JP3358788B2 - 計器ハウジングの防塵構造 - Google Patents

計器ハウジングの防塵構造

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JP3358788B2
JP3358788B2 JP01723697A JP1723697A JP3358788B2 JP 3358788 B2 JP3358788 B2 JP 3358788B2 JP 01723697 A JP01723697 A JP 01723697A JP 1723697 A JP1723697 A JP 1723697A JP 3358788 B2 JP3358788 B2 JP 3358788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
用計器類におけるハウジングの防塵構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に計器ハウジングは、図3に示すよ
うに速度計、回転計などの指示計器1を収納した前面が
開口された合成樹脂性の下ケース2と、この下ケース2
と指示計器1との隙間を覆い隠す見返し板3と、この見
返し板3の前面開口部側を覆うアクリル樹脂からなる透
視板4とで構成される。
【0003】この計器ハウジングの防塵構造は、下ケー
ス2の開口端に見返し板3を、この見返し板3の前面開
口部側に見返し板3の先端部5外側を囲むように側壁7
を設けた透視板4をそれぞれ配設するが、図3に示す見
返し板3のように一方の高さだけが高い場合剛性が無
く、見返し板3と透視板4とを接触させておくと振動が
加わった時や取扱い上において、きしみや削れ粉が発生
することがあるため、見返し板3と透視板4との合わせ
部には隙間を設けてある。また、自動車などの計器類は
一般に指示計器1の表示面6が略垂直となる様に車体側
に取り付けられるが、この状態で特に計器ハウジングの
上側に浮遊する塵埃が見返し板3の上面(壁面)に落ち
て、この上面を伝って前記隙間から計器ハウジング内に
入り込まないように、透視板4に設けた側壁7の端縁に
沿って突出する防塵リブ8を塵埃が入り込みやすい箇所
に対応する見返し板3に設けてある。この様な構造例と
して実開昭60−59918号がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例においては、見返し板3の上面を伝って侵入する塵埃
を防ぐには良好であるが、透視板4の側壁7端縁と防塵
リブ8との間に隙間があることにより、ここから侵入し
た塵埃が見返し板3の先端部5壁面を伝うようにして計
器ハウジング内に入り込み、透視板4の内面9や指示計
器1の表示面6に付着して外観を損ねたり、指示計器1
の視認性に影響を及ぼすということがあった。
【0005】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、塵埃が計器ハウジング内に入り込み外観を損ねた
り、指示計器の視認性に影響を及ぼしにくい計器ハウジ
ングの防塵構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、指示計器を収納するケーシングと、このケー
シングの前面開口部を覆う透視板とを備えた計器ハウジ
ングであって、前記透視板にはケーシング前面開口部の
先端部外側を囲むように側壁を設け、少なくともケーシ
ング上側に位置する前記側壁の端縁よりケーシングの前
面開口部側に位置し前記側壁に向かってケーシングから
突出する障壁を前記ケーシングと一体に設けたものであ
る。
【0007】また本発明は、指示計器を収納するケーシ
ングと、このケーシングの前面開口部を覆う透視板とを
備えた計器ハウジングであって、前記透視板にはケーシ
ング前面開口部の先端部外側を囲むように側壁を設け、
少なくともケーシング上側に位置する前記側壁の端縁よ
りケーシングの前面開口部側に位置し前記側壁に向かっ
てケーシングから突出する障壁と、前記側壁の端縁に沿
ってケーシングから突出する防塵リブとを前記ケーシン
グと一体に設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】指示計器を収納するケーシング
と、このケーシングの前面開口部を覆う透視板とを備え
た計器ハウジングであって、前記透視板にはケーシング
前面開口部の先端部外側を囲むように側壁を設け、少な
くともケーシング上側に位置する前記側壁の端縁よりケ
ーシングの前面開口部側に位置し前記側壁に向かってケ
ーシングから突出する障壁を前記ケーシングと一体に設
けたことにより塵埃が計器ハウジング内に入りにくくな
る。
【0009】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明するが、各実
施例では下ケース2と見返し板3とによりケーシングを
構成する。図1は本発明の第1実施例を示し、計器ハウ
ジングは速度計、回転計などの指示計器1を収納した前
面が開口された合成樹脂性の下ケース2と、この下ケー
ス2と指示計器1との隙間を覆い隠す見返し板3と、こ
の見返し板3の前面開口部側を覆うアクリル樹脂からな
る透視板4とで構成される。そして透視板4、見返し板
3、下ケース2のそれぞれの固定は、図示しないが計器
ハウジングの周縁部に設けた複数の係止部と係合部との
係着、あるいはビス止めなどによって行われている。
【0010】この計器ハウジングの防塵構造は、下ケー
ス2の開口端に見返し板3を配設し、この見返し板3の
前面開口部側に配設した透視板4には、見返し板3前面
開口部の先端部5外側を囲むように側壁7を設ける。こ
の見返し板3と透視板4との合わせ部には従来例と同様
に隙間を設けてある。そして計器類を車体側に取り付け
た際、特に塵埃が入りやすい計器ハウジングの上側であ
って、前記側壁7の端縁より見返し板3の前面開口部側
に位置し側壁7に向かって突出する障壁10を見返し板
3の周壁に一体に設ける。
【0011】この様に構成された計器ハウジングの防塵
構造においては、計器類を車体側に取り付けた状態で計
器ハウジングの上側に浮遊する塵埃が見返し板3の上面
(壁面)に落ちてきても上側に隙間がないため、従来構
造のような塵埃の侵入が防げ、さらに見返し板3の上面
を伝って計器ハウジング内に入り込もうとしても障壁1
0があり、この障壁10を乗り越えて塵埃がさらに計器
ハウジング内に入り込んで透視板4の内面9や指示計器
1の表示面6に付着して外観を損ねたり、指示計器1の
視認性に影響を及ぼすということはほとんどなくなる。
【0012】図2は本発明の第2実施例を示し、計器ハ
ウジングの構成は前記第1実施例と同様である。本実施
例の計器ハウジングの防塵構造は、下ケース2の開口端
に見返し板3を配設し、この見返し板3の前面開口側に
配設した透視板4には、見返し板3前面開口部の先端部
5外側を囲むように側壁7を設ける。そして計器類を車
体側に取り付けた際、特に塵埃が入りやすい計器ハウジ
ングの上側であって、前記側壁7の端縁より見返し板3
の前面開口部側に位置し側壁7に向かって突出する障壁
10と、前記側壁7の端縁に沿って突出する防塵リブ8
とを見返し板3の周壁に一体に設ける。
【0013】この様に構成された計器ハウジングの防塵
構造においては、計器類を車体側に取り付けた状態で計
器ハウジングの上側に浮遊する塵埃が見返し板3の上面
(壁面)に落ちて、この上面を伝って計器ハウジング内
に入り込もうとしても透視板4に設けた側壁7の端縁に
沿って見返し板3から突出する防塵リブ8によって塵埃
の侵入が阻止されるとともに、前記第1実施例に比して
さらに側壁7の端縁側からの浮遊塵埃の直接侵入も阻止
される。また、側壁7の端縁と防塵リブ8との隙間より
塵埃が侵入し、防塵リブ8と障壁10との間の空間まで
入ったとしても障壁10を乗り越えて塵埃がさらに計器
ハウジング内に入り込んで透視板4の内面9や指示計器
1の表示面6に付着して外観を損ねたり、指示計器1の
視認性に影響を及ぼすということはほとんどない。
【0014】なお、前記実施例においては障壁10ある
いは防塵リブ8を塵埃が侵入しやすい見返し板3の一部
周壁に設けたが、全周に設けるようにしても良い。ま
た、障壁10は側壁7の端縁より見返し板3の前面開口
部側であればどの位置でも良いし、個数も1個に限らず
複数設けても良く、またそうすることによって塵埃はい
っそう入りにくくなる。また、本実施例においては見返
し板3を用いたが、見返し板3を廃止して下ケース2と
透視板4とで同様な構造をとっても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明はこの様に、指示計器を収納する
ケーシングと、このケーシングの前面開口部を覆う透視
板とを備えた計器ハウジングであって、前記透視板には
ケーシング前面開口部の先端部外側を囲むように側壁を
設け、少なくともケーシング上側に位置する前記側壁の
端縁よりケーシングの前面開口部側に位置し前記側壁に
向かってケーシングから突出する障壁を前記ケーシング
と一体に設けたことにより、塵埃がケーシングの上面を
伝って計器ハウジング内に入り込もうとしても障壁があ
り、この障壁を乗り越えて塵埃がさらに計器ハウジング
内に入り込んで透視板の内面や指示計器の表示面に付着
して外観を損ねたり、指示計器の視認性に影響を及ぼす
ということはほとんどなくなる。
【0016】また本発明は、指示計器を収納するケーシ
ングと、このケーシングの前面開口部を覆う透視板とを
備えた計器ハウジングであって、前記透視板にはケーシ
ング前面開口部の先端部外側を囲むように側壁を設け、
少なくともケーシング上側に位置する前記側壁の端縁よ
りケーシングの前面開口部側に位置し前記側壁に向かっ
てケーシングから突出する障壁と、前記側壁の端縁に沿
ってケーシングから突出する防塵リブとを前記ケーシン
グと一体に設けたことにより、塵埃がケーシングの上面
を伝って計器ハウジング内に入り込もうとしても透視板
に設けた側壁の端縁に沿ってケーシングから突出する防
塵リブによって塵埃の侵入が阻止される。また、側壁の
端縁と防塵リブとの隙間より塵埃が侵入し、防塵リブと
障壁との間の空間まで入ったとしても障壁を乗り越えて
塵埃がさらに計器ハウジング内に入り込んで透視板の内
面や指示計器の表示面に付着して外観を損ねたり、指示
計器の視認性に影響を及ぼすということはほとんどな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の計器ハウジングの防塵構
造を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施例の計器ハウジングの防塵構
造を示す断面図。
【図3】従来例の計器ハウジングの防塵構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1 指示計器 2 下ケース(ケーシング) 3 見返し板(ケーシング) 4 透視板 5 先端部 7 側壁 8 防塵リブ 10 障壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示計器を収納するケーシングと、この
    ケーシングの前面開口部を覆う透視板とを備えた計器ハ
    ウジングであって、前記透視板にはケーシング前面開口
    部の先端部外側を囲むように側壁を設け、少なくともケ
    ーシング上側に位置する前記側壁の端縁よりケーシング
    の前面開口部側に位置し前記側壁に向かってケーシング
    から突出する障壁を前記ケーシングと一体に設けたこと
    を特徴とする計器ハウジングの防塵構造。
  2. 【請求項2】 指示計器を収納するケーシングと、この
    ケーシングの前面開口部を覆う透視板とを備えた計器ハ
    ウジングであって、前記透視板にはケーシング前面開口
    部の先端部外側を囲むように側壁を設け、少なくともケ
    ーシング上側に位置する前記側壁の端縁よりケーシング
    の前面開口部側に位置し前記側壁に向かってケーシング
    から突出する障壁と、前記側壁の端縁に沿ってケーシン
    グから突出する防塵リブとを前記ケーシングと一体に設
    けたことを特徴とする計器ハウジングの防塵構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6027318U (ja) * 1983-07-31 1985-02-23 日本精機株式会社 計器ハウジング
JPH0631370Y2 (ja) * 1988-01-11 1994-08-22 本田技研工業株式会社 車両用計器のカバーガラス

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