JP3359857B2 - アーチ型地中構造物及びその構築方法 - Google Patents

アーチ型地中構造物及びその構築方法

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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーチ型地中構造
物及びその水平反力版、並びにそういった地中構造物を
構築する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空間形成アーチ部材(特に、プレキャス
トコンクリート版からなるもの)をその脚部において布
状の支持部材(基礎)で支持するアーチ型地中構造物
は、例えば、特開平6−33473に開示されている。
この地中構造物において、プレキャストコンクリート製
の空間形成アーチ部材(各セグメント)の脚部をその回
転を許容するように前記布状支持部材の中央部に設けた
溝で支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
支持部材は布状であるため、幅が狭く支持地盤と接する
面積が小さい。そのため、地盤の地耐力が十分でない場
合、構造物が沈下するおそれがある。また、前記地中構
造物は空間形成アーチ部材の水平力に対し布基礎の底面
と支持地盤との間の摩擦によって抵抗しているので、十
分な摩擦抵抗が得られないような地盤では、空間形成ア
ーチ部材の両脚部がその支持部材と共に横方向に変位し
てアーチ部材の変形を大きくし、亀裂を生じさせるおそ
れがある。
【0004】本願は目的はこういった問題点を解決する
ことにあり、構造物の鉛直荷重を広い領域の支持地盤に
伝達し、かつ、構造物に作用する水平力も支持地盤に伝
達することができ、比較的軟弱な地盤にも適用可能なア
ーチ型地中構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、本発明
のアーチ型地中構造物は、空間を形成するアーチ部材
と、アーチ脚部の回転を許容するように空間形成アーチ
部材を支承する空間形成アーチ部材支承手段を有する第
1支持部材(水平反力版)と、空間形成アーチ部材の鉛
直荷重を受けて広い領域を持つ支持地盤全体に伝達する
逆アーチ型第2支持部材(地反力版)とを有する。第1
支持部材は空間形成アーチ部材支承手段に連結された第
2支持部材係合手段を有し、この第2支持部材係合手段
を第2支持部材の端部に係合させている。従って、空間
形成アーチ部材(及びその上部の覆土)の鉛直荷重を逆
アーチ型第2支持部材に伝達することができる。第1支
持部材は、空間形成アーチ部材支承手段から上下方向に
延伸する垂直延伸部を有する。この垂直延伸部は空間形
成アーチ部材及び逆アーチ型第2支持部材の水平荷重を
受けて背面支持地盤に伝達する。
【0006】1つの実施形態において、上記第1支持部
材の垂直延伸部から空間形成アーチ部材及び逆アーチ型
第2支持部材側へ横方向に延伸する水平延伸部を設け、
この水平延伸部の上面(空間形成アーチ部材支承手段)
で空間形成アーチ部材を支承し、水平延伸部の下面(第
2支持部材係合手段)を逆アーチ型第2支持部材の端部
に係合(当接)させている。空間形成アーチ部材の鉛直
荷重は水平延伸部を介して逆アーチ型第2支持部材に伝
達される。空間形成アーチ部材及び逆アーチ型第2支持
部材の水平荷重はそれぞれ空間形成アーチ部材支承手段
及び第2支持部材係合手段において垂直延伸部分に伝達
される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明のアーチ型地中構造
物1の実施形態を概略的に示す。図6はこの構造物1が
地中に埋設されて通路等のための空間2を形成すること
を示す。地中構造物1は、空間を形成する空間形成アー
チ部材10と、このアーチ部材10を受ける水平反力版
(第1支持部材)20,20と、該水平反力版を介して
空間形成アーチ部材10の鉛直荷重を受けて支持地盤3
へ伝達する逆アーチ型地反力版30(第2支持部材)と
を含む。空間形成アーチ部材10は、複数のプレキャス
ト鉄筋コンクリート版11から構成することができ、ま
た、特開平6−33473に開示されるように頂部12
においてプレキャスト版11,11をヒンジ13で結合
して3ピンアーチとすることができる。
【0008】各水平反力版20は垂直延伸部21と、こ
の垂直延伸部21のほぼ中央部から空間形成アーチ部材
側へ横方向に延伸する水平延伸部22を有する。水平延
伸部22の上面23は立上がり部24によって溝を形成
し、この溝に空間形成アーチ部材10の脚14を受け
る。従って、脚の回転が許容され、アーチ頂部12がピ
ン結合されるならば、空間形成アーチ10は3ピンアー
チとなる。一方、水平反力版20の水平延伸部22の下
面25は逆アーチ型地反力版30の端面に当接係合して
おり、アーチ部材10の重量及びその上の荷重はアーチ
型地反力版に伝達されて広い領域の支持地盤3に伝達さ
れる。アーチ部材10に上から作用する力及びアーチ型
地反力版30に作用する地反力によって両アーチ10,
30は若干扁平し水平力が生じるが、この水平力は、水
平反力版20の垂直延伸部21に作用し背後の支持地盤
5に伝達される。地反力版30もアーチ形状としたの
で、水平反力は発生する。
【0009】図2乃至6に言及し、本発明のアーチ型地
中構造物1の構築方法の第1実施態様を説明する。この
態様において、水平反力版20は現場打ちコンクリート
とする。
【0010】図2に示すように、最初に地盤3を掘削し
て段状の掘削面6を形成する。次に、掘削面の所定位置
において、所定長さ(地中構造物の長さ方向)の水平反
力版20の垂直延伸部21の下部分の配筋26及び型枠
27の建方を行い、コンクリートを打設する。次に、図
3に示すように、水平反力版垂直延伸部21の下部分の
型枠27を解体し背後を改良土7で埋め戻した後、掘削
面の適当な位置に複数のサポート4を置き、これらのサ
ポートの上に逆アーチ型地反力版30を構成する複数の
プレキャスト鉄筋コンクリート版31を敷き詰める。逆
アーチ型地反力版30の頂部32は、空間形成アーチ部
材の頂部12と同じようにヒンジ結合としても良いし、
あるいはその他のファスナ33(例えばボルト、ナッ
ト)を用いて公知の方法により連結して曲げモーメント
を伝達するようにしてもよい。また、構造物の長さ方向
においてもプレキャストコンクリート版31,31をフ
ァスナで連結することとしても良い。各プレキャストコ
ンクリート版31にはグラウト用の複数の貫通孔34を
設けている。
【0011】図4に示すように、次に、水平反力版20
の水平延伸部22と、垂直延伸部21の上部分の鉄筋
(図示省略)の組立と型枠28の建方を行う。この際、
図に示すように、逆アーチ型地反力版30の端部の面を
水平延伸部22のための型枠の一部とする。型枠28内
にコンクリートを打設して適当な養生を行った後、型枠
を解体する。
【0012】次に図5に示すように、垂直延伸部21の
背面の空間を改良土で8埋め戻す。地盤3が軟弱等の理
由により、垂直延伸部21の背面の支持地盤5をさらに
強化する必要があるならば、シートパイル(図示省略)
を水平に敷いたり、杭(図示省略)を打つなどの補強を
行っても良い。その後、空間形成アーチ部材10(プレ
キャストコンクリート版11,11)を水平反力版20
の水平延伸部22の上面(溝)23に載せて組み立て
る。次に、図5に示す位置まで空間形成アーチ部材10
を盛土9で覆う。
【0013】次に、逆アーチ型地反力版30と地盤3と
の間の隙間35を埋めるため貫通孔34を介してグラウ
ト剤36を該隙間に注入する。グラウト剤の注入圧力
は、両アーチ部30,10及び盛土の合計圧力以下とす
る。注入圧を高くしてグラウトを十分にするため、グラ
ウトはこのようにある程度盛土を行った後にすることが
好ましいが、図3に示す地反力版を敷いた直後に行うこ
とも可能である。
【0014】図6に示すように、さらに空間形成アーチ
部材10を覆うように盛土を行い、そして逆アーチ型地
反力版30を覆うように埋め戻し37を行い、その上に
舗装版38を敷く。これによって、地中構造物が完成す
る。
【0015】図7乃至11に言及し、本発明のアーチ型
地中構造物の構築方法の第2実施態様を説明する。この
実施態様において、水平反力版(第1支持部材)20は
図4に示す反力版と同じ垂直断面を有するように一体形
成された複数のプレキャスト鉄筋コンクリート版40か
らなる。
【0016】図7に示すように、図2と同様に地盤3を
掘削して適当な掘削面6を形成し、その上に複数のサポ
ート4を介して(プレキャスト鉄筋コンクリート版3
1,31)を敷く。
【0017】次に、図8に示すように、複数のプレキャ
スト鉄筋コンクリート版40を支持地盤3に載せる。こ
のとき各プレキャスト鉄筋コンクリート版40の水平延
伸部22の下面25が逆アーチ型地反力版30の両端部
の表面に接するようにする。各プレキャスト版40には
PC鋼棒を受けるシース41が埋設されており、このシ
ース内にPC鋼棒(図示省略)を挿入して緊張させ、シ
ースをグラウトする。これにより複数のプレキャスト版
40を互いに締め付ければ一体化することができる。次
に図8及び9に示すように、プレキャスト版40の垂直
延伸部21の下部分の前面及び背面回りを改良土又はコ
ンクリートで固める。
【0018】以下第1実施態様と同様にして、空間形成
アーチ部材10をプレキャストコンクリート製の水平反
力版20の水平延伸部の上面23に載せて組み立て(図
10)、水平反力版20の背面の埋戻し、空間形成アー
チ部材10の盛土、逆アーチ型地反力版30と支持地盤
3との間の隙間のグラウト、逆アーチ型地反力版30の
埋め戻し、及び舗装版の設置を行うことができる。
【0019】上記2つの実施形態は例示的なものであ
り、発明をそれに限定するものではない。本発明の範囲
あるいは発明概念から逸脱することなく上記実施形態に
種々の変形、変更を行なうことが可能であることは当業
者にとって明白である。例えば、上記実施態様において
は水平反力版に水平延伸部を設け、この水平延伸部の上
面で空間形成アーチの端部を回転自在に受け、また逆ア
ーチ型地反力版の両端の面を水平延伸部の下面に当接さ
せているが、ピンを通す孔を有するコネクターをそれぞ
れ水平反力版と、両アーチ部材の端部に埋め込んで、こ
れらのコネクターの孔にピンを通して両アーチ部材及び
水平反力版を連結することも可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明のアーチ型地中構造物は、空間形
成アーチ部材を逆アーチ型地反力版で支持するので、鉛
直荷重を広範囲の支持地盤に伝達することができ、また
水平反力も比較的小さくなる。さらに、両アーチ部材は
垂直延伸部を有する1つの水平反力版に係合するので、
地反力版の構造を簡単にすることができ、かつ、水平力
をも十分支持地盤に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーチ型地中構造物の実施形態の斜視
図。
【図2】本発明のアーチ型地中構造物の構築方法の第1
実施形態を示す斜視図であり、掘削の完了及び水平反力
版の垂直延伸部の下部分のコンクリートを打設した状態
を示す図。
【図3】同構築方法において、掘削面上に逆アーチ型地
反力版を設置した状態を示す斜視図。
【図4】同構築方法において、水平反力版の水平延伸部
及び垂直延伸部の上部分のコンクリートを打設した状態
を示す斜視図。
【図5】同構築方法において、水平反力版の上に空間形
成アーチ部材を設置し、水平反力版背面及びアーチ部材
上部の埋め戻しを行い、地反力版と支持地盤との間の隙
間に充填材をグラウトした状態を示す斜視図。
【図6】図1に示すアーチ型地中構造物が完成して地中
に埋設された状態を示す斜視図。
【図7】本発明のアーチ型地中構造物の構築方法の第2
実施形態を示す斜視図であり、掘削面と、掘削面上に設
置した地反力版とを示す図。
【図8】同構築方法において、プレキャストコンクリー
ト製の水平反力版を支持地盤上に支持して、その水平延
伸部の下面を逆アーチ型地反力版の端面に当接係合させ
た状態を示す斜視図。
【図9】同構築方法において、水平反力版の背面を埋め
戻した状態を示す斜視図。
【図10】同構築方法において、水平反力版の上に空間
形成アーチ部材を設置した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 アーチ型地中構造物 2 空間 3 支持地盤 4 サポート 6 掘削面 10 空間形成アーチ部材 12 空間形成アーチ部材の頂部 13 ヒンジ 14 空間形成アーチ部材の脚 20 水平反力版(第1支持部材) 21 水平反力版の垂直延伸部 22 水平反力版の水平延伸部 23 水平延伸部の上面(空間形成アーチ部材支承手
段) 25 水平延伸部の下面(第2支持部材係合手段) 30 逆アーチ型地反力版(第2支持部材) 32 逆アーチ型地反力版の頂部 34 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−33473(JP,A) 特開 平7−216917(JP,A) 特開 平9−228399(JP,A) 特開 昭51−81435(JP,A) 特開 平9−60487(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 9/06 E02F 5/10 F16L 1/038 E02D 29/045

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を形成するアーチ部材(10)と、アー
    チ脚部の回転を許容するように前記空間形成アーチ部材
    (10)を支承する空間形成アーチ部材支承手段(23)を有す
    る第1支持部材(20)と、前記空間形成アーチ部材(10)の
    鉛直荷重を受けて支持地盤に伝達する第2支持部材(30)
    とを有するアーチ型地中構造物(1)において、 第2支持部材(30)を逆アーチ型に設け、該逆アーチ型第
    2支持部材の端部(30)の回転を許容するように該端部
    係合する第2支持部材係合手段(25)を前記空間形成アー
    チ部材支承手段(23)に設け、前記空間形成アーチ部材(1
    0)及び前記逆アーチ型第2支持部材(30)の水平力を受け
    て背面支持地盤に伝達するため前記空間形成アーチ部材
    支承手段(23)から上下方向に延伸する垂直延伸部(21)を
    前記第1支持部材に設けたアーチ型地中構造物。
  2. 【請求項2】 請求項1の構造物であって、前記第1支
    持部材(20)は、前記空間形成アーチ部材支承手段(23)と
    前記第2支持部材係合手段(25)を一体的に形成して設け
    られ前記垂直延伸部(21)からほぼ水平に延伸する水平延
    伸部(22)を有し、該水平延伸部の上面が前記空間形成ア
    ーチ部材支承手段(23)となるように、かつ、前記水平延
    伸部の下面が前記第2支持部材係合手段(25)となるよう
    に設けた構造物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の構造物であって、前記
    空間形成アーチ部材(10)と、前記第1支持部材(20)と、
    前記逆アーチ型第2支持部材(30)はプレキャスト鉄筋コ
    ンクリート版である構造物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3の構造物であって、
    前記空間形成アーチ部材を複数のプレキャスト鉄筋コン
    クリート版(11,11)から構成し、該プレキャストコンク
    リート版を前記空間形成アーチ部材(10)のアーチ頂部(1
    2)においてヒンジ結合した構造物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    構造物であって、前記逆アーチ型第2支持部材(30)を複
    数のプレキャスト鉄筋コンクリート版(31, 31)から構成
    し、前記逆アーチ型第2支持部材の複数のプレキャスト
    鉄筋コンクリート版を相互にファスナ(33)で連結した構
    造物。
  6. 【請求項6】 地中埋設される空間形成アーチ部材と、
    該空間形成アーチ部材の鉛直力を受けて支持地盤に伝達
    する逆アーチ型地反力版とに係合して前記空間形成アー
    チ部材及び前記逆アーチ型地反力版の水平力を背後の地
    盤に伝達する水平反力版(20)であって、 前記空間形成アーチ部材(10)の脚部(14, 14)を回転自在
    に支承する上面(23)と、前記逆アーチ型地反力版(30)の
    端部の回転を許容するように該端部と係合する下面(25)
    とを有する水平延伸部(22)と、 前記水平延伸部(22)と交差して該交差部から上下方向に
    延伸する垂直延伸部(21)とを、含んでなる水平反力版。
  7. 【請求項7】 空間形成アーチ部材と、該空間形成アー
    チ部材の鉛直荷重を受けて支持地盤に伝達する逆アーチ
    型地反力版と、前記空間形成アーチ部材と前記逆アーチ
    型地反力版に係合する水平反力版を用いてアーチ型地中
    構造物を構築する方法であって、 支持地盤上に逆アーチ型地反力版を設置し、 上面及び下面を備える水平延伸部と、該水平延伸部と交
    差して該交差部から上下方向に延伸する垂直延伸部とを
    有する水平反力版の前記水平延伸部下面を前記逆アーチ
    型地反力版の端部の回転を許容するように該端部に係合
    させ、かつ、前記水平反力版を支持地盤上に支持し、 前記水平反力版水平延伸部上面に前記空間形成アーチ部
    材をその脚部の回転を許容するように該脚部において
    持する、 工程を含んでなるアーチ型地中構造物構築方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の方法であって、前記水平反力
    版を現場打ち鉄筋コンクリート造とし、前記逆アーチ型
    地反力版を前記支持地盤上に設置する前に、前記水平反
    力垂直延伸部の前記水平延伸部から下方に延伸する部分
    のコンクリート打設を行い、前記逆アーチ型地反力版を
    前記支持地盤に設置した後、前記水平延伸部と、前記垂
    直延伸部の前記水平延伸部から上方に延伸する部分のコ
    ンクリート打設を行なう方法。
  9. 【請求項9】 請求項7の方法であって、前記水平反力
    版は、前記水平延伸部及び垂直延伸部を一体に形成した
    プレキャスト鉄筋コンクリート版であり、前記逆アーチ
    型地反力版を前記支持地盤に設置した後、前記プレキャ
    スト水平反力版を前記逆アーチ型地反力版の端部に係合
    させる方法。
  10. 【請求項10】 請求項7、8又は9の方法であって、
    前記逆アーチ型地反力版と前記支持地盤との間のすきま
    に充填材をグラウトする工程をさらに含んでなる方法。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれか1つに記
    載の方法であって、前記水平反力版の背面を改良土で埋
    め戻す工程をさらに含んでなる方法。
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