JP3340950B2 - コネクタハウジングに対するコンタクトの挿入・抜去治具 - Google Patents
コネクタハウジングに対するコンタクトの挿入・抜去治具Info
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- JP3340950B2 JP3340950B2 JP01783098A JP1783098A JP3340950B2 JP 3340950 B2 JP3340950 B2 JP 3340950B2 JP 01783098 A JP01783098 A JP 01783098A JP 1783098 A JP1783098 A JP 1783098A JP 3340950 B2 JP3340950 B2 JP 3340950B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に細い電線の端
部に圧着接続したコンタクトをコネクタハウジングに設
けた収容室に挿入する際又は収容室からコンタクトを抜
去する際に使用するのに適したコネクタハウジングに対
するコンタクトの挿入・抜去治具に関するものである。
部に圧着接続したコンタクトをコネクタハウジングに設
けた収容室に挿入する際又は収容室からコンタクトを抜
去する際に使用するのに適したコネクタハウジングに対
するコンタクトの挿入・抜去治具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】呼び寸法が３６番〜４０番の極細の電線
（線径が０．２５mm）の端部にコンタクトを圧着接続
し、該コンタクトをコネクタハウジングに個別的に設け
たコンタクト収容室に挿入する作業では、電線が細くて
柔らかいため電線を手で持って挿入作業ができないの
で、コンタクトを手で持って仮挿入した後、爪楊枝又は
爪先等でコンタクトの後端を押して本挿入を行なってい
る。
（線径が０．２５mm）の端部にコンタクトを圧着接続
し、該コンタクトをコネクタハウジングに個別的に設け
たコンタクト収容室に挿入する作業では、電線が細くて
柔らかいため電線を手で持って挿入作業ができないの
で、コンタクトを手で持って仮挿入した後、爪楊枝又は
爪先等でコンタクトの後端を押して本挿入を行なってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、爪楊枝のよう
な細い治具を持って本挿入をしていては、本挿入のたび
に細い治具を持つのに手間を要し、非常に作業性が悪か
った。また、治具を紛失し易いという問題もあった。
な細い治具を持って本挿入をしていては、本挿入のたび
に細い治具を持つのに手間を要し、非常に作業性が悪か
った。また、治具を紛失し易いという問題もあった。
【０００４】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、治具を手指に装着した状態で作業が行なえ、コ
ネクタハウジングに対してコンタクトを挿入する際ある
いはコンタクトをコネクタハウジングから抜去する際の
作業性を大幅に改善することができるコネクタハウジン
グに対するコンタクトの挿入・抜去治具を提供すること
を目的とする。
であり、治具を手指に装着した状態で作業が行なえ、コ
ネクタハウジングに対してコンタクトを挿入する際ある
いはコンタクトをコネクタハウジングから抜去する際の
作業性を大幅に改善することができるコネクタハウジン
グに対するコンタクトの挿入・抜去治具を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の挿入治具は、手指に装着可能なリング状体
に、外方へ突出する細長い突子が設けられていて、前記
突子の先端部が電線端部に接続されたコンタクトの後端
に当接可能な扁平形状に形成されていることを特徴とす
る。
に、本発明の挿入治具は、手指に装着可能なリング状体
に、外方へ突出する細長い突子が設けられていて、前記
突子の先端部が電線端部に接続されたコンタクトの後端
に当接可能な扁平形状に形成されていることを特徴とす
る。
【０００６】また、本発明の抜去治具は、前記突子の先
端部がコネクタハウジングのランスの先端に当接可能な
先細形状に形成されていることを特徴とする。
端部がコネクタハウジングのランスの先端に当接可能な
先細形状に形成されていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【０００８】図１は本発明に係る挿入治具を示し、図２
は同挿入治具で展開した状態を示している。挿入治具１
は、手の人差し指又は中指に装着可能な指輪状のリング
状体２と、該リング状体２に設けられ、外方へ突出する
細長い突子３とからなっている。
は同挿入治具で展開した状態を示している。挿入治具１
は、手の人差し指又は中指に装着可能な指輪状のリング
状体２と、該リング状体２に設けられ、外方へ突出する
細長い突子３とからなっている。
【０００９】リング状体２は、皮革などの可撓性材料か
らなる帯状片を馬蹄形に曲げ加工して形成される本体４
と、プラスチック材料からなり本体４の湾曲部４ａの内
側に添って取り付けられる支持部材５と、本体４の両端
部４ｂ，４ｂを連結するゴム紐などの弾性紐状体６とで
構成されている。本体４の湾曲部４ａには突子３が貫通
する孔７が設けられ、両端部４ｂ，４ｂには弾性紐状体
６を挿通する孔８，８が設けられている。支持部材５は
本体４の湾曲部４ａの内側に添うように湾曲されてい
て、上下両端部に沿って湾曲部４ａの上下両端部に係止
されるフランジ部９，９が設けられている。
らなる帯状片を馬蹄形に曲げ加工して形成される本体４
と、プラスチック材料からなり本体４の湾曲部４ａの内
側に添って取り付けられる支持部材５と、本体４の両端
部４ｂ，４ｂを連結するゴム紐などの弾性紐状体６とで
構成されている。本体４の湾曲部４ａには突子３が貫通
する孔７が設けられ、両端部４ｂ，４ｂには弾性紐状体
６を挿通する孔８，８が設けられている。支持部材５は
本体４の湾曲部４ａの内側に添うように湾曲されてい
て、上下両端部に沿って湾曲部４ａの上下両端部に係止
されるフランジ部９，９が設けられている。
【００１０】一方、突子３は細い金属線材でつくられ、
先端部分３ａが後述するコンタクトの口輪部後端に当接
可能な扁平形状に形成され、後端部に径大の取付片１０
が固着されている。通常、突子３の先端部分３ａは、幅
０．７mm、厚さ０．３mmの扁平な矩形断面に形成され
る。取付片１０を支持部材５の両フランジ部９，９で挟
み付けるように保持して突子３が支持部材５に交換可能
に取り付けられ、該突子３を本体４の孔７に挿通して外
方へ突出させると共に、支持部材５を湾曲部４ａの内側
に係合して保持固定したのち、本体４の孔８，８に挿通
した弾性紐状体６で両端部４ｂ，４ｂを連結して、図１
に示すように、手指に装着可能な指輪状のリング状体２
が形成されている。
先端部分３ａが後述するコンタクトの口輪部後端に当接
可能な扁平形状に形成され、後端部に径大の取付片１０
が固着されている。通常、突子３の先端部分３ａは、幅
０．７mm、厚さ０．３mmの扁平な矩形断面に形成され
る。取付片１０を支持部材５の両フランジ部９，９で挟
み付けるように保持して突子３が支持部材５に交換可能
に取り付けられ、該突子３を本体４の孔７に挿通して外
方へ突出させると共に、支持部材５を湾曲部４ａの内側
に係合して保持固定したのち、本体４の孔８，８に挿通
した弾性紐状体６で両端部４ｂ，４ｂを連結して、図１
に示すように、手指に装着可能な指輪状のリング状体２
が形成されている。
【００１１】上記のように構成された挿入治具１は、図
３に示すようにリング状体２を人差し指に嵌め、突子３
が手の甲側へ向くように装着して使用する。以下、図４
〜図６を参照して使用方法を説明する。
３に示すようにリング状体２を人差し指に嵌め、突子３
が手の甲側へ向くように装着して使用する。以下、図４
〜図６を参照して使用方法を説明する。
【００１２】図４において、１１はコネクタハウジン
グ、１２はコネクタハウジング１１に隔離して設けたコ
ンタクト収容室、１３は収容室１２に挿入して個別的に
収容されるコンタクトで、該コンタクト１３には呼び寸
法が３６〜４０番の極細の電線１４の端部が圧着接続さ
れている。この電線１４は非常に細くて柔らかいので、
前述のように挿入治具１を人差し指に装着した手指でコ
ンタクト１３後端の口輪部１５を摘んで該コンタクト１
３を収容室１２に挿入する。このとき、口輪部１５を手
指で摘んでいるので、コンタクト１３を完全には収容室
１２に挿入することができず、図５に示すように仮挿入
の状態となる。このように仮挿入した後、人差し指に装
着した挿入治具１の突子３の先端部分３ａを口輪部１５
の後端に押し当て、突子３でコンタクト１３を押し込ん
で本挿入し、図６に示すように、コンタクト１３のラン
ス１６がハウジング１１のランス１７に係合する所定位
置まで挿入してコンタクト１３を収容室１２に収容保持
させる。このとき、挿入治具１を装着した敏感な人差し
指の甲で突子３を押すので、コンタクト１３の挿入力を
微妙に調整することができ、過剰な挿入力によって、小
さくて軟弱なコンタクト１３を変形、あるいは損傷させ
るなどのおそれがない。
グ、１２はコネクタハウジング１１に隔離して設けたコ
ンタクト収容室、１３は収容室１２に挿入して個別的に
収容されるコンタクトで、該コンタクト１３には呼び寸
法が３６〜４０番の極細の電線１４の端部が圧着接続さ
れている。この電線１４は非常に細くて柔らかいので、
前述のように挿入治具１を人差し指に装着した手指でコ
ンタクト１３後端の口輪部１５を摘んで該コンタクト１
３を収容室１２に挿入する。このとき、口輪部１５を手
指で摘んでいるので、コンタクト１３を完全には収容室
１２に挿入することができず、図５に示すように仮挿入
の状態となる。このように仮挿入した後、人差し指に装
着した挿入治具１の突子３の先端部分３ａを口輪部１５
の後端に押し当て、突子３でコンタクト１３を押し込ん
で本挿入し、図６に示すように、コンタクト１３のラン
ス１６がハウジング１１のランス１７に係合する所定位
置まで挿入してコンタクト１３を収容室１２に収容保持
させる。このとき、挿入治具１を装着した敏感な人差し
指の甲で突子３を押すので、コンタクト１３の挿入力を
微妙に調整することができ、過剰な挿入力によって、小
さくて軟弱なコンタクト１３を変形、あるいは損傷させ
るなどのおそれがない。
【００１３】図７及び図８は、リング状体２に取り付け
た突子３を抜去用突子２３に交換し、抜去治具として使
用する場合の例を示している。図示は省略しているが、
抜去用突子２３は、突子３と全く同様にしてリング状体
２に取り付けられる。ただ、先端部２３ａが突子３の先
端部３ａより先細に形成されていて、図８のようにハウ
ジング１１のランス１７の先端に当接してコンタクト１
３のランス１６との間に挿入できる形状を有している。
そして、リング状体２を嵌めて装着した人差し指の甲で
抜去用突子２３を押し、図８に示すように、先端部２３
ａをランス１６とランス１７との間に押し込むように挿
入した後、ランス１７をこじ上げてランス１６の係止を
解除させた状態で電線１４を引っ張ると、コンタクト１
３がハウジング１１から抜去される。
た突子３を抜去用突子２３に交換し、抜去治具として使
用する場合の例を示している。図示は省略しているが、
抜去用突子２３は、突子３と全く同様にしてリング状体
２に取り付けられる。ただ、先端部２３ａが突子３の先
端部３ａより先細に形成されていて、図８のようにハウ
ジング１１のランス１７の先端に当接してコンタクト１
３のランス１６との間に挿入できる形状を有している。
そして、リング状体２を嵌めて装着した人差し指の甲で
抜去用突子２３を押し、図８に示すように、先端部２３
ａをランス１６とランス１７との間に押し込むように挿
入した後、ランス１７をこじ上げてランス１６の係止を
解除させた状態で電線１４を引っ張ると、コンタクト１
３がハウジング１１から抜去される。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指輪状に構成した治具を手指に装着した状態でコネクタ
ハウジングに対するコンタクトの挿入作業又は抜去作業
が行なえるので、従来のように手指で摘んで仮挿入した
後、治具を持って本挿入する場合に比較してハウジング
に対するコンタクトの挿入作業及び抜去作業が極めて能
率良く行なえ、作業性を大幅に改善することができる。
しかも、構造が簡単で、使用取扱いにも便利である。
指輪状に構成した治具を手指に装着した状態でコネクタ
ハウジングに対するコンタクトの挿入作業又は抜去作業
が行なえるので、従来のように手指で摘んで仮挿入した
後、治具を持って本挿入する場合に比較してハウジング
に対するコンタクトの挿入作業及び抜去作業が極めて能
率良く行なえ、作業性を大幅に改善することができる。
しかも、構造が簡単で、使用取扱いにも便利である。
【図１】本発明に係る挿入治具の斜視図である。
【図２】同挿入治具の展開斜視図である。
【図３】同挿入治具を手指に装着した状態を示す斜視図
である。
である。
【図４】コネクタハウジングとこれに挿入するコンタク
トを示す斜視図である。
トを示す斜視図である。
【図５】同ハウジングに対するコンタクトの仮挿入状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図６】本発明による挿入治具でハウジングに対してコ
ンタクトを本挿入した状態を示す要部断面図である。
ンタクトを本挿入した状態を示す要部断面図である。
【図７】本発明による抜去治具でハウジングからコンタ
クトを抜去する状態を示す斜視図である。
クトを抜去する状態を示す斜視図である。
【図８】同要部断面図である。
１ 挿入治具 ２ リング状体 ３ 突子 ３ａ 先端部 ４ 本体 ５ 支持部材 ６ 弾性紐状体 １１ コネクタハウジング １２ コンクタト収容室 １３ コンタクト １４ 電線 １５ 口輪部 １６ ランス １７ 係止片 ２３ 抜去用突子 ２３ａ 先端部
Claims (3)
- 【請求項１】 手指に装着可能なリング状体に、外方へ
突出する細長い突子が設けられていて、前記突子の先端
部が電線端部に接続されたコンタクトの後端に当接可能
な扁平形状に形成されていることを特徴とするコネクタ
ハウジングに対するコンタクトの挿入治具。 - 【請求項２】 手指に装着可能なリング状体に、外方へ
突出する細長い突子が設けられていて、前記突子の先端
部がハウジングのランスの先端に当接可能な先細形状に
形成されていることを特徴とするコネクタハウジングに
対するコンタクトの抜去治具。 - 【請求項３】 前記リング状体が、可撓性帯状材を馬蹄
形に曲げ加工して本体と、該本体の湾曲部の内側に添っ
て取り付けられる支持部材と、前記本体の両端部を連結
する弾性紐状体とで構成されていて、前記突子が前記支
持部材に固定保持され、前記本体を貫通して外方へ突出
するようになっている請求項１又は２記載のハウジング
に対するコンタクトの挿入・抜去治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01783098A JP3340950B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | コネクタハウジングに対するコンタクトの挿入・抜去治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01783098A JP3340950B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | コネクタハウジングに対するコンタクトの挿入・抜去治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11204230A JPH11204230A (ja) | 1999-07-30 |
| JP3340950B2 true JP3340950B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=11954633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01783098A Expired - Fee Related JP3340950B2 (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | コネクタハウジングに対するコンタクトの挿入・抜去治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3340950B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202022101365U1 (de) | 2022-03-14 | 2023-06-20 | WAGO Verwaltungsgesellschaft mit beschränkter Haftung | Manuelles Betätigungswerkzeug für einen elektrischen Steckverbinder oder eine elektrische Anschlussklemme |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP01783098A patent/JP3340950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11204230A (ja) | 1999-07-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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