JP3345987B2 - トリムの結合構造 - Google Patents

トリムの結合構造

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JP3345987B2 JP25847593A JP25847593A JP3345987B2 JP 3345987 B2 JP3345987 B2 JP 3345987B2 JP 25847593 A JP25847593 A JP 25847593A JP 25847593 A JP25847593 A JP 25847593A JP 3345987 B2 JP3345987 B2 JP 3345987B2
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稔 嶋津
誠 田村谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフロントピラーガーニ
ッシュとリアピラーガーニッシュとの合わせなどに用い
るトリムの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトリムの結合構造として
は例えば図4、図5、図6に示すようなものがある(昭
和63年5月日産自動車株式会社発行のサービス周報第
599号「S13型系車の紹介」のD−48参照)。
【0003】まず、図4はパネル状の部品としてのフロ
ントピラーガーニッシュ1とリヤピラーガーニッシュ3
とを示し、その他リヤサイドフィニッシャ5を示してい
る。そして、ここではフロントピラーガーニッシュ1と
リヤピラーガーニッシュ3との合わせ部Aに用いるトリ
ムの結合構造を説明する。
【0004】図5は前記フロントピラーガーニッシュ1
とリヤピラーガーニッシュ3とを合わせ部Aにおいて裏
側から見て分解した斜視図を示している。この図5のよ
うにフロントピラーガーニッシュ1の端部1aは上下に
所定幅を有している。この端部1aは、車体側への取付
部となるクリップ7の位置よりも突出している。前記リ
ヤピラーガーニッシュ3の端部3aもクリップ9よりも
突出している。リヤピラーガーニッシュ3の端部3aに
は段部11が設けられている。この段部11は前記フロ
ントピラーガーニッシュ1の端部1aが重ね合わされた
とき両ガーニッシュ1,3の表面がほぼ面一となるよう
にするためのものである。
【0005】そして、前記フロントピラーガーニッシュ
1の端部1aの先端1b側には位置決め用ピン13が突
設されている。また前記リヤピラーガーニッシュ3の端
部3aには先端3b側となる段部11に位置決め用穴1
5が設けられている。この位置決め用穴15は、上下方
向に若干の長穴となっている。
【0006】そして、リヤピラーガーニッシュ3がクリ
ップ9などによって図6の車体側パネルであるルーフサ
イドレールインナ21等に取り付けられ、フロントピラ
ーガーニッシュ1がクリップ7などによってルーフサイ
ドレールインナ21等に取り付けられる。
【0007】このとき、図5で示すフロントピラーガー
ニッシュ1の端部1aはリヤピラーガーニッシュ3の段
部11に重ね合わされ、位置決め用ピン13は位置決め
用穴15に嵌合係止される。これによって端部1a,3
a相互の位置決めを行うことができ、合わせ部Aの合わ
せ精度を向上させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の場合、樹脂成形されているフロントピラー
ガーニッシュ1にねじれがあると、ピン13と穴15と
の嵌合に係わらず合わせ部Aの合わせにずれを招く恐れ
があり、合わせ精度の向上に限界があった。
【0009】すなわち、位置決め用ピン13と位置決め
用穴15とにより端部1a,3aを合わせ部Aにおいて
車体前後方向に相互に位置決めることはできるが、フロ
ントピラーガーニッシュ1に、例えば熱変形や成形誤差
によるねじれがあると、クリップ7を通る直線Sを中心
にして端部1aの下部1c側が回転変位し、リヤピラー
ガーニッシュ3の段部11に対して浮き上がることとな
るからである。
【0010】そこでこの発明は、簡単な構造で合わせ精
度の向上を図ることのできるトリムの結合構造の提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、上下に所定幅を有する一方のパネル状の
部品の端部側の幅方向一側に設けられた取付部により
一方のパネル状の部品の端部側の幅方向一側が車体側へ
取り付けられると共に前記端部が前記取付部の位置より
も突出し、当該端部が相手側のパネル状の部品の端部に
重ね合わせて結合されるトリムの結合構造において、前
記一方のパネル状の部品の端部に、前記取付部の上下中
央を通り前記一方のパネル状の部品の端部の突出方向へ
延びる直線に対し前記一方のパネル状の部品の端部の幅
方向他方側へずれた位置で、回転規制用ピンとこれに嵌
入係合する回転規制用穴との一方を設け、且つ相手側の
端部に他方を設け、前記回転規制用穴に対する前記回転
規制用ピンの先端の嵌合位置が該回転規制用ピンの基部
の嵌合位置よりも前記一方のパネル状の部品の端部の幅
方向へずれるように該回転規制用ピンをパネル状の部品
の型抜き方向に傾斜して突設し、前記一方のパネル状の
部品の端部の幅方向他方側が前記直線中心にして幅方
向へ回転しようとするとき、前記回転規制用ピンと前記
回転規制用穴とが係合することを特徴とする。
【0012】
【作用】上記手段によれば、パネル状の部品は取付部に
よって車体側へ取り付けられ、所定幅を有する一方のパ
ネル状の部品の端部が相手側のパネル状の部品の端部に
重ね合わせて結合される。この状態で回転規制用ピンが
回転規制用穴に嵌入係合する。この場合、成形誤差や熱
変形などによって一方のパネル状の部品にねじれがある
と、該一方のパネル状の部品の端部が取付部を支点にし
て幅方向へ相対的に回転変位し、相手側のパネル状の部
品の端部から浮き上がろうとするが回転規制用ピンと
回転規制用穴とが係合し、前記一方のパネル状の部品の
端部の相手側のパネル状の部品の端部に対する浮き上が
りを規制することができる。
【0013】
【実施例】以下、この実施例を説明する。なお、上記と
同一構成部分については同符号を付して説明し、また重
複した説明を省略する。
【0014】図1は、この発明の一実施例にかかるトリ
ムの結合構造を示し、図5と同様に合わせ部Aの分解斜
視図を示している。
【0015】特に、この発明の実施例では、パネル状の
部品であるフロントピラーガーニッシュ1の端部1a
に、位置決め用ピン13の下方部において回転規制用ピ
ン17が設けられている。また、リヤピラーガーニッシ
ュ3の段部11には回転規制用ピン17が嵌入係合する
矩形の回転規制用穴19が設けられている。
【0016】前記回転規制用ピン17は所定幅を有する
端部1aの先端側1bで、直線Sに対し端部1aの幅方
向下方へずれた位置に設けられている。直線Sは、取付
部としてのクリップ7の上下中央を通り、フロントピラ
ーガーニッシュ1の端部1aの突出方向へ延びている。
また前記回転規制用ピン17と前記位置決め用ピン13
とはフロントピラーガーニッシュ1の型抜き方向に傾斜
して突設されている。したがってフロントピラーガーニ
ッシュ1の製造が極めて容易なものとなる。ただし、後
述する図2のような関係にあるものであれば、回転規制
用ピン17は位置決め用ピン13に対して傾き方向が必
ずしも同一である必要はない。例えば回転規制用ピン1
7を逆方向へ傾斜させることもできる。この場合、成形
に際しては複数に分割された形を用いることとなる。
【0017】また、前記回転規制用穴19はリヤピラー
ガーニッシュ3の段部11において回転規制用ピン17
と対応した位置に設けられている。
【0018】前記回転規制用ピン17と回転規制用穴1
9との寸法関係は、図2のようになっている。
【0019】図2は端部1a,3a相互を重ね合わせた
部分断面であり、中心Oは図1で示す直線S上にあり、
フロントピラーガーニッシュ1の端部1aにおいてその
幅方向で回転規制用ピン17の上部に位置する。そし
て、中心Oを回転半径の中心とし、回転規制用穴19の
2点19a,19bが通る回転軌跡範囲P外に、回転規
制用ピン17の先端17aの回転軌跡Qを設定した関係
となっている。
【0020】そして、両ガーニッシュ1,3が図1で示
すクリップ7,9によって図3(a)で示す車体側パネ
ルとしてのサイドルーフレールインナ21に取り付けら
れると、同図(a),(b)のように位置決め用ピン1
3は位置決め用穴15に嵌入係合し、回転規制用ピン1
7は回転規制用穴19に嵌入係合する構成となってい
る。
【0021】次に作用を説明する。
【0022】図1、図3のようにリヤピラーガーニッシ
ュ3は、端部3a側においてクリップ9によりサイドル
ーフレールインナ21に固定され、フロントピラーガー
ニッシュ1の端部1a側はクリップ7によってサイドル
ーフレールインナ21に固定される。フロントピラーガ
ーニッシュ1の端部1aはリヤピラーガーニッシュ3の
段部11に重ね合わされ、図3のように位置決め用ピン
13は位置決め用穴15に嵌合係止され、回転規制用ピ
ン17は回転規制用穴19に嵌入係合される。したがっ
て、位置決め用ピン13、位置決め用穴15の作用によ
って端部1a,3aは車体前後方向に相互に位置決めら
れる。
【0023】また、特にこの発明実施例ではフロントピ
ラーガーニッシュ1の端部1aやリヤピラーガーニッシ
ュ3の端部3aに成形誤差や熱変形によるねじれが生じ
ても相互の浮き上がりは防止することができる。すなわ
ち、フロントピラーガーニッシュ1の端部1aがリヤピ
ラーガーニッシュ3の端部3aに対して浮き上がろうと
するとき、端部1aが直線Sを中心にして回転しようと
する。このとき、図2で示す回転規制用穴19の回転軌
跡範囲Pに対し回転規制用ピン17の先端17aの回転
軌跡Qが外れているため、回転規制用ピン17が回転規
制用穴19の点19bに係合して相対的な動きが規制さ
れる。したがって、合わせ部Aの合わせを維持すること
ができ、合わせ精度を著しく向上させることができる。
しかも、特別な部品を設けることなく、部品点数の増加
を抑制し、コストアップの増加も抑制することができ
る。
【0024】なお、上記実施例ではこの発明のトリムの
結合構造をフロントピラーガーニッシュ1とリヤピラー
ガーニッシュ3との合わせ部Aに適用したが、その他の
ガーニッシュなどの端部の合わせに用いることもでき
る。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、回転規制用穴と回転規制用ピンとにより、
方のパネル状の部品のねじれによる合わせ部の浮き上が
りを防止することができる。また、回転規制用穴と回転
規制用ピンとにより前記浮き上がりを防止できるので、
極めて簡単な構成により安価に達成することができる。
さらに、回転規制用ピンをパネル状の部品の型抜き方向
に傾斜して突設するものであるため、パネル状の部品の
製造が極めて容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるトリムの結合構造
を適用した要部の分解斜視図である。
【図2】回転規制用ピンと回転規制用穴との関係を示す
断面図である。
【図3】組み付け状態を示しており、(a)は断面図、
(b)は組み付け状態の裏面図である。
【図4】従来例を示すガーニッシュの全体図である。
【図5】要部の分解斜視図である。
【図6】組み付け状態の断面図である。
【符号の説明】
1 フロントピラーガーニッシュ(パネル状の部品) 1a 端部 1b 先端 3 リヤピラーガーニッシュ 3a 端部(相手側の端部) S 直線 17 回転規制用ピン 17a 先端 19 回転規制用穴 21 サイドルーフレールインナ(車体側パネル) P 回転軌跡範囲 Q 回転軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−148450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に所定幅を有する一方のパネル状の
    部品の端部側の幅方向一側に設けられた取付部により
    一方のパネル状の部品の端部側の幅方向一側が車体側へ
    取り付けられると共に前記端部が前記取付部の位置より
    も突出し、当該端部が相手側のパネル状の部品の端部に
    重ね合わせて結合されるトリムの結合構造において、 前記一方のパネル状の部品の端部に、前記取付部の上下
    中央を通り前記一方のパネル状の部品の端部の突出方向
    へ延びる直線に対し前記一方のパネル状の部品の端部の
    幅方向他方側へずれた位置で、回転規制用ピンとこれに
    嵌入係合する回転規制用穴との一方を設け、且つ相手側
    の端部に他方を設け、 前記回転規制用穴に対する前記回転規制用ピンの先端の
    嵌合位置が該回転規制用ピンの基部の嵌合位置よりも前
    記一方のパネル状の部品の端部の幅方向へずれるように
    該回転規制用ピンをパネル状の部品の型抜き方向に傾斜
    して突設し、 前記一方のパネル状の部品の端部の幅方向他方側が前記
    直線中心にして幅方向へ回転しようとするとき、前記
    回転規制用ピンと前記回転規制用穴とが係合することを
    特徴とするトリムの結合構造。
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