JP3344399B2 - 信号遅延回路 - Google Patents

信号遅延回路

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    • H03K2005/0015Layout of the delay element
    • H03K2005/00195Layout of the delay element using FET's

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号遅延回路、プ
ログラマブル遅延素子、信号遅延方法およびプログラマ
ブル遅延回路に関する。本発明は、一般に信号遅延デバ
イスに関し、特にコンピュータ・システム部品と共に使
用する、累積的に調節可能であるディジタル遅延素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムの処理速度が増
大し続けるにつれて、システム部品のタイミング要件の
ためにクロックおよびデータ信号のうちの一方を遅延さ
せてコンピュータ・システム内のクリティカルなタイミ
ングを最適化することが必要になっている。確かに、コ
ンピュータ・システムのクロック速度が増大すると、コ
ンピュータ素子間のタイミング、およびコンピュータ・
チップ内のタイミングがクリティカルになる。これらの
タイミングを制御する方法の一つに、ディジタル遅延ロ
ック・ループ(Delay Locked Loop;"DLL")によって制
御可能な遅延素子を用いるものがある。この遅延素子
は、通常、粗い可変遅延に限定して用いられている。こ
の場合、累積遅延ユニットは、必要に応じて1個または
2個のブロック遅延ユニットを提供する1個または2個
の論理ゲートである。
【0003】遅延素子を設計する際に考慮すべき事項
は、遅延精度および挿入遅延である。遅延精度とは、遅
延素子を通して生じる遅延ユニットのことである。ブロ
ック・ユニット遅延を有する従来の遅延回路は、動作速
度が低い場合には用いることができた。しかし、高性能
回路では、ブロック遅延を分数累積することが必要にな
っている。挿入遅延とは、零遅延状態において遅延素子
が発生させる遅延量のことである。挿入遅延は、特にデ
ータの歪を除去する際に考慮すべき重要事項である。な
ぜならば、データに少しでも遅延が付加されると、全体
の性能が低下するからである。
【0004】従来の遅延回路においては、挿入遅延が大
きく、図6に示す遅延素子の場合、遅延の最小増加量よ
りもはるかに大きい、というのが普通である。この場
合、多数の入力がN:1MUXにおいて多重化されるの
に起因して、挿入遅延が大きくなっている。例えば、遅
延の最小増加量が0.2ナノ秒であるのに、挿入遅延が
2ナノ秒である、ということがあり得る。その代わり、
挿入遅延が小さく、図7に示す遅延素子の場合のよう
に、遅延の最小増加量が挿入遅延の大きさと同じであ
る、ということもあり得る。しかし、この構成の場合、
信号が歪むのを抑えるために、各2:1MUX遅延素子
を揃える必要がある。したがって、図7に示す遅延素子
の場合、挿入遅延が小さく、選択可能な最大遅延を大き
くすべきときには、相当多数の遅延素子を備える必要が
ある。例えば、図7に示す遅延素子の場合、挿入遅延を
0.2ナノ秒にすべきであるとすると、2.6ナノ秒の
最大遅延を達成するのに13個のMUXを必要とする。
【0005】したがって、高い遅延精度と無視し得る挿
入遅延とを有する、高性能コンピュータ・システム用の
プログラマブル遅延素子が必要とされている。また、遅
延回路を通過する信号を、大きな遅延値および小さな遅
延値の双方において歪ませることがなく、比較的単純な
試験手法によって試験可能であるプログラマブル遅延素
子が必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、粗遅延素子お
よび精密遅延素子を備えた信号遅延回路を提供すること
により、上述した課題に取り組むものである。上記粗遅
延素子は、入力信号を受信する遅延素子入力ノードに結
合されると共に、ある粗遅延素子に出力信号を出力する
出力ノードを有する。上記粗遅延素子は、遅延時間を選
択する少なくとも1つの制御信号を受信する。上記出力
信号は、上記入力信号に応答し、上記選択した遅延手段
に従う入力信号に関して遅延させられる。上記精密遅延
素子は、上記入力信号を受信する上記遅延素子入力ノー
ドに結合されると共に、上記粗遅延素子から上記出力信
号を受信する上記粗遅延素子出力ノードに結合されてい
る。上記精密遅延素子は、出力信号を出力する出力ノー
ドを有する。上記精密遅延素子は、上記精密遅延素子の
遅延時間を選択する少なくとも1つの制御信号を受信す
ると共に、上記遅延素子入力信号および上記粗遅延素子
出力信号から操作中の入力信号を受信する。上記精密遅
延素子出力信号は、上記操作中の精密遅延素子入力信号
に応答し、上記選択した精密遅延素子遅延時間に従う上
記操作中の精密遅延素子入力信号に関して遅延させられ
る。
【0007】本発明のさらなる側面は、信号遅延方法で
ある。この信号遅延方法においては、粗遅延素子によっ
て遅延素子入力信号を受信し、少なくとも1つの粗遅延
素子制御信号によって粗遅延素子遅延時間を選択し、上
記遅延素子入力信号に応答し、上記選択した粗遅延素子
遅延時間に従う上記遅延素子入力信号に関して遅延され
た粗遅延素子出力信号を、上記粗遅延素子によって出力
する。また、上記信号遅延方法においては、精密遅延素
子によって上記遅延素子入力信号を受信し、上記精密遅
延素子によって上記粗遅延素子出力信号を受信し、少な
くとも1つの精密遅延素子制御信号によって上記遅延素
子入力信号または上記粗遅延素子出力信号を操作中の精
密遅延素子入力信号として選択し、少なくとも1つの精
密遅延素子制御信号によって精密遅延素子遅延時間を選
択し、そして、上記操作中の精密遅延素子入力信号に応
答し、上記選択した精密遅延素子遅延時間に従う操作中
の精密遅延素子入力信号に関して遅延させられた精密遅
延素子出力信号を出力する。
【0008】以上、本発明の特徴および技術的利点を、
以下に続く本発明の詳細な記述がよく理解できるよう
に、いくぶん広く概説した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下の記述では、多くの具体的な
詳細を述べて、本発明を完全に理解することができるよ
うにする。しかし、当業者は、そのような具体的な詳細
がなくとも本発明を実施することができる点に留意され
たい。また、不必要な詳細にわたって本発明を不明瞭に
しないために、周知の回路は、ブロック図の形態で示し
てある。
【0010】本発明を、入力コードに応じた遅延間隔を
もたらす遅延素子の具体的な実施形態について述べる
が、本発明に係るプログラマブル遅延素子は、類似のハ
ードウェア能力を有する別のディジタル装置用、および
選択性回路用に適用することができることを了解された
い。上記選択性回路としては、例えば、ANDゲート、
NANDゲートおよびNORゲートのような論理ゲート
の別の組み合わせであって、ギガヘルツ(GHz)帯の
高速クロックレートでの高性能コンピュータ動作のため
に十分な帯域幅を有するものを挙げることができる。ま
た、本発明に係るプログラマブル遅延素子は、適切な遅
延精度と無視し得る挿入遅延とを備えた選択性精密遅延
を提供する能力を有することを了解されたい。さらに、
本発明に係る遅延素子は、コンピュータ・システムにお
いて、オンチップ(同一半導体チップ上に形成した)お
よびオフチップ(別の半導体チップ上に形成した)双方
の遅延回路に適用することができる。このような変形例
は、全て、本発明の範囲内に含まれるべきものである。
図面中には、本発明の動作に必要な信号線および処理装
置ブロックのみが示してあることを了解されたい。
【0011】図面を参照すると、描画要素は、必ずしも
比例尺に合わせて示されていない。また、同一あるいは
同様の要素には、いくつかの図面を通して同じ参照符号
が付してある。
【0012】図1は、本発明に係るプログラマブル遅延
素子100のブロック図である。プログラマブル遅延素
子100は、繰り返しブロック構成に配置され粗遅延回
路(coarse delay element: 以下「CDE」と略称す
る)115をなす複数の反転する遅延ブロック102、
104、106、108、110、112、および11
4を有する。遅延ブロック102、104、106、お
よび108は、まとめられてDATA_IN信号経路を
形成している。遅延ブロック110、112、および1
14は、まとめられてDATA_OUT信号経路を形成
している。
【0013】各々の遅延ブロックの入力端子から出力端
子まで伝搬する信号伝搬用に所定の遅延時間が、各遅延
ブロックに関連付けられている。一実施形態によると、
1つの遅延ブロックの遅延時間は、コンピュータ・シス
テム用のディジタル・クロック信号の1サイクルの約1
0分の1である。遅延ブロックは、各々、マルチプレク
サ、インバータ、および/またはレジスタの組み合わせ
を用いて実現することができる。この実施形態において
は、マルチプレクサ(MUX)を実現し、それにより遅
延ブロック102、104、106、108、110、
112、および114を設けている。
【0014】入力信号DATA_INは、遅延ブロック
102、104、106、108、110、112、お
よび114のうちのいくつかを通過して、粗遅延素子1
15の出力ノード(D1 線)まで伝搬する。すなわち、
1 線、S2 線およびS3 線上の制御信号は、信号が、
遅延ブロック102、104、および106のうちの任
意の1以上のものの中を通過するか、さらなる遅延のた
めに、遅延ブロック102、104、112、および1
14の中を通過するか、あるいは、最大遅延のために、
遅延ブロック102、104、106、112、および
114の中を通過するかを選択する。この実施形態によ
れば、遅延ブロック108は、上述した信号伝搬経路の
いずれにも存在しない点に留意されたい。遅延ブロック
108は、対称性を付与するために使われているだけで
ある。すなわち、遅延ブロック108は、遅延ブロック
106の出力側負荷の一部をなしている。その結果、遅
延ブロック106の負荷は、図1に示す他の遅延ブロッ
クと同じになる。また、遅延ブロック102、104、
および106は、2:1マルチプレクサであるが、1つ
の入力しか受信しない点にも留意されたい。このような
2:1マルチプレクサは、回路の対称性を維持するため
に使用されており、図8に示すように配線されている。
その結果、それぞれの入力のうちの一つだけが常に選択
されている。
【0015】DATA_IN信号が、遅延ブロック10
2の入力端子102bに供給されている。DATA_I
N信号には、システム・クロック信号、ディジタル・デ
ータ信号、または、同一チップ内または別チップ上に形
成された他の回路と連係するために遅延間隔を必要とす
る他の形式のディジタル信号を用いることができる。
【0016】ここで使用する用語「チップ」は、基本的
に、数千個ないし数百万個のトランジスタを小さな半導
体基板に詰め込み、相互配線を施して具体的な機能を奏
するようにしたものである、と了解されたい。今までの
配線は、アルミニウムを使用している。先進技術を用い
て作製されたチップでは、銅を用いて相互配線を行なっ
ている。1個のチップ上に形成されているトランジスタ
の数、各トランジスタの速度、並びに、電気が各トラン
ジスタおよび各トランジスタの金属相互接続を通過する
ときに生じる遅延によって、チップ全体の動作速度が規
定される。最も一般的な3種類のチップとして、マイク
ロプロセッサ・チップ、メモリ・チップ、および論理チ
ップがある。マイクロプロセッサ(コンピュータあるい
は他の電子機器の「頭脳」)は、大多数の演算および処
理を実行する。メモリ・チップは、データおよび実行中
のコンピュータ・プログラムを格納するために用いる。
通常、コンピュータには、2種類のメモリが搭載されて
いる。すなわち、スタティック・メモリ(SRAM:高
速だが、集積度は低い)、およびダイナミック・メモリ
(DRAM:低速だが、集積度は高い)。コンピュータ
に搭載されている第4の種類のチップに、一連の論理チ
ップがある。これらは、コンピュータ上の「バス」の動
作、ディスク駆動装置、および他の多くのオペレーショ
ンを制御するチップである。
【0017】プログラマブル遅延素子100の繰り返し
ブロック構成は、DATA_IN信号経路中およびDA
TA_OUT信号経路中の遅延ブロックをカスケード接
続することにより形成されている。すなわち、遅延ブロ
ック102の出力端子102aが、入力端子104bお
よび遅延ブロック入力端子114cに電気的に結合され
ている。遅延ブロック104の出力端子104aが、入
力端子106bおよび遅延ブロック入力端子112cに
電気的に結合されている。そして、遅延ブロック106
の出力端子106aが、入力端子108bおよび遅延ブ
ロック入力端子110cに電気的に結合されている。遅
延ブロック108の出力端子108aは、追加の遅延ブ
ロックに電気的に結合しているので、追加の遅延値を得
ることができる。
【0018】DATA_OUT信号経路については、遅
延ブロック110の出力端子110aが、遅延ブロック
112の入力端子112bに電気的に結合されている。
そして、入力端子110bが、電圧源に電気的に結合さ
れており、それにより当該入力端子110bがフローテ
ィングにならないようにされている。図に示すように、
入力端子110bは、電圧源GNDに結合されている。
遅延ブロック112の出力端子112aが、遅延ブロッ
ク114の入力端子114bに電気的に結合されてい
る。遅延ブロック114の出力端子114aが、精密遅
延素子(fine delay element: 以下「FDE」と略称す
る)200の入力端子200bに電気的に結合されてい
る。
【0019】精密遅延素子200は、出力端子から信号
出力線DATA_OUTを引き込んでいる。DATA_
IN信号は、入力端子102bに電気的に結合されてい
るのに加え、精密遅延素子200の副入力端子200c
にも電気的に結合されている。
【0020】遅延ブロック102、104、106、1
08、110、112、114、および200は、反転
信号出力をもたらす点に留意されたい。遅延ブロックは
本質的に同様あるいは同一であるから、1つの遅延ブロ
ックによるいかなる信号歪も別の遅延ブロックによる信
号歪と同様あるいは同一になる傾向がある。さらに、各
遅延ブロックは各々の入力信号を反転させるから、これ
により、先行する遅延ブロックによって導入された信号
歪は帳消しされる傾向がある。これにより、少なくとも
1ギガヘルツ(GHz)のコンピュータ・システム・ク
ロック周波数を収容することのできる高帯域幅設計が可
能になる。しかしながら、本発明は、低速コンピュータ
・システムに使用して、本発明の特徴を利用することも
可能である点に留意されたい。
【0021】プログラマブル遅延素子100のために生
じる挿入遅延(零遅延状態で発生する遅延量)は、本発
明の高遅延精度を間接的に利用しているので、1つのブ
ロックの遅延の数分の1ユニットである。
【0022】図2は、本発明に係るプログラマブル遅延
素子100の精密遅延素子200の論理レベルの概略図
である。図3は、本発明に係るプログラマブル遅延素子
100の精密遅延素子200の回路レベルの概略図であ
る。精密遅延素子200は、粗遅延回路115用の遅延
ブロック中で用いたMUXと同様のMUX構造をしてい
る。しかし、追加の枝路および制御論理を有している結
果、精密遅延素子200によって遅延を調整することが
可能になっている。したがって、DATA_IN経路お
よびDATA_OUT経路によってもたらされる累積的
に増加する遅延値を持つ遅延素子の数をさほど増やさな
くとも位相調整の精度は高まる。
【0023】図2および図3において、精密遅延素子2
00によって得られる遅延は、粗遅延ユニットの約2分
の1(即ち、2個の2:1MUXの2分の1)である。
始めに、精密遅延素子200を選択し、端子200aを
通してDATA_OUT信号線に結合する。
【0024】入力端子102bへの信号入力に対して追
加の遅延が必要な場合には、DATA_IN経路に精密
遅延ユニットを付加する。さらに追加の遅延が必要な場
合には、上記精密遅延を零に設定し、次の粗遅延(2個
の2:1MUX)をDATA_IN経路に付加する。そ
の結果、合計3個の遅延ブロック102、114、およ
び200を備えることになる。一般に、精密遅延素子2
00は、小さな分数ユニット群に分解することができる
ので、精密遅延素子200の全体の大きさおよび複雑さ
を大きく増大させることなく、必要な遅延精度を達成す
ることができる。プログラマブル遅延素子100を制御
するために、1つの制御バスを使用することができる。
下位ビットは精密遅延を制御し、上位ビットは粗遅延を
制御する。
【0025】図2を参照すると、そこには精密遅延素子
200の論理制御回路202が示されている。論理制御
回路202は、S0_HALF信号線に電気的に結合す
る制御端子200d、およびS0信号線に電気的に結合
する制御端子200eを有する。S0_HALF信号線
およびS0信号線によってもたらされる2進ビットは、
プログラマブル遅延素子100の場合、16ビットを有
する2進制御ワード(語)の最下位ビット(“LS
B”:Least Significant Bit ) 群である(図1参
照)。したがって、プログラマブル遅延素子100は、
可変精密遅延、可変粗遅延、および、可変精密遅延と可
変粗遅延との組み合わせのうちのいずれか1つを提供す
ることができる。
【0026】プログラマブル遅延素子100は、上記2
進制御ワードによってプログラム可能であり、さらに、
マイクロプロセッサ回路によって制御することができる
点に留意されたい。また、容易に了解されるように、位
相比較器として広く用いられているディジタル遅延ロッ
ク・ループ( Delay Locked Loop:“DLL”) を用いて
遅延フィードバックを供給することができる。遅延フィ
ードバックによって、プログラマブル遅延素子100を
通過する信号に対する遅延値を動作中に制御することが
可能になる。
【0027】S0_HALF信号線は、インバータIN
V1を通して論理ゲートNOR1およびNOR2、並び
に論理ゲートNAND1およびNAND2の各入力端子
に電気的に結合されている。S0信号線は、インバータ
INV2(反転S0信号を供給する)を通して論理ゲー
トNOR1およびNAND1の各入力端子に電気的に結
合されている。S0信号線は、反転することなく、論理
ゲートNOR2およびNAND2の各入力端子に電気的
に結合されている。論理ゲートNOR1、NAND1、
NOR2、およびNAND2の出力端子を、それぞれX
1、F0、X0、およびF1と呼ぶ。論理制御回路20
2に関連付けられた論理を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】出力端子X1、F0、X0、およびF1
は、それぞれインバータINV3、INV4、INV
5、およびINV6を介して、図3に示す増分遅延回路
204に電気的に結合されている。
【0030】図3を参照すると、増分遅延回路204
は、S0信号がD0信号経路(入力端子200cに電気
的に結合されている)、またはD1信号経路(入力端子
200bに電気的に結合されている)のうちの一方を選
択するようなスイッチング配置に配置された複数の“M
OSFET”( Metal Oxide Semiconductor Field Effe
ct Transistor ) を有する。
【0031】少し戻り図2を参照すると、入力端子20
0dにおけるS0_HALF信号線は、増分遅延回路2
04内の1つの遅延経路を指定している。図3に示す構
成の場合、2つの遅延経路を備えている。すなわち、第
1遅延経路および低速遅延経路である。異なった遅延時
間間隔を有する追加の遅延経路を追加して、追加の分数
遅延ユニットを供給することができる点に留意された
い。
【0032】D0信号線が論理“1”電圧の場合、pM
OSトランジスタQ1、Q2およびnMOSトランジス
タQ4、Q6の論理ON電圧状態によって、第1遅延経
路が指定される。低速遅延経路(時間遅延が第1遅延経
路より大きい経路)は、pMOSトランジスタQ1、Q
3およびnMOSトランジスタQ5、Q6の論理“1”
電圧状態によって指定される。
【0033】少し上で述べたように、半導体デバイスの
物理特性が、半導体デバイスの動作速度を決定する。本
発明における個々の半導体デバイスの時間遅延値は、設
計段階および半導体製造プロセスにおいて半導体デバイ
スのチャネル幅を調節することによって設定する。
【0034】MOSトランジスタのチャネルは、半導体
デバイスの導電性を有する部分であり、MOSトランジ
スタのソース拡散領域とドレイン拡散領域との間のトラ
ンジスタ・デバイス部にゲート電圧を印加することによ
って形成される。ソース拡散領域とドレイン拡散領域と
の間の距離がチャネル長Lであり、チャネルを横方向に
延長したもの(長さに対して垂直な方向の寸法)がチャ
ネル幅Wである。
【0035】第1遅延経路にあるトランジスタは、低速
遅延経路のものよりもチャネル幅が大きいデバイスであ
る。これらのデバイスの寸法は、低速遅延経路の遅延が
第1遅延経路よりも約2分の1だけ遅くなるように決め
ることができる。したがって、本発明のこの実施形態の
場合、トランジスタのチャネル幅の寸法は、WQ2
Q3、WQ4>WQ5、WQ8>WQ9、およびWQ10 >WQ11
のようになっている。
【0036】遅延基準の便宜のために、第1遅延経路の
遅延は、反転する遅延ブロック102、104、10
6、108、110、112、および114のうちの1
つと同じ値に設定してある。しかしながら、第1遅延経
路の遅延値を、必要に応じて反転する遅延ブロックの遅
延値よりも小さく、あるいは大きく設定することができ
る点に留意されたい。したがって、回路は、以下のよう
に動作する。
【0037】
【表2】
【0038】精密遅延素子200による遅延は、上述し
たように、遅延ブロック(即ちMUX)200を通る並
行な経路のうちの選択された1つの経路によって決定さ
れる。粗遅延素子115においては、遅延ブロック(即
ちMUX)102/114、104/112、および1
06/110を順次増やすことにより遅延を大きくして
いるが、FDE200の場合、直列接続する遅延ブロッ
クの数を増やすことにより遅延を大きくすることはない
点に留意されたい。(以下では、102/114のよう
な、CDE115中の遅延ブロック対を、「CDE遅延
素子」と呼ぶ。このようなCDE遅延素子は、「遅延ユ
ニット」と呼ぶある量の関連信号遅延を導入する。すな
わち、CDEが増加させることのできる遅延の増分が、
1遅延ユニットの増分である。同様に、CDEの最小遅
延状態、即ち1つのCDE遅延素子によって導入される
遅延が、1遅延ユニットである。)また、DATA_I
N信号をFDE200(CDE遅延素子によって確立さ
れた1「遅延ユニット」よりも短い関連信号遅延を有す
る少なくとも1つの信号伝搬経路を有する)だけを通し
てDATA_OUT線200aまで伝搬させることによ
り、遅延素子100がDATA_IN信号に応じて出力
を生成するように選択することも可能である。したがっ
て、FDE200の最小遅延状態、ひいては遅延素子1
00全体の最小遅延状態(「挿入遅延」とも呼ばれる)
は、CDEが確立した1「遅延ユニット」よりも小さ
い、ということになる。また、FDE200を通る選択
可能な経路のうちの少なくとも2つの経路の遅延がCD
E遅延ユニットの遅延よりも短いときには、遅延素子1
00の遅延の増加分は1個の遅延ユニットの遅延よりも
短い、ということになる。
【0039】図4を参照すると、そこには、精密遅延素
子200用のS0信号線およびS0_HALF信号線に
よって選択される2進値から得られる遅延の増加値に関
するX−Yプロット図が示されている。例えば、S0信
号線およびS0_HALF信号線が論理“0”電圧レベ
ルにある場合、遅延量は約210ピコ秒(ps)であ
る。S0信号線が論理“0”電圧レベルにあり、S0_
HALF信号線が論理“1”電圧レベルにある場合、遅
延量は約310ピコ秒(ps)である。
【0040】S0信号線が論理“1”電圧レベルにあ
り、S0_HALF信号線が論理“0”電圧レベルにあ
る場合、遅延量は約410ピコ秒(ps)である。S0
信号線およびS0_HALF信号線が論理“1”電圧レ
ベルにある場合、遅延量は約510ピコ秒(ps)であ
る。当業者によって容易に了解されるように、個々のト
ランジスタの構造をしかるべく調節することより、別の
遅延値を生成することができる。
【0041】図面として示した本発明は、縮退故障を試
験可能な回路である。なぜならば、第1遅延経路および
低速遅延経路は、並行回路経路を用いることなく、独立
に制御可能だからである。すなわち、縮退故障は、ソー
ス電流(“Idd”)試験および直流電圧試験のうちの
一方によって検出することができる。換言すると、経路
が「開回路」である場合(破損、ひび割れ、あるいは回
路を通過する電気の流れを妨害する他の状態によって、
連続的な電気伝導が危うくなっている場合)には、直流
電圧試験を使うことができる。
【0042】比較例を述べると、縮退故障を試験可能で
ない回路構成では、キャパシタ構成をとることにより、
精密遅延調節を制御している。そのような構成において
は、キャパシタが「開回路」である場合にも、回路は論
理的に正しく機能し続ける。そして、キャパシタ構成に
よって生成される筈の遅延も生じない。したがって、縮
退故障の検出は、困難である。さらに、直流試験法を用
いることができない。その結果、不正確でありながら高
価である交流試験法を用いて開回路故障の検出を行なう
必要がある。
【0043】本発明の別の利点は、キャパシタ構成を用
いる従来の手法の代わりに、遅延量を変化させるために
デバイス電流を使用しているので、回路のモデル化の正
確さを改善できることである。
【0044】図5は、回路部品間のデータ転送を高速に
行なうことのできるパスゲート・トランジスタ技術の使
用例を示す部品レベルの概略図である。このような高速
データ転送は、タイミングがクリティカルであるところ
では特に重要である。パスゲート技術は、当業者にとっ
て周知である。パスゲート技術の一例として、1998
年7月7日にチュウら( Chu et al.) に発行された米国
特許第5777504号が挙げられる。
【0045】図5において、プログラマブル遅延素子4
00は、パスゲートを基礎にし、粗遅延素子回路404
に電気的に結合された精密遅延素子回路402を備えて
いる。
【0046】精密遅延素子回路402は、パスゲート・
トランジスタSA、SD、SE、SFS、GS、SJ、
およびSKを備えた基底精密遅延部を有する。高精密遅
延部406は、パスゲート・トランジスタSB、SC、
SH、およびSI、並びにインバータ遅延ブロック40
8によって構成されている。高精密遅延部406は、追
加の遅延をより精密に増加させる必要がある場合に利用
する。この点において、当業者によって了解されるよう
に、精密遅延素子回路402に精密遅延ユニットをさら
に追加することができる。この目的を達成するための一
例として、高精密遅延部406が設けられている。
【0047】入力線Fは、プログラマブル遅延素子40
0が作用すべきDATA_IN信号に結合されている。
遅延された出力は、DATA_OUT信号を有する出力
線ZRを通して取り出される。信号バッファは、インバ
ータINV401およびINV402がその用をなす。
【0048】精密遅延素子回路402の基底精密遅延部
は、制御線S0、S1によってプログラム可能でるか、
あるいは制御可能である。制御線S0は、第1遅延経路
および低速遅延経路のうちの一方を選択する。基底精密
遅延部によって、論理“0”レベルの場合には第1遅延
経路が選択され、論理“1”レベルの場合には低速遅延
経路が選択される。しかしながら、制御論理は、別の制
御論理技術を採るように構成することができる点に留意
されたい。
【0049】制御線S2によって、データ経路が選択さ
れる。例えば、論理“0”レベルの場合には精密遅延素
子回路402を通るデータ経路が選択され、論理“1”
レベルの場合には精密遅延素子回路402と粗遅延素子
回路404とを通るデータ経路が選択される。
【0050】パスゲート・トランジスタは、それぞれの
ゲート端子によって活性化されることが分かっている。
したがって、高精密遅延部406を備えない精密遅延素
子回路402を構成するパスゲート・トランジスタの所
定の手順によって、データ経路を選択するための論理
は、表3に示す通りである。(表3において、「#」は
後ろに記載された信号が負論理であることを表す。負論
理の表記法として、信号名、端子名、回路素子名などに
上線を付す方法もある。ここでは、明細書中においては
前者の表記法に従い、図面中においては後者の表記法に
従う)。
【0051】
【表3】
【0052】表3に示すように、精密遅延素子回路40
2用のデータ入力を選択するために、信号線S2を用い
ている。すなわち、プログラマブル遅延素子400を通
るデータ経路として、粗遅延素子回路404を通る経路
をとるものと、粗遅延素子回路404を通る経路をとら
ずに精密遅延素子回路402を通る経路をとるものとの
いずれかが存在する。データ出力(遅延された入力信
号)は、信号線ZRを通して取り出す。
【0053】破線で示す制御線S1は、精密遅延素子回
路402が高精密遅延部406を備えた構成において使
用する。高精密遅延部406があると、パスゲート・ト
ランジスタのゲート端子に結合された論理制御回路によ
って、遅延を選択することができる。この線論理回路の
論理を次の表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】なおも図4を参照して、粗遅延素子回路4
04は、nMOS論理トランジスタである複数のパスゲ
ート・トランジスタSP1 、#SP2 、SP3 、および
#SP4 、並びにpMOS論理トランジスタであるSP
を備えている。入力制御線S3が、粗遅延素子回路40
4を通るデータ経路を選択するトランジスタ#SPのゲ
ート端子に結合されている。バッファは、インバータI
NV404およびINV405がその用をなす。
【0056】パスゲート・トランジスタSAからSK、
並びにパスゲート・トランジスタSP1 、#SP2 、S
3 、および#SP4 の各々の時間遅延値は、詳細を上
述したように、トランジスタのチャネル幅を適切に設計
することにより、所定の値に設定することができる。こ
の方法により、プログラマブル遅延素子400は、電気
回路中で使用する1組の所定の遅延値を備えることが可
能になる。さらに、マイクロプロセッサ、マイクロコン
トローラ、遅延ロック・ループ、または別の形態の遅延
フィードバック回路を、制御線S0、S2、およびS
3、そして、高精密遅延部406を用いてる場合には制
御線S1に結合させて、DATA_IN信号用の遅延量
を必要に応じてプログラム制御することがが可能にな
る。
【0057】本発明およびその利点を詳細に述べたが、
特許請求の範囲によって定義された本発明の本旨および
範囲から離れることなく、その内において種々の変形、
置換、および交替をなすことが可能である点を理解すべ
きである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプログラマブル遅延素子のブロ
ック図である。
【図2】 本発明に係るプログラマブル遅延素子の精密
遅延素子の論理レベルの概略図である。
【図3】 本発明に係るプログラマブル遅延素子の精密
遅延素子の回路レベルの概略図である。
【図4】 本発明に係るプログラマブル遅延素子が示す
遅延間隔を、本発明に係る制御回路が示す入力選択値に
対してプロットしたX−Yプロット図である。
【図5】 パスゲート・トランジスタ技術によって実施
した、本発明に係るプログラマブル遅延素子の論理レベ
ルの概略図である。
【図6】 1論理ブロックの遅延精度を有する従来の遅
延素子を示す図である。
【図7】 2論理ブロックの遅延精度を有する従来の遅
延素子を示す図である。
【図8】 遅延素子102、104、106、108、
110、112、および114の各々の回路図である。
【符号の説明】
100…プログラマブル遅延素子 102、104、106、108、110、112、1
14…遅延ブロック 115…粗遅延回路 200…精密遅延素子 102a、104a、106a、108a、110a、
112a、114a、200a…出力端子 102b、104b、106b、108b、110b、
112b、114b、200b…入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・マーク・ドロップス アメリカ合衆国 テキサス州 78626、 ジョージタウン、ベルモント ドライブ 300 (72)発明者 フランク・デビッド・フェライオロ アメリカ合衆国 バーモント州、エセッ クス、ブルースターン ロード 16 (72)発明者 ケヴィン・チャールズ・ガウアー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 12540、ラグランジュヴィル、アラート アール・ディー イー・エックス・テ ィー (72)発明者 ロジャー・ポール・グレガー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13760、エンディコット、ナティコーク ドライブ 1392 (56)参考文献 特開 平3−130678(JP,A) 特開 平3−35613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 5/13

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)入力信号を受け取る遅延回路入力端
    子と、 (ロ)粗遅延回路(CDE)であって、 (a)前記遅延回路入力端子に接続された入力端子(C
    DE入力端子)、 (b)出力端子(CDE出力端子)、 (c)前記CDE入力端子に与えられる前記入力信号
    を、少なくとも2つの遅延ブロックを直列にした経路を
    通過させて第1のCDE遅延時間だけ遅延した出力信号
    を前記CDE出力端子に与える第1のCDE遅延経路、
    並びに (d)前記CDE入力端子に与えられる前記入力信号
    を、前記少なくとも2つの遅延ブロックを含む少なくと
    も4つの遅延ブロックを直列にした経路を通過させて前
    記第1のCDE遅延時間よりも長い第2のCDE遅延時
    間だけ遅延した出力信号を前記CDE出力端子に与える
    第2のCDE遅延経路を有する前記CDEと、 (ハ)精密遅延回路(FDE)であって、 (あ)前記遅延回路入力端子に接続された第1の入力端
    子(D入力端子) 、 (い)前記CDE出力端子に接続された第2の入
    力端子(D入力端子)、 (う)出力端子(DATA OUT端子)、 (え)第1のFDE遅延時間を与えるためのトランジス
    タを有し、前記D入力端子に接続された第1のFDE
    遅延経路、 (お)前記第1のFDE遅延時間よりも長い第2のFD
    E遅延時間を与えるためのトランジスタを有し、前記D
    入力端子に接続され前記第1のFDE遅延経路と並列
    にされた第2のFDE遅延経路、 (か)第3のFDE遅延時間を与えるためのトランジス
    タを有し、前記D入力端子に接続された第3のFDE
    遅延経路、並びに (き)前記第3のFDE遅延時間よりも長い第4のFD
    E遅延時間を与えるためのトランジスタを有し、前記D
    入力端子に接続され前記第3のFDE遅延経路と並列
    にされた第4のFDE遅延経路を有する前記FDEとを
    備え、 前記第1の入力端子(D入力端子)の前記入力信号を
    前記第1のFDE遅延経路または前記第2のFDE遅延
    経路を通過させて前記出力端子(DATA OUT端
    子)に送ること、及び前記第2の入力端子(D入力端
    子)の前記粗遅延回路(CDE)の前記出力端子(CD
    E出力端子)の信号を前記第3のFDE遅延経路または
    前記第4のFDE遅延経路を通過させて前記出力端子
    (DATAOUT端子)に送ることのいずれか一方を行
    い、 前記第1のFDE遅延経路の前記第1のFDE遅延時間
    は、前記第1のCDE遅延経路の前記第1のCDE遅延
    時間よりも短い最小遅延時間であることを特徴とする信
    号遅延回路。
  2. 【請求項2】前記精密遅延回路(FDE)に印加される
    第1制御信号を発生する制御信号発生手段を有し、該第
    1制御信号は、前記第1の入力端子(D入力端子)の
    前記入力信号を前記第1のFDE遅延経路または前記第
    2のFDE遅延経路を通過させて前記出力端子(DAT
    A OUT端子)に送ること、または、前記第2の入力
    端子(D入力端子)の前記粗遅延回路(CDE)の前
    記出力端子(CDE出力端子)の信号を前記第3のFD
    E遅延経路または前記第4のFDE遅延経路を通過させ
    て前記出力端子(DATA OUT端子)に送ることを
    指示することを特徴とする請求項1に記載の信号遅延回
    路。
  3. 【請求項3】前記制御信号発生手段は、前記粗遅延回路
    の前記第1のCDE遅延経路及び前記第2のCDE遅延
    経路の一方を選択する第2制御信号を発生することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の信号遅延回
    路。
  4. 【請求項4】前記第1制御信号は、第1の制御入力(S
    0)及び第2の制御入力(S0−HALF)であり、前
    記第1の制御入力(S0)が一方の値の時に、前記遅延
    回路入力端子から前記第1の入力端子(D入力端子)
    に与えられる前記入力信号が前記精密遅延回路(FD
    E)の前記第1のFDE遅延経路または前記第2のFD
    E遅延経路を介して前記出力端子(DATA OUT)
    に出力され、前記第1の制御入力(S0)が他方の値の
    時に、前記CDE出力端子の信号が、前記精密遅延回路
    (FDE)の前記第3のFDE遅延経路または前記第4
    のFDE遅延経路を介して前記出力端子(DATA O
    UT)に出力されることを特徴とする請求項2に記載の
    信号遅延回路。
  5. 【請求項5】前記第1の制御入力(S0)及び前記第2
    の制御入力(S0−HALF)が一方の値の時に、前記
    遅延回路入力端子から前記第1の入力端子(D入力端
    子)に与えられる前記入力信号が前記精密遅延回路(F
    DE)の前記第1のFDE遅延経路を介して前記出力端
    子(DATA OUT)に出力され、 前記第1の制御入力(S0)が一方の値であり、そして
    前記第2の制御入力(S0−HALF)が他方の値の時
    に、前記遅延回路入力端子から前記第1の入力端子(D
    入力端子)に与えられる前記入力信号が前記精密遅延
    回路(FDE)の前記第2のFDE遅延経路を介して前
    記出力端子(DATA OUT)に出力され、 前記第1の制御入力(S0)が他方の値であり、そして
    前記第2の制御入力(S0−HALF)が一方の値の時
    に、前記CDE出力端子の信号が、前記精密遅延回路
    (FDE)の前記第3のFDE遅延経路を介して前記出
    力端子(DATAOUT)に出力され、 前記第1の制御入力(S0)及び前記第2の制御入力
    (S0−HALF)が他方の値の時に、前記CDE出力
    端子の信号が、前記精密遅延回路(FDE)の前記第4
    のFDE遅延経路を介して前記出力端子(DATA O
    UT)に出力されることを特徴とする請求項2に記載の
    信号遅延回路。
  6. 【請求項6】前記第1のFDE遅延経路のトランジスタ
    は、MOSトランジスタであり、前記第2のFDE遅延
    経路のトランジスタは、MOSトランジスタであり、前
    記第1のFDE遅延経路のMOSトランジスタのチャネ
    ル幅が、前記第2のFDE遅延経路のMOSトランジス
    タのチャネル幅よりも広く、前記第3のFDE遅延経路
    のトランジスタは、MOSトランジスタであり、前記第
    4のFDE遅延経路のトランジスタは、MOSトランジ
    スタであり、前記第3のFDE遅延経路のMOSトラン
    ジスタのチャネル幅が、前記第4のFDE遅延経路のM
    OSトランジスタのチャネル幅よりも広いことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の信号遅延回路。
  7. 【請求項7】前記第3のFDE遅延経路の前記第3のF
    DE遅延時間は、前記第2のFDE遅延経路の前記第2
    のFDE遅延時間よりも長いことを特徴とする請求項1
    に記載の信号遅延回路。
  8. 【請求項8】前記第2のFDE遅延経路のトランジスタ
    は、MOSトランジスタであり、前記第3のFDE遅延
    経路のトランジスタは、MOSトランジスタであり、前
    記第2のFDE遅延経路のMOSトランジスタのチャネ
    ル幅が、前記第3のFDE遅延経路のMOSトランジス
    タのチャネル幅よりも広いことを特徴とする請求項7に
    記載の信号遅延回路。
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