JP3346850B2 - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents
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Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
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Description
に関するもので、特にフラッシュEEPROM(Electri
cally Erasable Programmable Read Only Memory) に関
するものである。
的に書き換えが可能であるという特長を持つプログラマ
ブルメモリであり、現在広く用いられている。
メモリセルアレイの一例を示す。これは図20に示す回
路を実現したもので、図19(a)は平面図、図19
(b)は図19(a)のA−A’線に沿った素子断面
図、図19(c)は図19(a)のB−B’線に沿った
素子断面図、図19(d)は図19(a)のC−C’線
に沿った素子断面図である。
ルの制御ゲートを形成しており、この制御ゲートの下に
は浮遊ゲート2が基板のチャネル領域3上にゲート絶縁
膜4を介して設けられている。例えばアルミニウムで作
られた列線5は、隣あったメモリセルで共用されるドレ
イン6にコンタクト孔を介して接続されている。配線8
はデータの読出し時には基準電位(例えば接地電位)
を、浮遊ゲートから電子を放出するときは高電圧をそれ
ぞれ供給するための配線で、例えばアルミニウムで作ら
れ、隣合ったメモリセルで共用されるメモリセルのソー
ス7とコンタクト孔9により接続されている。
モリセルの閾電圧の大小は浮遊ゲートへの電子の注入量
で決定され、このメモリセルの閾電圧の大小でデータの
論理“1”及び論理“0”を記憶する。すなわち、選択
されたメモリセルの閾電圧が大きい時はオフのままであ
り、選択されたメモリセルの閾電圧が小さい時はメモリ
セルがオンするため、選択されたメモリセルを通して電
流が流れる。この電流が流れるか、流れないかで、デー
タの論理“1”,“0”を検出する。そこで、このよう
なフラッシュEEPROMにおけるデータ記憶について
説明する。まず、一旦全てのメモリセルについて浮遊ゲ
ートに電子を注入して浮遊ゲートに蓄えられている電子
の量を均一にし、その後全てのメモリセルの浮遊ゲート
から電子を放出して2進データの一方を記憶する。続い
て、2進データの他方を記憶すべきメモリセルの制御ゲ
ートとドレインに選択的に高電圧を印加してチャネル電
流を流し、チャネル領域からメモリセルの浮遊ゲートに
電子を注入して2進データの他方を書き込む。
においては、浮遊ゲートから電子を放出し過ぎるとメモ
リセルの閾電圧が負の値になって選択動作ができなくな
るという問題がある。そこで、電子を放出した後に読出
しを行い(ベリファイ)、適当な閾電圧になったか否か
をチェックするようにしている。すなわち、電子を放出
し過ぎないよう、電子の放出期間を短く設定し、放出と
読出しを何度も繰り返して行うことにより適切な閾電圧
を得るようにしている。
トを0ボルトにしておき、ソースあるいはドレインに高
電圧を印加することによって浮遊ゲートからソースある
いはドレインにトンネル効果で電子を放出する方法、あ
るいは制御ゲートを0ボルトにしておき、メモリセルが
作られている半導体基板を高電圧にして浮遊ゲートから
チャネル領域に電子をトンネル効果を利用して放出する
方法等が使用される。
ートとチャネルとの間のゲート絶縁膜は極めて薄く、例
えば100オングストローム程度に作られている。しか
しながら、ゲート絶縁膜の厚さ等の製造工程によるばら
つきにより、電子の放出後のメモリセルの閾電圧は全メ
モリセルが均一な値ではなく、ある幅をもってばらつく
ことになる。
がデータの読出し速度も速くなり、またマージンも大き
くなる。よってメモリセルの閾電圧は低い方が良いが、
メモリセルの閾電圧のばらつき中で最も閾電圧の高いメ
モリセルを最適な閾電圧になるまで電子を放出すると、
ばらつき中の最も閾電圧の低いメモリセルの閾電圧が負
の値になってしまい好ましくない。
を放出しすぎてメモリセルの閾電圧が負の値になったと
きには、行線、すなわち制御ゲートが0ボルトの非選択
なメモリセルでもオンしているため列線5と配線8とが
接続状態となって、列線5から非選択なメモリセルを介
しても配線8に電流が流れる。したがって、データの読
出しにおいて、選択されたメモリセルがオフ状態のもの
であっても非選択なメモリセルを通して電流が流れるた
め、間違ったデータを読み出してしまう。あるいはデー
タの書き込みの時に列線5に電圧を印加したとしても非
選択なメモリセルを介して電流が流れてしまい、電圧が
下がってしまうため、データの書き込みに必要な十分な
電圧を供給する事ができない。
ように電子を浮遊ゲートから放出した後の全メモリセル
の閾電圧のばらつきの中で最も閾電圧の低いメモリセル
の閾電圧が負の値にならないよう正の値にしておく必要
から、閾電圧のかなり高いメモリセルも存在する。
出されたメモリセルのそれぞれにおいて、最も閾電圧の
低いメモリセルと最も閾電圧の高いメモリセルとの閾電
圧の差はメモリセルを流れる電流の差となり、選択され
たメモリセルからのデータ読出し速度がメモリセルによ
って異なることになる。したがって、閾電圧がばらつく
場合、最も閾電圧の高いメモリセルによってデータの読
出し速度が決まってしまい、データの読出し速度を速く
できないという欠点があった。
ばらつきの分布の中で、閾電圧のばらつき中で読出し速
度に悪影響を与える程度に閾電圧が高いメモリセルは、
製造ロットによっても異なるがせいぜい十数ビットから
数百ビットであるが、このような閾電圧が高くばらつい
ているメモリセルは、一般にメモリセルアレイ中に分散
して存在する。
線の断線、行線あるいは列線の隣同士の配線のショー
ト、列線とメモリセルの接続不良、メモリセルの浮遊ゲ
ートの電気的絶縁不良等の行あるいは列単位の不良につ
いては行あるいは列単位で不良のメモリセルを予備のメ
モリセルに置換えて使う冗長回路方式で救済することが
可能である。
に示す。メモリセルアレイに不良があった場合に、この
不良を行単位に置換えるためにメモリセルアレイ10に
隣接して予備のメモリセルアレイ(I)14が設けら
れ、予備の行デコーダ15によって制御される。予備の
行デコーダ15には不良の行が選択されたとき予備のメ
モリセル14を選択するように不良のアドレスが記憶さ
れている。予備の行デコーダ15が選択されて予備のメ
モリセル14からデータを読出すときには、正規の行デ
コーダ11でのデコード成立を防ぐように、予備の行デ
コーダ15から正規の行デコーダ11の動作を禁止する
制御信号が与えられ、正規のメモリセル10が選択され
ないようにしている。
た場合に、この不良を列単位に置換えるためにメモリセ
ルアレイに隣接して予備のメモリセルアレイ(II)1
6が設けられ、予備の列デコーダ18によって制御され
ている。予備の列デコーダ18には不良の列が選択され
たとき予備のメモリセル16を選択するように不良の列
アドレスが記憶されている。予備の列デコーダ18が選
択されて予備のメモリセル16からデータを読出すとき
には、正規の列デコーダ12でのデコード成立を防ぐよ
うに、予備の列デコーダ18から正規の列デコーダ12
の動作を禁止する制御信号が与えられ、正規のメモリセ
ル10からデータが読出せないようにしている。
らついているメモリセルは広範囲にばらついて存在する
ため、このような従来の冗長回路の方式では用意すべき
予備のメモリセルの数が膨大になってしまい、実用的で
はなく、使用することはできない。したがって、上記の
ように閾電圧が高すぎるような不良メモリセルを救済す
ることができず、歩留まりが下がってしまうという欠点
を有する。
たもので、閾電圧が高すぎるメモリセルが広範囲に存在
する場合でも救済でき、より読出し速度の速い不揮発性
半導体メモリを提供することを目的とする。
れば、行線と、前記行線を選択するための行デコーダ
と、行及び列方向にマトリクス状に配列され前記行線に
より選択的に駆動されるメモリセルと、このメモリセル
の一端に接続される列線と、前記列線を選択するための
列デコーダと、前記メモリセルに不良があるときに、前
記メモリセルの代わりに使用される予備のメモリセル
と、前記不良のメモリセルの行番地を記憶するための、
前記行デコーダからのデコード信号により選択的に駆動
される行番地記憶用メモリセルと、前記不良のメモリセ
ルの列番地を記憶するための、前記列デコーダからのデ
コード信号により選択的に駆動される列番地記憶用メモ
リセルと、前記行及び列番地記憶用メモリセルに記憶さ
れたデータを読出すためのデータ読出し手段と、このデ
ータ読出し手段から読出されたデータに応じて、前記メ
モリセルから読み出されたデータと前記予備のメモリセ
ルから読み出されたデータのいずれを出力するかを切換
える読出しデータ切換え手段とを具備したことを特徴と
する不揮発性半導体メモリが提供される。
モリセル列線と、前記行及び列番地記憶用メモリセルに
それぞれ接続された行番地記憶用セル列線及び列番地記
憶用セル列線と、前記列線、前記予備メモリセル列線、
前記行番地記憶用セル列線、前記列番地記憶用セル列線
にそれぞれ接続され、前記メモリセル、前記予備のメモ
リセル、前記行番地記憶用メモリセル、前記列番地記憶
用メモリセルにデータをプログラムするためのデータプ
ログラム手段とをさらに備えるとよい。
ための列デコーダ出力に応じて選択される複数のメモリ
セル列を有していることが好ましい。
の行線と、前記行線を選択するための行デコーダと、複
数の列線と、前記列線を選択するための列デコーダと、
これら行線と列線の交点に配置されたメモリセルと、こ
のメモリセルに隣接して設けられ、対応する行線に接続
された前記メモリセルに不良があるときに前記メモリセ
ルに代えて使用される予備のメモリセルと、前記メモリ
セルに隣接して設けられ、対応する前記行線に接続され
不良のメモリセルの行番地を記憶するための不良行記憶
用メモリセルと、不良のメモリセルの列番地を記憶する
ための、前記列デコーダからのデコード信号により選択
的に駆動される不良列記憶用メモリセルと、前記不良行
記憶用メモリセルから読出されたデータと前記不良列記
憶用メモリセルから読出されたデータとにより前記メモ
リセルから読出されたデータと、前記予備のメモリセル
から読出されたデータとを切換えて出力するデータ切換
え手段とを具備したことを特徴とする不揮発性半導体メ
モリが提供される。
記不良行記憶用メモリセル、不良列記憶用メモリセルに
それぞれ接続されたデータプログラム手段とをさらに備
えるとよい。
列記憶用メモリセルから読み出されたデータに基づい
て、前記データプログラム手段による前記メモリセルと
前記予備のメモリセルとへのデータのプログラムを、切
り替え制御する選択手段をさらに備えるとよい。
読出されたデータを記憶するラッチ回路を更に具備する
とよい。
ーダと、行及び列方向にマトリクス状に配列され前記行
線により選択的に駆動され、浮遊ゲート中の電荷の量に
よってデータを記憶するメモリセルと、このメモリセル
の一端に接続される列線と、前記列線を選択するための
列デコーダと、前記メモリセルに不良があるときに、前
記メモリセルの代わりに使用され、前記メモリセルと同
等に構成された予備のメモリセルと、前記不良のメモリ
セルがある行番地を浮遊ゲート中の電荷の量によって記
憶する、前記行デコーダからのデコード信号により選択
的に駆動される行番地記憶用メモリセルと、前記不良の
メモリセルがある列番地を浮遊ゲート中の電荷の量によ
って記憶する、前記列デコーダからのデコード信号によ
り選択的に駆動される列番地記憶用メモリセルと、前記
行あるいは列番地記憶用メモリセルに記憶されたデータ
を読み出すためのデータ読み出し手段と、このデータ読
み出し手段から読み出されたデータに応じて、前記メモ
リセルからデータを読み出すか、前記予備のメモリセル
からデータを読み出すかを決めるデータ読み出し手段を
具備したことを特徴とする不揮発性半導体メモリが提供
される。さらに、本発明の第4の観点によれば、行線
と、前記行線を選択するための行デコーダと、行及び列
方向にマトリクス状に配列され前記行線により選択的に
駆動されるメモリセルの一端に接続される列線と、この
メモリセルの一端に接続される列線と、前記列線を選択
するための列デコーダと、前記メモリセルに不良がある
ときに、前記メモリセルの代わりに使用される予備のメ
モリセルと、前記不良のメモリセルがある行番地を記憶
する、前記行デコーダからのデコード信号により選択的
に駆動される行番地記憶用メモリセルと、前記不良のメ
モリセルがある列番地を記憶する、前記列デコーダから
のデコード信号により選択的に駆動される列番地記憶用
メモリセルと、前記行あるいは列番地記憶用メモリセル
に記憶されたデータを読み出すためのデータ読み出し手
段と、このデータ読み出し手段から読み出されたデータ
に応じて、前記メモリセルからデータを読み出すか、前
記予備のメモリセルからデータを読み出すかを決めるデ
ータ読み出し手段を具備したことを特徴とする不揮発性
半導体メモリが提供される。
セルが存在しているときには、メモリセルアレイに隣接
してメモリセルの各行に対応して設けられた、閾電圧の
高すぎるメモリセルの行を記憶する行記憶用メモリセル
および、メモリセルの各列に対応して設けられた、閾電
圧の高すぎるメモリセルの列を記憶する列記憶用メモリ
セルにそのアドレスが記憶される。また、メモリセルア
レイに隣接して正規のメモリセルの閾電圧が高すぎたと
きこれに置換えて使用する予備のメモリセルが各行に対
応して設けられており、行記憶用メモリセルおよび列記
憶用メモリセルから読出されたデータにより、メモリセ
ルのデータかあるいは予備のメモリセルのデータかのい
ずれかが選択される。このような救済は閾電圧が高い場
合のように、メモリセル中にばらついて不良が存在する
場合に特に有効である。
にラッチ回路を有する構成を有する不揮発性半導体メモ
リ装置においても同様である。
つかを説明する。図1は本発明にかかる不揮発性半導体
メモリの概略構成を示すブロック図である。図1におい
ては、列デコーダ12および行デコーダ11により選択
されるメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセ
ルアレイMと、予備のメモリセルM1およびそれぞれ行
及び列記憶用のメモリセルM2,M3が設けられてい
る。メモリセルMの各列線Dには列デコーダ12により
選択されるゲートG11〜G1Nを介してメモリセルへデー
タをプログラムするためのデータプログラム回路21が
接続されているとともに、読出し制御信号R/NP(以
下、Nは逆論理を表わす)により制御されるゲートG21
を介して負荷回路25およびセンスアンプ26が接続さ
れている。また、予備のメモリセルM1の列線D−1に
は予備のメモリセルM1へデータをプログラムするため
のデータプログラム回路22が接続されているととも
に、読出し制御信号R/NPにより制御されるゲートG
22を介して負荷回路27およびセンスアンプ28が接続
されている。
−2にはメモリセルM2へデータをプログラムするため
のデータプログラム回路23が接続されているととも
に、読出し制御信号R/NPにより制御されるゲートG
23を介して負荷回路29およびセンスアンプ30が接続
され、列記憶用のメモリセルM3の線D−3にはメモリ
セルM3へデータをプログラムするためのデータプログ
ラム回路24が接続されているとともに、読出し制御信
号R/NPにより制御されるゲートG24を介して負荷回
路31およびセンスアンプ32が接続されている。
ぞれ後述する信号Aおよびその反転信号NAにより制御
されるスイッチ回路S1およびS2を経てデータ出力回
路33から出力される。また、センスアンプ30および
32の出力は信号Eとともに3入力NANDゲートNA
ND1に入力され、その出力は信号CとともにNAND
ゲートNAND2に入力され、その出力がNA、そのイ
ンバータINV1による反転信号が信号Aとなってい
る。なお、この図1において、トランジスタがNチャネ
ル型であるかPチャネル型であるかの極性を示す記号の
付与されていないトランジスタは全てNチャネル型であ
り、以降の実施例の図面においても同様である。
る信号P1、及びデータプログラム回路22を制御する
信号P2を生成するための信号生成回路の構成を示す回
路図である。
トNAND11の出力Uは交差接続された2つのNAN
DゲートNAND12、NAND13からなるフリップ
フロップFLにリセット信号NRSとともに入力され、
互いに逆論理の出力信号の一方は読出し制御信号R/N
P、正規セル指定信号NMとともに3入力NORゲート
NOR11に入力されている。このNOR11の出力は
置換えセル指定信号CMとともにNORゲートNOR1
2に入力され、その出力は消去信号ERとともにNOR
ゲートNOR13に入力され、その出力がP2となって
いる。一方、フリップフロップFLの他方側出力は読出
し制御信号R/NP、置換えセル指定信号CMとともに
3入力NORゲートNOR14に入力されている。この
NOR14の出力は正規セル指定信号NMとともにNO
RゲートNOR15に入力され、その出力は消去信号E
RとともにNORゲートNOR16に入力され、その出
力がP1となっている。
モリセルM2に、不良メモリセルの列を列記憶用メモリ
セルM3にそれぞれ記憶するときの図1に示した回路に
おける主要な内部ノードのタイミング波形を示すタイミ
ングチャートである。
放出する前に、期間T1において、正規のメモリセルの
浮遊ゲートに電子を注入し、期間T2において置換え用
のメモリセルの浮遊ゲートに電子を注入し、全てのメモ
リセルを均一な状態にしておく。
号NMを論理“1”に、信号CMを論理“0”にする。
この時信号ERは論理“0”であるので信号P1が論理
“1”になり、メモリセルにデータをプログラムする回
路21が活性化される。この状態で選択された行線WL
及び選択された列デコーダの出力CDに高電圧VPが与
えられる。そしてデータプログラム回路21により列線
Dに供給された高電圧がメモリセルのドレインに与えら
れる。この結果、メモリセルの制御ゲートである行線W
Lとドレインに供給された高電圧によりメモリセルMの
浮遊ゲートに電子が注入される。
入が終了すると、次の期間T2において置換え用の予備
のメモリセルの浮遊ゲートへ電子が注入される。期間T
2においては図2における正規セルを表す信号NMを論
理“0”に、置換えセルを表す信号CMを論理“1”に
することにより信号P2が論理“1”になるので、予備
のメモリセルにデータをプログラムするデータプログラ
ム回路22が活性化される。そして選択された行線WL
に高電圧が与えられ、そしてデータプログラム回路22
により列線D−1に供給された高電圧が予備のメモリセ
ルのドレインに与えられる。この結果、予備のメモリセ
ルM1の制御ゲートである行線WLとドレインに供給さ
れた高電圧により予備のメモリセルM1の浮遊ゲートに
電子が注入される。
メモリセルへの電子の注入とが終了すると、期間T3に
おいて正規のメモリセル及び予備のメモリセルの浮遊ゲ
ートから電子が放出される。このため、図2における信
号ERが論理“1”になることにより信号P1,P2は
共に論理“0”となり、データプログラム回路21およ
び22は非動作状態となる。このとき全ての行線WLは
0Vに設定され、メモリセルのソース電圧VSには高電
圧VP”が供給される。このソースの高電圧VP”によ
り浮遊ゲート中の電子は放出される。このとき列線D及
びD−1は電気的に浮遊状態にされている。
放出状態をチェックするために、正規のメモリセルから
データが読出される。すなわち、メモリセルの閾電圧が
マイナスの値にならないように電子の放出が十分か、あ
るいは放出が足りないかのチェックがなされ、足りない
場合はもう一度VSを高電圧にして浮遊ゲートからの電
子の放出が行われる。期間T4においては、信号R/N
Pが論理“1”になり、読出しモードに設定される。す
なわち、選択された行線WLはチェックのための読出し
電圧VC' となり、選択された列デコーダの出力CDと
ともに行と列の一本を選択し、交点にあるメモリセルか
らデータが読出される。信号Eは論理“0”で信号Cは
論理“1”であるので、この信号E及びCにより信号A
は論理“1”に信号NAは論理“0”に設定され、図1
のスイッチング回路S1はオン、S2はオフし、メモリ
セルMからデータが読出される。このとき使用される電
圧VC’は通常の読出しの時の電圧VCよりも低い値に
設定され、この電圧VC’が制御ゲートに与えられたと
きにオフであるかオンであるかを調べることにより、メ
モリセルからの電子の放出状態をチェックしている。
ルを所定の回数だけ繰り返し行い、所定の回数の繰り返
し後にもオフのままであるメモリセルを予備のメモリセ
ルと置換えるようにしている。この図3の実施例ではサ
イクルを2回繰り返し行う例を示している。
“1”、信号Cを論理“0”にすることによって信号A
は論理“0”に信号NAは論理“1”に設定され、スイ
ッチング回路S1はオフ、S2はオンし予備のメモリセ
ルM1からデータが読出される。そして電子の放出が不
十分な場合、期間T6で再びメモリセルの浮遊ゲートか
ら電子の放出を期間T3と同様に行い、期間T7で正規
のメモリセルに関して電子の放出状態をチェックするた
めにデータの読出しを期間T4と同様に行い、期間T8
で予備の置換え用のメモリセルに関して電子の放出状態
をチェックするためにデータの読出しを行っている。
体メモリをテストしているテスタ等に、放出状態が不十
分なメモリセルの番地を記憶しておき、どの行および列
のメモリセルを置換えるかを決定する。この後期間T9
で、置換え行及び置換え列記憶用のメモリセルに電子を
注入することによって置換えるべき番地を記憶する。
“1”にすることにより信号P1,P2を論理“0”に
固定し、データプログラム回路21及びデータプログラ
ム回路22から高電圧が出力されないようにする。そし
て信号R/NAを論理“0”としプログラムモードに設
定する。不良のメモリセルの存在する行線WLを高電圧
VPに設定し、データプログラム回路23により線D−
2に高電圧を供給する。この結果、不良のメモリセルと
同一の行線に接続される不良のメモリセルに対応した置
換え行記憶用メモリセルM2の浮遊ゲートに電子が注入
されてその閾電圧は上昇し、選択されてもオフの状態が
維持される状態に設定される。一方、この不良のメモリ
セルが存在する列に対応する列デコーダの出力も高電圧
VPにされ、この列デコーダの出力に接続されている置
換え列記憶用メモリセルM3の制御ゲートも高電圧とな
る。
り、線D−3に高電圧が供給される。これにより、不良
のメモリセルに接続される列デコーダの出力線と同一の
出力線に接続される不良のメモリセルに対応した置換え
列記憶用メモリセルM3の浮遊ゲートに電子が注入さ
れ、その閾電圧は上昇し、選択されてもオフの状態が維
持される状態に設定される。
モリセルが存在する行と列に対応する置換え行記憶用メ
モリセルM2及び置換え列記憶用メモリセルM3に順次
電子の注入を行う。
え行記憶用メモリセルM2と置換え列記憶用メモリセル
M3とからもデータの読出しを行い、もしもM2および
M3の両方のメモリセルに電子が注入されたものが読出
されたならば、予備のメモリセルM1から読出されたデ
ータを出力し、M2あるいはM3の少なくともいずれか
一方にしか浮遊ゲートに電子の注入が行われていないも
のが選択されたときは、正規のメモリセルMから読出さ
れたデータを出力するようにして、常に良品のメモリセ
ルからデータを読出すようにする。
列記憶用メモリセルへの行と列の記憶は、工場での製品
テストの時に不良のメモリセルの救済の目的のために行
っても良いが、ユーザがこの不揮発性半導体メモリを使
用しているときに、正規のメモリ中に不良が発生した場
合に、置換え行記憶用メモリセルと置換え列記憶用メモ
リセルに不良の行と列を記憶させてこの不良のメモリセ
ルを置換えて予備のメモリセルを使用するようにしても
良い。
るときのタイミング波形を示すタイミングチャートであ
る。このタイミング波形はユーザがすでにデータのプロ
グラムが終了しているものについてデータを再び書換え
るときのものである。
明する。まず、期間T1〜T3については図3の場合と
同様であり、期間T1では、浮遊ゲートから電子を放出
したときにメモリセルの閾電圧のばらつきをなるべく小
さく抑えるために全てのメモリセルの浮遊ゲートに電子
を注入する。期間T2においても図3に示した期間T2
におけるのと同様のタイミングで正規のメモリセルに異
常に閾電圧の高いものが発見されたときにこれに置換え
て使用する、置換え用の予備のメモリセルM1の全てに
電子を注入している。期間T3においても図3に示した
期間T3におけるのと同じ動作を示しており、正規のメ
モリセルと予備の置換え用メモリセルのソースVSに高
電圧VP”を印加して浮遊ゲート中の電子をメモリセル
のソース側に放出している。
が放出された結果メモリセルの閾電圧が適当な値に達し
たかどうかをチェックするために、メモリセルからデー
タを読出すべく選択された行線、すなわちメモリセルの
制御ゲートに通常の読出しの時の電圧VCよりも低い電
圧VC’を印加して正規のメモリセル及び置換え用の予
備のメモリセルからデータを読出している。この期間T
4においては同時に置換え行記憶用メモリセルM2及び
置換え列記憶用メモリセルM3からもデータの読出しを
行い、正規のメモリセルからのデータを出力するか予備
のメモリセルからのデータを出力するかを決定してい
る。
“1”にされ読出しモードとなる。選択された置換え行
記憶用メモリセルM2の浮遊ゲートに電子が注入されて
いないときは選択された行のメモリセルに不良が存在し
ないことを表しており、センスアンプ30は論理“0”
を出力する。同様に、選択された置換え列記憶用メモリ
セルM3の浮遊ゲートに電子が注入されていないときは
選択された列のメモリセルに不良が存在しないことを表
しており、センスアンプ32は論理“0”を出力する。
これら選択行記憶用メモリセルM2からのデータ及び選
択列記憶用メモリセルM3からのデータのいずれか一方
が論理“0”の時は選択されたメモリセルに不良がない
ときであるから、信号Aは論理“1”となりメモリセル
Mからのデータがデータ出力回路4に伝達される。
は、対応して選択された置換え行記憶用メモリセルM2
の浮遊ゲートに電子が注入されてその閾電圧は高くなっ
ているため、選択されてもオフのままであり、これを検
出したセンスアンプ30は論理“1”を出力する。同様
に、対応して選択された置換え列記憶用メモリセルM3
の浮遊ゲートに電子が注入されており、その閾電圧は高
くなっているため選択されてもオフのままであり、これ
をセンスアンプ32が検出し論理“1”を出力する。こ
れら両方のセンスアンプからの出力が共に論理“1”に
なると信号Aは論理“0”となり、メモリセルMからの
データは出力回路4には伝達されず、置換え用の予備の
メモリセルM1からのデータが出力回路4に伝達され
る。
たときは信号Aが論理“0”となり予備のメモリセルか
らデータが出力されるので間違ったデータが出力される
ことはない。
らの電子の放出が不十分なときは期間T5で更に電子の
放出を行い、期間T6で期間T4と同様に電子の放出量
のチェックのための読出しが行われる。
M1からの電子の放出が完了し初期化が行われた後、選
択的にメモリセルに与えられたデータをプログラムす
る。
ルの閾電圧が低くされており、2進データの一方が記憶
された状態となっているため、与えられたデータが2進
データの他方の場合のみ選択されたメモリセルの浮遊ゲ
ートに電子が注入されることになる。この電子の注入の
前に期間T7において置換え行記憶用メモリセルM2及
び置換え列記憶用メモリセルM3からデータを読出し正
規のメモリセルと予備のメモリセルのいずれにデータを
プログラムするかを判断する。
ついて説明する。この期間T7においては信号NM、信
号CM、信号ERは共に論理“0”であるが信号R/N
Pは論理“1”の読出しモードになっているので、図2
より信号P1,P2は共に論理“0”となり、データプ
ログラム回路からは高電圧は供給されない。選択された
行線WLは論理“1”のVCレベルとなり、列デコーダ
の選択された出力も論理“1”のVCレベルとなる。
号RSが論理“1”となるので、この反転信号NRSは
論理“0”となり、この信号NRSが入力されているフ
リップフロップFLはリセットされ、接点N12は論理
“1”に、接点N11は論理“0”となる。このときは
信号STは論理“0”であるので接点Uは論理“1”と
なっており、リセットされた状態が安定に保持される。
リセットが完了すると信号NRSは再び論理“1”に戻
る。
換え列記憶用メモリセルM3からデータが読出される
が、期間T7で示した置換え行記憶用メモリセルM2及
び置換え列記憶用メモリセルM3の浮遊ゲートには電子
が注入されておらず、この行と列とで指定されるメモリ
セルは良品である。
センスアンプ30、32から出力されるデータはともに
論理“0”であるので、信号Aは論理“1”、この反転
信号NAは論理“0”となる。この後信号STは論理
“1”となるが、信号NAは論理“0”であるので接点
Uは論理“1”のままである。信号STは所定の時間論
理“1”となり、その後再び論理“0”になる。フリッ
プフロップFLにはリセットされた状態が保持されてお
り、接点N12は論理“1”に接点N11は論理“0”
のままである。この期間T7で読出された行と列との交
点にあるメモリセルは良品であることが分かったので、
次に期間T8でこの交点にあるメモリセルへデータをプ
ログラムする。
“0”となり、データプログラムモードへ移行する。信
号R/NPが論理“0”になると図2における接点N1
1、12の論理レベルにより信号P1,P2の論理レベ
ルが決まり、接点N11は論理“0”であるため信号P
2は論理“0”に、接点N12は論理“1”であるため
信号P1は論理“1”となる。したがって、図1におけ
るプログラム回路1が活性化され、列線Dにプログラム
されるべき2進データに対応した電圧が出力される。プ
ログラムされるべきデータが2進データの一方の値であ
るならばデータプログラム回路1はその出力を0Vに
し、2進データの他方の値であるならば、列線Dに高電
圧VP’を出力する。同時に選択された行線WLにも高
電圧VPが供給され、選択された列デコーダの出力CD
にも高電圧VPが供給される。
ば選択されたメモリセルの浮遊ゲートに電子が注入さ
れ、列線Dが0Vであるならば浮遊ゲートへの電子の注
入は起こらない。このようにしてメモリセルに2進デー
タをプログラムする。
行記憶用メモリセル及び置換え列記憶用メモリセルから
データを読出し、図2に示したような回路を用いてメモ
リセルにその都度データをプログラムするようにしても
良いが、置換え行記憶用メモリセル及び置換え列記憶用
メモリセルから一度にデータを読出し、そのデータを別
のメモリ等に記憶するようにして、この記憶されたデー
タに基づいてメモリセルあるいは予備のメモリセルにデ
ータをプログラムするようにしても良い。期間T9、期
間T10は予備のメモリセルへデータをプログラムする
ときの回路動作を示している。期間T7と同様に、信号
RSが論理“1”となり、この反転信号NRSは論理
“0”となる。
ANDゲートからなるフリップフロップFLに入力さ
れ、フリップフロップFLはリセットされ、接点N12
は論理“1”に、接点N11は論理“0”となる。この
とき、信号STは論理“0”であるので、接点Uは論理
“1”となってリセットされた状態は安定に保持され
る。リセットが完了すると、信号NRSは再び論理
“1”に戻る。次に、置換え行記憶用メモリセルM2及
び置換え列記憶用メモリセルM3からデータが読出され
るが、この期間T9に示したように置換え行記憶用メモ
リセルM2及び置換え列記憶用メモリセルM3の浮遊ゲ
ートには共に電子が注入されており、この行と列とで指
定されるメモリセルは不良品である。このとき線D−
2,線D−3に接続されるセンスアンプ3から出力され
るデータはともに論理“1”であるので信号Aは論理
“0”、この反転信号NAは論理“1”となる。
NAは論理“1”であるので接点Uは論理“0”に変化
する。このときすでに信号NRSは論理“1”に変化し
ているので接点Uの論理“0”により接点N11は論理
“1”に接点N12は論理“0”に変化する。その後、
信号STは論理“0”に変化し接点Uが論理“1”に戻
りフリップフロップはこの論理状態で安定する。この期
間T9で読出された行と列との交点にあるメモリセルは
不良品であることが分かったので次の期間T10で予備
のメモリセルへデータをプログラムする。
“0”となり、期間T8の場合と同様に、データプログ
ラムモードへ移行する。信号R/NPが論理“0”にな
ると、図2における接点N11、N12の論理レベルに
より信号P1,P2の論理レベルが決まり、接点N11
は論理“1”であるため信号P2は論理“1”に、接点
N12は論理“0”であるため信号P1は論理“0”と
なる。この結果、図1におけるデータプログラム回路2
2が活性化され、列線D−1にプログラムされるべき2
進データに対応した電圧が出力される。プログラムされ
るべき2進データが、前述のごとく一方の値であるなら
ばデータプログラム回路22はその出力を0Vにし、2
進データの他方の値であるならば、列線D−1に高電圧
VP’を出力する。同時に選択された行線WLにも高電
圧VPが供給される。このとき列線D−1が高電圧V
P’であるならば選択された予備のメモリセルの浮遊ゲ
ートに電子が注入され、列線D−1が0Vであるならば
浮遊ゲートへの電子の注入は起こらない。このようにし
て予備のメモリセルに2進データをプログラムする。
説明する。図5において、図1と同じ構成要素には同じ
符号を付して詳細な説明は省略する。
されているデータを検出するセンスアンプの出力と、予
備のメモリセルに記憶されているデータを検出するセン
スアンプの出力とを信号A及びその反転信号NAによっ
て切換えることにより、正しいデータを出力するように
していたが、図5の実施例では、正規のメモリセルの負
荷回路25及びセンスアンプ26を予備のメモリセルに
ついても兼用するようにしている。
れるトランジスタS3を列線Dに、信号NAでゲートが
制御されるトランジスタS4を列線D−1にそれぞれ設
け、これらの列線Dと列線D−1を共通の負荷回路25
とセンスアンプ26に切換えて接続するようにして正し
いデータが得られるようにしている。この結果、図1の
実施例において設けられていたスイチッング回路S1お
よびS2は不要となり、省略されている。
モリセルの置換え用の予備のメモリセルは1列のみ設け
られている。しかし、このような1列の場合は同一行の
メモリセルに2個以上の不良メモリセルが存在した場合
は救済できない。
を示すブロック図であり、一つの行線に2個の不良のメ
モリセルが存在したとしても救済できるようにしたもの
である。図6に示す構成は図1に示したものと類似する
ので、図1と同じ構成要素については同じ符号を付して
詳細な説明は省略する。
点は、図1のメモリセル列M1が列線D−1’に接続さ
れたメモリセル列M1’と列線D−1”に接続されたメ
モリセル列M1”の2列からなる点である。正規のメモ
リセル列に不良のメモリセルが存在したときにいずれの
予備のメモリセルを使用するかは選択回路Cで決定され
る。
示す。この回路は、列デコーダの出力CD1 ,CD2 〜
CDi により制御されるゲートG31〜G3iが列線D−1
とD−1’の間に並列接続され、また、列デコーダの出
力CDi+1 〜CDnにより制御されるゲートG3(i+1)
〜G3Nが列線D−1とD−1”の間に並列接続されてい
る。
ダからの出力信号CDを2つの系統に分け、列デコーダ
の出力CD1,CD2〜CDiが選択されたときは列線
D−1’に接続されている予備のメモリセルからデータ
を読出し、列デコーダ出力CDi+1 〜CDn が選択され
たときは列線D−1”に接続されている予備のメモリセ
ルからデータを読出す。このように列デコーダの出力信
号によって二つの予備のメモリセル列のいずれからデー
タを読出すかを決めているので、同一の行線に2個の不
良のメモリセルが存在していたとき、この2個の不良の
メモリセルがCD1 〜CDi で選択されるメモリセル列
に同時に存在していないか、CDi+1 〜CDn で選択さ
れるメモリセル列に同時に存在していない場合には同一
行の2個の不良のメモリセルを救済することができる。
すなわち、同一行の2個の不良のメモリセルがCD1 〜
CDi で選択される列と、CDi+1 〜CDnで選択され
る列とに分かれて存在していればこの不良を救うことが
できる。
ック図である。この実施例も図1を基本にしており、図
1と同じ構成要素には同じ参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。また、各センスアンプ以降のデータ出
力回路等は省略してある。
変形させたもので、行線に接続される置換え行記憶用メ
モリセルM2のゲートをデプレッション型トランジスタ
QD11〜QD1Mを介して行線に接続するようにしたもの
である。また、列デコーダの出力に接続される置換え列
記憶用メモリセルM3のゲートもデプレッション型トラ
ンジスタQD21〜QD2Nを介して列デコーダの出力に接
続するようにしている。そしてこれらのデプレッション
型トランジスタのゲートは、置換え行記憶用メモリセル
及び置換え列記憶用メモリセルの浮遊ゲートに電子を注
入するときに高電圧VPに設定され、読出しモードの時
はVCに設定され、正規のメモリセル及び予備のメモリ
セルへのデータのプログラムの時には0Vに設定される
ように制御信号により制御される。
え行及び置換え列記憶用メモリセルの浮遊ゲートに電子
が注入された後に行われる、正規のメモリセル及び予備
のメモリセルへのデータのプログラムの時には、行線及
び列デコーダから出力される高電圧VPが置換え行及び
置換え列記憶用メモリセルには供給されないため、置換
え行及び置換え列記憶用メモリセルの信頼性が向上する
という利点がある。
ック図である。この実施例は列をデコードする場合に2
つの列デコーダを使用する公知の方法を本発明に適用し
たものである。
数のブロックBK1,BK2・・・BKmに分割し、こ
の複数ブロック中の1つのブロックを第2の列デコーダ
12−2で選択し、第1の列デコーダ12−1により選
択されたブロック中の1つのメモリセル列を選択するこ
とにより、メモリセルアレイMの中の1本の列を選択す
るようにしている。図9においては、メモリセルアレイ
M中に不良がある場合にこれと置換えて使用する置換え
用の予備のメモリセルM1の列の数は第1の列デコーダ
でデコードされる列の数、すなわちブロックを構成する
列の数だけ設けられている。このため、図8までに示し
た実施例よりも、より多くの不良メモリセルを救済する
ことができる。
1の列デコーダの出力及び第2の列デコーダの出力に対
応して設けられる。メモリセルの不良行及び不良列はそ
れぞれ対応して設けられた置換え行記憶用メモリセル
(図示せず)、第1の列デコーダの出力によって制御さ
れる第1の置換え列記憶用メモリセル(図示せず)、第
2の列デコーダの出力によって制御される第2の置換え
列記憶用メモリセル(図示せず)に記憶される。そし
て、これまで示した実施例と同様に、選択されたこれら
3個の記憶用メモリセルのセンスアンプによって検出さ
れたデータが全て論理“1”ならば予備のメモリセルか
らデータが読み出され、このセンスアンプによって検出
されたデータの少なくとも一つが論理“0”であるなら
ば正規のメモリセルMからデータが読出される。
え列記憶用メモリセルとしては、図1あるいは図6に示
したようなものに代えて、図1のM2の代わりに図9の
M1と同じ構成を有するものを新たなM2として使用し
ても良い。この場合には、第2の列デコーダの出力によ
って制御される上述の第2の置換え列記憶用メモリセル
は必要であるが、第1の列デコーダの出力によって制御
される第1の置換え列記憶用メモリセルの不要となる。
これは、この新たなM2は第1の列デコーダでデコード
されることになるためである。
合は、この図9に示したように正規のメモリセルと置換
えるための予備のメモリセルの数を増やしたり、また置
換え行記憶用メモリセル、置換え列記憶用メモリセルの
数を増やしたりする種々の応用が可能である。
したものを新たな置換え行及び置換え列記憶用メモリセ
ルM2として使用した場合の動作を説明する。まず不良
のメモリセルの行及び列を記憶する場合について説明す
る。行デコーダにより不良の存在するメモリセルの行線
を高電圧に設定する。同時に第1の列デコーダにより不
良のメモリセルの列に対応する第1の列デコーダの出力
も高電圧に設定する。更に第2の列デコーダにおいても
不良のメモリセルが含まれるブロックに対応する第2の
列デコーダの出力を高電圧に設定する。この後新たなM
2の選択された置換え行及び置換え列記憶用メモリセル
のドレインに高電圧を印加して浮遊ゲートに電子を注入
する。第2の置換え列記憶用メモリセルのドレインにも
高電圧を印加して電子を注入し不良の含まれるブロック
を記憶する。
この第2の置換え列記憶用メモリセルに不良のメモリセ
ルの存在するメモリブロックがどこであるかを記憶し、
M2に不良のメモリセルの行と第1の列デコーダで選択
される列を記憶する。データ読出しモードにおいては、
入力されたアドレスに対応し行デコーダで1本の行が選
択され、第1の列デコーダによってメモリブロックそれ
ぞれにおいて対応する列が選択される。更に不良のメモ
リセルに置換えて使用される予備のメモリセルM1にお
いても列デコーダ1によって対応する列が選ばれ、新た
に設けられた置換え行及び置換え列記憶用メモリセルM
2においても列デコーダ1によって対応する列が選ばれ
る。
い対応するメモリブロックを選択すると共に、例えば図
1で示された置換え列記憶用メモリセルM3及び図1の
列デコーダ12と同様の動作をして、対応する第2の置
換え列記憶用メモリセルの一つを選択する。そして図1
において説明したのと同様に、選択された置換え行及び
置換え列記憶用メモリセルM2及び第2の置換え列記憶
用メモリセルの双方に電子が注入されていれば予備のメ
モリセルM1からデータが読まれ、いずれか一つでも電
子が注入されていなければ正規のメモリセルMからデー
タが読まれることになる。
たのと同様に、まず選択された置換え行及び置換え列記
憶用メモリセルM2及び第2の置換え列記憶用メモリセ
ルからデータを読出すことによって正規のメモリセルM
と、予備のメモリセルM1とのどちらにデータをプログ
ラムするかを決定する。
用メモリセルと置換え列記憶用メモリセルは、初期の段
階で紫外線を照射して、浮遊ゲートの状態を中性状態と
してから、電子を注入すれば十分であり、正規のメモリ
セルのように、ソースに高電圧を与えて電子を放出した
後にプログラムするようなことは特に行なう必要はな
い。
OR型のメモリセルを用いる不揮発性半導体メモリばか
りでなく、複数のメモリセルが直列に接続された、いわ
ゆるNAND型の不揮発性半導体メモリにも適用でき
る。
回路図を図10に示す。同図によれば、メモリセルMM
1,MM2〜MMnのソースードレイン電流路が直列に
接続されて1つのメモリセルブロックを形成し、このメ
モリセルブロックを選択するためのトランジスタSEが
直列に接続されるとともにメモリセルにデータをプログ
ラムするときに列線に供給される電圧が放電されないよ
うにメモリセルと基準電位との間にトランジスタST1
が設けられた構成となっている。
ており、図11に示す。この構造は、これまで説明した
NOR型のメモリセルと同様に、基板のチャネル領域上
にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲートFGを設け、さらに
その上に制御ゲートCGを設けたものである。
のように行われる。浮遊ゲートFGとチャネル領域との
間にあるゲート絶縁膜をトンネル効果が起こる程度に極
めて薄く形成してあり、浮遊ゲートFGからの電子の放
出および浮遊ゲートFGへの電子の注入はトンネル効果
を利用する。まず、制御ゲートCGを0Vに設定し基板
を高電圧にすることで浮遊ゲートFGから基板に電子を
放出して2進データの一方を書き込む。反対に、基板、
ソース、ドレインを0Vに、制御ゲートを高電圧にする
ことで基板から浮遊ゲートに電子を注入して2進データ
の他方を書き込む。
を、複数個マトリックス状に接続し、集積回路化したも
のを示す回路図であり、図13は図12における浮遊ゲ
ートFGに電子を注入する場合の各ノードの電圧波形を
示す波形図である。メモリセルにデータをプログラムす
るときは、まず制御ゲートに接続されている全ての行線
WL1〜WLnを0Vにし、基板を高電圧にして全ての
メモリセルの浮遊ゲートから基板に電子を放出してお
く。次にデータを書き込むべきメモリセルの選択トラン
ジスタのゲートSを高電位に設定する。同時に信号φを
0Vにしてトランジスタ1をオフさせ、メモリセルを基
準電位から切り離す。
注入するため、対応する行線WLを高電位V1に設定
し、対応する列線Dを0Vに設定する。このとき、浮遊
ゲートと基板(チャネル)との間の電位差がトンネルを
起こすのに十分な値となり、基板から浮遊ゲートに電子
が注入される。一方、非選択の行線WLはV1よりも低
いV2の電位に設定する。このとき、列線の電位が0V
であったとしてもV2の電位が低いため、浮遊ゲートと
基板(チャネル)との間の電位差がトンネルを起こすの
に十分な値とならず、浮遊ゲートに電子は注入されな
い。行線WLが高電位V1に設定されていたとしても列
線Dが電位V3に設定されている場合には、浮遊ゲート
と基板(チャネル)との間の電位差がトンネルを起こす
のに十分な値とならず、浮遊ゲートに電子は注入されな
い。すなわち、時刻T1ではメモリセル2nの浮遊ゲー
トに電子が注入され、メモリセル1nの浮遊ゲートには
電子の注入は起こらない。同様に、時刻T2ではメモリ
セル11の浮遊ゲートに電子が注入され、メモリセル2
1の浮遊ゲートには電子の注入は起こらない。
ートに電子が注入されていればその閾電圧は正の値とな
り、浮遊ゲートから電子が放出されていればその閾電圧
は負の値となる。メモリセルが選択されると、そのゲー
トは論理“0”、例えば0Vに設定される。閾電圧が負
の値の浮遊ゲートから電子が放出されているメモリセル
はオンしたままであるが、閾電圧が正の浮遊ゲートに電
子が注入されているメモリセルはオフする。このよう
に、ゲートが0Vに設定された、選択されたメモリセル
がオン状態であるかオフ状態であるかによってデータを
記憶し選択されたメモリセルを通し列線が放電されるか
どうかでデータを読み出している。一方、非選択のメモ
リセルのゲートは論理“1”、例えば5Vに設定され、
浮遊ゲートに電子が注入されているメモリセルもオンす
るようになっている。
ているメモリセルの閾電圧は非選択な時にオンし、選択
されたときにオフするように設定されなければならない
ため、電子の注入量に関しては注意を要する。このた
め、メモリセルへの電子の注入と、この注入量をチェッ
クするための読出し(ベリファイ)とを繰り返し行い、
適当な注入量になったときに電子の注入を止めるように
している。しかしながら、極めて薄い例えば100オン
グストローム程度の厚さのゲート絶縁膜を通して電子の
注入と放出とを行っているため、製造工程のばらつきに
よりゲート絶縁膜の厚さのばらつき等により浮遊ゲート
への電子の注入量と浮遊ゲートからの電子の放出量はメ
モリセル間でばらつく。電子の放出されたメモリセル及
び電子の注入されたメモリセルの閾電圧はそれぞれ所定
の幅を持ってばらついている。
れず閾電圧が十分負の方向へ移行しなかったり、また閾
電圧が正の値のままだったりする。そしてこのようなメ
モリセルはメモリセルアレイ中に点在するようにして存
在するため、従来の冗長回路方式では救済することがで
きない。また、電子の注入されたメモリセルあるいは放
出されたメモリセルにおいては、前述したように、閾電
圧はある幅を持ってばらついているため、電子の注入さ
れたメモリセル及び放出されたメモリセルそれぞれにお
いて、最も閾電圧の低いメモリセルと最も閾電圧の高い
メモリセルとの閾電圧の差はメモリセルを流れる電流の
差となり、直列に接続されたメモリセルを通して流れる
電流によりデータが読出されるため、選択されたメモリ
セルからのデータ読出し速度がメモリセルによって異な
ることになる。
モリセルに流れる電流は多いほど良いが電子の注入され
たメモリセルの閾電圧は正の値でなければならないた
め、電子の注入されたメモリセルのうち最も閾電圧の低
いメモリセルの閾電圧を0Vよりわずかに高い値に設定
したとしてもメモリセルの閾電圧の分布のばらつきによ
り、最も閾電圧の高いメモリセルの閾電圧の値は0Vよ
りもはるかに高い値となってしまう。製造工程のばらつ
きによっては、メモリセルの閾電圧の分布のばらつきが
大きくなり、電子の注入されたメモリセルのうち閾電圧
が高い方にばらついたものの中には、読出しに適さない
程度に高い閾電圧を持つものが存在するようになる。こ
のようなメモリセルはメモリセルアレイ中に分散して点
在するため従来の冗長回路方式では救済することが出来
ない。以上のような事情は前述したNOR型メモリセル
の場合と全く同様である。
続されたタイプのものに適用しても有効である。以下図
面を参照してメモリセルが直列に接続されたNANDタ
イプのものに適用した例を説明する。
ク図であり、上記のようなNAND型の不揮発性半導体
メモリに本発明を適用した実施例を示している。図14
においては、列デコーダ12および行デコーダ11によ
り選択されるメモリセルがマトリクス状に配置されたメ
モリセルアレイM、このメモリセルアレイM中に不良が
あったとき、これと置換えて使用する予備のメモリセル
M1、不良の行を記憶するために置換え行記憶用メモリ
セルM2、そして不良の列を記憶するために置換え列記
憶用メモリセルM3が図1に示した実施例と同様に用意
されている。これらの中でM,M1,M2中、一点鎖線
で描かれた長方形で示されたmは図10に示したメモリ
セルを直列接続したブロックに相当する。
るので、対応する構成要素には同一符号を付することと
する。メモリセルMの各列線Dには列デコーダ12によ
り選択されるゲートG11〜G1Nを介してメモリセルへデ
ータをプログラムするためのデータプログラム回路21
が接続されているとともに、読出し制御信号R/NPに
より制御されるゲートG21を介して負荷回路25および
センスアンプ26が接続されている。また、予備のメモ
リセルM1の列線D−1にはメモリセルへデータをプロ
グラムするためのデータプログラム回路22が接続され
ているとともに、読出し制御信号R/NPにより制御さ
れるゲートG22を介して負荷回路27およびセンスアン
プ28が接続されている。
−2にはメモリセルへデータをプログラムするためのデ
ータプログラム回路23が接続されているとともに、読
出し制御信号R/NPにより制御されるゲートG23を介
して負荷回路29およびセンスアンプ30が接続され、
列記憶用のメモリセルM3の線D−3にはメモリセルへ
データをプログラムするためのデータプログラム回路2
4が接続されているとともに、読出し制御信号R/NP
により制御されるゲートG24を介して負荷回路31およ
びセンスアンプ32が接続されている。
モリセルに対して列デコーダによって制御される列選択
トランジスタの反対側に一つ設けるようにしているが、
メモリセルアレイ側に設け、各列線に一つづつ設けるよ
うにしても良い。各列線毎に設けた方がデータプログラ
ム時間が短縮される。
様に行記憶用メモリセルにM2のゲートは、信号Sでゲ
ートが制御されるデプレッション型トランジスタ群QD
G1〜QDG1を介して行線と接続され、列記憶用メモ
リセルM3のトランジスタのゲートは、同じく信号Sで
ゲートが制御されるデプレッション型トランジスタQD
2 〜QD2 を介して列デコーダ12の出力に接続され
る。図8でも説明したように、これらのデプレッション
型トランジスタのゲートは、置換え行記憶用メモリセル
及び置換え列記憶用メモリセルの浮遊ゲートに電子を注
入するときに高電圧VPに設定され、読出しモードの時
はVCに設定され、正規のメモリセル及び予備のメモリ
セルへのデータのプログラムの時には0Vに設定される
ように制御される信号Sによって制御される。
び置換え列記憶用メモリセルの浮遊ゲートに電子が注入
された後に行われる、正規のメモリセル及び予備のメモ
リセルへのデータのプログラムの時には、行線及び列デ
コーダの出力に出力される高電圧VPが、置換え行及び
置換え列記憶用メモリセルには印加されないため、置換
え行及び置換え列記憶用メモリセルの信頼性が向上する
という利点がある。
M1から電子を放出しチェックのためにデータを読出
す。このチェックのためのデータ読出しの時に正しくデ
ータが読み出せないメモリセルがあったときは、そのア
ドレスを例えば外部のテスタ等に記憶しておく。次にメ
モリセルM及び予備のメモリセルM1の浮遊ゲートに所
定の閾電圧が得られるように順次電子を注入する。この
後再びデータを読出し、正しく読み出せないもの、すな
わち選択されたときオフしないもの、あるいは非選択の
時にオフするもののアドレスを例えば外部のテスタ等に
記憶する。そしてこれらテスタに記憶したアドレスの対
応する行を置換え行記憶用メモリセルM2に記憶し、同
じくテスタに記憶したアドレスの対応する列を置換え列
記憶用メモリセルM3に記憶する。
メモリセル一つ単位で置換えることが出来るのか、メモ
リセルブロックごと置換える必要があるのか決まる。メ
モリセルブロックごと置換える必要があるときは、置換
え行記憶用メモリセルM2中の対応する置換え用のメモ
リブロック中の全てのメモリセルの浮遊ゲートに電子を
注入してメモリセルブロックのどの置換え用メモリセル
が選択されても予備のメモリセルからデータを読み出せ
るようにする必要がある。このようなメモリセルブロッ
クごと置換える必要がある不良は、非選択なメモリセル
がオフしているような不良である。この場合、メモリセ
ルが選択でも非選択でも電流が流れないためメモリセル
ブロックを通して流れる電流はどの場合もゼロとなりメ
モリセルブロックごと置換えなければならない。
の記憶は工場での製品テストの時に行っても良いが、ユ
ーザがこのようなメモリを使用しているときに不良が発
生した場合に、そのメモリセルの行と列とを記憶させる
ようにしてユーザ自身が置換えられるように構成してお
くことでより利用価値が高まる。
14に示したメモリの置換え行記憶用メモリセル及び置
換え列記憶用メモリセルへのデータのプログラム時の主
要ノードの電圧波形を説明する。このデータのプログラ
ムの前には、すでに置換え行記憶用のメモリセルの浮遊
ゲートからは電子が放出されており、メモリセルの閾電
圧は負に設定されている。
紫外線等が照射され、メモリセルの浮遊ゲートは中性状
態に設定されており、メモリセルの閾電圧は例えば2V
程度に設定されている。
リセルアレイM、予備のメモリセルM1及び置換え行記
憶用メモリセルM2中の図12で示したトランジスタ1
に対応するトランジスタをそれぞれオフさせる。信号R
/NPは論理“0”となり、プログラムモードに設定さ
れる。信号SはVPに設定され、行デコーダ11から供
給される高電圧が置換え行記憶用メモリセルM2の制御
ゲートに供給されるようになる。置換えるべき行、すな
わち不良のメモリセルが存在する行が選択されると、行
デコーダ11から高電圧VPが供給される。
は0Vに示されているが、メモリセルM,M1,M2中
の非選択であるメモリセルの浮遊ゲートに電子が注入さ
れないような電圧であればどのような電圧でも良い。
がレベルVPに設定されているメモリセルの浮遊ゲート
に電子が注入されないようにするためには、行線がVP
に設定されているメモリセルを含むメモリブロックm中
の非選択なメモリセルの行線をある程度高い電圧にして
おき、非選択なメモリセルを通して列線D、D−1に図
15に示すVP”’のようなVPより低い電圧VP”を
行線が高電圧にされたメモリセルに供給して浮遊ゲート
とチャネルとの間の電位差がトンネルを起こさない程度
にする。このとき、非選択な列デコーダの出力は0Vで
はなく、列デコーダの出力が接続されている置き換え列
記憶用メモリセルM3の非選択なものの浮游ゲートに電
子の注入が起こらないようなある程度の高い電圧にして
おき、ゲートG11〜G1Nを通して列線D、D−1に電
圧VP”’が導入されるようにするとよい。このように
すると、行線がVPレベルであるメモリセルM及びM1
中のメモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されないた
め、置換え行記憶用メモリセルへのデータのプログラム
が終了した後、メモリセルM、M1の浮遊ゲートから再
び電子を放出するという動作を省略することができる。
は0Vに設定され、選択された行線WLに対応するメモ
リセルM2の制御ゲートに高電圧VPが供給される。こ
のため浮遊ゲートとチャネルとの間の電位差がトンネル
を起こすのに十分な値になり、浮遊ゲートに電子が注入
される。所定の時間だけ高電圧を供給することにより、
電子の注入前は負であった閾電圧が正の値となり、選択
されて制御ゲートが論理“0”にされたときはオフし、
非選択の制御ゲートが論理“1”の時はオンするように
設定される。このため、選択された行に不良のメモリセ
ルが存在するときは置換え行記憶用メモリセルM2中の
選択されたメモリセルはオフし、これがセンスアンプで
検出される。一方、選択された行に不良のメモリセルが
存在しないときは、置換え行記憶用メモリセルM2中の
選択されたメモリセルはその閾電圧が負であるためオン
し、これがセンスアンプで検出される。
列D−3は0Vに設定され、選択された列デコーダの出
力CDに対応するメモリセルM3の制御ゲートにも高電
圧VPが供給される。このため浮遊ゲートとチャネルと
の間の電位差がトンネルを起こすのに十分な値になり、
浮遊ゲートに電子が注入される。所定の時間だけ高電圧
を供給することにより、電子の注入前は、例えば2V程
度であった、閾電圧が5V以上の値となり、選択されて
制御ゲートが論理“1”、すなわちVC(例えば5V)
にされたときもオフする。非選択の制御ゲートが論理
“0”の時はオフのままである。このため、選択された
列に不良のメモリセルが存在するときは置換え列記憶用
メモリセルM3中の選択されたメモリセルはオフし、こ
れがセンスアンプで検出される。一方、選択された列に
不良のメモリセルが存在しないときは置換え列記憶用メ
モリセルM3中の選択されたメモリセルはその閾電圧が
2V程度であるためオンし、これがセンスアンプで検出
される。
のドレインに0Vを、制御ゲートに高電圧を供給するよ
うにしてトンネル効果を利用して浮遊ゲートに電子を注
入するようにしているが、図1に示した実施例のように
ドレインに高電圧を印加して選択された置換え列記憶用
メモリセルM3に電流を流し、発生したホットエレクト
ロンを浮遊ゲートに注入するようにしても良い。
Mを選択するための列デコーダを、置換え列記憶用メモ
リセルM3を選択するときにも用いるようにしている
が、置換え列記憶用メモリセルM3を選択するためのデ
コーダを特別に設けても良い。また、置換え列記憶用メ
モリセルM3にこの実施例ではNOR型のメモリセルを
用いたが、NAND型のメモリセルmを用いても良い。
但し、このときは置換え列記憶用メモリセルにデータを
記憶する場合、選択されたときにはその制御ゲートに高
電圧を供給し、置換え列記憶用メモリセルからデータを
読出すときは選択されたメモリセルの制御ゲートを0V
に、非選択なメモリセルの制御ゲートをVCにする必要
があるため、列デコーダの出力にこのような電圧を供給
するような回路を付加する必要がある。
ータを読出す場合は、図15の電圧波形に示すように、
信号R/NPを論理“1”として読出しモードに設定す
る。また信号C,Eは共に論理“1”にして、置換え行
記憶用メモリセルM2,及び置換え列記憶用メモリセル
M3から読出されたデータにより信号Aの論理を決め、
メモリセルMから読出されたデータ、あるいは予備のメ
モリセルM1から読出されたデータのいずれを選択する
かを図1に示した実施例と同様に決める。また、信号S
は論理“1”のVCレベルに設定して行デコーダ及び列
デコーダの出力電圧がそのまま置換え行記憶用メモリセ
ルM2及び置換え列記憶用メモリセルM3の制御ゲート
にそれぞれ伝達されるようにしておく。そして信号φを
論理“1”としてメモリセルブロックm中の図12のト
ランジスタ1に対応するトランジスタをオンさせて、メ
モリセルを基準電位に接続する。選択されたメモリセル
ブロックm中の選択された行線は論理“0”の0Vに、
非選択の行線は論理“1”のVCに設定する。
“1”のVCに、非選択な列デコーダの出力CDは論理
“0”の0Vに設定する。メモリセルアレイM中の行デ
コーダ及び列デコーダによって選択されたメモリセル
は、その閾電圧が負であるならばオンして列線Dがメモ
リセルにより放電され、これをセンスアンプ26が検出
して例えば論理“0”を出力する。
に電子が注入されており、その閾電圧が正の値であるな
らば、選択されたメモリセルはオフし列線Dは負荷回路
25によって充電され、これをセンスアンプ26が検出
して例えば論理“1”を出力する。同様に、メモリセル
Mに不良があったとき、これと置換えて使用される予備
のメモリセルM1において、選択されたメモリセルは、
その閾電圧が負であるならばオンし、列線D−1がメモ
リセルにより放電され、これをセンスアンプ28が検出
して例えば論理“0”を出力する。一方、選択された予
備のメモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されており、
その閾電圧が正の値であるならば、選択された予備のメ
モリセルはオフし、列線D−1は負荷回路27によって
充電され、これをセンスアンプ28が検出して例えば論
理“1”を出力する。
いては、選択された行のメモリセルMに不良がある場合
は、対応するメモリセルM2の浮遊ゲートに電子が注入
されているため、選択されたメモリセルM2はオフす
る。一方、選択された行のメモリセルMに不良が存在し
ないときは、対応するメモリセルM2の浮遊ゲートには
電子は注入されておらず、その閾電圧は負であるためオ
ンする。メモリセルM2がオンした場合は、このメモリ
セルにより線D−2が放電され、これをセンスアンプ3
0が検出して例えば論理“0”を出力する。メモリセル
M2がオフの時は、線D−2は、負荷回路29によって
充電され、これをセンスアンプ30が検出し、例えば論
理“1”を出力する。このように、選択された行のメモ
リセルMに不良が存在するときは置換え行記憶用メモリ
セルM2のデータを検出するためのセンスアンプ30は
その出力を論理“1”とし、選択された行のメモリセル
Mに不良が存在しないときは置換え行記憶用メモリセル
M2のデータを検出するためのセンスアンプ30はその
出力を論理“0”とする。
は、選択された列のメモリセルMに不良がある場合は、
メモリセルM3の浮遊ゲートに電子が注入され、その閾
電圧は選択時に制御ゲートがVCにされてもオンしない
程度に高くされているため、選択されたメモリセルM3
はオフする。一方選択された列のメモリセルMに不良が
存在しないときはメモリセルM3はオンする。メモリセ
ルM3がオンした場合は、このメモリセルM3により線
D−3が放電されこれをセンスアンプ32が検出し、例
えば論理“0”を出力する。メモリセルM3がオフの時
は、線D−3は、負荷回路31によって充電され、これ
をセンスアンプ32が検出し、例えば論理“1”を出力
する。このように、選択された列のメモリセルMに不良
が存在するときは置換え列記憶用メモリセルM3のデー
タを検出するためのセンスアンプ32はその出力を論理
“1”とし、選択された列のメモリセルMに不良が存在
しないときは置換え列記憶用メモリセルM3のデータを
検出するためのセンスアンプ32はその出力を論理
“0”とする。
アンプ30によって読出されたデータと、置換え列記憶
用メモリセルM3からセンスアンプ32によって読出さ
れたデータとのうち、少なくともいずれか一方が論理
“0”であるならば、行デコーダ及び列デコーダによっ
て選択されたメモリセルMが不良でないため、信号Aは
論理“1”に、信号Aの反転信号である信号NAは論理
“0”となり、メモリセルMからのデータがデータ出力
回路33に伝達される。
センスアンプ30によって読出されたデータと、置換え
列記憶用メモリセルM3からセンスアンプ32によって
読出されたデータとの両方が論理“1”であるならば、
行デコーダ及び列デコーダによって選択されたメモリセ
ルMが不良であるため、信号Aは論理“0”に、信号A
の反転信号である信号NAは論理“1”となり、予備の
メモリセルM1から読出されたデータがデータ出力回路
33に伝達される。
2及び置換え列記憶用メモリセルM3から読出されたデ
ータによってメモリセルMから読出されたデータを出力
するのか、予備のメモリセルM1から読出されたデータ
を出力するのかを決めるため、常に正しいデータが読出
されることになる。
1にデータをプログラムするときは、図1及び図2に示
した実施例と同様に、まず置換え行記憶用メモリセルM
2及び置換え列記憶用メモリセルM3からデータを読出
し、その読出された結果に基づいて正規のメモリセルM
にデータをプログラムするか、予備のメモリセルM1に
データをプログラムするかを決める。
列であったが、図9を参照して前述したように、予備の
メモリセル列を複数個設けるなど、種々の応用が可能で
ある。
メモリセルの不良の行と列を記憶し、不良の行及び列が
選択されたときは、この不良のメモリセルに代えて予備
のメモリセルからのデータを読出すようにしているの
で、メモリセルを1個単位で予備のメモリセルと置換え
ることが出来るようになり、メモリセルの閾電圧の異常
やゲート絶縁膜の絶縁不良のようなメモリセルアレイ中
に散在するような不良も救済できる。
て、本発明を適用することも極めて有用である。すなわ
ち、本発明を適用して行線の断線等の不良を救済するこ
とは予備のメモリセルの数が多くなりすぎて実用的では
ない。したがって、本発明を従来の冗長回路方式と組み
合わせ、行線あるいは列線の断線等の不良は従来の冗長
回路方式で、メモリセルアレイ中に分散したメモリセル
の不良を本発明により救済するようにすれば良い。
適用する場合、例えば図1に示したメモリセルアレイM
を、図21のメモリセルアレイ10と、予備のメモリセ
ルアレイ(I) と、予備のメモリセルアレイ(II)とを合わ
せたものと考え、図1の行デコーダを、図21の行デコ
ーダと予備の行デコーダとを合わせたものと考え、図1
の列デコーダを、図21の列デコーダと予備の列デコー
ダとを合わせたものと考えて良い。すなわち図21に示
したような従来の冗長回路方式に本発明を適用する場
合、図21の回路構成に図1に示した予備のメモリセル
M1、置換え行記憶用メモリセルM2、置換え列記憶用
メモリセルM3が追加され、図1等に示した他の回路が
付加される。この場合、置換え行記憶用メモリセルには
予備のメモリセルアレイ(I) 中の行線に接続される置換
え行記憶用メモリセルが付加されている。
は、ランダムアクセスであるが、連続したアドレスから
データを読出すときに読出し速度を速くするように工夫
されたものがある。このようなメモリは、各列線に対応
させてラッチ回路を設けておき、一行分のメモリセルか
ら読出されたデータをこのラッチ回路に保持しておき、
このラッチ回路に保持されたデータを順次読出して行く
ようにして読出し速度を速くしている。
救済方法を適用した本発明の一実施例を図16を参照し
て説明する。
0は、各行方向及び列方向にメモリセルがマトリックス
状に配置されている。行デコーダ11は複数の行のうち
の一つを選択する。メモリセルM1は、メモリセルアレ
イM中のメモリセルに不良があったとき、これと置換え
て使用するための予備のメモリセルであり、メモリセル
M2は置換え行記憶用メモリセルであり、M3は置換え
列記憶用メモリセルであり、この例ではメモリセルアレ
イM中の列の数と同じ数だけ設けられている。メモリセ
ルアレイMの各列に対応して設けられているラッチ回路
(I)41はメモリセルアレイMの一行分のメモリセル
から読出されたデータを対応するラッチ回路に記憶す
る。このラッチ回路(I)41に記憶されたデータはこ
のラッチ回路(I)41に対応して設けられたシフトレ
ジスタ(I)42に送られる。
をラッチ回路(I)41を設けずに、直接シフトレジス
タ(I)42に送っても良いが、ラッチ回路(I)41
を用いる場合には、ラッチ回路(I)41のデータをシ
フトレジスタ(I)42に転送し、このシフトレジスタ
(I)42から順次データを読出している間に、つぎの
一行分のデータを読出してラッチ回路(I)41に記憶
させておくことが出来るので、連続して間断無くデータ
を読出せるという利点がある。シフトレジスタ(I)4
2のデータはクロック信号φに同期して順次伝達されて
データM’として出力される。メモリセルアレイM中の
各列に対応して設けられている置換え列記憶用メモリセ
ルM3から読出されたデータも同様にラッチ回路(I
I)43で記憶され、シフトレジスタ(II)44へ転
送される。シフトレジスタ(II)44のデータは、シ
フトレジスタ(I)42のデータと同じく、クロック信
号φに同期してデータM3’として出力される。
データM3’のうちそれぞれ対応する列に関するものは
同時期に出力される。メモリセルアレイM中のメモリセ
ルに不良がある場合、対応する置換え列記憶用メモリセ
ルM3から読出されるデータM3’は論理“1”に、不
良がない場合は論理“0”となる。選択された行に対応
する置換え行記憶用メモリセルM2から読出されたデー
タM2’も同様に選択された行に不良のメモリセルがあ
る場合は論理“1”に、不良のメモリセルがない場合は
論理“0”となる。M2’及びM3’が共に論理“1”
のデータが読出された場合は不良の行と列が選ばれたこ
とになるので、不良検知回路48はこれを検出して選択
回路47を制御し、選択回路47はメモリセルからのデ
ータM’の代わりに予備のメモリセルM1からのデータ
M1’をデータDとして出力する。M2’及びM3’の
少なくともいずれか一方が論理“0”であるならば良品
のメモリセルからのデータであるので、不良検知回路4
8はこれを検出して選択回路47を制御し、選択回路4
7はメモリセルからのデータM’をデータDとして出力
する。
選択回路47の詳細を図17に示す。図17において、
データM2’及びデータM3’はナンドゲート回路NA
ND21に入力される。このためナンドゲート回路NA
ND21の出力Cは、データM2’及びデータM3’が
共に論理“1”の時だけ論理“0”になる。すなわち、
メモリセルアレイM中の不良のメモリセルのデータが到
来したときのみその出力Cを論理“0”とする。ナンド
ゲートNAND21の出力信号CはインバータINV2
1に入力され、信号Cの反転信号NCが出力される。し
たがって、信号NCは不良のメモリセルのデータが到来
したときに論理“1”となる。
入力される。選択回路はそれぞれソース・ドレイン電流
路が並列に接続されたPチャンネルエンハンスメント型
トランジスタ1及びNチャンネルエンハンスメント型ト
ランジスタ2、及び、それぞれソース・ドレイン電流路
が並列に接続されたPチャンネルエンハンスメント型ト
ランジスタ4及びNチャンネルエンハンスメント型トラ
ンジスタ3からなりトランジスタ1及び2の接続点の一
端にはデータM1’が供給され、トランジスタ3及び4
の一端にはデータM’が供給される。トランジスタ1及
び2の他端はトランジスタ3及び4の他端と接続され、
この接続点からデータDが出力される。
が供給され、トランジスタ2及び4のゲートには信号N
Cが供給される。不良のメモリセルの場合は信号M2’
およびM3’が共に論理“1”となり、信号Cは論理
“0”となる。よってトランジスタ1はオンし、トラン
ジスタ3はオフする。また、信号NCは論理“1”とな
るので、トランジスタ2はオンしトランジスタ4はオフ
する。よって、オンしたトランジスタ1、2を通して、
予備のメモリセルからのデータM1’がデータDとして
出力される。
備のメモリセルからのデータが出力されることになり、
不良のメモリセルの間違ったデータは出力されない。メ
モリセルに不良がない場合は、信号M2’およびM3’
の少なくとも一方が論理“0”となるため、信号Cは論
理“1”となる。よってトランジスタ3はオンし、トラ
ンジスタ1はオフする。信号Cの反転信号である信号N
Cは論理“0”となり、トランジスタ4はオンし、トラ
ンジスタ2はオフする。よって、オンしたトランジスタ
3、4を通して、正規のメモリセルからのデータM’が
データDとして出力される。すなわちメモリセルが良品
の場合は正規のメモリセルからのデータが出力される。
明する。図18においてはシフトレジスタの代わりに列
デコーダによって制御される列ゲートトランジスタを用
いた点が図16の実施例と異なる。ラッチ回路(I)は
メモリセルアレイMからのデータをラッチする。ラッチ
回路(I)は図16の場合と同様にメモリセルアレイM
の各列に対応して設けられた個々のラッチ回路からなっ
ており、これら個々のラッチ回路が列ゲート回路CG1
を構成するNチャンネルエンハンスメント型トランジス
タのソースに接続される。これらのトランジスタのドレ
インは共通接続されて選択回路47に接続されている。
同様に、ラッチ回路(II)は置換え列記憶用メモリセ
ルM3の各列に対応したメモリセルM3に対応して設け
られた個々のラッチ回路からなっており、これら個々の
ラッチ回路が列ゲート回路CG2を構成するNチャネル
エンハンスメント型トランジスタのソースに接続され
る。これらのトランジスタのドレインは共通接続されて
不良検知回路48に接続されている。
路CG1およびCG2のそれぞれの対応する一つのトラ
ンジスタがオンし、メモリセルのラッチ回路(I)から
のデータは選択回路47に伝達され、置換え列記憶用M
3メモリセルからのラッチされたデータは不良検知回路
48に伝達される。図16において説明したのと同様に
メモリセルに不良があるときは、予備のメモリセルから
のデータM1’がデータDとして出力され、メモリセル
が良品の時は正規のメモリセルからのデータM’がデー
タDとして出力される。
良のメモリセルの存在する行番地と列番地とを記憶する
メモリセルを設け、不良の行を記憶するためのメモリセ
ルを正規のメモリセルアレイに隣接して配置し、正規の
メモリセルを制御するのと同一の行線で対応する置換え
行記憶用メモリセルを制御しているため不良の行の記憶
が簡単に行える。また、不良の列を記憶するための列記
憶用メモリセルをメモリセルアレイ中の列の数だけ設け
ているため、各列ごとにラッチ回路を設けたタイプの不
揮発性半導体メモリにおいても、メモリセルアレイ中の
ランダム的なメモリセルの不良をメモリセルアレイ中の
メモリセルを選択する行デコーダの出力である行線ある
いは列デコーダの出力を利用して救済するようにしてい
るため、従来に比べチップサイズの増加もほとんど無
い。
ルの存在する行番地と列番地とを記憶するメモリセルを
設け、不良の行を記憶するためのメモリセルを正規のメ
モリセルアレイに隣接して配置し、正規のメモリセルを
制御するのと同一の行線で対応する置換え行記憶用メモ
リセルを制御しているため、メモリセルアレイ中に散在
するメモリセルの不良についても救済を行うことができ
る。
を避けることができるので、読出し速度を改善すること
ができる。
成を示すブロック図である。
ータプログラム回路を制御する信号を作るための回路の
構成を示す回路図である。
に、不良メモリセルの列を列記憶用メモリセルにそれぞ
れ記憶するときの図1に示した回路における主要な内部
ノードのタイミング波形を示すタイミングチャートであ
る。
イミング波形を示すタイミングチャートである。
レイと予備メモリセルとで共用した本発明の他の実施例
を示すブロック図である。
実施例を示すブロック図である。
を示す回路図である。
2のゲートをデプレッション型トランジスタを介して行
線に接続するようにした本発明の他の実施例を示すブロ
ック図である。
用した本発明の実施例を示すブロック図である。
る。
図である。
マトリックス状に接続し、集積回路化したものを示す回
路図である。
する場合の各ノードの電圧波形を示すタイミングチャー
トである。
を適用した実施例を示すブロック図である。
トである。
る。
と選択回路の詳細を示す回路図である。
である。
の一例を示す説明図であり、図19(a)は平面図、図
19(b)は図19(a)のA−A’線に沿った断面
図、図19(c)は図19(a)のB−B’線に沿った
断面図、図19(d)は図19(a)のC−C’線に沿
った断面図である。
ルアレイの模式的回路図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】行線と、前記行線を選択するための行デコーダと 、 行及び列方向にマトリクス状に配列され前記行線により
選択的に駆動されるメモリセルと、 このメモリセルの一端に接続される列線と、前記列線を選択するための列デコーダと 、 前記メモリセルに不良があるときに、前記メモリセルの
代わりに使用される予備のメモリセルと、 前記不良のメモリセルの行番地を記憶するための、前記
行デコーダからのデコード信号により選択的に駆動され
る行番地記憶用メモリセルと、 前記不良のメモリセルの列番地を記憶するための、前記
列デコーダからのデコード信号により選択的に駆動され
る列番地記憶用メモリセルと、 前記行及び列番地記憶用メモリセルに記憶されたデータ
を読出すためのデータ読出し手段と、 このデータ読出し手段から読出されたデータに応じて、
前記メモリセルから読み出されたデータと前記予備のメ
モリセルから読み出されたデータのいずれを出力するか
を切換える読出しデータ切換え手段とを具備したことを
特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項2】前記予備のメモリセルに接続された予備メ
モリセル列線と、 前記行及び列番地記憶用メモリセルにそれぞれ接続され
た行番地記憶用セル列線及び列番地記憶用セル列線と、 前記列線、前記予備メモリセル列線、前記行番地記憶用
セル列線、前記列番地記憶用セル列線にそれぞれ接続さ
れ、前記メモリセル、前記予備のメモリセル、前記行番
地記憶用メモリセル、前記列番地記憶用メモリセルにデ
ータをプログラムするためのデータプログラム手段とを
さらに備えた請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項3】前記予備メモリセルは前記列線を選択する
ための列デコーダ出力に応じて選択される複数のメモリ
セル列を有していることを特徴とする請求項1に記載の
不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項4】複数の行線と、前記行線を選択するための行デコーダと 、 複数の列線と、前記列線を選択するための列デコーダと、 これら行線と列線の交点に配置されたメモリセルと、 このメモリセルに隣接して設けられ、対応する行線に接
続された前記メモリセルに不良があるときに前記メモリ
セルに代えて使用される予備のメモリセルと、 前記メモリセルに隣接して設けられ、対応する前記行線
に接続され不良のメモリセルの行番地を記憶するための
不良行記憶用メモリセルと、 不良のメモリセルの列番地を記憶するための、前記列デ
コーダからのデコード信号により選択的に駆動される不
良列記憶用メモリセルと、 前記不良行記憶用メモリセルから読出されたデータと前
記不良列記憶用メモリセルから読出されたデータとによ
り前記メモリセルから読出されたデータと、前記予備の
メモリセルから読出されたデータとを切換えて出力する
データ切換え手段とを具備したことを特徴とする不揮発
性半導体メモリ。 - 【請求項5】前記メモリセル、前記予備メモリセル、前
記不良行記憶用メモリセル、不良列記憶用メモリセルに
それぞれ接続されたデータプログラム手段とをさらに備
えた請求項4に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項6】前記不良行記憶用メモリセル及び前記不良
列記憶用メモリセルから読み出されたデータに基づい
て、前記データプログラム手段による前記メモリセルと
前記予備のメモリセルとへのデータのプログラムを、切
り替え制御する選択手段をさらに備えたことを特徴とす
る請求項5に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項7】行線と、前記行線を選択するための行デコーダと 、 行及び列方向にマトリクス状に配列され前記行線により
選択的に駆動され、浮遊ゲート中の電荷の量によってデ
ータを記憶するメモリセルと、 このメモリセルの一端に接続される列線と、前記列線を選択するための列デコーダと 、 前記メモリセルに不良があるときに、前記メモリセルの
代わりに使用され、前記メモリセルと同等に構成された
予備のメモリセルと、 前記不良のメモリセルがある行番地を浮遊ゲート中の電
荷の量によって記憶する、前記行デコーダからのデコー
ド信号により選択的に駆動される行番地記憶用メモリセ
ルと、 前記不良のメモリセルがある列番地を浮遊ゲート中の電
荷の量によって記憶する、前記列デコーダからのデコー
ド信号により選択的に駆動される列番地記憶用メモリセ
ルと、 前記行あるいは列番地記憶用メモリセルに記憶されたデ
ータを読み出すためのデータ読み出し手段と、 このデータ読み出し手段から読み出されたデータに応じ
て、前記メモリセルからデータを読み出すか、前記予備
のメモリセルからデータを読み出すかを決めるデータ読
み出し手段を具備したことを特徴とする不揮発性半導体
メモリ。 - 【請求項8】前記行あるいは列番地記憶用メモリセル
に、前記不良のメモリセルがある行番地あるいは前記不
良のメモリセルがある列番地を記憶した後、少なくとも
前記メモリセルの浮遊ゲートに電荷を注入してデータを
書き込むときに、前記行あるいは列番地記憶用メモリセ
ルに、前記メモリセルの浮遊ゲートに電荷を注入するた
めの高電圧が印加されないようにしたことを特徴とする
請求項7に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項9】行線と、前記行線を選択するための行デコーダと 、 行及び列方向にマトリクス状に配列され前記行線により
選択的に駆動されるメモリセルの一端に接続される列線
と、 このメモリセルの一端に接続される列線と、前記列線を選択するための列デコーダと 、 前記メモリセルに不良があるときに、前記メモリセルの
代わりに使用される予備のメモリセルと、 前記不良のメモリセルがある行番地を記憶する、前記行
デコーダからのデコード信号により選択的に駆動される
行番地記憶用メモリセルと、 前記不良のメモリセルがある列番地を記憶する、前記列
デコーダからのデコード信号により選択的に駆動される
列番地記憶用メモリセルと、 前記行あるいは列番地記憶用メモリセルに記憶されたデ
ータを読み出すためのデータ読み出し手段と、 このデータ読み出し手段から読み出されたデータに応じ
て、前記メモリセルからデータを読み出すか、前記予備
のメモリセルからデータを読み出すかを決めるデータ読
み出し手段を具備したことを特徴とする不揮発性半導体
メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23246393A JP3346850B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 不揮発性半導体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23246393A JP3346850B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 不揮発性半導体メモリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765597A JPH0765597A (ja) | 1995-03-10 |
JP3346850B2 true JP3346850B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16939688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23246393A Expired - Lifetime JP3346850B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 不揮発性半導体メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346850B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2002015595A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 冗長メモリ回路 |
JP2002216491A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Fujitsu Ltd | 半導体メモリ |
JP5347649B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-11-20 | 凸版印刷株式会社 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23246393A patent/JP3346850B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH0765597A (ja) | 1995-03-10 |
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