JP2013193227A - 耐火性構造材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の耐火性構造材は、部材の少なくとも一方の面に耐火性粘着テープが貼着された耐火性構造材であって、該耐火性粘着テープは耐火層と粘着剤層を含み、該耐火層がアルミニウムを含む。
【選択図】図1
Description
部材の少なくとも一方の面に耐火性粘着テープが貼着された耐火性構造材であって、
該耐火性粘着テープは耐火層と粘着剤層を含み、
該耐火層がアルミニウムを含む。
本発明の耐火性構造材は、部材の少なくとも一方の面に耐火性粘着テープが貼着された耐火性構造材であって、該耐火性粘着テープは耐火層と粘着剤層を含む。本発明の耐火性構造材は、部材の少なくとも一方の面に耐火性粘着テープが貼着されているので、高い耐火性を有する。また、本発明の耐火性構造材においては、部材の種類によっては、耐火性粘着テープが、部材の防湿効果、部材の防腐効果、部材の傷付き防止効果を発現できる。
ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2’−チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などの2環フェノール化合物;1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス[(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、トリス(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンなどの3環フェノール化合物;テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどの4環フェノール化合物;ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カルシウム、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)ニッケルなどのリン含有フェノール化合物;などを挙げることができる。
本発明の耐火性構造材は、任意の適切な方法によって製造し得る。本発明の耐火性構造材は、例えば、部材に耐火性粘着テープを任意の適切な方法によって貼着させて製造する。
モノマー成分として、2−エチルヘキシルアクリレート:90重量部、アクリル酸:10重量部、光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」、BASF製):0.05重量部、および光重合開始剤(商品名「イルガキュア184」、BASF製):0.05重量部を、攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、冷却管を備えた4つ口のセパラブルフラスコ中で均一になるまで攪拌した後、窒素ガスによりバブリングを1時間行って溶存酸素を除去した。その後、ブラックライトランプにより紫外線をフラスコ外側より照射して重合し、適度な粘度になった時点でランプを消灯し、窒素吹き込みを停止して、重合率3.5%の、一部が重合した組成物である光重合性シロップ(A)を調製した。
重合容器に、アクリル酸n−ブチル:95重量部、アクリル酸:5重量部、トルエン:150重量部を仕込み、室温で1時間窒素置換を行った。その後、60℃に昇温し、重合開始剤として2,2´−アゾビスイソブチロニトリル:0.2重量部を添加して、63℃で7時間重合を行い、重量平均分子量が50万のアクリル系ポリマーの共重合物溶液を得た。この共重合物溶液に、共重合物の固形分100重量部に対して、粘着付与樹脂として水酸基を有するキシレンホルムアルデヒド系粘着付与樹脂(商品名「ニカノールH−80」、三菱瓦斯化学株式会社製):30重量部と、ヒドロキシ化合物として窒素原子を含有するヒドロキシ化合物(商品名「EDP−300」、旭電化株式会社製、ポリヒドロキシアルキルアミン系化合物):0.05重量部、イソシアネート化合物(商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン工業株式会社製):4重量部を添加し、十分混合して、粘着剤組成物(A)(固形分40%)を得た。
アクリル系ポリマー(2−エチルヘキシルアクリレート:70重量部、アクリル酸ブチル:30重量部、アクリル酸:2重量部の割合で用いて重合させて得られるアクリル系ポリマー):100重量部に対して、重合ロジン系樹脂(商品名「ペンセルD125」、荒川化学工業社製):30重量部を添加し、さらに、イソシアネート系架橋剤(商品名「コロネートL」、日本ポリウレタン工業社製):2重量部を添加して、粘着性組成物を調製した。
調製した粘着性組成物を、セパレーター剥離処理面に塗布して、乾燥し、セパレーター上に形成された厚みが50μmの粘着剤層(A)を得た。
合成例1で得られた光重合性シロップ(A):100重量部に、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA):0.1重量部とリン酸系フリット(タカラスタンダード株式会社製、VY0144、屈伏点:397℃、平均粒子径:10μm):50重量部を添加し、ディスパーで均一に分散してフリット分散シロップを得た。得られたフリット分散シロップを硬化後の厚さ150μmとなるようにセパレーターの剥離処理面上に塗布した。該塗布面の上に、カバーセパレーターの剥離処理面が接触するように貼り合せた。次に、光源としてブラックライトランプ(東芝株式会社製「ブラックライト」)を用い、照度5mW/cm2の紫外線を5分間照射して、フリット分散シロップを硬化させた。その後、カバーセパレーターを剥がし取って、片面がセパレーターで覆われた厚みが150μmの粘着剤層(B)を得た。
合成例1で得られた光重合性シロップ(A)100重量部に、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)を0.08重量部添加した後、中空ガラスバルーン(平均粒径40μm、商品名「フジバルーン H−40」、富士シリシア化学株式会社製)を、光重合性シロップ(A)100重量部に対して12.5重量部添加し、さらに光重合開始剤(商品名「イルガキュア651」、BASF製):0.04重量部を添加して中空無機微粒子を含有した粘着性組成物を得た。該粘着性組成物を、セパレーター剥離処理面に塗布した。該塗布面の上に、カバーセパレーターの剥離処理面が接触するように貼り合せた。次に、光源としてブラックライトランプ(東芝株式会社製「ブラックライト」)を用い、照度5mW/cm2の紫外線を両側から3分間照射して硬化させた。その後、カバーセパレーターを剥がし取って、片面がセパレーターで覆われた厚みが1200μmの粘着剤層(C)を得た。
両面にポリエチレンによるラミネート処理が施された上質紙(グラシン紙、密度70g/m2、厚さ130μm)の両面にシリコーン系剥離剤を塗布して剥離ライナー(「剥離ライナーA」と称する場合がある)を作製し、この剥離ライナーAの片面に、合成例2で得られた粘着剤組成物(A)を、乾燥後の厚みが80μmとなるように塗工し、110℃の温度で3分間乾燥して粘着剤層D1を形成し、粘着剤層D1が形成された剥離ライナーAを作製した。この粘着剤層D1が形成された剥離ライナーAを、坪量レーヨンパルプ不織布(商品名「MR原紙(坪量14g/m2)」、三木特殊製紙株式会社製)の片面側に、粘着剤層D1が接触する形態で重ね合わせて貼り合わせ、不織布付き粘着剤層Aを得た。
上記剥離ライナーAと同様の構成を有しているが、別の剥離ライナー(「剥離ライナーB」と称する場合がある)の片面に、合成例2で得られた粘着剤組成物(A)を、乾燥後の厚みが80μmとなるように塗工し、110℃の温度で3分間乾燥して粘着剤層D2を形成し、粘着剤層D2が形成された剥離ライナーBを作製した。この粘着剤層D2が形成された剥離ライナーBを、不織布付き粘着剤層Aの不織布表面と粘着剤層D2が接触する形態で重ね合わせて貼り合わせ、その後に剥離ライナーBを引き剥がして、片面が厚さ130μmの剥離ライナーAで覆われた厚さ160μmの粘着剤層(D)を作成した。
2−エチルヘキシルアクリレート200g、2−ヒドロキシエチルアクリレート8g、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4g、酢酸エチル312gの混合物を窒素気流中、65℃にて6時間反応させて、Tg=−68℃、重量平均分子量50万、酸価0のアクリルポリマー溶液(A)(40重量%)を得た。
合成例7で得られたアクリルポリマー溶液(A)を酢酸エチルで20重量%に希釈し、この溶液100gに、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートL)0.8g、架橋触媒としてジラウリン酸ジブチルスズ(1重量%酢酸エチル溶液)0.4gを加えて、アクリル粘着剤溶液(A)を調製した。得られたアクリル粘着剤溶液(A)を、塩化ビニルシート(厚み:120μm)の片面に塗布し、110℃で3分間加熱して、厚みが10μmの粘着剤層を形成した。次いで、この粘着剤層の表面にセパレーターのシリコーン処理面を貼合せて、粘着保護シート(A)を作製した。
合成例8で用いたのと同じアクリル粘着剤溶液(A)を、片面がコロナ処理されたポリオレフィン系フィルム(厚み:150μm)のコロナ処理面に塗布して、80℃で10分間乾燥して、厚さが10μmの粘着剤層を形成した。次いで、この粘着剤層の一方の表面にセパレーターのシリコーン処理面を貼合せて、粘着保護シート(B)を作製した。
両面にポリエチレンによるラミネート処理が施された上質紙(グラシン紙、密度70g/m2、厚さ130μm)の両面にシリコーン系剥離剤を塗布して剥離ライナー(「剥離ライナーA」と称する場合がある)を作製し、この剥離ライナーAの片面に、合成例2で得られた粘着剤組成物(A)を、乾燥後の厚みが80μmとなるように塗工し、110℃の温度で3分間乾燥して粘着剤層D1を形成し、粘着剤層D1が形成された剥離ライナーAを作製した。この粘着剤層D1が形成された剥離ライナーAを、坪量レーヨンパルプ不織布(商品名「MR原紙(坪量14g/m2)」、三木特殊製紙株式会社製)の片面側に、粘着剤層D1が接触する形態で重ね合わせて貼り合わせ、不織布付き粘着剤層Aを得た。
上記剥離ライナーAと同様の構成を有しているが、別の剥離ライナー(「剥離ライナーB」と称する場合がある)の片面に、合成例2で得られた粘着剤組成物(A)を、乾燥後の厚みが80μmとなるように塗工し、110℃の温度で3分間乾燥して粘着剤層D2を形成し、粘着剤層D2が形成された剥離ライナーBを作製した。この粘着剤層D2が形成された剥離ライナーBを、不織布付き粘着剤層Aの不織布表面と粘着剤層D2が接触する形態で重ね合わせて貼り合わせ、粘着保護シート(C)を作製した。
アルミシート(厚み:50μm)上に、合成例3で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(A)をハンドローラーにて貼り合せて、次にセパレーターを剥がしとって、厚みが100μmのアルミ基材粘着シート(1)を作製した。
アルミシート(厚み:12μm)上に、合成例6で得られた片面が剥離ライナーAで覆われた粘着剤層(D)をハンドローラーにて貼り合せて、次に剥離ライナーAを剥がし取って、厚みが172μmのアルミ基材粘着シート(2)を作製した。
アルミシート(厚み:12μm)上に、合成例4で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(B)をハンドローラーにて貼り合せて、次にセパレーターを剥がし取って、厚みが162μmのアルミ基材粘着シート(3)を作製した。
アルミシート(厚み:12μm)上に、合成例5で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(C)をハンドローラーにて貼り合せて、次にセパレーターを剥がし取って、厚さ1212μmのアルミ基材粘着シート(4)を作製した。
アルミシート(厚み:50μm)上に、合成例3で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(A)を、アルミシートと粘着剤層が接触するようにハンドローラーにて貼り合せた。次に、合成例8で得られた粘着保護シート(A)のセパレーターを剥がし、このアルミシート表面にハンドローラーで貼り合せて、表面保護層付アルミ基材粘着シート(1)を得た。
アルミシート(厚み:50μm)上に、合成例3で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(A)を、アルミシートと粘着剤層が接触するようにハンドローラーにて貼り合せた。次に、合成例9で得られた粘着保護シート(B)のセパレーターを剥がし、このアルミシート表面にハンドローラーで貼り合せて、表面保護層付アルミ基材粘着シート(2)を得た。
アルミシート(厚み:50μm)上に、合成例3で得られた片面にセパレーターを有する粘着剤層(A)を、アルミシートと粘着剤層が接触するようにハンドローラーにて貼り合せた。次に、合成例10で得られた粘着保護シート(C)の剥離ライナーBを剥がし取って、このアルミシート表面にハンドローラーで貼り合せて、表面保護層付アルミ基材粘着シート(3)を得た。表面保護層付きアルミ基材粘着シート(3)の表面保護層側の表面は、剥離ライナーAで覆われている。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(1)を得た。この複合部材(1)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をベニア板(厚み:5.5mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(2)を得た。この複合部材(2)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をMDF板(中密度繊維板)(厚み:9mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(3)を得た。この複合部材(3)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をポリカーボネート板(厚み:2mm、商品名「PC1600」、タキロン社製)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(4)を得た。この複合部材(4)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をポリカーボネートシート(厚み:0.5mm、商品名「ポリカエース ECG101S」、住友ベークライト社製)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(5)を得た。この複合部材(5)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をポリプロピレン板(厚み:2mm、商品名「コウベポリシート ポリプロピレン板 PP−N−AN」、新神戸電機社製)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(6)を得た。この複合部材(6)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をアクリル板(厚み:2mm、商品名「アクリライト 001」、三菱レイヨン社製)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(7)を得た。この複合部材(7)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をSPF材(厚み:19mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(8)を得た。この複合部材(8)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)をSPF材(厚み:38mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(9)を得た。この複合部材(9)を評価に供した。
製造例2で得られたアルミ基材粘着シート(2)をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(10)を得た。この複合部材(10)を評価に供した。
製造例3で得られたアルミ基材粘着シート(3)をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(11)を得た。この複合部材(11)を評価に供した。
製造例4で得られたアルミ基材粘着シート(4)をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(12)を得た。この複合部材(12)を評価に供した。
アルミ基材粘着シート(厚み:110μm、幅:50mm、商品名「アルミクラフトテープ J3200」、ニトムズ社製)をベニア板(厚み:2.3mm)上に2枚隙間なくハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(13)を得た。この複合部材(13)を評価に供した。
アルミ基材粘着シート(厚み:110μm、幅:50mm、商品名「アルミクラフトテープ J3200」、ニトムズ社製)をベニア板(厚み:5.5mm)上に2枚隙間なくハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(14)を得た。この複合部材(14)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)に、剣山(商品名「千吉 剣山 大角No.14」、藤原産業社製)を押し当てて、3.5mm間隔で直径0.4mmの穴をあけて、開孔部を有するアルミ基材粘着シートを得た。この開孔部を有するアルミ基材粘着シートをベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(15)を得た。この複合部材(15)を評価に供した。
製造例1で得られたアルミ基材粘着シート(1)に、剣山(商品名「千吉 剣山 大角No.14」、藤原産業社製)を押し当てて、3.5mm間隔で直径0.4mmの穴をあけて、開孔部を有するアルミ基材粘着シートを得た。この開孔部を有するアルミ基材粘着シートをベニア板(厚み:5.5mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(16)を得た。この複合部材(16)を評価に供した。
製造例5で得られた表面保護層付アルミ基材粘着シート(1)の粘着剤層(A)を覆っているセパレーターを剥がし取り、該粘着剤層(A)側をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(17)を得た。この複合部材(17)を評価に供した。
製造例6で得られた表面保護層付アルミ基材粘着シート(2)の粘着剤層(A)を覆っているセパレーターを剥がし取り、該粘着剤層(A)側をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(18)を得た。この複合部材(18)を評価に供した。
製造例7で得られた表面保護層付アルミ基材粘着シート(3)の粘着剤層(A)を覆っているセパレーターを剥がし取り、該粘着剤層(A)側をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、複合部材(19)を得た。この複合部材(19)を評価に供した。
ベニア板(厚み:2.3mm)単体を評価に供した。
ベニア板(厚み:5.5mm)単体を評価に供した。
MDF板(厚み:9mm)単体を評価に供した。
ポリカーボネート板(厚み:2mm、商品名「PC1600」、タキロン社製)単体を評価に供した。
ポリカーボネートシート(厚み:0.5mm、商品名「ポリカエース ECG101S」、住友ベークライト社製)単体を評価に供した。
ポリプロピレン板(厚み:2mm、商品名「コウベポリシート ポリプロピレン板 PP−N−AN」、新神戸電機社製)単体を評価に供した。
アクリル板(厚み:2mm、商品名「アクリライト 001」、三菱レイヨン社製)単体を評価に供した。
アルミ蒸着PET(厚み:25μm、商品名「メタルミー 25S」、東レ社製)のPET面に、合成例3で得られた粘着剤層(A)をハンドローラーにて貼り合せて、次にセパレーターを剥がしとって、厚みが88μmのアルミ基材粘着シート(5)を得た。このアルミ基材粘着シート(5)をベニア板(厚み:2.3mm)上にハンドローラーにて貼り合せて、表面にアルミ蒸着層を有する複合部材(20)を得た。この複合部材(20)を評価に供した。
SPF材(厚み:19mm)単体を評価に供した。
SPF材(厚み:38mm)単体を評価に供した。
評価対象物(実施例で得られた複合部材および比較例において準備した各種部材)から一辺が99mmの平面正方形状の試験片を切り出し、この試験片に燃焼試験(ASTM E 1354)に準拠してコーンカロリーメーターを用いて50kW/m2の熱線を照射して試験片を燃焼させた。試験片を20分間に亘って加熱して燃焼させた際の10分間経過時および20分間経過時の総発熱量(MJ/m2)および200kW/m2を超える発熱時間(秒)を測定した。
(1)総発熱量
◎:20分間の総発熱量が8MJ/m2以下。
○:20分間の総発熱量が8MJ/m2を超え、10分間の総発熱量が8MJ/m2以下。
×:10分間の総発熱量が8MJ/m2を超える。
(2)200kW/m2を超える発熱時間
◎:20分間に200kW/m2を超える発熱時間(秒)が10秒未満。
○:20分間に200kW/m2を超える発熱時間(秒)が10秒以上で、10分間に200kW/m2を超える発熱時間(秒)が10秒未満。
×:10分間に200kW/m2を超える発熱時間(秒)が10秒以上。
(3)亀裂・貫通
○:防火上有害な亀裂や貫通が無い。
△:防火上有害な亀裂や貫通が有る。
×:消失。
評価対象物(実施例で得られた複合部材および比較例において準備した各種部材)の耐火性粘着テープ側にマイナスドライバーを30度の角度であてて強くこすった。その際に、耐火性粘着テープに破れが生じて下地である被着体がむき出しになるかどうかを目視判定した。評価は下記の基準にて行った。
○:耐火性粘着テープに破れが生じない。
×:耐火性粘着テープに破れが生じて下地である被着体がむき出しになる。
10 耐火層
20 粘着剤層
30 易接着層
40 開孔部
100 耐火性粘着テープ
200 部材
1000 耐火性構造材
Claims (12)
- 部材の少なくとも一方の面に耐火性粘着テープが貼着された耐火性構造材であって、
該耐火性粘着テープは耐火層と粘着剤層を含み、
該耐火層がアルミニウムを含む、
耐火性構造材。 - 前記部材が可燃性部材である、請求項1に記載の耐火性構造材。
- 前記可燃性部材が、紙、木材板、樹脂板から選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載の耐火性構造材。
- 前記部材の厚みが0.1mm〜50mmである、請求項1から3までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- ASTM−E−1354に準拠したコーンカロリーメーター試験による輻射強度50kW/m2での20分間加熱燃焼における総発熱量が8MJ/m2以下である、請求項1から4までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- ASTM−E−1354に準拠したコーンカロリーメーター試験による輻射強度50kW/m2での20分間加熱燃焼における200kW/m2を超える発熱時間が10秒未満である、請求項1から5までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- ASTM−E−1354に準拠したコーンカロリーメーター試験による輻射強度50kW/m2での20分間加熱燃焼後に、裏面に達する割れや貫通が生じない、請求項1から6までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- 前記耐火層の厚みが5μm〜300μmである、請求項1から7までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- 前記耐火層が、アルミ箔、アルミ箔がラミネートされた積層体、ガラスクロスアルミ箔のいずれかである、請求項1から8までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- 前記粘着剤層がアクリル系粘着剤を含む、請求項1から9までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- 前記耐火層が部分的に開孔部を有する、請求項1から10までのいずれかに記載の耐火性構造材。
- 前記粘着剤層の厚みが5μm〜2mmである、請求項1から11までのいずれかに記載の耐火性構造材。
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