JP3361392B2 - 水性ボールペンカートリッジ - Google Patents

水性ボールペンカートリッジ

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JP3361392B2
JP3361392B2 JP25553394A JP25553394A JP3361392B2 JP 3361392 B2 JP3361392 B2 JP 3361392B2 JP 25553394 A JP25553394 A JP 25553394A JP 25553394 A JP25553394 A JP 25553394A JP 3361392 B2 JP3361392 B2 JP 3361392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸筒内にインクを含浸
したインク含浸体を収容する水性ボールペンカートリッ
ジに関し、軸筒内外の通気を行い、インクの蒸発、乾燥
を抑制する水性ボールペンカートリッジの構造の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の水性ボールペンカートリッ
ジのインクの蒸発、乾燥を抑制する構造としては、実公
平2−2625号に記載したものがある。この水性ボー
ルペンカートリッジは、筆記具カートリッジの後部の尾
栓を外部材と内部材から構成し、内部材を外部材に固着
した際に両者の間に形成される曲線状非接触部を空気孔
とする。こうして、空気孔を微少な口径と充分な長さと
なるようにするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の水性ボールペンカートリッジでは、尾栓を2つの
部材から構成しなければならず、構造が複雑であり、製
造コストが高くなるという問題がある。また、尾栓が筆
記具カートリッジの後方から突出するために抜け落ちる
恐れがあり、美観上も尾栓があるためにすっきりしない
という問題がある。
【0004】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたもので、尾栓を無くして構造を簡単にし、美観上
も優れた水性ボールペンカートリッジを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の水性ボールペンカートリッ
ジにあっては、軸筒内にインクを含浸したインク含浸体
を収容する水性ボールペンカートリッジにおいて、軸筒
内のインク含浸体の後方に円柱状スリーブを内設し、軸
筒後部の該円柱状スリーブと対向する内周面か円柱状ス
リーブの外周面のいずれか一方に螺旋溝を形成し、軸筒
の底部に該螺旋溝に連通する貫通孔を設ける。
【0006】また、請求項2記載の本発明の水性ボール
ペンカートリッジにあっては、軸筒内にインクを含浸し
たインク含浸体を収容する水性ボールペンカートリッジ
において、軸筒の底部に軸筒内部に突出する軸筒に同心
の円柱部を設け、円柱部外周面と軸筒内周面の間の筒状
空間に座巻状コイルスプリングを配設し、軸筒の底部に
該筒状空間に連通する貫通孔を設ける。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明においては、軸筒後部と円
柱状スリーブの何れかに形成された螺旋溝と貫通孔とが
連通して軸筒内外の通気を行う空気孔となる。螺旋溝な
ので、空気孔の全長を長く且つその口径を細くでき、イ
ンクの蒸発、乾燥を抑制することができる。
【0008】請求項2記載の発明においては、円柱部外
周面と軸筒内周面の間の筒状空間に配設された座巻状コ
イルスプリングによってできる螺旋状の隙間が貫通孔と
連通して軸筒内外の通気を行う空気孔となる。座巻状コ
イルスプリングによってできる螺旋状の隙間なので、空
気孔の全長を長く且つその口径を細くでき、インクの蒸
発、乾燥を抑制することができる。
【0009】軸筒後部に円柱状スリーブまたは座巻状コ
イルスプリングを備えるだけで、尾栓を必要としないた
めに、構造が簡単で容易に製造でき、美観上も優れたも
のとなる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例に係る水性ボールペン
カートリッジの縦断面図であり、図2は底面図である。
1は軸筒であり、軸筒1の前部には先具2が圧入され、
さらに先具2の先端にはペン先部3を備えられる。軸筒
1内にはインクを含浸したインク含浸体4とインク中継
芯5が収容される。さらに、軸筒1内のインク含浸体4
の後方には軸筒1の内径とほぼ同じ外径を持つ円柱状ス
リーブ6が圧入されて固定される。
【0011】同時に軸筒1の後部内周面には、円柱状ス
リーブ6と対向して、螺旋溝1aが形成される。さら
に、図2に示したように、軸筒1の底部には螺旋溝1a
に連通する貫通孔である切り欠き孔1bが形成され、螺
旋溝1aと切り欠き孔1bはカートリッジ内の空気流通
を行う空気孔となる。螺旋溝1aが空気孔となるため
に、空気孔の全長を長く且つその口径を細くでき、イン
クの蒸発、乾燥を抑制することができる。
【0012】軸筒1を成形するときには、軸筒1の中空
孔を成形するコアピンを、螺旋溝1aに対して無理抜き
することで、容易に製造することができる。このよう
に、尾栓を必要としないために、構造が簡単で容易に製
造でき、美観上も優れたものとなる。尚、円柱状スリー
ブ6は、図示の如く中程に仕切板のあるものの他に、有
底形であってもよく、さらに中実であっても、また筒状
であってもよい。
【0013】次に、図3は第2実施例に係る水性ボール
ペンカートリッジの縦断面図であり、第1実施例と同一
の部材は、同一の符号を付す。本実施例では、軸筒11
に螺旋溝を形成する代わりに、円柱状スリーブ12の外
周面に螺旋溝12aを形成したものである。軸筒11の
底部には螺旋溝12aに連通する切り欠き孔11aが形
成されて、螺旋溝12aと切り欠き孔11aが空気孔と
なり、カートリッジ内の空気流通を行っている。
【0014】本実施例においても、螺旋溝12aが空気
孔となるために、空気孔の全長を長く且つその口径を細
くでき、インクの蒸発、乾燥を抑制することができる。
次に、図4は第3実施例に係る水性ボールペンカートリ
ッジの縦断面図、図5は図4の底面図であり、前実施例
と同一の部材は、同一の符号を付す。本実施例の軸筒2
1の底部には、軸筒21内部に突出する軸筒21と同心
の円柱部21aが形成される。円柱部21aの外周面と
軸筒21内周面に囲まれる筒状空間21bには、この筒
状空間21bと等しい径を持ち円柱部21aの外周面と
軸筒21内周面に密接する座巻状コイルスプリング22
を配設する。さらに、図5に示したように、軸筒21の
底部には筒状空間21bに連通する貫通孔である切り欠
き孔21cが形成される。
【0015】座巻状コイルスプリング22は、そのピッ
チがコイルスプリングを構成する棒の最大外径となるよ
うに棒同士を密着して螺旋状に券回した引っ張りバネで
あり、隣接する棒同士の密着している部分以外にできる
螺旋状の隙間と切り欠き孔21cとが連通してカートリ
ッジ内の空気流通を行う空気孔となる。座巻状コイルス
プリング22によってできる螺旋状の隙間が空気孔とな
るために、空気孔の全長を長く且つその口径を細くで
き、インクの蒸発、乾燥を抑制することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸筒後部と円柱状スリーブの何れかに形成された螺旋溝
または、座巻状コイルスプリングによってできる螺旋状
の隙間と、貫通孔とが連通して空気孔となるので、空気
孔の全長を長く且つその口径を細くでき、インクの蒸
発、乾燥を抑制することができる。
【0017】さらに、軸筒後部に円柱状スリーブまたは
座巻状コイルスプリングを備えるだけで、尾栓を必要と
しないために、構造が簡単で容易に製造でき、美観上も
優れたものとなる。円柱状スリーブまたは座巻状コイル
スプリングは、軸筒内に設けられるために、脱落する心
配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水性ボールペンカー
トリッジの縦断面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】第2実施例に係る水性ボールペンカートリッジ
の縦断面図である。
【図4】第3実施例に係る水性ボールペンカートリッジ
の縦断面図である。
【図5】図4の底面図である。
【符号の説明】
1,11,21 軸筒 1a 螺旋溝 1b 切り欠き孔(貫通孔) 4 インク含浸体 6,12 円柱状スリーブ 12a 螺旋溝 21a 円柱部 22 座巻状コイルスプリング
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 5/00 - 8/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内にインクを含浸したインク含浸体
    を収容する水性ボールペンカートリッジにおいて、軸筒
    内のインク含浸体の後方に円柱状スリーブを内設し、軸
    筒後部の該円柱状スリーブと対向する内周面か円柱状ス
    リーブの外周面のいずれか一方に螺旋溝を形成し、軸筒
    の底部に該螺旋溝に連通する貫通孔を設けることを特徴
    とする水性ボールペンカートリッジ。
  2. 【請求項2】 軸筒内にインクを含浸したインク含浸体
    を収容する水性ボールペンカートリッジにおいて、軸筒
    の底部に軸筒内部に突出する軸筒に同心の円柱部を設
    け、円柱部外周面と軸筒内周面の間の筒状空間に座巻状
    コイルスプリングを配設し、軸筒の底部に該筒状空間に
    連通する貫通孔を設けることを特徴とする水性ボールペ
    ンカートリッジ。
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