JP2983730B2 - 立体駐車装置 - Google Patents
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- JP2983730B2 JP2983730B2 JP3306583A JP30658391A JP2983730B2 JP 2983730 B2 JP2983730 B2 JP 2983730B2 JP 3306583 A JP3306583 A JP 3306583A JP 30658391 A JP30658391 A JP 30658391A JP 2983730 B2 JP2983730 B2 JP 2983730B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下左右に連設された
駐車区画を持ち、該駐車区画内に昇降又は横行可能に配
設されたパレットの移動を通じて多数の車両を多段並列
的に駐車し得るように構成された立体駐車装置に関す
る。
駐車区画を持ち、該駐車区画内に昇降又は横行可能に配
設されたパレットの移動を通じて多数の車両を多段並列
的に駐車し得るように構成された立体駐車装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の車両増大、地下高騰等に伴う駐車
場不足に対応し、限られた駐車スペースを有効に活用す
るための立体駐車装置として、駐車区画を上下左右に連
設した構成の多段並列立体駐車装置が知られている。
場不足に対応し、限られた駐車スペースを有効に活用す
るための立体駐車装置として、駐車区画を上下左右に連
設した構成の多段並列立体駐車装置が知られている。
【0003】前記駐車装置の基本的構成は、図7に示す
ように、駐車区画が地上に上下方向に多段的に、且つ、
左右に複数列連設され(同図においては一例として、上
下4段、左右5列のものを示す)、最下段の駐車区画か
ら全駐車区画の車両を入出庫せしめるものであり、最上
段の各駐車区画にはパレットが昇降可能に設けられると
ともに、中間段(最上段と最下段との間に挟まれた段、
図7では2段目と3段目)の駐車区画には、駐車区画の
列数(図7においては5)より原則として1個分少ない
数のパレットが昇降及び横行可能に設けられ、さらに最
下段の駐車区画には、駐車区画列数より原則として1個
分少ない数のパレットが横行可能に設けられた構成であ
る。
ように、駐車区画が地上に上下方向に多段的に、且つ、
左右に複数列連設され(同図においては一例として、上
下4段、左右5列のものを示す)、最下段の駐車区画か
ら全駐車区画の車両を入出庫せしめるものであり、最上
段の各駐車区画にはパレットが昇降可能に設けられると
ともに、中間段(最上段と最下段との間に挟まれた段、
図7では2段目と3段目)の駐車区画には、駐車区画の
列数(図7においては5)より原則として1個分少ない
数のパレットが昇降及び横行可能に設けられ、さらに最
下段の駐車区画には、駐車区画列数より原則として1個
分少ない数のパレットが横行可能に設けられた構成であ
る。
【0004】この種の装置では、それぞれのパレットが
帰属すべき駐車区画が予め定められており、それがパレ
ットのホームポジションとされている。図7では、P1
1のパレットはS11区画、P21のパレットはS21
区画の如く、一般にPmnのパレットがSmnの駐車区
画をホームポジションとしている。
帰属すべき駐車区画が予め定められており、それがパレ
ットのホームポジションとされている。図7では、P1
1のパレットはS11区画、P21のパレットはS21
区画の如く、一般にPmnのパレットがSmnの駐車区
画をホームポジションとしている。
【0005】そして、ホームポジションに位置する最上
段及び中間段パレットは、各列中の最下段の区画より入
出庫するものである。
段及び中間段パレットは、各列中の最下段の区画より入
出庫するものである。
【0006】例えば、図7中、区画S32への駐車は、
最下段の区画S14、S13及びS12のパレットP1
4、P13及びP12を、それぞれS15、S14及び
S13の区画に横移動させるとともに、中間段の区画S
24、S23及びS22のパレットP24、P23及び
P22を、それぞれS25、S24及びS23の区画に
横移動させることにより区画S32下方の区画をパレッ
トのない空室とし、パレットP32を区画S12まで下
降させて車両を載せた後、各パレットが各ホームポジシ
ョンに復帰することによって行われることになる(出庫
のときも作動は同じである)。
最下段の区画S14、S13及びS12のパレットP1
4、P13及びP12を、それぞれS15、S14及び
S13の区画に横移動させるとともに、中間段の区画S
24、S23及びS22のパレットP24、P23及び
P22を、それぞれS25、S24及びS23の区画に
横移動させることにより区画S32下方の区画をパレッ
トのない空室とし、パレットP32を区画S12まで下
降させて車両を載せた後、各パレットが各ホームポジシ
ョンに復帰することによって行われることになる(出庫
のときも作動は同じである)。
【0007】そのため、この種の駐車装置では、最上段
下方の区画を一時的に空室にできるようにすべく、必然
的に、中間段及び最下段の駐車区画中、それぞれ1つず
つをパレットの無い空室としてある(図7では、中間段
のS35、S25及び最下段のS15が空室である)。
下方の区画を一時的に空室にできるようにすべく、必然
的に、中間段及び最下段の駐車区画中、それぞれ1つず
つをパレットの無い空室としてある(図7では、中間段
のS35、S25及び最下段のS15が空室である)。
【0008】ところで前記構成の駐車装置にあっては、
前記最下段の駐車区画への車両の入庫又は出庫のための
スペースとして、駐車装置前方に道路幅6m程度の入出
庫用車路10が必要とされていた。
前記最下段の駐車区画への車両の入庫又は出庫のための
スペースとして、駐車装置前方に道路幅6m程度の入出
庫用車路10が必要とされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このため、駐車装置内
には多段並列的に多数の車両を収容できても、駐車装置
が有効に稼働するために必要な土地面積(駐車装置自体
が占める土地面積と該駐車装置前方に設けられた入出庫
用車路10の面積との合計面積、以下「駐車用地面積」
という)から見るとまだまだ駐車効率が良いとはいえな
いのが現状であった。
には多段並列的に多数の車両を収容できても、駐車装置
が有効に稼働するために必要な土地面積(駐車装置自体
が占める土地面積と該駐車装置前方に設けられた入出庫
用車路10の面積との合計面積、以下「駐車用地面積」
という)から見るとまだまだ駐車効率が良いとはいえな
いのが現状であった。
【0010】この場合、前記入出庫用車路10を、本来
的な入出庫のためのスペースとして確保しつつ、同時に
駐車場として利用することができれば便宜である。
的な入出庫のためのスペースとして確保しつつ、同時に
駐車場として利用することができれば便宜である。
【0011】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、前記駐車効率をさらに向上させた駐車装置を提供し
ようとするものである。
で、前記駐車効率をさらに向上させた駐車装置を提供し
ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、車両を収容し得る駐車区画が上下左右に
連設され、最上段の駐車区画には該区画とこれに対応す
る下方の駐車区画との間を垂直移動する昇降パレットが
設けられ、最下段の駐車区画には該駐車区画間を水平移
動する横行パレットが設けられ、さらに最上段及び最下
段以外の中間段駐車区画には該区画とこれに対応する上
下及び左右の駐車区画との間を垂直及び水平移動する昇
降横行パレットが設けられ、前記最下段駐車区画より車
両を入出庫する適数の第一の駐車棟と、駐車区画のない
入出庫用開放エリアを下部に有し、該入出庫用開放エリ
アの上方に、車両を収容し得る駐車区画が上下左右に連
設され、最上段の駐車区画には該区画とこれに対応する
下方の駐車区画との間を垂直移動する昇降パレットが設
けられ、前記最上段以外の段の駐車区画には該区画とこ
れに対応する上下及び左右の駐車区画との間を垂直及び
水平移動する昇降横行パレットが設けられ、前記昇降パ
レット又は前記昇降横行パレットが前記入出庫用エリア
まで下降して車両の入出庫が行われる適数の第二の駐車
棟とを、前記第一の駐車棟の入出庫口の前方に前記第二
の駐車棟の入出庫用開放エリアが位置するように、しか
も、前記第一及び第二の駐車棟のパレットの長手方向が
直交するように隣合わせて組み合わせて構成したもので
ある。
め、本発明は、車両を収容し得る駐車区画が上下左右に
連設され、最上段の駐車区画には該区画とこれに対応す
る下方の駐車区画との間を垂直移動する昇降パレットが
設けられ、最下段の駐車区画には該駐車区画間を水平移
動する横行パレットが設けられ、さらに最上段及び最下
段以外の中間段駐車区画には該区画とこれに対応する上
下及び左右の駐車区画との間を垂直及び水平移動する昇
降横行パレットが設けられ、前記最下段駐車区画より車
両を入出庫する適数の第一の駐車棟と、駐車区画のない
入出庫用開放エリアを下部に有し、該入出庫用開放エリ
アの上方に、車両を収容し得る駐車区画が上下左右に連
設され、最上段の駐車区画には該区画とこれに対応する
下方の駐車区画との間を垂直移動する昇降パレットが設
けられ、前記最上段以外の段の駐車区画には該区画とこ
れに対応する上下及び左右の駐車区画との間を垂直及び
水平移動する昇降横行パレットが設けられ、前記昇降パ
レット又は前記昇降横行パレットが前記入出庫用エリア
まで下降して車両の入出庫が行われる適数の第二の駐車
棟とを、前記第一の駐車棟の入出庫口の前方に前記第二
の駐車棟の入出庫用開放エリアが位置するように、しか
も、前記第一及び第二の駐車棟のパレットの長手方向が
直交するように隣合わせて組み合わせて構成したもので
ある。
【0013】
【作用】本発明によれば、前記第一及び第二のいずれの
駐車棟内にも前記第二の駐車棟下部の入出庫用開放エリ
アを入出庫用車路として利用して車両が入出庫される。
駐車棟内にも前記第二の駐車棟下部の入出庫用開放エリ
アを入出庫用車路として利用して車両が入出庫される。
【0014】しかも、前記入出庫用開放エリアの上方に
は多段並列的に車両を収容することができる。このた
め、駐車用地面積は従来と同じでありながら駐車容量が
増大し、駐車効率が向上する。
は多段並列的に車両を収容することができる。このた
め、駐車用地面積は従来と同じでありながら駐車容量が
増大し、駐車効率が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0016】図1は、本発明装置の一実施例として、前
記従来の技術の項で述べた図7に示す駐車装置と同一構
成の駐車装置を第一の駐車棟1とし、該第一の駐車棟1
の前方に第二の駐車棟2を2棟隣合わせて組み合わせて
なる駐車装置を示し、図2及び図3は図1におけるA−
A断面図及びB−B断面図である。
記従来の技術の項で述べた図7に示す駐車装置と同一構
成の駐車装置を第一の駐車棟1とし、該第一の駐車棟1
の前方に第二の駐車棟2を2棟隣合わせて組み合わせて
なる駐車装置を示し、図2及び図3は図1におけるA−
A断面図及びB−B断面図である。
【0017】前記第一の駐車棟1は、車両を収容する駐
車区画が4段5列に構成され、前記各第二の駐車棟2は
駐車区画が3段2列に構成されている。
車区画が4段5列に構成され、前記各第二の駐車棟2は
駐車区画が3段2列に構成されている。
【0018】なお、ここで「段」とは、車両を格納また
は収容する駐車区画の上下方向への区画数をいい、
「列」とは、前記駐車区画の左右方向への区画数をい
う。また、図において、Sは駐車区画を示す符号であ
り、Pは車両を載置するパレットを示す符号である。そ
して、以下、これらの記号の後に第一、第二の駐車棟の
別を表す数字1又は2と、段及び列を示す数字を組み合
わせて各駐車棟における各駐車区画及び各パレットを指
称するものとする。
は収容する駐車区画の上下方向への区画数をいい、
「列」とは、前記駐車区画の左右方向への区画数をい
う。また、図において、Sは駐車区画を示す符号であ
り、Pは車両を載置するパレットを示す符号である。そ
して、以下、これらの記号の後に第一、第二の駐車棟の
別を表す数字1又は2と、段及び列を示す数字を組み合
わせて各駐車棟における各駐車区画及び各パレットを指
称するものとする。
【0019】例えば、第一の駐車棟1において、地上1
段目であって図2中左から1列目の車両区画はS11
1、該駐車区画S111をホームポジションとするパレ
ットはP111、地上3段目であって、図2中左から2
列目の駐車区画はS132、該駐車区画S132をホー
ムポジションとするパレットはP132、第二の駐車棟
2において、地上3段目であって図3中左から1列目の
駐車区画はS231、該駐車区画S231をホームポジ
ションとするパレットはP231の如くである。
段目であって図2中左から1列目の車両区画はS11
1、該駐車区画S111をホームポジションとするパレ
ットはP111、地上3段目であって、図2中左から2
列目の駐車区画はS132、該駐車区画S132をホー
ムポジションとするパレットはP132、第二の駐車棟
2において、地上3段目であって図3中左から1列目の
駐車区画はS231、該駐車区画S231をホームポジ
ションとするパレットはP231の如くである。
【0020】前記第一の駐車棟1においては、車両を収
容するための駐車区画Sは、最上段駐車区画S141〜
S145と、最下段駐車区画S111〜S115と、前
記最上段及び最下段駐車区画に挟まれた中間段駐車区画
(図1においては2段ある)S121〜S125、S1
31〜S135とからなる。
容するための駐車区画Sは、最上段駐車区画S141〜
S145と、最下段駐車区画S111〜S115と、前
記最上段及び最下段駐車区画に挟まれた中間段駐車区画
(図1においては2段ある)S121〜S125、S1
31〜S135とからなる。
【0021】前記各最上段駐車区画S141〜S145
には、該区画とこれに対応する下方の駐車区画との間を
垂直移動する長方形の昇降パレットP141〜P145
がそれぞれ設けられている。また、前記各最下段駐車区
画S111〜S115のうち任意の1区画(図において
はS115)を除く全ての区画には、該各最下段駐車区
画S111〜S115間を水平移動する長方形の横行パ
レットP111〜P114がそれぞれ設けられている。
さらに、前記2段の中間段駐車区画S121〜S12
5、S131〜S135のうち各段における任意の1区
画(図においてはS125及びS135)を除く全ての
区画には、該区画とこれに対応する上下及び左右の駐車
区画との間を垂直及び水平移動する長方形の昇降横行パ
レットが設けられている。
には、該区画とこれに対応する下方の駐車区画との間を
垂直移動する長方形の昇降パレットP141〜P145
がそれぞれ設けられている。また、前記各最下段駐車区
画S111〜S115のうち任意の1区画(図において
はS115)を除く全ての区画には、該各最下段駐車区
画S111〜S115間を水平移動する長方形の横行パ
レットP111〜P114がそれぞれ設けられている。
さらに、前記2段の中間段駐車区画S121〜S12
5、S131〜S135のうち各段における任意の1区
画(図においてはS125及びS135)を除く全ての
区画には、該区画とこれに対応する上下及び左右の駐車
区画との間を垂直及び水平移動する長方形の昇降横行パ
レットが設けられている。
【0022】そして、前記最下段駐車区画の端面部が開
口して入出庫口3とされており、前記従来の技術の項で
具体的に述べた如き各パレットの昇降又は横行作動によ
り、駐車すべき車両の入庫、及び駐車されていた車両の
出庫はすべて前記最下段駐車区画S111〜S115の
開口部である入出庫口3から行われる。
口して入出庫口3とされており、前記従来の技術の項で
具体的に述べた如き各パレットの昇降又は横行作動によ
り、駐車すべき車両の入庫、及び駐車されていた車両の
出庫はすべて前記最下段駐車区画S111〜S115の
開口部である入出庫口3から行われる。
【0023】次に前記第二の駐車棟2について説明する
と、該第二の駐車棟2は、図3に示す如く、駐車区画の
ない入出庫用開放エリア4が下部に設けられ、該入出庫
用開放エリア4の上方には前記第一の駐車棟1の説明で
述べた如き駐車区画Sが連設されてなるものである。
と、該第二の駐車棟2は、図3に示す如く、駐車区画の
ない入出庫用開放エリア4が下部に設けられ、該入出庫
用開放エリア4の上方には前記第一の駐車棟1の説明で
述べた如き駐車区画Sが連設されてなるものである。
【0024】前記入出庫用開放エリア4は、車両を駐車
させることのない開放空間であり、その高さは、前記第
一の駐車棟における最下段駐車区画の高さと同一とされ
る。
させることのない開放空間であり、その高さは、前記第
一の駐車棟における最下段駐車区画の高さと同一とされ
る。
【0025】前記駐車区画のうち、最上段駐車区画S2
41、S242には前記昇降パレットと同一構成の昇降
パレットが設けられ、該最上段駐車区画S241、S2
42より下の各段の駐車区画には、各段における任意の
1区画(図3においてはS222及びS212)を除い
て、該区画とこれに対応する上下及び左右の駐車区画と
の間を垂直及び水平移動する長方形の昇降横行パレット
Pが設けられている。
41、S242には前記昇降パレットと同一構成の昇降
パレットが設けられ、該最上段駐車区画S241、S2
42より下の各段の駐車区画には、各段における任意の
1区画(図3においてはS222及びS212)を除い
て、該区画とこれに対応する上下及び左右の駐車区画と
の間を垂直及び水平移動する長方形の昇降横行パレット
Pが設けられている。
【0026】そして、前記第二の駐車棟2においては、
前記各パレットが前記入出庫用開放エリア4まで下降し
て車両を入庫せしめ、又は車両を出庫せしめるものであ
る。
前記各パレットが前記入出庫用開放エリア4まで下降し
て車両を入庫せしめ、又は車両を出庫せしめるものであ
る。
【0027】前記構成よりなる第一及び第二の駐車棟
は、前記第一の駐車棟1の前記入出庫口3を前記第二の
駐車棟2の前記入出庫用開放エリア4に向けて、かつ、
前記第一及び第二の駐車棟のパレットの長手方向が直交
するようにして隣接させて配置される。その結果、図1
に示す駐車装置は、前記従来技術の項で述べた駐車装置
の前方に存在する入出庫用車路10上に前記第二の駐車
棟2を配置した状態となり、前記入出庫用開放エリア4
を前記第一及び第二の駐車棟の共通の車路として利用し
つつ、前記第一及び第二のいずれの駐車棟の駐車区画S
にも車両を駐車させることが可能となる。従って、駐車
用地面積は従来と同じでありながら、第二の駐車棟に収
容される車両の数だけ駐車容量が増加する。
は、前記第一の駐車棟1の前記入出庫口3を前記第二の
駐車棟2の前記入出庫用開放エリア4に向けて、かつ、
前記第一及び第二の駐車棟のパレットの長手方向が直交
するようにして隣接させて配置される。その結果、図1
に示す駐車装置は、前記従来技術の項で述べた駐車装置
の前方に存在する入出庫用車路10上に前記第二の駐車
棟2を配置した状態となり、前記入出庫用開放エリア4
を前記第一及び第二の駐車棟の共通の車路として利用し
つつ、前記第一及び第二のいずれの駐車棟の駐車区画S
にも車両を駐車させることが可能となる。従って、駐車
用地面積は従来と同じでありながら、第二の駐車棟に収
容される車両の数だけ駐車容量が増加する。
【0028】ちなみに、車両一台当たりの駐車用地面積
を算出すると、前記図7に示す従来の駐車装置におい
て、駐車装置の奥行きを6.2m、駐車装置の左右長さ
を12.7m、入出庫用車路10の幅を6mとすれば、
駐車用地面積は約160m2であり、ここに最大17台
の車両が駐車できるから、一台当たり駐車用地面積は約
9.4m2 /台となる。
を算出すると、前記図7に示す従来の駐車装置におい
て、駐車装置の奥行きを6.2m、駐車装置の左右長さ
を12.7m、入出庫用車路10の幅を6mとすれば、
駐車用地面積は約160m2であり、ここに最大17台
の車両が駐車できるから、一台当たり駐車用地面積は約
9.4m2 /台となる。
【0029】これに対し、前記実施例に係る駐車装置に
よれば、前記と同様の面積の駐車用地に最大25台の車
両が駐車できる(第一の駐車棟に17台、各第二の駐車
棟にそれぞれ4台ずつ)から一台当たり駐車用地面積は
約6.4m2 となり、駐車効率が向上している。
よれば、前記と同様の面積の駐車用地に最大25台の車
両が駐車できる(第一の駐車棟に17台、各第二の駐車
棟にそれぞれ4台ずつ)から一台当たり駐車用地面積は
約6.4m2 となり、駐車効率が向上している。
【0030】さらに、前記実施例に係る駐車装置におい
て、第一及び各第二の駐車棟の下方の地中に、前記第一
及び各第二の駐車棟に対応する大きさの地下駐車棟5、
6、6をそれぞれ建設し、該地下駐車棟5、6、6内に
も前記入出庫用開放エリア4を経由して車両を駐車でき
るようにすれば、駐車効率はさらに向上する。
て、第一及び各第二の駐車棟の下方の地中に、前記第一
及び各第二の駐車棟に対応する大きさの地下駐車棟5、
6、6をそれぞれ建設し、該地下駐車棟5、6、6内に
も前記入出庫用開放エリア4を経由して車両を駐車でき
るようにすれば、駐車効率はさらに向上する。
【0031】すなわち、図4((a)は平面図、(b)
は内部を開示した概略側面図)に示すように、前記第一
及び各第二の駐車棟に対応する地下内を掘削して地下駐
車棟5、6、6を設け、該地下駐車棟5、6、6内には
前記第一及び各第二の駐車棟に設けられた駐車区画Sに
適合する大きさの昇降体Fを各列ごとに設ける。該昇降
体Fは、内部に車両を多段的に格納することができ、し
かも、昇降体F全体が地上に突出して、対応する列の地
上の駐車区画S内に突入するように多段的に上昇可能な
ものである。
は内部を開示した概略側面図)に示すように、前記第一
及び各第二の駐車棟に対応する地下内を掘削して地下駐
車棟5、6、6を設け、該地下駐車棟5、6、6内には
前記第一及び各第二の駐車棟に設けられた駐車区画Sに
適合する大きさの昇降体Fを各列ごとに設ける。該昇降
体Fは、内部に車両を多段的に格納することができ、し
かも、昇降体F全体が地上に突出して、対応する列の地
上の駐車区画S内に突入するように多段的に上昇可能な
ものである。
【0032】そして、前記第一の駐車棟1下方の各昇降
体F内に車両を入庫する場合には、まず該昇降体F上方
の第一の駐車棟1内のパレットPを横行させて該昇降体
F上方の第一の駐車棟の駐車区画Sを空室にする。その
後、該昇降体Fを必要段数だけ前記第一の駐車棟1の駐
車区画S内に突入するように上昇作動させ、前記第一の
駐車棟1の最下段駐車区画部分の入出庫口3から昇降体
F内に車両を入庫すればよい。
体F内に車両を入庫する場合には、まず該昇降体F上方
の第一の駐車棟1内のパレットPを横行させて該昇降体
F上方の第一の駐車棟の駐車区画Sを空室にする。その
後、該昇降体Fを必要段数だけ前記第一の駐車棟1の駐
車区画S内に突入するように上昇作動させ、前記第一の
駐車棟1の最下段駐車区画部分の入出庫口3から昇降体
F内に車両を入庫すればよい。
【0033】なお、前記第一及び各第二の駐車棟の駐車
区画の段数との関係上、地下駐車区画の全てに駐車を可
能ならしめるためには、前記昇降体F内の段数は、多く
ても前記地上駐車区画Sの段数よりも1段少ない段数で
あることが必要である。
区画の段数との関係上、地下駐車区画の全てに駐車を可
能ならしめるためには、前記昇降体F内の段数は、多く
ても前記地上駐車区画Sの段数よりも1段少ない段数で
あることが必要である。
【0034】前記図4に示す構成の駐車装置によれば、
地下駐車棟内に27台の車両を駐車することができるか
ら、前記第一及び各第二の駐車棟内駐車できる車両と合
わせて最大52台の駐車が可能となる。従って、車両1
台当たりの駐車用地面積は、160m2 ÷52台=約
3.0m2 /台となり、駐車効率のさらなるアップが
達成できる。
地下駐車棟内に27台の車両を駐車することができるか
ら、前記第一及び各第二の駐車棟内駐車できる車両と合
わせて最大52台の駐車が可能となる。従って、車両1
台当たりの駐車用地面積は、160m2 ÷52台=約
3.0m2 /台となり、駐車効率のさらなるアップが
達成できる。
【0035】図5は、本発明装置の他の実施例を示すも
のであり、4段5列構成の第一の駐車棟2棟と、4段2
列構成の第二の駐車棟2棟とを、第二の駐車棟2下部の
入出庫用開放エリア4を各駐車棟が車両の入庫用車路と
して使用し得るように隣接して組み合わせた構成である
(図5(a)は平面図、(b)は内部を開示した概略側
面図である)。この構成の駐車装置によれば、第一及び
第二の駐車棟のサイズを前記第一実施例のものと同一と
すれば、駐車用地面積約234m2 中に最大42台の
車両を駐車し得るから、車両1台当たりの駐車用地面積
は約5.6m2/台となる。
のであり、4段5列構成の第一の駐車棟2棟と、4段2
列構成の第二の駐車棟2棟とを、第二の駐車棟2下部の
入出庫用開放エリア4を各駐車棟が車両の入庫用車路と
して使用し得るように隣接して組み合わせた構成である
(図5(a)は平面図、(b)は内部を開示した概略側
面図である)。この構成の駐車装置によれば、第一及び
第二の駐車棟のサイズを前記第一実施例のものと同一と
すれば、駐車用地面積約234m2 中に最大42台の
車両を駐車し得るから、車両1台当たりの駐車用地面積
は約5.6m2/台となる。
【0036】さらに、図6に示すように、地下内にも駐
車棟を設けて駐車し得る構成とすれば、最大84台の車
両の駐車が可能となり、車両1台当たりの駐車用地面積
は約2.8m2 /台まで低下する。これは、駐車効率
が飛躍的に向上していることを示すものである。
車棟を設けて駐車し得る構成とすれば、最大84台の車
両の駐車が可能となり、車両1台当たりの駐車用地面積
は約2.8m2 /台まで低下する。これは、駐車効率
が飛躍的に向上していることを示すものである。
【0037】なお、以上には、特定の段数及び列数の駐
車棟の組み合わせを例にとって説明したが、本発明は、
どのような規模の駐車棟の組み合わせであっても実施可
能であることは言うまでもない。
車棟の組み合わせを例にとって説明したが、本発明は、
どのような規模の駐車棟の組み合わせであっても実施可
能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、駐車装置の利用のため
に必ず必要とされる入出庫用車路を、該入出庫用車路の
機能を存続させつつ、駐車場として利用できるため、駐
車効率が飛躍的に向上するという効果がある。従って、
近時の駐車場不足解消の一助となり得るものである。
に必ず必要とされる入出庫用車路を、該入出庫用車路の
機能を存続させつつ、駐車場として利用できるため、駐
車効率が飛躍的に向上するという効果がある。従って、
近時の駐車場不足解消の一助となり得るものである。
【図1】本発明装置の一実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1に示す装置の地下に地下駐車棟を設けた構
成の駐車装置であり、(a)は平面図、(b)は内部を
開示した概略側面図である。
成の駐車装置であり、(a)は平面図、(b)は内部を
開示した概略側面図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示し、(a)は平面
図、(b)は内部を開示した概略側面図である。
図、(b)は内部を開示した概略側面図である。
【図6】図5に示す装置の地下に地下駐車棟を設けた構
成の駐車装置であり、(a)は平面図、(b)は内部を
開示した概略側面図である。
成の駐車装置であり、(a)は平面図、(b)は内部を
開示した概略側面図である。
【図7】従来技術を示す一部切欠断面図である。
S 駐車区画 P パレット 1 第一の駐車棟 2 第二の駐車棟 3 入出庫口 4 入出庫用開放エリア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/12 E04H 6/18 603 E04H 6/06
Claims (1)
- 【請求項1】 車両を収容し得る駐車区画が上下左右に
連設され、最上段の駐車区画には該区画とこれに対応す
る下方の駐車区画との間を垂直移動する昇降パレットが
設けられ、最下段の駐車区画には該駐車区画間を水平移
動する横行パレットが設けられ、さらに最上段及び最下
段以外の中間段駐車区画には該区画とこれに対応する上
下及び左右の駐車区画との間を垂直及び水平移動する昇
降横行パレットが設けられ、前記最下段駐車区画より車
両を入出庫する適数の第一の駐車棟と、 駐車区画のない入出庫用開放エリアを下部に有し、該入
出庫用開放エリアの上方に、車両を収容し得る駐車区画
が上下左右に連設され、最上段の駐車区画には該区画と
これに対応する下方の駐車区画との間を垂直移動する昇
降パレットが設けられ、前記最上段以外の段の駐車区画
には該区画とこれに対応する上下及び左右の駐車区画と
の間を垂直及び水平移動する昇降横行パレットが設けら
れ、前記昇降パレット又は前記昇降横行パレットが前記
入出庫用エリアまで下降して車両の入出庫が行われる適
数の第二の駐車棟とを、前記第一の駐車棟の入出庫口の
前方に前記第二の駐車棟の入出庫用開放エリアが位置す
るように、しかも、前記第一及び第二の駐車棟のパレッ
トの長手方向が直交するように隣合わせて組み合わせて
配置してなることを特徴とする立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306583A JP2983730B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306583A JP2983730B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 立体駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118156A JPH05118156A (ja) | 1993-05-14 |
JP2983730B2 true JP2983730B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17958814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306583A Expired - Fee Related JP2983730B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983730B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2710092B1 (fr) * | 1993-09-15 | 1995-10-13 | Ebstein Simon | Installation mécanisée automatique de stockage d'objets notamment de voitures. |
JP2764552B2 (ja) * | 1995-01-19 | 1998-06-11 | 横井鋼業株式会社 | パズル型立体駐車場 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3306583A patent/JP2983730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05118156A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
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