JP3755222B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インキタンク内に自由状態で収容するインキを、毛細管力を有するインキ導芯にてペン先に接続してなる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インキタンク内に自由状態でインキを収容する筆記具は、大量のインキを収容し得るゆえに、豊富なみずみずしいインキ吐出と長筆記距離を実現し得る筆記具として知られている。また、インキタンクとペン先を接続する手段として、断面櫛歯状の一時的インキ溜め部を有する一時的インキ溜め部材によりインキ吐出の制御をしつつ、一時的インキ溜め部材の内孔に挿通させた繊維集束体や多孔質体などをペン先と接続したり、繊維集束体の前端をそのままペン先とするものなどが知られている。また、インキタンクの前端部に弁機構配置し、操作によりインキ吐出を制御しつつ、同様に、繊維集束体や多孔質体などを介して、または、ペン先の後端部をインキ導芯としてインキ吐出するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
何れにしても、インキタンク内に自由状態で収容したインキを、一度毛細管力を有するインキ導芯に含浸せしめ、その毛細管力によってインキをペン先に導くものである。インキタンク内に吐出したインキ導芯の後端部は、インキタンク内のインキが自由状態であるがゆえに常にインキ導芯と接触しているとは限らない。インキタンク内は豊富なインキ量を確保するためにも広い空間である必要があり、インキ導芯とインキとが直接接触しない場合がある。例えば、ペン先を上向きにした場合、インキが豊富に存在する場合はよいが、筆記に伴いインキ量が減少していくと、ペン先上向け時のインキ界面は下がることになり、インキ導芯の後端と接触しなくなる。インキ導芯の後端をインキタンクの底と接触するまで延在させたものも知られているが、そのような長尺物を含む組立て品を製造することは、製造工程上煩雑となり好ましくなく、また、筆記具を横向きに静置した場合には、結局インキとインキ導芯とが接触しにくい。インキ導芯とインキとが接触しない状態となると、インキ導芯及びペン先に含まれる微少のインキのみが筆記に使用されることになり、書き始めの筆跡のかすれが発生する原因となるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、インキタンク内に自由状態で収容するインキを、毛細管力を有するインキ導芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記インキ導芯の後端部をインキタンク内に突出するものとし、この突出した後端部に被覆するように、有底筒状のインキ溜り部材を配置すると共に、インキ溜り部材のインキ通孔をインキ導芯の後端よりもペン先側に位置するようになした筆記具を要旨とする。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づき一例について説明する。
図1に示すものは、本発明の筆記具の一例であり、インキタンク1内に自由状態でインキを収容し、繊維集束体製のペン先2とインキタンク1との間に、断面櫛歯状の一時的インキ溜め部3aとインキの通路となる中心孔3bとを有する一時的インキ溜め部材3と、中心孔3bに挿通され、毛細管力によってペン先2にインキを供給するインキ導芯4とを介在した、所謂「一時的インキ溜め部材を有する生インキ式筆記具」の一例である。インキタンク1は、有底筒体の軸筒5の内孔をそのまま使用しており、インキ導芯4の後端が突出している。
【0006】
一時的インキ溜め部材3の後端部には、インキ導芯4の後端部を覆うようにして、有底筒状のインキ溜り部材6が取り付けられている。図1のI部拡大図である図2にも示すように、インキ溜り部材6は、一時的インキ溜め部材3の後端突出部3cに形成した外側突部3dによってその前部内孔が嵌着されている。また、インキ溜り部材6の内孔には、底部6a近傍にまで延在してインキ導芯4が収容されている。インキ溜り部材6の側壁には、インキ通孔6bが形成されており、このインキ通孔6bは、インキ導芯の後端よりもペン先側に位置している。
【0007】
図1も同様であるが、本図は、ペン先2を上向けにした状態を示すものであり、インキタンク1及びインキ溜り部材6の底側にインキ7が貯溜されている。図示のものは、ある程度インキを消費した後の状態を示すものであり、当然、インキタンク1内のインキが、インキ導芯4の位置にまで達するような量が収容されていてもよいものである。このように、ペン先2を上にした状態でもインキ導芯4にインキが直接接続し、書き始めの筆跡のかすれの発生を極力抑制することができるものである。
【0008】
また、インキ溜り部材6のインキが溜る空間を毛細管力がかかる程度の広さの空間とした場合には、該空間によりインキ保持する能力が備わることになり、筆記具を横向きに放置した状態でもインキを蓄えることができ、書き始めの筆跡のかすれの発生を抑制し得るものである。さらに、簡単な構造であり、組み立て作業工程が煩雑になることはない。
【0009】
図3に他の一例を示す。
上述の例のように、インキ溜り部材6を一時的インキ溜り部材3に取り付けずに、インキ導芯4に直接取り付けた例である。即ち、インキ溜り部材6の内孔をインキ導芯4の外径より若干狭い小径部6cとそれより大径でインキの溜る空間を形成する大径部6dとからなるものとし、小径部6cにインキ導芯4を圧入して取り付けたものである。本例の場合、筒状体であるインキ溜り部材6の開口部がインキ通孔6bとなる。また、この開口部を縮径部となるように若干狭めてある。インキ通孔6bは、このようにすることによって、インキ導芯4のインキタンク内への突出長さを調節することにより、一時的インキ溜め部材3との間に形成されるインキ通孔6bを広く形成する事ができ、インキ溜り部材6内へのインキ供給やインキ消費に伴うインキタンク内への空気供給の観点より、インキ溜り部材の位置を調節することができると共に、筆記具をペン先上向き状態とした場合には勿論のこと、横向きに寝かして放置した場合にもインキ溜り部材6内に入ったインキが保持され、書き始めの筆跡のかすれ発生の抑制をより確実に達成することができるものである。
【0010】
以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限りで種々なせるものである。
一例を挙げると、インキ溜り部材6の材質は、インキと非反応性のものであればよく、水性インキを使用した場合、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS、POM、金属等が挙げられる。また、このインキ溜り部材6の配置は、上述の例の他にインキタンクに直接取り付けるなど適宜なせる。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明の筆記具は、簡単な構造にて、書き始めの筆跡のかすれを極力抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す縦断面図。
【図2】図1のI部拡大図。
【図3】他の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 インキタンク
2 ペン先
3 一時的インキ溜め部材
3a 一時的インキ溜め部
3b 中心孔
3c 突出部
3d 外側突部
4 インキ導芯
5 軸筒
6 インキ溜り部材
6a 底部
6b インキ通孔
6c 小径部
6d 大径部
7 インキ

Claims (1)

  1. インキタンク内に自由状態で収容するインキを、毛細管力を有するインキ導芯にてペン先に接続してなる筆記具において、前記インキ導芯の後端部をインキタンク内に突出するものとし、この突出した後端部に被覆するように、有底筒状のインキ溜り部材を配置すると共に、インキ溜り部材のインキ通孔をインキ導芯の後端よりもペン先側に位置するようになした筆記具。
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