JP3346834B2 - 基板ウェット処理装置 - Google Patents

基板ウェット処理装置

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JP3346834B2
JP3346834B2 JP15411793A JP15411793A JP3346834B2 JP 3346834 B2 JP3346834 B2 JP 3346834B2 JP 15411793 A JP15411793 A JP 15411793A JP 15411793 A JP15411793 A JP 15411793A JP 3346834 B2 JP3346834 B2 JP 3346834B2
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哲雄 小柳
弘 山口
明 太田
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エス・イー・エス株式会社
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は基板ウェット処理技術
に関し、さらに詳細には、液晶表示装置用ガラス基板、
レチクル用あるいはフォトマスク用ガラス基板等の矩形
もしく正方形の薄板状基板にウェット処理を施す技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用薄形テレビやラップトップパソコ
ン等の画像表示に液晶表示装置が用いられていることは
知られている。液晶表示装置は電力消費が少ない、薄形
で場所をとらない等の理由から、壁掛けテレビやデスク
トップパソコン等への需要も高まり、それに伴い液晶表
示装置用ガラス基板も年々大型化される傾向にある。
【0003】ところで、これらガラス基板(以下、基板
と称する)や半導体ウェハ(以下、ウェハと称する)の
ウェット処理技術には、基板等を搬送用のキャリアカセ
ットに複数枚収容し一括して処理するカセットタイプの
ものと、基板等を基板搬送装置で直接保持して処理する
カセットレスタイプのものとがあり、さらにカセットレ
スタイプのものには、保持する基板等の枚数が一枚の枚
葉式のものと、複数枚のバッチ式のものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時は、洗浄効率を高
めるとともに洗浄液の汚染を防止するためおよび生産効
率を上げるために、ウェハの場合は、カセットレスでバ
ッチ式のウエット処理が一般的になりつつあるが、一
方、基板の場合は、キャリアカセットを用いたバッチ式
か、カセットレスタイプの枚葉式かに限られており、ウ
ェハのような処理方法は採用されていなかった。
【0005】すなわち、ウェハの場合、その形状寸法は
現在8インチのもので直径約200mmの円形であり、
まだ基板搬送装置で直接チャッキング保持しやすい。こ
れに対して、基板の場合、その形状寸法は、上述したよ
うに年々大型化されて、近時では400×500mmの
大型矩形であることから、ウェハに比べて非常にチャッ
キングし難くしかも重いため、カセットレスでバッチ式
のウエット処理は不可能とされていた。
【0006】しかしながら、上記キャリアカセットを用
いたウェット処理においては、上記基板の大型化に伴い
キャリアカセットも大型化しており、何槽もの薬液槽を
経てウエット処理する間に、キャリアカセット内に薬液
がかなり付着して残っているため薬液の持ち出しが多く
て、薬液を繰り返し補充しなければならなく不経済であ
った。
【0007】また、キャリアカセットを用いて長い間何
回も薬液処理していると、経時的にカセットに薬液が染
み込んで、今度はそれが洗浄用純水に染み出して汚染す
る等処理工程に悪影響を与えてしまう。さらに、このよ
うな悪影響を未然に防止するためには、キャリアカセッ
トを比較的短い周期で廃棄・交換しなければならないと
ころ、キャリアカセットは高価であるため、ランニング
コストの大幅増大を招いて非常に不経済であった。
【0008】一方、カセットレスタイプの枚葉式ウェッ
ト処理においては、ローダ装置によりキャリアカセット
から基板を一枚ずつ抜き出し、ゴムベルトにより水平状
態で搬送し、その間薬液シャワーをかけて処理する方式
のものや、特開昭64−37016号に開示されている
ように、L字形あるいはV字形の基板保持具に一枚の基
板を保持し、この基板保持具を搬送手段で搬送処理する
方式のものがあるが、いずれのものにおいても次のよう
な問題があった。
【0009】つまり、前者においては、ゴムベルトと基
板との接触により汚染が発生し、十分なウエット処理効
果が得られないばかりか、平面積の大きい基板を水平に
移動するため、装置の大型化を招いていた。また、後者
においては、上述したキャリアカセットの場合と同様、
基板保持具による薬液の持ち出しや、薬液の染み込み、
染み出しによる汚染の問題や、基板をL字形あるいはV
字形の基板保持具によって支えるため、基板の対角線が
水平状態に近くなり、したがって保持治具が大きくなり
装置の大型化を招くとともに、枚葉式のため生産効率が
悪い等の問題があった。
【0010】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、大型の基板を汚
染度の低いカセットレスで、なおかつ生産効率の高いバ
ッチ式でウエット処理する技術を提供することにある。
【0011】また、その目的とするところは、基板をそ
の被処理面を垂直にした場合、下辺が水平からわずかに
傾斜する形で支持搬送およびウェット処理することによ
り、装置全体の小型化を実現することができる構造を備
えた基板ウエット処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の基板ウエット処理装置は、複数枚の矩形も
しくは正方形の基板を、基板移載部でキャリアカセット
から基板搬送装置に移し替えてカセットレスで一括して
搬送し、複数の処理槽に順次浸漬してウェット処理する
装置であって、上記基板移載部は、上記キャリアカセッ
トから基板を取り出す移載ロボットと、この取り出され
た基板の姿勢を上記基板搬送装置に処理される処理姿勢
に変換する姿勢変換装置とを備えてなり、この姿勢変換
装置は、上記移載ロボットから移載される基板を同一姿
勢で複数枚まとめて収容する保持手段と、この保持手段
に収容された基板が上記処理姿勢になるように保持手段
を回動操作する回動手段とからなり、上記基板の処理姿
勢において、基板の被処理面が垂直状態とされるととも
に、基板の隣接する2辺が傾斜下辺となるよう傾斜され
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、矩形または正方形の基板を
ウエット処理するに際し、基板移載部の姿勢変換装置に
より、基板の隣接する2辺が傾斜下辺となるように姿勢
変換することにより、基板搬送装置がこれら2つの傾斜
下辺を吊持状に保持することを可能として、特に大型の
矩形または正方形の基板をカセットレスでなおかつバッ
チ式に処理することが可能となる。
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】実施例1 本発明に係る基板ウエット処理装置を図1〜図3に示
し、この基板ウエット処理装置は、複数枚(本例におい
ては20枚)の基板SB,SB,… をカセットレスで
一括して行うバッチ式のものであって、図2に示すよう
に、基板搬入部L、搬入側移載部A、ウエット処理部
B、搬出側移載部C、基板搬出部U、カセット搬送部D
および制御装置Eを主要部として備えてなる。
【0015】基板搬入部Lは、基板SB,SB,…が前
工程から搬入される部位で、ウエット処理部Bの搬入側
に配置され、タクト送り機構(図示省略)を備える。前
工程から搬入されてくる基板入りキャリアカセットCC
は、上記タクト送り機構により矢符(1) の方向へ所定間
隔をもってタクト送りされる。この際基板SBは水平状
態(倒伏状態)に保持されている。
【0016】搬入側および搬出側移載部A,Cは、それ
ぞれ移載ロボット1と姿勢変換装置2を備えてなる。
【0017】移載ロボット1は、キャリアカセットCC
の基板SBを姿勢変換装置2に移し替えるもので、図4
に示すように、基板SBをハンドリングする移替えハン
ド(移替えハンド手段)1aを備える。この移替えハン
ド1aは、ロボット本体1bの上側に、支軸1cを介し
て昇降可能かつ回転可能に設けられるとともに、ロボッ
ト本体1b内部の駆動源(図示省略)に連係されてい
る。移替えハンド1aの先端部には、基板SBを吸着チ
ャッキングする吸引プレート(吸引部)1dを備えてお
り、この吸引プレート1dは図示しない真空ポンプ等の
負圧源に連通されている。
【0018】そして、吸引プレート1dは、キャリアカ
セットCCに収容されている基板SB,SB,…を一枚
ずつ水平状態で抜き取り、水平方向へ所定角度(図示例
においては175°)だけ回転させた後、水平保持状態
にある姿勢変換装置2に挿入して移し替える(矢符(2)
参照)。この場合、移替えハンド1aは基板SBを1枚
移し替えるたびに垂直方向(上方向または下方向)へ1
ピッチ分だけ昇降動作してから、上記と同様の動作を順
次繰り返して、20枚の基板SB,SB,…すべてをキ
ャリアカセットCCから姿勢変換装置2へ移し替えるよ
うに駆動制御される。
【0019】姿勢変換装置2は、具体的には図4〜図7
に示すように、基板SBを収容保持する保持手段2A
と、この保持手段2Aを回動操作する回動手段2Bとを
主要部として構成されている。
【0020】保持手段2Aは、具体的には、保持手段本
体部を構成する回動プレート201、ロアプレート20
2および上下2枚のL字型プレート203,203と、
この保持手段本体部に対して開閉動作する保持プレート
204とから構成された一種のボックス形状とされてお
り、回動手段2Bに上下方向へ回動可能に装着されてい
る。
【0021】上記保持手段本体部は、その回動プレート
201が回動手段2Bの回動シャフト206の一端に固
定されるとともに、その内側に固定側保持部を構成する
第一および第二の保持具211〜214を備える。
【0022】第一の保持具211,212は回動プレー
ト201に固定されており、これら保持具には、基板S
Bの1辺SBbを保持する保持溝Mがそれぞれ同一の基
板配列ピッチをもって複数形成されている。また、第二
の保持具213,214はロアプレート202に固定さ
れており、これら保持具にも、基板SBの他の1辺SB
aを保持する保持溝Mがそれぞれ同一の基板配列ピッチ
をもって複数形成されている。
【0023】これら固定側保持部211〜214の保持
溝M,M,…は、図4に示すように、回動プレート20
1およびロアプレート202に対して、それぞれ傾斜し
て延びる直線状断面輪郭を有している。これにより、こ
れら固定側保持部211〜214に保持される各基板S
Bは、保持手段2Aの回動軸線に直交する直線、つまり
回動プレート201の側面に平行な線に対して若干傾斜
した状態(本例では5°傾斜)で保持される。この結
果、後述するように、基板SBの被処理面が垂直状態に
なるよう姿勢変換されたとき(図5の二点鎖線G参
照)、その隣接する直交2辺SBa,SBbが傾斜下辺
となる処理姿勢が得られる(図9参照)。
【0024】上記保持プレート204は、その基端が一
対のスライドシャフト215,215に固定されるとと
もに、その先端に第三の保持具216が固定されてい
る。この保持具216は固定側保持部211〜214に
対して開閉可能な可動側保持部を構成しており、この保
持具216には、基板SBの1辺SBcを保持する保持
溝Mが、上記固定側保持部211〜214の保持溝M,
M,…に対応して同一の基板配列ピッチをもって複数形
成されている。
【0025】上記スライドシャフト215,215は、
上記ロアプレート202に固設された一対のスライドガ
イド217,217に、矢符(9)方向へ案内支持され
ている。また、上記スライドガイド217,217間の
ロアプレート202上には、エアシリンダ218が取付
けブラケット219,219を介して固設されており、
そのピストンロッド218aが上記保持プレート204
に連結されている。
【0026】そして、このエアシリンダ218のピスト
ンロッド218aの突出退入動作により、上記可動側保
持部216が駆動して(矢符(9) 方向)、固定側保持部
211〜214に保持される各基板SBの他の一辺SB
cを保持あるいは開放する。
【0027】回動手段2Bは、保持手段2Aを回動する
回動シャフト206と、この回動シャフト206を回転
駆動する駆動部220と、保持手段2Aの回動範囲を規
定する位置決め部221とを主要部として備えてなる。
【0028】回動シャフト206は、固定的に設けられ
た垂直コラム225上に回転可能に軸支されるととも
に、その先端に上記保持手段2Aの回動プレート201
が固設されている。上記垂直コラム225は、具体的に
は、装置本体に固設された支持ベース226上に起立状
に設けられており、その上端部に固定された軸受ブラケ
ット227上に、回動シャフト206が軸受228,2
28を介して回転可能に軸支されている。229は回動
シャフト206の軸方向の移動を規制するカラーを示し
ている。
【0029】駆動部220は、回動アーム230とこれ
を駆動するエアシリンダ231とからなり、上記回動ア
ーム230は、その基端部が上記回動シャフト206の
真ん中付近に連結固定されるとともに、その先端部が連
結棒232を介してエアシリンダ231に連結されてい
る。このエアシリンダ231は、その基端が取付けブラ
ケット233を介して垂直コラム225に枢支されると
ともに、ピストンロッド231aが上記連結棒232を
介して回動アーム230の先端に回動可能に連結されて
おり、このピストンロッド231aの突出退入動作によ
り、上記回動アーム230を介して、回動シャフト20
6さらには保持手段2Aが上下方向へ回動される。
【0030】位置決め部221は、垂直コラム225の
高さ方向中央部に固設された水平コラム202上に設け
られており、水平状態位置決めストッパ221aと、垂
直状態位置決めストッパ221bとからなる。これら両
ストッパ221a,221bは具体的には螺進退調整可
能な調整ネジの形態とされており、上記保持手段2Aの
L字型プレート203の外面にそれぞれ当接して、保持
手段2Aの水平保持状態位置(図5の実線位置)および
垂直保持状態位置(図5の二点鎖線G位置)をそれぞれ
規定する。
【0031】しかして、以上のように構成された搬入側
移載部Aにおいて、キャリアカセットCCに水平状態
(倒伏状態)で収容されてタクト送りされてくる基板S
B,SB,…は、前述したように、移載ロボット1によ
り一枚ずつ抜き取られて、水平保持状態にある姿勢変換
装置2の保持手段2A内に同一姿勢で移載される。この
場合、保持手段2Aの第三の保持具216は閉じた状態
(図4参照)にあり、したがって、基板SB,SB,…
は、保持手段2Aの固定側保持部211〜214と可動
側保持部216により、その3辺SBa,SBb,SB
cが保持される。
【0032】続いて、姿勢変換装置2の回動手段2Bが
作動して、水平状態にある保持手段2Aが起立方向へ9
0°回転して起立状態となり、基板SB,SB,…も、
その被処理面が垂直状態(起立状態)となるとともに、
その下辺SBaが水平からわずかに傾斜した状態(本例
では5°傾斜)つまり前述の処理姿勢に姿勢変換され
る。
【0033】最後に、エアシリンダ218が作動して、
可動側保持部216が基板SB,SB,…から離間し
(矢符(9) 方向)、基板SB,SB,…は、その隣接す
る傾斜下辺SBb,SBaのみが固定側保持部211〜
214に保持されて、この処理姿勢のままウエット処理
部Bの基板搬送装置5を待機することとなる。
【0034】一方、搬出側移載部Cにおいて、ウェット
処理工程が終了した基板SB,SB,…は、基板搬送装
置7により、起立状態にある姿勢変換装置2の保持手段
2A内に移載される。この場合、可動側保持部216は
基板SB,SB,…から離間した状態にあり、基板S
B,SB,…は、その隣接する傾斜下辺SBb,SBa
のみが固定側保持部211〜214に保持されることと
なる。
【0035】続いて、エアシリンダ218が作動して可
動側保持部216が閉じ、これにより、基板SB,S
B,…の3辺SBa,SBb,SBcが保持部211〜
214,216により保持された後、回動手段2Bが作
動して、起立状態にある保持手段2Aが倒伏方向へ90
°回転して倒伏状態となり、基板SB,SB,…も、そ
の被処理面が水平状態に姿勢変換される。
【0036】最後に、水平状態にあるこれらの基板S
B,SB,…は、前述と逆に、移載ロボット1により一
枚ずつ抜き取られて、基板搬出部Uに待機する洗浄済み
の空カセットCC内に水平状態のまま移載されることと
なる。
【0037】なお、上記保持手段2Aの保持部211〜
213,216は、図9に示すように、後述する基板搬
送装置5,7の吊持アーム14,15のチャッキング位
置と相互に干渉しない位置に配置されるとともに、保持
溝M,M,…の傾斜保持角度も、吊持アーム14,15
の傾斜保持角度に対応して設定され、姿勢変換装置2と
基板搬送装置5,7相互間における基板SB,SB,…
の受渡しが円滑に行われる構成とされている。
【0038】ウエット処理部Bは、高清浄度雰囲気に維
持される処理室内に、2列平行に並設された一対の処理
槽列3,4と基板搬送装置5,7とを備えてなり、これ
ら両処理槽列3,4の一端側はそれぞれオペレータゾー
ンOに面するように配置されるとともに、両処理槽列
3,4の他端側間には基板搬送装置6が設けられてい
る。
【0039】つまり、基板SB,SB,…のウエット処
理経路は、搬入側の処理槽列3のオペレータゾーンO側
端からオペレータゾーンO反対側端へ進むとともに、搬
出側の処理槽列4のオペレータゾーンO反対側端からオ
ペレータゾーンO側端へ進むように構成されている。
【0040】搬入側の処理槽列3は、複数の処理槽を備
えるとともに、これら処理槽の側部に上記基板搬送装置
5が配設されている。
【0041】図示例においては、搬入側の処理槽列3は
6つの処理槽3a〜3fが設けられてなり、具体的に
は、処理槽3aは基板搬送装置5の吊持アーム14,1
5(後述)を洗浄する洗浄槽、処理槽3bは基板SB,
SB,…の被処理面に形成されたフォトレジスト膜をマ
スクとしてエッチング処理するためのエッチング液が満
たされている槽、処理槽3cはいわゆるQDR(クイッ
ク・ダンプ・リンス)槽で、純水が満たされて、上記基
板SBの被処理面に付着したエッチング液を予備洗浄す
る槽、処理槽3dは純水が満たされて仕上げ水洗を行う
FINAL(ファイナル・リンス)槽、および処理槽3
eは基板SB,SB,…を浸漬した後、低速度で引上げ
乾燥させるIPA(イソプロピルアルコール)乾燥機で
ある。処理槽3fは実際には、次に詳述する搬出側処理
工程に属するもので、上記フォトレジスト膜を剥離処理
するための第一の剥離液が満たされている槽である。
【0042】基板搬送装置5は、搬入側移載部Aの姿勢
変換装置2に収載された基板SB,SB,…をカセット
レスで搬送処理する構造とされている。
【0043】基板搬送装置5は、具体的には図1に示す
ように、装置本体の内部8aに設けられて、上記処理槽
3a〜3fの配列方向(図2の矢符(3) 方向)へ平行に
往復移動可能とされた搬送台9と、この搬送台9に上下
方向へ昇降可能に設けられた支柱10と、この支柱10
の上端に装着された支持装置台11と、この支持装置台
11から処理槽上方へ向かって延びる水平アーム12
と、この水平アーム12の先端に装着された基板吊持装
置13とから構成されており、上記姿勢変換装置2から
受け取った複数枚の基板SB,SB,…を、上記処理槽
列3a〜3f内の処理液中に順次浸漬して、これら基板
SB,SB,…表面を処理する。
【0044】また、上述した各処理槽の構造は、処理槽
3a,3c,3dが塩化ビニル樹脂等の材質からなる単
一槽であり、処理槽3b,3e,3fが石英ガラス等の
材質からなるオーバーフロー槽である。これら各槽、例
えばオーバーフロー槽である処理槽3eの底部には、図
10に示すような基板保持台50を備える。この基板保
持台50は、基台3e1 と、この基台3e1 上に固設さ
れた一対の基板保持部3e2 , 3e3 とからなる。
【0045】一対の基板保持部3e2 , 3e3 は、基板
搬送装置5の吊持アーム14,15のチャッキング位置
(図10の実線位置)と相互に干渉しない位置に配置さ
れており、それぞれ複数の基板保持溝M,M,…を有す
る。
【0046】一方の基板保持部3e2 の各基板保持溝M
1 は、傾斜した直角形状断面を有しており、基板SBの
一角つまり傾斜下辺SBaとSBbの交角部分を傾斜状
態に保持して、傾斜保持機能(傾斜保持部)を兼備して
いる。他方の保持部3e3 の各基板保持溝M2 は、傾斜
した直線状断面を有しており、基板SBの一辺つまり傾
斜下辺SBaを保持する。
【0047】また、上記基板保持溝M1 ,M2 の傾斜保
持角度は、後述する吊持アーム14,15の基板保持バ
ー19,19,19の相対的位置に対応して、基板SB
の下辺が水平から5°程度傾斜した状態で保持されるよ
うに設定されている。
【0048】上記基板吊持装置13の具体的構造は図8
〜図13に示すように、左右一対の吊持アーム14,1
5およびこれらを開閉制御するアーム制御部16を主要
部として備えてなる。
【0049】一方の吊持アーム14は、2本の細長プレ
ート17,17と、その下端部に水平状に取り付けられ
た上下一対の基板保持バー19,19とを備えてなる。
また、もう一方の吊持アーム15は、吊持アーム14と
同様で、細長プレート20,20と、これら細長プレー
ト20,20間に橋絡状に設けられた一本の基板保持バ
ー19とを備えてなる。つまり、細長プレート20は吊
持アーム14の細長プレート17よりも短く(ほぼ半分
程度)設定されるとともに、両細長プレート20,20
の下端に、上記基板保持バー19が水平状に取り付けら
れている。
【0050】上記細長プレート17は、ステンレス鋼材
にフッ素樹脂がコーティングされてなる耐薬品性に優れ
るものである。また、基板保持バー19は、図11に示
すように、フッ素樹脂等から形成されるとともに、その
外周に複数の基板保持溝19a,19a,…を有する外
筒19bと、この外筒19bの内部に封入されたステン
レス鋼製の心金19cとから構成されている。
【0051】吊持アーム14,15の上端は、それぞれ
前述の水平アーム12に接続されたフレーム21に揺動
可能に枢着されるとともに、アーム制御部16に接続さ
れている。これにより、吊持アーム14,15は相互に
揺動されて、その閉止位置において基板SBを吊持状に
チャッキング保持し、またその拡開位置において基板S
Bのチャッキングを解除する。
【0052】両吊持アーム14,15に取り付けられた
3本の基板保持バー19,19,19の相対的位置は、
吊持アーム14,15が閉止して基板SBをチャッキン
グ保持した時、この基板SBの下辺が水平から5°程度
傾斜した状態で吊持状に保持されるように設定されてい
る。
【0053】制御部16は、図11〜図13に示すよう
に、吊持アーム14または15を枢支する揺動シャフト
33と、駆動手段であるエアシリンダ26とを1セット
とし、両吊持アーム14,15を別々に駆動するために
2セット装着されてなる。
【0054】上記揺動シャフト33は、上記フレーム2
1に、ベアリング32,32を介して回転可能に軸支さ
れている。この揺動シャフト33の両端部は、カバー2
8を貫通して外部へ突出され、ここに接続ブロック2
9,29を介して吊持アーム14または15の上端が取
り付け固定されている。
【0055】上記エアシリンダ26は両ロッド型のもの
で、上記フレーム21上にブラケット35を介して装着
されており、このエアシリンダ26の一方のピストンロ
ッド26aが、コネクティングロッド36を介して、揺
動シャフト33に固設された揺動レバー34に連結され
ている。また、フレーム21には、エアシリンダ26の
他方のピストンロッド26bを停止するためのストッパ
37が固設されている。
【0056】しかして、以上のように構成された基板吊
持装置13において、吊持アーム14,15は、アーム
制御部16のエアシリンダ26,26により、相互に揺
動されて拡縮動作され、その閉止位置において基板SB
を吊持状にチャッキング保持するとともに、拡開位置に
おいて基板SBのチャッキングを解除して、基板SB,
SB,…をカセットレスで搬送処理する。
【0057】上記搬入側処理槽列3に続く基板搬送装置
6は、搬入側処理槽列3から搬出側処理槽列4へ基板S
B,SB,…を移送および処理する装置であって、図3
に示すように、装置本体の部位8bに設置されている。
この基板搬送装置6の基本構造は、上述した基板搬送装
置5とほぼ同様であり、基板吊持装置13が、基板搬送
装置5により搬送処理される基板SB,SB,…をその
姿勢のままチャッキング保持できるように支柱10に対
して取り付けられている。
【0058】搬送側処理槽列4は、前述した搬入側処理
槽列3と同様、複数の処理槽を備えるとともに、これら
の処理槽の側部に、基板搬送装置7が配設されている。
図示例においては、4つの処理槽4a〜4dとIPAベ
ーパー乾燥機4eが設けられてなる。
【0059】具体的には、処理槽4aは、上記搬入側に
設置されたフォトレジスト膜を剥離処理する第一の剥離
液の入った処理槽3fに続いて、同様な剥離処理を施す
第二の剥離液の入った処理槽である。処理槽4bはリン
ス液が満たされているリンス槽、処理槽4cは純水が満
たされているQDR槽、4dは同じく純水が満たされ
て、最後に基板SB,SB,…を濯ぐFINAL槽であ
り、またIPAベーパー乾燥機は、IPAの蒸気により
基板SB,SB,…を乾燥させる乾燥部として機能す
る。
【0060】また各処理槽の構造は、処理槽4a,4b
が石英ガラス等の材料からなるオーバーフロー槽、処理
槽4c,4dが塩化ビニール樹脂等の材質からなる単一
槽であり、各処理槽内には前記搬入側処理槽列3と同
様、基板保持部が備えられている。
【0061】また、上記基板搬送装置7は、図1および
図8に示すように装置本体の部位8cに設置され、前述
した基板搬送装置5とほぼ同様な基本構造であり、処理
槽4aから基板搬出側の姿勢変換装置2までの搬送処理
を行う構成とされている。
【0062】この基板搬送装置7は、上記処理槽4a〜
4cおよびIPAベーパー乾燥機4eの配列方向(矢符
(5) 方向)へ平行に移動するように駆動制御され、これ
により、基板SB,SB,…を順次上記処理槽4a〜4
dに浸漬させた後、基板搬出側移載部Cの姿勢変換装置
2上に基板SB,SB,…を収載する。
【0063】基板搬出部Uは、基板SB,SB,…を次
工程へ搬出する部位で、ウエット処理部Bの搬出側に配
置され、タクト送り機構(図示省略)を備える。搬出側
移載部Cにより洗浄処理済の基板SB,SB,…が収容
されたキャリアカセットCCは、上記タクト送り機構に
より矢符(8) の方向へ所定間隔をもってタクト送りされ
て、次工程へ搬出される。
【0064】カセット搬送部Dは、基板搬入部Aから基
板搬出部Cへ空カセットCCを搬送する部位で、これら
基板搬入部Aと基板搬出部Cとを連結している。また、
このカセット搬送部Dは、カセット搬送装置30を備え
るとともに、その移送経路(7) の中途箇所にはカセット
洗浄槽31が設けられている。
【0065】カセット搬送装置30は、装置本体の部位
8d(図3参照)内に矢符(7) の経路に沿って往復移動
可能に設けられるとともに、空カセットCCをチャック
する一対のチャッキングアーム30a,30aなどを備
えてなる。これらチャッキングアーム30a,30a
は、基板搬入部Aで基板SB,SB,…が取り出された
空カセットCCをチャッキングし、カセット洗浄槽31
に浸漬して洗浄、引上げ乾燥処理を施した後、上記基板
搬出部Uへ搬送する。
【0066】この場合のサイクルタイムは、上記洗浄部
Bにおけるサイクルタイムと同期されて、空カセット
(キャリアカセット)CCには、前工程からの搬入時に
収容していたのと同一の基板SB,SB,…が基板搬出
部Cで再び収容されるように制御される。
【0067】制御装置Eは、前述した図示しないタクト
送り機構、移載ロボット1、姿勢変換装置2、基板搬送
装置5,6,7およびカセット搬送装置30などを互い
に同期して駆動制御するもので、この制御装置Eによ
り、以下のウェット処理工程が基板SB,SB,…の搬
入時から搬出時まで全自動で行われることとなる。
【0068】A.基板SB,SB,…の搬入: 前工程の終了した基板SB,SB,…は、キャリア
カセットCC内に収容された状態で、図示しない無人搬
送車(AGV)あるいはオペレータによる手作業で基板
搬入部Lに搬入される。
【0069】 搬入されたキャリアカセットCCは、
前述の如く矢符(1) の経路でタクト送りされて移載位置
に配置された後、このキャリアカセットCC内の基板S
B,SB,…が、前述したように、搬入側移載部Aで取
り出されるとともに、姿勢変換される。
【0070】 洗浄部Bの基板搬送装置5が搬入側移
載部Aに接近して、吊持アーム14,15により、上記
姿勢変換された複数の基板SB,SB,…を一括してチ
ャッキングし吊持状態に保持する。
【0071】B.基板SB,SB,…のウェット処理: 搬入側の基板搬送装置5にカセットレスで吊持状態
に保持された基板SB,SB,…は、各処理槽3a〜3
dへの浸漬・移載が順次繰り返されてエッチングと洗浄
処理が施され、続いてIPA乾燥機3eで乾燥処理され
た後、処理槽3f内の基板保持台50に保持される。
【0072】 この処理槽3fにて第一の剥離処理が
施された基板SB,SB,…は、基板搬送装置6により
カセットレスで吊持状態に保持されて、搬出側処理槽列
4の処理槽4a内の基板保持部まで搬送され、ここに保
持される。
【0073】 この処理槽4aで、第二の剥離処理が
施された後、今度は基板搬送装置7によりカセットレス
で吊持状に保持されて、搬出側処理槽列4の各処理槽4
b〜4dに浸漬・移載が順次繰り返されて、リンス処理
と純水洗浄処理が施され、続いてIPAベーパー乾燥機
4eで乾燥処理された後、搬出側移載部Cへ搬送されて
(矢符(5) 参照)、姿勢変換装置2に収載される。
【0074】C.空カセットCCの搬送:搬入側移載部
Aで空になったキャリアカセットCCは、このキャリア
カセットCCから取り出された基板SB,SB,…の洗
浄処理工程と並行して、カセット搬送装置30により、
カセット洗浄槽31に浸漬して洗浄処理が施され、低速
度にて引上げ、乾燥処理された後、上記搬出側移載部C
に搬送される(矢符(7) 参照)。
【0075】D.基板SB,SB,…の搬出: 両洗浄槽列3,4でのウェット処理工程が終了した
基板SB,SB,…は、搬出側移載部Cにおいて、姿勢
変換装置2から移載ロボット1により洗浄済みの空カセ
ットCCに移し替えられる(矢符(6) 参照)。この場合
に、収容される空カセットCCは、上記基板SB,S
B,…が搬入時に収容されていたものであって、前述の
ごとくカセット搬送部Dを通って基板搬出部Uへ予め搬
送され、ここで上記基板SB,SB,…の洗浄工程が終
了するのを待機している。
【0076】 基板SB,SB,…を収容したキャリ
アカセットCCは、図示しないタクト送り機構により矢
符(8) の経路でタクト送りされるとともに、図示しない
AGVやオペレータの手作業により次の工程へ向けて搬
送される。
【0077】実施例2 本例は図14に示し、姿勢変換装置2の構成を改変した
ものである。この姿勢変換装置2は、基板SBを収容保
持する保持手段20Aと、この保持手段20Aを上下方
向へ回動操作する第一の回動手段20Bと、保持手段2
0Aを傾斜方向へ傾動操作する第二の回動手段20C
(図示省略)とを主要部として構成されている。
【0078】保持手段20Aは、実施例1の保持手段2
Aと同様の基本構造を備え、実施例1の回動手段2Bと
同一構成の第一の回動手段20Bに上下方向へ回動可能
に装着されている。
【0079】この保持手段20Aにおいて、保持部21
1〜213,216の保持溝M,M,…は、図示のごと
く、回動プレート201およびロアプレート202に対
して、それぞれ平行に延びる直線状断面輪郭を有してい
る。これにより、基板SB,SB,…は、これら保持溝
M,M,…に、保持手段20Aの回動軸線に直交する直
線、つまり回動プレート201の側面に平行になる状態
で保持される。
【0080】第二の回動手段20Cの具体的構成は図示
しないが、垂直コラム225を支持する支持ベース22
6(図5〜図9参照)が、基板SBの傾斜方向、つまり
上記第一の回動手段20Bの回転方向と直交する方向
(図6,7において矢符(10)方向)において、上記垂直
保持状態位置と傾斜保持状態位置との間で傾動可能に構
成されるとともに、図示しない駆動源に連係されてい
る。そして、この駆動源により、上記支持ベース226
上の装置全体(第1の回動手段20Bおよび保持手段2
0A)が上記基板SBの傾斜方向(10)へ一体で傾動され
る。
【0081】しかして、基板SB,SB,…が、移載ロ
ボット1により、水平保持状態にある姿勢変換装置2の
保持手段20A内に移載されると、まず第一の回動手段
20Bが作動して、水平保持状態にある保持手段20A
が起立方向へ90°回転して垂直保持状態となり、基板
SB,SB,…も、その被処理面が垂直状態(起立状
態)となる。続いて、第二の回動手段20Cが作動し
て、この垂直保持状態にある保持手段20Aは、この垂
直状態のまま、第一の回動手段20Bと共にわずかに矢
符(10)方向へ傾動されて(本例では5°傾動)傾斜保持
状態となる。これにより基板SB,SB,…は、その下
辺SBaが水平からわずかに傾斜した処理姿勢に姿勢変
換されることとなる。
【0082】また、これに関連して、移載ロボット1
は、キャリアカセットCCに収容されている基板SB,
SB,…を水平方向へ180°だけ回転させた後、上記
姿勢変換装置2に挿入するように駆動制御される。その
他の構成および作用は実施例1と同様である。
【0083】なお、上述した実施例はあくまでも本発明
の好適な具体例を示すものであって、本発明はこれに限
定されることなく種々設計変更可能であり、例えば、基
板ウェット処理装置を構成する各構成装置の構造は図示
例のものに限定されることなく、目的に応じて同様の機
能を有する他の構造に変更可能である。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数枚の矩形もしくは正方形の基板をキャリアカセット
から基板搬送装置に移し替える基板移載部が、上記キャ
リアカセットから基板を取り出す移載ロボットと、この
取り出された基板の姿勢を上記基板搬送装置に処理され
る処理姿勢に変換する姿勢変換装置とを備えてなり、こ
の姿勢変換装置が、上記移載ロボットから移載される基
板を同一姿勢で複数枚まとめて収容する保持手段と、こ
の保持手段に収容された基板が上記処理姿勢になるよう
に保持手段を回動操作する回動手段とからなり、上記基
板の処理姿勢において、基板の被処理面が垂直状態とさ
れるとともに、基板の隣接する2辺が傾斜下辺となるよ
う傾斜されるから、基板をその隣接する2辺が傾斜下辺
となるようにして、搬送時はこれら2つの傾斜下辺を吊
持状に保持するとともに、ウェット処理時はこれら2つ
の傾斜下辺を処理槽内にて保持する簡単な構成により、
大型の基板をカセットレスでなおかつバッチ式に処理で
き、これにより、汚染度が低く生産効率の高いウエット
処理を実現することができる。
【0085】さらに、上記2つの傾斜下辺のうち一辺を
水平に近い角度で支持することにより、装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である基板ウェット処理
装置の内部を示す側面断面図である。
【図2】同基板ウェット処理装置の内部を示す平面断面
図である。
【図3】同基板ウェット処理装置の内部を示す正面断面
図である。
【図4】同基板ウェット処理装置における移載部を一部
断面で示す平面図である。
【図5】同移載部における姿勢変換装置を示す図4の矢
符V方向からの正面図である。
【図6】同姿勢変換装置を示す図4の矢符VI方向からの
左側面図である。
【図7】同姿勢変換装置を示す図4の矢符VII 方向から
の右側面図である。
【図8】同基板ウェット処理装置における搬出側移載部
の側面断面図である。
【図9】同姿勢変換装置と基板搬送装置相互間の移載動
作の説明図である。
【図10】同基板ウェット処理装置における処理槽の内
部構造を示す側面断面図である。
【図11】同基板ウェット処理装置における基板搬送装
置の基板吊持装置を一部断面で示す正面図である。
【図12】同基板吊持装置のアーム制御部を示す平面断
面図である。
【図13】同基板吊持装置のアーム制御部を示す側面断
面図である。
【図14】本発明に係る実施例2である基板ウェット処
理装置の移載部を一部断面で示す平面図である。
【符号の説明】
L 基板搬入部 A 搬入側移載部 B ウエット処理部 C 搬出側移載部 D カセット搬送部 E 制御装置 U 基板搬出部 M 保持溝 O オペレータゾーン SB 基板 CC キャリアカセット 1 移載ロボット 1a 移替えハンド(移替えハンド手段) 1b 吸引プレート(吸引部) 2 姿勢変換装置 2A 保持手段 2B 回動手段 3 搬入側処理槽列 3a〜3f 処理槽 4 搬出側処理槽列 4a〜4e 処理槽 5,6,7 基板搬送装置 13 基板吊持装置 14,15 吊持アーム 19 基板保持バー 19a 基板保持バーの基板保持溝 20A 保持手段 20B 第一の回動手段 20C 第二の回動手段 30 カセット搬送装置 31 カセット洗浄槽 211,212 第一の保持具(固定側保持部) 213,214 第二の保持具(固定側保持部) 216 第三の保持具(可動側保持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−303312(JP,A) 実開 昭53−145772(JP,U) 特公 昭63−45875(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/306,21/308 B08B 3/00 - 3/14 B65G 49/04,49/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の矩形もしくは正方形の基板を、
    基板移載部でキャリアカセットから基板搬送装置に移し
    替えてカセットレスで一括して搬送し、複数の処理槽に
    順次浸漬してウェット処理する装置であって、 上記基板移載部は、上記キャリアカセットから基板を取
    り出す移載ロボットと、この取り出された基板の姿勢を
    上記基板搬送装置に処理される処理姿勢に変換する姿勢
    変換装置とを備えてなり、 この姿勢変換装置は、上記移載ロボットから移載される
    基板を同一姿勢で複数枚まとめて収容する保持手段と、
    この保持手段に収容された基板が上記処理姿勢になるよ
    うに保持手段を回動操作する回動手段とからなり、 上記基板の処理姿勢において、基板の被処理面が垂直状
    態とされるとともに、基板の隣接する2辺が傾斜下辺と
    なるよう傾斜されることを特徴とする基板ウェット処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上記姿勢変換装置の保持手段は、基板の
    隣接する2辺を保持する複数の保持溝を有する固定側保
    持部と、この固定側保持部に対して開閉可能で、上記基
    板の他の1辺を開放可能に保持する複数の保持溝を有す
    る可動側保持部とを備えてなり、 上記保持手段は、上記回動手段により、水平保持状態位
    置と垂直保持状態位置との間で上下方向へ回動可能とさ
    れるとともに、この垂直保持状態位置において、上記基
    板の処理姿勢が得られるように構成されている請求項1
    に記載の基板ウェット処理装置。
  3. 【請求項3】 上記保持手段の保持部における保持溝
    が、上記基板を保持手段の回動軸線に直交する直線に対
    して若干傾斜した状態で保持するように形成されている
    請求項2に記載の基板ウェット処理装置。
  4. 【請求項4】 上記姿勢変換装置の保持手段は、基板の
    隣接する2辺を保持する複数の保持溝を有する固定側保
    持部と、この固定側保持部に対して開閉可能で、上記基
    板の他の1辺を開放可能に保持する複数の保持溝を有す
    る可動側保持部とを備えてなり、 上記姿勢変換装置の回動手段は、上記保持手段を水平保
    持状態位置と垂直保持状態位置との間で上下方向へ回動
    操作する第一の回動手段と、上記保持手段を上記回動方
    向と直交する方向において上記垂直保持状態位置と傾斜
    保持状態位置との間で傾動操作する第二の回動手段とを
    備えてなり、 上記保持手段は、上記回動手段により、上記傾斜保持状
    態位置において、上記基板の処理姿勢が得られるように
    構成されている請求項1に記載の基板ウェット処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記保持手段の保持部における保持溝
    が、上記基板を保持手段の回動軸線に直交する直線に対
    して平行になる状態で保持するように形成されている請
    求項2に記載の基板ウェット処理装置。
  6. 【請求項6】 上記移載ロボットは、基板を水平状態で
    ハンドリングする昇降可能な移替えハンド手段を備える
    とともに、この移替えハンド手段が基板を吸着チャッキ
    ングする吸引部を備える請求項2から請求項5のいずれ
    か一つに記載の基板ウェット処理装置。
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