JP3359529B2 - 循環式キャブレタ大気解放構造 - Google Patents

循環式キャブレタ大気解放構造

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JP3359529B2
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博 加藤
敏 中澤
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、循環式キャブレ
タの大気解放口を大気に解放するための循環式キャブレ
タ大気解放構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の循環式キャブレタ大気解放構造
としては、例えば図6に示すものが知られている。この
循環式キャブレタ大気解放構造は、循環式キャブレタ1
の大気解放口1aにゴムチューブ2を介してキャブレタ
用エアベントケース3に接続したものとなっている。
【0003】また、エンジン使用中に、燃料タンク4内
の圧力が上昇すると、スロットルをアイドル位置まで戻
した際に、エンジンが止まってしまうという問題が発生
したことから、燃料タンク4内の圧力を大気圧まで減圧
するようにしている。すなわち、燃料タンク4は、その
減圧口4aから減圧チューブ5を介して燃料タンク用エ
アベントケース6に接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにキャブレタ用エアベントケース3と、燃料タンク
用エアベントケース6とを共に設けているため、部品点
数が多くなるとともに、組立性も悪くなるという問題が
あった。
【0005】この発明は、上記を問題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は部品点の削減及び組立性の
改善を図ることのできる循環式キャブレタ大気解放構造
を提供することにある。
【0006】上記目的を達成するために、この発明は、
循環式キャブレタ(1)の大気開放口(1a)と、燃料
タンク(4)の大気減圧口(4a)とを同一のエアベン
トケース(7)に各別に接続した循環式キャブレタ大気
開放構造であって、前記エアベントケース(7)は、側
壁(7a)と底壁(7b)からなる容器状に形成され、
側壁(7a)に設けられた大気開放口(1a)接続側の
第1の継手(7e)及び大気減圧口(4a)接続側の第
2の継手(7f)が、それぞれ、放射壁(7d)によっ
て区画された底部部分に連通すると共に放射壁(7d)
上に設けられたフイルタ(71)を介して大気に連通す
るようになっていることを特徴としている。
【0007】そして、上記のように構成された発明にお
いては、循環式キャブレタ(1)の大気解放口(1a)
と、燃料タンク(4)の大気減圧口(4a)とを同一の
エアベントケース(7)に接続しているから、この共通
のエアベントケース(7)が一つ必要になるものの、従
来用いていたキャブレタ用エアベントケース及び燃料タ
ンク用エアベントケースが不要になる。したがって、部
品点を削減することができるとともに、組立性の改善を
図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図面を参照して説明する。ただし、図6に
示す従来例の構成要素と共通する要素には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0009】この実施例で示す循環式キャブレタ大気解
放構造は、図1に示すように、循環式キャブレタ1の大
気解放口1aと、燃料タンク4の大気減圧口4aとを同
一のエアベントケース7に接続したものである。すなわ
ち、循環式キャブレタ1の大気解放口1aを、大気解放
用フレキシブルチューブ2を介してエアベントケース7
に接続し、かつ燃料タンク4の大気減圧口4aを、大気
減圧用フレキシブルチューブ5を介してエアベントケー
ス7に接続している。
【0010】エアベントケース7は、図2及び図3に示
すように、側壁7a及び底壁7bによって、略四角形の
容器状に形成されたものであり、その中心部には上下に
貫通する管壁7cを有している。そして、管壁7cから
各側壁7aの中央部に向けて4つの放射壁7dが設けら
れている。各放射壁7dは、側壁7aの上下方向のほぼ
中央の位置から底壁7b側に形成されており、エアベン
トケース7の底部を4つに区画している。
【0011】また、対向する一対の側壁7aには、その
対角線上の位置に、大気解放用フレキシブルチューブ2
に接続するための第1の継手7eと、大気減圧用フレキ
シブルチューブ5に接続するための第2の継手7fとが
設けられている。これらの継手7e、7fは、放射壁7
dによって区画された底部に連通している。
【0012】そして、エアベントケース7には、放射壁
7dの上側に多孔質状のフィルタ71(図2参照)が設
けられている。
【0013】上記のように構成されたエアベントケース
7は、フィルタ71を収納した状態で、フィルタカバー
とともに、管壁7cに通したネジ72(図1参照)によ
って、図4に示すような送風機8や、これに設けられた
エンジン81に固定されるようになっている。
【0014】上記送付機8は、薬剤を散布するための背
負式のもので構成されている。上述した循環式キャブレ
タ1や燃料タンク4等は、この送風機8に設けられたも
のである。なお、図4において、82は薬剤タンク、8
3はブロワーダクト、84はプラグである。また、循環
式キャブレタ1の前には、エアクリーナ85が設けられ
ている。
【0015】循環式キャブレタ1は、図5に示すように
構成されている。この図において、101は燃料入口で
あり、102はポンプダイヤフラムである。ポンプダイ
ヤフラム102は、エンジンパルスPを受けて往復移動
し、ポンプ室102aの容積を増減させるようになって
いる。また、103は吸入側チェックバルブであり、1
04は吐出側チェックバルブである。吸入側チェックバ
ルブ103は、ポンプダイヤフラム102の往復移動に
応じて作動し、ポンプ室102aに入る方向にだけ燃料
を通すようになっている。吐出側チェックバルブ104
は、ポンプダイヤフラム102の往復移動に応じて作動
し、ポンプ室102aから出る方向にだけ燃料を通すよ
うになっている。
【0016】また、105はクッション室であり、この
クッション室105は吐出側チェックバルブ104から
吐出される燃料の圧力を一定化して、チャンバー106
に送り、このチャンバー106における油面の一定化、
及び気泡の発生を防ぐようになっている。チャンバー1
06は、一定の油面を得るものであり、一定量以上の燃
料が溢れるようにセキ(堰)106aを有している。そ
して、セキ106aに沿って、溢れた燃料を燃料タンク
4に戻すリターン通路107が設けられている。さら
に、セキ106aには、ドレンワイヤー106bが設け
られている。このドレンワイヤー106bは、エンジン
が停止した後のチャンバー106内の燃料を、毛細管現
象を用いたサイホンの原理により自動的に排出するよう
になっている。これにより、チャンバー106内の腐食
等を防止することができる。
【0017】さらに、108はプライミングポンプであ
り、このプライミングポンプ108は、手で繰り返し押
すことにより、燃料をチャンバー106に送るようにな
っている。そして、109はジェットニードル、110
はニードルジェット、111はメインジェット、112
はスロットルバルブである。このスロットルバルブ11
2は、エンジンの停止の際、ベンチュリ管113を完全
に閉じ、混合気の供給を完全に停止するようになってい
る。
【0018】そして、前述した大気解放口1aは、チャ
ンバー106の上側の空間に接続されている。
【0019】上記のように構成された循環式キャブレタ
大気解放構造においては、循環式キャブレタ1の大気解
放口1aと、燃料タンク4の大気減圧口4aとを同一の
エアベントケース7に接続しているから、この共通のエ
アベントケース7が一つ必要になるものの、従来用いて
いたキャブレタ用エアベントケース及び燃料タンク用エ
アベントケースが不要になる。したがって、部品点を削
減することができるとともに、組立性の改善を図ること
ができる。
【0020】
【発明の効果】この発明においては、循環式キャブレタ
(1)の大気解放口(1a)と、燃料タンク(4)の大
気減圧口(4a)とを同一のエアベントケース(7)に
接続しているから、この共通のエアベントケース(7)
が一つ必要になるものの、従来用いていたキャブレタ用
エアベントケース及び燃料タンク用エアベントケースが
不要になる。したがって、部品点を削減することができ
るとともに、組立性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示した循環式キャブ
レタ大気解放構造の説明図。
【図2】同循環式キャブレタ大気解放構造におけるエア
ベントケースを示す平面図。
【図3】同循環式キャブレタ大気解放構造におけるエア
ベントケースを示す図であって、図2のIII −III 線に
沿う断面図。
【図4】同循環式キャブレタ大気解放構造を用いた送風
機の側面図。
【図5】同循環式キャブレタ大気解放構造における循環
式キャブレタを示す断面図。
【図6】従来例として示した循環式キャブレタ大気解放
構造の説明図。
【符号の説明】
1 循環式キャブレタ 1a 大気解放口 4 燃料タンク 4a 大気減圧口 7 エアベントケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−121254(JP,A) 特開 平8−151960(JP,A) 特開 平7−151031(JP,A) 実開 平6−83952(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 19/06 F02M 17/06 F02M 37/00 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環式キャブレタ(1)の大気開放口
    (1a)と、燃料タンク(4)の大気減圧口(4a)と
    を同一のエアベントケース(7)に各別に接続した循環
    式キャブレタ大気開放構造であって、 前記エアベントケース(7)は、側壁(7a)と底壁
    (7b)からなる容器状に形成され、側壁(7a)に設
    けられた大気開放口(1a)接続側の第1の継手(7
    e)及び大気減圧口(4a)接続側の第2の継手(7
    f)が、それぞれ、放射壁(7d)によって区画された
    底部部分に連通すると共に放射壁(7d)上に設けられ
    たフイルタ(71)を介して大気に連通するようになっ
    ていることを特徴とする循環式キャブレタ大気開放構
    造。
JP05953997A 1997-03-13 1997-03-13 循環式キャブレタ大気解放構造 Expired - Fee Related JP3359529B2 (ja)

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