JP3346720B2 - 立坑用地における車輌出入システムおよび車輌出入方法 - Google Patents

立坑用地における車輌出入システムおよび車輌出入方法

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JP3346720B2 JP14579997A JP14579997A JP3346720B2 JP 3346720 B2 JP3346720 B2 JP 3346720B2 JP 14579997 A JP14579997 A JP 14579997A JP 14579997 A JP14579997 A JP 14579997A JP 3346720 B2 JP3346720 B2 JP 3346720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、進入路に制限のあ
る立坑用地における車輌の出入システムに関する。
【0002】
【背景技術】立坑用地においては、セグメントやセメン
ト等の資機材を搬入するだけでなく、掘削土砂等の排出
土を搬出することも必要である。このため、ダンプトラ
ック等の大型車輌が複数か所において、資機材等の搬出
入を行うことができるよう、設備用地に複数の車輌用出
入口が設けられる。
【0003】特に、泥水式シールド工法における立坑用
地では、1次処理土、2次処理土、資機材の搬出および
搬入が必要なため、出入口が少なくとも3か所必要であ
る。もちろん、大規模な設備用地が確保でき、大型ダン
プトラックが自由に出入りできる用地であれば1か所の
出入口があればよいが、現在の都市部においてはそれだ
け大規模な場所を確保することは極めて困難な状況であ
り、立坑用地を省面積化するとともに限られた設備用地
の中でダンプトラック等の大型車輌を効率よく進入退出
させることが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、進入
路に制限のある立坑用地において、ダンプトラック等の
大型車輌を効率よく進入退出させることができる車輌の
出入システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、立坑用地において、複数台
の車輌を平行に載置可能な載置台を含んで構成され、前
記載置台を水平方向に回転駆動可能な車輌転回装置と、
前記載置台上に車輌の出入方向に対して交差する方向に
配置されたレールと、前記レール上を移動可能であっ
て、前記平行に載置可能な複数台の車輌の一部を載置可
能な車輌移動装置と、を有し、前記車輌移動装置を移動
させることにより、前記駐車台上に車輌を載置可能な空
きスペースを確保することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、立坑用地において、第1
の車輌を車輌移動装置に載置して車輌移動装置を移動さ
せ、駐車台上に車輌を載置可能な空きスペースを確保
し、この空きスペースに第2の車輌を進入させる構成を
採用することにより、車輌の立坑用地への進入路に制限
がある場合でも、省面積で車輌の進入および退出を効率
よく行うことができる。
【0007】また、載置台は載置台周囲の地面と段差が
ないよう形成することが好ましい。このように形成する
ことにより、車輌を載置台に載せる際も振動を抑えて乗
降させることができる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
おいて、前記車輌転回装置は、立坑用地の車輌出入口付
近に設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、立坑用地内の車輌の移動
範囲を必要最小限として車輌の出入ができるため、立坑
用地を省面積化できる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1、2のい
ずれかにおいて、立坑用地の車輌出入口は1か所であっ
て、前記車輌出入口の幅員は1車線分で形成されてお
り、前記載置台は、前記移動経路に対して1台の車輌を
載置可能な範囲で面していることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、必要最小限の移動経路
幅、すなわち省面積で車輌を効率的に出入させることが
できる。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3のいずれかにおいて、前記車輌転回装置を経由するよ
うに立坑用地内に車輌の移動経路が設けられていること
を特徴とする。
【0013】本発明によれば、車輌は、必ず車輌転回装
置を経由して土砂や資機材等の搬入および搬出を行うた
め、車輌の管理や過積載のチェックを1か所で行うこと
ができる。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4のいずれかにおいて、前記レールは、前記載置台から
突出しないよう形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、残土を積載した車輌を載
置台に乗降させる際、段差がないため、車輌の振動を抑
えて乗降させることができる。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項1〜
5のいずれかにおいて、前記車輌移動装置は、前記車輌
が乗降する乗降部を有することを特徴とする。
【0017】本発明によれば、地上と車輌移動装置との
間に段差がある場合でも、車輌を安定させて乗降させる
ことができる。
【0018】また、請求項7記載の発明は、請求項6の
車輌出入システムを用いて立坑用地に車輌を出入させる
方法であって、立坑用地の車輌出入口付近に面する位置
に車輌用移動装置を待機させる工程と、前記乗降部を用
いて前記車輌出入口から進入してくる第1の車輌を前記
車輌移動装置に載置する工程と、立坑用地の車輌出入口
付近に面する位置に少なくとも1台の車輌を載置可能な
空きスペースを前記載置台に確保できるよう、前記車輌
移動装置を移動させる工程と、前記車輌出入口から進入
してくる第2の車輌を前記載置台の空きスペースに載置
する工程と、前記車輌転回装置により、前記載置台上で
第1および第2の車輌を転回させる工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0019】本発明によれば、複数台の車輌を載せた車
輌転回装置を回転させて所望の積込み位置に配置して同
時に積込みを行った後、車輌転回装置を回転させて複数
台の車輌を同時に退出させることができる。これによ
り、省面積で車輌の進入および退出を行うことができ
る。
【0020】また、本発明によれば、立坑用地の車輌出
入口付近に面する車輌の入退出経路上に、少なくとも1
台の車輌を載置可能な空きスペースを前記載置台に確保
できるよう車輌移動装置を移動させ、車輌出入口から進
入してくる第2の車輌を前記載置台の空きスペースに載
置させることができる。これにより、車輌の立坑用地へ
の進入路に制限がある場合でも、省面積で車輌の進入お
よび退出を効率よく行うことができる。
【0021】また、請求項8記載の発明は、複数台の車
輌を平行に載置可能な載置台を含んで構成され、前記載
置台を水平方向に回転駆動可能な車輌転回装置を有する
立坑用地における車輌出入システムにおいて、前記載置
台に、少なくとも1台の車輌用の空きスペースを残し
て、第1の車輌を載置する工程と、前記車輌転回装置に
より、前記載置台上で第1の車輌を転回させる工程と、
前記車輌転回装置上の前記空きスペースに、第1の車輌
とは逆向きに第2の車輌を載置する工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0022】本発明によれば、少なくとも2台の車輌
は、載置台上に相反する向きで平行に載置できるため、
第1の車輌への積込みが終わった後、載置台を回転させ
ることにより第1の車輌を車輌出入口に進行方向を変え
ると同時に、第1の車輌が積込みを行っていた積込み口
に第2の車輌を配置できるため、連続積込みに極めて効
果的である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を立坑用地に適用し
た好適な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は、本発明を泥
水式シールド工法における立坑用地に適用した一例を示
す。立坑用地には、管理事務所130と、セグメント等
の資材置き場102と、一次処理土供給路110と、二
次処理土供給路120と、天井走行クレーン100等が
配置されている。また、立坑への進入道路300は、幅
員が1車線しかなかったり、交通量が多く、トラック8
0を進入道路で転回させることは困難な状況となってい
る。
【0025】このような状況において、立坑への進入道
路300からの車輌出入口付近において、図2に示すよ
うに、複数台の車輌80、81を平行に載置可能な載置
台11(以下「ターンテーブル」という。)を含んで構
成され、ターンテーブル11を水平方向に回転駆動可能
な車輌転回装置10と、ターンテーブル11上に車輌の
出入方向に対して直交する方向に配置されたレール4
0、41と、レール40、41上を移動可能であって、
前記平行に載置可能な複数台の車輌80、81の一部を
載置可能な車輌移動装置20(以下「トラバーサ」とい
う。)とが設けられている。
【0026】また、車輌転回装置10は、図1に示すよ
うに、一次処理土供給路110と、二次処理土供給路1
20と、天井走行クレーン100が集まる位置に配置さ
れている。
【0027】本実施の形態によれば、立坑用地におい
て、第1の車輌80をトラバーサ20に載置してトラバ
ーサ20を移動させ、ターンテーブル11上に第2の車
輌81を載置可能な空きスペースを確保し、この空きス
ペースに第2の車輌81を進入させるよう形成されてい
る。これにより、車輌の立坑用地への進入路に制限があ
る場合でも、省面積で車輌の進入および退出を効率よく
行うことができる。
【0028】図4は、図2のAA断面の概略図を示す。
車輌転回装置10は、トラックおよびトラバーサ20を
載置可能なターンテーブル11と、ターンテーブル11
を裏面側から補強して支持する補強台12と、補強台1
2およびターンテーブル11を回転駆動させる図示しな
いモーターと、この回転の際に補強台12およびターン
テーブル11の中心軸としてこれらを支える支軸18
と、モーターの駆動制御を行う制御部14とを含んで構
成されている。
【0029】これらの装置は、地面に凹型に開削された
開口部に設けられている。開口部は、開口部の周囲を補
強する補強壁50および床面を補強する補強床52とを
含んで構成されている。また、車輌転回装置10は、補
強床52と接し、ターンテーブル11および補強台12
を回転可能に支持する複数のローラー部材16とを含ん
で構成されている。
【0030】ターンテーブル11は、地面と段差がない
ように形成され、トラックが直接乗り降りできるように
なっている。さらに、レール40、41の高さは、ター
ンテーブル11の高さ以下に形成されている。これによ
り、ターンテーブル11にトラックを乗降させる際、ト
ラックの振動を最小限に抑えることができる。
【0031】さらに、図示しないオペレータの指示装置
による指示によって制御部14に指示命令を出すことに
より、支軸18を軸としてターンテーブル11および補
強台12を同期させて水平方向に順逆両方向に回転させ
ることができる。
【0032】図3は、トラバーサ20の側面断面図の概
略図である。トラバーサ20は、トラックを載置する台
60と、一端が台60と接続され、他端が地面と接触可
能であって油圧ジャッキ62により上下される乗降部3
0と、油圧ジャッキを駆動する油圧ユニット68と、台
60の裏面側に取り付けられ、前記レール40、41上
を移動する走行用車輪64と、走行用車輪64を駆動す
る走行駆動部66とを含んで構成されている。
【0033】乗降部30は、図1に示すように、トラッ
ク80の車輪が載る程度の幅であり、トラック80の前
面に2つ、トラック80の背面に2つで合計4つ(30
−1〜30−4)設けられている。すなわち、トラック
80は、前進するときも後進するときも左右両側の車輪
をそれぞれ乗降部30に載せて台60に乗降できる。こ
のため、地面とトラバーサ20との間に段差があっても
安定して乗降できる。
【0034】走行用車輪64は、4つ設けられ、トラバ
ーサ20全体を支持している。車輪の形状は、凹型であ
り、ターンテーブル11に設けられ、ターンテーブル1
1の高さ以下に形成された凸型のレール40上を移動可
能に形成されている。これにより、車輌の進入方向に対
して交差する方向にレール40、41上を移動可能とな
っている。
【0035】次に、車輌転回装置10を用いて車輌を入
出させる手順について説明する。図5は、2台のトラッ
クを立坑用地内の車輌転回装置10上に載せる手順の一
例を示す図である。なお、ここでは、都市部の立坑でよ
く発生する状況、すなわち、立坑用地への進入道路は、
幅員が1車線分しかなく一方通行である状況または交通
量が多い状況であり、立坑用地への車輌の出入りに制限
がある場合を想定する。
【0036】まず、図5(A)に示すように、第1のト
ラック80の運転手があまりハンドルを切らずにトラッ
ク80をトラバーサ20に乗せられるような角度でター
ンテーブル11を回転させておく。次に、道路300か
ら第1のトラック80を進入経路210に沿って立坑用
地200に進入させる。次に、図5(B)に示すよう
に、第1のトラック80をトラバーサ20に載せる。次
に、図5(C)に示すように、第1のトラック80を載
せたトラバーサ20をレール40上を移動させ、トラバ
ーサ20が元々あった位置、すなわち進入経路210上
に第2のトラック81が載る場所を空ける。
【0037】次に、ターンテーブル11上の空いた場所
に、進入経路210に沿って第2のトラック81を載
せ、2台のトラック80、81がターンテーブル11に
載った状態となる。
【0038】これにより、車輌の立坑用地への進入路に
制限がある場合でも、省面積で車輌の進入および退出を
効率よく行うことができる。
【0039】図6は、ターンテーブル11を回転させ、
2台のトラックを処理土積込み位置に配置する手順の一
例を示す図である。
【0040】図6(A)に示すように、2台のトラック
80、81が車輌転回装置10に載った状態で、図6
(B)に示すように、ターンテーブル11を回転させ、
2台のトラックを処理土積込み位置に配置する。この状
態において、一次処理土供給路110の排出口下に第1
のトラック80の荷台が、また、二次処理土供給路12
0の排出口下に第2のトラック81の荷台が配置される
ように形成されている。
【0041】図7は、処理土積込み後、立坑用地からト
ラックを退出させる手順の一例を示す図である。
【0042】図7(A)に示すように、2台のトラック
80、81がターンテーブル11に載った状態で、退出
経路220に沿ってトラック81が退出しやすいようタ
ーンテーブル11を回転させる。次に、図7(B)に示
すように、トラック81を退出させた後、トラバーサ2
0をトラック81を載せていた位置、すなわち、退出経
路220上に移動させる。次に、図7(C)に示すよう
に、トラバーサ20からトラック80を降ろし、退出さ
せる。
【0043】この状態でターンテーブル11を回転さ
せ、図5(A)に示すトラック80を進入させる前の初
期状態に戻す。これにより、車輌の立坑用地への進入路
に制限がある場合でも、省面積で車輌の進入および退出
を効率よく行うことができる。
【0044】なお、上記の説明は、処理土の積込みに関
するものだが、資材等の積出しに関しても同様に操作で
きる。すなわち、車輌転回装置10上に資材用トラック
を載せ、ターンテーブル11を回転させ、天井走行クレ
ーン100に一まとまりの資材を掛けて所定の資材置き
場まで運び、積出し終了後、ターンテーブル11を回転
させ、資材用トラックを退出させる。
【0045】なお、処理土の運搬はシールド機掘進中は
常に行う必要があるが、資材等の運搬は必要なときに行
えばよいため、処理土運搬の合間に資材等の搬入を行え
ばよい。
【0046】図5〜図7に示す一連の操作により、立坑
用地周辺の道路状況および立坑用地の立地場所から立坑
の面積を省面積化し、車輌の転回に要する面積を必要最
小限に抑えなければならない状況においても、省面積で
車輌を転回させることができ、効率的にトラック等の車
輌への処理土等の積込み、積出しが行え、かつ、同一の
進入退出経路を用いて複数のトラック等の車輌を立坑用
地に効率的に出入させることができる。また、車輌の運
転手によるハンドルの切り返しやバックの必要もないた
め、人為的なミスを削減して正確かつ安全に車輌を出入
させることができる。
【0047】また、車輌は、必ず車輌転回装置10を経
由して土砂や資機材等の搬入および搬出を行うので、車
輌の管理や過積載のチェックを車輌転回装置10で行う
こともできるため、使い勝手のよい車輌出入システムを
実現できる。
【0048】(第2の実施の形態)図10は、本発明を
泥水式シールド工法の立坑用地に適用した1例を示す図
である。立坑用地の車輌出入口は1か所であって、車輌
出入口から車輌転回装置10までの車輌出入経路230
の幅員は1車線分で形成されており、ターンテーブル1
1は、出入経路230に対して1台の車輌を載置可能な
範囲で面している。
【0049】車輌の出入手順は、まず、トラバーサ20
をターンテーブル11と出入経路230が重なる位置ま
で移動させて待機させる。次に、トラック80をトラバ
ーサ20に載せる。次に、トラック81を乗せられるよ
うな角度でターンテーブル11を回転させておく。次
に、トラック81をターンテーブル11上の空きスペー
スに載せ、2台のトラック80、81がターンテーブル
11に載った状態となる。
【0050】次に、ターンテーブル11を回転させ、ト
ラック80、81の荷台をそれぞれ一次処理土供給路1
10、二次処理土供給路120の搬出口に配置させる。
【0051】処理土積込み後、出入経路230に沿っ
て、トラック81を立坑用地から退出させ、トラック8
1が退出することにより生じた空きスペースにトラバー
サ20を移動させ、出入経路230に沿って、トラック
80を退出させる。
【0052】このように、幅員1車線という必要最小限
の出入経路幅においても、同一の出入経路を用いて複数
台の車輌を入出させることができる。すなわち、省面積
で複数台の車輌を効率的に出入させることができる。
【0053】(第3の実施の形態)また、処理土の連続
積込みを重視した適用もできる。この場合、トラバーサ
20およびレール40は必要無い。図8および図9は、
トラックへの連続積込みの手順の一例を示す図である。
【0054】図8(A)に示すように、進入経路240
に沿って、第1のトラック80をトラバーサ20に載せ
た後、図8(B)に示すように、ターンテーブル11を
180度回転し、処理土積込み口に第1のトラック80
の荷台が配置されるようにする。次に、図8(C)に示
すように、進入経路240に沿って、ターンテーブル1
1上の空いている場所に第2のトラック81を載置す
る。すなわち、空いている場所が待機場所としての役割
を果たす。
【0055】図9(A)に示す状態で、処理土積込み
後、図9(B)に示すように、退出経路250に沿っ
て、第1のトラック80を退出させ、処理土積込み口に
第2のトラック81の荷台が配置されるように、ターン
テーブル11を180度回転する。次に、図9(C)に
示すように、第2のトラック81に処理土を積込んでい
る間に第3のトラック84が立坑用地に進入し、第1の
トラックが載っていたターンテーブル11上の空いてい
る場所に載せて積込みに備えて待機させることができ
る。
【0056】このように、ターンテーブル11の半分を
処理用とし、もう半分を待機用として使用することによ
り、ターンテーブル11を回転させることにより待機中
の車輌を処理用として即座に使用することができるた
め、処理土の連続積込み等の連続処理に極めて効果的に
車輌を出入させることができる。
【0057】また、同一の入出経路を用いて複数台の車
輌を出入させられるため、連続処理においても効率的で
ある。
【0058】なお、本発明は、上記の実施例に限られ
ず、種々の変形例に対しても適用できる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を泥水式シールド工法の立坑用地に適用
した一例を示す図である。
【図2】2台のトラックを車輌転回装置上に載せた場合
の平面図の一例である。
【図3】トラバーサの側面断面図の概略図である。
【図4】図2のAA断面の概略図である。
【図5】2台のトラックを立坑用地内の車輌転回装置上
に載せる手順の一例を示す図である。
【図6】車輌転回装置を転回させ、2台のトラックを処
理土積込み位置に配置する手順の一例を示す図である。
【図7】処理土積込み後、立坑用地からトラックを退出
させる手順の一例を示す図である。
【図8】トラックへの連続積込みの手順の一例を示す図
である。
【図9】連続積込み後、トラックを退出させる手順の一
例を示す図である。
【図10】本発明を泥水式シールド工法の立坑用地に適
用した他の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 車輌転回装置 11 ターンテーブル 12 補強台 14 制御部 16 ローラー部 18 支軸 20 トラバーサ 30 乗降部 40、41 レール 50 補強壁 52 補強床 60 台 80、81 トラック 100 天井走行クレーン 102 資機材置き場 110、120 積込み口 130 管理事務所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安本 匡剛 東京都杉並区阿佐谷南2−7−6 (72)発明者 岩井 義雄 千葉県千葉市緑区誉田町1−514 (72)発明者 浅井 康彦 千葉県船橋市二和西1−8−1 (72)発明者 田畑 覚士 神奈川県茅ヶ崎市浜須賀3−22 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/30 E04H 6/40 E04H 12/26 E21F 13/08 E02F 7/00 E04H 6/28 B60S 13/02 B65G 67/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立坑用地において、 複数台の車輌を平行に載置可能な載置台を含んで構成さ
    れ、前記載置台を水平方向に回転駆動可能な車輌転回装
    置と、 前記載置台上に車輌の出入方向に対して交差する方向に
    配置されたレールと、前記レール上を移動可能であっ
    て、前記平行に載置可能な複数台の車輌の一部を載置可
    能な車輌移動装置と、 を有し、 前記車輌移動装置を移動させることにより、前記駐車台
    上に車輌を載置可能な空きスペースを確保することを特
    徴とする車輌出入システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記車輌転回装置は、立坑用地の車輌出入口付近に設け
    られていることを特徴とする車輌出入システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 立坑用地の車輌出入口は1か所であって、前記車輌出入
    口の幅員は1車線分で形成されており、 前記載置台は、前記移動経路に対して1台の車輌を載置
    可能な範囲で面していることを特徴とする車輌出入シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記車輌転回装置を経由するように立坑用地内に車輌の
    移動経路が設けられていることを特徴とする車輌出入シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記レールの高さは、前記載置台から突出しないよう形
    成されていることを特徴とする車輌出入システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記車輌移動装置は、前記車輌が乗降する乗降部を有す
    ることを特徴とする車輌出入システム。
  7. 【請求項7】 請求項6の車輌出入システムを用いて立
    坑用地に車輌を出入させる方法であって、 立坑用地の車輌出入口付近に面する位置に車輌用移動装
    置を待機させる工程と、 前記乗降部を用いて前記車輌出入口から進入してくる第
    1の車輌を前記車輌移動装置に載置する工程と、 立坑用地の車輌出入口付近に面する位置に少なくとも1
    台の車輌を載置可能な空きスペースを前記載置台に確保
    できるよう、前記車輌移動装置を移動させる工程と、 前記車輌出入口から進入してくる第2の車輌を前記載置
    台に載置する工程と、 前記車輌転回装置により、前記載置台上で第1および第
    2の車輌を転回させる工程と、 を有することを特徴とする車輌出入方法。
  8. 【請求項8】 複数台の車輌を平行に載置可能な載置台
    を含んで構成され、前記載置台を水平方向に回転駆動可
    能な車輌転回装置を有する立坑用地における車輌出入シ
    ステムにおいて、 前記載置台に、少なくとも1台の車輌用の空きスペース
    を残して、第1の車輌を載置する工程と、 前記車輌転回装置により、前記載置台上で第1の車輌を
    転回させる工程と、 前記車輌転回装置上の前記空きスペースに、第1の車輌
    とは逆向きに第2の車輌を載置する工程と、 を有することを特徴とする車輌出入方法。
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