JP3230210B2 - 複合板 - Google Patents
複合板Info
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Description
材、間仕切り材として有用で、かつ、軽量で耐火性、耐
熱性、防煙性があり、機械強度にすぐれ耐火1時間の試
験にも合格し得る複合板に関するものである。
用複合板としては、実開昭57−185535号公
報、実開昭58−1538号公報、実公昭63−1
5444号公報、および特公平2−18230号公
報、等が知られている。
複合板においては、下記するような諸点において大きな
欠点があった。すなわち、前記の複合板では不織布が
ガラス繊維等の薄い不織布であり、フェノールフォーム
が反対面、所謂、不燃性基材との接着面に漏洩して、接
着剤の機能を十分に発揮できない不利があった。
軽量骨材を細密に敷設し、これをフェノールフォームで
不燃性基材と一体化し、耐火性を改善する構成である
が、芯材となるフェノールフォーム自体の接着力があま
り強くなく、不燃性基材から芯材となるフェノールフォ
ームが剥離する欠点があった。
浸させた不燃性シートとフェノールフォームを一体に固
着し、かつ上記不燃性シート上に接着剤を介して不燃性
の不通気層を一体に固着した建築用板である。しかし、
フェノールフォームの原料の不織布への含浸が表面のみ
になりやすく、かつアルカリと酸の反応系のためフォー
ム形成を阻害し、接着力の低下を招いていた。
フェノールフォームを一体化した構造であり、かつ面材
と芯材の一体化に融着を利用しているため、接着力に不
安があった。さらに、前記した〜に示す複合板はフ
ェノールフォームと面材の一体化のための接着力に欠
け、かつ耐熱的にもより高い性能を要求されるJIS−
A−1304(建築構造部分の耐火試験方法)の耐火1
時間の耐火構造試験に合格できない弱点があった。また
パーライト混入フェノールフォームを芯材とした複合板
では曲げ機械強度が低く、そのため耐風圧強度も小さ
く、高層建築物への対応が難しい欠点があった。
を除去するため、不燃性基材間に合成樹脂発泡体よりな
る芯材を形成し左右端に雄雌連結構造を有する長尺状の
複合板において、左右端の雄型連結部と雌型連結部部分
の芯材を耐火性のある高密度フェノールフォームで形成
し、その他の部分の芯材を難燃性のある低密度フェノー
ルフォームで形成し不燃性基材間に合成樹脂発泡体より
なる芯材を形成することにより、耐火、耐熱、防煙性等
があり、機械強度に優れた複合板を提案するものであ
る。
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1、図
2は本発明に係る複合板の代表的な一例を示す一部切り
欠き斜視図と施工状態断面図であり、1は表面材1aと
裏面材1bよりなる不燃性基材、2は芯材、3は雄型連
結部、4は雌型連結部である。
例えば、鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラッド
鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼
板(制振鋼板等)等(勿論、これら金属板を各種色調に
塗装したカラー金属板を含む)の一種をロール成形、プ
レス成形、押出成形等によって各種形状に成形したも
の、あるいは無機質材からなるものである。
側の左端部3a、雌型連結部側4の右端部4a、中央部
の中央2aの3つに結果的に分けられるものであり、左
端部3aおよび右端部4aは耐火性のある密度が100
〜500Kg/m 3 のフェノールフォーム、中央2aは
密度が50〜200kg/m 3 のフェノールフォームで
あり、しかも左端部3a、右端部4aの密度を中央部2
aより高密度にしたものである。勿論、左端部3a、中
央2a、右端部4a間の境界は厳密に区分けするもので
はなく、高密度と低密度のフェノールフォームが混在し
た状態である。
セラミックウール等の無機系パッキング材であり、さら
に耐火性を向上するためのものである。
火性能の最弱点部となる連結部部分に耐火性のある高密
度フェノールフォームを使用したために、JIS−A−
1304(建築構造部分の耐火試験方法)の耐火構造1
時間試験に合格する複合板αとすることができ、かつ、
主要部分である中央2aを低密度として高価なフェノー
ルフォーム樹脂の使用量を低減したものである。
を示すと図3のようになる。まず、表面材1aとなる不
燃性基材1、例えばカラー鋼板(厚さ0.5mm)を送
給工程A(例えばアンコイラ、リフター)等から加熱工
程Bに送給し、不燃性基材1を20〜50℃位に加温
し、その後未発泡のレゾール型フェノールフォーム原液
を吐出機Cから密度が仕上がりで100〜500Kg/
m 3 になるように不燃性基材1上の左右端に吐出し、ま
た、不燃性基材1の中央部分にはフェノールフォーム原
料を吐出機Dにより密度が50〜200kg/m 3 で不
燃性基材1の左右端の密度より低密度になるように吐出
し、その上に裏面材1bとなる不燃性基材1、例えばカ
ラー鋼板(厚さ0.5mm)を送給工程Eより繰り出し
積層して所定型のキュアオーブンFに送給し、連続、も
しくはバッヂ方式で7〜15分間30〜100℃位で養
生し、次にカッタGで所定寸法に切断した後に梱包工程
Hに送給するものである。勿論、送給工程A、Eの後に
は点線で示すように成形工程A1、E1が存在し、不燃
性基材1を各種形状に成形するものである。
一実施例にすぎず、複合板αの形状を図4(a)〜
(f)に示す断面とすることもできる。
らに耐火性を向上した複合板αとすることもできる。勿
論、左端部3a、右端部4a、中央2aの密度等は各種
性能に合わせて種々設定できるものである。
れば、複合板の連結部となる左右端の芯材を耐火性の
ある高密度フェノールフォームにより形成したために、
耐火構造試験における最弱点部となる部分の耐火性が向
上し、JIS−A−1304(建築構造部分の耐火試験
方法)の耐火構造1時間試験に合格する樹脂を芯材とし
た複合板となる。複合板の連結部となる左右端の芯材
を高密度フェノールフォームにより形成し、その他の主
要部分を低密度フェノールフォームにより形成したため
に、耐火性を従来の同等の性能を有する耐火構造品に比
較して低下させることなく、低コスト化が図れる。軽
量で施工性が良く、耐火、耐熱、防煙性にすぐれる複合
板となる。従来の同等の性能を有する耐火構造品に比
較してコストが低く、かつ軽量な複合板となる。等の特
徴、効果がある。
斜視図である。
ある。
例を示す説明図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 不燃性基材間に合成樹脂発泡体よりなる
芯材を形成し左右端に雄雌連結構造を有する長尺状の複
合板において、左右端の雄型連結部と雌型連結部部分の
芯材を密度が100〜500kg/m 3 のフェノールフ
ォームで形成し、その他の部分の芯材を密度が50〜2
00Kg/m 3 のフェノールフォームで形成し、かつ、
左右端の雄型連結部と雌型連結部のフェノールフォーム
の密度をその他の部分のフェノールフォームの密度より
高密度としたことを特徴とする複合板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36022992A JP3230210B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36022992A JP3230210B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 複合板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198786A JPH06198786A (ja) | 1994-07-19 |
JP3230210B2 true JP3230210B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18468473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36022992A Expired - Fee Related JP3230210B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 複合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230210B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP36022992A patent/JP3230210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06198786A (ja) | 1994-07-19 |
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