JP3248789B2 - 基板ウェット処理方法および処理システム - Google Patents

基板ウェット処理方法および処理システム

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JP3248789B2
JP3248789B2 JP19930293A JP19930293A JP3248789B2 JP 3248789 B2 JP3248789 B2 JP 3248789B2 JP 19930293 A JP19930293 A JP 19930293A JP 19930293 A JP19930293 A JP 19930293A JP 3248789 B2 JP3248789 B2 JP 3248789B2
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哲雄 小柳
弘 山口
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エス・イー・エス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は基板ウェット処理技術
に関し、さらに詳細には、液晶表示装置用ガラス基板、
レチクル用あるいはフォトマスク用ガラス基板等の矩形
もしく正方形の薄板状基板にウェット処理を施す技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用薄形テレビやラップトップパソコ
ン等の画像表示に液晶表示装置が用いられていることは
知られている。液晶表示装置は電力消費が少ない、薄形
で場所をとらない等の理由から、壁掛けテレビやデスク
トップパソコン等への需要も高まり、それに伴い液晶表
示装置用ガラス基板も年々大型化される傾向にある。
【0003】ところで、これらガラス基板(以下、基板
と称する)や半導体ウェハ(以下、ウェハと称する)の
ウェット処理技術には、基板等を搬送用のキャリアカセ
ットに複数枚収容し一括して処理するカセットタイプの
ものと、基板等を基板搬送装置で直接保持して処理する
カセットレスタイプのものとがあり、さらにカセットレ
スタイプのものには、保持する基板等の枚数が一枚の枚
葉式のものと、複数枚のバッチ式のものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時は、洗浄効率を高
めるとともに洗浄液の汚染を防止するためおよび生産効
率を上げるために、ウェハの場合は、カセットレスでバ
ッチ式のウエット処理が一般的になりつつあるが、一
方、基板の場合は、キャリアカセットを用いたバッチ式
か、カセットレスタイプの枚葉式かに限られており、ウ
ェハのような処理方法は採用されていなかった。
【0005】すなわち、ウェハの場合、その形状寸法は
現在8インチのもので直径約200mmの円形であり、
まだ基板搬送装置で直接チャッキング保持しやすい。こ
れに対して、基板の場合、その形状寸法は、上述したよ
うに年々大型化されて、近時では400×500mmの
大型矩形であることから、ウェハに比べて非常にチャッ
キングし難くしかも重いため、カセットレスでバッチ式
のウエット処理は不可能とされていた。
【0006】しかしながら、上記キャリアカセットを用
いたウェット処理においては、上記基板の大型化に伴い
キャリアカセットも大型化しており、何槽もの薬液槽を
経てウエット処理する間に、キャリアカセット内に薬液
がかなり付着して残っているため薬液の持ち出しが多く
て、薬液を繰り返し補充しなければならなく不経済であ
った。
【0007】また、キャリアカセットを用いて長い間何
回も薬液処理していると、経時的にカセットに薬液が染
み込んで、今度はそれが洗浄用純水に染み出して汚染す
る等処理工程に悪影響を与えてしまう。さらに、このよ
うな悪影響を未然に防止するためには、キャリアカセッ
トを比較的短い周期で廃棄・交換しなければならないと
ころ、キャリアカセットは高価であるため、ランニング
コストの大幅な増大を招いて非常に不経済であった。
【0008】一方、カセットレスタイプの枚葉式ウェッ
ト処理においては、ローダ装置によりキャリアカセット
から基板を一枚ずつ抜き出し、ゴムベルトにより水平状
態で搬送し、その間薬液シャワーをかけて処理する方式
のものや、特開昭64−37016号に開示されている
ように、L字形あるいはV字形の基板保持具に一枚の基
板を保持し、この基板保持具を搬送手段で搬送処理する
方式のものがあるが、いずれのものにおいても次のよう
な問題があった。
【0009】つまり、前者においては、ゴムベルトと基
板との接触により汚染が発生し、十分なウエット処理効
果が得られないばかりか、平面積の大きい基板を水平に
移動するため、装置の大型化を招いていた。また、後者
においては、上述したキャリアカセットの場合と同様、
基板保持具による薬液の持ち出しや、薬液の染み込み、
染み出しによる汚染の問題や、基板をL字形あるいはV
字形の基板保持具によって支えるため、基板の対角線が
水平状態に近くなり、したがって保持治具が大きくなり
装置の大型化を招くとともに、枚葉式のため生産効率が
悪い等の問題があった。
【0010】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、大型の基板を汚
染度の低いカセットレスで、なおかつ生産効率の高いバ
ッチ式でウエット処理する技術を提供することにある。
【0011】また、その目的とするところは、ウエット
処理工程を完全自動化して、基板の工程履歴管理等も自
動で確実に行う技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の基板ウエット処理方法は、キャリアカセッ
トに収容されて搬入される矩形もしくは正方形の基板
を、搬入側移載部で基板搬送装置に移し替えてカセット
レスで搬送し、処理槽列の一端側から複数の処理槽に順
次自動で浸漬してウェット処理を行い、これと並行し
て、上記搬入側移載部で上記基板が取り出された空のキ
ャリアカセットを、上記処理槽列の他端側の搬出側移載
部へ搬送し、この搬出側移載部において、ウェット処理
が完了した上記基板を、上記基板搬送装置から搬入時と
同一のキャリアカセットに再び移し替えて搬出するよう
にしたことを特徴とし、さらに上記ウェット処理を行う
に際し、上記基板の隣接する2辺が傾斜下辺となるよう
に傾斜させて、これら2つの傾斜下辺を吊持状に支持す
るように構成したことを特徴とする。
【0013】また、本発明の基板ウェット処理システム
は、上記処理方法を全自動で実行するもので、装置搬入
側に配置され、上記基板をキャリアカセットから上記基
板搬送装置に移し替える移載装置を備える搬入側移載部
と、この搬入側移載部に隣接して配置され、複数の処理
槽からなる処理槽列およびこれら処理槽の配設方向へ移
動可能な上記基板搬送装置を備えるウェット処理部と、
このウェット処理部の搬出側に隣接して配置され、ウェ
ット処理が終了した上記基板を上記基板搬送装置からキ
ャリアカセットに移し替える移載装置を備える搬出側移
載部と、上記搬入側移載部と搬出側移載部の間に配置さ
れて、上記基板が取り出された空のキャリアカセットを
搬送するカセット搬送装置を備えるカセット搬送部と、
上記基板ウェット処理方法を実行するように、上記搬入
側および搬出側の基板移載装置、基板搬送装置およびカ
セット搬送装置を互いに同期させて駆動制御する駆動制
御部とを備えてなり、上記基板搬送装置は、上記各基板
の隣接する2つの傾斜下辺を下側から吊持状に支持する
ように構成されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、前工程からキャリアカセッ
トに収容されて搬入される矩形もしくは正方形の基板
を、基板搬送装置に移し替えてウェット処理するに際
し、基板の隣接する2辺が傾斜下辺になるようにして、
これら2つの傾斜下辺を吊持状に支持する。これにより
簡単な構成で、矩形もしくは正方形の大型基板を、カセ
ットレスでなおかつバッチ式に処理できる。この場合、
上記2つの傾斜下辺のうち一辺を水平に近い角度で支持
することにより、装置の小型化も図ることができる。
【0015】また、基板を基板搬送装置により、処理槽
列の一端側から複数の処理槽に順次自動で浸漬してウェ
ット処理している間に、この基板が取り出されて空にな
ったキャリアカセットを搬出側移載部へ自動で搬送待機
させておき、ウェット処理が完了した基板を、再びこの
搬入時に用いたキャリアカセットに収容して次工程へ搬
出する。これにより、キャリアカセットを効率良く活用
するとともに、ウェット処理工程を完全自動化して、基
板の工程履歴管理等も自動で確実に行う。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0017】実施例1 本発明に係る基板ウエット処理装置を図1〜図3に示
し、この基板ウエット処理装置は、複数枚(本例におい
ては20枚)の基板SB,SB,… をカセットレスで
一括して行うバッチ式のものであって、図2に示すよう
に、基板搬入部L、搬入側移載部A、ウエット処理部
B、搬出側移載部C、基板搬出部U、カセット搬送部D
および制御装置(駆動制御部)Eを主要部として備えて
なる。
【0018】基板搬入部Lは、基板SB,SB,…が前
工程から搬入される部位で、ウエット処理部Bの搬入側
に配置され、タクト送り機構(図示省略)を備える。前
工程から搬入されてくる基板入りキャリアカセットCC
は、上記タクト送り機構により矢符(1) の方向へ所定間
隔をもってタクト送りされる。この際基板SBは水平状
態(倒伏状態)に保持されている。
【0019】搬入側移載部Aは、移載ロボット1と姿勢
変換装置2とを備える。移載ロボット1は、キャリアカ
セットCCの基板SBを姿勢変換装置2に移し替えるも
ので、基板SBをハンドリングする移替えハンド1aを
備える。この移替えハンド1aは、ロボット本体1bの
上側に昇降可能かつ回転可能に設けられるとともに、基
板SBを吸着チャッキングする吸引部(図示省略)を備
えてなる。
【0020】そして、上記移替えハンド1aは、上記タ
クト送りされたキャリアカセットCCから基板SB,S
B,…を一枚ずつ順番に水平状態のまま抜き取り、キャ
リアカセットCCと反対側に配置された姿勢変換手段2
に水平状態のまま移し替える(矢符(2) 参照)。この場
合、移替えハンド1aは、基板SBを1枚移し替えるた
びに垂直方向へ1ピッチ分だけ昇降動作してから、上記
と同様の動作を順次繰り返して、20枚の基板SB,S
B,…すべてを姿勢変換装置2へ移し替えるように駆動
制御される。
【0021】姿勢変換装置2は、移し替えられた基板S
B,SB,…の姿勢を、キャリアカセットCCによる搬
送姿勢(水平状態)から基板搬送装置5による処理姿勢
(垂直傾斜状態)に変換するものである。この姿勢変換
装置2は、基板SB,SB,…を収容保持する保持部2
aを備え、この保持部2aは、装置本体2bに上下方向
へ回動可能に設けられている。
【0022】そして、水平状態にある保持部2aに、基
板SB,SB,…が20枚すべて移載された後、この保
持部2aが起立方向へ90°回転して起立状態となり、
基板SB,SB,…の被処理面が垂直状態(起立状態)
となるように姿勢変換される。なお、この起立状態にお
いて、各基板SB,SB,…の下辺が水平からわずかに
(本例では5°)傾斜するように、保持部2aに予め保
持されているため、上記保持部2aの回転動作により、
基板SB,SB,…は基板搬送装置5による処理姿勢
(垂直傾斜状態)に1動作で姿勢変換される。
【0023】ウエット処理部Bは、高清浄度雰囲気に維
持される処理室内に、2列平行に並設された一対の処理
槽列3,4と基板搬送装置5,7とを備えてなる。これ
ら両処理槽列3,4は、その一端側がそれぞれオペレー
タゾーンOに面するように配置されるとともに、両処理
槽列3,4の他端側間に、基板搬送装置6が設けられ
て、限られた処理室空間が有効利用される構成とされて
いる。
【0024】つまり、基板SB,SB,…のウエット処
理経路は、搬入側の処理槽列3のオペレータゾーンO側
端からオペレータゾーンO反対側端へ進むとともに、搬
出側の処理槽列4のオペレータゾーンO反対側端からオ
ペレータゾーンO側端へ進むように構成されている。
【0025】搬入側の処理槽列3は、複数の処理槽を備
えるとともに、これら処理槽の側部に上記基板搬送装置
5が配設されている。
【0026】図示例においては、搬入側の処理槽列3は
6つの処理槽3a〜3fが設けられてなり、具体的に
は、処理槽3aは基板搬送装置5の吊持アーム14,1
5(後述)を洗浄する洗浄槽、処理槽3bは基板SB,
SB,…の被処理面に形成されたフォトレジスト膜をマ
スクとしてエッチング処理するためのエッチング液が満
たされている槽、処理槽3cはいわゆるQDR(クイッ
ク・ダンプ・リンス)槽で、純水が満たされて、上記基
板SBの被処理面に付着したエッチング液を予備洗浄す
る槽、処理槽3dは純水が満たされて仕上げ水洗を行う
FINAL(ファイナル・リンス)槽、および処理槽3
eは基板SB,SB,…を浸漬した後、低速度で引上げ
乾燥させるIPA(イソプロピルアルコール)乾燥機で
ある。処理槽3fは実際には、次に詳述する搬出側処理
工程に属するもので、上記フォトレジスト膜を剥離処理
するための第一の剥離液が満たされている槽である。
【0027】基板搬送装置5は、搬入側移載部Aの姿勢
変換装置2に収載された基板SB,SB,…をカセット
レスで搬送処理する構造とされている。
【0028】基板搬送装置5は、具体的には図1に示す
ように、装置本体の内部8aに設けられて、上記処理槽
3a〜3fの配列方向(図2の矢符(3) 方向)へ平行に
往復移動可能とされた搬送台9と、この搬送台9に上下
方向へ昇降可能に設けられた支柱10と、この支柱10
の上端に装着された支持装置台11と、この支持装置台
11から処理槽上方へ向かって延びる水平アーム12
と、この水平アーム12の先端に装着された基板吊持装
置13とから構成されており、上記姿勢変換装置2から
受け取った複数枚の基板SB,SB,…を、上記処理槽
列3a〜3f内の処理液中に順次浸漬して、これら基板
SB,SB,…表面を処理する。
【0029】また、上述した各処理槽の構造は、処理槽
3a,3c,3dが塩化ビニル樹脂等の材質からなる単
一槽であり、処理槽3b,3e,3fが石英ガラス等の
材質からなるオーバーフロー槽である。これら各槽、例
えばオーバーフロー槽である処理槽3eの底部には、図
4に示すような基板保持台50を備える。この基板保持
台50は、基台3e1 と、この基台3e1 上に固設され
た一対の基板保持部3e2 , 3e3 とからなる。
【0030】一対の基板保持部3e2 , 3e3 は、基板
搬送装置5の吊持アーム14,15のチャッキング位置
(図4の実線位置)と相互に干渉しない位置に配置され
ており、それぞれ複数の基板保持溝M,M,…を有す
る。
【0031】一方の基板保持部3e2 の各基板保持溝M
1 は、傾斜した直角形状断面を有しており、基板SBの
一角つまり傾斜下辺SBaとSBbの交角部分を傾斜状
態に保持して、傾斜保持機能(傾斜保持部)を兼備して
いる。他方の保持部3e3 の各基板保持溝M2 は、傾斜
した直線状断面を有しており、基板SBの一辺つまり傾
斜下辺SBaを保持する。
【0032】また、上記基板保持溝M1 ,M2 の傾斜保
持角度は、後述する吊持アーム14,15の基板保持バ
ー19,19,19の相対的位置に対応して、基板SB
の下辺が水平から5°程度傾斜した状態で保持されるよ
うに設定されている。
【0033】上記基板吊持装置13の具体的構造は図4
〜図7に示すように、左右一対の吊持アーム14,15
およびこれらを開閉制御するアーム制御部16を主要部
として備えてなる。
【0034】一方の吊持アーム14は、2本の細長プレ
ート17,17と、その下端部に水平状に取り付けられ
た上下一対の基板保持バー19,19とを備えてなる。
また、もう一方の吊持アーム15は、吊持アーム14と
同様で、細長プレート20,20と、これら細長プレー
ト20,20間に橋絡状に設けられた一本の基板保持バ
ー19とを備えてなる。つまり、細長プレート20は吊
持アーム14の細長プレート17よりも短く(ほぼ半分
程度)設定されるとともに、両細長プレート20,20
の下端に、上記基板保持バー19が水平状に取り付けら
れている。
【0035】上記細長プレート17は、ステンレス鋼材
にフッ素樹脂がコーティングされてなる耐薬品性に優れ
るものである。また、基板保持バー19は、図5に示す
ように、フッ素樹脂等から形成されるとともに、その外
周に複数の基板保持溝19a,19a,…を有する外筒
19bと、この外筒19bの内部に封入されたステンレ
ス鋼製の心金19cとから構成されている。
【0036】吊持アーム14,15の上端は、それぞれ
前述の水平アーム12に接続されたフレーム21に揺動
可能に枢着されるとともに、アーム制御部16に接続さ
れている。これにより、吊持アーム14,15は相互に
揺動されて、その閉止位置において基板SBを吊持状に
チャッキング保持し、またその拡開位置において基板S
Bのチャッキングを解除する。
【0037】両吊持アーム14,15に取り付けられた
3本の基板保持バー19,19,19の相対的位置は、
吊持アーム14,15が閉止して基板SBをチャッキン
グ保持した時、この基板SBの下辺が水平から5°程度
傾斜した状態で吊持状に保持されるように設定されてい
る。
【0038】制御部16は、図5〜図7に示すように、
吊持アーム14または15を枢支する揺動シャフト33
と、駆動手段であるエアシリンダ26とを1セットと
し、両吊持アーム14,15を別々に駆動するために2
セット装着されてなる。
【0039】上記揺動シャフト33は、上記フレーム2
1に、ベアリング32,32を介して回転可能に軸支さ
れている。この揺動シャフト33の両端部は、カバー2
8を貫通して外部へ突出され、ここに接続ブロック2
9,29を介して吊持アーム14または15の上端が取
り付け固定されている。
【0040】上記エアシリンダ26は両ロッド型のもの
で、上記フレーム21上にブラケット35を介して装着
されており、このエアシリンダ26の一方のピストンロ
ッド26aが、コネクティングロッド36を介して、揺
動シャフト33に固設された揺動レバー34に連結され
ている。また、フレーム21には、エアシリンダ26の
他方のピストンロッド26bを停止するためのストッパ
37が固設されている。
【0041】しかして、以上のように構成された基板吊
持装置13において、吊持アーム14,15は、アーム
制御部16のエアシリンダ26,26により、相互に揺
動されて拡縮動作され、その閉止位置において基板SB
を吊持状にチャッキング保持するとともに、拡開位置に
おいて基板SBのチャッキングを解除して、基板SB,
SB,…をカセットレスで搬送処理する。
【0042】上記搬入側処理槽列3に続く基板搬送装置
6は、搬入側処理槽列3から搬出側処理槽列4へ基板S
B,SB,…を移送および処理する装置であって、図3
に示すように、装置本体の部位8bに設置されている。
この基板搬送装置6の基本構造は、上述した基板搬送装
置5とほぼ同様であり、基板吊持装置13が、基板搬送
装置5により搬送処理される基板SB,SB,…をその
姿勢のままチャッキング保持できるように支柱10に対
して取り付けられている。
【0043】搬出側処理槽列4は、前述した搬入側処理
槽列3と同様、複数の処理槽を備えるとともに、これら
の処理槽の側部に、基板搬送装置7が配設されている。
図示例においては、4つの処理槽4a〜4dとIPAベ
ーパー乾燥機4eが設けられてなる。
【0044】具体的には、処理槽4aは、上記搬入側に
設置されたフォトレジスト膜を剥離処理する第一の剥離
液の入った処理槽3fに続いて、同様な剥離処理を施す
第二の剥離液の入った処理槽である。処理槽4bはリン
ス液が満たされているリンス槽、処理槽4cは純水が満
たされているQDR槽、4dは同じく純水が満たされ
て、最後に基板SB,SB,…を濯ぐFINAL槽であ
り、またIPAベーパー乾燥機は、IPAの蒸気により
基板SB,SB,…を乾燥させる乾燥部として機能す
る。
【0045】また各処理槽の構造は、処理槽4a,4b
が石英ガラス等の材料からなるオーバーフロー槽、処理
槽4c,4dが塩化ビニール樹脂等の材質からなる単一
槽であり、各処理槽内には前記搬入側処理槽列3と同
様、基板保持部が備えられている。
【0046】また、上記基板搬送装置7は、図1に示す
ように装置本体の部位8cに設置され、前述した基板搬
送装置5とほぼ同様な基本構造であり、処理槽4aから
基板搬出側の姿勢変換装置2までの搬送処理を行う構成
とされている。
【0047】この基板搬送装置7は、上記処理槽4a〜
4cおよびIPAベーパー乾燥機4eの配列方向(矢符
(5) 方向)へ平行に移動するように駆動制御され、これ
により、基板SB,SB,…を順次上記処理槽4a〜4
dに浸漬させた後、基板搬出側移載部Cの姿勢変換装置
2上に基板SB,SB,…を収載する。
【0048】基板搬出部Uは、基板SB,SB,…を次
工程へ搬出する部位で、ウエット処理部Bの搬出側に配
置され、タクト送り機構(図示省略)を備える。搬出側
移載部Cにより洗浄処理済の基板SB,SB,…が収容
されたキャリアカセットCCは、上記タクト送り機構に
より矢符(8) の方向へ所定間隔をもってタクト送りされ
て、次工程へ搬出される。
【0049】カセット搬送部Dは、基板搬入部Lから基
板搬出部Uへ空カセットCCを搬送する部位で、これら
基板搬入部Lと基板搬出部Uとを連結している。また、
このカセット搬送部Dは、カセット搬送装置30を備え
るとともに、その移送経路(7) の中途箇所にはカセット
洗浄槽31が設けられている。
【0050】カセット搬送装置30は、装置本体の部位
8d(図3参照)内に矢符(7) の経路に沿って往復移動
可能に設けられるとともに、空カセットCCをチャック
する一対のチャッキングアーム30a,30aなどを備
えてなる。これらチャッキングアーム30a,30a
は、基板搬入部Aで基板SB,SB,…が取り出された
空カセットCCをチャッキングし、カセット洗浄槽31
に浸漬して洗浄、引上げ乾燥処理を施した後、上記基板
搬出部Uへ搬送する。
【0051】この場合のサイクルタイムは、上記洗浄部
Bにおけるサイクルタイムと同期されて、空カセット
(キャリアカセット)CCには、前工程からの搬入時に
収容していたのと同一の基板SB,SB,…が基板搬出
部Cで再び収容されるように制御される。
【0052】制御装置Eは、前述した図示しないタクト
送り機構、移載ロボット1、姿勢変換装置2、基板搬送
装置5,6,7およびカセット搬送装置30などを互い
に同期して駆動制御するもので、この制御装置Eによ
り、以下のウェット処理工程が基板SB,SB,…の搬
入時から搬出時まで全自動で行われることとなる。
【0053】A.基板SB,SB,…の搬入: 前工程の終了した基板SB,SB,…は、キャリア
カセットCC内に収容された状態で、図示しない無人搬
送車(AGV)あるいはオペレータによる手作業で基板
搬入部Lに搬入される。
【0054】 搬入されたキャリアカセットCCは、
前述の如く矢符(1) の経路でタクト送りされて移載位置
に配置された後、このキャリアカセットCC内の基板S
B,SB,…が、前述したように、搬入側移載部Aの移
載ロボット1により取り出されるとともに、姿勢変換装
置2により姿勢変換される。
【0055】 洗浄部Bの基板搬送装置5が搬入側移
載部Aに接近して、吊持アーム14,15により、上記
姿勢変換された複数の基板SB,SB,…を一括してチ
ャッキングし吊持状態に保持する。
【0056】B.基板SB,SB,…のウェット処理: 搬入側の基板搬送装置5にカセットレスで吊持状態
に保持された基板SB,SB,…は、各処理槽3a〜3
dへの浸漬・移載が順次繰り返されてエッチングと洗浄
処理が施され、続いてIPA乾燥機3eで乾燥処理され
た後、処理槽3f内の基板保持台50に保持される。
【0057】 この処理槽3fにて第一の剥離処理が
施された基板SB,SB,…は、基板搬送装置6により
カセットレスで吊持状態に保持されて、搬出側処理槽列
4の処理槽4a内の基板保持部まで搬送され、ここに保
持される。
【0058】 この処理槽4aで、第二の剥離処理が
施された後、今度は基板搬送装置7によりカセットレス
で吊持状に保持されて、搬出側処理槽列4の各処理槽4
b〜4dに浸漬・移載が順次繰り返されて、リンス処理
と純水洗浄処理が施され、続いてIPAベーパー乾燥機
4eで乾燥処理された後、搬出側移載部Cへ搬送されて
(矢符(5) 参照)、姿勢変換装置2に収載される。
【0059】C.空カセットCCの搬送:搬入側移載部
Aで空になったキャリアカセットCCは、このキャリア
カセットCCから取り出された基板SB,SB,…の洗
浄処理工程と並行して、カセット搬送装置30により、
カセット洗浄槽31に浸漬して洗浄処理が施され、低速
度にて引上げ、乾燥処理された後、上記搬出側移載部C
に搬送される(矢符(7) 参照)。
【0060】D.基板SB,SB,…の搬出: 両洗浄槽列3,4でのウェット処理工程が終了した
基板SB,SB,…は、搬出側移載部Cにおいて、姿勢
変換装置2から移載ロボット1により洗浄済みの空カセ
ットCCに移し替えられる(矢符(6) 参照)。この場合
に、収容される空カセットCCは、上記基板SB,S
B,…が搬入時に収容されていたものであって、前述の
ごとくカセット搬送部Dを通って基板搬出部Uへ予め搬
送され、ここで上記基板SB,SB,…の洗浄工程が終
了するのを待機している。
【0061】 基板SB,SB,…を収容したキャリ
アカセットCCは、図示しないタクト送り機構により矢
符(8) の経路でタクト送りされるとともに、図示しない
AGVやオペレータの手作業により次の工程へ向けて搬
送される。
【0062】実施例2 本例は図8に示し、実施例1のシステム構成に加えて、
ウェット処理後の基板SBの検査装置60が設けられた
もので、その他の構成および作用は実施例1と同様であ
る。
【0063】検査装置60は、搬出側移載部Cの近傍に
設置され、XYテーブル61と光学測定ヘッド62を備
えてなる。XYテーブル61は1枚の基板SBを水平状
態で載置移動するもので、図示しない駆動機構により、
矢符(9) および(10)方向に駆動される。また、光学測定
ヘッド62は、XYテーブル61上の基板SB表面を上
方から光学的に測定するもので、具体的にはCCDカメ
ラ等が搭載されている。
【0064】しかして、この検査装置60による検査工
程は以下のように行われる。 ウェット処理が終了した20枚の基板SB,SB,
…は、搬出側移載部Cにおいて、姿勢変換装置2から移
載ロボット1により空カセットCCに順番に移し替える
途中、そのうちの1枚が抜き打ち的にXYテーブル61
上に移載される。
【0065】 基板SBを載置したXYテーブル61
は、図示しない駆動機構により矢符(9) あるいは(10)方
向へ駆動され、その間に上記光学測定ヘッド62が、あ
らかじめ任意設定された特徴パターンより測定個所を自
動サーチして、基板SB上のエッチングされた線幅を測
定する。
【0066】 測定された線幅が規定値から外れてい
る場合、この測定結果を制御装置Eの記憶装置に記憶さ
せておき、次工程にこのロットのキャリアカセットCC
を搬送する際に、履歴データとして転送する。
【0067】実施例3 本例は図9および図10に示し、実施例2のカセット搬
送部Dが階下に配置されたものである。
【0068】カセット搬送部Dには、搬入側移載部Aで
空カセットCCを階下へ下降させる下降用エレベータ機
構(図示省略)と、装置本体の部位8e内に矢符(7) の
経路に沿って往復移動可能とされた前記カセット搬送装
置30と、その移送経路(7)の中途箇所に設けられた前
記カセット洗浄槽31と、洗浄処理が施された空カセッ
トCCを、矢符(11)の経路でタクト送りするタクト送り
機構(図示省略)と、このタクト送り機構により搬送さ
れた空カセットCCを、矢符(12)の経路で基板搬出部U
へ上昇させるためのエレベータ機構(図示せず)とが配
置されている。
【0069】なお、本例においては、カセット搬送部D
の配置構造の関係で、基板搬入部Lでのタクト送り方向
(矢符(1) 参照)が変更されるとともに、搬入側処理槽
列3の最後部の3fが搬出側処理槽列4の最前部に配置
されているが、その他の構成および作用は実施例2と同
様である。
【0070】また、上述した実施例1〜3はあくまでも
本発明の好適な具体例を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく種々設計変更可能であり、例え
ば、基板ウェット処理システムを構成する各構成装置の
構造は図示例のものに限定されることなく、目的に応じ
て同様の機能を有する他の構造に変更可能である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
前工程からキャリアカセットに収容されて搬入される矩
形もしくは正方形の基板を、基板搬送装置に移し替えて
ウェット処理するに際し、基板の隣接する2辺が傾斜下
辺になるようにして、これら2つの傾斜下辺を吊持状に
支持するから、簡単な構成で、矩形もしくは正方形の大
型基板を、カセットレスでなおかつバッチ式に処理する
ことができ、これにより、汚染度が低く生産効率の高い
ウェット処理を実現することができる。
【0072】しかも、基板を基板搬送装置により、処理
槽列の一端側から複数の処理槽に順次自動で浸漬してウ
ェット処理している間に、この基板が取り出されて空に
なったキャリアカセットを搬出側移載部へ自動で搬送待
機させておき、ウェット処理が完了した基板を、再びこ
の搬入時に用いたキャリアカセットに収容して次工程へ
搬出するようにしたから、キャリアカセットを効率良く
活用するとともに、ウェット処理工程を完全自動化し
て、基板の工程履歴管理等も自動で確実に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である基板ウェット処理
装置の内部を示す側面断面図である。
【図2】同基板ウェット処理装置の内部を示す平面断面
図である。
【図3】同基板ウェット処理装置の内部を示す正面断面
図である。
【図4】同基板ウェット処理装置における処理槽の内部
構造を示す側面断面図である。
【図5】同基板ウェット処理装置における基板搬送装置
の基板吊持装置を一部断面で示す正面図である。
【図6】同基板吊持装置のアーム制御部を示す平面断面
図である。
【図7】同基板吊持装置のアーム制御部を示す側面断面
図である。
【図8】本発明に係る実施例2である基板ウェット処理
装置の内部を示す一部平面断面図である。
【図9】本発明に係る実施例3である基板ウェット処理
装置の内部を示す平面断面図である。
【図10】同基板ウェット処理装置の内部を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
L 基板搬入部 A 搬入側移載部 B ウエット処理部 C 搬出側移載部 D カセット搬送部 E 制御装置(駆動制御部) U 基板搬出部 M 保持溝 O オペレータゾーン SB 基板 CC キャリアカセット 1 移載ロボット 2 姿勢変換装置 3 搬入側処理槽列 3a〜3f 処理槽 4 搬出側処理槽列 4a〜4e 処理槽 5,6,7 基板搬送装置 13 基板吊持装置 14,15 吊持アーム 19 基板保持バー 19a 基板保持バーの基板保持溝 30 カセット搬送装置 31 カセット洗浄槽 60 検査装置 61 XYテーブル 62 光学測定ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−44323(JP,A) 特開 昭62−147734(JP,A) 特開 平5−36659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 648 G02F 1/13 101 H01L 21/68 B08B 3/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアカセットに収容されて搬入され
    る矩形もしくは正方形の基板を、搬入側移載部で基板搬
    送装置に移し替えてカセットレスで搬送し、処理槽列の
    一端側から複数の処理槽に順次自動で浸漬してウェット
    処理を行い、 これと並行して、上記搬入側移載部で上記基板が取り出
    された空のキャリアカセットを、上記処理槽列の他端側
    の搬出側移載部へ搬送し、 この搬出側移載部において、ウェット処理が完了した上
    記基板を、上記基板搬送装置から搬入時と同一のキャリ
    アカセットに再び移し替えて搬出するようにしたことを
    特徴とし、 さらに上記ウェット処理を行うに際し、上記基板の隣接
    する2辺が傾斜下辺となるように傾斜させて、これら2
    つの傾斜下辺を吊持状に支持するように構成したことを
    特徴とする基板ウェット処理方法。
  2. 【請求項2】 上記搬出側移載部の近傍において、上記
    ウェット処理の良否を判定するための検査工程を実施す
    ることを特徴とする請求項1に記載の基板ウェット処理
    方法。
  3. 【請求項3】 キャリアカセットに収容されて搬入され
    る矩形もしくは正方形の基板を、基板搬送装置に移し替
    えてカセットレスでウェット処理を行った後、再びキャ
    リアカセットに戻して搬出する方式の基板ウェット処理
    システムであって、 装置搬入側に配置され、上記基板をキャリアカセットか
    ら上記基板搬送装置に移し替える移載装置を備える搬入
    側移載部と、 この搬入側移載部に隣接して配置され、複数の処理槽か
    らなる処理槽列およびこれら処理槽の配設方向へ移動可
    能な上記基板搬送装置を備えるウェット処理部と、 このウェット処理部の搬出側に隣接して配置され、ウェ
    ット処理が終了した上記基板を上記基板搬送装置からキ
    ャリアカセットに移し替える移載装置を備える搬出側移
    載部と、 上記搬入側移載部と搬出側移載部の間に配置されて、上
    記基板が取り出された空のキャリアカセットを搬送する
    カセット搬送装置を備えるカセット搬送部と、 請求項1に記載の基板ウェット処理方法を実行するよう
    に、上記搬入側および搬出側の基板移載装置、基板搬送
    装置およびカセット搬送装置を互いに同期させて駆動制
    御する駆動制御部とを備えてなり、 上記基板搬送装置は、上記各基板の隣接する2つの傾斜
    下辺を下側から吊持状に支持するように構成されている
    ことを特徴とする基板ウェット処理システム。
  4. 【請求項4】 上記基板搬送装置は、開閉可能な一対の
    吊持アームと、これら吊持アームを開閉制御するアーム
    制御部とからなる基板吊持装置を備え、 上記両吊持アームには、基板を複数枚チャッキング保持
    する基板保持部がそれぞれ設けられ、 これら基板保持部は、上記両吊持アームの閉止時におい
    て、各基板の隣接する2つの傾斜下辺を下側から吊持状
    に支持するように構成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の基板ウェット処理システム。
  5. 【請求項5】 上記基板保持部は、上記基板の隣接する
    直交2辺がそれぞれ水平に近い傾斜下辺と垂直に近い傾
    斜下辺になるように傾斜した状態で、これら2つの傾斜
    下辺を下側から吊持状に支持するように配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の基板ウェット処理方
    法。
  6. 【請求項6】 上記搬入側移載部と搬出側移載部の移載
    装置は、上記キャリアカセットに対して基板を出し入れ
    する移載ロボットと、基板の姿勢を上記キャリアカセッ
    トによる搬送姿勢および上記基板搬送装置による処理姿
    勢間で変換する姿勢変換装置とを備えていることを特徴
    とする請求項3に記載の基板ウェット処理システム。
  7. 【請求項7】 上記ウェット処理部は、複数の処理槽か
    らなる処理槽列が2列平行に併設されてなり、 これら両処理槽列の一端側がそれぞれオペレータゾーン
    に面して設けられるとともに、両処理槽列の他端側間に
    基板搬送部が設けられ、 これにより、上記基板のウェット処理経路は、一方の処
    理槽列のオペレータゾーン側端からオペレータゾーン反
    対側端へ進むとともに、他方の処理槽列のオペレータゾ
    ーン反対側端からオペレータゾーン側端へ進むように構
    成されていることを特徴とする請求項3に記載の基板ウ
    ェット処理システム。
  8. 【請求項8】 上記カセット搬送部に、上記カセット搬
    送装置により搬送される空のキャリアカセットを洗浄す
    るカセット洗浄槽が設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載の基板ウェット処理システム。
  9. 【請求項9】 上記搬出側基板移載装置によってハンド
    リング可能なる位置に、上記ウェット処理の良否を判定
    するための検査装置が設置されていることを特徴とする
    請求項3に記載の基板ウェット処理システム。
  10. 【請求項10】 上記検査装置は、1枚の基板を載置移
    動するXYテーブルと、このXYテーブル上の基板表面
    を光学的に測定する光学測定ヘッドとを備えてなること
    を特徴とする請求項9に記載の基板ウェット処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記搬入側移載部と搬出側移載部の階
    下に上記カセット搬送部が配置され、このカセット搬送
    部には、上記搬入側移載部および搬出側移載部に対して
    キャリアカセットをそれぞれ昇降させるエレベータ機構
    が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の基
    板ウェット処理システム。
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