JP3341424B2 - 位相サーボ回路 - Google Patents

位相サーボ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コントロール信号が記
録されるデータレコーダやVTRなどに適用して好適な
コントロール信号の位相サーボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】データレコーダやVTRでは、磁気テー
プの移送速度をコントロールするために磁気テープの下
端部に連続したコントロール信号(CTL信号)が記録
される。このCTL信号の周波数が一定となるようにキ
ャプスタンモータを制御することによって、キャプスタ
ンモータで移送される磁気テープの速度を一定にするこ
とが可能になる。
【0003】図6は、例えばVTRに適用される従来の
コントロール信号の位相サーボ回路1の構成を示す。V
TRの再生モード時には、磁気テープ10に記録されて
いるCTL信号が磁気ヘッド11で再生される。再生さ
れたCTL信号は、アンプ12で増幅され位相差検出回
路13に供給される。位相差検出回路13には、例えば
垂直同期信号などが基準信号SAとして供給される。そ
して、ここで基準信号SAとCTL信号との位相差が検
出され、この位相差信号SBが位相補償回路(遅れ補償
回路)14に送られる。
【0004】位相補償回路14では、位相差信号SBに
基づいてCTL信号の位相を基準信号SAの位相に合わ
せるための制御信号SCが生成され、これが切換えスイ
ッチ15の端子aを経て速度検出器22でモータFG2
0から検出された速度データに加算されて、アンプ16
を介してキャプスタンモータ17に供給される。これに
よって、キャプスタンモータ17の速度が制御されて磁
気テープ10の送り速度が制御され、CTL信号と基準
信号SAとの位相が一致するようになる。
【0005】また、キャプスタンモータ17の起動時又
は停止時には、切換えスイッチ15が端子b側に切換え
られ、例えばVTRの再生又は停止の操作キー18が操
作されて、CPU19から加減速信号SDが送出され
る。この加減速信号SDがキャプスタンモータ17に供
給され、これによって、停止モードが設定されたときは
キャプスタンモータ17が減速されて停止し、起動モー
ドが設定されたときはキャプスタンモータ17が加速さ
れて定常速度になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CTL信号
の周波数は磁気テープ10の移送速度、すなわち、キャ
プスタンモータ17の回転速度に対応しているので、起
動モード時の加速中や、停止モード時の減速中にはCT
L信号の周波数が不安定になる。また、停止したときに
はCTL信号が再生されない。
【0007】したがって、従来の位相サーボ回路1では
停止モード時にCTL信号の停止位置を正確に制御する
ことができず、その都度CTL信号の停止位置が異なっ
てしまう。そのため、起動時にもCTL信号の停止位置
が予測できないので、キャプスタンモータ17を加速し
て定常速度になったときのCTL信号の位相もその都度
異なり、CTL信号と基準信号SAとの初期位相が不確
定となる。したがって、次に説明するように位相サーボ
のロックインタイムがばらつき、また、長時間を要する
場合がある。
【0008】図7は起動時のキャプスタンモータ17の
速度と、基準信号SA及びCTL信号の関係を示す。同
図(A)に示すように、キャプスタンモータ17がオン
してから加速されて定常速度に達したときに、位相サー
ボがオンされる。そして、この後CTL信号の位相が基
準信号SAの位相と一致するように制御される。
【0009】一方、基準信号SAは同図(B)に示すよ
うに、キャプスタンモータ17に同期して発生するので
その位相が固定される。これに対して、CTL信号は同
図(C)に示すように起動時の位相がまちまちであり、
基準信号SAとCTL信号の初期位相差P0は、0゜〜
180゜の間で変化する。すなわち、最良の場合は位相
サーボが起動されたときにCTL信号と基準信号SAの
位相が一致しており、最悪の場合は同図(D)に示すよ
うに逆相となる。
【0010】位相サーボが起動してからサーボがロック
イン(収束)するまでの時間(ロックインタイム)は、
上述の初期位相差P0によって大きく変化する。すなわ
ち、両者の初期位相が同相の場合にはロックインタイム
が最短となり、初期位相が逆相の場合はロックインタイ
ムが最長となる。
【0011】このように従来の位相サーボ回路1では、
初期位相差P0がその都度異なるのでロックインタイム
にばらつきが発生し、また、CTL信号の初期位相が基
準信号SAと逆相であった場合は、ロックインタイムに
長時間を要するという問題があった。
【0012】そこでこの発明は、上述したような課題を
解決したものであって、位相サーボのロックインタイム
のばらつきをなくすと共に、ロックインタイムを短縮す
ることが可能なコントロール信号の位相サーボ回路を提
案するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題は、キャプス
タンモータによって駆動される記録媒体から再生される
コントロール信号と、当該回路で制御の基準なる基準信
号とを同期させて当該キャプスタンモータを制御する位
相サーボ回路において、キャプスタンモータの回転数に
対応した周波数発生信号を入力してそのパルス数をカウ
ントするカウンタと、このカウンタを制御する制御装置
とを備え、この制御装置は、キャプスタンモータの定常
速度時のコントロール信号の一周期に対する周波数発生
信号のパルス数と、停止モード設定直後の基準信号のエ
ッジタイミングによって減速開始されたキャプスタンモ
ータの減速期間における周波数発生信号のパルス数とを
検出し、再生動作時には、再生モード設定直後の基準信
号のエッジタイミングによってキャプスタンモータを起
動開始すると共に、定常速度時の周波数発生信号のパル
ス数及び減速期間の周波数発生信号のパルス数に基づい
て当該キャプスタンモータを加速しコントロール信号と
基準信号とを同期させることを特徴とする位相サーボ回
路によって解決される。
【0014】
【作用】本発明によれば、図1に示すキャプスタンモー
タ17の回転数に対応した周波数発生信号(以下でFG
信号という)を入力してそのパルス数をカウントするカ
ウンタ21と、このカウンタ21を制御する制御装置の
一例となるCPU19とを備えている。このCPU19
はキャプスタンモータ17の定常速度時のコントロール
信号(以下でCTL信号という)の一周期に対するFG
信号のパルス数N0と、停止モード(ストップコマン
ド)設定直後の基準信号SAのエッジタイミングによっ
て減速開始されたキャプスタンモータ17の減速期間の
FG信号のパルス数N1とを検出する。再生動作時に
は、再生モード設定直後の基準信号のエッジタイミング
によってキャプスタンモータを加速開始すると共に、定
常速度時のFG信号のパルス数及び、減速期間のFG信
号のパルス信号に基づいて当該キャプスタンモータを加
速しコントロール信号と基準信号とを同期させるもので
ある。つまり、図1のキャプスタンモータ17の停止時
には、ストップコマンド(図2(A))が入力した直後
の基準信号SA(図2(B))の立ち上がりタイミング
で減速が開始される。そして、キャプスタンモータ17
が停止するまでの減速期間におけるFG信号(図2
(D))のパルス数N1が、カウンタ21でカウントさ
れる。これによって、次にキャプスタンモータ17を起
動したとき、FG信号のパルス数がD1=(N0−N
1)になったときにCTL信号の立ち上がりがくること
が予測できる。
【0015】したがって、次にキャプスタンモータ17
を起動する場合は、図3(A)に示すように基準信号S
Aの立ち上がりエッジのタイミングで加速を開始すると
共に、基準信号SAのnサイクルにおけるFG信号のパ
ルス数がDn=(nN0−N1)となるように加速度を
設定すれば、加速開始後に基準信号SAのnサイクルで
CTL信号と基準信号SAとの位相が一致するようにな
る。したがって、ここで位相サーボを起動すればロック
インタイムが短縮されると共に、そのばらつきがなくな
る。
【0016】
【実施例】続いて、本発明に係わるコントロール信号の
位相サーボ回路の一実施例について、図面を参照して詳
細に説明する。なお、上述と同様の部分には同一の符号
を付けて詳細な説明を省略した。
【0017】図1は、本発明によるコントロール信号の
位相サーボ回路1をVTRに適用した場合の構成を示
す。この位相サーボ回路1では、キャプスタンモータ1
7に装備されたFG(周波数発生機)20から、キャプ
スタンモータ17の回転数に対応したFG信号が送出さ
れ、これがカウンタ21に供給されてそのパルス数がカ
ウントされる。このカウント信号SEはCPU19に供
給され、ここで例えば垂直同期信号など基準信号SAの
一周期おけるFG信号のパルス数が検出される。カウン
タ21は基準信号SAのエッジタイミングでリセットさ
れる。
【0018】また、この位相サーボ回路1においては、
再生モード中に操作キー18によって停止モードが設定
されると、基準信号SAの直後のエッジタイミング、例
えば立ち上がりエッジのタイミングでキャプスタンモー
タ17が減速されて停止する。逆に、停止モードから再
生モードが設定されると、基準信号SAの直後の立ち上
がりエッジのタイミングでキャプスタンモータ17が起
動して加速される。
【0019】図2は、再生モードから停止モードになっ
たときのキャプスタンモータ17の速度と、各信号の関
係を示す。同図(A)に示すように、キャプスタンモー
タ17が定常速度にあるX1点で停止モードが設定され
るとストップコマンドが入力される。この後、同図
(B)に示す基準信号SAの立ち上がりエッジのタイミ
ングであるY1点まで位相サーボが作動する。
【0020】そして、Y1点に達したとき同図(E)に
示すようにリセットパルスSFが発生し、これによっ
て、カウンタ21がリセットされる。また、このときキ
ャプスタンモータ17の減速が開始してZ1点で停止す
る。
【0021】カウンタ21では、同図(F)に示すよう
にキャプスタンモータ17が定常速度にあるとき、コン
トロール信号(CTL信号)の一周期に対するFG信号
のパルス数N0がカウントされており、これがCPU1
9に供給されてそのメモリに記憶されている。また、キ
ャプスタンモータ17が減速を開始したY1点から停止
したZ1点までのFG信号のパルス数N1がカウントさ
れて、これがCPU19に供給される。そして、CPU
19で定常速度におけるパルス数N0と減速期間におけ
るパルス数N1との差分D1=(N0−N1)が算出さ
れる。
【0022】キャプスタンモータ17が停止した後はC
TL信号が再生されないので、CTL信号の次の立ち上
がりエッジの位置は不明である。しかし、停止している
キャプスタンモータ17を回転させたとすると、FG信
号が出力されてそのパルス数が上述の差分D1と同一に
なったときにCTL信号の立ち上がりエッジが来ること
が分かる。これは、CTL信号の一周期におけるFG信
号のパルス数が一定値N0だからである。
【0023】このように、従来の方法ではキャプスタン
モータ17が停止する際のCTL信号の停止位置を検出
できなかったが、本例ではキャプスタンモータ17を停
止するときのCTL信号とFG信号のパルス数との関係
を計測することにより、キャプスタンモータ17が停止
したとき、その直後にあるCTL信号の立ち上がりエッ
ジの位置を正確に予測することが可能になる。
【0024】また、キャプスタンモータ17が十分に減
速された状態では、減速を開始してからFG信号のパル
ス数が所定値N1となるようにキャプスタンモータ17
を停止させることは容易である。このように制御するこ
とで、次に説明するようにCTL信号の位相サーボのロ
ックインタイムを短縮すると共に、そのバラツキをなく
すことが可能になる。
【0025】図3は、VTRが再生モードに設定された
場合のキャプスタンモータ17の速度と各信号の波形を
示す。ここでは、キャプスタンモータ17が図2で説明
した状態、すなわち、CTL信号が立ち上がりエッジか
ら上述の差分D1=(N0−N1)だけ手前に停止して
いるものとする。
【0026】この停止状態のときに再生モードが設定さ
れると、図3(A)に示すようにキャプスタンモータ1
7が停止しているX2点でプレイコマンドが入力され
る。そして、停止モードを設定したときと同様に同図
(B)に示す基準信号SAの立ち上がりエッジのタイミ
ングで、キャプスタンモータ17の加速が開始される。
これで、同図(C)に示すCTL信号が再生され、同図
(D)に示すFG信号が出力される。
【0027】同時に、同図(F)に示すようにカウンタ
21で、CTL信号の一周期に対するFG信号のパルス
数がカウントされる。そして、キャプスタンモータ17
が起動した後、カウンタ21のカウント値が上述の差分
D1=(N0−N1)と同一になると、CTL信号の最
初の立ち上がりエッジS1が出力される。更に、カウン
ト値がD2=(2×N0−N1)になるとCTL信号の
2番目の立ち上がりエッジS2が出力され、カウント値
がD3=(3×N0−N1)になると、3番目の立ち上
がりエッジS3が出力される。
【0028】いま、図3のようにキャプスタンモータ1
7がY2点で加速を開始してZ2点で定常速度に達する
と共に、Z2点でCTL信号の位相サーボが起動するよ
うに制御する場合は、Y2点からZ2点までの時間T
内、本例では基準信号SAの2サイクルの期間でFG信
号のパルス数がD2=(2×N0−N1)になり、同時
に時間T内に定常速度に達するようにキャプスタンモー
タ17を制御すればよい。
【0029】ここで、基準信号SAの2サイクルの期間
でFG信号のパルス数がD2となるようにしたのは、
(N0/2)<N1の場合を例示したからであり、(N
0/2)≧N1であれば基準信号SAの1サイクルの期
間でFG信号のパルス数がD2となり、この期間内に定
常速度に達するようにように制御することも可能であ
る。
【0030】上述のように2サイクルの期間で定常速度
に達するように制御した場合は、位相サーボが起動され
るZ2点でCTL信号の2番目の立ち上がりエッジS2
と基準信号SAの立ち上がりエッジとが一致するので、
位相サーボのロックインタイムが短縮されて高速位相サ
ーボが実現される。また、ロックインタイムのばらつき
もなくなる。
【0031】図4は、位相サーボ回路1の停止処理30
の手順を示す。この停止処理30では、まず停止モード
が設定されると(ステップ31)、次にストップコマン
ドが入力されたかどうかが判断される(ステップ3
2)。これが入力されたと判断されると、次に基準信号
SAの立ち上がりエッジが入力されたか否かが判断され
る(ステップ33)。基準信号SAの立ち上がりエッジ
が入力されると次にカウンタ21がリセットされ(ステ
ップ34)、続いてキャプスタンモータ17が減速され
る(ステップ35)。
【0032】次に、カウンタ21のカウント値が所定値
N1になったか否かが判断される(ステップ36)。な
お、磁気テープの挿入時にテープローディング及び初期
設定が行なわれるときに所定値N1が計測され、これが
ステップ36の判断基準となる。ステップ36でカウン
ト値が所定値N1になっていないと判断されたときは、
ステップ35で減速処理が継続される。そして、カウン
タ値が所定値N1になると同時にキャプスタンモータ1
7が停止されて(ステップ37)、この停止処理30が
終了する。
【0033】図5は、位相サーボ回路1の起動処理40
の手順を示す。この起動処理40では、例えばVTRの
再生モードが設定されると(ステップ41)、次にスタ
ートコマンドが入力されたかどうかが判断される(ステ
ップ42)。ここで、スタートコマンドが入力される
と、次に基準信号SAの立ち上がりエッジが入力された
か否かが判断される(ステップ43)。そして、立ち上
がりエッジが入力されると、カウンタ21がリセットさ
れ(ステップ44)、続いてキャプスタンモータ17の
加速度が設定される(ステップ45)。
【0034】次にキャプスタンモータ17が加速され
(ステップ46)、続いて基準信号SAが2サイクルに
なったか否かが判断される(ステップ47)。そして、
2サイクルになると同時にCTL信号の位相サーボが起
動され(ステップ48)、この起動処理40が終了す
る。
【0035】なお、上述の例では基準信号SAの2サイ
クルの期間でカウンタ21のカウント値がD2=(2×
N0−N1)となり、この時間内にキャプスタンモータ
17が定常速度になるように制御した場合について説明
したが、基準信号SAのnサイクルの期間(nは正の整
数)でカウンタ21のカウント値がDn=(n×N0−
N1)となり、この期間内にキャプスタンモータ17が
定常速度になるように制御すれば高速位相サーボが可能
になる。nはキャプスタンモータ17の特性によって適
宜設定することができる。
【0036】また、上述の実施例では、キャプスタンモ
ータ17の停止時には、減速期間におけるFG信号のパ
ルス数が所定値N1になったときキャプスタンモータ1
7を停止し、キャプスタンモータ17の起動時には、基
準信号SAのnサイクル期間内にキャプスタンモータ1
7が定常速度になると共に、nサイクル期間におけるF
G信号のパルス数が定常速度におけるパルス数N0のn
倍から所定値N1を引いた値Dn=(n×N0−N1)
となるように、キャプスタンモータ17を加速する場合
について説明したが、キャプスタンモータ17の停止時
には、減速期間におけるFG信号のパルス数が定常速度
におけるパルス数N0と同一になったときキャプスタン
モータ17を停止し、キャプスタンモータ17の起動時
には、基準信号SAのnサイクル期間で定常速度に達す
るように、キャプスタンモータ17を加速するようにし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャプス
タンモータの回転数に対応した周波数発生信号(FG信
号)を入力してそのパルス数をカウントするためのカウ
ンタを制御する制御装置を備え、この制御装置はキャプ
スタンモータの定常速度時のコントロール信号の一周期
に対するFG信号のパルス数と、停止モード設定直後の
基準信号のエッジのタイミングによって減速開始された
キャプスタンモータの減速期間のFG信号のパルス数と
を検出し、再生動作時には、再生モード設定直後の基準
信号のエッジのタイミングによってキャプスタンモータ
を加速開始すると共に、定常速度時のFG信号のパルス
数及び、減速期間のFG信号のパルス信号に基づいて当
該キャプスタンモータを加速しコントロール信号と基準
信号とを同期させるものである
【0038】この構成によって、キャプスタンモータの
定常速度時のFG信号のパルス数と、減速期間のFG信
号のパルス信号との差分から、再生モード設定後の基準
信号の波形立ち上がり直後のコントロール信号の位置を
予測できる。しかも、コントロール信号と基準信号の位
一致させる時期をカウンタに設定する値N1によっ
コントロールすることが可能になる。そして、両者の
位相が一致したときに位相サーボを起動することによ
り、ロックインタイムを短縮することが可能になると共
に、そのばらつきをなくすことが可能になるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコントロール信号の位相サーボ
回路1の構成図である。
【図2】停止モード設定時の信号波形図である。
【図3】再生モード設定時の信号波形図である。
【図4】キャプスタンモータ17の停止手順を説明する
図である。
【図5】キャプスタンモータ17の起動手順を説明する
図である。
【図6】従来のコントロール信号の位相サーボ回路1の
構成図である。
【図7】従来の再生モード設定時の信号波形図である。
【符号の説明】
1 コントロール信号の位相サーボ回路 11 磁気ヘッド 13 位相差検出回路 14 位相補償回路 17 キャプスタンモータ 19 CPU 20 FG 21 カウンタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータによって駆動される
    記録媒体から再生されるコントロール信号と、当該回路
    で制御の基準なる基準信号とを同期させて当該キャプス
    タンモータを制御する位相サーボ回路において、 前記キャプスタンモータの回転数に対応した周波数発生
    信号を入力してそのパルス数をカウントするカウンタ
    と、 前記カウンタを制御する制御装置とを備え、 前記制御装置は、 前記キャプスタンモータの定常速度時の前記コントロー
    ル信号の一周期に対する周波数発生信号のパルス数と、
    停止モード設定直後の前記基準信号のエッジタイミング
    によって減速開始された前記キャプスタンモータの減速
    期間における周波数発生信号のパルス数とを検出し、 再生動作時には、再生モード設定直後の前記基準信号の
    エッジタイミングによって前記キャプスタンモータを起
    動開始すると共に、前記定常速度時の周波数発生信号の
    パルス数及び前記減速期間の周波数発生信号のパルス数
    に基づいて当該キャプスタンモータを加速し前記コント
    ロール信号と基準信号とを同期させることを特徴とする
    位相サーボ回路。
  2. 【請求項2】 前記制御装置に対して停止モードが設定
    されたときは前記 減速期間における前記周波数発生信号のパルス数が
    所定値N1になったとき、前記キャプスタンモータを停
    止し、前記制御装置に対して再生モードが設定されたときは、 前記キャプスタンモータの定常速度時における周波数発
    生信号 のパルス数N0のn倍から前記所定値N1を引い
    た値Dn=(n×N0−N1)となるように、前記基準
    信号のnサイクル期間内に前記キャプスタンモータを加
    して当該キャプスタンモータを定常速度とすることを
    特徴とする請求項1記載の位相サーボ回路。
  3. 【請求項3】 前記制御装置に対して停止モードが設定
    されたときは、 前記 減速期間における前記周波数発生信号のパルス数
    と定常速度におけるパルス数N0とが一致したとき
    前記キャプスタンモータを停止し、前記制御装置に対して再生モードが設定されたときは、 前記 基準信号のnサイクル期間内に定常速度に達するよ
    うに前記キャプスタンモータを加速することを特徴とす
    る請求項1記載の位相サーボ回路。
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