JPH11219341A - 協調作業支援システム - Google Patents

協調作業支援システム

Info

Publication number
JPH11219341A
JPH11219341A JP10034111A JP3411198A JPH11219341A JP H11219341 A JPH11219341 A JP H11219341A JP 10034111 A JP10034111 A JP 10034111A JP 3411198 A JP3411198 A JP 3411198A JP H11219341 A JPH11219341 A JP H11219341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
user
group
communication group
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10034111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3890579B2 (ja
Inventor
Tomohiro Sato
知弘 佐藤
Yoshihiro Masuda
佳弘 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP03411198A priority Critical patent/JP3890579B2/ja
Publication of JPH11219341A publication Critical patent/JPH11219341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3890579B2 publication Critical patent/JP3890579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンピュータが接続されたネットワー
ク上の仮想的な作業空間において、複数のユーザがコン
ピュータを介してコミュニケーションをおこなう場合
に、各ユーザが必要に応じて指定する作業領域に基づい
て適切な相手とのコミュニケーションを行うための環境
を提供する。 【解決手段】 複数のユーザクライアントシステム1が
ネットワ−ク4に接続されたシステムから、ネットワー
ク上の仮想的な作業空間上の情報を共有できるシステム
において、共有情報20におけるユーザの作業領域を検
出する手段13と、検出された領域からユーザの視点を
計算する手段30と、計算された各ユ−ザの視点からク
ラスタリングをおこなって類似した視点をもつコミュニ
ケーショングループを抽出作成する手段32と、作業メ
ンバ間にコミュニケ−ションチャネルをはってコミュニ
ケ−ション空間を生成する手段14とを有するシステム
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タが接続されたネットワーク上の仮想的な作業空間にお
いて、複数のユーザがコンピュータを介してコミュニケ
ーションをおこなう場合、各ユーザが必要に応じて指定
する作業領域に基づいて、適切な相手とのコミュニケー
ションを行うための環境を提供する協調作業支援システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】必要に応じてコミュニケーション相手を
次々と変更できるコミュニケーション環境を提供する従
来の協調作業支援システムには、いくつかの方法があ
り、それらを機能別に分類すると次の3つに分けること
ができる。
【0003】(1)設定情報に基づいてコミュニケーシ
ョン環境を提供する方法:特開平9−034844号公
報に記載されたグループ環境設定方法及びそのシステム
では、グル−プ名とそれに対応した環境設定情報(アク
セス権、使用ソフトウェア、メニュー設定など)をあら
かじめ登録しておき、ユーザのグループ名指定に対応し
た環境設定情報に基づいて、必要に応じてコミュニケー
ション相手を変更できるコミュニケーション環境をユー
ザに提供している。また、特開平7−210513号公
報に記載された協同作業起動装置では、ユーザ名と端末
名からなるユーザ情報テーブル、および、アプリ名と起
動方式からなるアプリ情報テーブルをあらかじめ登録し
ておき、ユーザのグループメンバと使用アプリ名の指定
によって、各テーブルに設定された情報により、必要に
応じてコミュニケーション相手を変更できるコミュニケ
ーション環境を提供している。
【0004】(2)仮想現実によるコミュニケーション
環境を提供する方法:特開平6−095997号公報に
記載されたヒューマンインターフェースシステムでは、
現実世界と同様の行動を機能的に行えるヒューマンイン
ターフェースシステムを提供し、ユーザが画面上で仮想
的な部屋およびメンバを確認しながら、必要に応じてコ
ミュニケーション相手を変更できるコミュニケーション
環境を提供している。また、FreeWalk(京都大,Procee
dings of the ACM Conference on CSCW '96)では、相
手の位置が確認できる2次元マップと仮想的な3次元空
間を提供することにより、ユーザが映像と音声を使って
必要に応じてコミュニケーション相手を変更できるコミ
ュニケーション環境を提供している。
【0005】(3)登録情報の選択によってコミュニケ
ーション環境を提供する方法:米国特許第536350
7号に記載された「MRTHOD AND SYSTEM FOR STORINGAND
PETRIEVING COLLABORATIVELY PROCESSED INFORMATION
BY ASSOCIATED INDENTIFICATION DATA」では、いくつか
のコミュニケーション手段(電話、電子掲示板など)を
あらかじめユーザに提示しておき、ユーザの選択したコ
ミュニケーション形態に基づいて、必要に応じてコミュ
ニケーション相手を変更できるコミュニケーション環境
を提供している。また、特開平9−128343号公報
に記載されたコミュニケーションシステムでは、いくつ
かのコミュニケーション手段と、WWW(World Wide W
eb)サーバの情報を同時に参照している他のユーザを提
示することで、ユーザの選択した相手とコミュニケーシ
ョン形態に基づいて、必要に応じてコミュニケーション
相手を変更できるコミュニケーション環境を提供してい
る。また、Piazza(SunSoft,Proceedings of the ACM C
onference on CSCW '96)では、分散しているコミュニ
ティ間で、同情報にアクセスしているユーザ、あらかじ
め設定した条件に合致したユーザ、プロジェクトに参加
しているユーザを提示し、これらのユーザと必要に応じ
てマルチメディア通信によるコミュニケーションをおこ
なう環境を提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法では、あ
らかじめ登録された各ユーザの情報あるいはユーザ間で
交わされた過去のコミュニケーション履歴をもとにユー
ザ間の関係を導き出し、動的なコミュニケーショングル
ープを生成している。しかしながら、これらの方法で
は、多数のユーザの情報や、ユーザ間で交わされた膨大
な量のコミュニケーション内容などの登録情報が必要で
あり、これらの情報をあらかじめシステム側に用意して
おかなければ最適なコミュニケーショングループは生成
できない。
【0007】本発明では、上記のような問題を解決する
新しい手段として、時々刻々と変化する各ユーザの現時
点の状況から、最適なコミュニケーショングループを生
成する電子会議システムや共同設計システム等と言った
協調作業支援システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
に、本発明では、複数のユーザがネットワ−クに接続さ
れたクライアントシステムから、ネットワーク上の仮想
的な作業空間上の情報を共有できるシステムにおいて、
共有情報におけるユーザの作業領域を検出する手段と、
検出された領域からユーザの視点を計算する手段と、計
算された各ユ−ザの視点からクラスタリングをおこなっ
て類似した視点をもつ作業メンバ(コミュニケーション
グループ)を抽出作成する手段と、作業メンバ間にコミ
ュニケ−ションチャネルをはってコミュニケ−ション空
間を生成する手段とを有するシステムを提供する。ま
た、生成されたコミュニケーション空間の情報をユーザ
に提示し、その情報にもとづいてユーザがコミュニケー
ション空間にアクセスしたり制御できる手段を提供す
る。
【0009】本発明によれば、ネットワーク上の仮想的
な作業空間の情報に対して、ユーザの作業領域を検出し
その領域からユーザの視点を計算することで、各ユーザ
の作業領域を数値化できる。この数値を使ってクラスタ
リング計算をおこない、その結果をコミュニケーション
グループの生成に適用することで、ユーザの要求に応じ
た適切なコミュニケーション相手がネットワーク上の仮
想的な作業空間より抽出できる。また、コミュニケーシ
ョングループに属する全てのユーザに対して、自動的に
コミュニケーションチャネルをはることにより、ネット
ワ−ク上に必要に応じて適切な相手とのコミュニケーシ
ョンが可能な作業空間を生成することができる。
【0010】また、本発明では、ユーザの作業領域の検
出を自動的におこなうこともできる。また、本発明によ
れば、コミュニケーショングループの生成において、ユ
ーザ自身が設定したグループ化条件に基づいてグループ
を生成する手段を設けたり、各ユーザの平均視点からク
ラスタリング計算をおこなう手段を設けることにより、
より詳細なユーザ要求にも対応したコミュニケーション
グループを生成することができる。
【0011】また、本発明では、ユーザがコミュニケー
ション空間から明示的に脱退する手段を設け、脱退の際
に、コミュニケーション空間の残りのメンバ数を計算す
る手段と、その数が1に達した場合に空間を自動削除す
る手段を設けることで、コミュニケーショングループの
メンバ数に応じた空間の継続または自動削除が可能な環
境を提供することができる。また、本発明では、生成さ
れたコミュニケーショングループの情報をユーザにフィ
ードバックし、その情報をもとにコミュニケーショング
ループへの参加や、コミュニケーショングループの永続
的な保存を実現する手段を設けることで、ユーザに対し
て常に最適なコミュニケーション空間を提供する。ま
た、各コミュニケーション空間で交わされたメッセージ
情報の履歴を提供する手段を設けることで、ユーザが他
のコミュニケーション空間の状況を知り、最適なコミュ
ニケーション空間を選択できる環境を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
第1実施例に係る協調作業支援システム(具体的には、
電子会議システム)について説明する。本実施例では、
複数のユーザが共有するネットワ−ク上の情報に対し
て、各ユーザが作業している領域情報をもとにコミュニ
ケーショングループを生成し、必要に応じてグループ内
で電子メールを使ったコミュニケーションをおこなう環
境を提供する協調作業支援システムについて説明する。
【0013】図1には本実施例のシステムの概略構成を
示してある。このシステムは、インターネットのWWW
上に構築されることを前提としており、複数のクライア
ントシステム1と、共有情報データベース2と、サ−バ
システム3とがネットワ−ク4(インターネット)を介
して接続されている。
【0014】クライアントシステム1は、ディスプレイ
等の表示装置10と、マウスやキーボードなどの入力装
置11と、WWWブラウザ12、領域処理装置13、通
信装置14によって構成される。WWWブラウザ12
は、情報を表示装置10に表示する機能と、ユーザがそ
の情報をもとに入力装置11で入力した要求を受け付け
る機能とをもつ。領域処理装置13は、後述する共有情
報に対して各ユーザが指定した作業領域やその領域変更
にともなう処理をおこなう。通信装置14は、WWWブ
ラウザ12に入力されたユーザの要求や領域処理装置1
3から渡された情報に基づいてリクエストを生成し、共
有情報データベース2またはサ−バシステム3と情報の
送受信をおこない、その結果をWWWブラウザ12に返
す機能をもつ。
【0015】共有情報データベース2は、通信装置14
と共有情報格納装置20とから構成される。共有情報デ
ータベース2では、通信装置14がクライアントシステ
ム1からのリクエストを共有情報格納装置20に渡し、
共有情報格納装置20が要求されたURL(Uniform Re
source Locator)に該当する情報を格納情報から抽出し
て、通信装置14を介して要求元に返送する機能をも
つ。この共有情報格納装置20に格納されている情報
は、WWWブラウザ12によって表示装置10に表示可
能なあらゆる形式の情報である。本実施例では、HTM
L(Hyper Text Makeup Language)文章が格納されてい
る。
【0016】サーバシステム3は、通信装置14と、視
点計算装置30と、ユーザ情報格納装置31と、グルー
プ生成装置32と、グループ情報格納装置33と、メー
ル配送装置34とから構成される。視点計算装置30
は、後述するユーザ視点座標および平均ユーザ視点座標
を計算する。ユーザ情報格納装置31は、コミュニケー
ション空間の生成を要求したすべてのユーザに関わる情
報を格納する。本実施例では、このユーザに関わる情報
は図2に示すような、ユーザを一意に識別するためのホ
スト名とポート番号からなるユーザIDと、メールアド
レスと、視点計算装置30で算出されたユーザ視点座標
および平均ユーザ視点座標と、コミュニケーショングル
ープの生成の際に各ユーザが要求した後述のグル−プ化
条件と、ユーザ視点座標の履歴と、を含んでいる。
【0017】グループ生成装置32は、複数のユーザの
視点座標をもとに後述するクラスタリング計算をおこな
い、同じ視点をもつユーザを集めてコミュニケーション
グループを生成する。グループ情報格納装置33は、生
成されたコミュニケーショングループの情報を格納す
る。本実施例では、このコミュニケーショングループの
情報は図3に示すように、グループを一意に識別するた
めのグループIDと、グループを生成したユーザのグル
ープ生成ユーザIDと、グループを生成する際使用した
グループ化条件と、グループに含まれるすべてのユーザ
のメールアドレスと、後述するグループ視点と、グルー
プ領域と、を含んでいる。メール配送装置34は、グル
ープ生成装置32で生成されたコミュニケーショングル
ープのメンバがメーリングリストによってコミュニケー
ションをおこなうための手段を提供する。
【0018】次に、上記した協調作業支援システムにお
ける各装置の動作とその処理手順について、ユーザの操
作手順にしたがって説明する。本実施例では、クライア
ントシステム1において、WWWブラウザ12より図4
に示すシステム操作画面50がユーザに提供される。こ
の操作画面50は、ユーザが共有情報データベース2に
情報を要求するためのURL入力画面51と、共有情報
データベース2から獲得した情報をオ−バ−ビューとし
て表示するとともにユーザがその情報に対して後述する
作業領域を指定するための共有情報表示画面52と、共
有情報表示画面52において指定された作業領域を表示
する作業領域表示画面53と、コミュニケーショングル
ープを生成する際のユーザが要求する条件を入力するた
めのグループ化条件入力画面54と、生成されたコミュ
ニケ−ション空間の情報を表示するための空間情報表示
画面55と、から構成される。なお、作業領域表示画面
53には、作業領域の調整や移動をおこなうためのスク
ロールバー56が用意されている。
【0019】まず、ユーザはWWWブラウザ12に対し
て、獲得したい情報のURLをURL入力画面51より
入力する。入力されたURLはWWWブラウザ12、通
信装置14、ネットワーク4を介して、共有情報データ
ベース2に転送される。共有情報データベース2の通信
装置14は、転送されてきたURLを共有情報格納装置
20に渡し、共有情報格納装置20は該当する情報を抽
出して、再び通信装置14からネットワーク4を介して
クライアントシステム1に返送する。返送された情報
は、クライアントシステム1のWWWブラウザ12によ
って共有情報表示画面52にオ−バ−ビューとしてその
全体図が表示される。このとき表示される共有情報は、
例えば図5に示すような、複数のユーザの意見とその関
連情報(例えば、意見内容の概要)がネットワークダイ
アグラムとして表現されるHTML文書などである。
【0020】次に、ユーザは、グループ化条件入力画面
54において、コミュニケーショングループの生成条件
を入力する。本実施例では、図4に示すように、視点形
式がグループ化条件として与えられており、「通常」と
「平均」がチェックボックスによって設定できる。な
お、これらの形式は、グループ生成装置32においてお
こなわれるクラスタリング計算において使用される。続
いて、ユーザは、共有情報表示画面52に表示された共
有情報において自分の作業領域を入力装置11により指
定する。ここで、作業領域とは、共有情報に対してユー
ザが興味を抱いた範囲を2次元図形で表現したもので、
本実施例では、例えば図6に示すように、共有情報表示
画面52上でマウスを使って所望の意見を囲む長方形を
描くことで設定する。なお、このとき、ユーザは、共有
情報表示画面52を見ながら作業領域の大きさや場所の
変更などを、マウスを使ってインタラクティブに納得の
いくまで変更できる。
【0021】こうして指定または変更された作業領域
は、領域処理装置13によって作業領域表示画面53に
リアルタイムに反映されて表示される。また、ユーザ
は、作業領域表示画面53のスクロールバー56によっ
ても、作業領域の変更または微調整がおこなえ、その結
果は領域処理装置13によって共有情報表示画面52に
リアルタイムに反映され表示される。また、領域処理装
置13はユーザの作業領域に対する変更が終ったことを
自動的に感知し、作業領域表示画面53の領域情報を、
図7に示すように座標情報(x1,y1,x2,y2)
に変換した情報として先に設定されたグループ化条件と
ともに通信装置14に渡す。
【0022】図8には、本実施例における領域処理装置
13の処理手順を示してある。本実施例における領域処
理装置13は、ユーザの作業領域の設定や変更を常に見
張っており、設定や変更に基づく共有情報表示画面52
と作業領域表示画面53との表示情報の整合性を保つ
他、作業領域が一定時間変更されなかった場合には、作
業領域を座標情報に変換してグループ化条件とともに通
信装置14に渡す処理をおこなう。
【0023】すなわち、共有情報表示画面52の作業領
域について変更があったときには(ステップS1)、作
業領域表示画面53の表示内容を対応して変更し(ステ
ップS2)、また、作業領域表示画面53の表示内容に
ついて変更があったときには(ステップS3)、共有情
報表示画面52の表示内容を対応して変更するが(ステ
ップS4)、このような変更(ステップS1、S3)が
所定の一定時間内に行われない場合には(ステップS
5)、表示されている作業領域を座標情報に変換してグ
ループ化条件とともに通信装置14に渡す(ステップS
6)。なお、本実施例では、一定時間作業領域が変更さ
れかった場合に、作業領域を座標情報に変換するように
したが、一定距離変更した場合に作業領域を座標情報に
変換するなど別の方法を採用してもよい。
【0024】上記のように作業領域の座標情報及びグル
ープ化条件を受け取った通信装置14は、リクエストを
生成してサーバシステム3に送信する。本実施例では、
図9に示すような、ユーザID、メールアドレス、座標
情報、グループ化条件、ユーザ視点座標、平均ユーザ視
点座標からなるリクエストが生成される。そして、サー
バシステム3では、通信装置14が受信したリクエスト
を視点計算装置30に渡す。
【0025】図10には、この視点計算装置30の処理
手順を示してあり、視点計算装置30は、まず、リクエ
ストからユーザIDと作業領域の座標情報(x1,y
1,x2,y2)を抽出し(ステップS10)、その座
標情報からユーザ視点座標を計算する(ステップS1
1)。ここで、本発明におけるユーザ視点座標について
説明する。ユーザ視点座標とは、ユーザが共有情報表示
画面52で指定した作業領域(図5参照)がユーザの視
野となるような視点、すなわち共有情報表示画面52を
垂直方向上方から眺めた場合、ユーザの視野が作業領域
と一致するような3次元空間上の点であり、本実施例で
は図11に示すO点がこれにあたる。
【0026】本発明では、このユーザ視点座標という概
念を用いることによって、2次元の領域で表現された各
ユーザの作業領域を数値として管理できるとともに、各
ユーザの要求に応じて適切なコミュニケーション相手の
抽出が可能になる。このユーザ視点座標は、WWWブラ
ウザ12によって表示可能な情報ならばどのような情報
にも適用でき、例えば文章や2次元画像だけでなく、3
次元情報を表示するVRMLで構築された情報にも適用
できる。本実施例では、図2、図3、図9にすでに示し
たように、視点座標を例えば(X,Y,Z)のような3
次元座標で管理する。これらの値は、リクエスト中の座
標情報(x1,y1,x2,y2)および図11のθを
使って以下のように求めることができる。
【0027】
【数1】
【0028】また、視点計算装置30は、リクエストか
ら抽出したユーザIDに合致するユーザ情報をユーザ情
報格納装置31から検出して、そのユーザの過去の視点
履歴を読み込み(ステップS12)、以下の式により平
均ユーザ視点座標(Xa,Ya,Za)を計算する(ス
テップS13)。ただし、nは算出した視点座標までの
視点履歴の総数であり、X0からXn-1、Y0からYn-1、
Z0からZn-1はいずれも過去の視点座標のx,y,z方
向の各成分履歴とする。
【0029】
【数2】
【0030】このように算出した値は、図9に示したリ
クエストの所定の場所に登録され(ステップS14)、
グループ生成装置32およびユーザ情報格納装置31に
渡される(ステップS15)。なお、本実施例では、平
均ユーザ視点座標の計算に、各要素の視点履歴の総和平
均を使用したが、例えば各要素ごとの相乗平均を使用し
てもその他の計算方法でも構わない。また、θの値は、
0<θ<πのいずれの値を使用しても構わない。
【0031】本実施例におけるグループ生成装置32の
処理手順を図12に示してある。グループ生成装置32
は、視点計算装置30より渡されたリクエストから、グ
ル−プ化条件として保管されている視点形式を抽出し
(ステップS20)、それが「通常」であるか「平均」
であるかを判断する(ステップS21)。視点形式が
「通常」であった場合は、メールアドレスおよびユーザ
視点座標からなる組情報(メールアドレス,(X,Y,
Z))を(ステップS22)、「平均」であった場合
は、メールアドレスおよび平均ユーザ視点座標からなる
組情報(メールアドレス,(Xa,Ya,Za))を(ス
テップS23)、それぞれユーザIDとともにリクエス
トから抽出する。
【0032】まず、視点形式が「通常」であった場合の
一連の処理手順を説明すると、グループ生成装置32
は、ユーザ情報格納装置31に格納されたユーザ情報か
ら、リクエストから抽出したユーザIDによって自分以
外のユーザ情報を検出し、メールアドレスとユーザ視点
座標(メールアドレス,(X,Y,Z))からなる組情
報を順番に読み込む(ステップS24)。そして、読み
込んだ組情報の視点座標とリクエストより抽出した組情
報の視点座標を使って2点間の近さを以下の式で計算す
る(ステップS25)。ただし、m=0,1,2,・・
・とし、Xm,Ym,Zmはそれぞれ読み込まれた視点座
標のx,y,z方向成分の要素とする。
【0033】
【数3】
【0034】そして、算出されたDmxy、Dmzがそれ
ぞれDmxy<Dxy、Dmz<Dzであった場合(ここに、
Dxy、Dzは一定値)、その組情報をもつユーザはリク
エストを生成したユーザと同じ視点をもつものとみなさ
れ(ステップS26)、その組情報が抽出される(ステ
ップS27)。そして、すべての組情報がユーザ情報格
納装置31から読み込まれ(ステップS28)、同じ視
点をもつ組情報が抽出されると、グループ生成装置32
は、抽出した組情報の視点座標とリクエストの組情報の
視点座標から、以下の式によってグループ視点を計算す
る(ステップS29)。ただし、Nは同じ視点をもつユ
ーザの総数(ユーザ情報格納装置31より抽出された組
情報+1)であり、Xm0からXmN、Ym0からYmN、
Zm0からZmNは視点座標のx,y,z方向の各成分と
する。
【0035】
【数4】
【0036】更に、算出されたグループ視点(Xg,Y
g,Zg)をもとに、グループ生成装置32はグループ領
域を計算する(ステップS29)。本実施例では、グル
ープ領域を(Xg,Yg,Zg)を視点に持つ正方形領域
(図11においてLx=Ly)として定義した。この領
域は、WWWブラウザ12で表示可能な座標情報(xg
1,yg1,xg2,yg2)として表現され、各成分の値は
以下の連立方程式により計算される。
【0037】
【数5】
【0038】これら一連の計算が終了すると、グループ
生成装置32は、グループIDを発行してグループ情報
を生成し、ユーザ情報格納装置31より抽出した各組情
報のメールアドレスと、リクエストから抽出したユーザ
ID、メールアドレス、グループ化条件と、算出したグ
ループ視点、グループ領域の座標情報と、を図3に示し
た形式でグループ情報として生成し(ステップS3
0)、このグループ情報をグループ情報格納装置33お
よび通信装置14に渡す(ステップS31、S32)。
【0039】これらの処理手順は、視点形式が「平均」
である場合も同様におこなわれ(ステップS33〜S3
9)、視点形式が「平均」である場合にはユーザ視点座
標に代えて平均ユーザ視点座標が用いられるだけである
のでその説明は省略する。なお、本実施例では、グルー
プの生成において、リクエストを生成したユーザの視点
座標の高さと距離を使ってグループメンバを抽出した
が、例えば、単純な2点間の距離を使った判別方法や、
一般的なクラスタ解析において使用される重心法など別
の方法を用いても構わない。また、本実施例では、グル
ープ領域を正方形として定義したが、長方形や円など2
次元図形なら何を用いても構わない。
【0040】図13には、ユーザ情報格納装置31の処
理手順を示してある。まず、ユーザ情報格納装置31
は、視点計算装置30から渡されたリクエストよりユー
ザID、メールアドレス、ユーザ視点座標、平均ユーザ
視点座標、グループ化条件を抽出し(ステップS4
0)、そのユーザIDが格納されているユーザ情報に含
まれているかを判断し(ステップS41)、含まれてい
なければ格納するための領域を新たに確保し、リクエス
トから抽出した情報から図2の形式にしたがってユーザ
情報を登録する(ステップS42)。一方、ユーザID
が含まれている場合には、図2の所定の場所にそれぞれ
の情報を上書きするとともに、視点履歴の最後にユーザ
視点座標を加える(ステップS43)。
【0041】図14には、グループ情報格納装置33の
処理手順を示してある。まず、グループ情報格納装置3
3は、グループ生成装置32から渡された依頼情報より
ユーザIDを抽出し(ステップS50)、そのユーザI
Dがグループ情報格納装置33に格納されているグルー
プ情報のグループ生成ユーザIDに一致するか判断する
(ステップS51)。そして、含まれていた場合には、
そのユーザIDを含むグループ情報を削除し(ステップ
S52)、グループ生成装置32から渡された情報を図
3の形式にしたがって格納する一方(ステップS5
3)、含まれていなければ新しい格納領域を確保して図
3の形式にしたがって格納する(ステップS53)。な
お、後述するように、メール配送装置34よりグループ
IDが渡されると、そのグループIDと同じIDをもつ
グループ情報を検出し、そこに含まれるグループメンバ
のメールアドレスをメール配送装置34に返す処理を行
う(ステップS54)。
【0042】また、通信装置14は、グループ生成装置
32からグループ情報が渡されると、このグループ情報
をユーザ情報格納装置31に格納されているすべてのユ
ーザIDに対して送信する。返信されたグループ情報
は、各クライアントシステム1の通信装置14を介して
WWWブラウザ12に渡され、WWWブラウザ12は空
間情報表示画面55に結果を表示する。このとき、WW
Wブラウザ12は、各ユーザの現在参加しているコミュ
ニケーショングループの情報を色付きで空間情報表示画
面55に表示してもよいし、状況に応じてグループ情報
に含まれるグループ視点やグループ領域を作業領域表示
画面53に表示してもよい。
【0043】次に、本実施例における協調作業支援シス
テムにおいて、コミュニケーショングループのメンバ
が、電子メールを使用してコミュニケーションをおこな
う手順について説明する。各メンバは、空間情報表示画
面55に表示されているグループ情報から、自分が属す
るコミュニケーショングループを探し出し、サーバシス
テム3のメールアドレスとグループIDを含む電子メー
ルを作成する。本実施例では、図15に示すように、電
子メールのヘッダー部分において、宛先の欄にサーバシ
ステム3のメールアドレスを、件名の欄にグループID
をそれぞれ登録し、電子メールを作成する。作成された
電子メールは、SMTPなどの一般的な電子メール転送
プロトコルにしたがって転送され、クライアントシステ
ム1からサーバシステム3のメール配送装置34に転送
される。
【0044】図16には、メール配送装置34の処理手
順を示してあり、電子メールが受信されると、メール配
送装置34は電子メールをヘッダーと本文に分割する
(ステップS60)。分割されたヘッダー部分は解析さ
れ、件名からグループIDが抽出される(ステップS6
1)。抽出されたグループIDは、グループ情報格納装
置33に渡され、グループIDに該当するグループメン
バのメールアドレスがすべて返される(ステップS6
2)。メール配送システム34は、これらのメールアド
レスを宛先に登録し、分割されていた本文を結合して新
たな電子メールを生成する(ステップS63)。この生
成した電子メールを電子メール転送プロトコルにしたが
って転送することにより(ステップS64)、グループ
メンバへの電子メールの配送がおこなえる。
【0045】なお、本実施例では、グループIDを件名
に登録したが、カーボンコピー欄などの他のヘッダー部
分や、本文に登録してもよい。また、本実施例では、ユ
ーザが手動で電子メールを作成して転送する例を示した
が、空間情報表示画面55に示されているグループ情報
をマウスなどで指定することにより、電子メールの作成
や転送をおこなうアプリケ−ショが自動的に立ちあがる
よう設計にしてもよい。
【0046】次に、本発明の第2実施例に係る協調作業
支援システムについて図面を参照して説明する。本実施
例は、前述した第1実施例に加えて、生成されたコミュ
ニケ−ション空間に対して、コミュニケ−ションに途中
参加したり、コミュニケ−ションから脱退する操作を可
能にしたシステムである。図17には本実施例の協調作
業支援システムの概略構成を示してある。なお、図17
において、クライアントシステム1および共有情報デー
タベース2は、第1実施例と同様であるためその説明は
省略する。
【0047】このシステムは、第1実施例のサ−バシス
テム3に、入力解釈装置35と、コミュニケーション参
加処理装置36と、コミュニケーション脱退処理装置3
7を更に加えることにより実現されている。入力解釈装
置35は、クライアントシステム1から送られてきたリ
クエストを解釈し、その内容に応じて視点計算装置3
0、コミュニケーション参加処理装置36、コミュニケ
ーション脱退処理装置37のいずれかにリクエストを渡
す。コミュニケーション参加処理装置36は、指定され
たコミュニケーショングループにユーザをあらたに登録
する。コミュニケーション脱退処理装置37は、指定さ
れたコミュニケーショングループのメンバからユーザを
削除する。
【0048】次に、本実施例の協調作業支援システムに
おける各装置の動作とその処理手順について、ユーザの
操作手順にしたがって説明する。図18には、本実施例
においてWWWブラウザ12よりユーザに提供されるシ
ステム操作画面100を示してあり、この操作画面10
0は、第1実施例の操作画面50の空間情報表示画面5
5に、参加ボタン101と、脱退ボタン102とを更に
加えたものである。ここで、本実施例における協調作業
支援システムでは、共有情報の獲得およびコミュニケー
ショングループの生成は、前述した第1実施例と同じで
あるためここでの説明は省略する。
【0049】コミュニケ−ション空間への参加や、コミ
ュニケ−ション空間からの脱退といった操作は、システ
ム操作画面100の空間情報表示画面55を使用してお
こなう。ユーザは、空間情報表示画面55において、操
作対象とするコミュニケーショングループをマウスで指
定し、参加ボタン101、脱退ボタン102のいずれか
要求するボタンを押すことによって、入力情報をWWW
ブラウザ12に渡す。WWWブラウザ12はその情報を
通信装置14に渡し、通信装置14は図19に示すよう
なリクエストを生成してサーバシステム3に送信する。
【0050】サーバシステム3では、通信装置14を介
して入力解釈装置35にリクエストが渡される。入力解
釈装置35は、図20にその処理手順を示すように、リ
クエストから処理依頼を抽出し(ステップS70)、そ
の内容に応じて(ステップS71、S73)、視点計算
装置30(ステップS72)、コミュニケーション参加
処理装置36(ステップS74)、コミュニケーション
脱退処理装置37(ステップS75)のいずれかにリク
エストを渡す。
【0051】図21にはコミュニケーション参加処理装
置36の処理手順を示し、図22にはコミュニケーショ
ン脱退処理装置37の処理手順を示してある。なお、視
点計算装置30の処理手順は第1実施例と同様であるた
めその説明は省略する。コミュニケーション参加処理装
置36は、リクエストからグループIDとメールアドレ
スとコミュニケーション参加処理を示す処理依頼を抽出
し、グループ情報格納装置33に渡す(ステップS8
0)。そして、グループ情報格納装置33から変更した
グループ情報が返されると、コミュニケーション参加処
理装置36は返されたグループ情報を通信装置14に渡
す(ステップS81)。また、コミュニケーション脱退
処理装置37は、リクエストからグループIDとメール
アドレスとコミュニケーション脱退処理を示す処理依頼
を抽出し、グループ情報格納装置33に渡す(ステップ
S90)。そして、グループ情報格納装置33から変更
したグループ情報が返されると、コミュニケーション脱
退処理装置37は返されたグループ情報を通信装置14
に渡す(ステップS91)。
【0052】図23には、グループ情報格納装置33の
処理手順を示してある。グループ情報格納装置33は、
メール配送装置34およびグループ生成装置32からの
処理依頼であるかを判断し(ステップS100、S10
1)、メール配送装置34およびグループ生成装置32
からの処理依頼でなければ、コミュニケーション参加処
理装置36からの処理依頼であるかを判断し(ステップ
S102)、コミュニケーション参加依頼の場合には、
渡されたグループIDと同じIDを持つグループ情報を
抽出して、渡されたメールアドレスを所定の場所に格納
し、そのグループ情報のリストをコミュニケーション参
加処理装置36に返す(ステップS103)。
【0053】一方、コミュニケーション参加処理装置3
6からの処理依頼でない場合(すなわち、コミュニケー
ション脱退処理装置37からのコミュニケーション脱退
依頼の場合)は、渡されたグループIDと同じIDを持
つグループ情報を抽出して、渡されたメールアドレスに
一致するメールアドレスを所定の場所から削除する(ス
テップS104)。この脱退処理の場合には、更に、当
該グループ情報中のメールアドレスの総数を計算し(ス
テップS105)、その数が2以上の場合はグループ情
報のリストをそのままコミュニケーション脱退処理装置
37に返し(ステップS106)、その数が1であった
場合(すなわち、コミュニケーションメンバが1人にな
った場合)は、当該グループ情報のすべてを削除して、
グループIDのみからなる図3の形式のリストをコミュ
ニケーション脱退処理装置37に返す(ステップS10
7)。
【0054】なお、メール配送装置34からの処理依頼
である場合には(ステップS100)、渡されたグルー
プIDと同じIDを持つグループ情報を抽出して、そこ
に登録されているすべてのメールアドレスをメール配送
装置34に返す(ステップS108)。また、グループ
生成装置32からの処理依頼である場合には(ステップ
S101)、図13のステップS41〜S43と同様な
処理がなされ、渡されたユーザIDとグループ生成ユー
ザIDが一致するかを判断し(ステップS109)、一
致しない場合には渡されたグループ情報をそのまま新規
に登録し(ステップS110)、一致する場合には渡さ
れたユーザIDと同じグループ生成ユーザIDのグルー
プ情報を削除した後に(ステップS111)、ステップ
S110の処理を行う。
【0055】そして、通信装置14は、上記の各装置か
ら渡されたグループ情報を、ユーザ情報格納装置31に
格納されているユーザIDに対応するすべてのクライア
ントシステム1に転送し、クライアントシステム1の通
信装置14がその結果をWWWブラウザ12に渡して、
WWWブラウザ12が空間情報表示画面55にそれらの
結果を表示する。このときコミュニケーション参加処理
装置36からの処理結果であった場合には、グループ情
報に含まれるグループ領域を領域処理装置13を介して
共有情報表示画面52と作業領域表示画面53に表示す
る。なお、本実施例でも第1実施例と同様に、各ユーザ
が現在参加しているコミュニケーショングループの情報
を色付きで表示したり、グループ視点を表示してもよ
い。
【0056】次に、本発明の第3実施例に係る協調作業
支援システムについて図面を参照して説明する。本実施
例は、前述した第2実施例に加えて、生成されたコミュ
ニケ−ション空間に対してユーザが空間の永続保持とそ
の解除操作を可能にしたシステムである。図24には、
本実施例の協調作業支援システムの概略構成を示してあ
り、このシステムは、第2実施例のサ−バシステム3に
おいて、永続コミュニケーション空間制御装置38を加
えることにより実現されている。なお、図24におい
て、クライアントシステム1および共有情報データベー
ス2は、第1実施例と同様であるためその説明は省略す
る。
【0057】この永続コミュニケーション空間制御装置
38は、クライアントシステム1から送られてきたリク
エストがコミュニケーション空間の永続保持依頼であっ
た場合に、指定されたコミュニケーション空間のグルー
プメンバを固定化し、永続的にコミュニケーションをお
こなえる環境を提供する。一方、リクエストが永続解除
依頼であった場合には、永続コミュニケーション空間制
御装置38は指定されたコミュニケーション空間のグル
ープメンバの固定化を解除する。
【0058】次に、本実施例の協調作業支援システムに
おける各装置の動作とその処理手順について、ユーザの
操作手順にしたがって説明する。図25には、本実施例
においてWWWブラウザ12よりユーザに提供されるシ
ステム操作画面150を示してある。この操作画面15
0は、第2実施例の操作画面100の空間情報表示画面
55において、永続保持ボタン104と、永続削除ボタ
ン105とを加えたものである。なお、本実施例におけ
る協調作業支援システムでは、共有情報の獲得およびコ
ミュニケーショングループの生成は、第1実施例と同じ
であるためここでの説明は省略する。
【0059】コミュニケ−ション空間の永続保持操作お
よび永続解除操作は、操作画面150の空間情報表示画
面55を使用しておこなう。ユーザは、空間情報表示画
面55において、操作対象とするコミュニケーショング
ループをマウスで指定し、永続保持ボタン104、永続
削除ボタン105のいずれか要求するボタンを押すこと
によって入力情報をWWWブラウザ12に渡す。WWW
ブラウザ12はその情報を通信装置14に渡し、通信装
置14は図26に示すようなリクエストを生成してサー
バシステム3に送信する。
【0060】サーバシステム3では、通信装置14を介
して入力解釈装置35にリクエストが渡され、入力解釈
装置35は図27に示すような処理手順を実行する。す
なわち、入力解釈装置35は、リクエストから処理依頼
を抽出し(ステップS120)、その内容に応じて(ス
テップS121〜S123)、永続コミュニケーション
空間制御装置38(ステップS124)、視点計算装置
30(ステップS125)、コミュニケーション参加処
理装置36(ステップS126)、コミュニケーション
脱退処理装置37(ステップS127)、のいずれかに
リクエストを渡す。なお、視点計算装置30、コミュニ
ケーション参加処理装置36、コミュニケーション脱退
処理装置37の処理手順は、第1実施例および第2実施
例と同様であるためその説明は省略する。
【0061】図28には、永続コミュニケーション空間
制御装置38の処理手順を示してある。永続コミュニケ
ーション空間制御装置38は、リクエストからユーザI
DとグループIDと永続保持あるいは永続解除のいずれ
かを示した処理依頼を抽出し、その依頼とグループID
をグループ情報格納装置33に渡す(ステップS13
0)。そして、グループ情報格納装置33から結果が返
されると、永続コミュニケーション空間制御装置38は
返された結果を通信装置14に渡す(ステップS1
4)。
【0062】図29にはグループ情報格納装置33の処
理手順を示してあり、また、図30にはグループ情報格
納装置33に格納されているグループ情報を示してあ
る。なお、このグループ情報は、図3に示したグループ
情報に加えて、グループが永続保持されている状態(図
30の保持状態に1として格納)か、永続保持されてい
ない状態(図30の保持状態に0として格納)かを示す
情報を格納している。
【0063】グループ情報格納装置33は、メール配送
装置34およびグループ生成装置32からの処理依頼で
あるかを判断し(ステップS140、S141)、メー
ル配送装置34およびグループ生成装置32からの処理
依頼である場合には、処理依頼に基づいて図23のステ
ップS108〜S110と同様な処理を行う(ステップ
S142〜S145)。一方、メール配送装置34およ
びグループ生成装置32からの処理依頼でなければ、グ
ループ情報格納装置33は、渡された処理依頼に基づい
て処理をおこなう。
【0064】すなわち、コミュニケーション参加依頼で
ある場合には(ステップS146)、永続保持されてい
ないグループ情報であることを確認し(ステップS14
7)、永続保持されていないグループ情報に対してのみ
第2実施例と同様の処理(図23のステップS103)
をおこない(ステップS148)、コミュニケーション
脱退依頼である場合には(ステップS149)は、永続
保持されていないグループ情報であることを確認し(ス
テップS150)、永続保持されていないグループ情報
に対してのみ第2実施例と同様の処理(図23のステッ
プS104〜S107)をおこなう(ステップS151
〜S154)。
【0065】また、永続保持依頼の場合には(ステップ
S155)、渡されたユーザIDが図3に示したグルー
プ生成ユーザIDと一致しているか判断し(ステップS
156)、一致した場合には更にグループ情報の保持状
態を判断し(ステップS157)、グループ情報の保持
状態が0である場合には、グループ情報の保持状態を1
にして永続保持に変更して、図30に示すようなリスト
を永続コミュニケーション空間制御装置38に返す(ス
テップS158)。また、永続解除依頼の場合には(ス
テップS155)、渡されたユーザIDが図3に示した
グループ生成ユーザIDと一致しているか判断し(ステ
ップS159)、一致した場合には更にグループ情報の
保持状態を判断し(ステップS160)、グループ情報
の保持状態が1である場合には、グループ情報の保持状
態を0にして永続保持を解除して、図30に示すような
リストを永続コミュニケーション空間制御装置38に返
す(ステップS161)。
【0066】そして、通信装置14は、永続コミュニケ
ーション空間制御装置38より渡されたグループ情報
を、ユーザ情報格納装置31に格納されているユーザI
Dに対応するすべてのクライアントシステム1に転送
し、クライアントシステム1のWWWサーバは、空間情
報表示画面55にそれらの結果を表示する。
【0067】次に、本発明の第4実施例に係る協調作業
支援システムについて図面を参照して説明する。本実施
例は、前述した第3実施例に加えて、コミュニケーショ
ングループのメンバがおこなってきたコミュニケーショ
ンのメッセージ履歴を、電子メールによって獲得するこ
とを可能にしたシステムである。図31には本実施例の
協調作業支援システムの概略構成を示してある。なお、
図31において、クライアントシステム1および共有情
報データベース2は、第1実施例と同様であるためその
説明は省略する。このシステムは、第2実施例のサ−バ
システム3において、コミュニケーション情報格納装置
39を加えることにより実現されており、このコミュニ
ケーション情報格納装置39には、図32に示すよう
な、グループIDと、電子メールの本文の履歴(コミュ
ニケーション履歴)と、が格納されている。
【0068】次に、この協調作業支援システムの動作に
ついて、ユーザの操作手順にしたがって説明する。ま
ず、コミュニケーション情報格納装置39にメッセージ
履歴が格納される動作を説明する。各グループメンバ
は、第1実施例に示した手順にしたがって、電子メール
を作成し、SMTPなどの一般的な電子メール転送プロ
トコルによって電子メールをサーバシステム3のメール
配送装置34に転送する。メール配送装置34は、電子
メールを受信すると、電子メールをヘッダーと本文に分
割し、そのヘッダー部分が解析される。この解析の結
果、件名からグループIDが抽出され、本文とともにコ
ミュニケーション情報格納装置39に渡される。コミュ
ニケーション情報格納装置39は、渡されたグループI
Dと同じIDをもつコミュニケーション情報を検出し、
コミュニケーション情報が検出された場合には、本文を
図32に示す形式にしたがって格納する一方、検出され
なかった場合には、新しい領域を確保して所定の場所に
グループIDと本文を格納する。
【0069】次いで、メッセージ履歴を電子メールによ
って獲得する動作を説明する。各グループメンバは、同
様に、空間情報表示画面55に表示されているグループ
情報から、自分が属するコミュニケーショングループを
探し出し、サーバシステム3のメールアドレスとグルー
プIDを見つけ出す。そして、電子メールのヘッダー部
分の宛先にそのメールアドレスを、件名に[resul
t]という文字とグループIDを登録した電子メール
(例、件名:Group1[result])を作成す
る。作成された電子メールは同様の方法でサーバシステ
ム3のメール配送装置34に送信され、メール配送装置
34は電子メールを受信すると、電子メールをヘッダー
と本文に分割してヘッダー部分を解析する。
【0070】そして、件名から[result]という
文字が検出された場合には、発信元から電子メールの送
信者のメールアドレスを抽出するとともに、グループI
Dと履歴獲得依頼をコミュニケーション情報格納装置3
9に渡す。コミュニケーション情報格納装置39では、
履歴獲得依頼を受けとると、渡されたグループIDと同
じIDをもつコミュニケーション情報を検出し、そこに
含まれるコミュニケーション履歴(メッセージ履歴)を
抽出してメール配送装置34に返す。メール配送システ
ム34は、ヘッダー部の解析より得られるメール送信者
のメールアドレスを宛先に登録し、渡されたメッセージ
履歴と結合させることで新たな電子メールを生成し、電
子メール転送プロトコルにしたがって電子メール送信者
に転送する。
【0071】上記したコミュニケーション情報格納装置
39およびメール配送装置34の処理はそれぞれ図3
3、図34に示す手順によっておこなわれる。すなわ
ち、コミュニケーション情報格納装置39は、メール配
送装置34からコミュニケーション履歴獲得依頼が渡さ
れると(ステップS170)、渡されたグループIDと
同じIDをもつグループ情報を検出し、そこに含まれる
コミュニケーション履歴を抽出してメール配送装置34
に返す(ステップS171)。一方、コミュニケーショ
ン履歴獲得依頼でない場合には、メール配送装置34か
ら渡されたグループIDと同じIDをもつコミュニケー
ション情報が存在するかを判断し(ステップS17
2)、存在する場合には渡された本文を所定の場所に格
納し(ステップS173)、存在しない場合には渡され
たグループIDと本文を新規に格納する(ステップS1
74)。
【0072】メール配送装置34は電子メールを受信す
ると、電子メールをヘッダーと本文に分割し(ステップ
S180)、ヘッダー部分から件名を抽出する(ステッ
プS181)。そして、件名がグループIDだけである
かを判断し(ステップS182)、そのような場合に
は、グループ情報格納装置33からすべてのグループメ
ンバのメールアドレスを抽出し(ステップS183)、
そのメールアドレスを宛先に登録するとともに本文を結
合させて電子メールを作成する(ステップS184)。
一方、件名がグループIDだけでない場合には、コミュ
ニケーション情報格納装置39から件名から抽出したグ
ループIDと同じIDをもつメッセージ情報を検出して
コミュニケーション履歴とし(ステップS185)、ヘ
ッダーから電子メールの発信者メールアドレスを抽出し
て、コミュニケーション履歴と結合させて電子メールを
作成する(ステップS186)。そして、上記のように
作成した電子メールを配送する(ステップS187)。
【0073】なお、本実施例では、[result]と
いう文字を件名に登録することでメッセージ履歴を獲得
したが、文字およびその登録場所は、メール配信装置3
4に認識できるものならどのようなものでも構わない。
また、本実施例では、ユーザが手動で電子メールを作成
することでメッセージ履歴を獲得する例を示したが、空
間情報表示画面55においてグループ情報をマウスなど
で指定し、適当なボタンを押すことで、メッセージ履歴
を獲得するための電子メールが自動的に生成されるよう
なシステムとしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による協調
作業支援システムでは、ネットワーク上の仮想的な作業
空間において、各ユーザの状況に応じて変化する作業領
域を自動的に検出し、これらの情報を各ユーザごとの3
次元座標情報として管理することにより、より共通度の
高いコミュニケーション相手を仮想的な作業空間から見
つけ出すことができる。また、本発明によるシステムで
は、ユーザの作業領域の変化に柔軟に対応したコミュニ
ケーション環境を提供できるため、ユーザに余計な心理
的負担をかけず、自由度の高いコミュニケーションを実
現することができる。
【0075】さらに、こうしたコミュニケーショングル
ープの情報を各ユーザにフィードバックすることで、他
のユーザの関心を傍観し、作業されている領域、作業さ
れていない領域を知ることもできる。このようなことか
ら、本発明をネットワーク上の仮想的な作業空間での協
調作業に適用することにより、作業状況に応じて必要と
なる一時的なコミュニケーション環境を作業者に提供す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るシステムの構成図
である。
【図2】 ユーザ情報の一例を示す図である。
【図3】 第1実施例に係るグループ情報の一例を示す
図である。
【図4】 第1実施例に係るシステム操作画面を示す図
である。
【図5】 複数のユーザが共有するネットワーク上の仮
想的な作業空間の情報を例示した図面である。
【図6】 ユーザの作業領域を説明する図である。
【図7】 ユーザの作業領域の座標情報を説明する図で
ある。
【図8】 領域処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】 第1実施例に係るリクエストを説明する図で
ある。
【図10】 ユーザの視点座表計算の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】 ユーザの視点座表と作業領域の関係を説明
する図である。
【図12】 コミュニケーショングループの生成処理手
順を示すフローチャートである。
【図13】 ユーザ情報の格納処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】 第1実施例に係るグループ情報処理の手順
を示すフローチャートである。
【図15】 コミュニケーショングループで使用される
電子メールの一例を示す図である。
【図16】 第1実施例に係るメール配送処理の手順を
示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第2実施例に係るシステムの構成
図である。
【図18】 第2実施例に係るシステム操作画面を示す
図である。
【図19】 第2実施例に係るリクエストを説明する図
である。
【図20】 第2実施例に係るリクエスト解析処理の手
順を示すフローチャートである。
【図21】 コミュニケーション参加処理の手順を示す
フローチャートである。
【図22】 コミュニケーション脱退処理の手順を示す
フローチャートである。
【図23】 第2実施例に係るグループ情報処理の手順
を示すフローチャートである。
【図24】 本発明の第3実施例に係るシステムの構成
図である。
【図25】 第3実施例に係るシステム操作画面を示す
図である。
【図26】 第3実施例に係るリクエストを説明する図
である。
【図27】 第3実施例に係るリクエスト解析処理の手
順を示すフローチャートである。
【図28】 第3実施例に係る永続コミュニケーション
空間処理の手順を示すフローチャートである。
【図29】 第3実施例に係るグループ情報処理の手順
を示すフローチャートである。
【図30】 第3実施例に係るグループ情報を示す図で
ある。
【図31】 本発明の第4実施例に係るシステムの構成
図である。
【図32】 第4実施例に係るメッセージ情報の格納を
説明する図である。
【図33】 第4実施例に係るコミュニケーション情報
処理の手順を示すフローチャートである。
【図34】 第4実施例に係るメール配送処理の手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・クライアントシステム、 2・・・共有情報デ
ータベース、3・・・サーバシステム、 4・・・ネッ
トワ−ク、 10・・・表示装置、11・・・入力装
置、 12・・・WWWブラウザ、13・・・領域処理
装置、 14・・・通信装置、20・・・共有情報格納
装置、 30・・・視点計算装置、31・・・ユーザ情
報格納装置、 32・・・グループ生成装置、33・・
・グループ情報格納装置、 34・・・メール配送装
置、35・・・入力解釈装置、 36・・・コミュニケ
ーション参加処理装置、37・・・コミュニケーション
脱退処理装置、38・・・永続コミュニケーション空間
制御装置、39・・・コミュニケーション情報格納装
置、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザがコンピュータ端末を使用
    して、ネットワーク上の仮想空間において協調作業をお
    こなう協調作業支援システムにおいて、 仮想空間上において動的に変化する各ユーザの作業領域
    を検出するユーザ作業領域検出手段と、 ユーザ作業領域検出手段によって検出された作業領域か
    ら各ユーザごとの視点を算出するユーザ視点算出手段
    と、 ユーザ視点算出手段によって算出されたユーザの視点に
    対してクラスタリング計算をおこなって、仮想空間内で
    類似した視点をもつユーザを集めてコミュニケーション
    グループを生成するコミュニケーショングループ生成手
    段と、 コミュニケーショングループ生成手段によって生成され
    たコミュニケーショングループの全メンバに対して双方
    向通信チャネルをはって、コミュニケーション空間を生
    成するコミュニケーション空間生成手段と、 を備え、コミュニケーション空間を動的に生成すること
    により複数のユーザ間でのコミュニケーションを支援す
    ることを特徴とする協調作業支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 ユーザ作業領域検出手段は、仮想空間上において動的に
    変化する各ユーザの作業領域を自動的に検出することを
    特徴とする協調作業支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 コミュニケーショングループ生成手段は、 各ユ−ザがコミュニケーショングル−プの生成条件を登
    録するためのグル−プ化条件登録手段と、 グル−プ化条件登録手段によって登録された情報を格納
    しておくグル−プ化条件格納手段と、 グル−プ化条件格納手段に格納されたグループ化条件を
    コミュニケーショングル−プの生成の際に適用するグル
    ープ化条件適用手段と、 を備え、ユーザのグル−プ化条件に基づいたコミュニケ
    ーション空間の生成をおこなうことを特徴とする協調作
    業支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 ユーザ視点算出手段は、 算出したユーザの視点を各ユーザごとに過去の視点履歴
    と合わせて格納するユーザ視点格納手段と、 ユーザ視点格納手段に格納された各ユーザの視点履歴か
    らユーザの平均視点を算出するユーザ平均視点算出手段
    と、を備え、 コミュニケーショングループ生成手段は、 ユーザ平均視点算出手段によって算出された複数ユーザ
    の平均視点に対してクラスタリング計算をおこなって、
    仮想空間内で類似した平均視点をもつユーザを集めてコ
    ミュニケーショングループを生成する平均視点コミュニ
    ケーショングループ生成手段を、備え、 ユーザの平均視点に基づいたコミュニケーション空間の
    生成をおこなうことを特徴とする協調作業支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 ユーザがコミュニケーショングループに対して脱退登録
    するためのコミュニケーショングループ脱退登録手段
    と、 コミュニケーショングループ脱退登録手段によって指定
    されたコミュニケーショングループの全メンバと、脱退
    登録をおこなったユーザとの間の双方向通信チャネルを
    切って、当該ユーザのコミュニケーション空間へのアク
    セスを遮断するコミュニケーション空間脱退手段と、 コミュニケーショングループ脱退登録手段によって指定
    されたコミュニケーショングループの残りのメンバ数を
    検出するメンバ数検出手段と、 メンバ数検出手段によって検出されたメンバ数が1であ
    った場合に、そのメンバの双方向通信チャネルを切っ
    て、コミュニケーション空間を自動的に削除するコミュ
    ニケーション空間自動削除手段と、 をさらに備え、コミュニケーション空間からの明示的な
    脱退とコミュニケーション空間の自動消滅をおこなうこ
    とを特徴とする協調作業支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 コミュニケーショングループ生成手段によって生成され
    たコミュニケーショングループのメンバ情報とグループ
    領域情報を格納するコミュニケーショングループ情報格
    納手段と、 コミュニケーショングループ情報格納手段によって格納
    されたコミュニケーショングループの情報を視覚化して
    表示するとともに、ユーザが特定のコミュニケーション
    グループを指定して参加登録するためのコミュニケーシ
    ョングループ参加登録手段と、 コミュニケーショングループ参加登録手段によって指定
    されたコミュニケーショングループの全メンバと、参加
    登録をおこなったユーザとの間に双方向通信チャネルを
    はって当該ユーザのコミュニケーション空間へのアクセ
    スを可能にするとともに、当該ユーザに対してコミュニ
    ケーショングループのグループ領域を視覚化して表示す
    るコミュニケーション空間加入手段と、 をさらに備え、コミュニケーション空間への明示的な参
    加を実現することを特徴とする協調作業支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 コミュニケーショングループ生成手段によって生成され
    たコミュニケーショングループの情報を格納するコミュ
    ニケーショングループ情報格納手段と、 コミュニケーショングループ情報格納手段によって格納
    されたコミュニケーショングループの情報を視覚化して
    表示するとともに、ユーザが特定のコミュニケーション
    グループを指定してコミュニケーショングループの永続
    保持またはその解除を登録するためのコミュニケーショ
    ングループ永続保持・解除登録手段と、 コミュニケーショングループ永続保持・解除登録手段に
    よって永続保持登録をおこなった場合に、指定されたコ
    ミュニケーショングループの全メンバに対して、双方向
    通信チャネルを強制的に継続使用させてコミュニケーシ
    ョン空間を永続的に保持するコミュニケーショングルー
    プ永続保持手段と、 コミュニケーショングループ永続保持・解除登録手段に
    よって永続保持解除登録をおこなった場合に、指定され
    たコミュニケーショングループがコミュニケーショング
    ループ永続保持手段によって永続的に保持させれたグル
    ープであった場合には、そのグループの全メンバに対し
    て双方向通信チャネルの強制的な継続使用を解除して当
    該コミュニケーション空間の永続的な保持を解除するコ
    ミュニケーショングループ永続保持解除手段と、 をさらに備え、コミュニケーショングループの固定化と
    その解除を実現することを特徴とする協調作業支援シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の協調作業支援システム
    において、 コミュニケーション空間生成手段によって生成されたコ
    ミュニケーション空間においてユーザ間で交わされたメ
    ッセ−ジ情報を履歴として格納するメッセ−ジ情報格納
    手段と、 メッセ−ジ情報格納手段に格納されているメッセージ情
    報の履歴をユーザの要求に応じて提供するメッセ−ジ情
    報履歴提供手段と、 をさらに備え、メッセージ情報の蓄積とその提供をおこ
    なうことを特徴とする協調作業支援システム。
JP03411198A 1998-01-30 1998-01-30 コミュニケーション支援システム及びコミュニケーション支援方法 Expired - Fee Related JP3890579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03411198A JP3890579B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 コミュニケーション支援システム及びコミュニケーション支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03411198A JP3890579B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 コミュニケーション支援システム及びコミュニケーション支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11219341A true JPH11219341A (ja) 1999-08-10
JP3890579B2 JP3890579B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=12405172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03411198A Expired - Fee Related JP3890579B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 コミュニケーション支援システム及びコミュニケーション支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3890579B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003223395A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Wise Staff:Kk 通信システム及びコミュニケーション支援方法
JP2006260548A (ja) * 2005-02-21 2006-09-28 Sony Computer Entertainment Inc ネットワークシステム及びその構成品、ネットワークの視覚化方法
US7373396B2 (en) 2001-01-30 2008-05-13 Nec Corporation Information delivery system and method and program of the system
JP2019220067A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 コニカミノルタ株式会社 会議システム、会議サーバ及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7373396B2 (en) 2001-01-30 2008-05-13 Nec Corporation Information delivery system and method and program of the system
JP2003223395A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Wise Staff:Kk 通信システム及びコミュニケーション支援方法
JP2006260548A (ja) * 2005-02-21 2006-09-28 Sony Computer Entertainment Inc ネットワークシステム及びその構成品、ネットワークの視覚化方法
JP2019220067A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 コニカミノルタ株式会社 会議システム、会議サーバ及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3890579B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6675197B1 (en) Collaborative work support system
JP6417408B2 (ja) 空間的イベントマップを備えた共同システム
US7562302B1 (en) System and method for automatic generation of visual representations and links in a hierarchical messaging system
KR101565665B1 (ko) 네트워크 통신 환경에서 커뮤니컨트 상호작용을 촉진하는 방법
JP3148133B2 (ja) 情報検索装置
JP2018524661A (ja) 共同システムにおける仮想作業空間ビューポート・フォロー・モード
EP0883087A2 (en) Virtual reality method and system
US20020026323A1 (en) Method and system for annotating a window shared by remote hosts
KR20000076508A (ko) 동기적 공동 작업을 위한 주해층
CN103221967A (zh) 虚拟区域上下文中的基于关系的在场指示
WO2002073439A1 (en) A system and process for network collaboration through embedded annotation and rendering instructions
JPH0580967A (ja) 情報把握装置
JP2003532223A (ja) インターネット上でインタラクティブなデザイン会議を実行するための方法とその装置
KR20020017558A (ko) 가상 공간 상에서의 북마킹 시스템 및 방법
US11212127B2 (en) Digital workspace sharing over one or more display clients and authorization protocols for collaboration systems
CN112650430A (zh) 任务处理方法和装置及电子设备
Qian et al. Collaborative design with NetDraw
JPH1040232A (ja) 通信装置
JP3890579B2 (ja) コミュニケーション支援システム及びコミュニケーション支援方法
US20100145998A1 (en) Dynamic interactive personal information and rating system
EP1094388A2 (en) Graphical message exchange system
US20030025729A1 (en) Method and apparatus for viewing and marking up a design document
JP2010271855A (ja) 描画装置、描画方法、プログラムおよび記録媒体
JP2004272473A (ja) 会議支援装置、電子会議システム、およびコンピュータが読取可能なプログラム
JP2003111042A (ja) 会議支援装置、情報処理装置、電子会議システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees