JP2538715B2 - 端子金具の抜取治具 - Google Patents

端子金具の抜取治具

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JP2538715B2
JP2538715B2 JP2315743A JP31574390A JP2538715B2 JP 2538715 B2 JP2538715 B2 JP 2538715B2 JP 2315743 A JP2315743 A JP 2315743A JP 31574390 A JP31574390 A JP 31574390A JP 2538715 B2 JP2538715 B2 JP 2538715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用ワイヤハーネス等に接続に用いら
れるコネクタにおける端子金具の抜取治具に関し、とく
に端子収容室内の端子金具を係止する可撓係片の撓みを
スペーサの挿入により防止するタイプのコネクタに好適
に使用できる抜取治具に関する。
〔従来の技術〕 従来、スペーサ挿入タイプのコネクタには、第7図の
ような抜取治具aが使用されている。この治具aは、棒
状の係合解除杆bの先端に尖鋭端c1を有するテーパ状駆
動面cを設け、後端に柄部dを取り付けたシンプルな構
造である。
第8図a,bは同上の治具aをそれぞれ雌型の端子金具
eを収容した雄コネクタfと雄型の端子金具e′を収容
した雌コネクタf′の端子抜き取りに使用した状態を示
す。
第8図aにおいて、雄コネクタfの端子収容室gに
は、端子金具eの電気接触部e1に設けた係止孔hと係合
する係止突起jをもつ可撓係止片kが前端開口部g1に向
けて収容室内壁g2から突設されている。lはスペーサで
あって、可撓係止片kと内壁g2との撓み空間Vに挿入さ
れて、係止片kの矢線P方向への撓みを防止して端子金
具eの係止をより確実にするものであり、図はスペーサ
lを端子金具を抜き取りのために外した状態を示す。
第8図bにおいて、雄型の端子金具e′は、タブ状の
電気接触部e1′と電線接続部e2′との間に膨出部e3′を
有し、この膨出部e3′に可撓係止片kの係止突起jと係
合する係止孔hが形成されている。
そこで、雄コネクタfから端子金具eを抜き取る場
合、係合解除杆bを挿入して、可撓係止片kを撓ませて
該金具eとの係合を解除するときに、該杆bが傾斜姿勢
となり、端子金具の一部が挺子支点Pとなってしまうた
めに、電気接触部e1が変形したり折損する場合がある。
スペーサlを仮ロックした状態ではこの傾向が強くなる
から、スペーサを一旦コネクタfから取り外さなければ
ならない。雌コネクタf′の場合には、タブ状の電気接
触部e1′が前方に突出しているので、作業がさらに面倒
である。
また、抜き取り治具aの係合解除杆bをコネクタ内に
挿入する場合、挿入口g1′′とg1とを間違えて雌型の端
子金具eの電気接触部e1内に差し込んでしまい、内部の
弾性舌片mを傷めることがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記の従来技術の欠点に着目し、スペーサ
の仮ロック状態でも端子金具に変形や折損などの悪影響
を与えずに円滑に抜き取ることができる治具を提供する
ことを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本発明は、請求項1に記
載のように、コネクタハウジングの端子収容室に収容さ
れた端子金具を係止する可撓係止片と、該可撓係止片収
容室内壁との間に挿入されて、端子金具と可撓係止片と
の係合解除を防止するスペーサとを備え、スペーサが端
子収容室に仮ロックされ、かつスペーサの可撓係止片と
の押圧係合部には端子軸方向の逃げ溝が形成されたコネ
クタに用いる端子金具の抜取治具であって、ホルダー部
の前方に前記仮ロック状態のスペーサと端子金具との間
に挿入されて前記可撓係止片と端子金具との係合を半解
除する一次係合解除部材を設けると共に、前記逃げ溝と
端子金具との間から前記半解除によって生じた可撓係止
片と端子金具との間隙に挿入される二次係合解除部材を
前記一次係合解除部材に沿設してなる構成を採用した。
この抜取治具は、請求項2に記載のように、一次係合
解除部材が先端に尖鋭端を有するテーパー状駆動面を備
え、二次係合解除部材が先端に一次係合解除部材とは逆
向きの尖鋭端を有するテーパー状駆動面を備えているも
のが好ましい。
また、二次係合解除部材は、請求項3に記載のよう
に、一次係合解除部材に対して摺動可能に設けるのが望
ましい。
〔作 用〕
本発明の端子金具の抜取治具は、その一次係合解除部
材を端子金具とスペーサとの間から端子金具の外面に沿
って挿入すると、該一次係合解除部材の先端が端子金具
と可撓係止片との間に進入し、該可撓係止片を端子金具
から離れる方向に変位させる。
この状態で、二次係合解除部材を挿入すると、その先
端が上記変位した可撓係止片と端子金具との隙間に進入
し、可撓係止片と端子金具との係合を完全に解除するか
ら、この状態でたとえば端子金具の接続電線を引っ張る
と、円滑に抜き取ることができる。
スペーサには、予め逃げ溝を設けておくことにより二
次係合解除部材を円滑に進退させ、仮ロック状態で端子
金具の抜き取りができる。
一次と二次の係合解除部材のテーパ状駆動面を互に逆
向きの傾斜とすることにより、可撓係止片の端子金具に
対する係止段部の形状に適合して円滑な係合解除ができ
る。
また、二次係合解除部材を一次係合解除部材に対して
摺動可能に設けることにより、異サイズの可撓係止片や
端末金具に対しても使用することができる。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照
して具体的に説明する。
〔実施例〕
第1図に端子金具の抜取治具Aの斜視図、第2図にそ
の分解斜視図、第3図に治具Aが使用されるコネクタB
とスペーサCの分離状態の斜視図を示した。
これらの図において、抜取治具Aは、ホルダー部1の
端面に突設された一次係合解除部材2と、これに摺動可
能な二次係合解除部材5とから構成されている。
二次係合解除部材5は矩形断面の棒状であり、その先
端には尖鋭端2aを有するテーパ状駆動面2bが形成され、
該駆動面2bはホルダー部材1側に向けて上り勾配の斜面
として形成されている。
ホルダー部1の側面には、前部にアリ溝3が、後部に
凹溝4が連続して形成され、該溝3,4に二次係合解除部
材5の支持体6が摺動自在に装着され、二次係合解除部
材5が一次係合解除部材2に沿って進退するようになっ
ている。
二次係合解除部材5はL形断面の棒状であり、第4図
aに示すように、矩形断面の一次係合解除部材2から突
出する突出部5aを有するように形成されると共に、その
先端には突出部5a側に尖鋭端5bを有するテーパ状駆動面
5cが形成されている。このテーパ状駆動面5cは一次係合
解除部材2のそれとは逆の傾きをもつ。そして、一次お
よび二次係合解除部材2,5を抱合せた幅wは、第4図b
に示すようにコネクタBにおける端子収容室9における
相手端子挿入口9bの巾w′より大きく形成されている。
支持体6は、側面に指かけ突起7を有し、使用に際し
て該突起7により二次係合解除部材5の操作を容易にす
ると共に、アリ溝3の肩部3aが支持体6の後方段部6aに
対するストッパを形成し、二次係合解除部材5の無理な
押し込みを防止できるようにしてある。
コネクタBは、第3図に示す如く、コネクタハウジン
グ8内に2つの端子収容室9を並列し、外周に防水フー
ド10を設けた2極の防水型雄コネクタとして形成されて
いる。11は相手コネクタに対するロッキングアームであ
る。
端子収容室9には、第6図aに示されるように、一方
の内壁9aから先端部に係止突起12aと係合片12bを有する
可撓係止片12が突設され、その係止突起12aが雌型の端
子金具13における電気接触部131に設た係止孔14に係合
して該端子13の後方への抜けを防止している。端子収容
室9の前端における相手端子挿入口9bには端子金具13に
対する前止め壁15が突設され、相手端子挿入口9bと並ん
でスペーサ挿入口9cが設けられている。また、2つの端
子収容室9,9間には、スペーサCの後述する係止杆18に
対するロック室16が設けられている。
スペーサCは、上記2極のコネクタBに対応する2つ
のスペーサ本体17の中央に係止杆18を設け、両外側に補
強リブ19を設けてなる。
スペーサ本体17は、板状であり、その前端部に前記可
撓係止片12に対する肉厚の押圧係合部17aが隆起して形
成されると共に、該押圧係合部17aの片側には前記二次
係合解除部材5の突出部5aに対する逃げ溝17bが設けら
れている。また、係止杆18には係止爪18aが突設され、
該係止爪18aは前記ロック室16内に設けられた図示しな
い仮係止用および本係止用の逆止爪と係合して、スペー
サCをコネクタBに対して仮ロックおよび本ロックでき
るようにしてある。
上記構成において、第5図に示すように、抜取治具A
の一次および二次係合解除部材2,5は両者並べた状態で
端子収容室9におけるスペーサ挿入口9cから挿入可能で
あるが、相手端子挿入口9bから挿入不可であるから、端
子金具13の電気接触部131における弾性接触片20を傷つ
けるおそれがない。
端子金具13の抜き取り際しては、片手にコネクトBを
もち、もう一方の手で抜取治具Aの二次係合解除部材5
を後退させた状態で、第6図aのように、一次係合解除
部材2を端子金具13に沿わせて挿入する。すると、尖鋭
端2aが電気接触部131の外面と可撓係止片12との間に進
入し、そのテーパ状駆動面2bが先端の係合片12bに当
り、可撓係止片12を矢線Qのように内壁9a側に撓ませ
る。
そして、第6図bのように、一次係合解除部材2の動
きが止まったときに、前記支持体6の指かけ突起7の親
指で押してスライドさせ、二次係合解除部材5のテーパ
状駆動面5cを利用して、可撓係止片12をさらに撓ませ、
第6図cのように係止突起12aと係止孔14との係合を完
全に解除させる。この状態で、端子金具13の図示しない
接続電線を後方に引けば、簡単に抜き取ることができ
る。
端子金具13の抜き取り操作に際し、スペーサCの押圧
係合部17aには二次係合解除部材5の突出部5aに対する
逃げ溝17bが設けてあるから、スペーサCをコネクタB
に仮ロックした状態でも支障なく行なうことができる。
また、一次および二次係合解除部材2,5は端子金具13
に沿って平行に挿入されるから、殆ど端子金具に外力が
かからず、これを変形、損傷させるおそれもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スペーサをコ
ネクタに仮ロックした状態においても、端子金具を傷め
るおそれがなく、簡単に抜き取ることができ、二次係合
解除部材を一次係合解除部材に対して摺動可能に設ける
ことにより、端子金具やコネクタハウジングに寸法差が
あっても共用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す抜取治具Aの斜視図、 第2図は同上の分離状態の斜視図、 第3図は抜取治具Aが使用されるコネクタBとスペーサ
Cの断面図、 第4図a,bは抜取治具AのコネクタBの寸法関係を示す
係合解除部材の断面図(a)と端子収容室の正面図
(b)、 第5図は抜取治具Aの使用方法を示す要部の斜視図、 第6図a〜cは抜取治具Aの作用を示す要部断面図、 第7図は従来の抜取治具の斜視図、 第8図a,bはそれぞれ従来の端子金具の抜き取り方法を
示す要部の断面図である。 A……抜取治具、B……コネクタ、C……スペーサ、1
……ホルダー部、2……一次係合解除部材、2a……尖鋭
端、2b……テーパ状駆動面、5……二次係合解除部材、
5a……突出部、5b……尖鋭端、5c……テーパ状駆動面、
6……支持体、8……コネクタハウジング、9……端子
収容室、12……可撓係止片、12a……係止突起、12b……
係合片、13……端子金具、131……電気接触部、14……
係止孔、16……ロック室、17……スペーサー本体、17a
……押圧係合部、17b……逃げ溝、18……係止杆。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタハウジングの端子収容室に収容さ
    れた端子金具を係止する可撓係止片と、該可撓係止片と
    収容室内壁との間に挿入されて、端子金具と可撓係止片
    との係合解除を防止するスペーサとを備え、スペーサが
    端子収容室に仮ロックされ、かつスペーサの可撓係止片
    との押圧係合部には端子軸方向の逃げ溝が形成されたコ
    ネクタに用いる端子金具の抜取治具であって、 ホルダー部の前方に前記仮ロック状態のスペーサと端子
    金具との間に挿入されて前記可撓係止片と端子金具との
    係合を半解除する一次係合解除部材を設けると共に、前
    記逃げ溝と端子金具との間から前記半解除によって生じ
    た可撓係止片と端子金具との間隙に挿入される二次係合
    解除部材を前記一次係合解除部材に沿設してなることを
    特徴とする端子金具の抜取治具。
  2. 【請求項2】一次係合解除部材が先端に尖鋭端を有する
    テーパー状駆動面を備え、二次係合解除部材が先端に一
    次係合解除部材とは逆向きの尖鋭端を有するテーパー状
    駆動面を備えている請求項1の端子金具の抜取治具。
  3. 【請求項3】二次係合解除部材が一次係合解除部材に対
    して摺動可能に設けられている請求項2の端子金具の抜
    取治具。
JP2315743A 1990-11-22 1990-11-22 端子金具の抜取治具 Expired - Lifetime JP2538715B2 (ja)

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