JP3340776B2 - 換気棟包固定方法 - Google Patents

換気棟包固定方法

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JP3340776B2
JP3340776B2 JP00608293A JP608293A JP3340776B2 JP 3340776 B2 JP3340776 B2 JP 3340776B2 JP 00608293 A JP00608293 A JP 00608293A JP 608293 A JP608293 A JP 608293A JP 3340776 B2 JP3340776 B2 JP 3340776B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の頂部に配置する
換気棟包を取付固定する為の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根頂部の棟の部分に配置されて
いる換気棟包は、棟部の野地板を切り欠いて通風孔を形
成し、その上から屋根板との間に隙間を持たせて、野地
板に固定配置した木製の下地板に取付固定し、棟部に換
気機能を持たせるとともに、屋根の勾配を利用して外部
からの雨水の浸入を防ぐ役割を有していた。例えば、図
6・図7に示す如く、棟母屋26・26に山形に配置さ
れている野地板25・25の棟の部分を切り欠いて通風
孔30を形成し、カラーベストからなる屋根板24・2
4を配置し、該屋根板24・24に上に長尺物の棟包下
地板27・27を配置し、該棟包下地板27・27の上
に棟包水切28・28を取り付け、該棟包水切28・2
8の上に柱状の棟包固定板29・29・・・を適宜間隔
に並べて固定し、その上から跨いで覆うように換気棟包
21を取付固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、棟包下地板27、棟包固定板29が木製であ
り、釘打ちにて固定するように構成されているので、施
工場所での加工はし易いのであるが、部品としての均一
性に欠けるとともに、取付施工するときに釘を打つとひ
び割れが生じたりし、構造材としては望ましくないので
ある。また、棟包下地板27、棟包固定板29にアスフ
ァルトルーフィング等にて、雨水の浸水を阻止する処理
を施しても、年月が経つと換気棟包21と屋根板24と
の間から浸入する雨水により腐食し、下地の機能を果た
すことができなくなり、強風の際に取付部分から棟包固
定板29,棟包下地板23が外れて吹き飛ぶという不具
合が生じるのである。すなわち、経年のうちに木製の下
地板は腐食し、釘は錆びて下地の機能を果たさなくな
り、雨風に晒され易い換気棟部に木製の下地板を用いる
のは不適当なのである。また、棟包下地板27・27と
棟包固定板29・29とを棟より別々に分けて固定し、
取付位置の位置出しをその都度行う必要があるととも
に、棟包水切28、棟包1の取付を外側側面から釘打ち
にて行っているので、大変面倒な作業となっているので
ある。その為に、施工作業が簡単で作業工数が少なくて
済み、経年に影響されることのない換気棟包を固定する
方法が望まれている。そこで、本発明は、簡単、かつ、
容易で経年に影響されることのない構造により、換気棟
包を取付固定することができる換気棟包固定方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。屋根の頂部に山形に配置され、通風
孔20が切欠開口された野地板5・5を跨いだ状態で、
山形の下地固定金具7を取付固定し、該下地固定金具7
の頂部にボルト部7aを立設し、該ボルト部7aに、ま
ず水切固定金具8を固定ナット10にて締付固定し、更
に該ボルト部7aの上部に、棟包固定金具9を固定ナッ
ト11にて締付固定し、前記下地固定金具7と棟包固定
金具9の間に配置した水切固 定金具8の左右傾斜部の上
面には、棟包水切18・18を付設し、更に棟包固定金
具9に換気棟包1を取付固定したものである。
【0005】
【作用】次に、作用を説明すると、棟母屋に山形に取付
固定され、通風孔20を切り欠いた野地板5・5に跨い
だ状態で下地固定金具7を取付固定し、該下地固定金具
7の頂部に立設されているボルト部7aに固定ナット1
0を介して水切固定金具8を取付固定し、該水切固定金
具8に棟包水切18・18を取付固定し、その上に固定
ナット11を介して棟包固定金具9を取付固定し、該棟
包固定金具9を覆うように換気棟包1を取付固定し、該
換気棟包1を屋根頂部の棟の部分に配置することによ
り、野地板5・5に下地固定金具7の取付位置を位置出
しを行うだけで、それに適合して水切固定金具8及び棟
包固定金具9の取付位置が決まるので、前記水切固定金
具8及び棟包固定金具9の取付位置の位置出しをする必
要がなくなり、横ズレせず施工精度が安定する。また、
下地固定金具7、水切固定金具8及び棟包固定金具9が
金属製であるので、金具の弾性及び水密材16によって
捨水切19、アスファルトルーフィング2、屋根板4等
の厚みの誤差を吸収することができるとともに、経年に
よる雨水の影響で腐朽するおそれがなくなり、強風が吹
いた場合においても、従来の如く腐朽した部分から棟包
固定板,下地板が外れて換気棟包21全体が破壊され、
次に屋根板24が飛ぶという連鎖を止めることができ
る。また、水切18と換気棟包1とは、上方からそれぞ
れ水切固定金具8と棟包固定金具9にビス13・14に
て固定することにより、取付施工し易いのである。
【0006】
【実施例】次に、実施例を説明する。図1は、本発明の
実施例を示す側面断面図、図2は、換気棟包下地金具3
の斜視図、図3は、屋根頂部の棟の部分に水切固定金具
8・8・・・を固定した状態を示す部分斜視図、図4
は、同じく棟包固定金具9・9・・・を固定し、棟包1
・1・・・を固定した状態を示す部分斜視図、図5は、
他の実施例を示す側面断面図である。
【0007】図1において、屋根頂部の棟の部分に配置
されている棟母屋6・6の上面には、野地板5・5が山
形に配置されており、該野地板5・5の棟の部分には、
通風孔20を欠切開口し、換気機能を持たしている。そ
の上面には、下地固定金具7が跨設され釘12・12・
・・にて野地板5・5に固定されているとともに、捨水
切19・19とアスファルトルーフィング2・2を介し
てカラーベストからなる屋根板4・4が配置されてい
る。
【0008】前記下地固定金具7は、野地板5・5の傾
斜に対応した山形に形成され、凸形状の頂部には、ボル
ト部7aが立設されており、該ボルト部7aには、水切
固定金具8が取り付けられている。該水切固定金具8
は、頂部が平らな山形で頂部中央に、前記ボルト部7a
が挿入される孔部8aが形成され、両端部に水密材16
・16を介して屋根板4・4に当接するように内側に折
り曲げられた曲折部8b・8bが形成されており、固定
ナット10にて締付固定可能に構成されている。
【0009】前記水切固定金具8の左右傾斜部の上面に
は、棟包水切18・18がビス13・13・・・にて取
付固定されており、該棟包水切18は、水切固定金具8
の形状に対応した形状に形成され、外側端部には、屋根
板4・4に当接して雨水の浸入を防ぐ曲折部18aが形
成されている。前記棟包水切18・18が固定された水
切固定金具8の上には、棟包固定金具9が配置されてお
り、該棟包固定金具9は、頂部が平らな山形で頂部中央
に前記ボルト部7aが挿入される孔部9aが形成され、
両端部に水密材16・16を介して屋根板4・4に当接
するように内側に折り曲げられた曲折部9b・9bが形
成され、下面中央に突設されている載置部9cを介し
て、前記水切固定金具8に載置され、固定ナット11に
て締付固定可能に構成されている。
【0010】前記棟包固定金具9には、ビス14・14
・・・にて換気棟包1が取付固定されており、該換気棟
包1は、屋根板4・4の傾斜に対応した略山形に形成さ
れ、前記棟包固定金具9を覆うように配置され、両端部
には、棟部に換気機能を持たせる為に屋根板4・4との
間に隙間を持たせるように曲折部1a・1aが形成され
ている。このように換気棟包1は、図2に示す下地固定
金具7、水切固定金具8、棟包固定金具9及び固定ナッ
ト10・11からなる棟包下地金具3を介して屋根頂部
の棟の部分に配置されており、前記下地固定金具7、水
切固定金具8、棟包固定金具9は、図3・図4に示す如
く、所定の間隔をおいて屋根頂部の棟の部分に配置され
ている。なお、前記棟包下地金具3は、アルミ、鉄また
はステンレスにて製造することが可能であり、特に限定
するものではない。
【0011】また、他の実施例として、前記棟包下地金
具3に代えて、図5に示す如く、頂部の突出を少なくし
た凸部にボルト部7a’を立設した下地固定金具7’を
形成し、平坦部下面両側に足部材8c’・8c’を付設
した水切固定金具8’を形成し、平坦部中央下面に足部
材9c’・9c’を垂設して載置部とした棟包固定金具
9’を形成して棟包下地金具3’を構成し、該棟包下地
金具3’を介して換気棟包1を屋根頂部の棟の部分に配
置する方法もある。
【0012】以上のように棟包下地金具3(3’)を介
して取付固定する方法にて換気棟包1を屋根頂部の棟の
部分に配置することにより、野地板5・5に下地固定金
具7の取付位置を位置出しを行うだけで、それに適合し
て水切固定金具8と棟包固定金具9の取付位置が決まる
ので、前記水切固定金具8及び棟包固定金具9の取付位
置の位置出しをする必要がなくなり、横ズレせず施工精
度が安定する。また、下地固定金具7、水切固定金具8
及び棟包固定金具9が金属製であるので、金具の弾性及
び水密材16によって捨水切19、アスファルトルーフ
ィング2、屋根板4等の厚みの誤差を吸収することがで
きるとともに、経年による雨水の影響で腐食するおそれ
がなくなるのである。また、棟包水切18と換気棟包1
とは、上方からそれぞれ水切固定金具8と棟包固定金具
9にビス13・14にて固定するので、取付施工し易い
のである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、下地固定金具7の
取付位置の位置出しを行えば、水切固定金具8と棟包固
定金具9の位置出しをする必要がなく、容易に取付固定
することができるので、簡単、かつ、正確に換気棟包1
の取付固定作業を行うことができ、施工作業の簡素化を
図ることができるのである。また、下地固定金具7、水
切固定金具8及び棟包固定金具9が金属製であるので、
従来の木製の下地板のように経年による雨水の影響を受
けて腐食することがなく、取付強度の安定化を図ること
ができ、耐久性の向上を図ることができるのである。
た、棟包水切18と換気棟包1とは、上方からそれぞれ
水切固定金具8と棟包固定金具9に固定するので、取付
施工し易いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面断面図である。
【図2】換気棟包下地金具3の斜視図である。
【図3】屋根頂部の棟の部分に水切固定金具8・8・・
・を固定した状態を示す部分斜視図である。
【図4】同じく棟包固定金具9・9・・・を固定し、換
気棟包1・1・・・を固定した状態を示す部分斜視図で
ある。
【図5】他の実施例を示す側面断面図である。
【図6】従来の実施例を示す側面断面図である。
【図7】同じく棟包下地板23を屋根頂部の棟の部分に
固定した状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 換気棟包 2 アスファルトルーフィング 3 棟包下地金具 4 屋根板 5 野地板 6 棟母屋 7 下地固定金具 7a ボルト部 8 水切固定金具 9 棟包固定金具 10 固定ナット 11 固定ナット 12 釘 13 ビス 16 水密材 18 棟包水切 19 捨水切 20 通風孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の頂部に山形に配置され、通風孔2
    0が切欠開口された野地板5・5を跨いだ状態で、山形
    の下地固定金具7を取付固定し、該下地固定金具7の頂
    部にボルト部7aを立設し、該ボルト部7aに、まず水
    切固定金具8を固定ナット10にて締付固定し、更に該
    ボルト部7aの上部に、棟包固定金具9を固定ナット1
    1にて締付固定し、前記下地固定金具7と棟包固定金具
    9の間に配置した水切固定金具8の左右傾斜部の上面に
    は、棟包水切18・18を付設し、更に棟包固定金具9
    に換気棟包1を取付固定したことを特徴とする換気棟包
    固定方法。
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JP5765725B2 (ja) * 2010-08-06 2015-08-19 エバー株式会社 換気棟及び下り棟用換気棟
JP7288691B2 (ja) * 2021-03-17 2023-06-08 昭和ルーフリモ株式会社 棟下地、およびそれを用いた屋根

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