JP2801128B2 - 軒先化粧構造 - Google Patents

軒先化粧構造

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JP2801128B2
JP2801128B2 JP19724793A JP19724793A JP2801128B2 JP 2801128 B2 JP2801128 B2 JP 2801128B2 JP 19724793 A JP19724793 A JP 19724793A JP 19724793 A JP19724793 A JP 19724793A JP 2801128 B2 JP2801128 B2 JP 2801128B2
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調整作業を容易にし
た軒先化粧構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋根の軒先においては、例えば
切妻屋根の場合、図4に示すように建物の外壁部40よ
りも外方に延出したケラバと称する妻側軒先1を有して
おり、この妻側軒先1によって屋根と外壁部40との間
への雨水の浸入などが有効に防止されている(実開昭6
2−133805号公報参照)。そして、上記妻側軒先
1には、その外観及び防水性の向上等を図る目的で、種
々の化粧構造が採用されている。
【0003】図5は従来の軒先化粧構造の一例を示して
いる。同図において、1は切妻屋根を構成する複数に分
割された屋根ユニットの妻側軒先で、この妻側軒先1の
外端部に下地木桟8が設けられている。この下地木桟8
には、上記妻側軒先1の下面を覆う軒天井パネル9の外
端部を支持する軒天井支持部材10と、上記下地木桟8
の上部から延出したカバー11の外端部を係止するカバ
ー係止部材12とがスクリュー釘41によりそれぞれ取
付けられている。そして、このカバー係止部材12と上
記軒天井支持部材10との間には化粧板13が掛け渡さ
れ、リベット14,15で固定されている。
【0004】屋根ユニットは、このように軒天井パネル
9及び化粧板13を有する状態に予め工場で組立てられ
た後、建築現場に搬送され、ユニット建物の屋根部に据
付けられる。そして、据付けられた屋根上において、カ
バー11の取付けや瓦等の屋根材33の取付け等が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の軒先
化粧構造においては、工場での組立精度、構成部材の精
度或いは現場での据付精度などに起因して、隣接する屋
根ユニットにおける軒天井パネル9の外端側間(内端部
は妻トラス側に配置されているため段差が生じ難い)及
び化粧板13間に段差が生じる場合があり、このような
段差を生じた場合には、軒天井支持部材10及びカバー
係止部材12を下地木桟8から取外して位置を調整しな
ければならない。
【0006】しかしながら、上述の軒先化粧構造におい
ては、上記軒天井支持部材10及びカバー係止部材12
が下地木桟8に対してそれぞれスクリュー釘41で取付
けられているため、これら軒天井支持部材10及びカバ
ー係止部材12を下地木桟8から取外すことが容易でな
く、調整作業に多くの手間を要するばかりでなく、屋根
上での作業の安全性にも悪影響を及ぼす問題があった。
【0007】この発明は、上記課題を解決すべくなされ
たもので、屋根上における調整作業の作業性及び安全性
の向上が図れる軒先化粧構造を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、軒先の外端部に下地木桟を設け、この下
地木桟に、上記軒先の下面を覆う軒天井パネルの外端部
を支持する軒天井支持部材と、上記下地木桟の上部から
延出したカバーの外端部を係止するカバー係止部材とを
取付け、このカバー係止部材と上記軒天井支持部材との
間に化粧板を掛け渡した軒先化粧構造において、上記軒
天井支持部材と上記カバー係止部材とを一体的に有する
一体部材を形成し、この一体部材にボルトが余裕をもっ
て挿通するボルト孔を設け、上記一体部材を上記下地木
桟にボルトとナットにより取付けたことを特徴としてい
る(請求項1)。
【0009】この発明においては、上記ボルトの頭部に
は、これを下地木桟の内側に固定するためのボルト固定
部材が設けられていることが好ましい(請求項2)。
【0010】
【作用】上記構成の軒先化粧構造によれば、上記軒天井
支持部材と上記カバー係止部材とが一体部材として形成
されており、しかも、その一体部材が上記下地木桟にボ
ルトとナットによりボルト孔の口径とボルト径の差の範
囲で位置調整可能に取付けられているため、ボルトとナ
ットの締結を緩めるだけで、軒天井パネル及び化粧板の
位置の調整を一度に容易にでき、屋根上における調整作
業の作業性及び安全性が向上する。
【0011】また、上記ボルトの頭部には、これを下地
木桟の内側に固定するためのボルト固定部材が設けられ
ている場合には、ボルトの空回りや脱落を防止でき、片
側からナットを緩めることができるので、更に作業性が
向上する。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基い
て詳述する。
【0013】図1において、1は切妻屋根を構成する複
数に分割された屋根ユニットの妻側軒先で、この妻側軒
先1は図示しないユニット建物の上部に据付けられた妻
トラスの上梁2上に据付けられるように構成されてい
る。上記妻側軒先1は、上記妻トラスの上梁2と直交し
て外方へ延出する複数本の腕木3を妻トラスの上梁2に
沿うように適宜間隔で備えており、これら腕木3の外端
部には腕木継ぎ4が掛け渡されて継手金具5により固定
されている。また、上記腕木3間には妻トラスの上梁2
上に位置させて腕木スペーサ6が継手金具7により固定
されている。
【0014】上記妻側軒先1の外端部である上記腕木継
ぎ4の外側面には、この腕木継ぎ4よりも高さの高い下
地木桟8が腕木継ぎ4に沿って釘等で取付けられてい
る。そして、この下地木桟8の外側面には、上記妻側軒
先1の下面を覆う軒天井パネル9の外端部を支持する軒
天井支持部材10と、上記下地木桟8の上部から延出し
たカバー11の外端部を係止するカバー係止部材12と
が取付けられ、これら軒天井支持部材10とカバー係止
部材12との先端部間には化粧板13が掛け渡されてリ
ベット14,15で固定されている。なお、上記カバー
11及び化粧板13は、表面が塩化ビニルで被覆された
鋼板により形成されている。
【0015】特に、上記軒天井支持部材10と上記カバ
ー係止部材12とは、これらを一体的に有する一体部材
50として形成され、その一体部材50が上記下地木桟
8にボルト16とナット17で位置調整可能に取付けら
れている。上記軒天井支持部材10は、図2に示すよう
に金属板によって断面階段状に形成されると共に上記下
地木桟8に沿って横長に形成されている。この軒天井支
持部材10は、その上縁部が上記下地木桟8の外側面に
当接されるようになっており、この上縁部には位置調整
可能なように上記ボルト16が余裕をもって緩く挿通す
るボルト孔18が設けられ、下縁部には化粧板13の下
縁部をリベット止めするための小孔19が設けられてい
る。
【0016】上記カバー係止部材12は、帯状の金属板
によって断面逆L字状に形成されると共に先端部が小さ
い断面略L字状に形成されている。このカバー係止部材
12は、上記軒天井支持部材1の上縁部に適宜間隔で溶
接で固定されており、先端の垂直部には化粧板13の上
縁部をリベット止めするための小孔20が、下り傾斜の
先端部にはカバー11の外端部をリベット止めするため
の小孔21がそれぞれ設けられている。
【0017】上記下地木桟8及び腕木継ぎ4には上記ボ
ルト16が挿通するボルト孔22が設けられ、このボル
ト孔22には内側から外側へボルト16が挿通されてい
る。この場合、上記ボルト16の頭部16aには、これ
を上記下地木桟8の内側である腕木継ぎ4に固定するた
めの座金状のボルト固定部材23が一体的に設けられ、
このボルト固定部材23にはこれを腕木継ぎ4に釘24
で固定するための小孔25が設けられている。これによ
りボルト16の空回りや脱落を防止でき、隣り合う上記
カバー係止部材12間から工具を挿入してナット17を
片側から容易に緩めたり、締付けたりできるようになっ
ている。
【0018】一方、上記妻トラスの上梁2の外側面には
外壁パネル26の上端部が固定され、この外壁パネル2
6の上端部には上梁2との間をシールするためのシール
部材27が取付けられている。上記外壁パネル26の上
端部と対向する上記腕木3の下面には上記軒天井パネル
9の内端部を支持するための支持金具28が木片29を
介して釘30で固定され、この支持金具28と上記シー
ル部材27との間にはパッキン材31が介設されてい
る。
【0019】上記腕木3上には野地板32が張設され、
野地板32上には屋根材33を載置するための防水紙3
4が下地木桟8上まで張設されている。そして、下地木
桟8と野地板32とに跨がって捨水切35が取付けら
れ、下地木桟8上には上記カバー11の基端部を挟んで
カバー水切36が釘37で取付けられている。
【0020】このように構成された屋根ユニットは、カ
バー11、カバー水切36及び屋根材33を除いて工場
で予め組立てられ、建築現場まで搬送されてユニット建
物の屋根部に据付けられる。そして、隣接する屋根ユニ
ットの軒天井パネル9の外端部間及び化粧板13間に段
差が生じている場合には、屋根上において、隣り合う上
記カバー係止部材12間から工具を挿入してナット17
を緩め、段差を無くすべく軒天井支持部材10とカバー
係止部材12とが一体となった一体部材50の位置を調
整してナット17を締付ける。
【0021】次いで、カバー11の外端部をカバー係止
部材12の先端部に係止してリベット38で止め、カバ
ー11の基端部をその上にカバー水切36を載置した状
態で上記下地木桟8上に釘37で固定すればよい。
【0022】このように妻側軒先化粧構造においては、
上記軒天井支持部材10と上記カバー係止部材12とが
一体部材50とされており、しかも、その一体部材50
が上記下地木桟8にボルト16とナット17で位置調整
可能に取付けられているため、ボルト16とナット17
の締結を緩めるだけで、軒天井パネル9及び化粧板13
の位置の調整を一度に容易にでき、屋根上における調整
作業の作業性及び安全性が向上する。
【0023】また、上記ボルト16が、上記下地木桟8
の内側にボルト頭部16aを固定するためのボルト固定
部材23を有しているため、ボルト16の空回りや脱落
を防止でき、片側からナット17を緩めることができる
ので、更に作業性が向上する。
【0024】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設
計変更等が可能である。例えば、上記実施例では軒天井
支持部材10とカバー係止部材12とが溶接で一体化さ
れて一体部材50が形成されているが、一体部材50は
カバー係止部材12と軒天井支持部材10とを一体形成
したものであってもよい。また、上記実施例では屋根ユ
ニットにおける妻側の軒先化粧構造について説明されて
いるが、この発明の軒先化粧構造は切妻屋根の妻側軒先
に限らず切妻屋根の桁側軒先や寄棟屋根の軒先等にも適
用することが可能であり、またユニット化されていない
屋根にも勿論適用することが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上要するにこの発明の軒先化粧構造に
よれば、次のような優れた効果が得られる。
【0026】1)請求項1記載の発明によれば、軒天井
支持部材とカバー係止部材とが一体部材として一体的に
形成され、しかも、その一体部材が下地木桟にボルトと
ナットで位置調整可能に取付けられているため、ボルト
とナットの締結を緩めるだけで、軒天井パネル及び化粧
板の位置の調整を一度に容易にでき、屋根上における調
整作業の作業性及び安全性が向上する。
【0027】2)請求項2記載の発明によれば、上記ボ
ルトの頭部には、これを上記下地木桟の内側に固定する
ためのボルト固定部材が設けられているため、ボルトの
空回りや脱落を防止でき、片側からナットを緩めること
ができるので、更に作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る軒先化粧構造の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1における軒天井支持部材を示す斜視図であ
る。
【図3】図1におけるボルトの構造を示す斜視図であ
る。
【図4】一般的な軒先を示す斜視図である。
【図5】従来の軒先化粧構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 妻側軒先 8 下地木桟 9 軒天井パネル 10 軒天井支持部材 11 カバー 12 カバー係止部材 13 化粧板 16 ボルト 17 ナット 23 ボルト固定部材 50 一体部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒先の外端部に下地木桟を設け、この下地
    木桟に、上記軒先の下面を覆う軒天井パネルの外端部を
    支持する軒天井支持部材と、上記下地木桟の上部から延
    出したカバーの外端部を係止するカバー係止部材とを取
    付け、このカバー係止部材と上記軒天井支持部材との間
    に化粧板を掛け渡した軒先化粧構造において、上記軒天
    井支持部材と上記カバー係止部材とを一体的に有する一
    体部材を形成し、この一体部材にボルトが余裕をもって
    挿通するボルト孔を設け、上記一体部材を上記下地木桟
    にボルトとナットにより取付けたことを特徴とする軒先
    化粧構造。
  2. 【請求項2】上記ボルトの頭部には、これを上記下地木
    桟の内側に固定するためのボルト固定部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の軒先化粧構造。
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