JP3148133B2 - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

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JP3148133B2
JP3148133B2 JP28798096A JP28798096A JP3148133B2 JP 3148133 B2 JP3148133 B2 JP 3148133B2 JP 28798096 A JP28798096 A JP 28798096A JP 28798096 A JP28798096 A JP 28798096A JP 3148133 B2 JP3148133 B2 JP 3148133B2
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/04815Interaction with a metaphor-based environment or interaction object displayed as three-dimensional, e.g. changing the user viewpoint with respect to the environment or object
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/954Navigation, e.g. using categorised browsing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仮想的な三次元
空間において指定されるアンカーから関連する情報を検
索し、表示する情報検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報検索装置として、例えば、日
経コンピュータグラフィックス1995年11月号96
頁から113頁に記載のVRML(Virtual Reality Mo
delingLanguage)ブラウザであるWebSpaceがあ
る。これは計算機上に構築した仮想的な三次元空間に仮
想の物体を配置し、それをディスプレイ画面に表示す
る。操作者がマウス等のポインティングデバイスにより
画面上のカーソルを操作し画面上の仮想物体を指定する
と、この装置は、仮想物体に関連づけられたインターネ
ット上のホームページなどの関連情報を検索する。
【0003】図15は仮想空間における検索を行う従来
の情報検索装置の概略の機能ブロック図である。図にお
いて、視点位置変更部2はジョイスティック等のポイン
ティングデバイスであり座標データ信号を出力する。こ
の座標データ信号は、例えば、変位量を表す電気信号で
ある。
【0004】視点位置設定部4は、視点位置変更部2か
らの座標データ信号を画像生成部6で用いることができ
る形に変換する機能を有する。つまり視点位置設定部4
は、例えば視点位置変更部2から出力された座標データ
信号を直交座標系における三次元座標データに変換し、
これを視点位置及び視線方向(以下、これらを視点ベク
トルと称する)として画像生成部6へ出力する。画像生
成部6は、視点位置設定部4により設定された視点ベク
トルで定義される視点位置から、同じく視点ベクトルで
定義される視線方向に、三次元データ8により定義され
る仮想三次元空間を見たときの画像を生成する。
【0005】カーソル位置変更部10は、例えばマウス
等のポインティングデバイス、アンカー指定部12は例
えばマウスボタン等である。アンカー情報設定部14
は、カーソル位置変更部10から入力されるカーソルの
座標データ信号を、画面に対応した二次元座標に変換
し、画面上のその位置にカーソルを表示する。一方、ア
ンカー情報設定部14は画像生成部6から、アンカーと
なる仮想物体の画面上での座標を得ているので、カーソ
ル位置変更部10によりカーソルをアンカーとなる仮想
物体上に移動させ、アンカー指定部12によりその仮想
物体を指定すると、アンカー情報設定部14は仮想物体
が選択されたことを判断できる。アンカー指定部12に
より選択された仮想物体が、アンカーとして定義されて
いる場合には、その仮想物体を指定するデータ、例えば
物体IDを関連情報検索部16へ出力する。関連情報検
索部16は、アンカーである仮想物体に貼られたリンク
データ18に基づき、インターネット上のホームページ
等の関連情報20を検索して表示する。画像表示部22
は、上記画像生成部6と上記関連情報表示部16とが表
示する画像等を表示する。
【0006】上記視点位置設定部4、アンカー情報設定
部14、画像生成部6、関連情報検索部16は、例えば
具体的には、それぞれ所定のプログラムを実行する計算
機内の中央処理装置(CPU:Central Processing Uni
t)である。また、三次元データ8は、通常は、計算機
上の記憶装置に格納され、必要に応じて読み出され使用
される。
【0007】図16は、視点ベクトルと画像生成部6に
より生成される画像との例を示す模式図である。図16
(a)は、三次元空間に同一の大きさの物体A(物体3
0)と物体B(物体32)が配置されている例を示して
いる。ここで、座標系はディスプレイのブラウン管面に
対応した管面座標系としている。つまり、例えばx軸が
画面の垂直方向、y軸が水平方向に対応し、z軸は、奥
行き方向に対応する。視線と画面とは正対するので、こ
の座標系では、視点位置34を起点とする視線ベクトル
の方向はz軸に平行となる。図16(b)は、物体A、
Bを視点34からz軸方向に見たときの二次元画像であ
る。ここで二次元画像とは“二次元的な”画像という意
味であり、遠近感を有さない平面的な表現がされた画像
をいう。そのため、図16(b)では、物体A、Bは互
いに視点34からの距離が異なるにも拘わらず、画像3
6上では、互いに同じ大きさの像38、40で表現され
ている。
【0008】図17は、カーソル位置変更部10及びア
ンカー指定部12の操作例を説明する模式図である。カ
ーソル位置変更部10であるマウス50を卓面等の上で
前後左右に移動させると、これに対応して、画面36で
はカーソル52が上下左右に移動する(同図(a))。
マウス50を操作して、カーソル52を物体Aの像38
の上に移動させた後、アンカー指定部12である例えば
左のマウスボタン54をクリックすると、アンカー情報
設定部14は画像生成部6から得る仮想的な物体Aの画
面上の座標とカーソルにより指定される座標との照合を
行い、当該物体が指定されたと判断する(同図
(b))。
【0009】関連情報検索部16は、アンカー情報設定
部14によって指定された三次元空間における物体をア
ンカーとして、予めそのアンカーに貼られたリンクに基
づき、インターネット上のホームページ等の関連する情
報を検索する。図18は、アンカー情報設定部14によ
り指定された三次元空間における物体から関連する関連
情報を検索する動作の例を示す模式図である。例えば、
アンカー情報設定部14は、アンカー指定部12により
指定された物体の像38に付属する物体IDを取り出
し、関連情報検索部16に渡す。そして、関連情報検索
部16は、物体IDに該当する関連情報20をリンクデ
ータ18から検索する。ここで関連情報検索部16は、
基本的にはHTML(Hyper Text Markup Language)ブ
ラウザであり、HTMLで記述されたHTMLファイル
を処理・表示できる。
【0010】リンクデータ18は、物体IDとインター
ネット上での格納場所を示すURLアドレスとを対応づ
ける情報であり、HTMLファイル内に記述されてい
る。また、関連情報20はHTMLファイルであり、具
体的にはインターネットに接続されたサーバ計算機上の
ホームページ等のHTMLファイルである。
【0011】さて、上述した仮想三次元空間における視
点位置の変更等の操作は、VRMLファイルとこれを処
理・表示するVRMLブラウザにより実現される。VR
MLブラウザは、HTMLブラウザのヘルパーアプリケ
ーションやプラグインソフトウェアであり、HTMLブ
ラウザに組み込まれて使用される。HTMLブラウザ
は、HTMLファイルを解読し、その中にVRMLファ
イルが組み込まれている場合には、その処理をVRML
ブラウザに依頼する。
【0012】つまり、関連情報検索部16は、リンクデ
ータ18から物体IDに対応するURLアドレス55を
取り出し、ネットワーク56に接続されたサーバ計算機
上のHTMLファイル57にアクセスする。HTMLフ
ァイル57は、関連情報検索部16においてHTMLブ
ラウザに渡される。HTMLファイルに組み込まれたV
RMLファイルは、HTMLのインターフェース介して
VRMLブラウザに渡されて、画像データ58に変換さ
れ、画像表示部22により表示される。
【0013】上述の従来の情報検索装置では、上記仮想
三次元空間の操作だけでなく、他の機能も、HTMLブ
ラウザにそれぞれの機能を提供するアプリケーションを
組み込むことによって実現することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の情報検索装置では、組み込まれるアプリケーション
は、HTMLブラウザとインターフェースをとる必要が
ある。また各機能で取り扱われるデータは、HTMLフ
ァイル内に内蔵されている、つまり外見上はHTMLフ
ァイルである必要がある。この制約のため、従来のハイ
パーメディアの技術を利用した情報検索装置では、既存
の各種アプリケーションを統合するには相当の労力を要
し、これを容易に実現できないという問題があり、ひい
ては検索可能な情報範囲も制限されるという問題があっ
た。
【0015】また、従来の情報検索装置では、アンカー
として指定できるのは仮想空間における仮想物体だけで
あり、それ以外のものをアンカーとすることができなか
った。
【0016】また、従来の情報検索装置では、仮想物体
がアンカーであることを識別可能に表示するか否かとい
う表示状態は、利用者が逐一指定したり、または全部一
括で指定したりすることはできたが、何かの条件や状態
に応じて切り替えることはできなかった。
【0017】また、上記のような従来の検索装置では、
仮想空間における仮想物体を指示するカーソルが特定の
平面上しか移動しないため、仮想三次元空間を立体的に
表示した際に、仮想物体の背後にカーソルが隠れてしま
うという問題があった。
【0018】この問題を、従来の装置において解決する
には一つには、視点位置を前の仮想物体よりも奥に移動
させるといった操作を行うことが挙げられるが、これに
は操作が煩わしいという問題があった。
【0019】また、上記問題を解決する他の方法として
は、カーソルを移動させる平面を仮想三次元空間を立体
表示している画面に被せる、つまりカーソルを常に仮想
三次元空間の手前に位置する平面上で移動させるという
方法もあるが、この方法では表示の立体感が損なわれる
という問題があった。
【0020】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、現実感溢れ優れ
たユーザインターフェースを有する三次元空間操作型の
情報検索装置において、種々のアプリケーションのデー
タを取り扱うことを容易に可能とする情報検索装置を得
るものである。
【0021】また、第2の目的は、仮想三次元空間内に
おける視点及び視線方向の操作と、画面上での検索デー
タのノードであるアンカーの指定とを、単一の入力デバ
イスで行うことができ、操作性の向上した簡便なインタ
ーフェースを有する情報検索装置を得るものである。
【0022】第3の目的は、仮想三次元空間において指
定できるアンカーの種類が豊富で、多様な情報検索をで
きる情報検索装置を得るものである。
【0023】第4の目的は、仮想三次元空間に表示され
るアンカーを識別しやすくした情報検索装置を得るもの
である。
【0024】第5の目的は、三次元画像上に表示される
カーソルを見やすく使いやすくする情報検索装置を得る
ものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報検索
装置は、それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成
する複数種類の応用プログラム実行部と、これらいずれ
かの応用プログラム実行部の入力情報となる関連情報を
記憶する関連情報記憶部と、関連情報とリンクノードで
あるアンカーとを対応づけるリンクデータを記憶するリ
ンクデータ記憶部と、仮想三次元空間での視点ベクトル
を操作する視点操作部と、視点ベクトルに基づいた仮想
三次元空間の画像であって、立体感を与える三次元画像
を生成する三次元空間生成部と、仮想三次元空間内の仮
想物体により定義されたアンカーを三次元画像上におい
て指定するアンカー決定部と、指定された前記アンカー
に対応する関連情報を、リンクデータに基づいて検索
し、検索された関連情報に対応する応用プログラム実行
部に入力する検索部と、応用プログラム実行部により生
成された情報表示画像を三次元画像上に表示する画像表
示部と、を有するものである。
【0026】また、この発明に係る情報検索装置は、視
点ベクトルを前記三次元空間生成部に設定する視点位置
設定機能と、仮想三次元空間内の物体であってアンカー
に対応づけられる仮想物体を指定し、当該仮想物体から
当該アンカーの情報を取り出すアンカー情報設定機能と
を行う設定機能部と、この設定機能部に視点ベクトルの
変更データ又はアンカーの位置データとなる座標データ
を入力する設定変更部と、この座標データを視点位置設
定機能とアンカー情報設定機能のいずれの機能の入力と
して用いるかを切り替えることによって、設定機能部の
機能を決定する機能決定部と、を有するものである。
【0027】また、この発明に係る情報検索装置は、仮
想三次元空間内の仮想物体を三次元画像上において指定
し、当該仮想物体に対応づけられた意味属性を出力する
意味属性指定部と、この意味属性を要素とする属性情報
集合と、この属性情報集合に関連づけられる意味情報と
を定義する意味的集合データを記憶する意味的集合デー
タ記憶部と、意味属性指定部から出力された意味属性に
対応する意味情報を意味的集合データに基づいて求め、
この意味情報をアンカーとしてリンクデータに基づいて
関連情報を検索し、検索された当該関連情報をこれに対
応する応用プログラム実行部に入力する検索部と、を有
するものである。
【0028】また、この発明に係る情報検索装置は、視
点操作部による視点ベクトルの変更情報をアンカーとし
て、このアンカーに対応づけられる仮想物体のデータを
生成する移動アンカー生成部と、この仮想物体を含む仮
想三次元空間の三次元画像を生成する三次元空間生成部
と、この仮想物体により定義されたアンカーを三次元画
像上において指定するアンカー決定部と、を有するもの
である。
【0029】また、この発明に係る情報検索装置は、視
点操作部による視点ベクトルの変更情報をアンカーとし
て生成・指定する移動アンカー生成部と、指定されたア
ンカーに対応する関連情報をリンクデータに基づいて検
索して、これに対応する応用プログラム実行部に入力す
る検索部と、を有するものである。
【0030】また、この発明に係る情報検索装置は、視
点ベクトルに対応したアンカー表示条件を三次元空間生
成部に設定するアンカー表示条件設定部を有し、三次元
空間生成部には、アンカーがアンカー表示条件に適合す
るか否かに応じて、当該アンカーを表す仮想物体の表示
状態を切り替えるアンカー識別表示部を含むものであ
る。
【0031】また、この発明に係る情報検索装置は、ア
ンカー決定部において、アンカーを指示するカーソルの
位置を操作する座標データを指定するカーソル位置変更
部と、座標データを、仮想三次元空間に設けられるカー
ソル移動面上のカーソル生成位置に変換する移動面上カ
ーソル位置決定部と、カーソル移動面上でのカーソル生
成位置が三次元画像上、仮想物体の背後に位置するカー
ソルの食状態を検知するカーソル食検知部と、この食状
態においては、カーソル生成位置を当該仮想物体より手
前の位置へ変更する物体前カーソル位置決定部と、移動
面上カーソル位置決定部または物体前カーソル位置決定
部により定められたカーソル生成位置に基づいて画像表
示部にカーソルを表示させるアンカー情報設定部と、を
有するものである。
【0032】また、この発明に係る情報検索装置は、三
次元画像上では重なって表示される複数の前記仮想物体
のいずれがカーソルにより指示されるかを切り替える対
象変更部を有するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。
【0034】実施の形態1.図1は、仮想空間における
検索を行う本発明の実施の形態1である情報検索装置の
概略の機能ブロック図である。本装置は演算装置、記憶
装置、入出力装置を有する計算機を用いて構成される。
まず、図1を用いて、各機能ブロックを説明する。
【0035】図1において、視点操作部60は、視点位
置変更部2と視点位置設定部4とを包含する。視点位置
変更部2はジョイスティック、トラックボール等のポイ
ンティングデバイスであり座標データ信号を出力する。
この座標データ信号は、例えば、ポインターの変位量を
表す電気信号である。
【0036】視点位置設定部4は、視点位置変更部2か
らの座標データ信号を、本装置上に構築される仮想三次
元空間における視点位置及び視線方向を表す情報に変換
する。ここでは、視点位置と視線方向を合わせて、以
降、視点ベクトルと呼ぶ。
【0037】三次元データ8は、仮想三次元空間内の仮
想物体のID、形状、色や配置、また光源が点光源か平
行光源かといった種類やその配置などの情報である。三
次元データ8は、通常は、計算機上の記憶装置に格納さ
れ、必要に応じて読み出され使用される。
【0038】三次元空間生成部62は、三次元データ8
で定義される三次元空間であって、視点ベクトルで定義
される視点から視線方向に見た仮想三次元空間を構築す
る。このとき、三次元空間生成部62は透視変換を行っ
て遠近感を出したり、シェーディング処理を行って物体
の立体感を表現することを行う。無論、透視投影をやめ
て平行投影で表現したり、シェーディングをやめてワイ
ヤフレーム表示としたりすることもできる。視点ベクト
ルを基準とした仮想三次元空間の座標系は、通常は、画
像表示部22を構成するディスプレイの陰極線管(CR
T)の管面の縦方向、水平方向にそれぞれ1軸設定し、
奥行き方向に残りの1軸を設定された直交座標であり、
ここではこれを管面座標系と呼ぶことがある。三次元空
間生成部62は、視点ベクトルを基準とした三次元空間
の画像データを生成したり、管面座標系における物体の
配置やその物体の付属情報を他のモジュールに供給した
りする。透視変換やシェーディングを行うことにより、
物体の遠近による見かけ上の大きさの違いや光の当たり
具合による陰影が表現された立体感を与える三次元画像
を得ることができる。
【0039】アンカー決定部64は、画像表示部22に
表示された三次元画像上にカーソルを表示し、そのカー
ソルでその画像に表示された仮想物体等を指し示めす機
能ブロックであり、カーソル位置変更部10、アンカー
指定部12及びアンカー情報設定部14を包含する。
【0040】カーソル位置変更部10は、例えばマウス
等のポインティングデバイス、アンカー指定部12は例
えばマウスボタン等である。アンカー情報設定部14
は、仮想三次元空間内に画面と平行なカーソル移動面を
設定し、カーソル位置変更部10から入力されるカーソ
ルの座標データ信号を、カーソル移動面に対応した二次
元座標に変換し、その位置にカーソルを表示する。ま
た、アンカー情報設定部14は三次元空間生成部62か
ら、アンカーとなる仮想物体の管面座標系での座標を得
ている。よって、カーソル位置変更部10によりカーソ
ルをアンカーとなる仮想物体上に移動させ、アンカー指
定部12によりその仮想物体を指定すると、アンカー情
報設定部14は仮想物体が選択されたことを判断でき
る。アンカー情報設定部14は、選択された仮想物体を
特定するデータ、例えば物体IDを三次元空間生成部6
2より供給される情報から取り出す。
【0041】関連情報処理部66は、検索部68と応用
プログラム実行部70とを包含する。検索部68は、ア
ンカー情報設定部14から物体IDを得て、アンカーで
ある仮想物体にリンクする関連情報を検索する。応用プ
ログラム実行部70は図には1つのみ示しているが、実
際には複数存在しうる。これらは互いに異なるサービ
ス、例えば、文書編集処理、表計算処理、動画表示処
理、音声合成処理といったサービスを提供するアプリケ
ーションプログラムを実行するモジュール群であり、そ
れぞれ処理結果であり、検索された関連情報を表示する
情報表示画像データを生成する。
【0042】リンクデータ記憶部74は、アンカーと関
連情報との間のリンクを定義するリンクデータを格納し
た、例えば磁気ディスク装置等の記憶装置である。関連
情報記憶部76は、関連情報を蓄積した、例えば磁気デ
ィスク装置等の記憶装置である。また上記視点位置設定
部4、アンカー情報設定部14、三次元空間生成部6
2、検索部68及び応用プログラム実行部70は、例え
ば具体的には、それぞれ所定のプログラムを実行する計
算機内の中央処理装置(CPU:Central Processing U
nit)である。
【0043】次に、本装置の動作を説明する。視点位置
変更部2により、計算機上の仮想三次元空間における視
点ベクトルを指定すると、視点位置変更部2から視点位
置設定部4に座標データ信号が渡される。視点位置設定
部4はこれを視点ベクトルに変換し、三次元空間生成部
62に設定する。三次元空間生成部62は、視点ベクト
ルと三次元データ8とに基づいて仮想三次元空間を生成
する。三次元空間生成部62が生成した三次元画像は画
像表示部22へ出力される。一方、三次元空間生成部6
2が演算により求めた仮想物体の座標や当該物体の属性
はアンカー情報設定部14に供給される。アンカー情報
設定部14は、画像表示部22にカーソルを表示すると
ともに、三次元画像上のアンカーとなる仮想物体を選択
し、関連情報処理部66における検索処理を起動する。
【0044】図2は、アンカー情報設定部14を要素と
して含むアンカー決定部64の動作を説明するための模
式図である。図2(a)は、アンカー情報設定部14が
仮想三次元空間設定するカーソル移動平面80と視点ベ
クトルとの位置関係を示す模式図である。ここで、座標
系は管面座標系であり、例えばx軸が画面の垂直方向、
y軸が水平方向に対応し、z軸は、奥行き方向に対応す
る。カーソル移動平面80は画面に平行に設定される。
また視線と画面とは正対するので、この座標系では、視
点位置34を起点とする視線ベクトルの方向はz軸に平
行で、カーソル移動平面に垂直に向かう。
【0045】図2(b)は、アンカー決定部64におけ
る仮想物体の指示の仕方を説明する模式図である。この
図では、視線は仮想物体84に向いている。カーソル位
置変更部10であるマウスを卓上において前後左右に移
動させると、カーソル移動平面上に表示されるカーソル
82は上下左右に移動する。仮想物体84を選択・指示
するには、まずカーソル82を画面上において仮想物体
84に重なる位置に移動させる。この場合では、仮想物
体84は視線方向上にあるので、図に示すように、視点
ベクトルの延長線である視点34と仮想物体84とを結
ぶ直線とカーソル移動平面80との交点付近にカーソル
82を移動させればよい。しかる後、アンカー指定部1
2であるマウスの例えば左ボタンをクリックすると、ア
ンカー情報設定部14は三次元空間生成部62から得る
仮想物体84のxy座標とカーソル82により指定され
るxy座標との照合を行い、当該物体が指定されたと判
断し、これにより仮想物体84が選択される。ここで、
カーソル82の位置から画面の奥行き方向に複数の仮想
物体が存在する場合には、カーソル移動平面80に対し
て視点位置34と反対側に位置し、カーソル82、つま
りカーソル移動平面80に最も近い物体が選択される。
【0046】図3は、アンカー情報設定部14により指
定された仮想三次元空間における仮想物体から、関連情
報を検索する動作例を示す模式図である。アンカー情報
設定部14は、図2の説明において選択された仮想物体
84に付属する物体IDを、三次元空間生成部62から
供給される情報から取り出し、関連情報処理部66に渡
す。そして、関連情報処理部66では、検索部68が物
体IDをキーとしてリンクデータ記憶部74を検索し、
対応するリンクデータを取り出す。リンクデータは、物
体IDとこれに対応する関連情報のファイルへのポイン
タとの組である。
【0047】検索部68は、リンクデータから得たポイ
ンタ90を用いて、関連情報記憶部76を検索する。関
連情報記憶部76には、本装置に組み込まれているいろ
いろな応用プログラム実行部70のデータファイル92
〜98が格納されている。検索部68は、関連情報記憶
部76からポインタ90で指定されるデータファイルを
取り出す。リンクデータに複数のポインタが指定されて
いる場合には、関連情報記憶部76から対応する複数の
データファイルが取り出される。
【0048】ここでは、例えばポインタ90に対応して
アプリケーションBのデータファイル94が、関連情報
として取り出されるとする。関連情報処理部66では検
索部68が、取り出した関連情報がアプリケーションB
のデータファイルであることを判別し、そのアプリケー
ションBを実行する応用プログラム実行部70に、当該
データファイル94を渡す。アプリケーションBを実行
する応用プログラム実行部70は、データファイル94
を処理して、例えばテキストやイメージの情報を表す情
報表示画像データを生成する。この情報表示画像データ
100は関連情報処理部66から画像表示部22へ出力
される。
【0049】画像表示部22は、三次元空間生成部62
からの三次元画像と、関連情報処理部66からの情報表
示画像と、アンカー情報設定部14からのカーソルの像
とをディスプレイ上に表示する。
【0050】図4は、仮想三次元空間の一例を示す模式
図である。この例では、同一の大きさの物体30と物体
32が、それぞれカーソル移動平面82に対して視点位
置側とその反対側とに配置されている。座標系は管面座
標系である。
【0051】図5は、図4に示す仮想三次元空間の三次
元画像上に情報表示画像が表示された例を示す模式図で
ある。図5(a)に示す画面110は、平行投影かつシ
ェーディングなしでの三次元画像に情報表示画像112
を重ねて表示したものである。情報表示画像112は、
例えば仮想物体の像40をカーソルでクリックすること
により検索された関連情報を表示している。画面は、例
えば、ペイントブラシツールなどのツールが持つアイコ
ン類114が画面周囲に配され、その中に実体的な情報
画像116が表示される。アイコン類114を操作する
ことにより、情報表示画像112を拡大したり、消去し
たりするようにできる。この図に示すように、三次元画
像を平行投影等の上記条件で生成すれば、立体感が抑制
された平面的な画像を得ることもできる。これに対し、
図5(b)は、透視投影でシェーディングありの条件で
生成した三次元画像に情報表示画像を重ねて表示したも
のであり、手前に位置する仮想物体30の像122は、
奥に位置する仮想物体32の像124より大きく表示さ
れている。このような処理は、三次元空間生成部62に
おいて行われる。
【0052】さて、本装置の検索部68が検索する関連
情報は、応用プログラム実行部70で実行されるアプリ
ケーションプログラムの入力データファイルであり、検
索部68は基本的にこれを取り出して当該アプリケーシ
ョンに渡すことを行う。つまり、検索部68は、関連情
報と応用プログラム実行部70で実行されるアプリケー
ションプログラムとの間で特別なインターフェース処理
を行う必要がない。この意味で、応用プログラム実行部
70として組み込むことができるアプリケーションプロ
グラムに対する制約がなく、種々の情報を関連情報記憶
部76に登録することができる。つまり、本装置は、三
次元空間操作型の優れたユーザインターフェースを有
し、かつ容易に統合的な検索サービスをユーザに提供す
ることができる。
【0053】なお、本装置では、例えばある応用プログ
ラム実行部Aにより生成された情報表示画像中のオブジ
ェクトをアンカーaとして、他の応用プログラム実行部
Bのデータファイルbを検索させ、この情報表示画像を
さらに三次元画像に表示することもできる。これを実現
するには、アンカーaとデータファイルbを示すポイン
タとからなるリンクデータをリンクデータ記憶部74に
登録しておけばよい。
【0054】実施の形態2.実施の形態1では、画面上
のカーソルを移動する手段は例えばマウスで、視点ベク
トルを変更する手段は例えばジョイスティックというよ
うに、互いに異なる手段を用いていた。以下に述べる実
施の形態2は、三次元空間操作型のユーザインターフェ
ースを有する情報検索装置の操作をより簡便にするもの
である。図6は、仮想空間における検索を行う本発明の
実施の形態2である情報検索装置の概略の機能ブロック
図である。本実施の形態において、上記実施の形態と同
一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を
付し説明を省略する。図6を用いて、本装置の機能構成
を説明する。
【0055】設定機能部132は、実施の形態1の視点
位置変更部2、カーソル位置変更部10及びアンカー指
定部12の機能を併せ持つ計算機への入力手段であり、
例えばマウス等である。設定機能部132は、実施の形
態1の視点位置設定部4の機能を有する視点位置設定部
134と同じく実施の形態1のアンカー情報設定部14
の機能を有するアンカー情報設定部136とを包含する
計算機上のモジュールである。機能決定部138は、機
能変更部140と機能切替部142とを包含する。機能
変更部140は例えばキーボードやマウスボタンや画面
上のアイコン等であり、計算機への指示入力を行う手段
である。機能切替部142は、設定機能部132に包含
される上記2つの設定部134、136のいずれの機能
を使用するかを切り替える計算機上のモジュールであ
る。
【0056】次に、動作について説明する。機能変更部
140として例えばキーボードを用いた場合は、例えば
キーボードに割当てられた異なるキーを押すことによっ
て、設定機能部132の機能の切り替えを指定する。ま
たこの他、例えばマウスボタンの左右ボタンをクリック
したり、画面上のアイコンやメニューを選択したりする
ことにより、設定機能部132の機能の切り替えを指定
するような構成も可能である。
【0057】次に、機能切替部142は、機能変更部1
40から出力される切替信号を受けて、設定機能部13
2の機能切替を実行する。この切替動作は、例えば、設
定機能部132内のプログラム上のスイッチを操作し
て、設定変更部130からのデータを視点位置設定部1
34とアンカー情報設定部136のいずれに入力するか
を切り替えることにより行われる。ここで設定変更部1
30として用いるマウスは、卓上で移動操作されること
によりその移動方向及び移動量に応じた座標データを出
力する。この座標データは設定機能部132に入力さ
れ、視点位置設定部134とアンカー情報設定部136
とのうち、上記切替動作により指定されたモジュールで
利用される。座標データは、視点位置設定部134に入
力されると、視点ベクトルを指定するデータとして使用
され、一方、アンカー情報設定部136に入力される
と、画面上でのカーソルの位置を指定するデータとして
使用される。また、例えばアンカー情報設定部136が
機能選択されている場合には、マウスのボタンクリック
の信号は、検索を行うアンカーである仮想物体を選択す
る信号として使用される。設定変更部130からの入力
を受けた後の視点位置設定部134及びアンカー情報設
定部136の動作は、それぞれ実施の形態1の視点位置
設定部4、アンカー情報設定部14と同様であるので説
明を省略する。
【0058】機能決定部138により、設定機能部13
2の機能を切り替える態様としては、例えば、機能変更
部140をキーボード上の異なるキーをそれぞれ2つの
機能のいずれかに対応させ、そのキーを押すことにより
機能が選択されるというものや、所定の共通のキーを押
すことにより、機能が交互に切り替わるというものがあ
る。また、機能変更部140は、既に述べたようにマウ
スのボタンや、画面上のアイコンやメニューであっても
良い。例えば、機能変更部140がマウスのボタンであ
る場合、左ボタンでクリックした場合と右ボタンでクリ
ックした場合とで機能を振り分けておいても良いし、右
ボタンなら右ボタンをクリックするたびに機能を交互に
切り替えるようにしておいても良い。また、機能変更部
140を例えば、画面上のアイコンやメニューとする場
合には、例えばマウスでカーソルを移動させてこれらを
選択することによって機能を切り替えるようにする。
【0059】実施の形態3.実施の形態1は、関連情報
のアンカーとしては仮想三次元空間内に存在する物体を
指定できるものであった。以下に説明する実施の形態3
では、アンカーとして実施の形態1同様、物体を指定で
きるだけでなく、加えて、図7に示すような、意味的集
合データを参照し、意味情報をアンカーとして関連情報
の検索をすることができる構成を有している。以下に、
実施の形態3の情報検索装置について説明する。
【0060】図7は、仮想空間における検索を行う本発
明の実施の形態3である情報検索装置の概略の機能ブロ
ック図である。本実施の形態において、上記実施の形態
と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符
号を付し説明を省略する。まず、図7を用いて、本装置
の機能構成を説明する。
【0061】三次元データ150は、実施の形態1と同
様、仮想物体の形状等のデータ、物体IDといった情報
である。属性データ152は、三次元データ150に定
義された仮想物体に付与される意味属性のデータであ
り、三次元データ150とともにあらかじめ例えば磁気
ディスク装置等の記憶装置に記憶されている。意味属性
指定部154は、カーソル位置変更部10、アンカー指
定部12及びアンカー情報設定部156を包含する。ア
ンカー情報設定部156は、実施の形態1のアンカー情
報設定部14と類似の機能を有するが、本質的な相違
は、仮想物体が指定されると実施の形態1のアンカー情
報設定部14は、仮想物体に対応する物体IDを出力す
るのに対し、本実施の形態のアンカー情報設定部156
は、三次元空間生成部62から渡される情報のうち当該
仮想物体に対応づけられた意味属性のデータを出力する
点にある。
【0062】関連情報処理部158は、検索部160と
応用プログラム実行部70とを包含する。検索部160
は、アンカー情報設定部からの情報に基づいて関連情報
を検索しそれを応用プログラム実行部70へ出力する点
で、実施の形態1の検索部68と類似するが、意味情報
をアンカーとして検索する点で、大きく相違する。この
相違点については、後述の動作において詳しく述べる。
意味的集合データ記憶部162は、アンカー情報設定部
156から出力される意味属性と意味情報との関係を定
義する意味的集合データをあらかじめ格納されている、
例えば磁気ディスク装置等の記憶装置である。リンクデ
ータ記憶部164には、意味情報と関連情報へのポイン
タとの関係を示すリンクデータがあらかじめ格納されて
いる、例えば磁気ディスク装置等の記憶装置である。
【0063】次に、動作について説明する。視点操作部
60によって視点位置を設定する動作は、実施の形態1
と同じである。また、意味属性指定部154において、
カーソル位置変更部10及びアンカー指定部12を用い
て仮想物体を指定する動作は、やはり実施の形態1と同
様である。本実施の形態の特徴は、以降の動作にある。
以降の動作を図8を用いて説明する。
【0064】図8は、アンカー情報設定部156により
指定された仮想三次元空間における仮想物体から、関連
情報を検索する動作例を示す模式図である。三次元画像
170には、三次元空間生成部62が三次元データ15
0を基に生成した人間の顔のコンピュータグラフィック
スが表されている。この画像上において、カーソル位置
変更部10である、例えばマウスによりカーソル172
を「目」に移動させ、ここで、アンカー指定部12であ
る、例えばマウスボタンをクリックすると、アンカー情
報設定部156は「目」を表す仮想物体を選択する。ア
ンカー情報設定部156は、三次元空間生成部62から
渡される情報のうち当該仮想物体の情報を調べて、この
仮想物体に意味を表す意味属性データ174が定義され
ている場合には、これを取り出し出力する。この例で
は、意味属性データは「目」という意味を表す。意味属
性データ174は、関連情報処理部158に渡される。
【0065】そして関連情報処理部158では、検索部
160が意味属性をキーとして意味的集合データ記憶部
162を検索し、対応する意味的集合データが存在すれ
ば、その中に定義されている意味をアンカーとして採用
する。意味的集合データは、例えばある「意味」と、こ
れに関連性を有する意味属性の集合である属性情報集合
と、「意味」に一対一に対応する意味IDとの組であ
る。ここでの例に即して述べれば、「目」、「鼻」、
「口」、「耳」は、いずれも顔のパーツであるという点
で共通する。そこで、意味属性「目」、「鼻」、
「口」、「耳」を要素として含む属性情報集合を定め、
この属性情報集合に対し、その要素を束ねる「顔」とい
う概念を意味情報として付与された意味的集合データが
定義されている。検索部160は意味的集合データ記憶
部162を検索した結果、意味情報「顔」をアンカーと
して採用する。
【0066】検索部160は、具体的には、意味的集合
データ記憶部162から、意味情報に対応する意味ID
を取り出し、次にこの意味IDをキーとして、リンクデ
ータ記憶部164を検索し、リンクデータを取り出す。
リンクデータは、意味IDとこれに対応する関連情報の
ファイルへのポインタとの組である。検索部68は、リ
ンクデータから得たポインタを用いて、関連情報記憶部
76を検索する。以降の動作は、実施の形態1で述べた
ところと同様であるので説明を省略する。
【0067】本装置によれば、実施の形態1の装置同様
の仮想三次元空間に存在する単体の三次元物体をアンカ
ーとして設定できる機能に加えて、三次元物体をある意
味的集合でグループ分けしておき、その意味的集合をア
ンカーとして設定できる機能を有する。このように意味
的集合に対して関連情報のリンクを貼ることができるこ
とにより、異なる物体であっても同じ意味的集合に属す
る物体であれば同じ関連情報を検索することができるよ
うになる。上の例では、三次元画像170で「目」を選
択して検索され画像表示部22に表示される「顔」に関
係する情報は、三次元画像170上で「鼻」や「口」を
選択しても画像表示部22に表示される。
【0068】無論、実施の形態1の装置でも、「目」等
の個々のパーツを仮想物体として登録しておく他、
「顔」全体を仮想物体として三次元データ150に登録
しておけば類似の検索を行うことができる、しかし、本
装置では、「顔」というまとまりを、意味的集合データ
として定義するので、その各仮想物体のまとまり関係の
構成を、後から容易に変更・追加できる。
【0069】実施の形態4.実施の形態1は、関連情報
のアンカーとしては仮想三次元空間内に存在する物体を
指定できるものであった。以下に説明する実施の形態4
では、アンカーとして実施の形態1同様、物体を指定で
きるだけでなく、加えて、図9に示すような、移動アン
カー生成部180を有し、視点ベクトルの変更をアンカ
ーとして設定できる構成を有している。以下に、実施の
形態4の情報検索装置について説明する。
【0070】図9は、仮想空間における検索を行う本発
明の実施の形態4である情報検索装置の概略の機能ブロ
ック図である。本実施の形態において、上記実施の形態
と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符
号を付し説明を省略する。まず、図9を用いて、本装置
の機能構成を説明する。
【0071】移動アンカー生成部180は、移動アンカ
ー部182とアンカー条件183とを包含する。移動ア
ンカー部182は、視点操作部60からの視点ベクトル
のデータを受け、これを三次元空間生成部184に設定
する機能とともに、視点ベクトルやその変化が所定の条
件を満たしたとき、この事象をアンカーとして設定し、
そのアンカーを表現する仮想物体のデータを定義して、
これを三次元空間生成部184へ出力する機能を有す
る。移動アンカー部182は、例えば具体的には、所定
のプログラムを実行する計算機内の中央処理装置(CP
U:Central Processing Unit)である。
【0072】ここでは、移動アンカー生成部180が設
定するアンカーを、説明の都合上、上記実施の形態の一
般の仮想物体について定義されるアンカーと区別するた
め、移動アンカーと呼ぶ。アンカー条件183は、移動
アンカー部182が移動アンカーを生成する条件をあら
かじめ定義したデータであり、例えば視点ベクトルが特
定の方向や特定の物体を向いていたり、視点位置が特定
の方向や特定の物体へ向かって移動していたりする場合
に移動アンカーを設定すべき旨の条件と、その場合の移
動アンカーに対応する仮想物体のデータが登録されてい
る。このアンカー条件183は、例えば磁気ディスク装
置等の記憶装置に格納される。
【0073】三次元空間生成部184は、三次元データ
8から得る仮想物体のデータに加え、これと移動アンカ
ー部182から得る仮想物体のデータを扱う点を除き、
実施の形態1の三次元空間生成部62と同様の処理を行
う。アンカー決定部186は、アンカー情報設定部18
8とカーソル位置変更部10とアンカー指定部12とを
包含する。アンカー情報設定部188は、移動アンカー
を示す仮想物体の情報も三次元空間生成部184を入力
される点を除き、基本的に実施の形態1のアンカー情報
設定部14と同様の機能を有する。関連情報処理部19
0は検索部192と応用プログラム実行部70とを包含
する。検索部192は、移動アンカーを表す仮想物体の
物体IDも入力される点を除き、実施の形態1の検索部
68と同様の機能を有する。
【0074】次に、動作について説明する。視点位置変
更部2が視点ベクトルを操作すると、視点位置設定部4
は、その視点ベクトルの情報を移動アンカー部182へ
渡す。移動アンカー部182は、視点ベクトルやその変
化が、アンカー条件183に定義された条件に適合する
かどうかを判定し、適合する場合には、アンカー条件1
83の移動アンカーを表す仮想物体のデータを三次元空
間生成部184へ出力する。例えば、アンカー条件18
3には、この仮想三次元空間に定義される道の分岐点に
視点位置があり、かつ視線が東に向けられると移動アン
カーを生成すべき旨の条件と、その移動アンカーに対応
する仮想物体となる「東」という文字が記されたアイコ
ンのデータが設定される。移動アンカー部182は、視
点位置設定部4からの視点ベクトルの情報に、視点位置
がこの分岐点に移動し、当初、北を向いていた視線方向
を東に変更するような変更事象を検知すると、この事象
でアンカー条件183を検索し、上記アイコンのデータ
を三次元空間生成部184へ出力する。
【0075】図10は、この例において三次元空間生成
部184が生成する三次元画像の模式図である。三次元
空間生成部184は、三次元画像200に上記移動アン
カーを表す仮想物体として上記アイコン202を表示す
る。三次元空間生成部184は、この三次元画像の生成
とともに、そのアイコンの座標や属性データを、他の仮
想物体と同様にアンカー情報設定部188へ出力する。
【0076】アンカー情報設定部188は、仮想三次元
空間に存在する物体を選択する場合と同様の動作で移動
アンカーを表すために生成される物体、例えば上記アイ
コン202を選択する。そして、仮想物体に付随する物
体IDを検索部192へ出力する。検索部192は物体
IDに基づいて、リンクデータ記憶部74からリンクデ
ータを検索し、これにより得られるポインタに基づいて
関連情報記憶部76を検索し、関連情報を取り出し応用
プログラム実行部70へ渡す。
【0077】移動アンカーは、上述したように、特定の
三次元物体に向かって移動した場合や、特定の方向に向
かって移動した場合に、移動アンカー部182により生
成される。ここで他の例を挙げると、例えば、仮想三次
元空間に宇宙を想定し仮想物体として月や太陽などの天
体を配置した場合に、宇宙船が月に相当する物体に向か
って移動すると、月に関する移動アンカーが生成され
る。
【0078】実施の形態5.上記実施の形態では、利用
者が仮想物体を選択することによって、関連情報の検索
を起動する必要があった。以下に説明する実施の形態5
では、利用者が逐一検索の実行を起動しなくても自動的
に検索が実行されるように、図11に示すように、移動
アンカー生成部が視点ベクトルの変更等に応じて直接、
検索部を起動する構成を有している。以下に、実施の形
態5の情報検索装置について説明する。
【0079】図11は、仮想空間における検索を行う本
発明の実施の形態5である情報検索装置の概略の機能ブ
ロック図である。本実施の形態において、上記実施の形
態と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の
符号を付し説明を省略する。まず、図11を用いて、本
装置の機能構成を説明する。
【0080】移動アンカー生成部210は、移動アンカ
ー部212とアンカー条件183とを包含する。移動ア
ンカー部212は移動アンカーを生成する機能を有する
が、この機能は上記実施の形態4の移動アンカー部18
2と同様であるので説明を省略する。移動アンカー部2
12が実施の形態4の移動アンカー部182と異なるの
は、移動アンカーを生成すると検索部192に検索の起
動信号を送る点である。本装置では、移動アンカー部2
12が起動信号を生成するので、利用者がアンカーを選
択する必要がない。そのため、実施の形態4では存在し
たアンカー決定部186は、本実施の形態では必要とさ
れない。三次元空間生成部214は、移動アンカー部2
12から視点ベクトルを設定され、三次元データ8の仮
想物体のデータに基づいて三次元画像を生成する。
【0081】次に、動作について説明する。視点位置変
更部2が視点ベクトルを操作すると、視点位置設定部4
は、その視点ベクトルの情報を移動アンカー部212へ
渡す。移動アンカー部212は、視点ベクトルやその変
化が、アンカー条件183に定義された条件に適合する
かどうかの判定結果に応じて、その移動アンカーを表す
仮想物体のデータを三次元空間生成部214へ出力し、
一方、検索部192へは物体IDを出力する。検索部1
92はこの物体IDを受け取ると、自動的に関連情報の
検索を開始する。この検索の仕方は実施の形態4と同様
であるので説明を省略する。検索された関連情報は、そ
れに対応する応用プログラム実行部70へ出力される。
応用プログラム実行部70は関連情報を処理して、情報
表示画像データを生成し、画像表示部22はこれを表示
する。
【0082】なお、上述の説明では、移動アンカー部2
12は、移動アンカーを表す仮想物体のデータを三次元
空間生成部214へ出力し、それを三次元画像に表示さ
せることとしたが、本装置では、三次元画像上の移動ア
ンカーを表す仮想物体の像は、実施の形態4と異なり、
当該仮想物体を指定して検索を起動するためのものでは
ない。本装置では、上述したように検索は、視点ベクト
ルの操作による移動アンカーの生成により自動的に開始
され、仮想物体の像は基本的には、何が検索されている
かを示す機能だけを有していれば十分であり、また必要
に応じて移動アンカーに対応する仮想物体を表示しない
構成としてもよい。
【0083】本装置に、上記実施の形態のようなアンカ
ー決定部を併設し、このアンカー決定部を用いて、利用
者が随意に必要な情報を検索することができる環境と、
アンカー決定部を介さずに、所定の場合には自動的に情
報を検索する環境との両方を提供することとしてもよ
い。後者の自動的な検索は、利用者に強制的に告知した
いような情報の提示を行うのに特に便利である。
【0084】実施の形態6.上記実施の形態では、三次
元画像上に表示される仮想物体がアンカーであるか否か
を識別可能に表示するか否かは、利用者がプログラム上
のスイッチ等によって操作して切り替える構成とするこ
とはできたが、何らかの条件や状態の下で自動的に切り
替えることはできなかった。
【0085】この実施の形態6では、アンカーの表示状
態を識別可能とするかのオン/オフを、視点ベクトルに
連動させることを可能とするために図12に示すよう
な、移動アンカーを上記表示状態切替のスイッチとする
アンカー表示条件設定部220を導入している。
【0086】図12は、仮想空間における検索を行う本
発明の実施の形態6である情報検索装置の概略の機能ブ
ロック図である。本実施の形態において、上記実施の形
態と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の
符号を付し説明を省略する。まず、図12を用いて、本
装置の機能構成を説明する。
【0087】アンカー表示条件設定部220は、移動ア
ンカー部222とアンカー条件224とを包含する。移
動アンカー部222は、視点操作部60からの視点ベク
トルのデータを受け、これを三次元空間生成部184に
設定する機能とともに、視点ベクトルやその変化が所定
の条件を満たしたとき、この事象に対応する仮想物体を
三次元画像上において識別可能に表示させる識別表示指
示を生成する。この移動アンカー部222は、上記実施
の形態4、5における移動アンカー部をベースに構成す
ることができ、そのため、ここでは同一の名称を付し
た。アンカー条件224は、移動アンカー部222が識
別表示指示を生成する条件をあらかじめ定義したデータ
であり、例えば視点ベクトルが特定の方向や特定の物体
を向いていたり、視点位置が特定の方向や特定の物体へ
向かって移動していたりする場合に当該信号を生成すべ
き旨の条件と、その場合に識別表示をオンとされる仮想
物体を指定するための情報が登録されている。このアン
カー条件224は、例えば磁気ディスク装置等の記憶装
置に格納される。また、このアンカー条件224は、上
記実施の形態4、5におけるアンカー条件183に似通
っているため同一の名称を付した。アンカー条件224
は、アンカー条件183と統合した構成とすることもで
きる。三次元空間生成部226は、上記実施の形態の機
能を提供する構成に加え、アンカー識別表示部228を
有している。アンカー識別表示部228は、上記識別表
示指示を受けて、指定される仮想物体を識別可能に表示
する。
【0088】次に、動作について説明する。視点位置変
更部2が視点ベクトルを操作すると、視点位置設定部4
は、その視点ベクトルの情報を移動アンカー部222へ
渡す。移動アンカー部212は、視点ベクトルやその変
化が、アンカー条件224に定義された条件に適合する
かどうかの判定結果に応じて、識別表示指示を三次元空
間生成部226へ出力する。識別表示指示は、例えば視
点ベクトル情報、指示モード、対象範囲等の情報を格納
された信号である。指示モードは、例えば視点位置の変
化の方向の仮想物体の表示状態を変更するのか、又は視
線方向の仮想物体の表示状態を変更するのかといった表
示状態を変更するための条件や、表示状態を輝度が周期
的に変化する、いわゆるブリンク状態とするのか、又は
色を変えた状態とするのか、又は仮想物体の外枠を囲っ
て表示するのかといった表示状態の種別を指定する。対
象範囲とは、例えば移動方向や視線方向を中心としてど
のくらいの画角範囲内の仮想物体の表示状態を切り替え
るかを指定する。
【0089】三次元空間生成部226のアンカー識別表
示部228は、識別表示指示を入力され、その指示にし
たがって、対象範囲に存在する仮想物体のうちアンカー
として設定されているもののみの表示状態を変更するよ
うに画像生成パラメータを変更する。三次元空間生成部
226は、三次元データ8、視点ベクトル、及びアンカ
ー識別表示部228が変更した情報に基づいて画像を生
成し、画像表示部22へ出力する。三次元画像上でアン
カーを指定し、検索を行い表示する処理は、実施の形態
1や実施の形態4と同様であるので説明を省略する。
【0090】本装置では、三次元画像中のアンカーとし
て指定される仮想物体の全てを一括して、非アンカーの
仮想物体、空間等から識別可能に表示するのではなく、
利用者が仮想三次元空間において関心のある方向に視線
を向けたり、移動したりすることによって、その方面に
おいてアンカーとして指定された仮想物体のみが識別可
能に表示される。
【0091】実施の形態7.実施の形態1では、三次元
画像上においてカーソルはカーソル移動平面上を移動す
るように表示される。そのため、上述したようにカーソ
ルがカーソル移動平面の前に位置する仮想物体に隠れる
という問題があった。また、仮想三次元空間の最前面に
カーソル移動平面を被せる方法では立体感を損なうとい
う問題があった。この実施の形態7では、カーソルをあ
たかも仮想三次元空間内において移動するように、かつ
利用者が使いやすいように表現して、ユーザインタフェ
ースを向上させるため、図13に示すような構成のアン
カー決定部230を導入している。
【0092】図13は、仮想空間における検索を行う本
発明の実施の形態7である情報検索装置の概略の機能ブ
ロック図である。本実施の形態において、上記実施の形
態と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の
符号を付し説明を省略する。まず、本装置の機能構成を
説明する。
【0093】アンカー決定部230は、カーソル位置変
更部10、アンカー指定部12、アンカー情報設定部1
4、移動面上カーソル位置決定部232、物体前カーソ
ル位置決定部234及びカーソル食検知部236を包含
する。移動面上カーソル位置決定部232は、カーソル
位置変更部10から得るカーソルの位置を操作する座標
データを、仮想三次元空間に設けられるカーソル移動平
面上でカーソルが位置すべきカーソル生成位置に変換す
る。カーソル食検知部236は、カーソル移動平面上で
のカーソル生成位置が三次元画像上、仮想物体の背後に
隠れる事象(以降、カーソル食と呼ぶ)を検知する。物
体前カーソル位置決定部234は、カーソル食の状態に
おいては、カーソル生成位置をカーソル移動平面上では
なく、カーソルを隠す仮想物体より手前、例えば当該仮
想物体の視点側表面上に変更する。これら移動面上カー
ソル位置決定部232、物体前カーソル位置決定部23
4及びカーソル食検知部236は、例えば具体的には、
それぞれ所定のプログラムを実行する計算機内の中央処
理装置(CPU:Central Processing Unit)である。
【0094】次に、動作について説明する。三次元空間
生成部62は、視点位置設定部4から得られる視点ベク
トルと三次元データ8とに基づいて仮想三次元空間を生
成する。その管面座標系に変換された仮想三次元空間の
データはアンカー決定部230に供給される。アンカー
決定部230におけるアンカーの指定機能は、実施の形
態1と同様である。アンカー決定部230の移動面上カ
ーソル位置決定部232は、カーソル位置変更部10か
ら得るカーソルの位置を操作する座標データと仮想三次
元空間に設定されるカーソル移動平面とからカーソル生
成位置に変換し、カーソル食検知部236へ出力する。
カーソル食検知部236は、このカーソル生成位置と、
三次元空間生成部62からの仮想三次元空間内の仮想物
体の座標データとの管面座標系での前後関係を判定し、
カーソル生成位置が仮想物体に隠れない場合には、その
カーソル生成位置をアンカー情報設定部14へ出力す
る。一方、カーソル生成位置が仮想物体の背後に隠れる
場合には、カーソル食検知部236は物体前カーソル位
置決定部234に通知する。物体前カーソル位置決定部
234は、この通知を受けると、例えば、移動面上カー
ソル位置決定部232が生成したカーソル生成位置を管
面座標系の奥行き方向(z軸)手前に変更して、当該仮
想物体より前に新しいカーソル生成位置を定め、これを
アンカー情報設定部14へ出力する。アンカー情報設定
部14は移動面上カーソル位置決定部232又は物体前
カーソル位置決定部234から得たカーソル生成位置に
基づいて画像表示部22にカーソルを表示する。
【0095】実施の形態8.実施の形態1では、三次元
画像上においてカーソルはカーソル移動平面上を移動す
るように表示され、このカーソルにより、視点位置とカ
ーソルとを結ぶ直線のカーソル側への延長上にある仮想
物体が指定される。この直線は、透視投影等の座標変換
がなされた管面座標系では、画面に垂直な直線となるの
で、この直線上に複数の仮想物体が存在する場合、これ
らの仮想物体は画像上に重なってしまう。そのため、実
施の形態1の装置では、それらのうち最前の仮想物体を
指定することはできるが、背後の仮想物体を指定できな
いという不都合が起こり得る。この実施の形態8では、
カーソルを仮想三次元空間で使いやすいユーザインタフ
ェースを実現するために図14に示すような、カーソル
を三次元空間に表示して重なった仮想物体を順次選択で
きる対象変更部を導入している。
【0096】図14は、仮想空間における検索を行う本
発明の実施の形態8である情報検索装置の概略の機能ブ
ロック図である。本実施の形態において、上記実施の形
態と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の
符号を付し説明を省略する。まず、図14を用いて、本
装置の機能構成を説明する。
【0097】アンカー決定部250は、カーソル位置変
更部10、アンカー指定部12、アンカー情報設定部2
52及び対象変更部254を包含する。対象変更部25
4は、カーソルの画像上の位置に複数の仮想物体がある
場合、それらのいずれをカーソルが指定するかを切り替
える手段であり、例えばキーボード、マウスボタン、画
面上のアイコン等である。アンカー情報設定部252
は、カーソル位置変更部10、アンカー指定部12及び
対象変更部254によって特定されるアンカーである仮
想物体の物体IDを出力する。
【0098】次に、三次元画像上、仮想物体が重なって
いる状態での仮想物体を特定する本装置の動作について
説明する。三次元空間生成部62は、視点操作部60に
より視点ベクトルを設定し、三次元データ8で定義され
る仮想三次元空間の三次元画像を生成する。ここで、必
要に応じて、仮想物体が重なっている状態を利用者が認
識できるように、三次元空間生成部62のモードを切り
替えて、ワイヤフレーム表示とすることが行われる。利
用者はカーソル位置変更部10を操作して、重なって表
示されている仮想物体にカーソルを移動させる。この状
態で、利用者の操作により対象変更部254から対象変
更信号が出力されると、アンカー情報設定部252は、
例えば、カーソルが位置するアンカーを、現在指定され
ている仮想物体のすぐ後ろの仮想物体に変更する。つま
り対象変更部254を操作、例えばマウスの右ボタンを
クリックする度に、カーソルが位置するアンカーは、順
に後ろの仮想物体に切り替わる。最も後ろの仮想物体に
おいて対象変更部254を操作すると、カーソルは最前
の仮想物体に戻る。この循環は、逆廻りでもよい。この
ように、対象変更部254を操作して、重なって表示さ
れた仮想物体のうち、所望の仮想物体にカーソル位置を
切り替えた後、アンカー指定部12を操作、例えばマウ
スの左ボタンをクリックすると、アンカー情報設定部2
52は、カーソルが位置する仮想物体をアンカーとして
指定する。
【0099】なお、上記実施の形態1から8ではカーソ
ル位置変更部10としてもっぱらマウスによる例を示し
たが、ジョイスティックなどの2つの座標を変更できる
手段であっても良く、上記実施の形態と同様の効果を奏
する装置を実現することができる。
【0100】また、アンカー指定部12としてマウスの
左ボタンクリックによる例を示したが、キーボード上で
の特定のキーなどでも良く、これによっても上記実施の
形態と同様の効果を奏する装置を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下のような効果を奏する。
【0102】複数種類の応用プログラム実行部を設け、
これら応用プログラム実行部の入力情報となる関連情報
を関連情報記憶部に登録する。アンカー決定部により三
次元画像上にてアンカーを指定すると、検索部は、リン
クデータ記憶部に登録されたリンクデータに基づいて関
連情報記憶部を検索し、取り出した関連情報を対応する
応用プログラム実行部に渡す。この構成により、応用プ
ログラム実行部は、検査部とのインターフェースに起因
する制約を受けることが無く、よって種々の応用プログ
ラム実行部を容易に装置に統合でき、検索される関連情
報の種類を拡大することができるとともに、この拡大さ
れた検索範囲を三次元操作型のユーザインターフェース
によって容易で統合的な検索サービスをユーザに提供す
ることができる。
【0103】また、入力手段である設定変更部の操作対
象機能を機能決定部によって、設定機能部に含まれる視
点位置設定とアンカー情報設定とのいずれかに切り替え
ることにより、仮想三次元空間内における視点及び視線
方向の操作と、画面上での検索データのノードであるア
ンカーの指定とを、単一の入力手段で行うことができ
る。このため、簡便なユーザインターフェースが実現さ
れ、情報検索装置の操作性を向上させることができる。
【0104】さらに、仮想物体に意味を持つ意味属性を
付属させ、この意味属性の集合とこの集合に関係する意
味情報との関連を登録した意味的集合データ記憶部を備
えることにより、同じ意味属性に属する仮想物体のいず
れかの物体を指定した場合に、その意味情報をアンカー
として設定することができる。つまり、仮想三次元空間
における物体以外をアンカーとして設定でき、よって情
報検索方法の多様性が増しユーザインターフェースを向
上させることができる。
【0105】また、視点操作部による視点ベクトルの変
更等をアンカーとして設定する移動アンカー生成部を設
け、これにより生成された移動アンカーを三次元空間生
成部が三次元画像上に仮想物体として表示する。つま
り、仮想三次元空間に対する視点ベクトルの操作をアン
カーとして設定でき、よって情報検索方法の多様性が増
しユーザインターフェースを向上させることができる。
【0106】さらに、移動アンカーを生成する移動アン
カー生成部自身が、検索部に検索を指示することによ
り、移動アンカーによるリンク検索を自動で実行でき、
よって情報検索方法の多様性が増すとともに、使いやす
いユーザインタフェースを提供することができる。
【0107】また、アンカーである仮想物体の表示条件
を視点ベクトルの変更等の動作に応じて設定するアンカ
ー表示条件設定部と、設定された表示条件に応じてアン
カーである仮想物体を三次元画像上に表示させるアンカ
ー識別表示部とを設けたことにより、アンカー表示条件
設定部によって指定される必要最小限のアンカーのみを
識別可能に表示することができ、よって、例えば全アン
カーを一括で識別可能に表示したり識別不能にしたりす
る従来の表示方法に比べて、三次元画像が見易くなると
ともに、関心のあるアンカーを素早く発見することがで
き、使いやすいユーザインタフェースを提供することが
できる。
【0108】さらに、カーソル移動面上のカーソルを仮
想物体が隠すかどうかを判定し、隠す場合には、カーソ
ルの生成位置を当該仮想物体より手前に変更して表示す
ることにより、カーソルが仮想物体に隠れることがな
く、使いやすいユーザインタフェースを提供することが
できる。
【0109】また、三次元画像上でアンカーである仮想
物体が重なって表示されている場合に、カーソルの指示
する画面奥行き方向の位置を変更してカーソルの指示対
象である仮想物体を切り替える対象変更部を備えたこと
により、視点ベクトルを変更して仮想物体の重なりを解
消することなく、重なって見える後ろに存在する仮想物
体を選択することができ、よって見やすく使いやすいユ
ーザインタフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による仮想空間での
検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるアンカー決
定部の動作を説明するための模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態1において、アンカー
情報設定部により指定された仮想物体から関連情報を検
索する動作例を示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における仮想三次元
空間の一例を示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態1において、情報表示
画像が表示された三次元画像の例を示す模式図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による仮想空間での
検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3による仮想空間での
検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態3において、アンカー
情報設定部により指定された仮想物体から関連情報を検
索する動作例を示す模式図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による仮想空間での
検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4において、三次元
空間生成部が生成する三次元画像の一例を示す模式図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態5による仮想空間で
の検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態6による仮想空間で
の検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態7による仮想空間で
の検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態8による仮想空間で
の検索を行う情報検索装置の概略の機能ブロック図であ
る。
【図15】 従来の仮想空間における検索を行う情報検
索装置の概略の機能ブロック図である。
【図16】 従来の情報検索装置の動作を説明するため
の仮想三次元空間の例と画像生成部により生成される画
像の例とを示す模式図である。
【図17】 従来の情報検索装置におけるカーソル位置
変更部及びアンカー指定部の操作例を説明する模式図で
ある。
【図18】 従来の情報検索装置におけるアンカー情報
設定部により指定された仮想物体から関連情報を検索す
る動作例を示す模式図である。
【符号の説明】
2 視点位置変更部、4,134 視点位置設定部、
8,150 三次元データ、10 カーソル位置変更
部、12 アンカー指定部、14,136,156,1
88,252 アンカー情報設定部、22 画像表示
部、60 視点操作部、62,184,214,226
三次元空間生成部、64,186,230,250
アンカー決定部、66,158,190 関連情報処理
部、68,160,192 検索部、70 応用プログ
ラム実行部、74,164 リンクデータ記憶部、76
関連情報記憶部、112 情報表示画像、130 設
定変更部、132 設定機能部、138 機能決定部、
140 機能変更部、142 機能切替部、152 属
性データ、154 意味属性指定部、162 意味的集
合データ記憶部、180,210 移動アンカー生成
部、182,212,222移動アンカー部、183,
224 アンカー条件、220 アンカー表示条件設定
部、228 アンカー識別表示部、232 移動面上カ
ーソル位置決定部、234 物体前カーソル位置決定
部、236 カーソル食検知部、254 対象変更部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−331517(JP,A) 特開 平8−287085(JP,A) 特開 平6−251065(JP,A) 特開 平4−274536(JP,A) 特開 平7−239855(JP,A) 本田康晃,「VRMLの最新動向とC yberPassage」,bit V ol.28,No.10(平成8年10月1 日),pp.49−58 土田泰治,佐々木幹郎,小津浩直, 「PACKAGEFRAMEにおける手 順情報を用いた情報利用環境(1) − システムモデル−」,情報処理学会第51 回(平成7年後期)全国大会講演論文集 (6)(平成7年9月20日),pp. 229−230 佐々木幹郎,土田泰治,小津浩直, 「PACKAGEFRAMEにおける手 順情報を用いた情報利用環境(2) − 情報検索システムへの適用−」,情報処 理学会第51回(平成7年後期)全国大会 講演論文集(6)(平成7年9月20 日),PP.231−232 田中一郎,「特集 VRMLが拓く巨 大情報空間」,Computer To day Vol.13,No.5(平成8 年9月1日),pp.38−43 島光秀,「仮想3次元物体への対話型 関連情報リンク付け技術」,情報処理学 会第54回(平成9年前期)全国大会講演 論文集(4)(平成9年3月12日),p p.29−30 碩耕一,「WWWでの3D表現を実現 するVRML」,Interface Vol.22,No.2(平成3年3月1 日),pp.134−146 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 419 G06F 17/30 360 G06F 17/40 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーを指定され、当該アンカーに対
    応する関連情報を検索する情報検索装置であって、 それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成する複数
    種類の応用プログラム実行部と、 いずれかの前記応用プログラム実行部の前記入力情報と
    なる前記関連情報を記憶する関連情報記憶部と、 前記アンカーと前記関連情報とを対応づけるリンクデー
    タを記憶するリンクデータ記憶部と、 当該装置上に構築される仮想三次元空間での視点ベクト
    ルを操作する視点操作部と、 前記視点ベクトルに基づいた前記仮想三次元空間の画像
    であって、立体感を与える三次元画像を生成する三次元
    空間生成部と、 前記仮想三次元空間内の仮想物体により定義された前記
    アンカーを前記三次元画像上において指定するアンカー
    決定部と、 指定された前記アンカーに対応する前記関連情報を、前
    記リンクデータに基づいて検索し、当該関連情報に対応
    する前記応用プログラム実行部に入力する検索部と、 前記応用プログラム実行部により生成された前記情報表
    示画像を前記三次元画像上に表示する画像表示部と、を
    有することを特徴とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】 アンカーを指定され、当該アンカーに対
    応する関連情報を検索する情報検索装置であって、 それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成する複数
    種類の応用プログラム実行部と、 いずれかの前記応用プログラム実行部の前記入力情報と
    なる前記関連情報を記憶する関連情報記憶部と、 前記アンカーと前記関連情報とを対応づけるリンクデー
    タを記憶するリンクデータ記憶部と、 当該装置上に構築される仮想三次元空間内に設定される
    視点ベクトルに基づいて、前記仮想三次元空間の画像で
    あって、立体感を与える三次元画像を生成する三次元空
    間生成部と、 前記視点ベクトルを前記三次元空間生成部に設定する視
    点位置設定機能と、前記仮想三次元空間内の物体であっ
    て前記アンカーに対応づけられる仮想物体を指定し、当
    該仮想物体から当該アンカーの情報を取り出すアンカー
    情報設定機能とを行う設定機能部と、 前記設定機能部に、前記視点ベクトルの変更データ又は
    前記アンカーの位置データとなる座標データを入力する
    設定変更部と、 前記座標データを、前記視点位置設定機能と前記アンカ
    ー情報設定機能のいずれの機能の入力として用いるかを
    切り替えることによって、前記設定機能部の機能を決定
    する機能決定部と、 前記設定機能部により指定された前記アンカーに対応す
    る前記関連情報を、前記リンクデータに基づいて検索
    し、当該関連情報に対応する前記応用プログラム実行部
    に入力する検索部と、 前記応用プログラム実行部により生成された前記情報表
    示画像を前記三次元画像上に表示する画像表示部と、を
    有することを特徴とする情報検索装置。
  3. 【請求項3】 アンカーを指定され、当該アンカーに対
    応する関連情報を検索する情報検索装置であって、 それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成する複数
    種類の応用プログラム実行部と、 いずれかの前記応用プログラム実行部の前記入力情報と
    なる前記関連情報を記憶する関連情報記憶部と、 前記アンカーと前記関連情報とを対応づけるリンクデー
    タを記憶するリンクデータ記憶部と、 当該装置上に構築される仮想三次元空間での視点ベクト
    ルを操作する視点操作部と、 前記視点ベクトルに基づいた前記仮想三次元空間の画像
    であって、立体感を与える三次元画像を生成する三次元
    空間生成部と、 前記仮想三次元空間内の仮想物体を前記三次元画像上に
    おいて指定し、当該仮想物体に対応づけられた意味属性
    を出力する意味属性指定部と、 前記意味属性を要素とする属性情報集合と、当該属性情
    報集合に関連づけられる意味情報とを定義する意味的集
    合データを記憶する意味的集合データ記憶部と、 前記意味属性指定部から出力された前記意味属性に対応
    する前記意味情報を前記意味的集合データに基づいて求
    め、当該意味情報を前記アンカーとして前記リンクデー
    タに基づいて前記関連情報を検索し、検索された当該関
    連情報を当該関連情報に対応する前記応用プログラム実
    行部に入力する検索部と、 前記応用プログラム実行部により生成された前記情報表
    示画像を前記三次元画像上に表示する画像表示部と、を
    有することを特徴とする情報検索装置。
  4. 【請求項4】 アンカーを指定され、当該アンカーに対
    応する関連情報を検索する情報検索装置であって、 それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成する複数
    種類の応用プログラム実行部と、 いずれかの前記応用プログラム実行部の前記入力情報と
    なる前記関連情報を記憶する関連情報記憶部と、 前記アンカーと前記関連情報とを対応づけるリンクデー
    タを記憶するリンクデータ記憶部と、 当該装置上に構築される仮想三次元空間での視点ベクト
    ルを操作する視点操作部と、 前記視点操作部による前記視点ベクトルの変更情報を前
    記アンカーとし、前記仮想三次元空間内の物体であって
    当該アンカーに対応づけられる仮想物体のデータを生成
    する移動アンカー生成部と、 前記視点ベクトルに基づいた前記仮想三次元空間の画像
    であって、立体感を与える三次元画像を生成する三次元
    空間生成部と、 前記仮想物体により定義された前記アンカーを前記三次
    元画像上において指定するアンカー決定部と、 指定された前記アンカーに対応する前記関連情報を、前
    記リンクデータに基づいて検索し、当該関連情報に対応
    する前記応用プログラム実行部に入力する検索部と、 前記応用プログラム実行部により生成された前記情報表
    示画像を前記三次元画像上に表示する画像表示部と、を
    有することを特徴とする情報検索装置。
  5. 【請求項5】 アンカーを指定され、当該アンカーに対
    応する関連情報を検索する情報検索装置であって、 それぞれ入力情報に応じた情報表示画像を生成する複数
    種類の応用プログラム実行部と、 いずれかの前記応用プログラム実行部の前記入力情報と
    なる前記関連情報を記憶する関連情報記憶部と、 前記アンカーと前記関連情報とを対応づけるリンクデー
    タを記憶するリンクデータ記憶部と、 当該装置上に構築される仮想三次元空間での視点ベクト
    ルを操作する視点操作部と、 前記視点ベクトルに基づいた前記仮想三次元空間の画像
    であって、立体感を与える三次元画像を生成する三次元
    空間生成部と、 前記視点操作部による前記視点ベクトルの変更情報を前
    記アンカーとして生成・指定する移動アンカー生成部
    と、 指定された前記アンカーに対応する前記関連情報を、前
    記リンクデータに基づいて検索し、当該関連情報に対応
    する前記応用プログラム実行部に入力する検索部と、 前記応用プログラム実行部により生成された前記情報表
    示画像を前記三次元画像上に表示する画像表示部と、を
    有することを特徴とする情報検索装置。
  6. 【請求項6】 前記視点ベクトルに対応したアンカー表
    示条件を前記三次元空間生成部に設定するアンカー表示
    条件設定部を有し、 前記三次元空間生成部は、 前記アンカーが前記アンカー表示条件に適合するか否か
    に応じて、当該アンカーを表す前記仮想物体の表示状態
    を切り替えるアンカー識別表示部を含むこと、 を特徴とする請求項1記載の情報検索装置。
  7. 【請求項7】 前記アンカー決定部は、 前記アンカーを指示するカーソルの位置を操作する座標
    データを指定するカーソル位置変更部と、 前記座標データを、前記仮想三次元空間に設けられるカ
    ーソル移動面上のカーソル生成位置に変換する移動面上
    カーソル位置決定部と、 前記カーソル移動面上での前記カーソル生成位置が前記
    三次元画像上、前記仮想物体の背後に位置するカーソル
    の食状態を検知するカーソル食検知部と、 前記食状態においては、前記カーソル生成位置を当該仮
    想物体より手前の位置へ変更する物体前カーソル位置決
    定部と、 前記カーソル生成位置に基づいて前記画像表示部に前記
    カーソルを表示させるアンカー情報設定部と、 を有することを特徴する請求項1記載の情報検索装置。
  8. 【請求項8】 前記アンカー決定部は、 前記アンカーを指示するカーソルの前記三次元画像上で
    の位置を操作するカーソル位置変更部と、 前記三次元画像上では重なって表示される複数の前記仮
    想物体のいずれが、前記カーソルにより指示されるかを
    切り替える対象変更部と、 を有することを特徴する請求項1記載の情報検索装置。
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