JPH0674117A - フューエルパイプの騒音低減装置 - Google Patents

フューエルパイプの騒音低減装置

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JPH0674117A
JPH0674117A JP4224356A JP22435692A JPH0674117A JP H0674117 A JPH0674117 A JP H0674117A JP 4224356 A JP4224356 A JP 4224356A JP 22435692 A JP22435692 A JP 22435692A JP H0674117 A JPH0674117 A JP H0674117A
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JP
Japan
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fuel
pipe
fuel pipe
gas
air
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Pending
Application number
JP4224356A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kamiyama
栄一 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フューエルパイプで発生する騒音を充分に低
減する。 【構成】 フューエルタンク10内にはフューエルポン
プ12が内蔵されており、下面12Aからは吸入パイプ
14が突出している。吸入パイプ14には、気体供給手
段としてのエアブレンドパイプ18が連結されており、
フューエルポンプ12の上面12Bからは吐出パイプ2
4が突出している。吐出パイプ24に連結されたフュー
エルパイプ26の内面には気体層形成手段としての超撥
水性メッキが施されており、フューエルパイプ26に気
体の混入した燃料が供給された場合には、燃料22とフ
ューエルパイプ内面の間に空気の層32が形成させるよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フューエルパイプの騒
音低減装置に係り、特に、自動車等において液体燃料が
フューエルパイプ内で発生する騒音を低減するためのフ
ューエルパイプの騒音低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車等の燃料は、フューエルポ
ンプによってフューエルパイプを介してエンジンに圧送
されるが、フューエルポンプの吐出圧力の変動に起因す
る脈動がフューエルパイプ内に生じ、これが振動及び騒
音の一つの原因となっている。この振動及び騒音の原因
となる脈動を防止するためのフューエルパイプの騒音低
減装置の一例が実開昭58−30095号に示されてい
る。
【0003】図9に示される如く、このフューエルパイ
プの騒音低減装置では、フューエルパイプ70の外側に
配置され、このフューエルパイプ70の外側に密閉空間
72を形成するアウタパイプ74と、密閉空間72内の
下部位置72Aに形成されフューエルパイプ70の内側
と密閉空間72とを連通する連通口76と、を備えてお
り、フューエルパイプ70内に燃料77を通す時、密閉
空間72内の上部に空気室78が形成されるようになっ
ている。このため、フューエルパイプ70から連通口7
6を介して密閉空間72内に伝達される圧力変動が、空
気室78内の空気が圧縮されることによって減衰され、
燃料の脈動が密閉空間72において、減衰、吸収され、
他の部分には伝達されないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ューエルパイプの騒音低減装置では、フューエルパイプ
70の内面と燃料との摺動によって、フューエルパイプ
70全体から騒音が発生するため、フューエルパイプ内
で発生する騒音を充分に低減することができなかった。
【0005】本発明は係る事実を考慮し、フューエルパ
イプで発生する騒音を充分に低減することができるフュ
ーエルパイプの騒音低減装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
フューエルパイプの騒音低減装置は、燃料がフューエル
タンク内からフューエルパイプを介してエンジンに供給
されるまでの途中でフューエルパイプ内に気体を供給す
る気体供給手段と、フューエルパイプ内で燃料とフュー
エルパイプ内面の間に気体の層を形成させる気体層形成
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明のフューエルパイプの騒
音低減装置では、燃料がフューエルタンク内からフュー
エルパイプを介してエンジンに供給されるまでの途中に
おいて、気体供給手段によってフューエルパイプ内に気
体、例えば少量の空気を供給する。フューエルパイプ内
に供給された気体は、気体層形成手段、例えば、フュー
エルパイプ内面に施された超撥水性メッキによって、フ
ューエルパイプ内面から剥離され燃料とフューエルパイ
プ内面との間に介在し、気体層を形成する。このため、
この気体層によってフューエルパイプの内面と燃料との
摺動を低減することができるとともに、燃料の脈動が気
体層の圧縮により吸収され、フューエルパイプに伝わる
振動が軽減される。従って、フューエルパイプで発生す
る騒音を充分に低減することができる。
【0008】
【実施例】本発明の第1実施例のフューエルパイプの騒
音低減装置について図1〜図5に従って説明する。
【0009】図1に示される如く、フューエルタンク1
0内には、燃料圧送用のフューエルポンプ12が内蔵さ
れている。このフューエルポンプ12の下面12Aから
は、吸入パイプ14が突出しており、吸入パイプ14
は、フューエルタンク10の底面10Aに沿う方向へ屈
曲されている。吸入パイプ14には、気体供給手段とし
てのエアブレンドパイプ18が挿入されており、フュー
エルポンプ12が作動した場合には、気体、本実施例で
は空気がエアブレンドパイプ18と吸入パイプ14を介
してフューエルポンプ12に吸引されるようになってい
る。このエアブレンドパイプ18の一方の端部18A
は、吸入パイプ14に挿入されており、エアブレンドパ
イプ18の他方の端部18Bは、燃料22の液面22A
から突出しフューエルタンク10の天井部10B近傍に
達している。また、吸入パイプ14には、異物混入防止
用のフィルタ16が取付けられており、エアブレンドパ
イプ18はフューエルポンプ12の側壁部12Bに、ブ
ラケット20によって固定されている。
【0010】フューエルポンプ12の上面12Bから
は、吐出パイプ24が突出しており、吐出パイプ24
は、フューエルタンク10の天井部10Bを貫通し、フ
ューエルタンク10の上方で略水平方向へ屈曲されてい
る。この吐出パイプ24には、フューエルパイプ26が
フレキシブルホース28で連結されており、このフレキ
シブルホース28によって、吐出パイプ24の管壁を伝
わってくるフューエルポンプ12の脈動を遮断するよう
になっている。
【0011】なお、フューエルタンク10の天井部10
Bからは、フューエルタンクリード線30が出ており、
フューエルタンク10の外部に設けられた制御装置に接
続されている。
【0012】図2に示される如く、フューエルパイプ2
6の内面には、気体層形成手段としての超撥水性メッキ
30が施されており、フューエルパイプ26内に燃料2
2と気体、例えば空気が存在する場合には、燃料22が
超撥水性メッキ30によって撥水され、燃料22とフュ
ーエルパイプ内面の間に空気の層32が形成されるよう
になっている。
【0013】図3に示される如く、本実施例のエンジン
40はシリンダ内に燃料22を高圧で噴射する所謂、筒
内噴射エンジンとされており、フューエルパイプ26に
よって送られた空気は、エンジン40によって駆動され
る高圧ポンプ42によって圧縮されるようになってい
る。なお、図3の符号44はインテークマニホールドを
示しており、符号46はインジェクタを示している。
【0014】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例のフューエルパイプの騒音低減装置では、燃料
22がフューエルタンク10内からフューエルポンプ1
2によってフューエルパイプ26を介してエンジン40
に供給されるまでの途中のフューエルポンプ12におい
て、エアブレンドパイプ18を介してフューエルポンプ
12内に吸引された空気が、フューエルパイプ26内に
少量供給される。
【0015】フューエルパイプ26内に供給された空気
は、フューエルパイプ26の内面に施された超撥水性メ
ッキ30によって、フューエルパイプ26の内面から剥
離され燃料22とフューエルパイプ26の内面との間に
介在し、空気の層32を形成する。このため、この空気
の層32によってフューエルパイプ26の内面と燃料2
2との摺動を低減することができるとともに、燃料22
の脈動が空気の層32の圧縮により吸収され、フューエ
ルパイプ26に伝わる振動が軽減される。従って、フュ
ーエルパイプ26で発生する騒音を充分に低減すること
ができる。
【0016】また、本実施例では、フューエルパイプ2
6を介して送られた空気は、エンジン40により駆動さ
れる高圧ポンプ42によって圧縮されるため、ほとんど
体積が無くなり、筒内照射に支障をきたすことはない。
【0017】なお、高圧ポンプを持たない、例えばキャ
ブレタ方式のエンジンでは、フューエルパイプによって
送られた気体は、フロート室内で自然に分離されるため
問題ない。
【0018】また、図4に示される如く、エレクトロニ
ックフューエルインジェクション方式、所謂EFI方式
のエンジン50では、図5に示される如く、インジェク
タ52を取付けるデリバリパイプ54の高い位置54A
にリターン取出口56を設け、図4に示される如く、こ
のリターン取出口56に、リターンホース58を介して
リターンパイプ60を連結する。これによって、フュー
エルパイプ26によって送られた気体は、リターンホー
ス58によってフューエルタンクに戻されるため問題な
い。
【0019】次に、本発明の第2実施例のフューエルパ
イプの騒音低減装置について図6〜図8に従って説明す
る。
【0020】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】図6、図7(A)及び図7(B)に示され
る如く、本実施例では、フューエルパイプ26の内面の
気体層形成手段として、超撥水性メッキに代えて、フュ
ーエルパイプ26の上側に、フューエルパイプ26の軸
方向に所定の間隔を開けて凹部64をプレス加工等によ
って形成されている。
【0022】これによって、図8に示される如く、フュ
ーエルパイプ26に気体の混入した燃料22が供給され
た場合には、燃料22の流れ方向(図8の矢印F方向)
に対して凹部64の上流側(図8の右側)に気泡66が
たまって、フューエルパイプ26が多少傾斜していて
も、フューエルパイプ26の内面と燃料22との間に、
フューエルパイプ26の軸方向に沿って気泡66の列が
できる。
【0023】従って、この気泡66の列によって、フュ
ーエルパイプ26の内面と燃料22との摺動を低減する
ことができるとともに、燃料22の脈動が気泡66の圧
縮により吸収され、フューエルパイプ26に伝わる振動
が軽減されるため、フューエルパイプ26で発生する騒
音を充分に低減することができる。
【0024】なお、上記各実施例では、気体供給手段と
してエアブレンドパイプ18を用い、フューエルポンプ
12によって空気をフューエルパイプ26内に供給した
が、これに代えて、別の気体供給手段によって、フュー
エルパイプ26内に空気を供給しても良く。空気に代え
て、他の気体をフューエルパイプ26内に供給しても良
い。
【0025】また、上記各実施例では、気体層形成手段
としての超撥水性メッキ30又はフューエルパイプ26
の上側に設けた凹部64によって、燃料とフューエルパ
イプ内面の間に気体の層を形成したが、気体層形成手段
はこれらに限定されず、超撥水性塗装、フューエルパイ
プ26の内面に設けた凸凹等の他の気体層形成手段によ
って、燃料とフューエルパイプ内面の間に気体の層を形
成しても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明のフューエルパイプの騒音低減装
置は、燃料がフューエルタンク内からフューエルパイプ
を介してエンジンに供給されるまでの途中でフューエル
パイプ内に気体を供給する気体供給手段と、フューエル
パイプ内で燃料とフューエルパイプ内面の間に気体の層
を形成させる気体層形成手段と、を備えた構成としたの
で、フューエルパイプで発生する騒音を充分に低減する
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るフューエルパイプの
騒音低減装置を示す概略断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るフューエルパイプの
騒音低減装置が適用された筒内噴射エンジンを示す概略
側面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るフューエルパイプの
騒音低減装置が適用されたエレクトロニックフューエル
インジェクション方式のエンジンを示す概略側面図であ
る。
【図5】図4の5−5線部分断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るフューエルパイプの
騒音低減装置のフューエルパイプを示す斜視図である。
【図7】(A)は図6のA−A線断面図であり、(B)
は図6のB−B線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】従来例に係るフューエルパイプの騒音低減装置
のフューエルパイプを示す断面図である。
【符号の説明】
10 フューエルタンク 12 フューエルポンプ 18 エアブレンドパイプ(気体供給手段) 22 燃料 26 フューエルパイプ 30 超撥水性メッキ(気体層形成手段) 32 空気の層(気体の層) 40 エンジン 46 凹部(気体層形成手段) 66 気泡(気体の層)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料がフューエルタンク内からフューエ
    ルパイプを介してエンジンに供給されるまでの途中でフ
    ューエルパイプ内に気体を供給する気体供給手段と、フ
    ューエルパイプ内で燃料とフューエルパイプ内面の間に
    気体の層を形成させる気体層形成手段と、を備えたこと
    を特徴とするフューエルパイプの騒音低減装置。
JP4224356A 1992-08-24 1992-08-24 フューエルパイプの騒音低減装置 Pending JPH0674117A (ja)

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JP4224356A JPH0674117A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 フューエルパイプの騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4224356A JPH0674117A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 フューエルパイプの騒音低減装置

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JPH0674117A true JPH0674117A (ja) 1994-03-15

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ID=16812483

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JP4224356A Pending JPH0674117A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 フューエルパイプの騒音低減装置

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JP (1) JPH0674117A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148185A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポンププラントの振動防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10148185A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ポンププラントの振動防止装置

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