JPH09502493A - 物体を保管するための自動機械化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 物体、特に自動車またはコンテナを保管するための機械化された全自動管理設備は、中央管理装置と、少なくとも１本の車道（１４）または（１６）と、車道の各側に割り当てられ、車道と３０度と６０度間の角度で、長さ方向に配列された保管車庫（２４）、（２６）と、独立した駆動手段と案内手段を装備した車輪付きフレームを備えて車道に沿って保管車庫へ移動されうる少なくとも１台のトロリー（１８）、（２２）とを含んでいる。このトロリーは、車道の対称軸（１６）と、自動車が積み降ろしされるべき保管車庫の対称軸（２８）との交点を軸としてピボット動作され、従って案内手段を保管庫の前記対称軸に沿って導き、トロリーはその中に入り、そして車両の積み降ろしに移行する、ピボット手段を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 物体を保管するための自動機械化装置 技術分野： 本発明は、自動車またはコンテナのような物体を保管するための機械化された 自動化管理設備に関する。その設備は、その各側に保管車庫を備えた車道に沿っ て物体を運搬するための自動推進式トロリーを含み、トロリーは運搬した物体を この保管車庫に降ろす。 最新技術： 今日、自動車が入り口領域から保管車庫まで運転手なしで運ばれ、次いで、要 請のあり次第、出口領域に届けられて、そこで持ち主は再び自分の車を手にする ことができるような、自動化管理駐車場の設計は数多い。 この技術についての詳細な記述は、自動車を保管するための機械化設備に関す るフランス特許第９０／１５５４７号に与えられており、それは中央管理装置と 、２本の長さ方向通路から成る閉円形車道と、各通路のいずれの側にも４５度の 角度で割り当てられた保管車庫とを含んでおり、通路間にある２つの配置列は隣 接して設けられている。 車輪つきフレームに載ったトロリーは自動推進手段ならびに、車道沿いに移動 し、かつそれぞれの車庫へ進入できるようにする案内および切り替え手段を備え ている。このトロリーは、それが車庫内に位置決めされる場合に、物体を掴んで 、下に降ろすことができる積み降ろし手段を装備しており、これらの手段は、そ の各々が平行かつ相互に間隔を置いた水平固定バーから成る相互に対向した２つ の縦長の固定ラックと結合していて；これらのラックは固定バーの両端間の自由 中心領域の限界を定めるように配置されており、設備全体は、各トロリーの活動 および積み降ろし手段の始動を指示することができる中央装置によって管理され ている。 上述の設備は、案内手段および保管車庫の矢はず模様配置により容易に移動す る自動推進トロリーにより、それ以前の装置に比べると駐車区画を節約し、車庫 への出入りのサイクルを非常に短縮し、そして必要エネルギーを低減しているの で、これまでの装置に比較するとかなりの改善が行われてはいるが、このような 設備では、所定スペースにおいて適正数の車両を配置しているとは言えず、その 理由は、車両の積み降ろしのために車庫に誘導される場合、トロリーを回転する ための比較的広い車道を必要とするからである。 発明の概要： 本発明の主目的は、地上面積に関して最大数の駐車区画を持つ、物体を保管す るための機械化設備を達成することである。 本発明のもう１つの目的は、車両を運搬するトロリーにとって必要な車道の幅 がトロリーの幅に限定されている、自動車保管用機械化設備を達成することであ る。 従って、本発明の目的は、前記特許第９０／１５５４７号に関連して上で述べ たタイプにならっているが、保管車庫が車道に対して３０度と６０度の間の長さ 方向角度を形成し、そしてトロリーを車道上で、車道の対称軸と物体が積み降ろ しされるべき車庫の対称軸との交点を軸として回転させて、トロリーの案内素子 を車庫の対称軸沿いに導き、トロリーを車庫内に入れ、そして物体の積み降ろし に移行させるピボット装置をトロリーが備えている、自動車またはコンテナのよ うな物体を保管する自動管理されかつ機械化された設備である。 本発明のもう１つの目的によれば、ピボット手段は、トロリーが移動する場合 に床と接触せず、そして車道と、物体が積み降ろしされるべき車庫の対称軸との 交点で床を押すように下降することができる縦方向素子と、トロリーの案内素子 を車庫の対称軸沿いに導くためにトロリーをピボット手段のまわりの回転を行わ せて、トロリーを中に入れ、そして物体の積み降ろしに移行させる駆動手段とを 含んでいる。 図面の簡単な説明： 本発明の目的および特徴は、図面を参照しながら、以下の説明を読むことによ って一層明らかになるであろう。 第１図は、本発明の選択的実施態様によって建設された駐車場の略示図である ； 第２図は、本発明の設備を装備した、自動車を運搬するトロリーの側面図であ る； 第３図は、本発明の設備で使用されるトロリーを下方から見た図である； 第４図は、その可動部分が下方位置にあるトロリーの前部の略示図である； 第５図は、その可動部分が上方位置にある、保管車庫内でのトロリーの前部の 略示図である； 第６図は、保管車庫内に入る前にトロリーによって実行されるピボット動作の 略示図である；そして第７図は、本発明の設備において使用されるトロリーのピ ボット動作が、以前の技術によるトロリーの運動に比較して有利であることを示 す説明図である。 発明の詳細な説明： 第１図は本発明を実施した駐車場を表わす。駐車場への入り口には２基のホイ ストあるいはエレベーター（１０）と（１２）が示されている。これらのエレベ ーターは、駐車場が１階建てである場合には、単に出入り口ロックであることは 明らかである。各エレベー ター（あるいはロック）への出口には、案内レール（１４）または（１６）で表 わされる車道がある。第１車道（１４）において、トロリー（１８）はまさに、 リフト（１０）によって持ち上げられた（または降ろされた）自動車を積んだ、 あるいはまさに、車道と４５度の角度を形成する、例えば図面では中に車両が入 っているように描かれている車庫（２０）のような保管車庫の１つの中で自動車 を降ろした所である。 案内レール（１６）で表わされる第２車道もまた、運搬トロリーを備えている 。このトロリー（２２）は、２つの保管車庫（２４）または（２６）の１つにお けるその積み降ろし位置にあるように示されている。トロリー（１８）の場合の ように、トロリー（２０）は案内レールに従って移動する。それが車庫（２４） または（２６）の前に到着する場合、すなわちピボット素子を取り付けたトロリ ーの中心が、車道の案内レール（１６）と、〔車道（１６〕と４５度の角度を形 成する〕車庫の対称軸に沿った案内レール（２８）との交点に位置ぎめされる場 合、トロリーは床を押すピボット素子によって回転させられる。この回転運動が 完了すると、トロリーは、案内レール（２８）に沿った方向に向けられた、図に 描かれた位置に置かれる。次いで、それは車庫（２４）または（２６）内に入る ように駆動されて、自動車の積み込み降ろしに移行する。 自動車用運搬トロリーは、第２図、第３図および第４図に略示図で示される。 トロリーの側面図を示す第２図で表わされるように、各トロリーは４つの軸受け 、遊び車によって支持されたフレーム（３０）を備えており；これらのうちの２ つ、車輪（３２）と（３４）が第２図で示されている。トロリーの下面図を表わ す第３図を検討すると、独特の形状をしたフレーム（３０）が明らかになるが、 それは狭い中央部と、その各々が４つの遊び車（３２）、（３４）、（３６）お よび（３８）を搭載する４つの側面部材を示している。 トロリーはまた、車軸（４４）と（４６）に取り付けられた２つの動輪（４０ ）と（４２）を特徴としている。動輪（４０）と（４２）は、エンジン（４８） によって前方および後方回転に駆動される。 トロリーはまた、フレーム（３０）上に直立した２つのジャッキ（５２）と（ ５４）によって支持された可動台（５０）を含んでいる。トロリーの正面図を表 わす第４図でよりはっきり示されるように、この可動台は、縦長の中央構造（５ ６）および、中央構造（５６）の各側に直角に延びる、相互に平行で、間隔を置 いた２組の水平バー（５８）から構成されている。 トロリーは、また、フレーム（３０）の前部と後部の下に、案内レール（１４ ）または（１６）（図１参照）内でスライドするように設計されたゴム製案内ロ ーラー（６０）を備えている。案内ローラー（６０）は、ジャッキ（６２）また は（６４）によって操作される。トロリーが、エンジン（４８）によって駆動さ れた動輪（４０）と（４２）によって動かされる場合、案内レール（１４）また は（１６）内でその下方位置にある案内ローラー（６０）のおかげで、トロリー は車道の中心に留まっている。トロリーが保管車庫の前に到着し、そしてピボッ ト動作する場合、案内ローラーはジャッキ（６２）と（６４）を使用して床レベ ルより上に引き込まれ、その結果、トロリーは回転することができる。一旦、回 転運動が完了し、トロリーが車庫の軸と一直線になる場合、案内ローラーは、例 えば第１図のレール（２８）のような車庫の案内レール内に下降して、車庫の１ つ内でのトロリーの前方および後方運動を可能にする。 本発明の積み降ろし装置は、フランス特許第９０／１５５４７号に記述された それと同一である。この装置では、第５図の仕切（６６）と（６８）間のスペー スによって表わされる各保管車庫ならびに、（駐車場が一階のみである場合を除 いて）必要に応じて備えられる各エレベーターは、仕切の内側面に固定され、か つ相互に向き合い、そして相互に平行で、間隔を置いた水平、固定バーから構成 された２つの固定ラック（７０）と（７０′）を備えている。これらのラックは 、 バーの両端の間で、トロリーの中央構造（５６）の幅より大きい幅を持つ自由中 央スペースの限界を定めるように設計されている。 駐車場が１階建てのみである場合、やはりバー（７０）と（７０′）と同一の バーを持つ入り口ロックを設けなければならない。エレベーターあるいは単なる 入り口ロックの場合のいずれでも、車両を適切な位置に前進させるために、バー のレベルで進入ランプを設けなければならない。 入り口ロックあるいはエレベーターの入り口に達した自動車は、ラックのバー （７０）と（７０′）上に置かれる。次いで、構造（５６）およびバー（５８） を含むトロリーの可動部分は、第５図に示されるその上方位置に持ち上げられる ので、バー（５８）は、バー（７０）と（７０′）に取って代わって、ジャッキ （５２）によって自動車を持ち上げる。次いで、トロリーは適切な車庫に送り届 けられるために、ロックあるいはエレベーターの外へ導き出される。一般には、 安定させるために、トロリーの可動部分を、第２図で示されるように、車両が破 線で描かれているその下方位置まで下降させるほうが望ましい。しかし、これは 必須ではなく、トロリーは上方位置のままでいることもできる。 トロリーが選択された車庫の前に到着すると、トロ リーの可動部分（および運搬車両）は、下方位置にあれば上方位置まで再び持ち 上げられ、そしてトロリーは回転させられるので、案内ローラーは車庫の案内レ ール内に挿入される。次いでそれは車庫の後部に向かって、その降ろす位置まで 移動される。可動部分は再び下降するので、車両はここで、車庫の仕切に固定さ れたバー（７０）と（７０′）によって支持されることになるが、それは、バー （７０）と（７０′）を通過するトロリーのバー（５８）は、バー（７０）、（ ７０′）のレベルより下のレベルにあるからである。 この設備は、下記のように設計された送受信装置のような検出装置を含むこと は明らかである： １）トロリーが車道と車庫の案内レールの交点に到着すると、それをストップさ せる； ２）保管車庫の案内レールと一直線になるまで、トロリーを回転させる； ３）トロリーの可動部分を上昇させる； ４）トロリーが車庫内の所望位置に達すると、それをストップさせる； ５）トロリーの可動部分を下降させる； ６）トロリーが再び案内レールの交点に達すると、それをストップさせる； ７）車道の案内レールと一直線になるまで、トロリーを回転させる。 駐車場内のすべての送受信装置はプログラムされたた中央管理装置によって制 御されている。設備の各階ごとに１管理装置、または数台の車両ごとに（例えば 、４０台）１管理装置、あるいは設備全体に対してただ１つの管理装置であるこ ともできる。ミニコンピューターであることもできる管理装置の機能は、必要な 場合にトロリーを作動し、そして車両が積み降ろしされるべき保管車庫に関する 送受信装置に指示することである。トロリーの動きの多くは、すなわち、ジャッ キの緊張、ピボット動作、後方または前方への移動はトロリー自体によって直接 誘発される。実際、これらの動きの全ては、相互に、前の運動が完了するとすぐ 続いて行われる。 積み込み動作は送受信装置によって同様に制御されており、上述の動作とほぼ 同様であるが、ただ、トロリーの可動部分がその下方位置で保管車庫内に入らな ければならないので、バー（５８）は、積み込もうとする車両を支持する車庫の バー（７０）と（７０′）より低いレベルになっている。 送受信装置のおかげで、中央装置はまた、保管車庫の利用度を管理することが できる。従って、管理装置は割り当てようとする空車庫、そしてさらに、車両の 出入り時間を最小にするために、出入り口に最も近い車庫、を検出することがで きる。 ある特別の方法では、中央管理装置を、駐車場の全管理ならびに車両の出入り を制御するように設計することができて、それは約４０の保管車庫を管理する部 分コンピューターに接続して、保管車庫内での降ろし動作あるいはそれらからの 撤収を制御している。 次に、本発明の本質的特徴を、第６図および第７図を参照して、説明する。す でに述べたように、各トロリーはその中心に置かれたピボット素子を備えている 。第６図および第３図の円で表わされるこのピボット素子（７２）は、ジャッキ （図示されていない）によって駆動される円筒素子であり、それは上方位置に引 き込まれたり、あるいは反対に、下降して床を押すことができる。 その中心が車道の案内レール（１４）と車庫の案内レール（２８）の交点に垂 直になるような場所にトロリーが到着する場合、それは、前述の装置のような感 知装置によって自動的に検出されて、ストップする。ジャッキは引っ張られて、 ピボット素子を床まで下降させる。この素子の下方部分は、例えば、レールの幅 より大きい直径を持つこともできて、その先端は円錐形にすることもできる。従 って、この素子は両レールの交点において、幾分はまり込むようになる。トロリ ーはこのようにして床に固定され、次いでそのエンジンは切り替わって、右車輪 （４０）の前進回転および 左車輪（４２）の後進回転を誘発する。反対方向へ両車輪を駆動することによっ て、第６図の矢印で示されるように、トロリーは左方に回転する。この回転動作 は、トロリーが図の破線で表わされる位置に到達するまで、すなわち、トロリー の軸が車庫の案内レール（２８）と一致するまで、続けられる。 上述の手段による回転動作は本発明を実行する際には好ましいが、トロリーの 回転を同様に実現させるものであれば、この回転を同様に実行するためにその他 の手段を利用できることは明らかである。 本発明の好適な実施態様において、車庫は車道と４５度の角度を形成するが、 例えば３５度のような、より鋭い角度、あるいは５５度のような、より広い角度 を用いることもできる。 しかし、床面積に対する駐車区画数から見て、最良の割合を保証するので、４ ５度の角度が最適である。 実際に、４５度の角度を利用する好適な実施態様において、第６図が明確に示 すように、車庫の仕切は、トロリーの回転を妨げることなしに、最小の幅で車道 の限界を定めることができる。このように、どんな自動車の移動をも可能にする 、幅Ｉが２．５０ｍのトロリーにとって必要な車道の幅Ｌは、約２．７０ｍを要 するのみである。更に、車庫の末端における無駄な面積は大したものではない。 例えば３０度のように、４５度以下の角度が利用される場合、車道の幅は最小 のままであるが、傾斜のために無駄な面積は増加する。一方、例えば６０度のよ うな、４５度より大きい角度が利用される場合、無駄な面積は車庫の長さ沿いで はより小さくなるが、トロリーのピボット動作を妨げないようにするために、車 道の幅Ｌはトロリーの幅より大きくしなければならない。 後者の場合、車庫の仕切は車道に近すぎてはいけないが、その理由は、どんな種 類の自動車でも運搬するために、トロリーの長さはその幅の２倍より長く、例え ば５．５０ｍ、になっているからである。 本発明の本質的特徴、すなわち、トロリーが車庫内に入ることができるように それをピボットさせることは、前輪を回転させることによってトロリーを操縦す るフランス特許第９０／１５５４７号に記述された技術に比較して、かなり改善 されている。このことは第７図で示されており、案内レールで表わされる車道に 沿って移動するトロリー（７４）は前進して、車庫（７６）で自動車を降ろさな ければならない。本発明に係る設備では、トロリーは通常、ピボット素子を備え た中心が、案内レール（１４）と車庫（７６）の案内レール（２８）との交点に 位置決めされるまで、進み続ける。トロリーがその前輪によって操縦されるもの とすれれは、それは図の破線で示される位置に導かれるであろう。そしてその前 方案内ローラー（７８）は案内レール（２８）に係合しているが、その後方案内 ローラー（８０）はなお、案内レール（１４）と係合しているであろう。図で示 されるように、トロリーの一部は、車庫（７６）の隣の車庫（８２）にあること になってしまうのであろう。車庫（７６）と（８０）間の仕切を考慮すれば、こ れは明らかに不可能であり、トロリーの進行を阻止することになるであろう。従 って、このタイプのトロリーの使用を可能にするためには、車道と車庫間の距離 は、本発明による１．５０ｍ以下とは異なり約４ｍと、はるかに大きくしなけれ ばならないであろう。 本発明から生ずる構造的可能性、すなわち、わずか２．５０ｍから２．７０ｍ の幅の車道を必要とすることはまた、建造物を支持する柱を相互により近づける ことを可能にし、その結果、柱が１０ｍ離れている場合に、従来の駐車場より１ ５から１６倍もの重さを支えることができる。上述の設備は２本の独立した車道 を含んでおり、それらは、設備が複数階建てであれば、２台のトロリーおよび２ 基のエレベーターまたはホイスト、あるいは設備が１階建てであれば、２つの入 り口ロックによって利用される。要するに、設備は種々の方法で運営することが できる。実際は、トロリーは その中心を軸としてピボット動作して、１８０度回転または１回転さえもするこ とができるので、全保管車庫に役立つ１つの長方形車道のみであることもできる 。この場合、ただ１台のトロリーを使用することができるが、この解決法は役に 立たないことが判明するであろう。 なお、トロリーのピボット性能のために、入り口ロック（またはエレベーター ）を車道に対して直角に配置することもできる；これは明らかに、車両を積み込 んでからトロリーを回転させる必要があろう。同じ考え方としては、単一の入り 口ロックまたはエレベーターが、第１図に示されるような２本の車道のために働 くこともできるであろう。 しかし、車両の高速積み降ろしを保証する最適設備は、２つの出入口ロック（ あるいは複数階建てであれば２基のエレベーター）と２台のトロリーを含む設備 である。１台の車両が（出口ロックとなっている）ロックの一方から回収されて いる間、第二の車両は（入り口ロックとなっている）他方のロック内に入り、第 三の車両は、第一のトロリーを使用して保管車庫で積み込まれており、そして第 四の車両は、第二のトロリーを使用して別の車庫で降ろされている。 数組の保管車庫が車道を横断して各側に相互に向き合っているような、第１図 に示された駐車場配置は、 少なくとも２つの車庫に対して単一の案内レールを当てている（第１図の設備で は４つの車庫）。さらに、この配置によって、トロリーを利用して１保管車庫で 車両を降ろし、次いで、ピボットする必要なしに、反対側の車庫の車両を取り出 すことができる。 上述の設備は、１階だけで約４０台の車両を収容することができる：これによ って管理システムを合理化させるであろう。独立コンピューターによってその管 理を実行しうるような「小型駐車場」は長さ方向あるいは横方向に並置されるこ とができて、従って、何らかの障害が発生した場合には、隣接する小型駐車場の トロリーによる１つの階からのトロリーの移動、あるいは隣接する小型駐車場を 通っての車両の退去を可能にしている。また、約５０ｍの間隔を置いて、トラッ ク沿いに入り口と出口を設けることが可能で、ユーザーはそれぞれの目的地の近 くに駐車することができる。 本発明を、自動車を保管するための好適な実施態様に従って説明してきたが、 それはまた、例えば商品のような他の物体を備蓄するためにも利用することがで きる。それは、トラック、貨車、船舶等によってコンテナで運搬された商品に対 しても利用することができる。この場合、ラック（７０）と（７０′）（図５参 照）を備えた仲介車両が用意されねばならない：保管しようとするコンテナがラ ック上に置かれ、それは仲 介車両に固定されたジャッキを使用して持ち上げることができる。この場合、倉 庫として働く機械化された設備の入り口に到着すると、ジャッキを伸すだけでコ ンテナを持ち上げ、そこでトロリーおよび間隔をあけて設けられた、平行なバー （５８）（図４と５参照）は、上方位置にある仲介車両のラック（７０）と（７ ０′）の下方に導かれることができる。この操作の最終段階は、本発明が自動車 の駐車に関して利用される場合の、先に述べたそれと同一である。勿論、運搬用 にトラックが利用される場合には、ジャッキとラックを使用する装置がトラック に直接搭載さているので、仲介車両は必須ではない。どんな場合でも、運搬トロ リーがトラックまたは仲介車両と同じ高さであるように、あるいは、運搬トロリ ーがトラックまたは仲介車両のレベルに位置決めされ、かつトロリーを使用して コンナを取り出すすなわち回収したり、または（１階を含む）異なる階の車庫で 動作するのに利用できるホイストと同じ高さであるように、設備への入り口に積 み降ろし用の区画を設けることが必要である。また、固定ラックが、仲介車両の 内側において、あるレベル−トロリーの走行を保証するような−に取り付けられ ている場合には、ジャッキは必須でないことに留意すべきである。しかし、仲介 車両の積載容量が低減するという理由から、この配置は有利ではない。 上述の利用例は、大都市の中心にある倉庫に、保管しようとする商品が道路あ るいは鉄道を介して運ばれる場合、非常に有用であると判明するであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．中央管理装置と、少なくとも１本の車道（１４）または（１６）と、車道の 各側に割り当てられた保管車庫（２４）、（２６）と、車輪上に取り付けられた フレーム（３０）を備え、かつ車道に沿って、前記保管車庫へと移動されるため の独立した駆動手段（４８）と案内手段（６０）を装備した少なくとも１台のト ロリー（１８）、（２２）とを含む、物体を保管するための機械化された全自動 管理設備であって、前記トロリーは、トロリーが車庫内にある場合、物体を掴ん で下に置くことができる積み降ろし手段を装備しており、前記手段は、車庫の各 側で相互に向き合い、それぞれ相互に平行で、間隔をあけて設けられた、水平の 、固定バーから成る、２つの縦長の固定ラック（７０）、（７０′）と組み合わ されており、物体を車庫からトロリーに積み込み、そしてトロリーから車庫へ降 ろすのに使用される前記設備は、 前記保管車庫が、前記車道と少なくとも３０度の角度を形成して、長さ方向 に配列されており、そして 前記トロリーは、車道に沿って移動するトロリーを、前記車道の対称軸と、 物体が積み降ろされるべ き車庫の対称軸との交点を軸としてピボット動作させて、前記案内手段を前記車 庫の対称軸に沿って導き、従ってトロリーが車庫内に入り、物体の積み降ろしに 移行することができるピボット手段（７２）を含んでいる、 ことを特徴とする前記設備。 ２．前記保管車庫は、前記車道と３０度から６０度の角度を形成して、長さ方向 に配列されていることを特徴とする、請求の範囲１の設備。 ３．前記トロリー（１８）、（２２）は４つの軸受け、遊び車（３２）、（３４ ）、（３６）および（３８）と、前記トロリーのほぼ中間に設けられた車軸（４ ４）に取り付けられ、その回転はエンジン（４８）によって駆動される２つの動 輪（４０）、（４２）とを装備しており、前記トロリーのピボット動作は、前記 動輪の一方を１方向に、そして他方の動輪を他方向に駆動することによって達成 されることを特徴とする、請求の範囲１または２の設備。 ４．前記トロリー（３０）の案内手段（６２）は、前記トロリーの前方と後方に あって、床の溝から成る案内レール（１４）、（１６）あるいは（２８）内でス ライドするように設計された２つの案内ローラーから成ることを特徴とする、請 求の範囲１、２または３の設備。 ５．前記トロリー（１８）、（２２）の前記案内ローラー（６０）はジャッキに 取り付けられていて、前記トロリーがピボット動作に移行する前に、前記溝（１ ４）から引き上げられることを特徴とする、請求の範囲４の設備。 ６．前記ピボット手段はジャッキの上に取り付けられた垂直素子（７２）から成 り、それは前記トロリーが移動している場合は床と接触しないで、前記トロリー がピボット動作に移行する前に、車道と保管車庫の案内レールの交点において床 を押すためにジャッキで降ろされることを特徴とする、請求項４または５の設備 。 ７．前記保管車庫（２４）、（２６）は前記車道（１４）、（１６）の各側に相 互に連結され、向き合っており、同じ対称軸を、従って同じ案内レール（２８） を共有しており、その結果、前記トロリーは保管車庫組の一方で物体を降ろし、 次いで、前記トロリーの中間の回転を行わずに、前記車庫の他方に置かれた別の 物体を積み込むことができることを特徴とする、請求の範囲４から６のいずれか の設備。 ８．前記保管車庫（２４）、（２６）は前記車道（１４）、（１６）と約４５度 の角度で配置されていることを特徴とする、請求の範囲３から７のいずれかの設 備。 ９．さらに、前記保管車庫の各々に適合する前記ラック（７０）、（７０′）と 同一の２つの固定ラックを持つホイストまたはエレベーターのような入り口ロッ クを含み、これらのラックは前記入り口ロックの仕切の内側に固定され、そして 車両の進入区画と同じ高さになっており、従って、前記ロックへの入り口に到着 する車両は前記ラック上に乗ることができて、前記トロリーは、前記車両が前記 入り口ロック内に入った後、それを掴むために前記積み込み手段を利用できるこ とを特徴とする、自動車を保管するために利用された請求の範囲１から８のいず れかの設備。 10．前記設備においてコンテナを移動するために使用される仲介車両は、前記保 管車庫の各々に取り付けられた前記ラック（７０）、（７０′）と同一の２つの 固定ラックを備えていて、前記コンテナを支持することができ、そしてジャッキ を使用して持ち上げられるので、前記仲介車両が前記設備への入り口に到着する と、前記トロリーは前記コンテナの各々を掴むために前記積み込み手段を利用で きることを特徴とする、コンテナを保管するために利用される請求の範囲１から ８のいずれかの設備。 11．前記積み降ろし手段は、トロリー（１８）、（２２）のフレーム（３０）に よって支持され、そして ２つの固定ラック（７０）と（７０′）間に設けられた中心区域の幅より狭い幅 を持つ縦長の中央構造（５６）、ならびに相互に平行で、距離をあけて設けられ 、前記中央構造の各側に直角に延びる２組の水平バー（５８）を備える可動部分 と、 前記フレームによって支持され、そして前記トロリーが保管車庫内に位置決 めされる場合に、前記可動部分を、この可動部分が固定ラックのレベルより下に ある下方位置と、固定ラックのレベルより上にある上方位置との間で移動させる ことができる、可動部分のための垂直移動手段（５２）、 とを含んでいることを特徴とする請求の範囲１ないし１０のいずれかの設備。