JPH0996119A - 立体式駐車設備 - Google Patents

立体式駐車設備

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JPH0996119A
JPH0996119A JP25498095A JP25498095A JPH0996119A JP H0996119 A JPH0996119 A JP H0996119A JP 25498095 A JP25498095 A JP 25498095A JP 25498095 A JP25498095 A JP 25498095A JP H0996119 A JPH0996119 A JP H0996119A
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JP
Japan
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pallet
floor
vehicle
pallets
state
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JP25498095A
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English (en)
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Susumu Fuyama
進 麩山
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上方に位置するパレットと下方に位置するパ
レットとを単一の昇降路内で入れ替えることができない
ため、これを解決するには、いずれかのパレットを側方
に退避移動させることが考えられるが、大きな退避スペ
ースが必要となる。 【解決手段】 車両を収納するスペースを上下三段階に
備える高さに設定した支持フレーム12a,12b,1
2c,12dに、第1パレット14および第2パレット
16を昇降可能に配置する。支持フレーム12a,12
bに第1クライミング装置を介して第1パレット14を
取付ける。支持フレーム12c,12dに第2クライミ
ング装置を介して第2パレット16を取付ける。第1パ
レット14と支持フレーム12a,12bとの間に、第
1パレット14を駐車スペースSの側方に水平移動させ
るための張出し装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二台の車両を上下
二段に駐車可能とした立体駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では一般家庭に複数の車両を所有す
る場合が多くなってきており、それに伴って駐車場所の
確保が困難になってきている。このため、各家庭でも上
下二段に駐車できるようにした立体駐車設備が各種提案
されるに至っている。一般に、このような上下二段式の
駐車設備では昇降可能なパレットを備え、このパレット
に載置した車両を二階に上昇させ、このときに一階に形
成されるスペースに他の車両を収納するようになってい
る。
【0003】ところが、このようにパレットを単に昇降
させるタイプの立体駐車設備では、一階に車両A、二階
に車両Bがある場合、先に一階にある車両Aを出すとき
は問題がないが、先に二階にある車両Bを出すために
は、一階の車両Aを一旦駐車設備から外方に出して停車
した後、二階のパレットを下降して一階まで下ろし、運
転者が車両Bに乗ってこれを外に出した後、運転者は再
び車両Aに乗り換えて先に出した車両Aを車庫に入れ、
さらに車両Bに乗り換える必要がある。これは、多大な
時間と労力が必要であり、雨天などの悪天候のときはな
おさらである。また、前面道路が狭隘な場合は、出し入
れが困難であり、この難しい作業が倍加されることにな
るうえ、車両Aを通行の妨げとならない箇所に停車しな
ければならず、この位置が駐車設備より遠い場合には、
時間,労力がさらに倍加される。
【0004】そこで、例えば実開平4−72159号公
報には、昇降可能な二階のパレットと、横移動可能な一
階のパレットとを設け、二階のパレットに載置した車両
を出す際に、一階のパレットを側方に移動させて二階の
パレットを下降させるようにした立体式駐車設備が提案
されている。従って、この駐車設備では一階の車両を一
旦出すことなく二階の車両を出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の立体式駐車設備では、上述したように二階の車両
を出す際に一階のパレットを側方に移動するようになっ
ているため、駐車設備の側方にはパレットを移動するた
めの隣接地が必要となり、駐車場を立体式とした意味が
無くなる。しかも、この隣接地には地面すれすれにパレ
ットが移動されることになり、この隣接地の有効利用が
全くできなくなってしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、上下に配置された車両を入れ替える際に、パレット
の側方への移動を二階で行うことにより、隣接地の有効
利用を可能とした立体式駐車設備を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、上下方向に延びる支持フレームに沿って
昇降可能に配置され車両を搭載可能な複数のパレットを
備えた立体式駐車設備であって、前記パレットを前記支
持フレームに対して昇降移動させるクライミング装置
と、前記パレットのうちのいずれかを前記支持フレーム
の中間階で側方に水平移動させる張出し装置とを備え、
該張出し装置によりそのパレットを側方に水平移動した
状態で他のパレットを昇降可能とし、それぞれのパレッ
トの上下位置を入替え可能としたことを特徴とする。
【0008】以上の構成により本発明の立体式駐車設備
にあっては、上方のパレットに駐車した車両を出す場合
に、まず、中間階にある下方のパレットを張出し装置に
より側方に水平移動させておき、上方のパレットを一階
まで下降させることにより、この一階まで下降されたパ
レット上の車両を駐車場から出すことができる。このと
き、張出し装置で側方に水平移動されるパレットは中間
階で隣接地に張出すため、この隣接地の低層部分を有効
利用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図4は本発明の
立体式駐車設備の一実施形態を示し、図1は立体式駐車
設備の全体斜視図、図2は立体式駐車設備に備えられる
パレットの取付状態を示す要部斜視図、図3は立体式駐
車設備に車両を出し入れする状態を順を追って示す概略
説明図、図4は立体式駐車設備への車両の他の出庫状態
を順を追って示す概略説明図である。
【0010】即ち、本実施形態の立体式駐車設備10は
図1に示すように、図外の車両を十分に収納できる駐車
スペースの四隅に立設される支持フレーム12a,12
b,12c,12dを備え、この支持フレーム12a,
12b,12c,12dには上下に第1パレット14お
よび第2パレット16が昇降可能に配置される(同図で
は、第1パレット14が下方、第2パレット16が上方
に位置している)。前記支持フレーム12a,12b,
12c,12dは、車両が収納されるスペースを上下三
段階に備える高さに設定される。そして、図2に示すよ
うに前記支持フレームのうち片側2本の支持フレーム1
2a,12bには、前記第1パレット14が第1クライ
ミング装置18aを介して片持ち状に取付けられると共
に、他側の2本の支持フレーム12c,12dには、前
記第2パレット16が第2クライミング装置18bを介
して片持ち状に取付けられる。そして、前記第1,第2
クライミング装置18a,18bを介して前記第1,第
2パレット14,16は前記支持フレーム12a,12
bまたは12c,12dに対して昇降駆動される。
【0011】また、前記第1パレット14と前記支持フ
レーム12a,12bとの間には、この第1パレット1
4を支持フレーム12a,12b,12c,12dで囲
まれる駐車スペースSの側方に水平移動させるための張
出し装置20が設けられる。この張出し装置20は第1
クライミング装置18aの下端部と第1パレット14の
移動方向両端部両側との間に設けられる4本の流体シリ
ンダ装置22,22…によって構成される。このとき、
前記第1パレット14は第1クライミング装置18aに
対して上下移動が規制された状態で水平方向に相対移動
可能となっており、前記流体シリンダ装置22,22…
を内方に配置されたものと外方に配置されたものとで互
いに逆となるように伸縮作動させることにより、前記第
1パレット14が側方に水平移動できるようになってい
る。
【0012】そして、前記第2パレット16は前記第1
パレット14を側方に移動させた状態で第2クライミン
グ装置18bを駆動して昇降することにより、これら第
1,第2パレット14,16の上下位置の入替えが可能
となっている。
【0013】尚、前記支持フレーム12a,12b,1
2c,12dで囲まれた駐車スペースSの地面には、前
記第1,第2クライミング装置18a,18bの下端部
および前記張出し装置20を収納するためのピット24
が形成されている。図2においては、張出し装置20を
パレットの下側に設けたが、好ましくは、図2と逆に、
張出し装置をパレットの上に設け、または、張出し装置
を、ラックギヤー機構、テレスコープ機構またはこれら
の組み合わせによるものとして張出し装置収容用のピッ
トを設けずにすむようにする。ただし、張出し装置をパ
レットの上に設けると車両の出し入れに支障を生ずるお
それがあるため、張出し装置を片方のみに設けるか、ま
たは、張出し装置をリンクアーム形式にして、一階にお
いては、特別な機構によりアームがパレット内に収容で
きるようにしてもよい。なお、図2の白抜き矢印は、車
両の進行方向である。
【0014】かかる構成になる立体式駐車設備10は、
第1パレット14あるいは第2パレット16のいずれが
一階に位置していようとも、また第1,第2パレット1
4,16のうちいずれのパレットが上段に位置していよ
うとも、一階に位置するパレットが空車状態であれば、
後述する2台の車両のうちいずれかの車両のみを当該一
階のパレットに対し自由に入出庫することができるが、
このほかの場合には、次のような6つの基本的な動作を
経ることにより、車両A,Bの入出庫が行われる。
【0015】第1の動作例(図3) 図3(a)〜(g)は、一階に位置する第1パレット1
4と上段に位置する第2パレットの双方が空車の状態で
入庫をスタンバイし、第1,第2の車両A,Bの入庫が
行われる状態を示している。
【0016】一階の第1パレット14および二階の第2
パレット16がそれぞれ空となっているスタンバイ状態
から(a)、第1パレット14に第1の車両Aが入庫
(二階の第2パレット16は依然空状態のままである)
され(b)、第1,第2クライミング装置18a,18
bをそれぞれ駆動して第1,第2パレット14,16を
共に上昇し、第1パレット14を二階,第2パレット1
6を三階にセットする(c)。次いで、張出し装置20
を駆動して二階に位置した第1パレット14を側方に水
平移動し(d)、第2クライミング装置18bを駆動し
て三階に位置した第2パレット16を一階に下降する
(e)。その後、張出し装置20を再度駆動して第1パ
レット14を支持フレーム12a,12b,12c,1
2dで囲まれた駐車スペースS内に戻し(f)、第2パ
レット16に第2の車両Bを入庫することにより
(g)、第1,第2パレット14,16に第1および第
2の車両A,Bが立体駐車される。
【0017】第2の動作例(図4) 図4(a)〜(e)は、第1,第2の車両A,Bが第
1,第2パレット14,16に立体駐車された図3
(g)の状態から第2の車両Bが先に出庫し、その後、
第1の車両Aが出庫する状態を示している。
【0018】図3(g)で一階の第2パレット16から
第2の車両Bが出庫した後、第1の車両Aを駐車した第
1パレット14を側方に水平移動し(a)、空になった
第2パレット16を三階まで上昇し(b)、第1パレッ
ト14を横移動して駐車スペースS内に戻すことによ
り、第1パレット14が二階,第2パレット16が三階
に位置する(c)。次いで、第1,第2パレット14,
16を共に下降して、第1パレット14を一階,第2パ
レット16を二階に位置させ(d)、第1パレット14
から第1の車両Aを出庫することにより(e)、前記図
3(a)と同じスタンバイ状態となる。
【0019】第3の動作例(図5) 図5(a)〜(e)は、第1,第2の車両A,Bが第
1,第2パレット14,16に立体駐車された図3
(g)の状態から、二階に位置する第1の車両Aが先に
出庫し、その後、一階に位置する第2の車両Bが出庫す
る状態を示している。図3(g)で前記第1パレット1
4を側方に水平移動し(a)、第2のパレット16を三
階まで上昇し(b)、第1パレット14を横移動して駐
車スペースS内に戻すことにより、第1パレット14が
二階,第2パレット16が三階に位置する(c)。次い
で、第1,第2パレット14,16を共に下降し、第1
パレット14を一階,第2パレット16を二階に位置さ
せ(d)、第1パレット14から第1の車両Aが出庫す
る(e)。その後、第1,第2パレット14,16の双
方を上昇し(f)、第1パレット14を側方に水平移動
してから(g)、第2パレット16を下降して一階に位
置させ(h)、第1パレット14を駐車スペース内に戻
すとともに、第2の車両Bを出庫する(i)。
【0020】ここで、(d),(e)は(d’),
(e’)に置き換えることもできる。(d’)は(c)
の状態から第1パレット14のみを下降して一階に位置
させた状態を示し、(e’)は(d’)の状態の第1パ
レット14から第1の車両Aが出庫した状態を示す。
【0021】この結果、前記図3(a)と同じスタンバ
イ状態となる。
【0022】第4の動作例(図6) 前記図3(a)では、第1パレット14が一階に位置し
ている状態をスタンバイ状態としていたが、図6(a)
〜(g)は、一階に位置する第2パレット16と二階に
位置する第1パレット14の双方が空車の状態で入庫を
スタンバイし、第1,第2の車両A,Bの入庫が行われ
る状態を示している。
【0023】一階の第2パレット16および二階の第1
パレット14がそれぞれ空となっているスタンバイ状態
から(a)、第2パレット16に第2の車両Bが入庫
(二階の第1パレット14は依然空状態のままである)
され(b)、張出し装置20を駆動して二階に位置した
第1パレット14を側方に水平移動し(c)、第2クラ
イミング装置18bを駆動して第2パレット16を上昇
して三階にセットする(d)。次いで、張出し装置20
を再度駆動して第1パレット14を駐車スペースS内に
戻し(e)、第1,第2パレット14,16を共に下降
して第1パレット14を一階,第2パレット16を二階
にセットし(f)、第1パレット14に第1の車両Aを
入庫することにより(g)、第1,第2パレット14,
16に第1および第2の車両A,Bが立体駐車される。
【0024】第5の動作例(図7) 図7(a)〜(e)は、第1,第2の車両A,Bが第
1,第2パレット14,16に立体駐車された図6
(g)の状態から第1の車両Aが先に出庫し、その後、
第2の車両Bが出庫する状態を示している。
【0025】図6(g)で一階の第1パレット14から
第1の車両Aが出庫した後(a)、第1,第2パレット
14,16を共に上昇して第1パレット14を二階,第
2パレット16を三階に位置し(b)、第1パレット1
4を側方に水平移動した後(c)、第2パレット16を
一階まで下降し(d)、第1パレット14を横移動して
駐車スペースS内に戻して(e)、第2パレット16か
ら第2の車両Bを出庫することにより(f)、前記図6
(a)と同じスタンバイ状態となる。
【0026】第6の動作例(図8) 図8(a)〜(j)は、第1,第2の車両A,Bが第
1,第2パレット14,16に立体駐車された図6
(g)の状態から第2の車両Bが先に出庫し、その後、
第1の車両Aが出庫する状態を示している。
【0027】図6(g)で第1,第2パレット14,1
6を共に上昇して第1パレット14を二階,第2パレッ
ト16を三階に位置させて(a)、第1パレット14を
側方に水平移動し(b)、第2のパレット16を一階ま
で下降し(c)、第1パレット14を横移動して駐車ス
ペースS内に戻すことにより、第1パレット14が二
階,第2パレット16が一階に位置する(d)。次い
で、第2パレット16から第2の車両Bを出庫すると共
に(e)、第1パレット14を側方に水平移動して
(f)、第2パレット16を再び三階まで上昇させる
(g)。その後、第1パレット14を横移動して駐車ス
ペース内に戻し(h)、第1,第2パレット14,16
を共に下降し(i)、第1パレット14から第1の車両
Aが出庫する(j)。
【0028】ここで、(d),(e)は省略することも
できる。(c)の状態で第2パレット16から第2の車
両Bを出庫すれば、(f)の状態になるからである。
【0029】この結果、前記図3(a)と同じスタンバ
イ状態となる。
【0030】従って、本実施形態の立体駐車設備10に
あっては、上下に配置される第1,第2パレット14,
16にそれぞれ車両A,Bが駐車されることにより、略
1台分のスペースで2台の車両を駐車することができ
る。そして、前記第1,第2パレット14,16はクラ
イミング装置18a,18bを介して支持フレーム12
a,12b,12c,12dを昇降するようになってお
り、かつ、第1パレット14が二階で側方に水平移動さ
れるため、これら第1,第2パレット14,16の上下
位置を二階部分ですれ違わせて入替えることができる。
従って、一階に位置するパレットに車両が駐車されてい
る場合にも、この一階の車両を一旦車庫から出すことな
く二階の車両を一階まで下降して出庫することができ
る。
【0031】また、前記第1,第2パレット14,16
の上下位置を入替える際、第1パレット14の側方への
水平移動は二階で行われるため、第1パレット14が隣
接地に張出された際、この隣接地とパレットとの間に一
階分の空間が設けられる。従って、隣接地の低層部分を
有効利用、例えば門から玄関へのアプローチ、花壇、納
戸等を設けることができる。
【0032】図9は他の実施形態を示し、前記実施形態
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。尚、同図は図2に対応する要部斜視図であ
る。
【0033】即ち、この実施形態では張出し装置30を
リンク機構を用いて構成したもので、第1パレット14
と第2パレット16との間に相互に平行な2本のリンク
32,32を平面的に見て対角線の両端位置に回動可能
に取付け、第1パレット14を水平移動できるようにな
っている。この場合、支持フレーム12a,12bの二
階部分には水平移動される第1パレット14の受け棚3
4が取付けられ、この受け棚34によって側方に移動さ
れた第1パレット14を支持するようになっている。前
記受け棚34は流体シリンダ装置36によって折畳み可
能に構成されている。
【0034】なお、第2パレット16を支持する支持フ
レーム12c,12dをそれぞれ支持フレーム12b,
12aに接近して設け、支持フレームが全体として2本
であるかのようにすることもできる。また、第1パレッ
ト14を水平移動する場合の張出し方向は、隣接地の状
況に応じて左右いずれの方向に設定しても良い。更に、
夜間などにおいて長時間に第1,第2車両A,Bの出庫
予定が無い場合は、車両へのいたずら防止の点から第
1,第2パレット14,16を二階,三階に持ち上げて
おくことが望ましい。
【0035】ところで、第1,第2パレット14,16
の昇降および側方への張出しを、家屋内とか車両内から
リモートコントロール操作することができる。この場
合、駐車設備10の近傍で子供達が遊んでいる場合等の
安全性を確保する必要があり、車庫入り口にリモコンで
開閉するゲートを設けたり、テレビモニターを設けた
り、パレット動作中は警報音を発生させたり、障害物に
よりパレットを自動停止させたりすることが望ましい。
【0036】また、車両の出し入れの煩雑さをある程度
我慢するならば、パレットのない状態の一階床を車両の
乗り入れを可能とする床の構造とすることにより、車両
を3台収容できる。
【0037】なお、地下部分の設計・施工が比較的容易
である場合には、三階部分を地表部分、二階部分を地下
一階、一階部分を地下二階として、地表部分で車両の入
出庫を行っても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の立体式駐車
設備にあっては、上下方向に延びる支持フレームに沿っ
て昇降可能に配置され車両を搭載可能な複数のパレット
を備えた立体式駐車設備であって、前記パレットを前記
支持フレームに対して昇降移動させるクライミング装置
と、前記パレットのうちのいずれかを前記支持フレーム
の中間階で側方に水平移動させる張出し装置とを備え、
該張出し装置によりそのパレットを側方に水平移動した
状態で他のパレットを昇降可能とし、それぞれのパレッ
トの上下位置を入替え可能としたので、一階に駐車した
車両を駐車場外に出すことなく、二階に駐車した車両を
出庫することができる。また、前記パレットの上下位置
を入替える際に、張出し装置で側方に水平移動されるパ
レットは中間階で隣接地に張出すため、この隣接地の低
層部分を有効利用することができるという各種優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体式駐車設備の一実施形態を示す全
体斜視図である。
【図2】本発明の立体式駐車設備に備えられるパレット
の取付状態の一実施形態を示す要部斜視図である。
【図3】本発明の立体式駐車設備に車両を出し入れする
状態を順を追って示す概略説明図である。
【図4】第1,第2の車両が第1,第2パレットに立体
駐車された状態から第2の車両が先に出庫し、その後、
第1の車両が出庫する状態を示す概略説明図である。
【図5】第1,第2の車両が第1,第2パレットに立体
駐車された状態から、二階に位置する第1の車両が先に
出庫し、その後、一階に位置する第2の車両が出庫する
状態を示す概略説明図である。
【図6】一階に位置する第2パレットと二階に位置する
第2パレットの双方が空車の状態で入庫をスタンバイ
し、第1,第2の車両の入庫が行われる状態を示す概略
説明図である。
【図7】第1,第2の車両が第1,第2パレットに立体
駐車された状態から第1の車両が先に出庫し、その後、
第2の車両が出庫する状態を示す概略説明図である。
【図8】第1,第2の車両が第1,第2パレットに立体
駐車された状態から第2の車両が先に出庫し、その後、
第1の車両が出庫する状態を示す概略説明図である。
【図9】本発明の立体式駐車設備に備えられるパレット
の取付状態の他の実施形態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 立体式駐車設備 12a,12b,12c,12d 支持フレーム 14 第1パレット 16 第2パレット 18a 第1クライミング装置 18b 第2クライミング装置 20,30 張出し装置 A 第1の車両 B 第2の車両

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる支持フレームに沿って
    昇降可能に配置され車両を搭載可能な複数のパレットを
    備えた立体式駐車設備であって、 前記パレットを前記支持フレームに対して昇降移動させ
    るクライミング装置と、前記パレットのうちのいずれか
    を前記支持フレームの中間階で側方に水平移動させる張
    出し装置とを備え、該張出し装置によりそのパレットを
    側方に水平移動した状態で他のパレットを昇降可能と
    し、それぞれのパレットの上下位置を入替え可能とした
    ことを特徴とする立体式駐車設備。
JP25498095A 1995-10-02 1995-10-02 立体式駐車設備 Pending JPH0996119A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110424789A (zh) * 2019-08-27 2019-11-08 湖北鑫玥立体停车库科技有限公司 一种双层立体侧停车库设备
WO2024021915A1 (zh) * 2022-07-24 2024-02-01 于君 基于对载车板进行平移和升降的停车设备

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