JPH0631370Y2 - 車両用計器のカバーガラス - Google Patents

車両用計器のカバーガラス

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JPH0631370Y2
JPH0631370Y2 JP1988001173U JP117388U JPH0631370Y2 JP H0631370 Y2 JPH0631370 Y2 JP H0631370Y2 JP 1988001173 U JP1988001173 U JP 1988001173U JP 117388 U JP117388 U JP 117388U JP H0631370 Y2 JPH0631370 Y2 JP H0631370Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
vertical wall
cover glass
wall portion
dial
light
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988001173U
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English (en)
Other versions
JPH01105816U (ja
Inventor
利樹 小川
幸夫 宮丸
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種車両用の計器に関し、特にこのような計器
において文字板を覆って取付けられる透明なカバーガラ
スに関するものである。
従来技術 第1図は従来一般の車両用計器を示す断面図である。こ
の計器Mは車体に装着されたメータパネルPに嵌め込ま
れており、ハウジング1内に指針駆動機構2を内蔵し、
該駆動機構2によりスピンドル3を介して指針4が駆動
される。ハウジング1の上方開口部に文字板5が設けら
れており、前記スピンドル3は文字板5を貫通して上方
に突出している。指針4は文字板5の上面に沿って回転
し該文字板5上に印刷等により表示された目盛を指示す
る。
文字板5の上方は透明なカバーガラス6で覆われてお
り、該カバーガラス6を通して文字板5上の目盛,文字
等ならびに前記指針4を見得るようになっているが、カ
バーガラス5の周縁部はハウジング1の上部周面まで延
びて該周面に密着し、文字板5の上面およびハウジング
1の内部に塵埃,水分等が侵入するのを防止している。
このような計器において、カバーガラス6の上面をメー
タパネルPの上面と面一にするために、図示のように、
カバーガラス6の周縁部に文字板5に対してほぼ直角方
向に立上った縦壁部分7を設けたものがある。またこの
カバーガラス6に例えば青色等の着色を施して美観を高
め、商品性の向上を図ったものがある。
考案が解決しようとする問題点 しかし前記のように縦壁部分7を有するカバーガラス6
に着色を施した場合、特に文字板5の色が暗色の場合に
は、上記縦壁部分7が黒っぽく見えて、カバーガラス6
全体を一様に着色して美観の向上を図った意味がなくな
る。これは外部から縦壁部分7に入射した光が該縦壁部
分7を通して充分に反射して来ないためである。
これに対処するために、文字板5の前記縦壁部分7に対
応する部分を白色に近い色に塗装することが考えられる
が、塗装または印刷の工程が増しコスト,作業性の面で
不利である。
問題点を解決するための手段および作用 またこのような不具合を解消するために、実公昭58-301
80号公報に記載したように、カバーガラスの縦壁部分の
文字板に対向した面を平面とし、該対向平面と文字板表
面とに空隙部を形成したものがあるが、このようなもの
では、カバーガラスの縦壁部分を通過する光の大部分は
該カバーガラスの正面から入射した光であり、該縦壁部
分の内側面から入射する光は少ないので、該縦壁部分を
通過する光は、該縦壁部分に沿った方向の指向性を有し
ている。従ってこのようなものでは、カバーガラスの縦
壁部分に入射し、該縦壁部分を通過して文字板に対し直
角方向に指向する指向性の高い光は、文字板に対向する
面に対する臨界角より小さい角度で、縦壁部分の文字に
対向する面に照射され、文字板に向って出射する光が多
くなって、縦壁部分の文字板に対向する面で反射してか
ら、縦壁部分を逆方向へ通過してカバーガラスの前面よ
り出射る光が少なくなり、縦壁部分が黒っぽく見えると
いう現象を避けることができなかった。
問題点を解決するための手段および作用 本考案は、このような難点を克服した車両用計器のカバ
ーガラスの改良に係り、車両用計器の文字板を覆う透明
なカバーガラスで、周縁部に前記文字板に対してほぼ直
角方向に立上った縦壁部分を有するものにおいて、該縦
壁部分から外方へ外れた外周部分を形成し、全体を着色
するとともに、前記縦壁部分および外周部分の前記文字
板に対向する面を粗面に形成し、該カバーガラスの粗面
を空気に露出させたことを特徴とするものである。
本考案は前記したように構成されているので、外部から
縦壁部分に入射し、該縦壁部分に沿って文字板の方へ進
んだ光の大部分は、文字板に対し直角に近い方向の光で
あり、しかも文字板に対し直角に近い方向の光は、カバ
ーガラスの縦壁部分および外周部分の文字板に対向する
カバーガラスの粗面によって全反射され、前記縦壁部分
を逆方向に進んでカバーガラスの上面より外部へ出射さ
れる。
従って前記縦壁部分は、前記粗面でもって全反射された
反射光により、カバーガラスに施された本来の着色と同
じような色を呈し、該縦壁部分が他の部分に比較して、
特に黒っぽく見えるということはない。
実施例 第3図はスクータ用のスピードメータに本考案を適用し
た一実施例を示し、8はスクータのステアリングヘッド
である。このステアリングヘッド8の上端に、後方の運
転者へ向けてメータパネルPが装着されており、該メー
タパネルPにスピードメータMが嵌着されている。スピ
ードメータMの基本構造は前記第1図の計器Mと同一で
あり、ハウジング1,文字板5およびカバーガラス6を
備え、カバーガラス6には縦壁部分7が設けられてい
る。
第4図は文字板5の上面を示し、速度を表示する速度目
盛9と、燃料の量を示す燃料目盛10とが、設けられてお
り、図示していない指針がこれらの目盛の該当部を指示
するようになっている。これらの目盛9,10はこれに付
随する文字等とともに文字板5上に例えば印刷によって
表示されている。最外側の線aはメータパネルPの内縁
を示し、その内側の点線bは縦壁部分7の内縁位置を示
す。
第2図は第3図のA部分を拡大して示した断面図であ
る。カバーガラス6は例えば青く着色されており、これ
を通して文字板5の板面を見た時に全体として優雅な美
観を呈するようにしてある。しかし第2図に6aで示し
たカバーガラス6の中央部分すなわち第4図において点
線bで囲まれた部分においては、文字板5からの反射光
がカバーガラス6の比較的薄い肉厚部分を透過して来る
のに対し、縦壁部分7においては文字板5からの反射光
が縦壁部分7に沿った比較的厚い肉厚部分を透過して来
るので、該反射光の強さが弱くなり、縦壁部分7すなわ
ち第4図において実線aと点線bとの間の部分は暗く見
える。従って本考案においては第2図に示すように、縦
壁部分7の文字板5と対向する対向面11を粗面に形成し
てある。このようにすれば、縦壁部分7に外部から入射
した入射光iが上記粗面となされた対向面11において全
反射し、該入射光iの大部分が反射光rとして縦壁部分
7の上面から外部に放散されることとなるので、縦壁部
分7の上面が中央部分6aに比較して特に暗くなること
がなく、カバーガラス6の上面全体が一様な色合を呈
し、美観が向上する。
また、本実施例においては、縦壁部分から外方へ外れた
外周部分12の文字板5に対向する対向面部分11aも粗面
に形成されているので、この対向面部分11aで全反射し
た光の一部も縦壁部分7に入り、縦壁部分7を通過して
外部に達し、従って縦壁部分7の上面はさらに明るくな
り、カバーガラス6の中央部分6aの明るさとの差がさ
らに補償される。前述のようにカバーガラス6の成型金
型の対応部分に予め粗面を形成しておくことにより、あ
るいは対向面11をスリガラスのように砂で食刻すること
により極めて簡単に得ることができる。
考案の効果 以上の通り、本考案においては、車両用計器の文字板を
覆う透明なカバーガラスで、周縁部に前記文字板に対し
てほぼ直角方向に立上がった縦壁部分を有するものにお
いて、該縦壁部分から外方へ外れた外周部分を形成し、
全体を着色するとともに、前記縦壁部分および外周部分
の前記文字板に対向する面を粗面に形成し、該カバーガ
ラスの粗面を空気に露出させたため、カバーガラスを通
して文字板を見た時に、縦壁部分が他の中央部分に比し
て殆んど暗くなることがなく、カバーガラス全体がその
着色に応じた一様な色合を呈し、美観が向上する。そし
てこの効果は、縦壁部分および該縦壁部分から外方へ外
れた外周部分の文字板に対向する対向面を粗面にすると
いう極めて簡単な手段により、低コストでしかも作業工
程を増さずに得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用計器の一例を示す断面図、第2図
は本考案による車両用計器の要部断面図、第3図は同計
器をスクータに取付けた状態を示す概略側面図、第4図
は同計器の文字板を示す平面図である。 1……ハウジング、2……駆動機構、3……スピンド
ル、4……指針、5……文字板、6……カバーガラス、
7……縦壁部分、8……ステアリングヘッド、9……速
度目盛、10……燃料目盛、11……対向面、12……外周部
分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用計器の文字板を覆う透明なカバーガ
    ラスで、周縁部に前記文字板に対してほぼ直角方向に立
    上った縦壁部分を有するものにおいて、 該縦壁部分から外方へ外れた外周部分を形成し、全体を
    着色するとともに、前記縦壁部分および外周部分の前記
    文字板に対向する面を粗面に形成し、該カバーガラスの
    粗面を空気に露出させたことを特徴とする車両用計器の
    カバーガラス。
JP1988001173U 1988-01-11 1988-01-11 車両用計器のカバーガラス Expired - Lifetime JPH0631370Y2 (ja)

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JP1988001173U JPH0631370Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 車両用計器のカバーガラス

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JPH01105816U JPH01105816U (ja) 1989-07-17
JPH0631370Y2 true JPH0631370Y2 (ja) 1994-08-22

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ID=31200832

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JP1988001173U Expired - Lifetime JPH0631370Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 車両用計器のカバーガラス

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JP3358788B2 (ja) * 1997-01-31 2002-12-24 日本精機株式会社 計器ハウジングの防塵構造

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JPS5317502A (en) * 1976-07-31 1978-02-17 Taiheiyo Eng Selfftravelling frame remoteecontroller
JPS5830180U (ja) * 1981-08-24 1983-02-26 澤藤電機株式会社 冷蔵庫

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JPH01105816U (ja) 1989-07-17

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