JP3346797B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機における苗植付
装置の昇降駆動の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】田植機では、走行機体に備えられた苗植
付装置を昇降駆動する駆動機構、及び駆動機構を任意に
作動させるもので人為的に操作される昇降レバーを備え
たものが多くある。これにより、操縦者が昇降レバーを
中立位置から上昇位置に操作すると、駆動機構により苗
植付装置が上昇駆動され始め、苗植付装置が所望の高さ
に達した際、昇降レバーを上昇位置から中立位置に操作
すれば、駆動機構が停止して苗植付装置が所望の高さで
停止する。次に昇降レバーを中立位置から下降位置に操
作すると、駆動機構により苗植付装置が下降駆動され、
昇降レバーを下降位置から中立位置に操作すると、駆動
機構が停止して苗植付装置が停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】田植機では、例えば水
田での植付作業時に一回の植付行程が終了して走行機体
が畦際に達すると、操縦者は昇降レバーを植付位置から
出して植付クラッチを切り操作して苗植付装置の植付作
動を停止させ、昇降レバーを植付位置から下降位置及び
中立位置を経由して上昇位置に操作して、苗植付装置を
上昇駆動し、昇降レバーを上昇位置から中立位置に操作
して苗植付装置を所望の高さで停止させる。このように
苗植付装置を所望の高さで停止させた状態で、ステアリ
ングハンドルを操作して、走行機体を畦際で旋回させ
る。畦際での旋回が終了すると、操縦者は昇降レバーを
中立位置から下降位置に操作して苗植付装置を田面まで
下降駆動し、昇降レバーを下降位置から植付位置に操作
して植付クラッチを入り操作し、苗植付装置の植付作動
を開始させて次の植付行程に入る。
【0004】このように走行機体が畦際に達した場合、
昇降レバーを人為的に中立位置から上昇位置、上昇位置
から中立位置に素早く操作して、植付クラッチを切り操
作し苗植付装置を所望の高さまで上昇駆動しなければ、
ステアリングハンドルを操作しての畦際での旋回が間に
合わなくなるので、特に未熟練者にとって苗植付装置の
上昇側への操作や他の操作が難しいものになることがあ
る。本発明は田植機において、苗植付装置の上昇側への
操作や他の操作が楽に行えるように構成することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は田植機に
おいて、次のように構成することにある。 [1] 走行機体に備えられた苗植付装置を昇降駆動す
る駆動機構と、苗植付装置に動力を伝達する植付クラッ
チとを備え、植付クラッチの切り操作を伴って駆動機構
により苗植付装置を強制的に上昇駆動する上昇作動、及
び駆動機構により苗植付装置を下降駆動する下降作動を
行うもので、人為的に選択切換操作されるスイッチ操作
式の強制昇降操作具とを備えると共に、その強制昇降操
作具からの入力信号を受けて前記駆動機構の作動を制御
する制御装置を備え、 前記制御装置には、走行用の変速
装置が後進位置に操作されると、前記植付クラッチの切
り操作を伴って前記駆動機構により前記苗植付装置を強
制的に上昇駆動する上昇制御手段と、前記走行用の変速
装置が後進位置以外の位置に操作されると、前記強制昇
降操作具の操作による前記苗植付装置の下降作動を許す
下降制御手段を備えてある。
【0006】[2] 前項[1]の構成において、駆動
機構により苗植付装置を任意の高さに昇降駆動するもの
で、人為的に操作される昇降操作具を備えてある。
【0007】
【作用】[I] 請求項1の特徴によると、人為的に操作されることによ
って選択切換操作される強制昇降操作具を備えており、
例えば畦際に達した際に操縦者が強制昇降操作具を操作
すると、植付クラッチの切り操作を伴って駆動機構によ
り苗植付装置が強制的に上昇駆動される。この後に、畦
際での旋回が終了した際、操縦者が強制昇降操作具を操
作すると、駆動機構により苗植付装置が下降駆動され
る。これにより請求項1の特徴によると、従来の技術に
記載のように、昇降レバーを植付位置から下降位置及び
中立位置を経由して上昇位置に操作すると言うようなこ
とを行わなくても、スイッチ操作式の強制昇降操作具
操作するだけで、植付クラッチの切り操作を伴う苗植付
装置の強制的な上昇駆動が行われるので、その分だけ操
縦者への負担が軽くなり、操縦者はステアリングハンド
ルの操作等の他の操作に集中することができるようにな
る。
【0008】 [II] 請求項1の特徴によれば、強制昇降操作具を操作する
と、植付クラッチの切り操作を伴って駆動機構により苗
植付装置が強制的に上昇駆動されるので、植付クラッチ
が入り操作された状態で苗植付装置が田面から上昇する
と言う状態を避けることができる。(例えば田植機にお
いて、植付クラッチが入り操作された状態で苗植付装置
が田面から上昇すると、田面よりも上方の空中で苗の植
え付けが行われようとして苗が田面に放り投げられる状
態になるが、請求項1の特徴によると植付クラッチが入
り操作された状態で苗植付装置が田面から上昇し、田面
よりも上方の空中で苗植付装置が植付作動を行うような
状態を避けることができる)。
【0009】 [III] 請求項1の特徴によれば、走行用の変速装置が後進位置
に操作されると、植付クラッチの切り操作を伴って、駆
動機構により苗植付装置が強制的に上昇駆動されるの
で、例えば畦際において田面付近に苗植付装置を残した
状態で走行機体を誤って後進させてしまい、苗植付装置
を畦に当ててしまうと言うような状態を避けることがで
きる。この場合、請求項1の特徴によると、植付クラッ
チの切り操作を伴って駆動機構により苗植付装置が強制
的に上昇駆動されるので、前項[II]に記載の「作
用」と同様に、植付クラッチが入り操作された状態で苗
植付装置が田面から上昇すると言う状態を避けることが
できる。
【0010】 [IV] 前項[III]に記載のように、走行用の変速装置が後
進位置に操作され、植付クラッチの切り操作を伴って、
駆動機構により苗植付装置が強制的に上昇駆動された場
合、請求項1の特徴によると、次に走行用の変速装置を
後進位置以外の位置に操作しても、苗植付装置は自動的
に下降することはなく上昇した状態を維持する。これに
より、走行用の変速装置を後進位置から後進位置以外の
位置に操作した場合、操縦者が周囲の状態を確認した後
に強制昇降操作具を操作することによって、苗植付装置
を下降駆動することができる。
【0011】[V] 苗植付装置の上昇は、スイッチ操作式の強制昇降操作具
による上昇操作、もしくは、変速装置の後進位置への操
作に基づいて制御装置から駆動機構に上昇指令が出力さ
れることにより行われ、苗植付装置の下降は、変速装置
が後進以外の位置へ操作されている状態での、スイッチ
操作式の強制昇降操作具による下降操作に基づいて制御
装置から駆動機構に下降指令が出力されることで行われ
る。このように変速装置の後進位置への操作が行われた
ことの検出結果で苗植付装置の自動上昇を行うようにし
た構成を採用すると、人為的な昇降操作を行う操作具
が、その操作具の操作位置に応じて苗植付装置を任意の
高さ位置で位置保持する形式のものであると、人為的な
操作具による駆動機構に対する位置保持指令と変速装置
の後進位置の検出結果による自動上昇の指令とが齟齬す
ることになる。この場合、例えば、下げを指令する位置
にあった昇降操作具自体を変速後進位置の検出結果に伴
って自動的に上げ姿勢に戻したり、下げ位置にあった昇
降操作具を人為的な操作で上げ位置に戻す操作を行わな
いと次の下げ操作が行えないようにすることが考えられ
るが、前者のように自動的に操作具を戻すようにする
と、自動的に戻る操作具が他物や操縦者に接触する可能
性があり、また、人為的に戻す操作を行うようにする
と、それだけ操作の手数がかかり、操縦者に負担を掛け
ることになる。本出願の請求項1にかかる発明では、苗
植付装置の昇降操作手段をスイッチ操作式の強制昇降操
作具とし、その強制昇降操作具からの入力信号と、後進
位置検出結果の入力信号とを、制御装置に備えられた上
昇制御手段と下降制御手段とで判別した結果を駆動機構
に出力するようにしているので、前述のような操作具自
体を自動的にも、人為操作によっても戻し操作する必要
がない。
【0012】[VI] 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項
[I]〜[V]に記載の「作用」を備えておりこれに加
えて以下のような「作用」を備えている。請求項2の特
徴によると、駆動機構により苗植付装置を任意の高さに
昇降駆動することができる昇降操作具が、強制昇降操作
具とは別に備えられているので、人為的に昇降操作具を
操作することによって、駆動機構により苗植付装置を任
意の高さに昇降駆動することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、田植機におい
て強制昇降操作具を操作するだけで、植付クラッチの切
り操作を伴って駆動機構により苗植付装置が強制的に上
昇駆動されるように構成することにより、操縦者への負
担が軽くなって、操縦者がステアリングハンドルの操作
等の他の操作に集中することができるようになり、田植
機の操作性を良いものにすることができた。また、請求
項1の特徴によれば、走行用の変速装置が後進位置に操
作されると、植付クラッチの切り操作を伴って、駆動機
構により苗植付装置が強制的に上昇駆動されるので、田
面付近に苗植付装置を残した状態で走行機体を後進させ
てしまうことによる不具合を避けることができた。この
ように、請求項1の特徴によれば、強制昇降操作具を操
作した場合、及び走行用の変速装置が後進位置に操作さ
れた場合には、植付クラッチの切り操作を伴って駆動機
構により苗植付装置が強制的に上昇駆動されるので、植
付クラッチが入り操作された状態で苗植付装置が田面か
ら上昇することによる不具合を避けることができた。
【0014】 請求項1の特徴によると、走行用の変速装
置が後進位置に操作され、植付クラッチの切り操作を伴
って、駆動機構により苗植付装置が強制的に上昇駆動さ
れた場合、次に走行用の変速装置を後進位置以外の位置
に操作しても、苗植付装置は自動的に下降することはな
く上昇した状態を維持するので、走行用の変速装置を後
進位置以外の位置に操作した際に、苗植付装置が不用意
に下降して他物に接触すると言うような状態は生じない
のであり、操縦者が周囲の状態を確認した後に強制昇降
操作具を操作することによって、他物への接触を避けな
がら苗植付装置を下降駆動することができる。
【0015】請求項1の特徴によると、苗植付装置の昇
降操作手段をスイッチ操作式の強制昇降操作具とし、そ
の強制昇降操作具からの入力信号と、後進位置検出結果
の入力信号とを、制御装置に備えられた上昇制御手段と
下降制御手段とで判別した結果を駆動機構に出力するよ
うにしているので、昇降操作を行う昇降操作手段に対し
ては、自動的にも、人為操作によっても戻し操作を行う
必要がなく、昇降操作手段が意図しないときに戻し操作
されて接触したり、あるいは、昇降操作手段を戻し操作
しないと苗植付装置の下げ操作を行えないというような
不具合なく、操作性良く操作できる利点がある。
【0016】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、駆動機
構により苗植付装置を任意の高さに昇降駆動することが
できる昇降操作具が、強制昇降操作具とは別に備えられ
ているので、この面でも田植機の操作性が良いものとな
る。
【0017】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
に乗用型田植機を示している。この乗用型田植機は、乗
用型の走行機体の後部に平行四連のリンク機構1を介し
て、苗植付装置2をリフトシリンダ3により昇降駆動自
在に連結している。走行機体の前部の原動部ボンネット
5内にエンジン6を搭載し、エンジン6の動力をベルト
式の無段変速装置7及びギヤ式の主変速装置8を介し
て、前車輪9及び後車輪10に伝達して走行駆動系を構
成しており、主変速装置8から伝動軸11及び植付クラ
ッチ12を介して苗植付装置2に伝達するように伝動系
を構成している。図1に示すように、植付クラッチ12
を、正逆転自在な減速機構付きの電動モータMによりク
ラッチ入り切り操作するように構成している。
【0018】図3に示すように苗植付装置2は、植付用
の苗を載置して左右に往復移動する苗のせ台13、苗の
せ台13の下端部から一株ずつ苗を取り出して圃場に植
え付ける植付機構14、後部軸芯周りで上下揺動自在に
枢支される整地フロート15等を備えてあり、圃場での
植付作業走行時において苗植付装置2の対泥面高さを所
定高さに維持しながら、苗の植付深さを一定に制御する
昇降制御手段Aを備えている。図1に示すように、左右
中央の接地フロート15の接地圧変動に伴う上下揺動量
を第1ポテンショメータPM1により検出し、第1ポテ
ンショメータPM1の検出値が設定領域に収まるよう
に、リフトシリンダ3の電磁制御弁Vを制御して対泥面
高さを所定高さに維持する。
【0019】図1及び図3に示すように、走行機体の運
転座席の横側に苗植付装置2を人為的に昇降駆動する昇
降レバー21を備え、苗植付装置2を強制的に上昇させ
る上昇位置、昇降を停止してその位置を保持する中立位
置、苗植付装置2を接地下降させて前述の自動昇降制御
モードを設定する下降位置、苗植付装置2を接地下降さ
せて植付クラッチ12を入り状態とし前述の自動昇降制
御モードを設定する植付位置に、昇降レバー21を操作
自在に構成している。昇降レバー21の操作位置を検出
する第2ポテンショメータPM2の出力を制御装置19
に入力し、第2ポテンショメータPM2の検出レベルに
よりゾーン判別して、上昇位置、中立位置、下降位置及
び植付位置に対応する制御を行うように構成している。
【0020】図1及び図3に示すように、ステアリング
ハンドルの下方側に、昇降レバー21の操作にかかわら
ず、苗植付装置2を強制的に上昇駆動する状態と接地下
降駆動する状態とに、切換操作自在な自動復帰揺動レバ
ー式の昇降操作スイッチSW1、及び電動モータMのク
ラッチ操作スイッチSW2を備えている。
【0021】図1に示すように電動モータMのクラッチ
操作部近傍に、クラッチ入り状態に設定されたことを検
出するクラッチオン検出スイッチSW3、クラッチ切り
状態に設定されたことを検出するクラッチオフ検出スイ
ッチSW4を配置している。主変速装置8の変速レバー
23の近傍に、変速レバー23が後進位置Rに操作され
たことを検出する後進状態検出スイッチSW5を備え、
リンク機構1の通過箇所に苗植付装置2が最大上昇位置
に在ることを検出するリンクスイッチSW6を備えてお
り、これらがマイクロコンピュータを備えた制御装置1
9に接続されている。
【0022】図1に示すように、昇降操作スイッチSW
1の上昇側への操作又は後進状態検出スイッチSW5の
検出に基づいて、植付クラッチ12を切り操作した後に
苗植付装置2を強制的に上昇駆動する上昇制御手段B、
昇降操作スイッチSW1の下降側への操作に基づいて即
時に苗植付装置2を下降駆動し、後進状態検出スイッチ
SW5が非検出状態の場合に昇降レバー21が下降位置
に操作されるか又は昇降操作スイッチSW1の下降側へ
の操作が行われると、苗植付装置2を下降駆動する下降
制御手段Cを備えている。
【0023】苗植付装置2が下降駆動された場合に、下
記の[イ]、[ロ]、[ハ]のうちのいずれか一つの条
件に基づいて、植付クラッチ12を入り操作するクラッ
チ制御手段Dを備えている。 [イ]昇降レバー21が植付位置に操作されること。 [ロ]昇降操作スイッチSW1による苗植付装置2の下
降作動の後、設定時間が経過したこと。 [ハ]苗植付装置2が下降駆動された後に、クラッチ操
作スイッチSW2の操作が行われたこと。 以上の上昇制御手段B、下降制御手段C、クラッチ制御
手段D及び昇降制御手段Aは、制御装置19に制御プロ
グラム形式で備えられており、以下に制御装置19の制
御作動とともに説明する。
【0024】図2に制御装置19の制御のフローチャー
トを示している。昇降レバー21が中立位置に在れば、
リフトシリンダ3の駆動を停止してその状態を維持する
停止モードが設定され、昇降レバー21が上昇位置に在
れば、苗植付装置2を最大上昇位置に到るまでリフトシ
リンダ3を上昇駆動する上昇モードが設定される(ステ
ップ1〜4)。苗植付装置2が最大上昇位置に到ったこ
との検出は、リンクスイッチSW6のオン作動により検
出する。昇降レバー21が下降位置に操作されると、苗
植付装置2を接地下降させる(ステップ5,6)。
【0025】変速レバー23が後進位置Rに操作され後
進状態検出スイッチSW5がオン作動すると、電動モー
タMにより植付クラッチ12が切り操作された後、苗植
付装置2が強制的に上昇駆動される(ステップ7〜
9)。後進状態検出スイッチSW5がオフ作動、つまり
主変速装置8が後進位置R以外に操作されるか又は昇降
操作スイッチSW1が操作されるまで、上昇モードが維
持される(ステップ10,11)。主変速装置8が後進
位置Rに操作されない場合、昇降操作スイッチSW1が
操作されると、植付クラッチ12が切り操作された後、
苗植付装置2が強制的に上昇駆動される(ステップ12
〜14)。昇降操作スイッチSW1が操作されない場
合、昇降レバー21が植付位置に操作されると、電動モ
ータMにより植付クラッチ12が入り操作される(ステ
ップ15,16)。このときの電動モータMの作動範囲
が、クラッチオン検出スイッチSW3とクラッチオフ検
出スイッチSW4とにより判断されて、電動モータMが
自動的に停止操作されるように構成している。
【0026】ステップ14により上昇モードに在ると
き、再び昇降操作スイッチSW1が操作されると、苗植
付装置2が接地下降され(ステップ17,18)、昇降
操作スイッチSW1が操作されてから、予め設定された
所定時間が経過した後に植付クラッチ12が入り操作さ
れる(ステップ19,16)。所定時間が経過するまで
に、クラッチ操作スイッチSW2が操作されると、設定
時間の経過にかかわらず植付クラッチ12を入り操作す
ることができる(ステップ20)。植付クラッチ12が
入り操作されて植付作業に移行すると、前述のような自
動昇降制御モードが設定される(ステップ21)。以
下、このような制御が繰り返される。ステップ9,14
により上昇制御手段Bを構成し、ステップ6,18によ
り下降制御手段Cを構成して、ステップ15〜20によ
りクラッチ制御手段Dを構成している。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御系のブロック図
【図2】制御のフローチャートを示す図
【図3】乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
2 苗植付装置 3 駆動機構 8 走行用の変速装置 12 植付クラッチ 21 昇降操作具 B 上昇制御手段 C 下降制御手段 SW1 強制昇降操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 313 - 332 A01B 63/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に備えられた苗植付装置(2)
    を昇降駆動する駆動機構(3)と、前記苗植付装置
    (2)に動力を伝達する植付クラッチ(12)とを備
    え、 前記植付クラッチ(12)の切り操作を伴って前記駆動
    機構(3)により前記苗植付装置(2)を強制的に上昇
    駆動する上昇作動、及び前記駆動機構(3)により前記
    苗植付装置(2)を下降駆動する下降作動を行うもの
    で、人為的に選択切換操作されるスイッチ操作式の強制
    昇降操作具(SW1)とを備えると共に、その強制昇降
    操作具(SW1)からの入力信号を受けて前記駆動機構
    (3)の作動を制御する制御装置(19)を備え、 前記制御装置(19)には、 走行用の変速装置(8)が
    後進位置(R)に操作されると、前記植付クラッチ(1
    2)の切り操作を伴って前記駆動機構(3)により前記
    苗植付装置(2)を強制的に上昇駆動する上昇制御手段
    (B)と、 前記走行用の変速装置(8)が後進位置(R)以外の位
    置に操作されると、前記強制昇降操作具(SW1)の操
    作による前記苗植付装置(2)の下降作動を許す下降制
    御手段(C)を備えてある田植機。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構(3)により前記苗植付装
    (2)を任意の高さに昇降駆動するもので、人為的に
    操作される昇降操作具(21)を備えてある請求項1記
    載の田植機
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