JP2002207637A - 情報開示方法、情報開示装置および情報サービス方法 - Google Patents

情報開示方法、情報開示装置および情報サービス方法

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JP2002207637A
JP2002207637A JP2001003450A JP2001003450A JP2002207637A JP 2002207637 A JP2002207637 A JP 2002207637A JP 2001003450 A JP2001003450 A JP 2001003450A JP 2001003450 A JP2001003450 A JP 2001003450A JP 2002207637 A JP2002207637 A JP 2002207637A
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Ichiro Harashima
一郎 原島
Yasumasa Kawashima
泰正 川島
Yasuo Yoshinari
康男 吉成
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大量のコンテンツを公開する際、ユーザ毎に単
語や数値、図表などの単位で開示情報を制限する。 【解決手段】蓄積されている開示情報を利用者に応じて
制限して提供する情報開示装置において、情報開示者は
開示制限の設定時に、開示制限対象情報、開示制限対象
者、情報量が少ない内容に変換する変換ルール15を対
応付ける対応データ16を登録し、情報利用者からの開
示要求があるとき、それが登録済みの利用者14であれ
ば、開示情報変換部18が原始開示情報11を特定され
た利用者に対応する変換ルール15に従って変換し、変
換された情報を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有線、無線のネット
ワークを利用して、各種情報を開示する技術であり、特
に、ログイン操作等、何らかの手段によって利用者を特
定して、利用者毎に制限された情報を提供する情報開示
方法及び情報開示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用した従来の情報開
示技術としては、ファイル単位、あるいはファイルのグ
ループ(ディレクトリ)単位でユーザのアクセス制御を
行う方法がある。ユーザのアクセス制御では、あるファ
イルにアクセスすることを許可されたユーザはそのファ
イルの内容を閲覧でき、許可されないユーザは閲覧でき
ない、いずれか2状態を提供する。これに対し、特開20
00−47922号では、開示対象者でないユーザであって
も、実体情報の属性情報等の付随情報にはアクセスでき
る方法について記載している。
【0003】また、ファイルよりも細かい単位でユーザ
のアクセス制御を実現した製品として、たとえば(株)
日立情報ネットワークのグループアクセス制御システム
「webPassport」(http://www.hinet.co.jp/japanese/n
ewsrelease/980514.html)では、HTML(Hyper Text Mar
kup Language)のタグ単位で開示情報の表示/非表示を
制御している。
【0004】また、特開平11−39243では、開示情報の
秘匿性の度合いに応じて、パスワードを知らない場合に
おいても、システム側からの質問に答えることで閲覧可
能な情報が判断され、閲覧できる方法について記載して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ユーザのアクセス権限
に応じて、開示情報の内容を制限する場合、従来技術で
はユーザのアクセス権限のレベル毎にあらかじめ内容の
異なるファイルをすべて作成しておき、ユーザの開示情
報参照時に、アクセスを許可されたファイルを選択、表
示している。また、HTMLのタグ単位でユーザアクセス制
御をする場合には、一つのHTMLファイルにユーザ毎に開
示するすべての表示パターンを記述した後、タグ単位で
開示するユーザを指定している。
【0006】しかしながら、膨大な情報を制限付きで開
示する場合、上記のいずれの方法も、開示情報のコンテ
ンツを作成する作業量はユーザのアクセス権限のレベル
数に応じて増大し、人手で実施するのには限界がある。
すなわち、制限付きで開示するすべての場合のコンテン
ツを作成し、更にそれぞれのコンテンツとそれを参照さ
せるユーザとを対応づけなくてはならない。
【0007】また、特開2000−47922の方法では、アク
セス権限のないユーザでも開示情報の属性情報は参照で
きるものの、開示情報の実体(文書内部の情報)につい
ては参照する手段がない。すなわち、アクセス制御は文
書単位で行われている。
【0008】一方、特開平11−39243では、不特定多数
のユーザへの情報開示に適しており、閲覧可能とするた
めのパスワードを知っている/知っていないにより、第
一のアクセス制御をしている。この方法では、たとえ
ば、複数の閲覧情報があり、それぞれ別のパスワードが
設定されている場合、ユーザはそれらの全てを記憶して
おく必要がある。逆に、すべての閲覧情報に共通のパス
ワードが設定されている場合は、各閲覧情報毎のアクセ
ス制御はできないことになる。
【0009】また、第二のアクセス制御として、パスワ
ードを知らない場合に、秘匿性の程度を表すパラメータ
により開示可、不可の判定を自動化しているが、秘匿性
の程度が線形でない場合等に、複雑なアクセス制御がで
きないことから、特定多数のユーザへの情報開示には適
していない。
【0010】さらに、上記のいずれの公知例において
も、主に時間的な要因から情報開示の制限の必要がなく
なった、あるいは制限の度合いが弱まったときには、コ
ンテンツ自体の修正作業、あるいは情報開示制御に利用
するパラメータの修正作業が発生する。
【0011】本発明の目的は、従来の多くの情報開示シ
ステムがファイル単位でコンテンツを開示制限していた
ために、ファイル内のある部分、ある単語、ある図表と
いった細かな開示制御ができないこと、また、HTMLやXM
L(eXtensible Markup Language)ファイルの場合は内
部のタグ単位等でコンテンツの開示制御が可能である
が、大量のコンテンツを公開する際に開示制限の設定作
業が煩雑になることに鑑み、単語や図表などの単位、い
わばキーワードのようなものでユーザ毎に開示情報を制
限する方法や装置を提供することにある。
【0012】さらに、時間経過や、何らかの外的要因に
伴って開示制限を緩める必要が生じたとき、簡単に開示
制限を変更できる方法や装置を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の情報開示方法を用いた情
報サービス方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、蓄積されて
いる開示情報を利用者に応じて開示制限する情報開示方
法において、開示制限の設定時に、開示制限対象情報
と、開示制限対象者と、前記開示制限対象情報を利用者
側にとっての情報量が少ない内容に変換する情報変換ル
ールを指定することにより達成される。
【0015】また、本発明は、文字、数値、図表、形
状、静止画、動画、音声のいずれか、またはそれらの組
み合わされたデータによって表される開示制限対象情報
の開示方法を情報開示者が指定する開示方法の登録部
と、ユーザ、あるいはユーザが属するグループ等を特定
する利用者特定部と、ユーザ情報とユーザ情報に対応す
る変換ルールおよびその変換実行ルールを対応づける変
換ルール特定データ(ユーザ情報/変換ルール/変換実
行ルール対応づけデータ)格納部と、前記開示制限対象
情報を前記変換ルールおよび前記変換実行ルールに基づ
いて変換する開示情報の変換部からなる。さらに、変換
実行ルールの条件となる年月日、着信メール等のイベン
トを取得するためのイベント情報取得部も含む。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例で、開
示情報を登録・参照する情報開示装置の構成図である。
開示情報の登録時、開示方法登録部12は、情報開示者10
が原始開示情報11の中の開示制限対象情報に対して任意
のユーザ単位毎に開示制限をする。このために、情報利
用者13を特定する際に利用する利用者登録情報14と、開
示制限対象情報に対する変更方法を変換ルールとして登
録した変換ルール情報15を対応づける。さらに、これら
の対応データに基づいて変換処理を行う条件(変換実行
条件)を対応づけて、変換ルール特定データ(変換実行
条件/開示制限対象情報/開示制限対象者/変換ルール
対応データ)16として保存する。
【0017】図1における変換ルール情報15は、変換ル
ールIDで識別される変換処理プログラム群である。図1
3に、変換ルール情報15のデータ構造の例を示す。変換
ルールID(131)、変換ターゲットタイプ132、変換方法
(タイトル)133、および、IF…THEN…形式のスクリプ
トで表現される変換処理134が記載された複数のファイ
ルから構成される。さらに、スクリプトの部分で実際の
変換処理を行うプログラムに実行を移してもよい。
【0018】一方、開示情報の参照時に、情報利用者特
定部17は情報利用者13が利用者登録情報14に登録されて
いる利用者かどうかを判定し、特定された利用者情報を
開示情報変換部18に送る。開示情報変換部18は、イベン
ト情報取得部201からの開示制限を変更する条件となる
イベント情報(日時、着信メール等)と、特定された利
用者情報を入力として、変換ルール特定データ16を参照
することで、変換ルール情報15の中から対応する変換ル
ールを選択し、この変換ルールに基づき原始開示情報11
を変換済み開示情報19に変換する。変換済み開示情報19
は開示情報提示部200によって情報利用者13に対して提
示される。
【0019】なお、利用者登録情報14は情報利用者自身
を特定するか、情報利用者が所属する組織、役職、役割
等を特定するか、また、情報利用者自身に限らず、情報
利用者が利用する端末、ネットワーク機器を特定するも
のでもよい。特定する方法の例として、ユーザID、パス
ワード等、情報利用者が端末から入力する方法や、セン
サにより情報利用者を特定できる身体的特徴を取得する
方法がある。また、情報利用者が使用している端末、ネ
ットワーク機器のIDを取得する方法がある。
【0020】イベント情報取得部201の例としては、年
月日情報を取得するための計時機能があり、開示情報変
換部18はこの年月日情報と変換ルール特定データ16の変
換実行条件を比較して、条件を満足する変換実行条件に
対する対応データのみを選択し、変換処理を実行する。
たとえば変換実行条件として、「2005年1月1日以
降」とあれば、年月日情報が2005年1月1日以降と
なった場合に、これに対応づけられたデータが有効とな
り、このデータに基づいて変換実行される。
【0021】別のイベント情報として、開示制限を変更
する権限があるユーザからの開示制限変更指示がある。
この指示を電子メール経由で行う場合、イベント情報取
得部201は特定の宛名をもつ開示制限制御用メールボッ
クスを有し、この宛先に着信したメールの中から少なく
とも送信者と送信タイトルを含む送信情報をイベント情
報として開示情報変換部18に送る。開示情報変換部18は
この送信情報と変換ルール特定データ16の変換実行条件
を比較して、条件を満足する変換実行条件に対する対応
データのみを選択し、変換処理を実行する。
【0022】たとえば変換実行条件として、「送信者:
yamada@xxx.xxx.co.jp、送信タイトル:公開可」とあれ
ば、開示制限制御用メールボックスにyamada@xxx.xxx.c
o.jpで特定されるユーザから「公開可」のタイトルの電
子メールを受け取った場合に、これに対応づけられたデ
ータが有効となり、このデータに基づいて変換処理が実
行される。
【0023】本実施例による効果は、従来、情報開示者
が原始開示情報をすべて人手でチェックし、内容を編集
して開示情報を作成していたのに対し、制限すべき情報
を変換ルールとして指定し、自動的に変換できることで
あり、大量の情報を開示制限する場合に特に有効であ
る。
【0024】図2は、第1の実施例において開示情報参
照時の処理を単純化し、高速化する第2の実施例であ
る。開示方法登録部12は第1の実施例と同様に、変換ル
ール特定データ16を対応づけ、保存する。
【0025】イベント情報取得部201は、年月日情報や
電子メールの着信情報等のイベント情報を常に開示情報
変換部20に送り、開示情報変換部20はこのイベント情報
と変換ルール特定データ16の変換実行条件を比較して、
条件を満足する変換実行に対応するデータのみを選択
し、選択されたすべての変換ルールに基づいて、原始開
示情報11を変換済み開示情報21に変換する。この際、実
行された変換ルールに対応する開示制限対象者と変換済
み開示情報21を対応づけて、開示制限対象者/変換済み
開示情報対応データ22として保存する。
【0026】開示情報参照時には、変換済み開示情報選
択部23が情報利用者特定処理部17によって特定された情
報利用者13の利用者情報を入力とし、開示制限対象者/
変換済み開示情報対応データ22を参照することによって
変換済み開示情報21を選択し、開示情報21は開示情報提
示部200によって情報利用者13に対して提示される。
【0027】本実施例による効果は、第1の実施例では
情報利用者が確定してから、開示情報の変換処理を行っ
ていたのに対し、開示方法登録時点であらかじめ開示情
報の変換処理を行っておくことから、情報利用者にとっ
て実時間で大量の開示情報を利用できることである。
【0028】図3は、図1、図2における変換ルール特
定データ(変換実行条件/開示制限対象情報/開示制限
対象者/変換ルール対応データ)16のデータ構造の一例
である。
【0029】(a)のテーブル30において、開示制限対
象情報32、開示制限対象者33、変換ルール34を一つの行
として対応づけ、各行を変換実行ID(31)としてラベル
付けする。また、(b)のテーブル35では、変換実行条
件36と変換実行ID(37)を一つの行として対応づけてお
く。処理手順は、最初に現在の日時等のイベント情報と
テーブル35の変換実行条件36を比較し、満足する変換実
行条件36に対応する変換実行ID(37)を取得する。次
に、取得した変換実行ID(37)と一致する変換実行ID
(31)をテーブル30から検索し、対応する開示制限対象
情報32、開示制限対象者33、変換ルール34を取得する。
【0030】図4は第1、および第2の実施例における
開示情報登録時の処理の流れを、図5は第1の実施例に
おける開示情報参照時の処理の流れを、図6は第2の実
施例における開示情報変換時の処理の流れを、図7は第
2の実施例における開示情報参照時の処理の流れを示
す。また、開示情報登録時の操作画面例を図8に示す。
【0031】図4において、情報開示者10は図8の操作
画面を用いることによって、原始開示情報11から開示制
限対象情報を選択し(41)、利用者登録情報14から開示
制限対象者を選択し(42)、変換ルール情報15から変換
ルールを選択する(43)。この後、本システムはこれら
の選択項目を対応づけて、図3に示したテーブル30の形
式で保存する(44)。
【0032】これらの選択条件に基づいて、開示情報変
換処理を実行するイベント条件がある場合は、これを変
換実行条件として情報開示者10に指定させ(40)、上記
の選択項目と対応づけて保存する。具体的には図3のテ
ーブル30にテーブル35を追加する。なお、処理40〜43の
順序は問わない。
【0033】図5において、情報利用者特定部17は情報
利用者13の新規ログインがあった場合に、ログイン情報
を取得し(50)、開示情報変換処理(52)を実行する。
【0034】開示変換処理52は、イベント情報取得部20
1から年月日情報等のイベント情報を取得し(53)、こ
のイベント情報を満足する変換実行条件を変換ルール特
定データ16から取得し(54)、取得した変換実行条件と
対応づけられた開示制限対象者を取得し(55)、処理50
の新規ログイン情報利用者を含む開示制限対象者と対応
づけられた開示制限対象情報と変換ルールを取得し(5
6)、取得した開示制限対象情報と変換ルールに基づい
て原始開示情報11の変換処理を実行し(57)、その結果
を開示情報提示部200が情報利用者13に対して提示す
る。
【0035】実施例2の図6においては、イベント情報
取得部202から年月日情報等の新規イベント情報を取得
し(60)、このイベント情報を満足する変換実行条件が
変換ルール特定データ16にあった場合に、開示情報変更
処理(62)を実行する。
【0036】処理62は、イベント情報を満足する変換実
行条件と対応づけられた開示制限対象者、開示制限対象
情報、変換ルールを、変換ルール特定データ16から取得
し(63)、取得した情報に基づいて原始開示情報11の変
換処理(64)を実行する。さらに、変換結果(21)を処
理63の開示制限対象者と対応づけて保存する(65)。
【0037】図7において、情報利用者13のログイン時
の入力情報と利用者登録情報14から情報利用者を特定し
(70)、特定された情報利用者と開示制限対象者/変換
済み開示情報対応データ22の開示制限対象者を比較し、
一致する開示制限対象者に対応づけられた変換済み開示
情報を選択し(71)、選択された変換済み開示情報を提
示する(72)。これによれば、あらかじめ開示制限対象
者と開示情報が対応付けて保存されているので、情報利
用者の開示要求に即応できる。
【0038】図8、図9、図10、図11は情報開示者
10が利用する開示方法登録画面の一例である。図8は、
表示画面80の全体構成を示しており、少なくとも開示制
限対象情報指定エリア82、開示制限対象者指定エリア8
3、開示制限方法指定エリア84を含む。また、82、83、8
4で設定した項目がセットとして有効となるイベント条
件を入力する変換実行条件指定エリア81を含むようにし
てもよい。
【0039】開示制限対象情報指定エリア82では、登録
されている原始開示情報11の中から開示制限をかける情
報をファイル単位、あるいはフォルダ単位で指定する。
ファイルがXML文書の場合は、さらにタグ単位で開示制
限対象を指定してもよい。
【0040】開示制限対象者指定エリア83では、登録さ
れている利用者登録情報14を表示し、この中から開示制
限対象者を指定する。ここでは利用者登録情報が会社組
織のような階層構造を成している場合にグループ単位で
制限しているが、この他、IPアドレスのような利用者側
の端末情報や、情報開示サービスの場合にはサービス料
金の支払い額でのランク毎で開示制限対象者を指定して
もよい。
【0041】開示制限方法指定エリア84では、エリア8
2、83で指定した開始制限対象情報、開示制限対象者に
対し、どのように開示制限をかけるか、その方法を指定
する。ここでは、制限する開示情報の種類の指定85で
「文字データ」を選択した場合、文字変換に利用する辞
書の指定86、「抽象化」、「伏せ字」等の変換方法の指
定87等、開示制限方法を示すパラメータを選択するため
のサブエリアが表示される。
【0042】「抽象化」の具体的な実施例としては、文
字変換に利用する辞書を上位概念/下位概念の階層構造
をもつものとし、変換方法としては、原始開示情報に含
まれる語句を、指定した辞書に登録されている、より上
位概念の語句に置き換える方法がある。また、HTMLやXM
L文書のようなタグ付けされた文書の場合は、タグ単位
に指定された方法(非表示、伏せ字、概略化等)で変換
してもよい。なお、開示制限方法指定エリア84の表示情
報は変換ルール情報15(具体的には図13記載の情報)
から生成される。
【0043】本実施例による効果は、開示制限対象情
報、開示制限対象者、開示制限方法、さらに必要な場合
は変換実行条件を、一覧して容易に指定できることであ
る。また、開示制限対象者を階層構造(ツリー構造)の
中位階層(ノード)でも指定できることにより、特にユ
ーザが大量にいる場合の指定が容易になる。
【0044】本実施例の別の実施例として、開示制限す
る情報が「図表データ」の場合、原始開示情報内の図表
データと変換用の図表データにあらかじめ名称を付加し
ておき、「文字データ」の場合の辞書と同様に、図表デ
ータ名称の対応データを保存する。実行時には、この対
応データを参照して変換処理を実行する。
【0045】図9は、開示制限する情報が数値データの
場合の変換方法登録画面例である。図8の表示画面80と
開示制限方法指定エリア84以外は共通である。開示制限
方法指定エリア84は、制限する開示情報の種類として
「数値データ」を選択した場合、開示制限方法を示すパ
ラメータを選択するためのサブエリアが表示される。た
とえば、数値データとして「年月日」を指定した場合、
変換方法としては、「年」のみを表示したり、たとえば
「1988年」を「1980年代」に変換する等の「概
数化」や、「xxxx年」に変換する「伏せ字」があ
る。
【0046】図10は、開示制限する情報が形状データ
の場合の変換方法登録画面例である。図8の表示画面80
と開示制限方法指定エリア84以外は共通である。開示制
限方法指定エリア84は、制限する開示情報の種類として
「形状データ」を選択した場合、開示制限方法を示すパ
ラメータを選択するためのサブエリアが表示される。た
とえば、形状データとしてVRML(Virtual Reality Mode
ling Language)データを指定した場合、変換方法とし
ては、曲面のポリゴン表示の際にポリゴン数を削減する
等の「簡略化」により、たとえば、円柱を四角柱、八角
柱、十六角柱等に変換する。
【0047】また、「形状データ」を開示制限情報とし
た別の例としては、CAD等による製品設計で使用される
2次元/3次元形状データにおいて、角丸めや穴等の形
状特徴(フィーチャ)を省略する変換方法や、寸法の公
差情報を取り除いたり、形状寸法の下何桁かをゼロ化す
る等の「概数化」等の変換方法がある。
【0048】図11は、開示制限する情報が離散化デー
タの場合の開示制限方法登録画面例である。図8の表示
画面80と開示制限方法指定エリア84以外は共通である。
開示制限方法指定エリア84は、制限する開示情報の種類
として「画像データ」を選択した場合、開示制限方法を
示すパラメータを選択するためのサブエリアが表示され
る。たとえば、画像データとしてPNG(Portable Networ
k Graphics)やJPEG(Joint Photographic Experts Gro
up)フォーマットのようなデータ圧縮を利用する画像デ
ータを指定した場合、変換方法としては、離散化やデー
タ圧縮の度合いを変えて、画像を劣化、あるいは「モザ
イク化」することにより原始開示情報を変換する。動画
データや音声データも離散化データなので、同様の方法
で指定、変換する。
【0049】図12は、本発明を情報開示サービスに適
用した場合のシステム構成例である。情報開示サービス
提供者126は、図1、図2で示したシステムを情報公開
用サーバ120、およびデータベース121として構築する。
さらに、変換ルール情報15、および以下のユーザ登録に
伴って利用者情報14をデータベース121に入力する。
【0050】次に、情報開示サービス提供者126は情報
開示者10を募り、本システムの利用者「情報開示者」と
して登録する。情報開示者10は情報登録用クライアント
124を利用して自分が開示したい情報(原始開示情報1
1)を情報公開用サーバ120にインターネット122経由で
登録し、合わせて開示方法も登録する(開示方法登録部
12)。
【0051】一方、情報利用者13も本システムの利用者
「情報利用者」として登録し、情報参照用クライアント
123を利用して自分が利用したい情報(変換済み開示情
報19)を情報公開用サーバ120からインターネット122経
由で利用する。なお、開示制御用クライアント125、情
報登録用クライアント124、情報参照用クライアント123
の利用開始時にはログイン操作によりユーザの特定処理
を行う(情報利用者特定部17)。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、大規模な情報をユーザ
毎に制限付きで開示する場合に、開示する全ての場合の
開示情報を人手で作成する必要はなく、あらかじめ変換
ルールを指定するのみで自動的に開示情報に変換できる
ので、情報開示者の手間を大幅に省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で、開示情報登録時およ
び参照時のデータの流れを表す機能ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例で、第1の実施例におい
て開示情報参照処理の高速化を図った機能ブロック図。
【図3】図1、図2における変換ルール特定データの一
例を示すデータ構造図。
【図4】図1、図2における開示情報登録時の処理の流
れを示すフロー図。
【図5】図1における開示情報参照時の処理の流れを示
すフロー図。
【図6】図2における開示情報変換時の処理の流れを示
すフロー図。
【図7】図2における開示情報参照時の処理の流れを示
すフロー図。
【図8】情報開示者が利用する全体画面構成、および開
示制限情報が文字データの場合の開示方法登録画面の構
成図。
【図9】開示制限情報が数値データの場合の開示方法登
録画面の構成図。
【図10】開示制限情報が形状データの場合の開示方法
登録画面の構成図。
【図11】開示制限情報が離散化データ(画像データ)
の場合の開示方法登録画面例の構成図。
【図12】本発明を情報開示サービスに適用した場合の
システム構成図。
【図13】図1における変換ルール情報のデータ構造
図。
【符号の説明】
10…情報開示者、11…原始開示情報、12…開示方法登録
部、13…情報利用者、14…利用者登録情報、15…変換ル
ール情報、16…変換ルール特定データ(変換実行条件/
開示制限対象情報/開示制限対象者/変換ルール対応デ
ータ)、17…情報利用者特定部、18…開示情報変換部、
19…変換済み開示情報、200…開示情報提示部、201…イ
ベント情報取得部、20…開示情報変換部、21…変換済み
開示情報、22…開示制限対象者/変換済み開示情報対応
データ、23…変換済み開示情報選択部、202…イベント
情報取得部、30…テーブル1、31…変換実行ID、32…開
示制限対象情報、33…開示制限対象者、34…変換ルー
ル、35…テーブル2、36…変換実行条件、37…変換実行
ID、40…イベント条件入力処理、41…開示制限対象情報
選択処理、42…開示制限対象者選択処理、43…変換ルー
ル選択処理、44…選択項目保存処理、45…条件分岐処
理、50…ログイン情報取得処理、51…条件分岐処理、52
…開示情報変換処理、60…新規イベント取得処理、61…
条件分岐処理、62…開示情報変換処理、70…情報利用者
特定処理、71…変換済み開示情報選択処理、72…開示情
報提示処理、80…開示方法登録画面、81…変換実行条件
指定エリア、82…開示制限対象情報指定エリア、83…開
示制限対象者指定エリア、84…開示制限方法指定エリア
(文字データの場合)、90,91…開示制限方法指定項目
(数値データの場合)、100,101…開示制限方法指定項
目(形状データの場合)、110,111…開示制限方法指定
項目(離散化データ(画像)の場合)、120…情報公開
用サーバ、121…データベース、122…ネットワーク(イ
ンターネット)回線、123…情報参照用クライアント、1
24…情報登録用クライアント、125…開示制御用クライ
アント、126…情報開示サービス提供者、130…変換ルー
ル情報、131…変換ルールID、132…変換ターゲットタイ
プ、133…変換方法(タイトル)、134…変換処理(スク
リプト)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉成 康男 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA07 CA16 5B075 KK43 KK54 KK63 ND16 PQ20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積されている開示情報を利用者に応じ
    て開示制限する情報開示方法において、 開示制限の設定時に、開示制限対象情報と、開示制限対
    象者と、前記開示制限対象情報を利用者側にとっての情
    報量が少ない内容に変換する情報変換ルールを指定する
    ことを特徴とする情報開示方法。
  2. 【請求項2】 蓄積されている開示情報を利用者に応じ
    て制限して提供する情報開示装置において、 開示制限の設定時に、開示制限対象情報と、開示制限対
    象者と、前記開示制限対象情報を利用者側にとっての情
    報量が少ない内容に変換する情報変換ルールを指定する
    ユーザインタフェースを有することを特徴とする情報開
    示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記開示制限対象情報、前記開示制限対象者および前記
    情報変換ルールを対応づけたデータを登録する登録部
    と、当該登録情報を取得して前記開示制限対象情報を変
    換し、原始開示情報を開示情報に変換する変換部と、利
    用者を特定する利用者特定部を有し、特定された利用者
    に対応する情報変換ルールに従って原始情報を開示情報
    に変換して開示することを特徴とする情報開示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記情報変換ルールを対応づけたデータに基づき、変換
    処理の実行を決定するための変換実行条件を前記登録部
    により登録し、前記実行条件と条件比較可能なイベント
    情報を取得し、前記開示制限対象情報を変換する変換部
    に追加することで、当該イベント情報および利用者に対
    応する情報変換ルールに従って変換された情報を開示す
    ることを特徴とする情報開示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3または4において、 前記情報変換ルールは、前記開示制限対象情報が文字デ
    ータである場合に、あらかじめ変換候補用語とその変換
    用語、あるいは、用語変更方法からなる情報変換表を用
    意しておき、前記情報変換表を参照して開示情報内に変
    換候補用語が存在した場合に対応する変換用語、あるい
    は、用語変更方法で置き換えることを特徴とする情報開
    示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記情報変換表は、上位概念用語、下位概念用語の階層
    構造をもつ辞書データを利用し、変換候補用語をより上
    位概念の用語に変換して抽象化することを特徴とする情
    報開示装置。
  7. 【請求項7】 請求項2、3または4において、 前記情報変換ルールは、前記開示制限対象情報が数値デ
    ータである場合に、当該数値データを概数データ、ある
    いは、誤差を含んだ数値データに変換することを特徴と
    する情報開示装置。
  8. 【請求項8】 請求項2、3または4において、 前記情報変換ルールは、前記開示制限対象情報が形状デ
    ータである場合に、当該データから形状特徴を省略した
    形状データに変換することを特徴とする情報開示装置。
  9. 【請求項9】 請求項2、3または4において、 前記情報変換ルールは、前記開示制限対象情報が離散化
    によって電子化された静止画、動画、音声データである
    場合に、当該データの離散化、あるいは、データ削減の
    度合いを強めたデータに変換することを特徴とする情報
    開示装置。
  10. 【請求項10】 情報公開用サーバから利用者への情報
    提供を行なう情報サービス方法において、 前記利用者やそのグループ毎に、開示情報のファイル内
    部に含まれる文字、数値あるいは図表データの単位で、開
    示情報の制限を行なう情報開示設定を行なうことを特徴
    とする情報サービス方法。
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