそれ以外の視点情報に含まれるキーワードとを比
較し、その類似度に基づき動的コミュニケーショングル
ープを生成するグループ生成手段とから構成することが
できる。
【0023】また、本発明によれば、動的コミュニケー
ションセッション制御手段は、動的コミュニケーション
グループ生成手段によって生成されたコミュニケーショ
ングループに関する情報に基づいて、各グループの全メ
ンバに対して双方向通信チャネルをはり、コミュニケー
ションが行えるようにするためのグループ情報を生成す
るコミュニケーションセッション生成手段と、コミュニ
ケーションセッション生成手段で生成されたグループ情
報を蓄積するグループ情報蓄積手段と、グループ情報蓄
積手段によって蓄積されたグループ情報に対して、グル
ープのメンバ数を算出し、算出されたメンバ数が1であ
った場合、そのグループに関する情報をグループ情報蓄
積手段より削除して、コミュニケーションセッションを
消滅させるコミュニケーションセッション削除手段とか
ら構成することができる。
【0024】また、本発明によれば、動的コミュニケー
ショングループ生成手段は、コミュニケーショングルー
プの生成条件をユーザに指定させるグループ化条件登録
手段と、グループ化条件登録手段によって登録された生
成条件を、コミュニケーショングループの生成の際に適
用するグループ化条件適用手段とをさらに備えることが
でき、これにより、各ユーザの作業状況に応じて、ユー
ザが自ら登録した生成条件に基づいたコミュニケーショ
ングループの生成を行いながら、常に最適な相手とコミ
ュニケーションを行うことができる環境が提供される。
【0025】また、本発明によれば、動的コミュニケー
ションセッション制御手段は、グループ情報蓄積手段に
よって格納された動的コミュニケーショングループのグ
ループ情報を視覚化してユーザに表示させるとともに、
特定のコミュニケーショングループを指定してコミュニ
ケーションセッションの永続保持またはその解除をユー
ザに登録させるためのコミュニケーションセッション永
続保持・解除登録手段と、コミュニケーションセッショ
ン永続保持・解除登録手段によって永続保持登録を行っ
た場合に、指定されたコミュニケーショングループの全
メンバに対して、双方向通信チャネルを強制的に継続使
用させ、コミュニケーションセッションを永続的に保持
するコミュニケーションセッション永続保持手段と、コ
ミュニケーションセッション永続保持・解除登録手段に
よって永続保持解除登録を行った場合に、指定されたコ
ミュニケーショングループがコミュニケーションセッシ
ョン永続保持手段によって永続的に保持させられたグル
ープであった場合には、そのグループの全メンバに対し
て双方向通信チャネルの強制的な継続使用を解除して当
該コミュニケーションセッションの永続的な保持を解除
するコミュニケーションセッション永続保持解除手段と
をさらに備え、これにより、ユーザが必要に応じて動的
なコミュニケーショングループの固定化とその解除とを
行いながら、常に最適な相手とコミュニケーションを行
うことができる環境が提供される。
【0026】さらに、本発明によれば、動的コミュニケ
ーショングループ生成によって生成されたコミュニケー
ショングループのグループメンバ間で交換されたメッセ
ージ情報を履歴として格納するためメッセージ情報格納
手段と、メッセージ情報格納手段に格納されているメッ
セージ情報の履歴を、ユーザの要求に応じて提供するメ
ッセージ情報履歴提供手段とをさらに備えるようにし
て、ユーザが必要に応じて過去にやり取りされたメッセ
ージ情報を参照しながら、常に最適な相手とコミュニケ
ーションが行うことができる環境が提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明による協調作業支援
システムの原理的な構成を示す図である。協調作業支援
システムは、ネットワーク1上に配置された作業領域検
出手段2と、ユーザ視点算出手段3と、動的コミュニケ
ーショングループ生成手段4および動的コミュニケーシ
ョンセッション制御手段5とから構成される。ネットワ
ーク1には、共有情報蓄積手段6も配置されている。作
業領域検出手段2およびユーザ視点算出手段3は各ユー
ザのコンピュータ端末上にある。動的コミュニケーショ
ングループ生成手段4は、ユーザ視点情報蓄積手段4a
と、グループ生成手段4bと、グループ化条件登録手段
4cと、グループ化条件適用手段4dとから構成され、
動的コミュニケーションセッション制御手段5は、グル
ープ情報蓄積手段5aと、コミュニケーションセッショ
ン生成手段5bと、コミュニケーションセッション削除
手段5cと、コミュニケーションセッション永続保持・
解除登録手段5dと、コミュニケーションセッション永
続保持手段5eと、コミュニケーションセッション永続
保持解除手段5fとから構成されている。さらに、動的
コミュニケーションセッション制御手段5と関連して、
メッセージ情報格納手段7aおよびメッセージ情報履歴
提供手段7bが設けられている。
【0028】作業領域検出手段2は、共有情報蓄積手段
6に蓄積された共有情報をもとに行った協調作業におけ
るユーザの作業領域を検出する。ユーザ視点算出手段3
は、作業領域検出手段2によって検出された作業領域か
らその作業領域に含まれるキーワードを抽出してユーザ
が現在注目している視点情報を算出する。
【0029】動的コミュニケーショングループ生成手段
4では、ユーザ視点情報蓄積手段4aに現時点での各ユ
ーザの視点情報が蓄積され、ユーザ視点情報蓄積手段4
aにユーザの視点情報が蓄積される度に、グループ生成
手段4bが、新たに蓄積された視点情報に含まれるキー
ワードとそれまで蓄積されてきたユーザ視点情報に含ま
れるキーワードとを比較し、その類似度に基づいて動的
コミュニケーショングループを生成することにより、ユ
ーザ視点算出手段3によって算出されたユーザの視点情
報に対し、類似した視点を持つユーザを集めてコミュニ
ケーショングループを動的に生成する。また、グループ
化条件登録手段4cは、ユーザにコミュニケーショング
ループの生成条件を指定するグループ化条件を登録させ
るようにし、グループ生成手段4bがコミュニケーショ
ングループを生成する際に、グループ化条件適用手段4
dがグループ化条件登録手段4cに登録された生成条件
を適用するようにして、ユーザのグループ化生成条件に
基づいたコミュニケーショングループの生成を行う。
【0030】動的コミュニケーションセッション制御手
段5では、グループ情報蓄積手段5aに動的コミュニケ
ーショングループ生成手段4によって生成されたコミュ
ニケーショングループに関する情報を蓄積し、コミュニ
ケーションセッション生成手段5bが、コミュニケーシ
ョングループに関する情報に基づいて、各グループの全
メンバに対して双方向通信チャネルをはり、コミュニケ
ーションが行える環境を生成する。また、コミュニケー
ションセッション削除手段5cは、グループ情報が動的
に変化した結果、グループのメンバ数が一人の場合に
は、そのグループに関する情報をグループ情報蓄積手段
5aより削除して、コミュニケーションセッションを自
動的に消滅させる。コミュニケーションセッション永続
保持・解除登録手段5dは、グループ情報蓄積手段5a
によって格納された動的コミュニケーショングループの
グループ情報を視覚化してユーザに表示させるととも
に、特定のコミュニケーショングループを指定してコミ
ュニケーションセッションの永続保持またはその解除を
ユーザに登録させるようにする。コミュニケーションセ
ッション永続保持手段5eは、コミュニケーションセッ
ション永続保持・解除登録手段5dによって永続保持登
録がなされた場合に、指定されたコミュニケーショング
ループの全メンバに対して、双方向通信チャネルを強制
的に継続使用させ、コミュニケーションセッションを永
続的に保持させる。コミュニケーションセッション永続
保持解除手段5fは、コミュニケーションセッション永
続保持・解除登録手段5dによって永続保持解除登録が
なされた場合に、指定されたコミュニケーショングルー
プがコミュニケーションセッション永続保持手段5eに
よって永続的に保持させられたグループであった場合に
は、そのグループの全メンバに対して双方向通信チャネ
ルの強制的な継続使用を解除して当該コミュニケーショ
ンセッションの永続的な保持を解除する。
【0031】次に、この協調作業支援システムをたとえ
ば電子会議システムのようなシステムに適用し、複数の
ユーザが共有するネットワーク上の情報に対して、各ユ
ーザが作業している領域情報をもとにコミュニケーショ
ングループを生成し、必要に応じてグループ内で電子メ
ールを使ったコミュニケーションを行う場合について説
明する。
【0032】図2は第1の実施の形態に係るシステムの
概略構成を示す図である。このシステムは、インターネ
ットのWWW上に構築されることを前提としており、複
数のクライアントシステム10と、サーバシステム20
と、共有情報データベース30とがネットワーク(イン
ターネット)40を介して接続されている。
【0033】クライアントシステム10は、ディスプレ
イ等の表示装置11と、マウス、キーボードなどの入力
装置12と、WWWブラウザ13、作業領域自動検出装
置14、ユーザ視点計算装置15、および通信装置16
によって構成される。ここで、作業領域自動検出装置1
4は図1における作業領域検出手段2に対応し、ユーザ
視点計算装置15がユーザ視点算出手段3に対応する。
【0034】WWWブラウザ13は、情報を表示装置1
1に表示する機能と、ユーザがその情報をもとに入力装
置12で入力した要求を受け付ける機能とを持つ。作業
領域自動検出装置14は、後述する共有情報に対して各
ユーザが指定したり、作業したりする領域を検出した
り、その領域変更に伴う処理を行う。
【0035】ユーザ視点計算装置15は、作業領域自動
検出装置14によって抽出された作業領域に含まれる情
報から、キーワードを抽出して、そのユーザの視点情報
を算出する。
【0036】通信装置16は、WWWブラウザ13に入
力されたユーザの要求やユーザ視点計算装置15から渡
された情報に基づいてリクエストを生成し、共有情報デ
ータベース30またはサーバシステム20と情報の送受
信を行い、その結果をWWWブラウザ13に返す機能を
持つ。
【0037】共有情報データベース30は、通信装置3
1と共有情報蓄積装置32とから構成される。共有情報
データベース30では、通信装置31がクライアントシ
ステム10からのリクエストを共有情報蓄積装置32に
渡し、共有情報蓄積装置32が要求されたURL(Unif
orm Resource Locator)に該当する情報を格納情報から
抽出して、通信装置31を介して要求元に返送する機能
を持つ。本実施の形態では、この共有情報蓄積装置32
にHTML(Hyper Text Markup Language)文章が格納
されている例について述べるが、共有情報蓄積装置32
に格納されている情報はWWWブラウザ13によって表
示装置11に表示可能な情報ならばどのような形式の情
報でもよい。
【0038】サーバシステム20は、通信装置21と、
動的コミュニケーショングループ生成装置22と、動的
コミュニケーションセッション制御装置23と、メール
配送装置24とからなる。さらに動的コミュニケーショ
ングループ生成装置22は、ユーザ情報蓄積装置25
と、キーワード類似度計算装置26とからなり、動的コ
ミュニケーションセッション制御装置23は、グループ
情報蓄積装置27と、コミュニケーションセッション生
成装置28と、コミュニケーションセッション削除装置
29とから構成される。ここで、動的コミュニケーショ
ングループ生成装置22は図1における動的コミュニケ
ーショングループ生成手段4に対応し、動的コミュニケ
ーションセッション制御装置23が動的コミュニケーシ
ョンセッション制御手段5に対応し、ユーザ情報蓄積装
置25がユーザ視点情報蓄積手段4aに対応し、キーワ
ード類似度計算装置26がグループ生成手段4bに対応
し、グループ情報蓄積装置27がグループ情報蓄積手段
5aに対応し、コミュニケーションセッション生成装置
28がコミュニケーションセッション生成手段5bに対
応し、コミュニケーションセッション削除装置29がコ
ミュニケーションセッション削除手段5cに対応する。
【0039】動的コミュニケーショングループ生成装置
22は、クライアントシステム10より送られてきたリ
クエストに含まれるキーワードより、同じキーワードを
持つユーザを集めてコミュニケーショングループを生成
する。
【0040】動的コミュニケーショングループ生成装置
22に含まれるユーザ情報蓄積装置25は、協調作業に
参加しているすべてのユーザに係るユーザ情報を格納す
る。このユーザ情報蓄積装置25に格納されるユーザ情
報の一例を図3に示す。
【0041】図3はユーザ情報の一例を示す図である。
本実施の形態では、ユーザ情報蓄積装置25におけるユ
ーザ情報25aは、ユーザを一意に識別するためのホス
ト名とポート番号とからなるユーザIDと、メールアド
レスと、ユーザ視点情報(キーワード)と、コミュニケ
ーショングループの生成の際に各ユーザが要求した、後
述のグループ化条件とを含んでいる。
【0042】キーワード類似度計算装置26は、クライ
アントシステム10よりリクエストを受信すると、リク
エストからユーザ視点情報に含まれるキーワードとグル
ープ化条件とを抽出する。そして、ユーザ情報蓄積装置
25に格納された各ユーザのユーザ視点情報から同様に
キーワードを抽出し、これらとリクエストから抽出した
キーワードとの類似度を計算して抽出したグループ化条
件に応じたコミュニケーショングループを生成する。
【0043】動的コミュニケーションセッション制御装
置23は、動的コミュニケーショングループ生成装置2
2によって生成されたコミュニケーショングループに対
して、グループのメンバがコミュニケーションを行える
環境を提供する。
【0044】動的コミュニケーションセッション制御装
置23に含まれるコミュニケーションセッション生成装
置28は、キーワード類似度計算装置26によって生成
されたコミュニケーショングループに対して、実際にセ
ッションをはり、管理するためのグループ情報を生成す
る。このグループ情報の一例を図4に示す。
【0045】図4はグループ情報の一例を示す図であ
る。本実施の形態では、グループ情報27aは、グルー
プを一意に識別するためのグループIDと、キーワード
およびグループ化条件からなるグループを生成する際に
利用したグループ生成情報と、グループを生成したユー
ザのユーザIDおよびメールアドレスと、グループに含
まれる全メンバのメールアドレスとを含んでいる。生成
されたグループ情報は、グループ情報蓄積装置27に渡
される。
【0046】グループ情報蓄積装置27は、コミュニケ
ーションセッション生成装置28で生成されたグループ
情報を蓄積する。グループ情報が蓄積される度に、その
グループ情報を生成したユーザのメールアドレスを抽出
し、そのメールアドレスが他のグループ情報に含まれて
いないかどうかを判定する。含まれていた場合には、そ
のグループのメンバのメールアドレスから先に抽出した
メールアドレスを削除し、削除したグループ情報をコミ
ュニケーションセッション削除装置29に渡す。また、
コミュニケーションセッション削除装置29からグルー
プ情報の削除依頼があった場合には、そのグループ情報
を削除する。さらに、メール配送装置24に応じた処理
も行う。
【0047】コミュニケーションセッション削除装置2
9は、グループ情報蓄積装置27から渡されたグループ
情報から、そのグループに含まれるメンバの数を計算
し、その数が1であった場合には、コミュニケーション
セッションの削除依頼をグループ情報蓄積装置27に渡
す。
【0048】メール配送装置24は、生成されたコミュ
ニケーショングループのメンバがメーリングリストによ
ってコミュニケーションを行うための手段を提供する。
次に、上記した協調作業支援システムにおける各装置の
動作とその処理手順について、ユーザの操作手順に従い
説明する。
【0049】図5はシステム操作画面の一例を示す図で
ある。クライアントシステム10において、図示のシス
テム操作画面50がWWWブラウザ13によりユーザに
提供される。この操作画面50は、ユーザが共有情報デ
ータベース30に情報を要求するためのURL入力画面
51と、共有情報データベース30から獲得した共有情
報をオーバービューとして表示するとともに、ユーザが
その共有情報に対して作業領域52aを指定したり、編
集作業したりするための共有情報表示画面52と、共有
情報表示画面52においてユーザが指定または編集作業
した作業領域52aを表示する作業領域表示画面53
と、コミュニケーショングループを生成する際にユーザ
が要求する条件を入力するためのグループ化条件入力画
面54と、生成されたコミュニケーションセッションの
情報を表示するためのセッション情報表示画面55とか
ら構成される。なお、作業領域表示画面53には、作業
領域の調整や移動を行うためのスクロールバー53a,
53bが用意されている。ここで、グループ化条件入力
画面54は、図1におけるグループ化条件登録手段4c
によって提供される画面に対応する。
【0050】まず、ユーザはWWWブラウザ13に対し
て、獲得したい情報のURLをURL入力画面51より
入力する。入力されたURLは、WWWブラウザ13、
通信装置16を介して、共有情報データベース30に転
送される。共有情報データベース30の通信装置31
は、転送されてきたURLを共有情報蓄積装置32に渡
し、共有情報蓄積装置32は該当する情報を抽出して、
再び通信装置31からネットワーク40を介してクライ
アントシステム10に返送する。返送された情報は、ク
ライアントシステム10のWWWブラウザ13によって
共有情報表示画面52にオーバービューとしてその全体
図が表示される。
【0051】図6は複数ユーザが共有する情報の共有情
報表示画面における表示例を示す図である。図示の例に
よれば、共有情報表示画面52に表示される共有情報
は、複数ユーザの意見およびその関連情報(たとえば、
意見内容の概要)がネットワークダイアグラムとして表
現されるHTML文書である。
【0052】次に、ユーザは、グループ化条件入力画面
54において、コミュニケーショングループの生成条件
を入力する。本実施の形態では、図5に示すように、
「作業状況が“非常に似ている”、“似ている”、“少
し似ている”」の3つのグループ化条件に応じてコミュ
ニケーショングループが生成できるようになっており、
それらの選択はチェックボックスによって設定できる。
なお、これらの選択された結果は、本実施の形態では、
それぞれ後述するキーワードの類似度のしきい値を表す
数値に置き換えられ、たとえば“非常に似ている”が選
択された場合には80が、“似ている”が選択された場
合には60が、“少し似ている”が選択された場合には
40が、コミュニケーショングループを生成する際の条
件として、キーワード類似度計算装置26で使用され
る。なお、本実施の形態では、グループ化条件入力画面
54から入力されるグループ化条件について、チェック
ボックスで選択できるようにしたが、たとえばキーワー
ド自身を表示しておき、それをユーザに選択させたり、
キーワード自身をユーザに入力させたり、ユーザの指定
した情報からキーワードだけを抽出するようにしてもよ
い。こうした場合には、類似度のしきい値を表す数値に
置き換えずに、そのままキーワード自身をグループ化条
件としてもよい。
【0053】本実施の形態では、グループ化条件の入力
に続いて、ユーザは、共有情報表示画面52に表示され
た共有情報において自分の作業領域52aを入力装置1
2により設定する。ここで作業領域とは、共有情報に対
してユーザが興味を抱いた範囲を2次元図形で表現した
部分領域である。その表示例を図7に示す。
【0054】図7は作業領域を2次元図形で表現する場
合の説明図である。共有情報表示画面52に図6に示し
た共有情報が表示されているとし、この表示された共有
情報に対して、図示のように、ユーザが興味を抱いた所
望の意見をマウスを使って取り囲むように長方形を描く
ことで作業領域52aが設定される。
【0055】また、作業領域としては、ユーザが共有情
報に対して何らかの編集作業を行うために指定した部分
領域とすることもできる。この場合は、たとえば編集し
たい意見の一部をマウスで選択するなどしてハイライト
表示させることによって設定する。こうした領域の設定
は、共有情報表示画面52上でユーザがマウスやキーボ
ードを使い、直接指定選択したり、スクロールバーで移
動させたりすることによって、インタラクティブに納得
のいくまで行うことができる。
【0056】こうして設定または変更された作業領域5
2aは、作業領域自動検出装置14によって作業領域表
示画面53にリアルタイムに反映されて表示される。ま
た、ユーザは、作業領域表示画面53のスクロールバー
53a,53bによって作業領域の変更または微調整を
行うことができる他、たとえばマウスの右ボタンからズ
ームやアンズーム機能を選択することなどによっても作
業領域の微調整を行うことができる。そして、それらの
結果は、作業領域自動検出装置14によって共有情報表
示画面52にリアルタイムに反映されて表示される。
【0057】作業領域自動検出装置14は、ユーザの作
業領域に対する設定や変更が終ったことを自動的に感知
し、作業領域表示画面53に含まれる共有情報(以下、
作業領域共有情報)を検出し、ユーザ視点計算装置15
に渡す。これは、たとえば作業領域自動検出装置14が
一定時間ごとに、あるいは共有情報表示画面52または
作業領域表示画面53が変更された場合に、作業領域共
有情報およびグループ化条件を抽出し、作業領域共有情
報をユーザ視点計算装置15に渡すことで実現される。
【0058】ここで、本実施の形態における作業領域共
有情報とは、作業領域表示画面53に表示された共有情
報であり、たとえば作業領域表示画面53上に表示され
たテキスト情報、あるいはそれに含まれるキーワード、
あるいは共有文書中に埋め込まれたりハイパーリンクで
関連付けられたラスター形式あるいはビットマップ形式
などの図形情報、音声情報、映像情報がこれにあたる。
なお、図形情報、音声情報、映像情報については、たと
えばこれらのリンク情報、ファイル名などのテキスト情
報をキーワードとする。
【0059】次に、作業領域自動検出装置14の作業領
域自動検出処理について説明する。図8は作業領域自動
検出装置の処理の流れを示すフローチャートである。作
業領域自動検出装置14は、まず、共有情報表示画面5
2が変更されたかどうかを判断し(ステップS1)、共
有情報表示画面52が変更された場合は、作業領域表示
画面53の表示情報を変更する(ステップS2)。共有
情報表示画面52が変更されない場合は、作業領域表示
画面53が変更されたかどうかを判断し(ステップS
3)、作業領域表示画面53が変更された場合は、共有
情報表示画面52の表示情報を変更する(ステップS
4)。作業領域表示画面53も変更されない場合は、ス
テップS1に戻る。このようにして、作業領域自動検出
装置14は、ユーザの作業領域の設定や変更を常に見張
っていて、共有情報表示画面52あるいは作業領域表示
画面53が変更されたときには、それぞれ作業領域表示
画面53、共有情報表示画面52の表示内容をそれぞれ
変更し、設定や変更に基づく共有情報表示画面と作業領
域表示画面との表示情報の整合性を保っている。そし
て、作業領域表示画面53および共有情報表示画面52
の表示情報が変更されたならば、作業領域共有情報をユ
ーザ視点計算装置15へ渡す処理を行う(ステップS
5)。
【0060】ユーザ視点計算装置15は、上記のように
抽出された作業領域共有情報から、その特徴を分析して
分解する手法であるたとえば形態素解析を使ってキーワ
ードを抽出し、そのユーザの視点情報を少なくともキー
ワードを含む情報として導出する。
【0061】本例では、ユーザの視点情報を作業領域共
有情報から抽出したキーワードのみで構成する例につい
て述べるが、たとえば、作用領域共有情報だけ、あるい
は作用領域共有情報とキーワードとの両方を含むなど、
作業領域共有情報より抽出した複数の情報を組み合わせ
てユーザ視点情報を構築してもよい。これらの様々な組
み合せによって、より詳細にユーザの作業状況を表現で
きるが、本発明ではその中に必ずキーワードを含むこと
を特徴とする。こうした情報をどのように組み合わせて
ユーザの視点情報を定義するかという問題は、実際にシ
ステムを構築するユーザが決めればよい。
【0062】図9はユーザ視点計算装置の処理の流れを
示すフローチャートである。ユーザ視点計算装置15で
は、まず、作業領域自動検出装置14から渡されたリク
エストから作業領域共有情報を抽出し(ステップS1
1)、抽出した作業領域共有情報からテキスト情報に変
換できる情報についてはテキスト情報に変換し(ステッ
プS12)、そのテキスト情報に含まれるキーワードを
形態素解析によって抽出する(ステップS13)。形態
素解析により抽出されたキーワードの数は膨大になるの
で、キーワードを抽出する際に、tf*IDF積(tf
(term frequency)とIDF(inverse document frequ
ency)との積)などの手法を利用して、DF(キーワー
ドを含むドキュメント数)で日常語のスコアを大きく落
とし、キーワード数を減らしておくことが望ましい(G.
Salton, Text Information Processing (1975)参
照)。
【0063】次に、抽出されたキーワードに操作画面5
0のグループ化条件入力画面54より入力されたグルー
プ化条件が付加され、ユーザ視点情報が導出される(ス
テップS14)。そして、導出されたユーザ視点情報は
通信装置16に渡される(ステップS15)。
【0064】ユーザ視点情報を受け取った通信装置16
は、ユーザIDを発行し、リクエストを生成し、そのリ
クエストをサーバシステム20に送信する。ここで、通
信装置16が生成するリクエストの例を図10に示す。
【0065】図10は通信装置間で交換されるリクエス
トの一例を示す図である。通信装置16にて生成される
リクエスト16aは、ユーザID、メールアドレス、ユ
ーザ視点情報、グループメンバメールアドレスからなる
パケットである。ユーザIDは、リクエストを一意に決
定するためのユーザIDが保管され、本例では、クライ
アント側のホスト名とポート番号とが保管される。メー
ルアドレスは、ユーザのメールアドレスを保管する。ユ
ーザ視点情報は、ユーザ視点計算装置15で算出された
ユーザ視点情報を保管する。このユーザ視点情報には、
少なくとも作業領域から抽出したキーワードが含まれ、
ユーザがコミュニケーショングループを生成するための
条件を指定した場合は、グループ化条件も含まれる。グ
ループ化条件は、本例では、「作業状況が“非常に似て
いる”、“似ている”、“少し似ている”」という条件
からユーザが選択した条件に応じて、それぞれ80,6
0,40という値が保管される。グループメンバメール
アドレスは、動的コミュニケーショングループ生成装置
22において生成されたコミュニケーショングループの
メンバの全メールアドレスを保管するもので、この通信
装置16によるリクエスト生成時には何も保管されな
い。
【0066】通信装置16にて生成されたリクエスト
は、ネットワーク40を介してサーバシステム20に送
られる。サーバシステム20では、通信装置21が受信
したリクエストを動的コミュニケーショングループ生成
装置22のユーザ情報蓄積装置25およびキーワード類
似度計算装置26に渡す。
【0067】ユーザ情報蓄積装置25は、リクエストに
含まれる情報を、図3に示したように、各ユーザごとの
所定の場所に蓄積する。このユーザ情報蓄積装置25に
おけるユーザ情報蓄積処理を図11に示す。
【0068】図11はユーザ情報蓄積装置のユーザ情報
蓄積処理の流れを示すフローチャートである。まず、ユ
ーザ情報蓄積装置25では、受信したリクエストからユ
ーザID、メールアドレス、およびユーザ視点情報を抽
出する(ステップS21)。次に、抽出したユーザID
と一致するユーザIDが存在するかどうかが判断される
(ステップS22)。ここで、抽出したユーザIDを持
つユーザ情報がすでに蓄積されている場合は、そのユー
ザ情報に対して、メールアドレス、ユーザ視点情報に含
まれるキーワードおよびグループ化条件を上書きする
(ステップS23)。抽出したユーザIDを持つユーザ
情報がない場合は、抽出した情報を新規に格納する(ス
テップS24)。
【0069】キーワード類似度計算装置26は、リクエ
ストに含まれるキーワードと、ユーザ情報蓄積装置25
に含まれる各ユーザのキーワードとを比較して、リクエ
ストに含まれるグループ化条件に従ってコミュニケーシ
ョングループを生成する。このコミュニケーショングル
ープを生成する際に、グループ化条件を考慮する機能が
図1におけるグループ化条件適用手段4dに対応する。
次に、このコミュニケーショングループ生成処理を図1
2に示す。
【0070】図12はキーワード類似度計算装置のコミ
ュニケーショングループ生成処理の流れを示すフローチ
ャートである。まず、通信装置21が受信したリクエス
トから、そのリクエストに含まれるユーザIDとユーザ
視点情報とを抽出する(ステップS31)。続いて、ユ
ーザ視点情報よりキーワードおよびグループ化条件を抽
出する(ステップS32)。次に、ユーザ情報蓄積装置
25からユーザ情報を一つ抽出する(ステップS3
3)。次に、抽出したユーザ情報に含まれるユーザID
がリクエストから抽出したユーザIDと異なるかどうか
が判断される(ステップS34)。ユーザIDが異なる
場合は、リクエストのユーザ視点情報より抽出したキー
ワードとユーザ情報に含まれるキーワードとの類似度が
計算される(ステップS35)。次に、その類似度がリ
クエストのユーザ視点情報より抽出したグループ化条件
のしきい値より大きいかどうかが判断され(ステップS
36)、その類似度がしきい値より大きかった場合に
は、そのユーザIDを含むユーザ情報をユーザ情報蓄積
装置25から検索し、そのユーザ情報に含まれるメール
アドレスを抽出してリクエストの所定の場所に挿入する
(ステップS37)。このとき、グループ化条件がしき
い値ではなくキーワードであった場合には、そのキーワ
ードが含まれているかをグループ化条件として同様の操
作を行えばよい。ステップS34の判断にてユーザID
が一致した場合、ステップS36の判断にて類似度がグ
ループ化条件を満たしていない場合、または、ステップ
S37の処理が終了すると、ユーザ情報蓄積装置25か
らすべてのユーザ情報を抽出したかどうかが判断され
(ステップS38)、抽出していないユーザ情報がユー
ザ情報蓄積装置25に残っている場合は、ステップS3
3に戻る。このようにして、グループメンバのメールア
ドレスが挿入されたリクエストは、動的コミュニケーシ
ョンセッション制御装置23のコミュニケーションセッ
ション生成装置28に渡される(ステップS39)。
【0071】コミュニケーションセッション生成装置2
8は、リクエストに含まれる情報を抽出し、グループI
Dを付加してグループ情報を生成し、図4に示した形態
でグループ情報蓄積装置27に蓄積する。このコミュニ
ケーションセッション生成装置28の処理手順を図13
に示す。
【0072】図13はコミュニケーションセッション生
成装置のコミュニケーションセッション生成処理の流れ
を示すフローチャートである。コミュニケーションセッ
ション生成装置28では、まず、キーワード類似度計算
装置26から渡されたリクエストからユーザID、メー
ルアドレス、ユーザ視点情報、およびグループメンバア
ドレスを抽出する(ステップS41)。次に、グループ
を一意に識別するグループIDを発行し、ステップS4
1で抽出したデータをまとめてグループ情報を生成する
(ステップS42)。そして、生成したグループ情報を
蓄積依頼とともに、グループ情報蓄積装置27に渡す
(ステップS43)。
【0073】グループ情報蓄積装置27は、生成された
コミュニケーションセッションに関する情報を蓄積した
り、それに伴う処理を行うが、後述するようにメール配
送装置よりグループIDが渡されると、そのグループI
Dと同じIDを持つグループ情報を検出し、そこに含ま
れるグループメンバのメールアドレスをメール配送装置
24に返す処理も行う。このグループ情報蓄積装置27
のグループ情報蓄積処理手順を図14に示す。
【0074】図14はグループ情報蓄積装置のグループ
情報蓄積処理の流れを示すフローチャートである。グル
ープ情報蓄積装置27では、まず、メール配送装置24
からの処理依頼であるかどうかが判断される(ステップ
S51)。ここで、メール配送装置24からの処理依頼
であるならば、渡されたグループIDと同じIDを持つ
グループ情報を検索し、そのグループ情報に含まれる全
メンバのメールアドレスを抽出して、メール配送装置2
4に渡してこの処理を終了する(ステップS52)。メ
ール配送装置24からの処理依頼でなければ、次に、コ
ミュニケーションセッション生成装置28からの蓄積依
頼かどうかが判断される(ステップS53)。コミュニ
ケーションセッション生成装置28からの蓄積依頼であ
れば、蓄積依頼とともに渡されたグループ情報を蓄積す
る(ステップS54)。次に、グループ情報を蓄積した
ユーザのメールアドレスが他のグループ情報に含まれて
いるかどうかが判断され(ステップS55)、含まれて
いなければ、そのまま終了する。もし、ユーザのメール
アドレスが他のグループ情報に含まれていれば、グルー
プ情報を蓄積したユーザのメールアドレスをそのグルー
プより削除し、そのグループ情報をコミュニケーション
セッション削除装置29に渡してこの処理を終了する
(ステップS56)。ステップS53の判断にて、処理
依頼がコミュニケーションセッション削除装置29から
の削除依頼ならば、その削除依頼に基づき、グループ情
報を削除することになる(ステップS57)。
【0075】グループ情報蓄積装置27においてグルー
プ情報蓄積処理を行ったときに、グールプ情報を蓄積し
たユーザのメールアドレスが他のグループ情報にも含ま
れていた場合に、そのメールアドレスを他のグループ情
報から削除するが、今度は、そのメールアドレスが削除
された他のグループ情報自体をグループ情報蓄積装置2
7に蓄積しておくかどうかの判断をコミュニケーション
セッション削除装置29が行う。このコミュニケーショ
ンセッション削除装置29における処理手順を図15に
示す。
【0076】図15はコミュニケーションセッション削
除装置のコミュニケーションセッション削除判断処理の
流れを示すフローチャートである。まず、グループ情報
蓄積装置27より渡されたグループ情報からメールアド
レスを抽出して、そのグループに含まれているメンバの
数を計算する(ステップS61)。次に、計算されたメ
ンバ数が1かどうかが判断される(ステップS62)。
ここで、あるグループに含まれれていたメンバがユーザ
視点変更で削除された結果、そのグループに含まれるメ
ンバが一人になってしまった場合、そのグループ情報は
不要になるので、そのグループ情報を削除依頼とともに
グループ情報蓄積装置27に渡す(ステップS63)。
ユーザが別のグループに移ってもそのグループに二人以
上のメンバが残っている場合は、そのグループ情報は削
除不要と判断されて、このコミュニケーションセッショ
ン削除判断処理は終了する。
【0077】また、通信装置21は、動的コミュニケー
ショングループ生成装置22から渡されたグループ情報
を、ユーザ情報蓄積装置25に格納されているすべての
ユーザIDに対して送信する。
【0078】返信されたグループ情報は、各クライアン
トシステム10の通信装置16を介してWWWブラウザ
13に渡され、WWWブラウザ13は、操作画面50の
セッション情報表示画面55に結果を表示する。このと
き、WWWブラウザ13は、各ユーザの現在参加してい
るコミュニケーショングループの情報を色付きでセッシ
ョン情報表示画面55に表示するなどしてもよい。
【0079】次に、協調作業支援システムにおいて、コ
ミュニケーショングループのメンバが、電子メールを使
用してコミュニケーションを行う手順について説明す
る。各メンバは、セッション情報表示画面55に表示さ
れているグループ情報から、自分が属するコミュニケー
ショングループを探し出し、サーバシステム20のメー
ルアドレスとグループIDとを含む電子メールを作成す
る。
【0080】図16はコミュニケーションセッションで
使用される電子メールの一例を示す図である。メール操
作画面60は、図16に示すように、電子メールのヘッ
ダ部分61および本文入力画面62から構成される。こ
こで、メール操作画面60のヘッダ部分61における宛
先の欄63にサーバシステム20のメールアドレスを登
録し、件名の欄64にはグループIDを登録して、電子
メールを作成する。
【0081】作成された電子メールは、SMTP(Simp
le Mail Transfer Protocol)などの一般的な電子メー
ル転送プロトコルに従って転送され、クライアントシス
テム10からサーバシステム20のメール配送装置24
に転送される。メール配送装置24は電子メールが受信
されると、図17に示すメール配送処理に従ってメール
の配送を行う。
【0082】図17はメール配送装置のメール配送処理
の流れを示すフローチャートである。まず、クライアン
トシステム10から電子メールが受信されると、メール
配送装置24は電子メールをヘッダと本文とに分割する
(ステップS71)。次に、電子メールから分割された
ヘッダ部分は解析され、件名からグループIDが抽出さ
れる(ステップS72)。抽出されたグループIDは、
グループ情報蓄積装置27に渡され、グループIDに該
当するグループメンバのメールアドレスがすべて返され
る(ステップS73)。次に、メール配送装置24は、
これらのメールアドレスを宛先に登録し、分割されてい
た本文を結合して新たな電子メールを生成する(ステッ
プS74)。そして、この生成した電子メールを電子メ
ール転送プロトコルに従って転送することにより、グル
ープメンバへの電子メールの配送が行われる(ステップ
S75)。
【0083】なお、本例では、グループIDを件名に登
録したが、ヘッダ部分のカーボンコピー欄などの他の欄
や、本文に登録してもよい。また、ここでは、ユーザが
手動で電子メールを作成し、転送する例を示したが、セ
ッション情報表示画面に示されているグループ情報をマ
ウスなどで指定することにより、電子メールの作成や転
送を行うアプリケーショが自動的に立ちあがるように設
計してもよい。
【0084】次に、本発明の協調作業支援システムの第
2の実施の形態について説明する。図18は第2の実施
の形態に係るシステムの概略構成を示す図である。本実
施の形態では、第1の実施の形態に係るシステムの機能
に加え、生成されたコミュニケーションセッションに対
してユーザが空間の永続保持とその解除操作とを可能に
したものである。このために、このシステムでは、サー
バシステム20において、通信装置21と動的コミュニ
ケーショングループ生成装置22および動的コミュニケ
ーションセッション制御装置23との間に入力解釈装置
71が配置され、動的コミュニケーションセッション制
御装置23の中に永続コミュニケーションセッション制
御装置72を新たに配置している。ここで、永続コミュ
ニケーションセッション制御装置72は、図1における
コミュニケーションセッション永続保持・解除登録手段
5d、コミュニケーションセッション永続保持手段5e
およびコミュニケーションセッション永続保持解除手段
5fに対応する。なお、図18において、クライアント
システム10および共有情報データベース30は、図2
で示したものと同様であるため、それらの説明は省略す
る。
【0085】入力解釈装置71は、クライアントシステ
ム10から送られてきたリクエストを解釈し、その内容
に応じて、キーワード類似度計算装置26、ユーザ情報
蓄積装置25、あるいは永続コミュニケーションセッシ
ョン制御装置72のいずれかにそのリクエストを渡す機
能を有する。
【0086】永続コミュニケーションセッション制御装
置72は、クライアントシステム10から送られてきた
リクエストがコミュニケーションセッションの永続保持
依頼であった場合、指定されたコミュニケーションセッ
ションのグループメンバを固定化し、永続的にコミュニ
ケーションを行える環境を提供する。リクエストが永続
解除依頼であった場合には、指定されたコミュニケーシ
ョンセッションのグループメンバの固定化を解除する。
【0087】次に、この協調作業支援システムにおける
各装置の動作とその処理手順について、ユーザの操作手
順に従って説明する。図19はWWWブラウザよりユー
ザに提供されるシステム操作画面を示す図である。この
操作画面50によれば、セッション情報表示画面55に
永続保持ボタン55aおよび永続解除ボタン55bが加
えられている。これら永続保持ボタン55aおよび永続
解除ボタン55bは、図1におけるコミュニケーション
セッション永続保持・解除登録手段5dによって提供さ
れる画面に対応する。また、セッション情報表示画面5
5において、ここに表示されているグループのうち、永
続保持されているグループについては、”−p”という
文字が付加されて表現されている。
【0088】なお、本実施の形態に係る協調作業支援シ
ステムにおいても、共有情報の獲得およびコミュニケー
ショングループの生成は、第1の実施の形態に係る協調
作業支援システムと同じであるため、ここでの説明は省
略する。
【0089】コミュニケーションセッションの永続保持
操作および永続解除操作は、操作画面50のセッション
情報表示画面55を使用して行う。ユーザは、セッショ
ン情報表示画面55において、操作対象とするコミュニ
ケーショングループをマウスで指定し、永続保持ボタン
55a、永続解除ボタン55bのいずれかをユーザ要求
に従って押すことによって、コミュニケーションセッシ
ョンの永続保持操作または永続解除操作に関する入力情
報をWWWブラウザ13に渡す。
【0090】WWWブラウザ13は、その永続保持操作
または永続解除操作に関する入力情報を通信装置16に
渡す。入力情報を受け取った通信装置16は、ユーザI
Dを発行し、リクエストを生成し、そのリクエストをサ
ーバシステム20に送信する。ここで、通信装置16が
生成するリクエストの例を図20に示す。
【0091】図20は通信装置が生成するリクエストの
一例を示す図である。通信装置16にて生成されるリク
エスト16bは、ユーザID、処理依頼、メールアドレ
ス、ユーザ視点情報、およびグループメンバメールアド
レスから構成される。ユーザIDは、リクエストを一意
に決定するためのユーザIDが保管され、本例では、ク
ライアント側のホスト名とポート番号とが保管される。
処理依頼は、サーバシステム20に依頼する処理内容を
保管する。本例では、処理内容がコミュニケーショング
ループ生成依頼ならば“0”、永続保持依頼ならば
“1”、永続解除依頼ならば“2”が保管される。メー
ルアドレスは、ユーザのメールアドレスを保管する。ユ
ーザ視点情報は、ユーザ視点計算装置15で算出された
ユーザ視点情報を保管する。このユーザ視点情報には、
少なくとも作業領域から抽出したキーワードが含まれ、
ユーザがコミュニケーショングループを生成するための
条件を指定した場合は、グループ化条件も含まれる。そ
して、グループメンバメールアドレスは、このリクエス
トがサーバシステム20から返ってくるときに動的コミ
ュニケーショングループ生成装置22において生成され
たコミュニケーショングループのメンバの全メールアド
レスを保管するもので、この通信装置16によるリクエ
スト生成時には何も保管されない。
【0092】通信装置16にて生成されたリクエスト
は、ネットワーク40を介してサーバシステム20に送
られる。サーバシステム20では、通信装置21を介し
て入力解釈装置71にリクエストが渡される。入力解釈
装置71は、図21に示すようなリクエスト解析処理を
実行する。
【0093】図21は入力解釈装置のリクエスト解析処
理の流れを示すフローチャートである。入力解釈装置7
1は、まず、渡されたリクエストから処理依頼を抽出し
(ステップS81)、次に、その依頼内容は何であるか
が判断される(ステップS82)。処理依頼が永続保持
依頼または永続解除依頼ならば、そのリクエストを動的
コミュニケーションセッション制御装置23の永続コミ
ュニケーションセッション制御装置72に渡す(ステッ
プS83)。処理依頼がコミュニケーショングループ生
成依頼ならば、リクエストをキーワード類似度計算装置
26およびユーザ情報蓄積装置25に渡す(ステップS
84)。
【0094】なお、動的コミュニケーショングループ生
成装置22に含まれるキーワード類似度計算装置26お
よびユーザ情報蓄積装置25の処理手順は、第1の実施
の形態に係る協調作業支援システムと同じであるため、
ここでの説明は省略する。
【0095】図22は永続コミュニケーションセッショ
ン制御装置の永続コミュニケーションセッション制御処
理の流れを示すフローチャートである。永続コミュニケ
ーションセッション制御装置72は、リクエストからユ
ーザIDとグループIDと永続保持あるいは永続解除の
いずれかを示した処理依頼とを抽出し、その依頼とグル
ープIDとをグループ情報蓄積装置27に渡す(ステッ
プS91)。そして、グループ情報蓄積装置27から処
理結果としてグループ情報のリストが返されると、永続
コミュニケーションセッション制御装置72は、返され
たリストを通信装置21に渡す(ステップS92)。
【0096】図23および図24はグループ情報蓄積装
置のグループ情報蓄積処理の流れを示すフローチャート
である。グループ情報蓄積装置27では、まず、メール
配送装置24からの処理依頼であるかどうかが判断され
る(ステップS101)。ここで、メール配送装置24
からの処理依頼であるならば、渡されたグループIDと
同じIDを持つグループ情報を検索し、そのグループ情
報に含まれる全メンバのメールアドレスを抽出して、メ
ール配送装置24に渡してこの処理を終了する(ステッ
プS102)。メール配送装置24からの処理依頼でな
ければ、次に、コミュニケーションセッション生成装置
28からの処理依頼かどうかが判断される(ステップS
103)。コミュニケーションセッション生成装置28
からの処理依頼であれば、蓄積依頼とともに渡されたグ
ループ情報を蓄積する(ステップS104)。次に、そ
のグループ情報を蓄積したユーザのメールアドレスが他
のグループ情報に含まれているかどうかが判断され(ス
テップS105)、含まれていなければ、そのまま終了
する。もし、ユーザのメールアドレスが他のグループ情
報に含まれていれば、グループ情報を蓄積したユーザの
メールアドレスをそのグループより削除し、そのグルー
プ情報をコミュニケーションセッション削除装置29に
渡してこの処理を終了する(ステップS106)。ステ
ップS103の判断にて、処理依頼がコミュニケーショ
ンセッション生成装置28からの処理依頼でなければ、
次に、コミュニケーションセッション削除装置29から
の処理依頼かどうかが判断される(ステップS10
7)。コミュニケーションセッション削除装置29から
の処理依頼であれば、削除依頼のあったグループ情報の
保持状態が永続保持されていない状態を表す“0”であ
るかどうかが判断される(ステップS108)。ここ
で、保持状態が“0”であったならば、コミュニケーシ
ョンセッション削除装置29からの削除依頼に基づき、
グループ情報を削除し(ステップS109)、削除依頼
のあったグループ情報の保持状態が永続保持されている
状態を表す“1”であったならば、そのグループ情報を
削除せずにこの処理を終了する。
【0097】ステップS107の判断にて、処理依頼が
コミュニケーションセッション削除装置29からの処理
依頼でなければ、次に、永続コミュニケーションセッシ
ョン制御装置72からの永続処理依頼であるかどうかが
判断される(ステップS110)。永続処理依頼の場
合、グループ情報蓄積装置27は、渡されたユーザID
がグループ情報のグループ生成ユーザIDと一致してい
るかどうかを判断し(ステップS111)、一致してい
なければ、この処理を終了し、一致している場合には、
さらに、グループ情報の保持状態が永続保持されていな
い状態を表す“0”であるかどうかが判断される(ステ
ップS112)。ここで、グループ情報の保持状態が
“0”でなければ、この処理を終了し、保持状態が
“0”である場合には、グループ情報の保持状態を
“1”にして永続保持に変更し、蓄積するとともに、グ
ループ情報のリストを永続コミュニケーションセッショ
ン制御装置72に返す(ステップS113)。
【0098】また、ステップS110の判断にて、処理
依頼が永続解除依頼の場合は、渡されたユーザIDがグ
ループ情報のグループ生成ユーザIDと一致しているか
どうかが判断され(ステップS114)、一致していな
ければ、この処理を終了し、一致している場合には、さ
らに、グループ情報の保持状態が永続保持されている状
態を表す“1”であるかどうかが判断される(ステップ
S115)。ここで、グループ情報の保持状態が“1”
でなければ、この処理を終了し、保持状態が“1”であ
る場合には、グループ情報の保持状態を“0”にして永
続保持を解除し、蓄積するとともに、グループ情報のリ
ストを永続コミュニケーションセッション制御装置72
に返す(ステップS116)。
【0099】ここで、グループ情報蓄積装置27に蓄積
されるグループ情報の一例を図25に示す。図25はグ
ループ情報の一例を示す図である。グループ情報蓄積装
置27に蓄積されるグループ情報27bは、グループを
一意に識別するためのグループIDと、キーワードおよ
びグループ化条件からなるグループを生成する際に利用
したグループ生成情報と、グループを生成したユーザの
ユーザIDと、グループに含まれる全メンバのメールア
ドレスと、このグループ情報の保持状態を表すフラグ
(永続保持の解除を表す“0”または永続保持を表す
“1”が格納される)とを含んでいる。
【0100】そして、通信装置21は、永続コミュニケ
ーションセッション制御装置72より渡されたグループ
情報に含まれるグループメンバに対応したユーザIDを
ユーザ情報蓄積装置25より抽出して、それらをユーザ
情報蓄積装置25に格納されているユーザIDに対応し
たすべてのクライアントシステム10に転送する。そし
て、クライアントシステム10のWWWブラウザ13
は、セッション情報表示画面55に、たとえばハイライ
トさせたり、色を変えたり、コメントを表示するなどし
て、それらの結果を表示する。
【0101】次に、本発明の協調作業支援システムの第
3の実施の形態について説明する。図26は第3の実施
の形態に係るシステムの概略構成を示す図である。本実
施の形態では、第2の実施の形態に係るシステムの機能
に加え、コミュニケーショングループのメンバが行って
きたコミュニケーションのメッセージ履歴を、電子メー
ルによって獲得することを可能にしたものである。この
ために、このシステムでは、サーバシステム20に、メ
ール配送装置24と関連して動作するコミュニケーショ
ン情報蓄積装置81およびコミュニケーション情報制御
装置82が配置されている。ここで、コミュニケーショ
ン情報蓄積装置81が図1におけるメッセージ情報格納
手段7aに対応し、コミュニケーション情報制御装置8
2およびメール配送装置24がメッセージ情報履歴提供
手段7bに対応する。なお、図26において、クライア
ントシステム10および共有情報データベース30は、
図2および図18で示したものと同様であるため、それ
らの説明は省略する。
【0102】まず、コミュニケーション情報蓄積装置8
1に蓄積されるコミュニケーション情報について説明す
る。図27はコミュニケーション情報蓄積装置に蓄積さ
れるコミュニケーション情報の一例を示す図である。コ
ミュニケーション情報81aは、コミュニケーショング
ループを一意に識別するためのグループIDとコミュニ
ケーション履歴とから構成され、コミュニケーション履
歴には、そのコミュニケーショングループに属するメン
バの電子メールの本文が格納されている。
【0103】続いて、コミュニケーション履歴を電子メ
ールによって獲得する動作を説明する。各グループメン
バは、同様に、セッション情報表示画面55に表示され
ているグループ情報から、自分が属するコミュニケーシ
ョングループを探し出し、サーバシステム20のメール
アドレスとグループIDとを見つけ出す。そして、電子
メールのヘッダ部分において、宛先にはそのメールアド
レスを登録し、件名にはたとえば[result]とい
う文字とグループIDとを登録(たとえば、件名:Gr
oup1[result]を登録)した電子メールを作
成する。
【0104】作成された電子メールは、同様の方法でサ
ーバシステム20のメール配送装置24に送信される。
メール配送装置24は、電子メールを受信すると、その
電子メールをヘッダ部分と本文とに分割してヘッダ部分
を解析する。
【0105】そして、件名から[result]という
文字が検出された場合には、発信元から電子メールの送
信者のメールアドレスを抽出するとともに、グループI
Dと履歴獲得依頼とをコミュニケーション情報制御装置
82に渡す。
【0106】コミュニケーション情報制御装置82は、
そのグループIDおよび履歴獲得依頼をコミュニケーシ
ョン情報蓄積装置81に渡す。コミュニケーション情報
蓄積装置81では、履歴獲得依頼を受け取ると、渡され
たグループIDと同じIDを持つコミュニケーション情
報を検出し、そこに含まれるコミュニケーション履歴
(メッセージ履歴)を抽出してコミュニケーション情報
制御装置82に渡す。コミュニケーション情報制御装置
82は、抽出したコミュニケーション履歴をメール配送
装置24に渡すと、メール配送装置24は、ヘッダ部の
解析より得られるメール送信者のメールアドレスを宛先
に登録し、渡されたメッセージ履歴を本文に結合させる
ことで新たな電子メールを生成し、電子メール転送プロ
トコルに従って電子メール送信者に転送する。
【0107】上記したコミュニケーション情報蓄積装置
81およびコミュニケーション情報制御装置82とメー
ル配送装置24との処理はそれぞれ図28、図29に示
す処理手順によって行われる。
【0108】図28はコミュニケーション情報蓄積装置
およびコミュニケーション情報制御装置のコミュニケー
ション情報制御処理の流れを示すフローチャートであ
る。コミュニケーション情報制御装置82では、まず、
メール配送装置24からの処理依頼がコミュニケーショ
ン履歴獲得依頼かどうかが判断される(ステップS12
1)。処理依頼がコミュニケーション履歴獲得依頼なら
ば、そのコミュニケーション履歴獲得処理をコミュニケ
ーション情報蓄積装置81に依頼する。コミュニケーシ
ョン情報蓄積装置81では、渡されたグループIDと同
じIDを持つグループ情報を検出し、そこに含まれるコ
ミュニケーション履歴を抽出することによりコミュニケ
ーション情報を獲得して、コミュニケーション情報制御
装置82に返し、コミュニケーション情報制御装置82
はそのコミュニケーション情報をメール配送装置24に
渡す(ステップS122)。一方、メール配送装置24
からの処理依頼がコミュニケーション履歴獲得依頼でな
い場合、コミュニケーション情報制御装置82は、コミ
ュニケーション情報蓄積装置81にコミュニケーション
情報の蓄積依頼を渡す。コミュニケーション情報蓄積装
置81では、まず、メール配送装置24から渡されたグ
ループIDと同じIDを持つコミュニケーション情報が
存在するかどうかを判断する(ステップS123)。こ
こで、同じIDを持つコミュニケーション情報が存在す
る場合には、渡された本文を所定の場所に格納し(ステ
ップS124)、存在しない場合には渡されたグループ
IDと本文とを新規に格納する(ステップS125)。
【0109】図29はメール配送装置の処理の流れを示
すフローチャートである。メール配送装置24は、クラ
イアントシステム10からの電子メールを受信すると、
電子メールをヘッダ部分と本文とに分割し(ステップS
131)、ヘッダ部分から件名を抽出する(ステップS
132)。そして、抽出された件名はグループIDだけ
であるかどうかが判断される(ステップS133)。も
し、件名がグループIDだけの場合、グループ情報蓄積
装置27からすべてのグループメンバのメールアドレス
を抽出し(ステップS134)、そのメールアドレスを
宛先に登録するとともに本文を結合させて電子メールを
作成する(ステップS135)。一方、件名がグループ
IDだけではない場合、すなわち、グループIDにコミ
ュニケーション履歴獲得依頼の文字列[result]
が付加されていた場合、コミュニケーション情報制御装
置82を通じてコミュニケーション情報蓄積装置81か
ら、件名より抽出したグループIDと同じIDを持つコ
ミュニケーション履歴に含まれるメッセージ履歴を獲得
し(ステップS136)、ヘッダ部分から電子メールの
発信者メールアドレスを抽出し、獲得したメッセージ履
歴と結合させて電子メールを作成する(ステップS13
7)。そして、上記のように作成した電子メールを配送
する(ステップS138)。
【0110】なお、本例では、[result]という
文字を件名に登録することでメッセージ履歴を獲得した
が、文字およびその登録場所は、メール配信装置に認識
できるものならどのようなものでも構わない。
【0111】また、本例では、ユーザが手動で電子メー
ルを作成することでメッセージ履歴を獲得する例を示し
たが、セッション情報表示画面55においてグループ情
報をマウスなどで指定し、適当なボタンを押すことで、
メッセージ履歴を獲得するための電子メールが自動的に
生成されるようなシステムとしてもよい。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ネット
ワーク上での協調作業において、各ユーザの操作に基づ
いてそのユーザの作業領域を検出し、その領域に含まれ
るキーワードを抽出し、それらキーワードに基づく動的
なコミュニケーショングループを生成する構成にした。
これにより、ユーザは現在自分の行っている作業に集中
しているだけで、常に最適なコミュニケーション相手を
獲得することができる。
【0113】また、生成された動的コミュニケーション
グループの各メンバに対して、ネットワーク上に双方向
通信チャネルをはり、グループメンバが自由にコミュニ
ケーションを行える環境を生成するほか、その生成され
た環境の制御や削除も行う構成としたことにより、全コ
ミュニケーショングループのメンバは、常に快適な環境
でコミュニケーションを行うことができる。
【0114】また、協調作業において使用される共有情
報に対して、各ユーザが自分のコンピュータ端末に情報
を表示する操作または各自のコンピュータ端末上に表示
されている情報の一部を指定した操作をシステムが検出
して、各ユーザの共有情報中における注目領域を自動的
に検出できるとともに、その領域に含まれるテキスト情
報、音声情報、図形情報、画像情報、映像情報を使っ
て、そのユーザの作業状況を一意に特徴付けることが可
能になる。
【0115】また、各ユーザの作業領域に関する最新の
情報をユーザ視点情報蓄積手段に常に格納しておくこと
ができるため、現在、ネットワークを介して繋がってい
るあらゆるユーザとのコミュニケーションを常に行うこ
とができる。
【0116】また、動的コミュニケーショングループ生
成手段によって生成されたコミュニケーショングループ
の情報を常にグループ情報蓄積手段に蓄積しておき、コ
ミュニケーションセッション生成手段が新規に生成され
たコミュニケーショングループに対して双方向通信チャ
ネルをはってコミュニケーションを行うことができるよ
うにし、コミュニケーションセッション削除手段がグル
ープメンバ数を監視して、グループメンバ数が1の場合
に、そのグループを削除するようにしたことにより、ユ
ーザが明示的な指示をしなくても、システムが動的にコ
ミュニケーショングループの生成、管理、削除を行うこ
とができる。
【0117】また、ユーザが動的コミュニケーショング
ループを生成する際、自分の好みに応じた生成条件を登
録しておき、それに基づいたコミュニケーショングルー
プの生成を行うことができるようにしたことにより、よ
りユーザの好みに応じた動的なコミュニケーショングル
ープをユーザに提供することができる。
【0118】また、生成されたコミュニケーショングル
ープに対し、そのグループを永久に保持したり、あるい
は永久保持されたグループを動的なグループに戻したり
する構成にしたことにより、各ユーザが有益なコミュニ
ケーショングループを保持したまま協調作業を遂行する
ことができる。
【0119】また、動的なコミュニケーショングループ
でやり取りされたメッセージ情報を保管しておき、それ
らをユーザが後から好きなときに参照することができる
構成としたことにより、過去にやり取りされたメッセー
ジ内容を参照しながら、各ユーザが協調作業を遂行する
ことができる。
【0120】さらに、本発明を利用したシステムを使う
と、従来技術で問題となっていた、あらかじめ状況情報
を設定しておく必要性も、実際にコミュニケーションを
とるまで適切な相手がわからないといった問題も、違う
ファイルを参照している場合にコミュニケーションが行
えないといった問題点も解決することができる。
【0121】またユーザが自分の作業状況を分析した
り、それに応じて相手を検索するなどといった余計な操
作や、余計な認知負荷をユーザに与えたりすることもな
い。最後に、本発明は、キーワードを利用して文書検索
を行う文書検索装置を使ってコミュニケーショングルー
プを生成する方法と比べ、共有情報に対するユーザの操
作から、そのユーザの作業領域を自動的に検出し、その
領域より抽出されたキーワードを各ユーザの視点情報と
しているため、ユーザは本来自分やるべき作業だけを行
っていれば自動的に検索条件が生成され、検索すること
ができる。また、各ユーザの作業領域を表すキーワード
だけを使い、動的コミュニケーショングループ生成手段
が作業領域の類似したユーザだけをグループメンバとし
て登録するため、常に各ユーザの作業領域に合ったユー
ザだけをコミュニケーショングループのメンバとして登
録することができる。さらに、生成されたコミュニケー
ショングループに対しても、別のユーザが作業領域を変
更した場合、一度生成されたコミュニケーショングルー
プに対しても情報の更新が自動的に行われるため、ユー
ザは常に最適な相手とのコミュニケーションを行うこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による協調作業支援システムの原理的
な構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態に係るシステムの概略構成
を示す図である。
【図3】 ユーザ情報の一例を示す図である。
【図4】 グループ情報の一例を示す図である。
【図5】 システム操作画面の一例を示す図である。
【図6】 複数ユーザが共有する情報の共有情報表示画
面における表示例を示す図である。
【図7】 作業領域を2次元図形で表現する場合の説明
図である。
【図8】 作業領域自動検出装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】 ユーザ視点計算装置の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図10】 通信装置間で交換されるリクエストの一例
を示す図である。
【図11】 ユーザ情報蓄積装置のユーザ情報蓄積処理
の流れを示すフローチャートである。
【図12】 キーワード類似度計算装置のコミュニケー
ショングループ生成処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図13】 コミュニケーションセッション生成装置の
コミュニケーションセッション生成処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図14】 グループ情報蓄積装置のグループ情報蓄積
処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】 コミュニケーションセッション削除装置の
コミュニケーションセッション削除判断処理の流れを示
すフローチャートである。
【図16】 コミュニケーションセッションで使用され
る電子メールの一例を示す図である。
【図17】 メール配送装置のメール配送処理の流れを
示すフローチャートである。
【図18】 第2の実施の形態に係るシステムの概略構
成を示す図である。
【図19】 WWWブラウザよりユーザに提供されるシ
ステム操作画面を示す図である。
【図20】 通信装置が生成するリクエストの一例を示
す図である。
【図21】 入力解釈装置のリクエスト解析処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図22】 永続コミュニケーションセッション制御装
置の永続コミュニケーションセッション制御処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図23】 グループ情報蓄積装置のグループ情報蓄積
処理の流れを示すフローチャート(その1)である。
【図24】 グループ情報蓄積装置のグループ情報蓄積
処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
【図25】 グループ情報の一例を示す図である。
【図26】 第3の実施の形態に係るシステムの概略構
成を示す図である。
【図27】 コミュニケーション情報蓄積装置に蓄積さ
れるコミュニケーション情報の一例を示す図である。
【図28】 コミュニケーション情報蓄積装置およびコ
ミュニケーション情報制御装置のコミュニケーション情
報制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図29】 メール配送装置の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 作業領域検出手段 3 ユーザ視点算出手段 4 動的コミュニケーショングループ生成手段 4a ユーザ視点情報蓄積手段 4b グループ生成手段 4c グループ化条件登録手段 4d グループ化条件適用手段 5 動的コミュニケーションセッション制御手段 5a グループ情報蓄積手段 5b コミュニケーションセッション生成手段 5c コミュニケーションセッション削除手段 5d コミュニケーションセッション永続保持・解除登
録手段 5e コミュニケーションセッション永続保持手段 5f コミュニケーションセッション永続保持解除手段 6 共有情報蓄積手段 7a メッセージ情報格納手段 7b メッセージ情報履歴提供手段 10 クライアントシステム 11 表示装置 12 入力装置 13 ブラウザ 14 作業領域自動検出装置 15 ユーザ視点計算装置 16 通信装置 20 サーバシステム 21 通信装置 22 動的コミュニケーショングループ生成装置 23 動的コミュニケーションセッション制御装置 24 メール配送装置 25 ユーザ情報蓄積装置 26 キーワード類似度計算装置 27 グループ情報蓄積装置 28 コミュニケーションセッション生成装置 29 コミュニケーションセッション削除装置 30 共有情報データベース 31 通信装置 32 共有情報蓄積装置 40 ネットワーク 50 操作画面 51 URL入力画面 52 共有情報表示画面 52a 作業領域 53 作業領域表示画面 53a,53b スクロールバー 54 グループ化条件入力画面 55 セッション情報表示画面 55a 永続保持ボタン 55b 永続解除ボタン 60 メール操作画面 61 ヘッダ部分 62 本文入力画面 63 宛先の欄 64 件名の欄 71 入力解釈装置 72 永続コミュニケーションセッション制御装置 81 コミュニケーション情報蓄積装置 82 コミュニケーション情報制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B085 AC13 BA06 BE07 BG07 CE04 5B089 HB18 JA17 KA01 KB00 KC32 KC51 KC53 KC60 KG03 5K030 GA18 HB00 HB01 HB02 KA02 LC18 LD08 9A001 DZ12 JJ12 JJ14 JJ16 KZ56

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ端末を使用して、ネットワ
    ーク上で協調作業を行う複数ユーザ間でのコミュニケー
    ションを支援する協調作業支援システムにおいて、 協調作業の中でユーザが行っている作業領域を検出する
    作業領域検出手段と、 前記作業領域検出手段によって検出された作業領域か
    ら、この作業領域に含まれるキーワードを抽出して、ユ
    ーザごとの視点情報を算出するユーザ視点算出手段と、 前記ユーザ視点算出手段によって算出されたユーザの視
    点情報に対して、類似した視点を持つユーザを集めてコ
    ミュニケーショングループを動的に生成する動的コミュ
    ニケーショングループ生成手段と、 を備えていることを特徴とする協調作業支援システム。
  2. 【請求項2】 前記動的コミュニケーショングループ生
    成手段によって生成されたコミュニケーショングループ
    の全メンバに対して、双方向通信チャネルをはり、当該
    グループメンバ間でコミュニケーションが行える環境を
    生成するとともに、生成されたコミュニケーション環境
    に対する制御を行う動的コミュニケーションセッション
    制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1
    記載の協調作業支援システム。
  3. 【請求項3】 前記作業領域検出手段は、ネットワーク
    上での協調作業において使用される共有情報に対して、
    各ユーザが各自のコンピュータ端末に表示する共有情報
    の一部分、または各自のコンピュータ端末上で指定する
    共有情報の一部分に含まれるテキスト情報、音声情報、
    図形情報、画像情報、映像情報をもとに作業領域を検出
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の協調作
    業支援システム。
  4. 【請求項4】 前記動的コミュニケーショングループ生
    成手段は、現時点での各ユーザの視点情報を蓄積するユ
    ーザ視点情報蓄積手段と、前記ユーザ視点蓄積手段にユ
    ーザの視点情報が蓄積される度に、新たに蓄積された視
    点情報に含まれるキーワードと、それまで蓄積されてき
    たユーザ視点情報に含まれるキーワードとを比較し、そ
    の類似度に基づいて動的コミュニケーショングループを
    生成するグループ生成手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の協調作業支援システム。
  5. 【請求項5】 前記動的コミュニケーションセッション
    制御手段は、前記動的コミュニケーショングループ生成
    手段によって生成されたコミュニケーショングループに
    関する情報に基づいて、各グループの全メンバに対して
    双方向通信チャネルをはり、コミュニケーションが行え
    るようにするためのグループ情報を生成するコミュニケ
    ーションセッション生成手段と、前記コミュニケーショ
    ンセッション生成手段で生成されたグループ情報を蓄積
    するグループ情報蓄積手段と、前記グループ情報蓄積手
    段によって蓄積されたグループ情報に対して、グループ
    のメンバ数を算出し、算出されたメンバ数が1であった
    場合、そのグループに関する情報を前記グループ情報蓄
    積手段より削除して、コミュニケーションセッションを
    消滅させるコミュニケーションセッション削除手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の協調作業支援シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記動的コミュニケーショングループ生
    成手段は、コミュニケーショングループの生成条件をユ
    ーザに指定させるグループ化条件登録手段と、前記グル
    ープ化条件登録手段によって登録された生成条件を、コ
    ミュニケーショングループの生成の際に適用するグルー
    プ化条件適用手段とをさらに備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の協調作業支援システム。
  7. 【請求項7】 前記動的コミュニケーションセッション
    制御手段は、前記グループ情報蓄積手段によって格納さ
    れた動的コミュニケーショングループのグループ情報を
    視覚化してユーザに表示させるとともに、特定のコミュ
    ニケーショングループを指定してコミュニケーションセ
    ッションの永続保持またはその解除をユーザに登録させ
    るためのコミュニケーションセッション永続保持・解除
    登録手段と、前記コミュニケーションセッション永続保
    持・解除登録手段によって永続保持登録を行った場合
    に、指定されたコミュニケーショングループの全メンバ
    に対して、双方向通信チャネルを強制的に継続使用さ
    せ、コミュニケーションセッションを永続的に保持する
    コミュニケーションセッション永続保持手段と、前記コ
    ミュニケーションセッション永続保持・解除登録手段に
    よって永続保持解除登録を行った場合に、指定されたコ
    ミュニケーショングループがコミュニケーションセッシ
    ョン永続保持手段によって永続的に保持させられたグル
    ープであった場合には、そのグループの全メンバに対し
    て双方向通信チャネルの強制的な継続使用を解除して当
    該コミュニケーションセッションの永続的な保持を解除
    するコミュニケーションセッション永続保持解除手段と
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の協
    調作業支援システム。
  8. 【請求項8】 前記動的コミュニケーショングループ生
    成によって生成されたコミュニケーショングループにお
    いて、グループメンバ間で交換されたメッセージ情報を
    履歴として格納するためメッセージ情報格納手段と、前
    記メッセージ情報格納手段に格納されているメッセージ
    情報の履歴を、ユーザの要求に応じて提供するメッセー
    ジ情報履歴提供手段とをさらに備えていることを特徴と
    する請求項1記載の協調作業支援システム。
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