JP3348373B2 - 慣性力補償装置 - Google Patents

慣性力補償装置

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/22Compensation of inertia forces
    • F16F15/26Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
    • F16F15/264Rotating balancer shafts
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並行軸によってエ
ンジンの基礎ハウジングに並べて設置され、それぞれの
駆動歯車の上でクランク シャフトから動力伝達装置を
介して2倍の回転速度で反対方向に駆動される、少なく
とも2つの補償ウエイトを保持するクロスヘッド ジー
ゼル エンジンのような大型エンジンの2次慣性力補償
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような方式の装置を保有するクロス
ヘッド ジーゼル エンジンは、DE−PS 27 57 332
で周知である。ここでは、空中に横たえられる駆動歯車
の軸上で独自の受口を有する2つの軸受支持台の間に各
補償ウエイトが据えられる。ここではやや扇形状の補償
ウエイトが軸受台間一杯に亘って拡がっている。補償ウ
エイト間の最小距離は、補償ウエイトが運転中接触する
ことなく通り過ぎなければならないこと、及び補償ウエ
イトの軸から最遠の外側表面によって描かれる回転円が
お互いから離されていること、によって決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造は、内燃機関
構造から要求される補償質量の結果としての比較的厚い
補償ウエイトを必要とし、それによってエンジン長手方
向でのわずかではない場所的な要求の必要性が生じてく
る。
【0004】本発明は、エンジンの長手方向に比較的小
さな場所を要求するこの種の装置を生産すると云う課題
を基礎に置いている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、この種
の装置の生産は、種属概念適合の装置において、重なり
合う回転円を保持する補償ウエイトが、エンジンの長手
方向に並んで横たわる平面内に配置されることにより達
成される。
【0006】この改良の結果として、付与の駆動歯車間
の距離と決定済の補償用2次モーメントとの条件の下
で、質量を数学的に処理するが、しかしながら質量補償
に必要な遠心力の計算に対しては2乗で効いている平均
半径の変更だけによって、単純に質量の変更がなされる
ので、質量とそれに拘わる特殊補償ウエイトの厚さとは
共に軽減され得る。本発明の使用による質量の削減とそ
れに拘わる補償ウエイトの厚みの削減との結果として、
機械の長手方向における補償ウエイトの必要空間の減少
が産み出される。
【0007】好適なる実施形態に従えば、各補償ウエイ
トはそれぞれに関連する駆動歯車の両側に固定される2
つの部分補償ウエイトを内抱する。これが非常に簡単で
コンパクトな構造を導き出す。ここでは駆動歯車が支持
物として機能するので、部分補償ウエイトには、有利な
方法ではあるが、固有支持台が不要になる。
【0008】好適には、駆動歯車は、エンジンの基礎ハ
ウジングに強固に結合される2つの軸受の間に配置され
る。これらの配置は、空間倹約構造を促し、同時に、達
成可能な剛性上で有利に作用するように、空中設置の駆
動歯車を回避するようになっている。
【0009】更に有利な配置は、図面の助けを借りた以
下の例示的記載から抽出可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】舶用エンジンに関する基本構造及
びこゝに示す大型ジーゼルエンジンの動作方式は周知の
ものである。全体を参照番号1で示すエンジン フレー
ムは、クランク シャフトを抱き込んでいる下部フレー
ムの上に搭載されるエンジンの長手方向軸を横切る方向
に走る支持壁2を有する。エンジン正面を形成する支持
壁2とこの支持壁に隣接する支持壁2との間の領域に
は、2次慣性力補償装置が配置される。この2次慣性力
補償装置は所謂支持壁2に強固に保持され、それによっ
て、それぞれに駆動歯車7、8が搭載される。エンジン
の長手方向に走る2本の平行軸5、6用の軸受3、4が
接続される。
【0011】駆動歯車7、8は、更にクランク シャフ
トの上に搭載される歯車9と、カムシャフトの上に搭載
される歯車10と、揺動腕11の上に置かれるテンション
ギア ホイール12と、両方の駆動歯車7、8と噛み合っ
て歯車9、10及びテンション ギア ホイールの上に取
付いているチェーン13を有する動力伝達装置の一部を構
成する。両方の駆動歯車7、8はこれにより相互に離れ
ていて、相互に噛み合い接触の状態には至らない。チェ
ーン13は、ここでは移動多重チェーンとして作られてい
る。チェーンと協同して動作する歯車7乃至10及び12
は、対応する多数の並列歯列を備える。駆動歯車7及び
8は歯車9の半分の直径を有し、それ故2倍の回転速度
で回転する。図示のチェーン駆動の代りに、歯車7乃至
10及び12が、中間ギアを介して相互に結合状態にされる
ような方式でのギア装置としても、又、備えられ得る。
【0012】2次モーメント補償のためには、図2に示
すように、2つの同形の部分補償ウエイト14、15が、ね
じ16、17を介して駆動歯車7の外側にフランジ止めされ
る。同様な方法で2つの部分補償ウエイト18、19がねじ
20、21を介して駆動歯車8に固定される。部分補償ウエ
イト14、15、18、19は、それ故、関連するねじ16、17、
20、21の貫通するフランジを備えている。それぞれに一
緒に所属する部分補償ウエイト14、15或いは18、19は、
それぞれに計算による合計補償ウエイトを形成する。図
1に図示されているように、図1の中の2点鎖線で示さ
れている回転円22、23はシャフト5、6の軸間距離の半
分の距離だけ増加した半径を有し得るので、それに対応
した重なりを有し得るようにして、部分補償ウエイト1
4、15、18、19は、側面同志の並ぶ平面配置にされてい
る。
【0013】合目的的には、駆動歯車7の所にある部分
補償ウエイト14、15は外側にある平面内に配置され、駆
動歯車8の所にある部分補償ウエイト18、19は内側にあ
る平面内に配置され、その結果この部分補償ウエイト1
8、19は向き合って存在する外側の部分補償ウエイト1
4、15によって取り囲まれる。相互に隣接する部分補償
ウエイト14と18との間及び15と19との間には、対向面の
接触が排除されるだけの大きさのクリアランスが存在す
る。相互に隣接する部分補償ウエイト14と18と及び15と
19とは、相互に関連する周縁溝を備え、その溝の中には
それぞれに対向して配される部分バランス ウエイトが
係合される。対応して、内側の部分補償ウエイト18、19
を囲む外側の部分補償ウエイト14、15はその内側対向側
面に配置される周縁溝を有し、又内側部分補償ウエイト
18、19はその外側対向側面に配置される周縁溝を有す
る。
【0014】部分補償ウエイト14、15に対面する部分補
償ウエイト18、19横方向へずらすことによって、前者
の部分補償ウエイトは対向する駆動歯車7の領域にまで
移動できる。このこと自体は駆動歯車8に関する部分補
償ウエイト18、19に関しても有効である。これによって
計算の基礎となる部分補償ウエイト14、15、18、19の平
均半径が拡大され、これらの半径平方(2乗)がその
計算に入れられるので、これらの部分補償ウエイト14、
15、18、19の質量と、特に厚み(厚みは1次でしか計算
に入らない。)を削減できる
【0015】その上、この構造では、部分補償ウエイト
14、15、18、19の単純な交換により、部分補償ウエイト
の質量が、或る特別なエンジンとバランスする慣性力に
適合させられ得る。補償ウエイトの質量低減は、又、分
割されていない場合にも可能である事は明らかである。
1団塊補償ウエイトは、この場合、例えば軸受フランジ
の外側に配置される駆動歯車により駆動される軸5及び
6の上に並んで横たわる平面の中に搭載される。
【0016】本発明に適合する方法の補償装置はエンジ
ンの1端又は両端の範囲内に備えられ得る。
【0017】前記の記述が示すように、本発明は、記載
した実施例の上に限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】重なり合う回転円を保持する補償ウエイ
トがエンジンの長手方向に並んで横たわる平面内に配置
されることにより、機械の長手方向における非常にコン
パクトで質量倹約の配置を達成させ得るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明適合の装置を包含する大型クロスヘッド
− ジーゼル エンジンの2つの支持壁間に導入された
垂直断面の助けを借りて図示してある、本発明の装置の
正面図である。
【図2】本発明の装置を通る水平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン フレーム 2 支持壁 3 軸受 4 軸受 5 軸 6 軸 7 駆動歯車 8 駆動歯車 14 部分補償ウエイト 15 部分補償ウエイト 16 ねじ 17 ねじ 18 部分補償ウエイト 19 部分補償ウエイト 20 ねじ 21 ねじ 22 回転円 23 回転円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−177333(JP,A) 実開 昭59−24549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 77/00 F16F 15/22 F16F 15/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並行軸によってエンジンの基礎ハウジン
    グに並べて設置され、それぞれの駆動歯車の上でクラン
    クシャフトから動力伝達装置を介して2倍の回転速度で
    反対方向に駆動される、少なくとも2つの補償ウエイト
    を保持するクロスヘッドジーゼルエンジンのような大型
    エンジンの2次慣性力補償装置において、重なり合う回
    転円を有する複数の補償ウエイトが、エンジンの長手方
    向に並び横たわる複数の平面内に配置されてなり、それ
    ぞれの補償ウエイトが、それぞれに関係する駆動歯車の
    両側に固定される2つの部分補償ウエイトを包含してな
    ることを特徴とする慣性力補償装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動歯車が、エンジンの基礎ハウジ
    ングに強固に結合される軸受の間に配置されてなること
    を特徴とする請求項1に記載した慣性力補償装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受が、相互に隣接するエンジン軸
    を横切る方向に延びる2つのエンジンの基礎ハウジング
    の支持壁の上に取り込まれてなることを特徴とする請求
    項2に記載した慣性力補償装置。
  4. 【請求項4】 前記部分補償ウエイトが、フランジを有
    して該フランジを貫通するねじによってそれぞれに関係
    する駆動歯車に固定されてなることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載した慣性力補償装置。
  5. 【請求項5】 それぞれに相互に対向して横たわる部分
    補償ウエイトが、相互にそれぞれに関係する周縁溝を備
    えてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載した慣性力補償装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動歯車がエンジンの基礎ハウジン
    グと強固に結合された2つの軸受の間に配置されてな
    り、それぞれの補償ウエイトがそれぞれに関係する駆動
    歯車の両側に固定される2つの部分補償ウエイトを包含
    してなり、1つの駆動歯車に固定される部分補償ウエイ
    トと他の1つの駆動歯車に固定される部分補償ウエイト
    とが重なり合う回転円を有してエンジンの長手方向に並
    び横たわる複数の平面の中に配置されてなることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載した慣性力補償
    装置。
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