JP3352168B2 - 巻 尺 - Google Patents

巻 尺

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JP3352168B2
JP3352168B2 JP21477693A JP21477693A JP3352168B2 JP 3352168 B2 JP3352168 B2 JP 3352168B2 JP 21477693 A JP21477693 A JP 21477693A JP 21477693 A JP21477693 A JP 21477693A JP 3352168 B2 JP3352168 B2 JP 3352168B2
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クレープス クラウス
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウジング上半部と、
ハウジング下半部と、ハウジング上半部に設けたレリー
ズノブ用貫通開口と、ハウジング下半部に端部を結合し
た引張りバネを含み、ハウジングに設けたバネドラム
と、引張りバネの戻り止めと、バネドラムに巻かれた計
測テープと、レリーズノブによって作動されるレリーズ
爪とから成る巻尺に関する。
【０００２】
【従来の技術】西ドイツ特許明細書第２５４５２０３号
には、ハウジング上半部及びハウジング下半部が、ハウ
ジング面から切出され、残存ウェブを介して当該ハウジ
ング部分に結合された面部分を有する巻尺が記載されて
いる。上記面部分は、ハウジング軸線上の中心に配置さ
れたピンを介して相互に結合され、従って、ウェブのリ
セット力は、逆方向へ作用する。ハウジング上半部の中
心に配置された切出し面部分は、レリーズノブとして作
用し、一方、ハウジング下半部の切出し面は、プレート
によって外方に対して被われたレリーズ爪として作用す
る。そして、レリーズノブは、ハウジング面から突出せ
ず、比較的平滑な表面を形成する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この巻尺を構成する部
材の数は、比較的少数であるが、双方のハウジング部分
に切欠きを設け、結合ウェブを弾性的に構成する必要が
ある。ハウジングの一体のコンポーネントである結合ウ
ェブに弾性を与えるため、使用する合成樹脂を特別に選
択する必要があり、従って、使用可能な合成樹脂材料の
範囲は比較的狭い。更に、切出し面部分は、比較的長い
間隙を有し、従って、ダスト及びゴミ粒子が、上記間隙
を通ってハウジング内部に侵入する。
【０００４】更に、この種の巻尺の使用者は、中心に配
置されているのがレリーズノブであるとは即座に認識で
きず、軸ではないかと誤解する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み開
発されたもので、レリーズノブ４を受容する貫通開口９
が、ハウジング上半部１に、偏心状態に設けてあり、レ
リーズノブ４が、Ｕ字要素１６に結合され、上記Ｕ字要
素内には、Ｕ字要素１６の双方の脚１７，１８の端部に
一端を結合し、レリーズ爪１９を他端に有する弾性トン
グ１５が延びている前記レリーズ要素を前記Ｕ字要素１
６が前記ハウジングの内側面に当接するように配置した
ことを特徴とする。
【０００６】レリーズノブ４は、弾性トング１５及び上
記弾性トングが内部に突出するＵ字要素１６と共に、１
つの構造ユニットを形成する。このユニットは、Ｕ字要
素と弾性トングとの間に予圧が生ずるので、高品位合成
樹脂から構成され、一方、ハウジングについては、特殊
な弾性を有さないが強度がより大きい材料を使用すれば
よい。
【０００７】又、弾性トング１５とＵ字要素１６が、ハ
ウジングの中心軸線２１に沿って配設されると共に、前
記ハウジング上半部の内側面と当接するように配設し
た。かくして、レリーズノブをハウジングに関して偏心
状態に配置でき、ピンを弾性トングの対向受けとして利
用できる。このピンは、ハウジング下半部の内部のハウ
ジング中心に配置され、戻しバネの端部を受容し、同時
に、ハウジングの閉鎖状態では弾性トングの旋回軸とし
て作用し、かくして、有利な態様で対向受けを形成す
る。
【０００８】又、Ｕ字要素の脚の双方の外面には、ハウ
ジングの中心軸線と直角に交差し、同時に、レリーズノ
ブを含む弾性トングの旋回軸線をなす軸線を有する支持
スタッドを設け、支持スタッドは、夫々、支持ブロック
によってハウジング上半部の内側に受容する。この場
合、各支持ブロックは、支持スタッドを受容できるよう
構成された底面を有する支持ブロックから成る。
【０００９】又、レリーズノブに結合された弾性トング
が、Ｕ字要素の平面に対して角度をなし、かくして、弾
性トング端のレリーズ爪が、引張りバネの戻り止めに対
して予圧される。
【００１０】又、ハウジング上半部は、一体の可撓接合
片によってハウジング下半部に結合する。かくして、支
持及び組立てを著しく簡単化できる。接合片とは反対側
のハウジング部分の縁には、２つの係止ピンを設け、別
のハウジング部分の縁には、係止ピンを受容してハウジ
ング部分をロックする２つの孔を設ける。かくして、２
つのハウジング半部を簡単に折り畳んで係止ピンによっ
て相互に結合でき、ネジ止めの必要はない。
【００１１】ハウジング上半部の内側には、レリーズノ
ブを受容する開口の縁に、ハウジング内のレリーズノブ
のストロークを制限する為に役立つストッパを設ける。
ストッパは、有利な態様で、ハウジングと一体化してあ
る。
【００１２】同様に、レリーズノブの外縁の面の内側に
は、弾性トング／レリーズノブの縦軸線上に、外方への
レリーズノブのストロークを制限するストッパを設け、
上記ノブと一体化する。
【００１３】
【実施例】図面を参照して以下に本発明の実施例を説明
する。
【００１４】図１に展開状態のハウジング上半部１とハ
ウジング下半部２の外面の平面図を示した。ハウジング
上半部１は、一体の可撓の接合片３によってハウジング
下半部２に結合され、上記接合片は、両ハウジング部分
の閉鎖状態では、この接合片のためにハウジング部分を
切除した領域を完全に閉鎖する。レリーズ要素のレリー
ズノブ４（押釦）は、ハウジング１の貫通開口９内に位
置し、開口の縁との間に細い間隙を形成する。
【００１５】図２に、ハウジング部分１，２の断面を示
した。双方のハウジング部分１，２の固定のため、ハウ
ジング上半部１には、ハウジング下半部２の対応する孔
６，６’に係合して双方のハウジング部分を相互に固
定、閉鎖する固定ピン５，５’が設けてあり、従って、
ネジ止めの必要はない。ハウジング下半部２の底部に
は、図３を参照して説明する機能を持つピン１４が中心
に設けてある。
【００１６】ハウジング上半部１の貫通開口９の縁に
は、レリーズノブ４の下向きのストロークを制限するた
め、レリーズノブのストロークを定める所定の間隔を置
いて貫 通開口９の縁から上方に延びるストッパ７，８が
設けてある。レリーズノブ４の上向きのストロークの制
限は、レリーズノブ４に設けてあって、ハウジング上半
部１の内面の凹みに当接するストッパが行う。
【００１７】支持ブロック１０，１１は、図４〜８を参
照して説明するレリーズ要素の支持スタッド２２，２３
を受入れる。ピン１４は、縦方向のスリットを有し、引
張りバネ（図示してない）の端部は、このスリットに固
定される。引張りバネの他端は、ピン１４のまわりで回
転自在なドラムに結合されている。
【００１８】図２から明らかな如く、ピン１４は、ハウ
ジング下半部の高さよりも長いので、組立状態ではハウ
ジング上半部１内に突出し、レリーズ要素の弾性トング
１５に当接し、この弾性トングの対向受けとして役立
つ。
【００１９】図４〜８に、レリーズ要素２０を拡大して
示した。レリーズノブ４は、Ｕ字要素１６に結合されて
おり、Ｕ字要素１６の双方の脚１７，１８の端部及びレ
リーズノブ４に一端を結合し、レリーズ爪１９を他端に
有する弾性トング１５が、上記Ｕ字要素内に延びてい
る。弾性トング１５を含むＵ字要素１６は、ハウジング
の中心軸線２１にわたって延びる。Ｕ字要素１６の脚１
７，１８の双方の外面には、ハウジングの中心軸線と直
角に交差し、同時に、レリーズノブ４を含む弾性トング
１５の旋回軸線をなす共通の軸線を有する支持スタッド
２２，２３が設けてある。支持スタッド２２，２３は、
夫々、支持ブロック１０，１１によってハウジング上半
部１の内面に受容される。
【００２０】レリーズノブ４に結合された弾性トング１
５は、脚１７，１８を有するＵ字要素１６の平面に対し
て角度をなし（傾き）、従って、弾性トング１５の端部
のレリーズ爪１９は、引張りバネ（図示してない）の戻
り止めに対して予圧される。かくして、レリーズ爪１９
は、バネドラム（図示してない）のカバー上にある対応
するくさび状対向要素に係合する。バネドラムには、ピ
ン１４に一端を結合し、バネドラムに他端を結合した帯
状バネ（ゼンマイ）が巻いてある。バネドラムの外壁に
は、計測テープ２６が巻いてあり、ハウジング１，２の
スリット２５を通じ外へ引出される。
【００２１】図４，６，８から明らかな如く、左右の支
持スタッド２２、２３を結合する線２４は、弾性トング
１５を枢動するための脚線をなす。ハウジングの組立状
態では、ピン１４が、この脚線の中心点に当接し、レリ
ーズノブ４を作動した場合、対向受けとして作用する。
【００２２】レリーズ要素は、ハウジングの合成樹脂と
は色調の異なる高品位の合成樹脂から構成するのが合目
的的である。
【００２３】
【発明の効果】巻尺全体は、最小数の部材から構成さ
れ、この場合、各合成樹脂部材について、負荷又は別の
要求に関してこれらに対応する部材についてのみ適する
合成樹脂を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】上下のハウジング部分の展開した外面の平面図
である。
【図２】図１の縦断面図である。
【図３】上下のハウジング部分の展開した内面の平面図
である。
【図４】弾性ノブ及びＵ字要素を含むレリーズ要素の拡
大底面図である。
【図５】図４のレリーズ要素の正面図である。
【図６】図４のレリーズ要素の縦断面図である。
【図７】図４のレリーズ要素の平面図である。
【図８】図４のレリーズ要素の側面図である。
【符号の説明】
１ ハウジング上半部 ２ ハウジング下半部 ４ レリーズノブ ９ 貫通開口 １５ 弾性トング １６ Ｕ字要素 １７ Ｕ字要素の脚 １８ Ｕ字要素の脚 １９ レリーズ爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−78463（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−132402（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01B 3/10 - 3/10 101

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 レリーズノブ用の貫通開口を備えたハウ
    ジング上半部と、 ハウジング下半部とを組み合わせて形成したハウジング
    内に、前記 ハウジング下半部に端部を結合した引張りバネと、
    バネドラムと、引張りバネの戻り止めと、バネドラムに
    巻かれた計測テープと、レリーズ要素とを内蔵し、前記レリーズ要素の一端に形
    成されたレリーズノブによって作動されるレリーズ爪を
    解除することによって計測テープを引き出す 巻尺におい
    て、前記 レリーズノブ（４）を受容する貫通開口（９）が、
    ハウジング上半部（１）に、偏心状態に設けてあり、レ
    リーズノブ（４）が、Ｕ字要素（１６）に結合され、上
    記Ｕ字要素内には、Ｕ字要素（１６）の双方の脚（１
    ７，１８）の端部に一端を結合し、レリーズ爪（１９）
    を他端に有する弾性トング（１５）が延びている前記レ
    リーズ要素を前記Ｕ字要素（１６）が前記ハウジングの
    内側面に当接するように配置したことを特徴とする巻
    尺。
  2. 【請求項２】 弾性トング（１５）とＵ字要素（１６）
    が、ハウジングの中心軸線（２１）に沿って配設される
    と共に、前記ハウジング上半部の内側面と当接するよう
    に配設したことを特徴とする請求項１に記載の巻尺。
  3. 【請求項３】 Ｕ字要素（１６）の脚（１７，１８）の
    双方の外面には、ハウジングの中心軸線（２１）と直角
    に交差する軸線（２４）を有する支持スタッド（２２，
    ２３）が設けてあり、上記軸線（２４）は、同時に、レ
    リーズノブ（４）を含む弾性トング（１５）の旋回軸線
    （２５）をなし、支持スタッド（２２，２３）が、夫
    々、支持ブロック（１０，１１）によってハウジング上
    半部（１）の内側に受容されていることを特徴とする請
    求項１又は２に記載の巻尺。
  4. 【請求項４】 各支持ブロック（１０，１１）が、前記
    レリーズ要素２０の支持スタッド（２２，２３）を受容
    できるよう構成された底を有することを特徴とする請求
    項１から３の何れか１項に記載の巻尺。
  5. 【請求項５】 レリーズノブ（４）に結合された弾性ト
    ング（１５）が、Ｕ字要素（１６）の平面に対して傾
    き、かくして、弾性トング（１５）の端部のレリーズ爪
    （１９）が、引張りバネの戻り止めに対して予圧される
    ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の
    巻尺。
  6. 【請求項６】 ハウジング下半部（２）の内部には、そ
    の中心に、戻しバネの端部を受容すると同時にハウジン
    グの閉鎖状態では弾性トング（１５）の旋回軸（２１で
    示した）に作用し、上記弾性トングの対向受けをなすピ
    ン（１４）が設けてあることを特徴とする請求項１から
    ５の何れか１項に記載の巻尺。
  7. 【請求項７】 ハウジング上半部（１）が、一体の可撓
    性を有する接合片（３）によってハウジング下半部
    （２）に結合され、前記接合片（３）とは反対側のハウ
    ジング上半部（１）の縁には、２つの係止ピン（５，
    ５’）が設けてあり、別のハウジング下半部（２）の縁
    には、前記係止ピン（５，５’）を受容してハウジング
    部分をロックするための２つの孔（６，６’）が設けて
    あることを特徴とする請求項１から６の何れか１項に記
    載の巻尺。
  8. 【請求項８】 前記ハウジング上半部（１）の内側に
    は、レリーズノブ（４）を受容する貫通開口（９）の縁
    に、レリーズノブ（４）のストロークを制限するストッ
    パ（７，８）がハウジングと一体に設けてあることを特
    徴とする請求項１から７の何れか１項に記載の巻尺。
  9. 【請求項９】 前記レリーズノブ（４）の外縁の面の内
    側には、弾性トング／レリーズノブの縦軸線上に、外方
    へのレリーズノブ（４）のストロークを制限するストッ
    パが一体に設けてあることを特徴とする請求項１から８
    の何れか１項に記載の巻尺。
JP21477693A 1992-08-08 1993-08-09 巻 尺 Expired - Lifetime JP3352168B2 (ja)

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DE4226273A DE4226273C2 (de) 1992-08-08 1992-08-08 Rollbandmaß
DE4226273.9 1992-08-08

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JPH06258002A JPH06258002A (ja) 1994-09-16
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DE (2) DE4226273C2 (ja)
PL (1) PL171247B1 (ja)

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