JP3347339B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP3347339B2 JP3347339B2 JP10316791A JP10316791A JP3347339B2 JP 3347339 B2 JP3347339 B2 JP 3347339B2 JP 10316791 A JP10316791 A JP 10316791A JP 10316791 A JP10316791 A JP 10316791A JP 3347339 B2 JP3347339 B2 JP 3347339B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像をディジタル
的に処理し、これに種々の画像処理を施して出力する画
像記録装置に関する。
的に処理し、これに種々の画像処理を施して出力する画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、2つの画像を
重み付け演算し、中間調画像同士や中間調画像と文字画
像とを画像合成する機能を有していた。
重み付け演算し、中間調画像同士や中間調画像と文字画
像とを画像合成する機能を有していた。
【0003】すなわち、この画像記録装置では、オペレ
ータが2つの画像の合成比率を決定する重み付け係数を
設定し、その設定された重み付け係数に応じて両画像デ
ータを加算することによって、合成画像を生成する。
ータが2つの画像の合成比率を決定する重み付け係数を
設定し、その設定された重み付け係数に応じて両画像デ
ータを加算することによって、合成画像を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、1回の画像合成処理における重み付け係数は
適宜選択できるものの、1つの合成画像に対しては、1
つの重み付け係数を選択しなければならず、1つの画像
内では、均一な比率の合成しか行うことができず、変化
に富んだ画像を得ることは困難となっていた。
来例では、1回の画像合成処理における重み付け係数は
適宜選択できるものの、1つの合成画像に対しては、1
つの重み付け係数を選択しなければならず、1つの画像
内では、均一な比率の合成しか行うことができず、変化
に富んだ画像を得ることは困難となっていた。
【0005】また、上記従来例では合成画像を生成する
際に、合成される2つの画像を記憶するためのメモリ
と、合成された画像を記憶するためのメモリとの2つの
メモリが必要であり、使用するメモリの容量は大きくな
ってしまっていた。 また、予めメモリに記憶された画像
と、その後に読取部が読み取った画像とを合成する際
に、読取処理と合成処理とをリアルタイムに行う装置、
さらに、合成した画像についてプリント部が画像形成す
ることによって、読取処理および合成処理と、合成画像
をプリントするプリント処理とをリアルタイムに行う装
置は存在しなかった。本発明は上記課題を少なくとも1
つ解決することができる画像処理装置を提供することを
目的とする。また、本発明は使用するメモリの容量を節
約して変化に富んだ合成画像を生成ることができる画像
処理装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、合成するための画像の読取処理、合成処理、プリン
ト処理をリアルタイムに行うことができる画像処理装置
を提供することを目的とする。
際に、合成される2つの画像を記憶するためのメモリ
と、合成された画像を記憶するためのメモリとの2つの
メモリが必要であり、使用するメモリの容量は大きくな
ってしまっていた。 また、予めメモリに記憶された画像
と、その後に読取部が読み取った画像とを合成する際
に、読取処理と合成処理とをリアルタイムに行う装置、
さらに、合成した画像についてプリント部が画像形成す
ることによって、読取処理および合成処理と、合成画像
をプリントするプリント処理とをリアルタイムに行う装
置は存在しなかった。本発明は上記課題を少なくとも1
つ解決することができる画像処理装置を提供することを
目的とする。また、本発明は使用するメモリの容量を節
約して変化に富んだ合成画像を生成ることができる画像
処理装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、合成するための画像の読取処理、合成処理、プリン
ト処理をリアルタイムに行うことができる画像処理装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の原稿を
読み取り、上記第1の原稿に応じた第1の画像情報を発
生し、第2の原稿を読み取り、上記第2の原稿に応じた
第2の画像情報を発生する読取手段と、画像情報を記憶
するメモリと、上記第1の画像情報を上記メモリに記憶
させる第1の記憶制御手段と、上記第2の画像情報の発
生のタイミングと、上記メモリに記憶されている上記第
1の画像情報を読み出すタイミングとを制御する制御手
段と、上記メモリから出力された第1の画像情報と、上
記読取手段が発生した第2の画像情報とを、上記第2の
画像情報を読み取るときの主走査方向、および副走査方
向の位置情報に基づいて、所定の方向に対して連続的に
変化する重み付け係数に従って合成する合成手段と、上
記合成手段によって合成された画像情報を上記メモリに
記憶させる第2の記憶制御手段と、上記メモリに記憶さ
れた画像情報に応じた画像を形成する画像形成手段とを
有する画像処理装置である。
読み取り、上記第1の原稿に応じた第1の画像情報を発
生し、第2の原稿を読み取り、上記第2の原稿に応じた
第2の画像情報を発生する読取手段と、画像情報を記憶
するメモリと、上記第1の画像情報を上記メモリに記憶
させる第1の記憶制御手段と、上記第2の画像情報の発
生のタイミングと、上記メモリに記憶されている上記第
1の画像情報を読み出すタイミングとを制御する制御手
段と、上記メモリから出力された第1の画像情報と、上
記読取手段が発生した第2の画像情報とを、上記第2の
画像情報を読み取るときの主走査方向、および副走査方
向の位置情報に基づいて、所定の方向に対して連続的に
変化する重み付け係数に従って合成する合成手段と、上
記合成手段によって合成された画像情報を上記メモリに
記憶させる第2の記憶制御手段と、上記メモリに記憶さ
れた画像情報に応じた画像を形成する画像形成手段とを
有する画像処理装置である。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるカラー画像
記録装置の画像処理回路の構成を示すブロック図であ
る。
記録装置の画像処理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0008】まず、原稿を読み取るリーダ部について説
明する。
明する。
【0009】原稿上の画像は、RGB3色のフィルタを
設けたCCD151により読み取られ、A/D&S/H
部152によりデジタルデータに変換される。そして、
シェーディング補正部153と入力マスキング部154
により補正され、変倍を行う場合には、変倍処理部15
5で変倍処理を行う。次に、この画像データを圧伸部1
56に一度格納し、マスキング・UCR部160にてマ
スキング処理を行う。さらに、γ補正部161とエッジ
強調部162により、YMCKの出力画像データを作
り、ビデオ処理部163を通してプリンタ部に供給す
る。つまり、ビデオ処理部163は、リーダ部より送ら
れてきた、M、C、Y、Kのビデオ信号を処理し、PW
M変調されたレーザ光信号を生成するものである。
設けたCCD151により読み取られ、A/D&S/H
部152によりデジタルデータに変換される。そして、
シェーディング補正部153と入力マスキング部154
により補正され、変倍を行う場合には、変倍処理部15
5で変倍処理を行う。次に、この画像データを圧伸部1
56に一度格納し、マスキング・UCR部160にてマ
スキング処理を行う。さらに、γ補正部161とエッジ
強調部162により、YMCKの出力画像データを作
り、ビデオ処理部163を通してプリンタ部に供給す
る。つまり、ビデオ処理部163は、リーダ部より送ら
れてきた、M、C、Y、Kのビデオ信号を処理し、PW
M変調されたレーザ光信号を生成するものである。
【0010】図2は、上記圧伸部156の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【0011】この圧伸部156は、エンコーダ部157
と、メモリ部158と、デコーダ部159と、演算処理
部170と、LOG変換部171と、主走査カウンタ1
82とを有している。このうち演算処理部170、LO
G変換部171および主走査カウンタ182は、後述す
る画像合成処理に伴って必要となる要素であるが、ここ
ではエンコーダ部157、メモリ部158およびデコー
ダ部159による基本動作について説明する。
と、メモリ部158と、デコーダ部159と、演算処理
部170と、LOG変換部171と、主走査カウンタ1
82とを有している。このうち演算処理部170、LO
G変換部171および主走査カウンタ182は、後述す
る画像合成処理に伴って必要となる要素であるが、ここ
ではエンコーダ部157、メモリ部158およびデコー
ダ部159による基本動作について説明する。
【0012】上記変倍処理部155からの画像データ
は、エンコーダ部157に入力されてデータ圧縮され
る。例えば、図3の太枠斜線部の部分について考える
と、1マスが1画素に相当し、この1画素には、RGB
の3色データがそれぞれ8ビットずつあり、これを4画
素×4ライン、すなわち16画素分のデータを1ブロッ
クにして、L*a*b*変換し、この16画素×3色×8
ビット=384ビットのデータを、1/12に圧縮し、
32ビットデータとする。以下、これを画像データ
(A)とする。そして、この画像データ(A)をメモリ
部158に格納し、これを4色同時処理によりYMCK
それぞれのデコーダ部159に送る。以下、これを画像
データ(B)という。そして、このデコーダ部159で
YMCKそれぞれ24ビットのデータ伸長を行う。
は、エンコーダ部157に入力されてデータ圧縮され
る。例えば、図3の太枠斜線部の部分について考える
と、1マスが1画素に相当し、この1画素には、RGB
の3色データがそれぞれ8ビットずつあり、これを4画
素×4ライン、すなわち16画素分のデータを1ブロッ
クにして、L*a*b*変換し、この16画素×3色×8
ビット=384ビットのデータを、1/12に圧縮し、
32ビットデータとする。以下、これを画像データ
(A)とする。そして、この画像データ(A)をメモリ
部158に格納し、これを4色同時処理によりYMCK
それぞれのデコーダ部159に送る。以下、これを画像
データ(B)という。そして、このデコーダ部159で
YMCKそれぞれ24ビットのデータ伸長を行う。
【0013】次に、記録を行うプリンタ部について説明
する。
する。
【0014】図4は、この画像記録装置の機構系の構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0015】図示のように、この画像記録装置は、上述
したリーダ部や原稿の搬送系を有する原稿読取装置10
1と、画像形成部や用紙搬送系を有するプリンタ部10
3とから構成される。
したリーダ部や原稿の搬送系を有する原稿読取装置10
1と、画像形成部や用紙搬送系を有するプリンタ部10
3とから構成される。
【0016】プリンタ部103は、ビデオ処理部163
において生成されたレーザ光を感光ドラム318上の走
査させるポリゴンスキャナー301と、マゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の各色についての画像形成部302、303、3
04、305を有する。なお、各画像形成部の構造は共
通であり、ここでは画像形成部302についてのみ説明
する。
において生成されたレーザ光を感光ドラム318上の走
査させるポリゴンスキャナー301と、マゼンタ
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の各色についての画像形成部302、303、3
04、305を有する。なお、各画像形成部の構造は共
通であり、ここでは画像形成部302についてのみ説明
する。
【0017】図5は、画像形成部302の構成を示す断
面図である。
面図である。
【0018】画像形成部302は、レーザ光の露光によ
り潜像を形成する感光ドラム318と、このドラム31
8上にトナー現像を行う現像器313とを有する。
り潜像を形成する感光ドラム318と、このドラム31
8上にトナー現像を行う現像器313とを有する。
【0019】現像器313は、現像バイアスを印加し、
トナー現像の行うスリーブ314と、感光ドラム318
を所望の電位に帯電させる1次帯電器315と、転写後
のドラム318の表面を清掃するクリーナ317と、こ
のクリーナ317で清掃されたドラム318の表面を除
電し、1次帯電器315において良好な帯電を得られる
ようにする補助帯電電器316と、ドラム318上の残
留電荷を消去する前露光ランプ330と、転写ベルト3
06の背面から放電を行ない、ドラム318上のトナー
画像を転写材に転写する転写帯電器319とを有する。
トナー現像の行うスリーブ314と、感光ドラム318
を所望の電位に帯電させる1次帯電器315と、転写後
のドラム318の表面を清掃するクリーナ317と、こ
のクリーナ317で清掃されたドラム318の表面を除
電し、1次帯電器315において良好な帯電を得られる
ようにする補助帯電電器316と、ドラム318上の残
留電荷を消去する前露光ランプ330と、転写ベルト3
06の背面から放電を行ない、ドラム318上のトナー
画像を転写材に転写する転写帯電器319とを有する。
【0020】さらに、プリンタ部103には、転写材を
収納するカセット309、310と、このカセット30
9、310から転写材を供給する給紙部308と、この
給紙部308により給紙された転写材を転写ベルト30
6に吸着させる吸着帯電器311と、転写ベルト306
の回転に用いられると同時に吸着帯電器311と対にな
って転写ベルト306に転写材を吸着帯電させる転写ベ
ルトローラ312とを有する。
収納するカセット309、310と、このカセット30
9、310から転写材を供給する給紙部308と、この
給紙部308により給紙された転写材を転写ベルト30
6に吸着させる吸着帯電器311と、転写ベルト306
の回転に用いられると同時に吸着帯電器311と対にな
って転写ベルト306に転写材を吸着帯電させる転写ベ
ルトローラ312とを有する。
【0021】また、転写材を転写ベルト306から分離
しやすくするための除電帯電器324と、転写材が転写
ベルト306から分離する際の剥離放電による画像乱れ
を防止する剥離帯電器325と、分離後の転写材上のト
ナーの吸着力を補い、画像乱れを防止する定着前帯電器
326、327と、転写ベルト306を除電し、転写ベ
ルト306を静電的に初期化するための転写ベルト除電
帯電器322、323と、転写ベルト306の汚れを除
去するベルトクリーナ328とを有する。
しやすくするための除電帯電器324と、転写材が転写
ベルト306から分離する際の剥離放電による画像乱れ
を防止する剥離帯電器325と、分離後の転写材上のト
ナーの吸着力を補い、画像乱れを防止する定着前帯電器
326、327と、転写ベルト306を除電し、転写ベ
ルト306を静電的に初期化するための転写ベルト除電
帯電器322、323と、転写ベルト306の汚れを除
去するベルトクリーナ328とを有する。
【0022】さらに、転写ベルト306から分離され、
定着前帯電器326、327で再帯電された転写部上の
トナー画像を転写材上に熱定着させる定着器307と、
給紙部308により転写ベルト306上に給紙された転
写材の先端を検知する紙先端センサ329とを有する。
この紙先端センサ329からの検出信号は、プリンタ部
103から、リーダ部に送られ、リーダ部からプリンタ
部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いら
れる。
定着前帯電器326、327で再帯電された転写部上の
トナー画像を転写材上に熱定着させる定着器307と、
給紙部308により転写ベルト306上に給紙された転
写材の先端を検知する紙先端センサ329とを有する。
この紙先端センサ329からの検出信号は、プリンタ部
103から、リーダ部に送られ、リーダ部からプリンタ
部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いら
れる。
【0023】次に、上記リーダ部に戻って、圧伸部15
6における2つの画像の合成処理について説明する。
6における2つの画像の合成処理について説明する。
【0024】上記圧伸部156において、エンコーダ部
157の前段には、図2に示すように、演算処理部17
0が設けられている。
157の前段には、図2に示すように、演算処理部17
0が設けられている。
【0025】この演算処理部170では、第1の入力画
像データをRA、GA、BAとし、第2の入力画像デー
タをRB、GB、BBとし、2つの画像の演算処理結果
をRC、GC、BCとすると、 という行列演算を行うようになっている。
像データをRA、GA、BAとし、第2の入力画像デー
タをRB、GB、BBとし、2つの画像の演算処理結果
をRC、GC、BCとすると、 という行列演算を行うようになっている。
【0026】なお、係数r1、r2、g1、g2、b
1、b2は、不図示のCPUから入力される。
1、b2は、不図示のCPUから入力される。
【0027】そして、上述した画像データ(A)をリー
ダ部から読み取る。このとき式の係数を、 と設定する。
ダ部から読み取る。このとき式の係数を、 と設定する。
【0028】これにより、第1の入力画像データが、そ
のままスルーしてエンコーダ部157を通り、図6
(ロ)に示すような時分割ブロックのタイミングでメモ
リ部158に記憶される。
のままスルーしてエンコーダ部157を通り、図6
(ロ)に示すような時分割ブロックのタイミングでメモ
リ部158に記憶される。
【0029】次に、第2の画像を読み取るときに、図7
(イ)に示すような時分割ブロックのタイミングおよび
図8(イ)に示すような副走査イネーブルのタイミング
で第1の画像をメモリ部158より読み出す。なお、詳
しくは、上記デコーダ部159のディレイ分だけ第2の
画像を読み込むタイミングよりも少し前にメモリ部15
8より読み出す。そして、このメモリ部158から読み
出されて上記デコーダ部159を通った第1の画像と、
上記読み込まれた第2の画像とを、互いに位相を合せて
演算処理部170に入力する。
(イ)に示すような時分割ブロックのタイミングおよび
図8(イ)に示すような副走査イネーブルのタイミング
で第1の画像をメモリ部158より読み出す。なお、詳
しくは、上記デコーダ部159のディレイ分だけ第2の
画像を読み込むタイミングよりも少し前にメモリ部15
8より読み出す。そして、このメモリ部158から読み
出されて上記デコーダ部159を通った第1の画像と、
上記読み込まれた第2の画像とを、互いに位相を合せて
演算処理部170に入力する。
【0030】このとき、演算処理部170では、上記式
を、 と設定する。
を、 と設定する。
【0031】そして、演算処理された画像は、再びエン
コーダ部157を通り、図7(ロ)に示すような時分割
ブロックのタイミングおよび図8(ロ)に示すような副
走査イネーブルのタイミングでメモリ部158に合成画
像として格納される。次いで、図7(ホ)〜(チ)に示
す時分割ブロックのタイミングおよび図8(ホ)〜
(チ)に示すような副走査イネーブルのタイミングで、
CMYKの画像がタイミング毎に読み出され、デコーダ
部159とLOG変換部171を通って上記マスキング
・UCR部160に送られ、以下、上述のようにして出
力される。
コーダ部157を通り、図7(ロ)に示すような時分割
ブロックのタイミングおよび図8(ロ)に示すような副
走査イネーブルのタイミングでメモリ部158に合成画
像として格納される。次いで、図7(ホ)〜(チ)に示
す時分割ブロックのタイミングおよび図8(ホ)〜
(チ)に示すような副走査イネーブルのタイミングで、
CMYKの画像がタイミング毎に読み出され、デコーダ
部159とLOG変換部171を通って上記マスキング
・UCR部160に送られ、以下、上述のようにして出
力される。
【0032】次に、上記主走査カウンタ182を用いて
主走査方向に重み付け係数を変化させて合成する処理に
ついて説明する。
主走査方向に重み付け係数を変化させて合成する処理に
ついて説明する。
【0033】例えば、上記出力画像データRCを主走査
方向に、RA=0%、RB=100%の重み付けからR
A=100%、RB=0%の重み付けにリニヤに変化さ
せる場合には、 RC=Xad・RA/Xn+(Xn−Xad)・RB/Xn =Xad(RA/Xn−RB/Xn)+RB となる。
方向に、RA=0%、RB=100%の重み付けからR
A=100%、RB=0%の重み付けにリニヤに変化さ
せる場合には、 RC=Xad・RA/Xn+(Xn−Xad)・RB/Xn =Xad(RA/Xn−RB/Xn)+RB となる。
【0034】ただし、Xadは主走査カウンタ182の
値であり、Xad=0、1、2……Xnである。
値であり、Xad=0、1、2……Xnである。
【0035】そして、これから一般式として、 を得る。
【0036】これにより、演算処理部170で演算を行
うと、主走査方向に重み付け係数が変化した合成画像が
得られる。
うと、主走査方向に重み付け係数が変化した合成画像が
得られる。
【0037】例えば、図9の(a)と(b)に示す画像
を合成した場合、(c)に示す合成画像を得ることがで
きる。
を合成した場合、(c)に示す合成画像を得ることがで
きる。
【0038】また、図10は、本発明の第2実施例によ
る圧伸部156の構成を示すブロック図である。
る圧伸部156の構成を示すブロック図である。
【0039】この実施例は、上記第1実施例(図2)の
構成に加えて副走査カウンタ183を設けたものであ
り、主走査方向と副走査方向に重み付け係数を変化させ
て合成することができる。
構成に加えて副走査カウンタ183を設けたものであ
り、主走査方向と副走査方向に重み付け係数を変化させ
て合成することができる。
【0040】この実施例において、演算処理部170に
おける演算式は、 を得る。
おける演算式は、 を得る。
【0041】ただし、XadおよびYadは、主走査カ
ウンタ182および副走査カウンタ183の値であり、
Xad=0、1、2……Xn、Yad=0、1、2……
Ymである。
ウンタ182および副走査カウンタ183の値であり、
Xad=0、1、2……Xn、Yad=0、1、2……
Ymである。
【0042】そして、例えば、 とすると、図11に示すように、左上から右下に45°
角、つまりXn=Ymとなる線の方向に、RA=0%、
RB=100%の重み付けからRA=100%、RB=
0%の重み付けにリニヤに変化する画像となる。
角、つまりXn=Ymとなる線の方向に、RA=0%、
RB=100%の重み付けからRA=100%、RB=
0%の重み付けにリニヤに変化する画像となる。
【0043】なお、r1からr6までの係数を適宜選択
することにより、重み付けの角度も変更することができ
る。
することにより、重み付けの角度も変更することができ
る。
【0044】次に、第3実施例として、上記第2実施例
の式を変形し、 ただし、α=r1Xad+r3Yad+r5 β=r2Xad+r4Yad+r6 …式 を得る。
の式を変形し、 ただし、α=r1Xad+r3Yad+r5 β=r2Xad+r4Yad+r6 …式 を得る。
【0045】そして、上記αの値の大小により、例え
ば、以下の(1)〜(3)のように、式を場合分けす
る。 (1)α<r7のとき、 RC=RB (2)r7≦α<r8のとき、 RC={r1’(Xad−X0)+r3’(Yad−Y0)+r5’}RA +{r2’(Xad−X0)+r4’(Yad−Y0)+r6’}RB (3)r8≦αのとき、 RC=RB とする。
ば、以下の(1)〜(3)のように、式を場合分けす
る。 (1)α<r7のとき、 RC=RB (2)r7≦α<r8のとき、 RC={r1’(Xad−X0)+r3’(Yad−Y0)+r5’}RA +{r2’(Xad−X0)+r4’(Yad−Y0)+r6’}RB (3)r8≦αのとき、 RC=RB とする。
【0046】ただし、r1’〜r6’は、重み付けを変
化させる領域が狭くなることに鑑み、カウンタの増分の
倍率を考慮した係数である。また、X0、Y0は、重み
付けを変化させる部分のカウンタ初期値である。
化させる領域が狭くなることに鑑み、カウンタの増分の
倍率を考慮した係数である。また、X0、Y0は、重み
付けを変化させる部分のカウンタ初期値である。
【0047】これにより、図12に示すように、部分的
に重み係数を変化させることができる。
に重み係数を変化させることができる。
【0048】図13は、本発明の第4実施例による圧伸
部156の構成を示すブロック図である。
部156の構成を示すブロック図である。
【0049】この実施例は、上記第2実施例(図10)
の構成に加えて、上記演算処理部170への入力RB、
GB、RBを、デコーダ部159の出力だけでなく、上
記CPU側からも得られるようにしたものである。特
に、この例では、上記第2の画像に対して固定値による
均一色の画像を合成するようになっており、例えば全体
として赤味がかった画像を得るようにする。つまり、レ
ジスタ185には、CPUにより、予め固定値が設定さ
れており、これをセレクタ184で選択することによ
り、画像合成時に上記第2の画像の入力に同期して演算
処理部170内に取り込むようになっている。なお、チ
ップセレクト信号CS1*、CS2*、CS3*は、レ
ジスタ185内のRGBに対応した各データ格納領域
に、データバスDBからのデータを格納していくための
信号である。
の構成に加えて、上記演算処理部170への入力RB、
GB、RBを、デコーダ部159の出力だけでなく、上
記CPU側からも得られるようにしたものである。特
に、この例では、上記第2の画像に対して固定値による
均一色の画像を合成するようになっており、例えば全体
として赤味がかった画像を得るようにする。つまり、レ
ジスタ185には、CPUにより、予め固定値が設定さ
れており、これをセレクタ184で選択することによ
り、画像合成時に上記第2の画像の入力に同期して演算
処理部170内に取り込むようになっている。なお、チ
ップセレクト信号CS1*、CS2*、CS3*は、レ
ジスタ185内のRGBに対応した各データ格納領域
に、データバスDBからのデータを格納していくための
信号である。
【0050】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、例えば、読み取り画像以外に、予めメモリ内にファ
イルされた画像データを合成処理することもできる。ま
た、必ずしも上述のように、2つの画像データを順番に
入力して、最初の画像データをフィードバックする構成
ではなく、2つの画像データを同時にパラレル入力し、
合成するような装置に適用してもよい。
ず、例えば、読み取り画像以外に、予めメモリ内にファ
イルされた画像データを合成処理することもできる。ま
た、必ずしも上述のように、2つの画像データを順番に
入力して、最初の画像データをフィードバックする構成
ではなく、2つの画像データを同時にパラレル入力し、
合成するような装置に適用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の画像情報と第2の画像情報とを所定方向に対して連
続的に変化する重み付け係数に従って合成する処理を、
共通のメモリを使用して行うことができるので、使用す
るメモリの容量を節約して変化に富んだ合成画像を生成
することができる。 また、第2の画像情報の読み取りの
タイミングと、第1の画像情報の記憶部からの読み出し
のタイミングとを制御して合成処理を行い、更には合成
された画像を形成する形成部を有しているので、予めメ
モリに記憶されている画像と、その後に読取部が読み取
った画像とを合成する際に、読取処理と合成処理とをリ
アルタイムに行うことができる。更に、合成した画像を
形成するプリント部が合成画像を形成することによっ
て、読取処理および合成処理と、合成画像をプリントす
るプリント処理とをリアルタイムに行うことができる。
1の画像情報と第2の画像情報とを所定方向に対して連
続的に変化する重み付け係数に従って合成する処理を、
共通のメモリを使用して行うことができるので、使用す
るメモリの容量を節約して変化に富んだ合成画像を生成
することができる。 また、第2の画像情報の読み取りの
タイミングと、第1の画像情報の記憶部からの読み出し
のタイミングとを制御して合成処理を行い、更には合成
された画像を形成する形成部を有しているので、予めメ
モリに記憶されている画像と、その後に読取部が読み取
った画像とを合成する際に、読取処理と合成処理とをリ
アルタイムに行うことができる。更に、合成した画像を
形成するプリント部が合成画像を形成することによっ
て、読取処理および合成処理と、合成画像をプリントす
るプリント処理とをリアルタイムに行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における圧伸部の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】上記第1実施例で処理さる画像データの構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図4】上記第1実施例における機構系の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図5】上記第1実施例における画像形成部の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】上記第1実施例における第1の画像データのメ
モリ格納時の時分割ブロックのタイミングを示す模式図
である。
モリ格納時の時分割ブロックのタイミングを示す模式図
である。
【図7】上記第1実施例における画像合成時の時分割ブ
ロックのタイミングを示す模式図である。
ロックのタイミングを示す模式図である。
【図8】上記第1実施例における画像合成時の副走査イ
ネーブルのタイミングを示す模式図である。
ネーブルのタイミングを示す模式図である。
【図9】上記第1実施例で処理される画像と処理後の合
成画像との具体例を示す模式図である。
成画像との具体例を示す模式図である。
【図10】本発明の第2実施例による圧伸部の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】上記第2実施例で処理された合成画像の具体
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【図12】本発明の第3実施例で処理された合成画像の
具体例を示す模式図である。
具体例を示す模式図である。
【図13】本発明の第2実施例による圧伸部の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
156…圧伸部、 157…エンコーダ部、 158…メモリ部、 159…デコーダ部、 170…演算処理部、 171…LOG変換部、 182…主走査カウンタ、 183…副走査カウンタ、 184…セレクタ、 185…レジタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−387810(JP,A) 特開 平2−106734(JP,A) 特開 平2−81275(JP,A) 特開 平2−28892(JP,A) 実開 平2−38868(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】第1の原稿を読み取り、上記第1の原稿に
応じた第1の画像情報を発生し、第2の原稿を読み取
り、上記第2の原稿に応じた第2の画像情報を発生する
読取手段と;画像情報を記憶するメモリと; 上記第1の画像情報を上記メモリに記憶させる第1の記
憶制御手段と; 上記第2の画像情報の発生のタイミングと、上記メモリ
に記憶されている上記第1の画像情報を読み出すタイミ
ングとを制御する制御手段と; 上記メモリから出力された第1の画像情報と、上記読取
手段が発生した第2の画像情報とを、上記第2の画像情
報を読み取るときの主走査方向、および副走査方向の位
置情報に基づいて、所定の方向に対して連続的に変化す
る重み付け係数に従って合成する合成手段と;上記合成手段によって合成された画像情報を上記メモリ
に記憶させる第2の記憶制御手段と; 上記メモリに記憶された 画像情報に応じた画像を形成す
る画像形成手段と;を有することを特徴とする画像処理
装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10316791A JP3347339B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 画像処理装置 |
US08/250,345 US5946423A (en) | 1991-04-08 | 1994-05-27 | Apparatus and method for processing images using position-dependent weighting factors |
US08/475,463 US5852674A (en) | 1991-04-08 | 1995-06-07 | Apparatus and method for processing images using position-dependent weighing factor |
US09/334,679 US6522789B2 (en) | 1991-04-08 | 1999-06-17 | Apparatus and method for processing images |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10316791A JP3347339B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04310068A JPH04310068A (ja) | 1992-11-02 |
JP3347339B2 true JP3347339B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=14346953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10316791A Expired - Fee Related JP3347339B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 画像処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3347339B2 (ja) |
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US6735374B1 (en) * | 1999-03-16 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Picture processing apparatus and method |
US7154515B2 (en) * | 2001-06-15 | 2006-12-26 | Perkinelmer, Inc. | Method and apparatus for reducing printing artifacts of stitched images |
JP3970102B2 (ja) * | 2001-06-28 | 2007-09-05 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
JP2003163801A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法、画像処理プログラム、記憶媒体 |
JP4095530B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2008-06-04 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び方法 |
JP4778337B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2011-09-21 | 株式会社リコー | 画像読取信号処理icおよび画像読取装置と画像形成装置 |
US8861890B2 (en) | 2010-11-24 | 2014-10-14 | Douglas Alan Lefler | System and method for assembling and displaying individual images as a continuous image |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4616262A (en) * | 1983-11-14 | 1986-10-07 | Dainippon Ink And Chemicals, Incorporated | Method and apparatus for forming a combined image signal |
JPH071428B2 (ja) * | 1986-09-29 | 1995-01-11 | 株式会社アスキ− | 表示制御装置 |
US4872056A (en) * | 1987-02-05 | 1989-10-03 | Video Graphic Styling, Inc. | Method for displaying selected hairstyles in video form |
JPH0783454B2 (ja) * | 1988-11-02 | 1995-09-06 | 三菱電機株式会社 | 映像信号処理装置 |
DE68928557T2 (de) | 1988-11-14 | 1998-05-14 | Canon Kk | Bildverarbeitungsgerät und -methode |
JP2771858B2 (ja) * | 1989-08-23 | 1998-07-02 | 富士通株式会社 | 多画面合成装置 |
CA1318972C (en) * | 1989-09-25 | 1993-06-08 | Alain Tessier | Video overlay circuit |
US5155595A (en) * | 1991-01-31 | 1992-10-13 | Lsi Logic Corp. | Genlock frequency generator |
US5157494A (en) * | 1991-03-29 | 1992-10-20 | The Grass Valley Group, Inc. | Apparatus and method for combining video signals to provide an output signal with full field coverage |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP10316791A patent/JP3347339B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-05-27 US US08/250,345 patent/US5946423A/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-17 US US09/334,679 patent/US6522789B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04310068A (ja) | 1992-11-02 |
US20010055430A1 (en) | 2001-12-27 |
US5946423A (en) | 1999-08-31 |
US6522789B2 (en) | 2003-02-18 |
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