JP3160892B2 - ハウジングの防塵構造 - Google Patents

ハウジングの防塵構造

Info

Publication number
JP3160892B2
JP3160892B2 JP34075598A JP34075598A JP3160892B2 JP 3160892 B2 JP3160892 B2 JP 3160892B2 JP 34075598 A JP34075598 A JP 34075598A JP 34075598 A JP34075598 A JP 34075598A JP 3160892 B2 JP3160892 B2 JP 3160892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
see
housing
casing
locking piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP34075598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000161997A (ja
Inventor
昌人 西脇
誠 宮島
孝 福王子
克人 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP34075598A priority Critical patent/JP3160892B2/ja
Publication of JP2000161997A publication Critical patent/JP2000161997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160892B2 publication Critical patent/JP3160892B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載
される表示装置におけるハウジングの防塵構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用表示装置のハウジングは、
速度計やウォーニング表示部などの表示器1を収納した
前面が開口された合成樹脂性の下ケース2と、この下ケ
ース2と表示器1との隙間を覆い隠す合成樹脂性の見返
し板3と、この見返し板3の前面開口部側を覆う透明な
合成樹脂からなる透視板4とで構成され、これらは取り
付け・取り外しの容易性から図5または図6に示される
取付方法が一般的である。すなわち、透視板4周囲の適
宜箇所に、係止部5を設けた複数の係止片6を下ケース
2側に向けて突設し、この係止片6と対応する見返し板
3および下ケース2に係合穴7を有する係合枠8を設け
て、この係合穴7に係止片6を透視板4の中央側に撓ま
せながら挿入して、係止部5を係合枠8の下端に係着さ
せることによって透視板4を見返し板3および下ケース
2に取り付けている。また、図示しないが見返し板3と
下ケース2との取付方法も同様である。
【0003】この様な車両用表示装置におけるハウジン
グの防塵構造は、図7に示す様に下ケース2の開口端に
見返し板3を載置して、前述した如く、見返し板3に設
けた係止部5を下ケース2に設けた係合枠8に係着させ
る。そして、見返し板3の前面開口部側に見返し板3の
先端部9外側を囲むように外枠10を設けた透視板4を
配設するが、見返し板3と透視板4とを接触させておく
と振動が加わった時や取扱い上において、きしみや削れ
粉が発生することがあるため、見返し板3と透視板4と
の合わせ部には隙間S1を設けてある。すると、表示装
置を車両に組み付けるまでの間に隙間S1から塵埃がハ
ウジング内に入ることがある。また、自動車などの表示
装置は一般に表示器1の表示面11が略垂直となる様に
車体側に取り付けられるが、この状態で特にハウジング
の上側に浮遊する塵埃が見返し板3の壁面に落ちて、こ
の壁面を伝って隙間S1からハウジング内に入ることも
ある。この様な状態を低減するために、透視板4に設け
た外枠10の端縁に沿って突出する防塵リブ12を塵埃
が入り込みやすい箇所に対応する見返し板3に設けてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、見返し板3の壁面を伝って侵入する塵
埃を防ぐには良好であるが、透視板4を見返し板3およ
び下ケース2に取り付けるには、前述した如く、透視板
4に設けた係止片6の先端側を撓ませながら見返し板3
および下ケース2の係合穴7に挿入する必要から、係止
片6と見返し板3との間に隙間S2が必要だった。その
ため、この隙間S2から侵入した塵埃が見返し板3と透
視板4との合わせ部の隙間S1からハウジング内に入り
込み、透視板4の内面13や表示器1の表示面11に付
着して外観を損ねたり、表示器1の視認性に影響を及ぼ
すという虞があった。
【0005】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、特にハウジングの係着箇所から塵埃がハウジング内
に入り込み外観を損ねたり、表示器の視認性に影響を及
ぼしにくいハウジングの防塵構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、表示器を収納するケーシングと、このケーシ
ングの前面開口部を覆う透視板とを備えたハウジングで
あって、前記透視板には前記ケーシング前面開口部の先
端部外側を囲むように外枠を設け、この外枠より係止部
を有する係止片を後方に向けて突設し、前記ケーシング
前記係止片より幅広の係合穴を有する係合枠を設け
て、この係合穴に前記係止片を挿入して前記係止部を係
着するとともに、前記係止片の前方に位置する前記外枠
の内壁もしくはこの外枠と対向する前記ケーシングの外
壁に、前記係合枠の幅より広い障壁を設けたものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】表示器1を収納した下ケース2の
開口端に見返し板3を配設し、この見返し板3の前面開
口部側に配設した透視板4には、見返し板3の先端部9
外側を囲むように外枠10を設ける。そして、この外枠
10より係止部5を有する係止片6を下ケース2側に向
けて突設するとともに、係止片6と対応する見返し板3
に係合穴7を有する係合枠8を設けて、係止片6を係合
穴7に挿入して係止部5を係合枠8の下端に係着させ
る。また、係止片6の前方に位置する外枠10の内壁に
は、係合枠8の幅より離れた位置の両側に幅狭のリブR
1を設けるとともに、このリブR1間を繋ぐリブR2を
外枠10の前方側に設けてあり、これらのリブR1,R
2を以て障壁を成している。この様に構成したことによ
り、係止片6と見返し板3との間の隙間S2に塵埃が入
ったとしても、リブR1,R2によってハウジング内に
入ろうとする塵埃が制限され、従って、透視板4の内面
13や表示器1の表示面11に付着して外観を損ねた
り、表示器1の視認性に影響を及ぼすということが少な
くなる。
【0008】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明するが、各実
施例では下ケース2と見返し板3とによりケーシングを
構成する。また、各図において小点の集合部分が障壁を
表す。
【0009】図1〜図4は本発明の第1実施例を示し、
ハウジングは、速度計やウォーニング表示部などの表示
器1を収納した前面が開口された合成樹脂性の下ケース
2と、この下ケース2と表示器1との隙間を覆い隠す合
成樹脂性の見返し板3と、この見返し板3の前面開口部
側を覆う透明な合成樹脂からなる透視板4とで構成され
る。そして、従来例同様に透視板4周囲の適宜箇所に、
係止部5を設けた複数の係止片6を下ケース2側に向け
て突設し、この係止片6と対応する見返し板3および下
ケース2に係合穴7を有する係合枠8を設けて、この係
合穴7に係止片6を透視板4の中央側に撓ませながら挿
入して、係止部5を係合枠8の下端に係着させることに
よって透視板4を見返し板3および下ケース2に取り付
けている。また、図示しないが見返し板3と下ケース2
との取付方法も同様である。なお、係合枠8の幅方向の
内法寸法L1を係止片6の幅L2よりも広くすることに
よって、透視板4の周囲に設けた係止片6を係合枠8の
係合穴7に挿入しやすくしている。
【0010】また、前記係止片6の前方に位置する外枠
10の内壁には図2に示す様に、係合枠8の幅より離れ
た位置の両側に幅狭のリブR1を設けるとともに、この
リブR1間を繋ぐリブR2を外枠10の前方側に設けて
あり、これらのリブR1,R2を以て障壁を成している
(図2において、小点の集合部分が障壁を表すが、外枠
10の内側に設けたものである)。この障壁は図3に示
す如く、見返し板3の外壁に接していることが望ましい
が、必ずしも接している必要はなく、僅かな隙間があっ
ても良い。
【0011】また、係着箇所以外は、従来例と同様に透
視板4に設けた外枠10の端縁に沿って見返し板3より
防塵リブ12を突設させている。この防塵リブ12も外
枠10の端縁に接していることが望ましいが、透視板4
を形成する上で、この外枠10の端縁が金型のパーティ
ングとなり、ここに成型上のバリが出る可能性がある。
すると、このバリと見返し板3に設けた防塵リブ12面
とが擦れてきしみが発生することが考えられるため、本
実施例では図2に示す様に僅かに隙間を設けてある。そ
して防塵リブ12の周囲の適宜箇所に凸部14を設けて
外枠12の端縁と当接させている。本実施例の場合は前
述したリブR1を設けた位置に凸部14を設けたもので
ある。
【0012】この様に構成したことにより、透視板4と
見返し板3あるいは透視板4と下ケース2との係着箇所
に生じる隙間S2に塵埃が入ったとしても、リブR1,
R2によってハウジング内に入ろうとする塵埃が制限さ
れ、従って、透視板4の内面13や表示器1の表示面1
1に付着して外観を損ねたり、表示器1の視認性に影響
を及ぼすということはほとんどなくなる。また、前記障
壁を幅狭のリブ状に設けたことにより、障壁を設けた箇
所であっても透視板4にひけの発生が無く、従って透視
板4の外観を損なうことがない。また、係着部以外から
の塵埃の侵入に対しては従来例と同様に防塵リブ12が
その役目を果たす。また、係止片6の幅L2より広い範
囲で障壁を設けてあるため、係止片6と係合枠8との幅
方向の隙間から塵埃が入ったとしても障壁によってハウ
ジング内までは入りにくく、従って、塵埃が入りにくい
構造で、かつ組み付け作業性の良いハウジング構造を得
ることが出来る。
【0013】なお、前記実施例においては障壁をリブ状
に設けたが、面状に設けても良い。また、防塵リブ12
は見返し板3の全周に設ける必要はなく、塵埃が入り込
みやすい箇所に設ければ良い。また、透視板4に設けた
係止片6を係着させる係合枠8を見返し板3と下ケース
2の両方に設けたが、見返し板3のみに設けても良い。
また、見返し板3を用いたが、見返し板3を廃止して下
ケース2と透視板4とで同様な構造をとっても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明はこの様に、表示器を収納するケ
ーシングと、このケーシングの前面開口部を覆う透視板
とを備えたハウジングであって、前記透視板には前記ケ
ーシング前面開口部の先端部外側を囲むように外枠を設
け、この外枠より係止部を有する係止片を後方に向けて
突設し、前記ケーシングに前記係止片より幅広の係合穴
を有する係合枠を設けて、この係合穴に前記係止片を挿
入して前記係止部を係着するとともに、前記係止片の前
方に位置する前記外枠の内壁もしくはこの外枠と対向す
る前記ケーシングの外壁に、前記係合枠の幅より広い
壁を設けたことにより、透視板とケーシングとの係着箇
所に生じる隙間に塵埃が入ったとしても、障壁によって
ハウジング内に入り込もうとする塵埃が制限され、外観
を損ねたり、表示器の視認性に影響を及ぼすということ
がほとんどなくなる。また、係止片の幅より広い範囲で
障壁を設けてあるため、係止片と係合枠との幅方向の隙
間から塵埃が入ったとしても障壁によってハウジング内
までは入りにくく、従って、塵埃が入りにくい構造で、
かつ組み付け作業性の良いハウジング構造を得ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の透視板とケーシングとの
係着箇所を含む表示装置の断面図。
【図2】同第1実施例の透視板と見返し板との係着箇所
を示す部分側面図。
【図3】図2におけるA−A断面図。
【図4】同第1実施例の見返し板の係合枠箇所を示す部
分斜視図。
【図5】従来例の透視板とケーシングとの係着箇所を含
む表示装置の断面図。
【図6】従来例の係止片と係合枠を示す斜視図。
【図7】表示装置におけるハウジングの防塵構造を示す
(透視板とケーシングとの係着箇所を除く)部分断面
図。
【符号の説明】
1 表示器 2 下ケース(ケーシング) 3 見返し板(ケーシング) 4 透視板 5 係止部 6 係止片 8 係合枠 9 先端部 10 外枠 12 防塵リブ R1,R2 リブ(障壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−219818(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/24 B60K 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器を収納するケーシングと、このケ
    ーシングの前面開口部を覆う透視板とを備えたハウジン
    グであって、前記透視板には前記ケーシング前面開口部
    の先端部外側を囲むように外枠を設け、この外枠より係
    止部を有する係止片を後方に向けて突設し、前記ケーシ
    ングに前記係止片より幅広の係合穴を有する係合枠を設
    けて、この係合穴に前記係止片を挿入して前記係止部を
    係着するとともに、前記係止片の前方に位置する前記外
    枠の内壁もしくはこの外枠と対向する前記ケーシングの
    外壁に、前記係合枠の幅より広い障壁を設けたことを特
    徴とするハウジングの防塵構造。
JP34075598A 1998-11-30 1998-11-30 ハウジングの防塵構造 Expired - Lifetime JP3160892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34075598A JP3160892B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ハウジングの防塵構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34075598A JP3160892B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ハウジングの防塵構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000161997A JP2000161997A (ja) 2000-06-16
JP3160892B2 true JP3160892B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=18340005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34075598A Expired - Lifetime JP3160892B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 ハウジングの防塵構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160892B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000161997A (ja) 2000-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3355081B2 (ja) 防水ケース
US7459631B2 (en) Structure for housing electrical junction box in housing box
JP3087667B2 (ja) 自動車用の電気接続箱
JP3160892B2 (ja) ハウジングの防塵構造
US4809875A (en) Electrical component container having improved hinge unit
JP2006236693A (ja) ヒューズ
JP3590745B2 (ja) 計器の見返し固定構造
JP2006290023A (ja) 内装トリムの固定構造
JP2004056968A (ja) 電気接続箱のカバーのガタつき防止構造
JP3358788B2 (ja) 計器ハウジングの防塵構造
JP2754122B2 (ja) ランチャンネル
JPH10181384A (ja) 車両用メータ
JPH0453540Y2 (ja)
JP3018797B2 (ja) 自動車用ドアミラー構造
JPH08332850A (ja) コーナピースのグラスラン取付構造
JP2587944Y2 (ja) 防水型ケース
JPS645768Y2 (ja)
JPH0832257A (ja) 液晶表示器の保持構造
JP2694886B2 (ja) 機器筺体の組立構造
JPH08219818A (ja) メータ装置の防塵構造
JPH1038624A (ja) ケースの通気構造
JP3174249B2 (ja) 自動車用メータの係止構造
JP2000299910A (ja) 防水ボックス
JP2567612Y2 (ja) メータケース前面板への表硝子の取付構造
JPS645909Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160223

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term