JPH0541910Y2 - - Google Patents

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JPH0541910Y2
JPH0541910Y2 JP1987046421U JP4642187U JPH0541910Y2 JP H0541910 Y2 JPH0541910 Y2 JP H0541910Y2 JP 1987046421 U JP1987046421 U JP 1987046421U JP 4642187 U JP4642187 U JP 4642187U JP H0541910 Y2 JPH0541910 Y2 JP H0541910Y2
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JP
Japan
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ink
case
impregnated body
pen tip
center hole
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JP1987046421U
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JPS63154286U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プロツター、プリンター、レコーダ
ー等の記録装置に利用される筆記具に関し、特に
ケース内部と外部を同圧にしてインクの筆記部へ
の誘導を可能とする空気流通路の改良に係る。
(従来の技術) 従来のプロツターやプリンター等に利用されて
いる筆記具の一例として第3図及び第4図に示し
た水性ボールペンについて説明する。当該水性ボ
ールペンは、ケース1の内部にインク含浸体2を
収納し、先端にボール3を抱持すると共にインク
誘導芯4を中心孔に挿通したペンチツプ5を中心
部に圧入固着したチツプホルダー6をケース1の
先端部に圧入固着し、インク誘導芯4の後端部を
インク含浸体2に差し込んで構成されている。そ
してケース内部と外部を連通して内圧を調整する
空気流通路はチツプホルダー6の外面部に図に示
したように一直線状の又は螺旋状等の溝7として
一つ又は複数設けられるのが普通であつた。又、
寸法上の制約から、インク含浸体2の外面とケー
ス1の内面間の隙間8や、チツプホルダー6とイ
ンク含浸体2との距離は極めて小さく設定されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の従来例の筆記具には、衝撃が加わつた場
合や周囲の温度変化などにより、インク含浸体2
から吐出してインク含浸体2の外面とケース1の
内面間の隙間8に浸入したインクがチツプホルダ
ー6の溝7を通つて外部に吹き出しやすく、筆記
性の劣化や、記録装置本体の汚損や、筆記具本体
のキヤツプ抜き力の増大等の弊を引き起しやすい
問題点が存在した。そこで本考案は、ケースの構
造・形状等を複雑化して加工の困難化をまねくこ
となく上記の問題点を解消できる記録装置用筆記
具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の記録装置
用筆記具は、ケース内部にインク含浸体をその外
面とケース内面との間に僅かな隙間が生ずるよう
に収納し、中心孔の内面に空気流通用の縦溝を設
けると共に後端面に該縦溝と連通する半径方向の
横溝を設けてその中心孔にペンチツプを挿通して
保持したペンチツプホルダーを上記ケースの前端
開口部に圧入固着して、ケース内部のインク含浸
体外周部の隙間とペンチツプホルダーにおける横
溝とを連通状態にしたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 第1図及び第2図に示した本考案の一実施例の
水性ボールペンは、ケース1の内部後端部に球状
スペーサー9を収納すると共にこのスペーサー9
に後端面を衝接するように毛細管作用を有するイ
ンク含浸体2を収納し、中心孔10の内面の対向
する2箇所に軸方向の一直線状の空気流通用の縦
溝11を設けると共に後端面に該縦溝11と連通
する半径方向の横溝12を設けたチツプホルダー
6を形成し、先端部にボール3を回動自在に抱持
すると共にその中心孔に毛細管作用を有するイン
ク誘導芯4の前半部を挿入したペンチツプ5を前
記チツプホルダー6の中心孔10に圧入固着し、
更にチツプホルダー6をケース1の前端部に圧入
固着してインク誘導芯4の後端部をインク含浸体
2にその前端面から差し込んで構成されたもので
ある。
尚、前記の実施例では空気流通用の縦溝11は
一直線状であつたが例えば螺旋状等の他の形状と
なしても良い。勿論、溝の数は任意である。
尚、上記の縦溝や、横溝はインク含浸体2の毛
細管力よりも大きな毛細管力を有しない形状及び
大きさにしなければならない。
(作用及び効果) 本考案は以上の通りであり、ペンチツプホルダ
ーの中心孔の内面に空気流通用の縦溝を設けると
共に該縦溝と連通する半径方向の横溝をペンチツ
プホルダーの後端面に設けて、インク含浸体外周
部の隙間と横溝とを連通状態にしたので、空気流
通用の縦溝とインク含浸体外周部の隙間とがスト
レートに連通することなく距離も遠ざかるので、
たとえ筆記具に衝撃が加わつたり周囲の温度が変
化した場合でも、インク含浸体外面とケース内面
間の隙間に浸入したインクが空気流通用の縦溝へ
浸入することが困難になるので、空気流通用の縦
溝を通つてのインク吹き出しが防止され、筆記性
の劣化や、記録措置本体の汚損や、筆記具本体の
キヤツプ抜き力の増大等の弊が防止される作用効
果がある。しかも本考案の場合は、ケースの構造
や形状を複雑化することなくストレートな筒状部
材をそのまま使用できるので加工上の面倒がな
く、コスト上有利であるというメリツトがある。
尚、実施例の項で述べたように空気流通用の溝
はインク含浸体の毛細管力よりも大きな毛細管力
を有しないように形状や大きさが設定されるの
で、上記の縦溝や横溝の周辺にインクが漏れだし
てもインク含浸体やインク誘導芯により吸収され
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るも
ので、第1図は水性ボールペン全体の縦断面図、
第2図はチツプホルダー単品の斜視図である。
又、第3図及び第4図は従来例に係るもので、第
3図は水性ボールペン全体の縦断面図、第4図は
チツプホルダー単品の斜視図である。 1……ケース、2……インク含浸体、3……ボ
ール、4……インク誘導芯、5……ペンチツプ、
6……チツプホルダー、7……溝、8……隙間、
9……スペーサー、10……中心孔、11……縦
溝、12……横溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内部にインク含浸体をその外面とケース
    内面との間に僅かな隙間が生ずるように収納し、
    中心孔の内面に空気流通用の縦溝を設けると共に
    後端面に該縦溝と連通する半径方向の横溝を設け
    てその中心孔にペンチツプを挿通して保持したペ
    ンチツプホルダーを上記ケースの前端開口部に圧
    入固着して、ケース内部のインク含浸体外周部の
    隙間とペンチツプホルダーにおける横溝とを連通
    状態にしたことを特徴とする記録装置用筆記具。
JP1987046421U 1987-03-28 1987-03-28 Expired - Lifetime JPH0541910Y2 (ja)

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JP1987046421U JPH0541910Y2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28

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JP1987046421U JPH0541910Y2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28

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JPS63154286U JPS63154286U (ja) 1988-10-11
JPH0541910Y2 true JPH0541910Y2 (ja) 1993-10-22

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515023B2 (ja) * 1977-06-08 1980-04-21

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