JPH05312114A - 車両用蒸発燃料回収装置 - Google Patents

車両用蒸発燃料回収装置

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Publication number
JPH05312114A
JPH05312114A JP11774592A JP11774592A JPH05312114A JP H05312114 A JPH05312114 A JP H05312114A JP 11774592 A JP11774592 A JP 11774592A JP 11774592 A JP11774592 A JP 11774592A JP H05312114 A JPH05312114 A JP H05312114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve
chamber
condensed
canister
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11774592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Noguchi
周作 野口
Hideo Watanabe
秀夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11774592A priority Critical patent/JPH05312114A/ja
Publication of JPH05312114A publication Critical patent/JPH05312114A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 キャニスタCの底部に凝縮燃料を貯溜するチ
ャンバ18を設ける。エンジンからの燃料リターン通路
に介設したエゼクタ部等から成る吸引手段21にチャン
バ18を連通路22を介して接続する。連通路22に、
チャンバ18内の凝縮燃料が所定量を越えたとき開くフ
ロート弁等のバルブ手段23と、その下流側に逆止弁2
4とを介設する。チャンバ18内の凝縮燃料が所定量以
下のときはバルブ手段23が閉じて凝縮燃料の吸い出し
が停止される。 【効果】 凝縮燃料を気泡の混入を生ずることなく吸い
出して燃料タンクに戻すことができ、凝縮燃料をキャビ
テーションのおそれなく有効利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に搭載
される燃料タンクからの蒸発燃料を回収する車両用蒸発
燃料の回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンク内の蒸発燃料をキャニ
スタに導いてこれに吸着させ、エンジン運転時にキャニ
スタからエンジンの吸気系に蒸発燃料をパージするよう
にしたものは知られている。また、キャニスタ内で蒸発
燃料が凝縮して液化することがあり、凝縮した燃料を燃
料タンクに回収し得るように、キャニスタとして底部に
凝縮燃料を貯溜するチャンバを有する所謂クローズドボ
トム型のキャニスタを用いると共に、エンジンのフュー
エルインジェクタに対する燃料配管の戻り管路にエゼク
タ部を介設し、キャニスタのチャンバをエゼクタ部から
の逆流を防止する逆止弁を介してエゼクタ部に接続し
て、エゼクタ部をチャンバから凝縮燃料を吸い出す吸引
手段に構成し、凝縮燃料をインジェクタからの還流燃料
と共に燃料タンクに戻すようにしたものも知られている
(特開昭62−195448号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く吸引手段に
よりチャンバから凝縮燃料を吸い出すと、凝縮燃料と共
にキャニスタ内の空気や燃料蒸気が吸い出される可能性
があり、かくするときは燃料タンクに気泡の混入した燃
料が戻されて、エンジン側に供給する燃料に気泡が混入
し易くなる不具合がある。本発明は、以上の点に鑑み、
キャニスタのチャンバから凝縮燃料のみを吸い出せるよ
うにした装置を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、凝縮した燃料を貯溜するチャンバを有するキ
ャニスタと、該チャンバ内の凝縮燃料を吸い出して燃料
タンクに戻す吸引手続とを備える車両用の蒸発燃料回収
装置において、前記チャンバと前記吸引手段とを結ぶ連
通路に、チャンバ内の凝縮燃料が所定量を越えたときに
開くバルブ手段と、該バルブ手段の下流側に位置させて
吸引手段側からの逆流を阻止する逆止弁とを設けたこと
を特徴とする。この場合、前記バルブ手段を前記チャン
バの底部に設けた弁座と、該弁座に着座するフロートと
から成るフロート弁で構成し、該弁座に前記逆止弁用の
弁座部を一体に成形することが望ましい。
【0005】
【作用】チャンバ内の凝縮燃料の吸い出しでこれが所定
量以下になるとバルブ手段が閉じられて燃料の吸い出し
が中止され、かくて前記所定量を空気を吸わない程度の
量に設定しておけば、吸い出される燃料に気泡が混入す
ることはない。また、上記の如くバルブ手段をフロート
弁で構成して、フロート弁の弁座に逆止弁用の弁座部を
一体に成形すれば、部品点数が削減されると共に、フロ
ート弁と逆止弁との間の距離が短くなって、チャンバ内
の凝縮燃料が少なくなったときフロート弁が逆止弁を介
して作用する吸引手段の吸引力により応答性良く閉じら
れ、空気の吸い出しが一層効果的に防止される。
【0006】
【実施例】図1を参照して、1はエンジンEの吸気通
路、2は排気通路であり、吸気通路1にスロットル弁4
を内蔵するスロットルボディ3を接続すると共に、吸気
通路1の下流部にフューエルインジェクタ5を接続し、
燃料タンクTから燃料ポンプ6を介して供給される燃料
をインジェクタ5から吸気通路1に噴射させるように
し、吸気負圧Pbを検出するセンサ7や、エンジン回転
数Neを検出するセンサ8や、排気ガス中の酸素濃度O
2を検出するセンサ9や、スロットル弁の開度θthを
検出するセンサ10からの信号を入力する電子制御回路
(以下ECUと記す)11によりエンジンの運転状態に
応じてインジェクタ5からの燃料噴射量を制御するよう
にした。
【0007】燃料タンクTの上部空間はベーパ通路12
を介してキャニスタCに接続されており、ベーパ通路1
2に2方向弁13を介設して、タンク内圧が上昇したと
きは燃料タンクT内の蒸発燃料をキャニスタCに導入し
てキャニスタC内の活性炭等から成る吸着層14に吸着
させ、タンク内圧が低下したときは空気や蒸発燃料をキ
ャニスタCから燃料タンクTに導入するようにし、更
に、キャニスタCにエンジンEの吸気通路1に連なるパ
ージ通路15を接続し、該パージ通路15にECU11
によって制御されるパージ制御弁16を介設して、エン
ジンの運転状態に応じて蒸発燃料をキャニスタCから吸
気通路1にパージするようにした。尚、ECU11に
は、パージ通路15に介設したセンサ17で検出される
パージ流量Qの信号が入力されている。
【0008】キャニスタCは、その底部に凝縮燃料を貯
溜するチャンバ18を有するクローズドボトム型に構成
されており、一方、インジェクタ5からの余剰燃料を燃
料タンクTに還流する戻し管路19の途中に、該管路1
9の上流部からの燃料を噴射するノズル20を内蔵する
エゼクタ部21を介設し、該エゼクタ部21に前記チャ
ンバ18を連通路22を介して接続して、ノズル20か
らの燃料噴射によって生ずるエゼクタ効果によりチャン
バ18から凝縮燃料を吸い出し、凝縮燃料をインジェク
タ5からの還流燃料と共に燃料タンクTに戻すようにし
た。尚、燃料タンクTに挿入される戻し管路19の下流
端はタンク内壁面に接しており、これによれば還流燃料
がタンク内壁面を伝って流下し、燃料タンクT内の液面
の還流燃料による泡立ちが抑制される。図中25はキャ
ニスタCの頂部に開設した大気開放口である。
【0009】前記連通路22には、チャンバ18内の凝
縮燃料が所定量を越えたときに開くバルブ手段23と、
その下流側に位置させてエゼクタ部21側からの燃料の
逆流を阻止する逆止弁24とが介設されており、これを
図2を参照して詳述するに、バルブ手段23は、連通路
22の上流端となるチャンバ18の底部に設けた弁座2
3aと、弁座23aに着座して弁孔23bを閉塞するフ
ロート23cとから成るフロート弁で構成されており、
また、前記逆止弁24は前記弁座23aの下面に一体成
形した逆止弁用の弁座部に当接して弁孔23bを下方か
ら閉塞すべくばね24aで上方に付勢されており、フロ
ート弁の弁座23aを逆止弁24の弁座に共用してい
る。かくて、チャンバ18内の凝縮燃料が所定量を越え
ればフロート23cが浮上って弁孔23bがチャンバ1
8に連通し、この状態でエゼクタ部21でのエゼクタ効
果による吸引負圧が作用して逆止弁24がばね24aに
抗して開弁すると、チャンバ18内の凝縮燃料が吸い出
される。そして、この吸い出しによって凝縮燃料が所定
量以下になればフロート23cが弁座23aに着座して
燃料の吸い出しが中止され、凝縮燃料と共にキャニスタ
C内の空気や燃料蒸気が吸い出されることが防止され
る。また、フロート弁23と逆止弁24とで弁座23a
を共用することにより両弁23、24間の距離が短くな
るため、チャンバ18内の凝縮燃料が少なくなると逆止
弁24を介して作用する吸引負圧によりフロート弁23
が応答性良く閉じられ、空気の吸い出しが一層効果的に
防止される。上記弁座23aは各弁23、24のシール
性を向上させるため弾性材で形成することが望ましい。
【0010】尚、上記実施例ではチャンバ18からの燃
料の吸引手段をインジェクタ5に対する燃料配管の戻し
管路19に介設したエゼクタ部21で構成したが、これ
に限るものではなく、例えばチャンバ18を燃料ポンプ
6の吸込み側に接続して該ポンプ6を吸引手段に兼用し
ても良い。また、上記実施例ではバルブ手段23をフロ
ート弁で構成したが、チャンバ18内の液面レベルを検
出するフロートスイッチに連動する電磁弁でバルブ手段
を構成することも可能である。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、キャニスタで凝縮した燃料をキャニ
スタのチャンバから気泡の混入を生ずることなく吸い出
して燃料タンクに戻すことができ、凝縮燃料をキャビテ
ーションのおそれなく有効利用でき、更に請求項2の発
明によれば、チャンバからの空気の吸い出しを一層効果
的に防止できると共に構造の簡素化を図れる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例の系統図
【図2】 その要部の拡大断面図
【符号の説明】
C キャニスタ T 燃料タンク 18 チャンバ 21 エゼクタ部(吸引手段) 22 連通路 23 バルブ手段 23a 弁座 23c フロート 24 逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮した燃料を貯溜するチャンバを有す
    るキャニスタと、該チャンバ内の凝縮燃料を吸い出して
    燃料タンクに戻す吸引手段とを備える車両用の蒸発燃料
    回収装置において、前記チャンバと前記吸引手段とを結
    ぶ連通路に、チャンバ内の凝縮燃料が所定量を越えたと
    きに開くバルブ手段と、該バルブ手段の下流側に位置さ
    せて吸引手段側からの逆流を阻止する逆止弁とを設けた
    ことを特徴とする車両用蒸発燃料回収装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブ手段は、前記チャンバの底部
    に設けた弁座と、該弁座に着座するフロートとから成る
    フロート弁で構成され、該弁座に前記逆止弁用の弁座部
    を一体に成形したことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用蒸発燃料回収装置。
JP11774592A 1992-05-11 1992-05-11 車両用蒸発燃料回収装置 Pending JPH05312114A (ja)

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JP11774592A JPH05312114A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 車両用蒸発燃料回収装置

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JPH05312114A true JPH05312114A (ja) 1993-11-22

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ID=14719263

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JP (1) JPH05312114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270666A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Aisan Ind Co Ltd 蒸発燃料処理装置
US8448629B2 (en) 2009-05-18 2013-05-28 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor processing apparatus
US11639702B2 (en) * 2021-06-30 2023-05-02 Hyundai Motor Company Fuel evaporation gas treatment system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8448629B2 (en) 2009-05-18 2013-05-28 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor processing apparatus
JP2010270666A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Aisan Ind Co Ltd 蒸発燃料処理装置
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