JP3342980B2 - 耐火・断熱パネル - Google Patents
耐火・断熱パネルInfo
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- JP3342980B2 JP3342980B2 JP02232595A JP2232595A JP3342980B2 JP 3342980 B2 JP3342980 B2 JP 3342980B2 JP 02232595 A JP02232595 A JP 02232595A JP 2232595 A JP2232595 A JP 2232595A JP 3342980 B2 JP3342980 B2 JP 3342980B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建築，構築物
の内壁材，外壁材，間仕切り材として使用される、軽量
で耐火性，断熱性に優れ、更に表裏の金属板と芯材との
接着強度を向上した耐火・断熱パネルに関するものであ
る。
の内壁材，外壁材，間仕切り材として使用される、軽量
で耐火性，断熱性に優れ、更に表裏の金属板と芯材との
接着強度を向上した耐火・断熱パネルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のパネルとしては芯材が発
泡合成樹脂のみから成るパネルや、例えば実開昭５７−
１８５５３５号公報や実開昭５８−１５３８号公報等に
開示されているように芯材が発泡合成樹脂中に無機軽量
骨材を混在させたものから成るパネルが使用されてい
た。
泡合成樹脂のみから成るパネルや、例えば実開昭５７−
１８５５３５号公報や実開昭５８−１５３８号公報等に
開示されているように芯材が発泡合成樹脂中に無機軽量
骨材を混在させたものから成るパネルが使用されてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
芯材が発泡合成樹脂のみから成るパネルは軽量であるが
火災時などの高温下において芯材である発泡合成樹脂が
炭化，分解，焼失すると直ちに耐熱性，耐火性が消失し
てしまうという欠点があった。また、芯材が発泡合成樹
脂中に無機軽量骨材を混在させたものから成るパネル
は、前記した芯材が発泡合成樹脂のみから成るパネルに
比べて耐火性は向上するものの金属板との接着強度が弱
く、外部からの衝撃力や曲げの力が加わった場合に金属
板と芯材との間で剥離し易いという欠点があった。本発
明は、以上の欠点を解決し、軽量で、耐熱性，耐火性に
優れ、且つ芯材の金属板との接着強度が強い耐火・断熱
パネルを提供することを課題とする。
芯材が発泡合成樹脂のみから成るパネルは軽量であるが
火災時などの高温下において芯材である発泡合成樹脂が
炭化，分解，焼失すると直ちに耐熱性，耐火性が消失し
てしまうという欠点があった。また、芯材が発泡合成樹
脂中に無機軽量骨材を混在させたものから成るパネル
は、前記した芯材が発泡合成樹脂のみから成るパネルに
比べて耐火性は向上するものの金属板との接着強度が弱
く、外部からの衝撃力や曲げの力が加わった場合に金属
板と芯材との間で剥離し易いという欠点があった。本発
明は、以上の欠点を解決し、軽量で、耐熱性，耐火性に
優れ、且つ芯材の金属板との接着強度が強い耐火・断熱
パネルを提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、芯材を無
機軽量骨材を主原料とし、無発泡タイプの熱硬化性合成
樹脂に軟化点の異なるガラス粉末又は無機繊維を２種以
上混合したバインダーで形成された構成とし、この芯材
を表面の金属板と裏面の金属板との各界面に接着強化層
を介在させてサンドイッチさせて耐火・断熱パネルを構
成すれば、上記課題を解決することができることを究明
して本発明を完成したのである。
機軽量骨材を主原料とし、無発泡タイプの熱硬化性合成
樹脂に軟化点の異なるガラス粉末又は無機繊維を２種以
上混合したバインダーで形成された構成とし、この芯材
を表面の金属板と裏面の金属板との各界面に接着強化層
を介在させてサンドイッチさせて耐火・断熱パネルを構
成すれば、上記課題を解決することができることを究明
して本発明を完成したのである。
【０００５】以下、本発明に係る耐火・断熱パネルの実
施例について詳細に説明する。図１は本発明に係る耐火
・断熱パネル（以下単にパネルと称す）の１実施例の断
面説明図であり、表面の金属板１と裏面の金属板２との
間に芯材３をサンドイッチしたものである。
施例について詳細に説明する。図１は本発明に係る耐火
・断熱パネル（以下単にパネルと称す）の１実施例の断
面説明図であり、表面の金属板１と裏面の金属板２との
間に芯材３をサンドイッチしたものである。
【０００６】表面及び裏面の金属板１及び２としては、
０.２〜２mm厚のものが好ましく用いられ、亜鉛メッキ
鋼板，アルミメッキ鋼板，銅メッキ鋼板，ガルバリウム
鋼板等の金属又は合金メッキ鋼板、又はこれらのメッキ
鋼板にフッ素樹脂などの塗料を塗装処理した塗装処理鋼
板、更に琺瑯処理鋼板やクラッド材、そしてステンレス
鋼板や耐火鋼板を含む合金鋼板、そして銅，アルミ等の
非鉄金属材料等の種々の金属板を用いることができる。
また、この表面及び裏面の金属板１及び２としては、平
板の他、ロールフォーマー等によるエンボス加工や曲げ
加工により、美観を高めると共に剛性を増した金属板を
用いることも可能である。
０.２〜２mm厚のものが好ましく用いられ、亜鉛メッキ
鋼板，アルミメッキ鋼板，銅メッキ鋼板，ガルバリウム
鋼板等の金属又は合金メッキ鋼板、又はこれらのメッキ
鋼板にフッ素樹脂などの塗料を塗装処理した塗装処理鋼
板、更に琺瑯処理鋼板やクラッド材、そしてステンレス
鋼板や耐火鋼板を含む合金鋼板、そして銅，アルミ等の
非鉄金属材料等の種々の金属板を用いることができる。
また、この表面及び裏面の金属板１及び２としては、平
板の他、ロールフォーマー等によるエンボス加工や曲げ
加工により、美観を高めると共に剛性を増した金属板を
用いることも可能である。
【０００７】芯材３は、主原料としての無機軽量骨材５
を細密充填し、バインダーとして軟化点の異なるガラス
粉末又は無機繊維７を２種以上混合した熱硬化性合成樹
脂６によりバインドしたものである。そして、表面及び
裏面の金属板１及び２と芯材３との界面には接着強化層
４として接着剤を介在させ、接着強度を向上させると共
にパネル全体の機械的強度を向上させる。
を細密充填し、バインダーとして軟化点の異なるガラス
粉末又は無機繊維７を２種以上混合した熱硬化性合成樹
脂６によりバインドしたものである。そして、表面及び
裏面の金属板１及び２と芯材３との界面には接着強化層
４として接着剤を介在させ、接着強度を向上させると共
にパネル全体の機械的強度を向上させる。
【０００８】接着強化層４には、芯材３の熱硬化性合成
樹脂６と同一の材質の接着剤を用いることが好ましい
が、芯材３の熱硬化性合成樹脂６と異なる材質の接着剤
を用いる場合でも耐熱性がある接着剤を用いる。この接
着強化層４に使用する接着剤としては、ユリア系，フェ
ノール系，クロロプレンゴム系，エポキシ系等の接着剤
を挙げることができる。
樹脂６と同一の材質の接着剤を用いることが好ましい
が、芯材３の熱硬化性合成樹脂６と異なる材質の接着剤
を用いる場合でも耐熱性がある接着剤を用いる。この接
着強化層４に使用する接着剤としては、ユリア系，フェ
ノール系，クロロプレンゴム系，エポキシ系等の接着剤
を挙げることができる。
【０００９】芯材３の主原料としての無機軽量骨材５
は、パーライト粒，シラスバルーン，バーミキュライ
ト，スラグ等の不燃で熱伝導率の極めて低い粒子の１種
以上から成り、粒径は０.１〜１０mm、中でも０.１〜５
mmが好ましい。
は、パーライト粒，シラスバルーン，バーミキュライ
ト，スラグ等の不燃で熱伝導率の極めて低い粒子の１種
以上から成り、粒径は０.１〜１０mm、中でも０.１〜５
mmが好ましい。
【００１０】芯材３に使用する熱硬化性合成樹脂６とし
ては、発泡合成樹脂では表面及び裏面の金属板１及び２
との接着強度が低下することから、無発泡タイプのユリ
ア系，メラミン系，フェノール系等のいずれかの熱硬化
性合成樹脂、好ましくは難燃性の高いフェノール系樹脂
を使用する。また芯材３を構成する際に供給する熱硬化
性合成樹脂６の形状としては粉末状，液状のいずれもよ
く、またその複合としても良い。芯材３に添加する熱硬
化性合成樹脂６の添加量としては、３〜４２重量％が好
ましい。３重量％未満では耐火性は向上するものの芯材
強度が著しく低下し、また４２重量％を超えると芯材強
度は向上するものの芯材３の耐火性が劣化してしまう。
ては、発泡合成樹脂では表面及び裏面の金属板１及び２
との接着強度が低下することから、無発泡タイプのユリ
ア系，メラミン系，フェノール系等のいずれかの熱硬化
性合成樹脂、好ましくは難燃性の高いフェノール系樹脂
を使用する。また芯材３を構成する際に供給する熱硬化
性合成樹脂６の形状としては粉末状，液状のいずれもよ
く、またその複合としても良い。芯材３に添加する熱硬
化性合成樹脂６の添加量としては、３〜４２重量％が好
ましい。３重量％未満では耐火性は向上するものの芯材
強度が著しく低下し、また４２重量％を超えると芯材強
度は向上するものの芯材３の耐火性が劣化してしまう。
【００１１】軟化点の異なる２種以上のガラス粉末又は
無機繊維７のガラス粉末としては、ソーダガラス，リン
酸塩ガラス，ホウ珪酸塩ガラス，アルミノ珪酸ガラスな
どを材料とし、３５０〜６００℃で軟化する低軟化粉末
と、６００〜８００℃で軟化する中軟化粉末と、８００
〜１０００℃で軟化する高軟化粉末とから適宜選択して
使用する。ガラス粉末７の粒径は１〜１０００μm、好
ましくは１〜５００μmである。ガラス粉末の代わりに
軟化点の異なるグラスウール，チョップドストランドロ
ックウール，セラミックウール等の如き無機繊維を使用
しても良く、このように無機繊維を使用すると繊維は芯
材３の強度向上の機能も有する。
無機繊維７のガラス粉末としては、ソーダガラス，リン
酸塩ガラス，ホウ珪酸塩ガラス，アルミノ珪酸ガラスな
どを材料とし、３５０〜６００℃で軟化する低軟化粉末
と、６００〜８００℃で軟化する中軟化粉末と、８００
〜１０００℃で軟化する高軟化粉末とから適宜選択して
使用する。ガラス粉末７の粒径は１〜１０００μm、好
ましくは１〜５００μmである。ガラス粉末の代わりに
軟化点の異なるグラスウール，チョップドストランドロ
ックウール，セラミックウール等の如き無機繊維を使用
しても良く、このように無機繊維を使用すると繊維は芯
材３の強度向上の機能も有する。
【００１２】このような無機軽量骨材５を主原料とし、
無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂６に軟化点の異なるガ
ラス粉末又は無機繊維７を２種以上混合したバインダー
で形成された芯材３の特徴は、常温〜３５０℃程度まで
は有機の熱硬化性合成樹脂６がバインダーとして働き、
火災時などの高温下においては、有機バインダーが炭
化，分解，焼失後も徐々にガラス粉末又は無機繊維７が
軟化して芯材３としての形状を保持する点にある。また
芯材３のクラックの発生も防止し、内部への熱の侵入を
防ぐことにより、耐火性を向上させる機能を持つ。
無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂６に軟化点の異なるガ
ラス粉末又は無機繊維７を２種以上混合したバインダー
で形成された芯材３の特徴は、常温〜３５０℃程度まで
は有機の熱硬化性合成樹脂６がバインダーとして働き、
火災時などの高温下においては、有機バインダーが炭
化，分解，焼失後も徐々にガラス粉末又は無機繊維７が
軟化して芯材３としての形状を保持する点にある。また
芯材３のクラックの発生も防止し、内部への熱の侵入を
防ぐことにより、耐火性を向上させる機能を持つ。
【００１３】
実施例１ 配合割合を パーライト ２７.８重量％ バーミキュライト ２７.８重量％ ノボラック型粉末フェノール樹脂 ２０.８重量％ 低軟化ガラス粉末 ８.３重量％ 中軟化ガラス粉末 ９.７重量％ 高軟化ガラス粉末 ５.６重量％ とし、上記各材料を混合機にて混合した後、接着剤とし
てレゾール型液状フェノール樹脂を塗布量１２０ｇ／ｍ
2塗布した０.５mm厚のカラー鋼板間にサンドイッチし、
０.５kgf／cm2の圧力のもとで１６０℃で２０分間加熱
し、３５mm厚の耐火パネルを製造した。なお、各ガラス
粉末の組成を表１に示す。
てレゾール型液状フェノール樹脂を塗布量１２０ｇ／ｍ
2塗布した０.５mm厚のカラー鋼板間にサンドイッチし、
０.５kgf／cm2の圧力のもとで１６０℃で２０分間加熱
し、３５mm厚の耐火パネルを製造した。なお、各ガラス
粉末の組成を表１に示す。
【００１４】
【表１】
【００１５】実施例２ 実施例１と同様の配合割合で、接着剤としてエポキシ系
接着剤（商品名：アダルダイト，昭和高分子社製）を１
００ｇ／ｍ2塗布した０.５mm厚のステンレス鋼板間にサ
ンドイッチし、０.５kgf／cm2の圧力のもとで１４０℃
で３０分間加熱し、３５mm厚の耐火パネルを製造した。
接着剤（商品名：アダルダイト，昭和高分子社製）を１
００ｇ／ｍ2塗布した０.５mm厚のステンレス鋼板間にサ
ンドイッチし、０.５kgf／cm2の圧力のもとで１４０℃
で３０分間加熱し、３５mm厚の耐火パネルを製造した。
【００１６】実施例３ 実施例１と同様の条件で、５０mm厚の耐火パネルを製造
した。
した。
【００１７】比較例１ レゾール型フェノール樹脂原液（粘度３００cps） ６９.０重量％ フェノールスルホン酸水溶液（酸化硬化剤） １３.８重量％ トリクロロトリフルオロエタン（発泡剤） ３.４重量％ 水酸化アルミニウム（難燃剤） １３.８重量％ の組成の混合液体を均一に撹拌した後、恒温槽中で７０
℃に保持された０.５mm厚のカラー鋼板の間に流入させ
発泡硬化させた。この時、フェノールフォームの密度は
４０kgf／ｍ3となるよう発泡剤を調整した。
℃に保持された０.５mm厚のカラー鋼板の間に流入させ
発泡硬化させた。この時、フェノールフォームの密度は
４０kgf／ｍ3となるよう発泡剤を調整した。
【００１８】比較例２ 比較例１のカラー鋼板を０.５mm厚のステンレス鋼板に
変え、他の条件を比較例１と同一にして製造した。
変え、他の条件を比較例１と同一にして製造した。
【００１９】得られた５種類の供試体について、引張接
着強度試験，熱貫流率測定試験（ＪＩＳ Ａ１４１４に
準じた），及び耐火試験（ＪＩＳ Ａ１３０４に準じ
た）後の芯材のクラックの有無確認を行った。結果を表
２に示す。実施例１〜３は引張接着強度が１.０kg／cm2
を越え良好であり、また熱貫流率も０.５５kcal／ｍ2ｈ
℃以下で芯材にはクラックの発生は無く耐火パネルとし
て充分な性能を有していた。一方、比較例１，２は引張
接着強度は０.３３kg／cm2以下、また熱貫流率も１.０k
cal／ｍ2ｈ℃以上となり、芯材にもクラックが発生して
耐火パネルとして充分な性能が得られなかった。
着強度試験，熱貫流率測定試験（ＪＩＳ Ａ１４１４に
準じた），及び耐火試験（ＪＩＳ Ａ１３０４に準じ
た）後の芯材のクラックの有無確認を行った。結果を表
２に示す。実施例１〜３は引張接着強度が１.０kg／cm2
を越え良好であり、また熱貫流率も０.５５kcal／ｍ2ｈ
℃以下で芯材にはクラックの発生は無く耐火パネルとし
て充分な性能を有していた。一方、比較例１，２は引張
接着強度は０.３３kg／cm2以下、また熱貫流率も１.０k
cal／ｍ2ｈ℃以上となり、芯材にもクラックが発生して
耐火パネルとして充分な性能が得られなかった。
【００２０】
【表２】
【００２１】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る耐
火・断熱パネルは、芯材として無機軽量骨材を主原料と
し、バインダーとして軟化点の異なるガラス粉末又は無
機繊維を混合した無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂を用
いることにより、軽量で機械強度が強く、耐火性，耐熱
性の優れたパネルを得ることができる。そして、また表
面と裏面の金属板との間にサンドイッチされる芯材と金
属板との界面に接着強化層として接着剤を介在させるこ
とにより、金属板と芯材との接着強度が向上すると共
に、パネル全体の機械強度が向上する等の効果がある。
火・断熱パネルは、芯材として無機軽量骨材を主原料と
し、バインダーとして軟化点の異なるガラス粉末又は無
機繊維を混合した無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂を用
いることにより、軽量で機械強度が強く、耐火性，耐熱
性の優れたパネルを得ることができる。そして、また表
面と裏面の金属板との間にサンドイッチされる芯材と金
属板との界面に接着強化層として接着剤を介在させるこ
とにより、金属板と芯材との接着強度が向上すると共
に、パネル全体の機械強度が向上する等の効果がある。
【図１】本発明に係る耐火・断熱パネルの１実施例の断
面説明図である。
面説明図である。
１ 表面の金属板 ２ 裏面の金属板 ３ 芯材 ４ 接着強化層 ５ 無機軽量骨材 ６ 無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂 ７ ガラス粉末又は無機繊維
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｂ 1/94 Ｅ０４Ｂ 1/94 Ｙ Ｅ０４Ｃ 2/26 Ｅ０４Ｃ 2/26 Ｖ (72)発明者 村木 花也子 千葉県市川市高谷新町７番地の１ 日新 製鋼株式会社 新材料研究所内 (56)参考文献 特開 昭50−22082（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−1538（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−185535（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B32B 1/00 - 35/00 E04B 1/62 - 1/99
Claims (6)
- 【請求項１】 表面の金属板(１)と裏面の金属板(２)と
の各界面に接着強化層(４)を介在させて、無機軽量骨材
(５)を主原料とし、無発泡タイプの熱硬化性合成樹脂
(６)に軟化点の異なるガラス粉末又は無機繊維(７)を２
種以上混合したバインダーで形成された芯材(３)がサン
ドイッチされていることを特徴とする耐火・断熱パネ
ル。 - 【請求項２】 接着強化層(４)に使用する接着剤が、ユ
リア系，フェノール系，クロロプレンゴム系，エポキシ
系のいずれかの接着剤である請求項１に記載の耐火・断
熱パネル。 - 【請求項３】 芯材(３)の主原料としての無機軽量骨材
(５)が、パーライト粒，シラスバルーン，バーミキュラ
イト，スラグの粒子の１種以上から成る請求項１又は２
に記載の耐火・断熱パネル。 - 【請求項４】 芯材(３)に使用する無発泡タイプの熱硬
化性合成樹脂(６)が、ユリア系，メラミン系，フェノー
ル系のいずれかの熱硬化性合成樹脂である請求項１から
３までのいずれか１項に記載の耐火・断熱パネル。 - 【請求項５】 軟化点の異なる２種以上のガラス粉末又
は無機繊維(７)のガラス粉末が、３５０〜６００℃で軟
化する低軟化粉末と、６００〜８００℃で軟化する中軟
化粉末と、８００〜１０００℃で軟化する高軟化粉末と
から適宜選択された２種以上のガラス粉末である請求項
１から４までのいずれか１項に記載の耐火・断熱パネ
ル。 - 【請求項６】 芯材(３)の主原料としての無機軽量骨材
(５)の粒径が０.１〜１０mmで、軟化点の異なる２種以
上のガラス粉末又は無機繊維(７)のガラス粉末の粒径は
１〜１０００μmである請求項１から５までのいずれか
１項に記載の耐火・断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02232595A JP3342980B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 耐火・断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02232595A JP3342980B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 耐火・断熱パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192491A JPH08192491A (ja) | 1996-07-30 |
| JP3342980B2 true JP3342980B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=12079565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02232595A Expired - Fee Related JP3342980B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 耐火・断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3342980B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004150538A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Tadahiro Omi | 断熱パネル及び加熱装置 |
| WO2011105872A2 (ko) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | Im Byung Ho | 방화문 |
| JP2013193227A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Nitto Denko Corp | 耐火性構造材 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP02232595A patent/JP3342980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08192491A (ja) | 1996-07-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020813 |
|
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