JP3340189B2 - ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法

Info

Publication number
JP3340189B2
JP3340189B2 JP12406093A JP12406093A JP3340189B2 JP 3340189 B2 JP3340189 B2 JP 3340189B2 JP 12406093 A JP12406093 A JP 12406093A JP 12406093 A JP12406093 A JP 12406093A JP 3340189 B2 JP3340189 B2 JP 3340189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
reaction
carbonate
reaction solution
glycol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12406093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06336461A (ja
Inventor
薫 井上
英主 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP12406093A priority Critical patent/JP3340189B2/ja
Publication of JPH06336461A publication Critical patent/JPH06336461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3340189B2 publication Critical patent/JP3340189B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジアルキルカーボネー
トとグリコールの同時製造方法に関するものである。更
に詳しくは、グリコールの炭酸エステルとアルコール類
とを陰イオン交換樹脂の存在下に反応させジアルキルカ
ーボネートとグリコールを同時に製造する方法に関す
る。メタノールの炭酸エステルであるジメチルカーボネ
ートはアルキル化剤、ホスゲン代替物質として工業的に
極めて重要な中間体であり、加えて将来的にはガソリン
添加剤としても期待される物質である。一方、エチレン
グリコール、プロピレングリコールはウレタン原料、添
加剤等として工業的に極めて重要な物質である。
【0002】
【従来の技術】従来、ジアルキルカーボネートの製造方
法としては以下の3つの方法が広く知られている。第一
の方法としてはアルコールとホスゲンとの反応によって
ジアルキルカーボネートを製造する方法であり、特開昭
61-118349号、特開昭60-197639号、特公昭62-853500号
等が知られている。これらの方法では原料として極めて
毒性の高いホスゲンを使用し、更に反応副生物として塩
化水素が発生する事から非常に危険性の高い方法であ
り、製造装置の腐蝕もあり経済的な方法とはいえず種々
の欠点がある。第二の方法としては一酸化炭素とアルコ
ールを酸素の存在下に触媒を用いて反応させる事により
ジアルキルカーボネートを製造する方法であり、特公昭
60-58739号、特公昭60-23662号、特公昭61-8816号等が
ある。この方法においては毒性の高い一酸化炭素を使用
する、酸素を使用する等の危険性を有しており更に副生
物として水が生成する事から一旦生成したジアルキルカ
ーボネートが加水分解される等の様々な欠点を有してい
る。
【0003】ここにおいて第三の方法としてグリコール
の炭酸エステルとアルコールからエステル交換反応によ
ってジアルキルカーボネートを製造する方法が多く提案
されてきている。この方法の利点はホスゲンや一酸化炭
素を用いず、更に酸素等の使用もない事から極めて安全
性の高い製造方法である。加えて同時にグリコールを併
産する事から極めて経済性の高い方法となり得る。この
製造方法としては例えば、第四級アンモニウム基又は第
三級アミン基を有する固体塩基性アニオン交換樹脂触媒
を用いる方法として特開平3-109358号、特公昭59-28542
号、特開昭63-238043号、特開昭64-31737号等が知られ
ている。又、酸性イオン交換樹脂を触媒として使用する
方法として特開昭64-31737号が知られている。
【0004】更に、均一触媒としては特開昭51-118763
号、特公昭51-141871号等に記載のアミン類、ホスフィ
ン類、及びこれらの4級塩、Chem. Lett.,p.1261(1979)
等に記載の有機銅化合物、有機錫化合物、遷移金属化合
物等が知られている。これらの触媒を用いた反応では例
えば均一触媒反応では生成物と触媒との分離が複雑とな
る等の欠点がある。ここにおいてイオン交換樹脂等の不
均一触媒を用いる方法は、反応生成物との分離に関して
は有利な方法といえるが、従来のイオン交換樹脂は触媒
活性が充分とは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにジアル
キルカーボネートの製造方法としてグリコールの炭酸エ
ステルとアルコールとのエステル交換反応による製造方
法は極めて経済性の高い方法であるが、均一触媒を用い
れば触媒分離等に難点があり、不均一触媒においては活
性が低い等の難点があった。本発明方法においてはこれ
らの難点を解決すべく鋭意検討を行った結果、陰イオン
交換樹脂を予めカーボネート類とアルコール類により製
造される反応液と接触処理することで、極めて高活性な
触媒となる事を見いだし本発明方法を完成するに到っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はグリ
コールの炭酸エステルとアルコールとの反応により、グ
リコールとジアルキルカーボネートを製造する方法にお
いて、予めカーボネート類とアルコール類との反応によ
り得られる反応液で接触処理した陰イオン交換樹脂(以
後、触媒と略称する。)の存在下に反応させることを特
徴とする製造方法である。 また、本発明は接触処理用
の反応液製造に用いられるカーボネート類が、ジアルキ
ルカーボネート類またはアルキレンカーボネート類より
なる群から選ばれた少なくとも1種である、グリコール
とジアルキルカーボネートの製造方法である。以下、本
発明方法によるジアルキルカーボネートとグリコールの
製造方法について詳細に説明する。本発明方法において
反応に供せられるグリコールの炭酸エステルとは、一般
式(1)[化1]
【0007】
【化1】 (上式中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ同一の基でも
異なる基でもよく、水素または置換基を有するかもしく
は無置換の炭素数15以下のアルキル基、アリール基、
アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基
を表す。またここで言う置換基とはハロゲン原子、アミ
ノ基、ニトロ基、カルボニル基、カルボキシル基、アル
コキシ基、アセトキシ基、水酸基、メルカプト基、スル
ホン基等である。)で表されるグリコールの環状炭酸エ
ステルである。具体的に例示すれば、エチレンカーボネ
ート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート
類等のアルキレンカーボネート類及びこれらの置換基を
有する環状カーボネート類、シクロヘキシレンカーボネ
ート、置換基を有するシクロヘキシレンカーボネート類
等の脂環式グリコールの炭酸エステル類、スチレンカー
ボネート、置換基を有するスチレンカーボネート類等の
アリールアルキルカーボネート類等が挙げられるが、本
発明方法においてはこれらのグリコール炭酸エステル類
のみに限定されるものではない。本発明方法では、これ
らの1種以上を反応に供する。従って、本発明において
生成グリコールとは該グリコールの炭酸エステルから生
成するグリコールであり一般式(2)[化2]
【0008】
【化2】 (上式中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ同一の基でも
異なる基でもよく、水素または置換基を有するかもしく
は無置換の炭素数15以下のアルキル基、アリール基、
アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基
を表す。またここで言う置換基とはハロゲン原子、アミ
ノ基、ニトロ基、カルボニル基、カルボキシル基、アル
コキシ基、アセトキシ基、水酸基、メルカプト基、スル
ホン基等である。)で表されるグリコールである。具体
的にはエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,2−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコ
ール、ビニルエチレングリコール、クロロメチルエチレ
ングリコール、1,2−シクロヘキサングリコール、
1,2−シクロペンタングリコール、スチレングリコー
ル等が例示される。
【0009】本発明方法において使用するアルコールと
しては通常、炭素数1〜15の飽和もしくは不飽和の脂
肪族アルコールまたは脂環式アルコールであり、好まし
くは炭素数1〜8の飽和又は不飽和の脂肪族アルコー
ル、または炭素数6〜12の脂環式アルコールである。
モノアルコールである事が好ましい。またこれらのアル
コールはアミノ基、ニトロ基等の含窒素置換基、カルボ
ニル基、カルボキシル基、アセトキシ基、アルコキシ基
等の含酸素置換基、スルホン基、メルカプト基等の含硫
黄置換基、ハロゲン原子等の置換基を有していても差し
支えない。具体的に例示すれば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノー
ル、イソブタノール、アミノメタノール、2−アミノエ
タノール、メトキシメタノール、2−メトキシエタノー
ル、クロロメタノール、ジクロロメタノール、2−クロ
ロエタノール、ビニルアルコール、アリルアルコール、
シクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、
ベンジルアルコール等が挙げられる。本発明方法はこれ
らのアルコールのみに限定されないのは無論である。本
発明方法においてはこれらの1種以上を反応に供する。
【0010】本発明方法を実施するに際し、予め陰イオ
ン交換樹脂をカーボネート類とアルコール類との反応に
より得られる反応液で接触処理したものを触媒として使
用する。本発明方法において該反応液によって接触処理
される陰イオン交換樹脂とは有機高分子母体に陰イオン
交換機能を有する官能基を保持したものを意味する。具
体的には、ポリスチレンマトリックスに第3級アミン基
または第4級アンモニウム基を有する強塩基性陰イオン
交換樹脂が入手し易い陰イオン交換樹脂として例示さ
れ、更に具体的にはアンバーライトA21、同A26、
同A27、IRA−401、IRA−402、IRA−
402BL、IRA−400、IRA−400T、IR
A−430、IRA−458、IRA−900、IRA
−904、IRA−938、IRA−958等のローム
アンド ハース社製陰イオン交換樹脂、またはレバチ
ットM−500、同M−504、同MP−500、同M
P−500A、同AP−246、同AP−247A、同
M−600、同MP−600、同MP−62、同MP−
64、同AP−49、同CA9222、同MP−35A
などのバイエル社製第3、4級アンモニウム型陰イオン
交換樹脂などが入手し易い陰イオン交換樹脂として挙げ
られる。本発明方法においてはこれらの1種以上を反応
液により接触処理したものを触媒として反応に使用す
る。しかしながら本発明方法はこれらの陰イオン交換樹
脂のみに限定される物ではない。
【0011】本発明方法において使用される触媒は上記
陰イオン交換樹脂をカーボネート類とアルコール類との
反応により得られる反応液で接触処理されたものである
が、ここにおいて反応液を得るために使用するカーボネ
ート類とは炭酸エステルの事を意味するが、好ましくは
有機ヒドロキシ化合物の炭酸エステルである。具体的に
は脂肪族飽和及び不飽和モノアルコール、ポリアルコー
ル、脂環式飽和及び不飽和モノアルコール、ポリアルコ
ール、芳香族モノアルコール、ポリアルコールの炭酸エ
ステル等が例示され、更に具体的には、ジメチルカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネー
ト、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
ジシクロヘキシルカーボネート、ジベンジルカーボネー
ト、ジフェニルカーボネート等が入手し易いカーボネー
ト類として挙げられる。好ましくは、ジメチルカーボネ
ート、エチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネ
ートよりなる郡から選ばれた少なくとも1種である。
【0012】またアルコール類とは具体的に例示すれ
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール、イソブタノール、アミノメ
タノール、2−アミノエタノール、メトキシメタノー
ル、2−メトキシエタノール、クロロメタノール、ジク
ロロメタノール、2−クロロエタノール、ビニルアルコ
ール、アリルアルコール、シクロヘキサノール、4−メ
チルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール等が挙げ
られる。本発明方法においてはこれらのカーボネート類
とアルコール類とのそれぞれ1種以上の組み合わせによ
り陰イオン交換樹脂の接触処理に使用する反応液を製造
する。またその反応液を製造する場合、イオン交換樹脂
等の存在下で行ってもかまわない。
【0013】次に、本発明方法における陰イオン交換樹
脂の反応液による接触処理方法について述べる。本発明
方法で言う陰イオン交換樹脂と反応液との接触処理は、
具体的には、以下のごとく実施する事が出来る。その方
法は何れでも構わない。さらに本発明方法はこれらの処
理方法のみに限定されるものではない。また、接触処理
に使用するカーボネート類は、ベンゼン、ヘキサン、ア
ルコール等の媒体により希釈して使用しても差し支えな
い。反応液製造を実施するに際し原料であるカーボネー
ト類とアルコール類の仕込み組成は特に限定はされな
い。反応液の製造法は例えば、 (1)カーボネート類とアルコール類とを必要であるな
らば触媒の存在下、好ましくは0゜〜500℃程度、更
に好ましくは100℃程度で一定時間反応させた後、不
溶物等を濾別し、反応液を得る方法。 (2)カーボネート類とアルコール類とを不活性溶媒中
で混合し、必要であるならば触媒の存在下、0゜〜50
0℃程度好ましくは100℃程度で反応させた後、不溶
物等を濾別し、反応液を得る方法。 この際に、処理の効率を向上させるために撹拌等の操作
により接触効率を高める事も差し支えない。
【0014】上記のようにして得られた反応液による陰
イオン交換樹脂の処理は例えば、 (1)反応液と直接陰イオン交換樹脂を、好ましくは0
゜〜500℃程度、更に好ましくは100℃程度で一定
時間接触させた後、不活性溶媒にて洗浄後、室温程度に
て減圧乾燥する方法。 (2)反応液を不活性溶媒に希釈後、陰イオン交換樹脂
と0゜〜500℃程度好ましくは100℃程度で一定時
間接触させ、その後不活性溶媒にて充分洗浄し、室温程
度にて減圧乾燥する方法。 (3)反応液を直接陰イオン交換樹脂をいれた容器中に
流入させ撹拌し0゜〜500℃程度好ましくは100℃
程度で接触処理した後、減圧にて反応液の成分全てを取
り除く方法。 (4)反応液を予め不活性溶媒中に懸濁させた陰イオン
交換樹脂中に流入させ0゜〜500℃程度好ましくは1
00℃程度にて接触処理した後、反応液の成分及び溶媒
を除去する方法等である。この際に、処理の効率を向上
させるために撹拌等の操作により接触効率を高める事も
差し支えない。
【0015】ここにおいて、通常接触処理に使用する陰
イオン交換樹脂は数10重量パーセントの水を含んでい
る物もあるが、これら含水交換樹脂をそのまま接触処理
に使用しても差し支えないが、好ましくはアルコール洗
浄および乾燥により脱水して接触処理に供する事が推奨
される。更に、接触処理された陰イオン交換樹脂(触
媒)は、そのまま使用しても差し支えないが好ましくは
脱水された物として本発明方法の反応に使用する事が推
奨される。接触処理において反応液の使用量は特に限定
されないが、好ましくは陰イオン交換樹脂が充分浸され
る量、例えば陰イオン交換樹脂の容量以上の反応液を使
用することが推奨される。
【0016】次に本発明方法の実施態様について述べ
る。本発明方法を実施するに際しその反応方法はバッチ
式、セミバッチ式または連続流通式の何れの方法におい
ても実施される。反応形態は、接触処理された陰イオン
交換樹脂(触媒)を固体状態として液相、気相、液−気
混合相の何れの形態で実施する事もできる。更に常圧、
加圧、減圧の何れの状態で実施する事も可能である。好
ましくは反応効率的な観点から液相反応で実施する事が
推奨されるが本発明方法はこれに限定されない。液相状
態で本発明方法を実施するにあたり、用いた原料または
生成物の沸点以上の反応温度で実施する際には、反応原
料および反応生成物に対して不活性な気体(例えばアル
ゴン、窒素またはヘリウムなど)により加圧状態として
反応行う事もできる。
【0017】反応温度は特に限定はされないが好ましく
は0゜〜250℃、更に好ましくは50゜〜200℃の
範囲である。反応温度があまりに低温であれば反応速度
は極端に低下し効率の良い製造方法とはならず又、極端
に高温であれば好ましくない副生物の生成が生じ、望ま
しい生成物の選択率を低下させ経済的な方法とはならな
い。更に本発明方法を実施するにあたり、例えばバッチ
反応を実施する際には、その反応時間は特に限定される
事はないが好ましくは数分から30時間程度であり、更
に好ましくは1〜15時間程度である。又、連続流通反
応において実施する場合には固定床、流動床等の方法に
より実施されるが、接触処理された陰イオン交換樹脂
(触媒)との接触時間は特に限定はされないが好ましく
は0.1秒から10時間程度であり、更に好ましくは1
秒から1時間の範囲である。余りに接触時間が短時間で
あれば反応は充分進行しないし、また余りに長時間であ
れば不必要な滞留となり生成物、原料等を分解する恐れ
がある。
【0018】反応を実施するに際し原料であるグリコー
ルの炭酸エステルとアルコールの仕込み組成は特に限定
はされないが、例えばグリコールの炭酸エステルの高い
転化率を達成するにはグリコールの炭酸エステルに対す
るアルコールのモル比を高くする(理論当量はグリコー
ルの炭酸エステルに対しアルコールは2倍当量)。ま
た、アルコールの転化率を高くするにはグリコールの炭
酸エステルを理論当量よりも過剰に仕込んで反応を実施
する。本発明方法においてはグリコールの炭酸エステル
に対するアルコールのモル比は0.05〜50の範囲で
実施されることが好ましく0.5〜25の範囲が更に好
ましい。無論、本発明方法においてはこれらの範囲のみ
に限定されるものではない。
【0019】ここにおいて、これらのグリコールの炭酸
エステル及びアルコールを仕込む際に、グリコールの炭
酸エステル及びアルコール、生成物であるグリコール及
びジアルキルカーボネートに対して不活性な媒体(溶媒
等、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン
等)により希釈して仕込んでも差し支えない。また本発
明では、グリコールの炭酸エステルがエチレンカーボネ
ートもしくはプロピレンカーボネートであり、且つ、ア
ルコールがメタノールである場合が好ましい。本発明方
法における、接触処理された陰イオン交換樹脂(触媒)
の使用量は特に限定されないが、例えばバッチ反応にて
実施する場合には好ましくは原料であるグリコールの炭
酸エステルとアルコールの総重量にたいして重量%で
0.1〜200%であり、更に好ましくは、1.0〜5
0%である。本発明方法を実施した後、生成物であるジ
アルキルカーボネート及びグリコールは原料と通常の蒸
留、抽出、晶出等の分離生成方法により単離精製され
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明方法を実施例により更に詳細に
説明する。しかしながら本実施例は本発明方法を具体的
に説明したものであり、本発明方法はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。 触媒の調製方法 (a)イオン交換樹脂の乾燥方法 樹脂を予めエタノールに浸し撹拌した後デカンテーショ
ンを行った。これを3回繰り返した後、濾過分離した。
エタノールで洗浄後トルエンを加え、共沸によりさらに
水分を取り除いた。最後に室温で3時間減圧乾燥を行っ
た。 (b)反応液の調製 表1に掲げた乾燥陰イオン交換樹脂を触媒として、カー
ボネート類100mmol、アルコール類500mmo
lを攪拌下、100℃で3時間または6時間反応させた
後、反応固体を濾過分離し、反応液を得た。 (c)触媒の調製 表2および表3に掲げた乾燥陰イオン交換樹脂を前記の
ようにして得た表1中の反応液中で100℃、3時間ま
たは5時間撹拌した後、陰イオン交換樹脂を濾過分離し
トルエンで充分洗浄した。得られた洗浄陰イオン交換樹
脂を室温で減圧乾燥を3時間行った。
【0021】
【表1】 ──────────────────────────────────── 反応液 陰イオン交換樹脂 カーボネート*) アルコール 反応時間 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 反応液1 アンバーリストA21 EC メタノール 6 反応液2 アンバーリストA21 PC メタノール 6 反応液3 アンバーリストA26 EC メタノール 6 反応液4 アンバーリストA26 PC メタノール 6 反応液5 アンバーリストA21 EC エタノール 6 反応液6 アンバーリストA21 PC エタノール 6 反応液7 アンバーリストA26 EC エタノール 6 反応液8 アンバーリストA26 PC エタノール 6 反応液9 アンバーリストA21 EC ブタノール 6 反応液10 アンバーリストA21 PC ブタノール 6 反応液11 アンバーリストA26 EC ブタノール 6 反応液12 アンバーリストA26 PC ブタノール 6 反応液13 アンバーリストA21 EC メタノール 3 ──────────────────────────────────── *)EC=エチレンカーボネート、PC=プロピレンカーボネート
【0022】
【表2】 ──────────────────────────────────── 触媒 陰イオン交換樹脂 処理に用いた反応液 処理時間 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 触媒1 アンバーリストA21 反応液1 3時間 触媒2 アンバーリストA21 反応液2 3時間 触媒3 アンバーリストA21 反応液3 3時間 触媒4 アンバーリストA21 反応液4 3時間 触媒5 アンバーリストA21 反応液5 3時間 触媒6 アンバーリストA21 反応液6 3時間 触媒7 アンバーリストA21 反応液7 3時間 触媒8 アンバーリストA21 反応液8 3時間 触媒9 アンバーリストA21 反応液9 3時間 触媒10 アンバーリストA21 反応液10 3時間 触媒11 アンバーリストA21 反応液11 3時間 触媒12 アンバーリストA21 反応液12 3時間 ────────────────────────────────────
【0023】
【表3】 ──────────────────────────────────── 触媒 陰イオン交換樹脂 処理に用いた反応液 処理時間 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 触媒13 アンバーリストA26 反応液1 3時間 触媒14 アンバーリストA26 反応液2 3時間 触媒15 アンバーリストA26 反応液3 3時間 触媒16 アンバーリストA26 反応液4 3時間 触媒17 アンバーリストA26 反応液5 3時間 触媒18 アンバーリストA26 反応液6 3時間 触媒19 アンバーリストA26 反応液7 3時間 触媒20 アンバーリストA26 反応液8 3時間 触媒21 アンバーリストA26 反応液9 3時間 触媒22 アンバーリストA26 反応液10 3時間 触媒23 アンバーリストA26 反応液11 3時間 触媒24 アンバーリストA26 反応液12 3時間 触媒25 アンバーリストA21 反応液1 5時間 触媒26 アンバーリストA21 反応液2 5時間 触媒27 アンバーリストA21 反応液3 5時間 触媒28 レバチットM−500 反応液1 3時間 触媒29 レバチットMP−62 反応液1 3時間 触媒30 アンバーリストA21 反応液13 3時間 ────────────────────────────────────
【0024】実施例1 70mlの耐圧反応器にプロピレンカーボネート10.
21g(100.00mmol)、メタノール16.02g
(500.00mmol)及び表2中の触媒1を2.00g
仕込み、窒素で5kg/cm2G加圧した後、100℃
で3時間加熱撹拌、反応を行った。反応終了後、反応液
を室温にまで冷却し、放圧後反応器から反応液を取り出
しガスクロマトグラフ法によって分析した。結果は表4
に示した。 実施例2 実施例1で触媒1を触媒2に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例3 実施例1で触媒1を触媒3に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。
【0025】実施例4 実施例1で触媒1を触媒4に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例5 実施例1で触媒1を触媒5に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例6 実施例1で触媒1を触媒6に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例7 実施例1で触媒1を触媒7に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。
【0026】実施例8 実施例1で触媒1を触媒8に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例9 実施例1で触媒1を触媒9に変えた以外は同じ条件で反
応させた。結果は表4に示した。 実施例10 実施例1で触媒1を触媒10に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。
【0027】実施例11 実施例1で触媒1を触媒11に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例12 実施例1で触媒1を触媒12に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。
【0028】比較例1 実施例1で触媒1を乾燥処理したアンバーリストA21
に換えた以外は同じ条件で反応させた。結果は表4に示
した。
【0029】実施例13 実施例1で触媒1を触媒13に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例14 実施例1で触媒1を触媒14に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例15 実施例1で触媒1を触媒15に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。
【0030】実施例16 実施例1で触媒1を触媒16に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例17 実施例1で触媒1を触媒17に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例18 実施例1で触媒1を触媒18に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。 実施例19 実施例1で触媒1を触媒19に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表4に示した。
【0031】実施例20 実施例1で触媒1を触媒20に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例21 実施例1で触媒1を触媒21に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例22 実施例1で触媒1を触媒22に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例23 実施例1で触媒1を触媒23に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。
【0032】実施例24 実施例1で触媒1を触媒24に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。
【0033】比較例2 実施例1で触媒1を乾燥処理したアンバーリストA26
に換えた以外は同じ条件で反応させた。結果は表5に示
した。
【0034】実施例25 実施例1で触媒1を触媒25に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例26 実施例1で触媒1を触媒26に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例27 実施例1で触媒1を触媒27に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。
【0035】実施例28 実施例1で触媒1を触媒28に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例29 実施例1で触媒1を触媒29に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。 実施例30 実施例1で触媒1を触媒30に変えた以外は同じ条件で
反応させた。結果は表5に示した。
【0036】実施例31 実施例1でプロピレンカーボネートをエチレンカーボネ
ート8.81g(100.00mmol)に換えた以外は同
じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例32 実施例2でプロピレンカーボネートをエチレンカーボネ
ート8.81g(100.00mmol)に換えた以外は同
じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例33 実施例3でプロピレンカーボネートをエチレンカーボネ
ート8.81g(100.00mmol)に換えた以外は同
じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例34 実施例1で反応温度を100℃から120℃に換えた以
外は同じ条件で反応させた。結果は表5に示した。
【0037】実施例35 実施例1で反応温度を100℃から80℃に換えた以外
は同じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例36 実施例3で反応温度を100℃から120℃に換えた以
外は同じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例37 実施例3で反応温度を100℃から80℃に換えた以外
は同じ条件で反応させた。結果は表5に示した。 実施例38 実施例1で反応時間を3時間から5時間に変えた以外は
同じ条件で反応させた。結果は表5に示した。
【0038】
【表4】 ──────────────────────────────────── 生成物組成(%/仕込カーボネート) ─────────────────────────── 実施例 グリコール カーボネート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 28.3 28.5 実施例2 29.0 29.8 実施例3 28.7 28.1 実施例4 29.1 29.8 実施例5 28.0 28.4 実施例6 27.6 27.1 実施例7 28.7 28.6 実施例8 27.0 27.3 実施例9 28.8 28.7 実施例10 27.3 27.0 実施例11 28.4 28.9 実施例12 27.9 27.9 比較例1 3.2 3.2 実施例13 27.7 27.4 実施例14 27.6 27.9 実施例15 28.1 28.5 実施例16 27.9 27.7 実施例17 27.2 27.7 実施例18 28.5 28.1 実施例19 28.5 28.0 ────────────────────────────────────
【0039】
【表5】 ──────────────────────────────────── 生成物組成(%/仕込カーボネート) ─────────────────────────── 実施例 グリコール カーボネート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例20 26.1 26.9 実施例21 27.0 27.4 実施例22 28.2 28.0 実施例23 27.3 26.2 実施例24 26.1 26.6 比較例2 2.1 2.1 実施例25 29.9 29.4 実施例26 30.4 30.2 実施例27 31.2 31.8 実施例28 27.1 27.3 実施例29 27.4 27.4 実施例30 19.7 19.4 実施例31 27.1 27.3 実施例32 27.0 27.1 実施例33 28.9 28.5 実施例34 34.0 34.0 実施例35 22.9 22.3 実施例36 34.0 34.1 実施例37 22.0 22.7 実施例38 45.5 45.9 ────────────────────────────────────
【0040】
【発明の効果】本発明によればグリコールの炭酸エステ
ルとアルコールを原料として、グリコールとジアルキル
カーボネートを穏和な反応条件下で高収率でかつ高選択
率で製造することができる。加えて触媒の劣化がほとん
ど無いために長時間安定して製造する事ができる等工業
的利点は極めて大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 68/06 C07C 27/02 C07C 31/20 C07C 69/96

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリコールの炭酸エステルとアルコール
    との反応により、グリコールとジアルキルカーボネート
    を製造する方法において、予めカーボネート類とアルコ
    ール類との反応により得られる反応液で接触処理した陰
    イオン交換樹脂の存在下に反応させることを特徴とする
    製造方法。
  2. 【請求項2】 接触処理用の反応液製造に用いられるカ
    ーボネート類がジアルキルカーボネート類またはアルキ
    レンカーボネート類よりなる群から選ばれた少なくとも
    1種である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 接触処理用の反応液製造に用いられるカ
    ーボネート類がジメチルカーボネート、エチレンカーボ
    ネートおよびプロピレンカーボネートよりなる郡から選
    ばれた少なくとも1種である請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 接触処理用の反応液製造に用いられるア
    ルコール類が水酸基を持つ有機化合物から選ばれた少な
    くとも1種である請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 陰イオン交換樹脂が第3級アミン基また
    は第4級アンモニウム基を有する陰イオン交換樹脂の中
    から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 グリコールの炭酸エステルがエチレンカ
    ーボネートであり、且つ、アルコールがメタノールであ
    る請求項1記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 グリコールの炭酸エステルがプロピレン
    カーボネートであり、且つ、アルコールがメタノールで
    ある請求項1記載の製造方法。
JP12406093A 1993-05-26 1993-05-26 ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法 Expired - Fee Related JP3340189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12406093A JP3340189B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12406093A JP3340189B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06336461A JPH06336461A (ja) 1994-12-06
JP3340189B2 true JP3340189B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=14875974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12406093A Expired - Fee Related JP3340189B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3340189B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06336461A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3374863B2 (ja) ジアルキルカーボネートの製造方法
EP0071286B1 (en) Process for the preparation of carbonate esters
JPH0859559A (ja) ジアルキルカーボネートの製造方法
JP2003300936A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの連続同時製造方法
JP2002512626A (ja) カルバメート類の製造方法
US4169956A (en) Manufacture of butanedicarboxylic acid esters
JP2003081893A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの連続的同時製造方法
JP3340189B2 (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
JP3340188B2 (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
CN1953957B (zh) 制备二碳酸二烷基酯的方法
JP2508773B2 (ja) ジメチルアミノエタノ―ルの製造法
JP3568226B2 (ja) アルキレンカーボネートの製造方法
JP3363516B2 (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
JPH07112134A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
JP3568224B2 (ja) アルキレンカーボネートの製造方法
JPH06345696A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
JP2003183198A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
EP0609786A1 (en) Process for producing urethane compound
JP2003277326A (ja) ジアルキルカーボネートの製造方法
JP3417418B2 (ja) アルキレンカーボネートの製造法
JPH06343870A (ja) ジアルキルカーボネートとグリコールの同時製造方法
JPH0648993A (ja) ジアルキルカーボネートの製造法
US5391805A (en) Process for producing urethane compound
JPH0859560A (ja) ジアルキルカーボネートの製造方法
US4523029A (en) Oxidative carbonylation of alcohols to produce dialkyl oxalates

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees