JP2003081893A - ジアルキルカーボネートとグリコールの連続的同時製造方法 - Google Patents
ジアルキルカーボネートとグリコールの連続的同時製造方法Info
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Abstract
ネルギーで連続的に同時製造する方法の提供。 【解決手段】 アルキレンカーボネートとアルコールの
エステル交換反応によりジアルキルカーボネート及びグ
リコールを製造する方法において、(a)不均一系触媒
を充填した固定床流通式反応器に、アルキレンカーボネ
ート1モルに対して、アルコールを2モル未満で連続的
に供給し、エステル交換反応を行わせると共に、(b)
該反応器流出液を蒸留塔に供給し、アルコール及びジア
ルキルカーボネートを含む低沸点成分と、グリコール及
びアルキレンカーボネートを含む高沸点成分とに分離
し、(c)低沸点成分よりジアルキルカーボネートを分
離して取り出すと共に、メタノールとジアルキルカーボ
ネートの共沸混合物を上記(a)反応器に戻し、(d)
高沸点成分より主成分がグリコールであるアルキレンカ
ーボネートとの共沸混合物を分離して取り出すと共に、
アルキレンカーボネートを上記(a)反応器に戻すこと
によって、連続的に反応を実施する。
Description
ネートとグリコールとの連続的同時製造方法に関するも
のである。更に詳しくは、アルコールとアルキレンカー
ボネートを不均一系触媒の存在下にエステル交換反応を
させ、エネルギーロスが少なく、極めて少ないエメルギ
ー使用量で、効率的に、ジアルキルカーボネートとグリ
コールを連続的に同時製造する方法に関するものであ
る。
ールとを反応させてジアルキルカーボネートを製造する
エステル交換法プロセスが数多く提案されている。その
代表的な反応例としてエチレンカーボネートとメタノー
ルからジメチルカーボネートとエチレングリコールを製
造する方法としてエステル交換法プロセスが提案されて
いる。
るいは不均一系触媒を用いる方法が提案されている。均
一系触媒を用いる方法としては、反応釜の上部に蒸留塔
を設けた反応器を用いるものがあり、エチレンカーボネ
ート、メタノール及び触媒を反応釜に仕込み、生成する
ジメチルカーボネートをメタノールとの共沸混合物とし
て、上部より連続的に抜き出す。エチレンカーボネート
とメタノールは連続的に供給されるが、反応釜に長時間
滞留することによる副反応の抑制のため、エチレンカー
ボネートに対して、大過剰のメタノールを用いる必要が
ある。 これまで提案されている方法として、エチレン
カーボネート1モルに対して、5モルのメタノールを用
いる方法(特開昭54−48716号公報、実施例
1)、7モルのメタノールを用いる方法(米国特許第
3,803,201号)がある。
タノール及び触媒を連続的に供給し、蒸留塔内で反応を
行うと同時に、生成物であるジメチルカーボネートを上
部に留出させ、エチレングリコールを底部に抜き出す方
法が提案されている。この方法では、エチレンカーボネ
ートを蒸留塔上部へ、メタノールを下部へ供給し向流接
触させて反応を行わせる。この場合も、エチレンカーボ
ネートの転化率を上げるため、過剰のメタノールが供給
され、エチレンカーボネート1モルに対して、7.5モ
ルのメタノールを用いる方法(特開平5−213830
号公報)、10モルのメタノールを用いる方法(特開平
4−198141号公報)が提案されている。
反応器を用いたプロセスが提案されている。触媒を充填
した固定床型管状反応器に、エチレンカーボネートとメ
タノールを供給し、反応を行わせ、ほぼ平衡組成となっ
た反応器流出液を得る。エチレンカーボネート1モルに
対して、メタノールは、量論量の2モル以上が供給さ
れ、4モルのメタノールを用いる方法(特開昭64−3
1737号公報、実施例50)が提案されている。触媒
は強塩基性のイオン交換樹脂が用いられ、反応器流出液
は、蒸留塔に送られ、ジメチルカーボネート及びメタノ
ールを主成分とする塔頂液と、エチレングリコール及び
エチレンカーボネートを主成分とする塔底液に分離され
る。塔頂液は更に蒸留塔に送られ、塔底からジメチルカ
ーボネートが得られ、塔頂からはメタノールとジメチル
カーボネートの共沸混合物が得られ、この共沸混合物は
反応器にリサイクルされる。エチレングリコールとエチ
レンカーボネートを主成分とする液は、蒸留塔に送ら
れ、塔頂からエチレングリコールとエチレンカーボネー
トの共沸混合物が得られ、塔底からエチレンカーボネー
トが得られ、エチレンカーボネートは反応器にリサイク
ルされる。エチレングリコールとエチレンカーボネート
の共沸混合物は通常、加水分解工程に送られ、残留する
エチレンカーボネートを水と反応させることにより、エ
チレングリコールに転化される。
媒を用いた方法(特開平10−36297号公報)が提
案されている。触媒はアルカリあるいはアルカリ土類金
属イオンで交換されたイオン交換ゼオライトが用いら
れ、固定床型反応器に充填し、不均一系触媒として反応
を行わせる。供給されるメタノールは、エチレンカーボ
ネート1モルに対して、約4モル用いる方法である。反
応器流出液は、上記の方法と同様に、蒸留によって各成
分に分離されるが、反応により副生されるジメチルエー
テル、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコー
ルなどを分離する蒸留工程が含まれるが、分離されたメ
タノールとジメチルカーボネートの共沸混合物及びエチ
レンカーボネートは反応器にリサイクルされる。
よりメタノールを回収し、反応器へリサイクルする方法
(特開2001−199913号公報)も提案されてい
る。触媒はコバルト−イットリウム系混合酸化物触媒を
用い、管型反応器に充填して、反応を行っている。供給
されるメタノールは、エチレンカーボネート1モルに対
して、2.7モルで、反応器流出液を蒸留塔に送り、塔
頂からメタノールとジメチルカーボネートの共沸混合物
を得ている。塔底液からジメチルカーボネートを分離し
た後、エチレングリコールとエチレンカーボネートの共
沸混合物とエチレンカーボネートに分離し、エチレンカ
ーボネートは反応器にリサイクルされる。
(特開平9−278689)も提案されている。触媒は
周期律3B族金属のアルコキシ化合物が用いられ、蒸留
塔付き反応器に充填され、不均一系触媒として反応を行
っている。供給されるメタノールは、エチレンカーボネ
ート1モルに対して、5モルで、反応器に設けられた蒸
留塔上部よりメタノールとジメチルカーボネートの共沸
混合物が得られている。反応器下部から得られた液は、
蒸留塔に送られ、上部より分離されたメタノールとジメ
チルカーボネートが上記反応器にリサイクルされ、エチ
レングリコールとエチレンカーボネートは更に蒸留塔に
送られることによって、エチレングリコールとエチレン
カーボネートの共沸混合物とエチレンカーボネートに分
離される。エチレンカーボネートは反応器にリサイクル
される。
いはアルカリ土類金属の珪酸塩担持触媒を用いる方法
(特開昭64−31737号公報)、アルカリ土類金属
の塩基性化合物を用いる方法(特開平6−48993公
報)、ジルコニウム、チタン、錫の酸化物を用いる方法
(特開昭63−41432号公報)、鉛化合物を用いる
方法(特開平4−9356号公報)、酸化マグネシウム
を用いる方法(特開平6−107601号公報)、酸化
亜鉛を用いる方法(特開平6−239806号公報)、
希土類酸化物を用いる方法(特開平6−211751号
公報、特開平7−330685号公報)等の金属酸化物
を用いる方法や、シリカ−チタニア固体酸触媒を用いる
方法(特公昭61−5467号公報)、マグネシアとア
ルミナとを含有するハイドロタルサイト化合物を用いる
方法(特開平3−44354号公報)、マグネシウムと
他の金属との複合酸化物を用いる方法(特開平6−23
8165号公報)、コバルトと希土類金属の複合酸化物
を用いる方法(特開平8−176071号公報)、混合
金属酸化物触媒或いは改質双金属触媒或いは多金属触媒
を用いる方法(特開平6−25103号公報)等の複合
金属酸化物を用いる方法や、アルカリ金属イオン及び/
またはアルカリ土類金属イオンで交換されたゼオライト
を用いる方法(特開平7−48319号公報)等、無機
の固体触媒を用いる方法が提案されている。
ム基又は第3アミン基を有する固体塩基性アニオン交換
樹脂を触媒として用いる方法(特開平3−109358
号公報、特開昭64−31737号公報、特開昭63−
238043号公報、特公昭59−28542号公報)
酸性イオン交換樹脂を触媒として用いる方法(特開昭6
4−31737号公報)や、カルボン酸型陽イオン交換
樹脂を用いる方法(特開平6−345696号公報)等
が不均一系触媒として提案されている。これらの不均一
系触媒の場合も、反応に用いるメタノールは、エチレン
カーボネート1モルに対して、量論量の2モル以上で、
2〜10モルのメタノール量を用いた方法が提案されて
いる。
によるジメチルカーボネートとエチレングリコールの生
成反応は平衡反応であることから、固定床型管状反応器
を用いる方法では、反応器流出液組成が、原料供給組成
と反応温度によって決まる。これまでは、エチレンカー
ボネート1モルに対して、メタノールを量論比若しくは
それ以上に供給して、エチレンカーボネートの転化率を
高くする方法が提案されていたが、メタノールを多くす
るほど、エチレンカーボネートの転化率は高くなるが、
反応器流出液中の未反応メタノール量が多くなり、蒸留
塔でメタノールを分離するために多量のスチームを使用
する必要がある。蒸留塔付き反応器の場合も同様で、エ
チレンカーボネートの転化率を高くし、リサイクルする
エチレンカーボネート量を低減できるが、エチレンカー
ボネートは沸点が高く、本プロセス系では、蒸留塔の塔
底を常に流出するため、エネルギー的には問題となら
ず、むしろ、過剰のメタノール供給による未反応メタノ
ールの分離のために必要となるエネルギーが問題とな
る。
は、アルコールとアルキレンカーボネートを不均一系触
媒の存在下にエステル交換反応をさせるプロセスにおい
て、未反応アルコールを分離、リサイクルするために必
要となるエネルギーを少なくし、効率的に、ジアルキル
カーボネートとグリコールを連続的に同時製造する新規
な方法を提供することにある。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アルキレンカー
ボネートとアルコールのエステル交換反応によりジアル
キルカーボネート及びグリコールを製造する方法におい
て、(a)不均一系触媒を充填した固定床流通式反応器
に、アルキレンカーボネート1モルに対して、アルコー
ルを2モル未満で連続的に供給し、エステル交換反応を
行わせると共に、(b)該反応器流出液を蒸留塔に供給
し、アルコール及びジアルキルカーボネートを含む低沸
点成分と、グリコール及びアルキレンカーボネートを含
む高沸点成分とに分離し、(c)低沸点成分よりジアル
キルカーボネートを分離して取り出すと共に、アルコー
ルとジアルキルカーボネートの共沸混合物を上記(a)
固定床流通式反応器に戻し、(d)高沸点成分より主成
分がグリコールであるアルキレンカーボネートとの共沸
混合物を分離して取り出すと共に、アルキレンカーボネ
ートを上記(a)固定床流通式反応器に戻すことによ
り、連続的にエステル交換反応を実施することによっ
て、エネルギーロスが少なく、極めて少ないエネルギー
使用量で、効率的にジアルキルカーボネートとグリコー
ルを連続的に同時製造することが可能であることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
及びグリコールの連続的同時製造方法である。 (1)アルキレンカーボネートとアルコールのエステル
交換反応によりジアルキルカーボネート及びグリコール
を製造する方法において、(a)不均一系触媒を充填し
た固定床流通式反応器に、アルキレンカーボネート1モ
ルに対して、アルコールを2モル未満で連続的に供給
し、エステル交換反応を行わせると共に、(b)該反応
器流出液を蒸留塔に供給し、アルコール及びジアルキル
カーボネートを含む低沸点成分と、グリコール及びアル
キレンカーボネートを含む高沸点成分とに分離し、
(c)低沸点成分よりジアルキルカーボネートを分離し
て取り出すと共に、アルコールとジアルキルカーボネー
トの共沸混合物を上記(a)固定床流通式反応器に戻
し、(d)高沸点成分より主成分がグリコールであるア
ルキレンカーボネートとの共沸混合物を分離して取り出
すと共に、アルキレンカーボネートを上記(a)固定床
流通式反応器に戻すことによって、連続的にエステル交
換反応を実施することを特徴とするジアルキルカーボネ
ートとグリコールの連続的同時製造方法。 (2)不均一系触媒を充填した固定床流通式反応器に、
アルキレンカーボネート1モルに対して、アルコールを
0.5〜1.5モルで連続的に供給することを特徴とす
る上記(1)記載のジアルキルカーボネートとグリコー
ルの連続的同時製造方法。 (3)不均一系触媒として、アルカリ土類金属酸化物ま
たは希土類金属酸化物の少なくとも1種を使用すること
を特徴とする上記(1)又は(2)記載のジアルキルカ
ーボネートとグリコールの連続的同時製造方法。
アルコールとしては、通常、炭素数1〜15の飽和もし
くは不飽和の脂肪族アルコールまたは飽和もしくは不飽
和の脂環式アルコールであり、好ましくは炭素数1〜8
の飽和もしくは不飽和の脂肪族アルコール、または炭素
数5〜12の飽和もしくは不飽和の脂環式アルコールで
ある。モノアルコールであることが好ましい。また、こ
れらのアルコールは、アミノ基、ニトロ基等の含窒素置
換基、カルボニル基、カルボキシル基、アセトキシ基、
アルコキシ基等の含酸素置換基、スルホン基、メルカプ
ト基等の含硫黄置換基、ハロゲン原子等の置換基を有し
ていても差し支えない。具体的に例示すれば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、アミノメタノー
ル、2−アミノエタノール、メトキシメタノール、2−
メトキシエタノール、クロロメタノール、ジクロロメタ
ノール、2−クロロエタノール、ビニルアルコール、ア
リルアルコール、シクロヘキサノール、4−メチルシク
ロヘキサノール、ベンジルアルコール等が挙げられ、こ
の中では、メタノールが好ましい。
ンカーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロ
ピレンカーボネート、ブチレンカーボネート及びこれら
の炭化水素基置換体等が挙げられる。これらの炭化水素
置換基としては、置換基を有するかもしくは無置換の炭
素数15以下のアルキル基、アリール基、アルケニル
基、シクロアルキル基、アリールアルキル基がある。こ
こでいう置換基とは、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ
基、カルボキシル基、カルボニル基、アルコキシ基、水
酸基、メルカプト基、スルホン酸基である。この中で
は、エチレンカーボネートが好ましい。
用割合は、アルキレンカーボネート1モルに対して、ア
ルコールを2モル未満とする。好適には、アルキレンカ
ーボネート1モルに対して、アルコールを0.5〜1.
5モルの範囲が望ましい。本発明において用いる不均一
系触媒は、エステル交換反応に活性を示す固体触媒を用
いることができ、好適にはアルカリ土類金属酸化物また
は希土類金属酸化物の少なくとも1種を用いることがで
きる。アルカリ土類金属酸化物または希土類金属酸化物
の具体例としては、マグネシウム、カルシウム及びバリ
ウムの金属酸化物、スカンジウム、イットリウム、ラン
タニド及びアクチニドの金属酸化物等を挙げることがで
きる。
SV*)で、0.1〜50/hr、好ましくは1〜10
/hrとなるように初期充填するのが一般的である。
[* LHSV(1/hr)=原料供給量(L/hr)
/触媒充填量(L) ] 反応は、温度50〜200℃、好ましくは70〜150
℃、圧力は0.1〜2MPa、好ましくは0.3〜1M
Paで行うのが一般的である。
してエチレンカーボネートを、アルコールとしてメタノ
ールを具体例として、図面に基づき詳しく説明する。図
1は、本発明に好ましい実施形態を示すプロセスフロー
の工程ブロック図である。なお、図1に示す工程図に
は、当業者であれば実施のために配設することが可能な
熱交換器、プロセスフローコントロール装置、ポンプ、
圧縮機、分留塔塔頂部、再沸点装置等の各種装置や計器
類を省略して示した。
示す。反応器Iは、触媒が固定でき、ライン3より原料
が導入され、ライン4から反応液が流出されるものであ
れば、特に限定されるものではなく、反応が発熱反応で
あるため、通常、除熱のためのジャケットを備えた管状
反応器が用いられる。エチレンカーボネートをライン2
より、メタノールをライン1より供給し、ライン3を経
て固定床流通式反応器Iに供給しエステル交換反応を行
わせるが、ここで用いられる原料のエチレンカーボネー
トは、エチレンオキサイドと二酸化炭素との反応により
得られるものが一般的である。
製造プロセスから得られるジメチルカーボネートを含ん
だものも使用可能である。反応は平衡反応であるために
未反応エチレンカーボネート及びメタノールが反応器I
より流出するが、それぞれ分離回収され、反応器Iへリ
サイクルされる。メタノールは生成物であるジメチルカ
ーボネートと共沸混合物を形成するため、ジメチルカー
ボネートを含んだ状態で反応器Iへリサイクルされる。
トとメタノールは、リサイクルなども含めて、エチレン
カーボネート1モルに対して、メタノールを2モル未満
とする。好適には、エチレンカーボネート1モルに対し
て、メタノールを0.5〜1.5モルの範囲が望まし
い。
70〜150℃、圧力は0.1〜2MPa、好ましくは
0.3〜1MPaで行うのが一般的である。不均一系触
媒は、エステル交換反応に活性を示す固体触媒を用いる
ことができ、好適にはアルカリ土類金属酸化物または希
土類金属酸化物を用いることができる。
レングリコール、エチレンカーボネート及び若干の副生
物を含む反応器流出液は、ライン4より第1蒸留塔IIに
導入される。第1蒸留塔IIは、スチームを熱源として、
リボイラーで塔底から加熱、炊き上げることにより、メ
タノール及びジメチルカーボネートを含む低沸点成分と
エチレングリコール及びエチレンカーボネートを含む高
沸点成分とに分離する。又、第1蒸留塔IIは、圧力0M
Pa〜1MPa、還流比0.01〜10で運転される。
む低沸点成分はライン5より第2蒸留塔IIIに導入され
る。第2蒸留塔IIIも、スチームを熱源として、リボイ
ラーで塔底から加熱、炊き上げることによって、ジメチ
ルカーボネートを分離する。塔上部からはメタノールを
留出させるが、共沸するジメチルカーボネートが同伴さ
れる。メタノールとジメチルカーボネートの共沸組成
は、塔の圧力によって決まり、通常、塔は0.1MPa
〜2MPaで運転される。共沸混合物のメタノールとジ
メチルカーボネートは固定床流通式反応器Iへリサイク
ルされる。
ートを含む高沸点成分はライン6より第3蒸留塔IVに導
入される。第3蒸留塔IVは、塔底でのエチレンカーボネ
ートの分解を抑制するために、減圧下の0〜0.005
MPaで運転されるが、減圧条件ではエチレングリコー
ルとエチレンカーボネートの共沸混合物が形成される。
工程に送られ、エチレングリコール中に存在するエチレ
ンカーボネートを水と反応させることにより、エチレン
グリコールに転換して、未反応の水と発生する二酸化炭
素を分離することにより、粗エチレングリコールを得る
ことができる。第3蒸留塔IVの塔底から得られるエチレ
ンカーボネートは固定床流通式反応器Iへリサイクルさ
れる。
トとアルコールのエステル交換反応によりジアルキルカ
ーボネート及びグリコールを製造するに際して、(a)
不均一系触媒を充填した固定床流通式反応器に、アルキ
レンカーボネート1モルに対して、アルコールを2モル
未満で連続的に供給し、エステル交換反応を行わせると
共に、(b)該反応器流出液を蒸留塔に供給し、アルコ
ール及びジアルキルカーボネートを含む低沸点成分と、
グリコール及びアルキレンカーボネートを含む高沸点成
分とに分離し、(c)低沸点成分よりジアルキルカーボ
ネートを分離して取り出すと共に、アルコールとジアル
キルカーボネートの共沸混合物を上記(a)固定床流通
式反応器に戻し、(d)高沸点成分より主成分がグリコ
ールであるアルキレンカーボネートとの共沸混合物を分
離して取り出すと共に、アルキレンカーボネートを上記
(a)固定床流通式反応器に戻すので、極めて少ないエ
ネルギー使用量でアルコールを分離、リサイクルするこ
とが可能となるため、従来公知の方法に比べて、工業的
に有利にジアルキルカーボネートとグリコールを連続的
に同時製造することができる。
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例によって限定されるものではない。
0mm、高さ200mmの固定床流通式反応器I(管状
反応器)でエステル交換反応を実施した。ライン1より
メタノールを6.7g/hrで供給し、ライン2よりエ
チレンカーボネートを10g/hrで供給した。ライン
7からは24wt%のジメチルカーボネートを含むメタ
ノールを12.5g/hrで供給し、ライン10からは
エチレンカーボネートを34.0g/hrで供給した。
反応器Iに供給したメタノールとエチレンカーボネート
は、それぞれ16.2g/hr、44g/hrで、エチ
レンカーボネート1モルに対して、メタノールを1.0
1モル供給したことになる。触媒は酸化マグネシウムを
30cc充填し、反応温度は100℃、圧力は0.8M
Paとした。
塔IIへ導入した。第1蒸留塔IIは、還流比0.5、塔頂
圧力0.07MPa、塔底温度230℃であった。塔頂
より、メタノール9.5g/hr、ジメチルカーボネー
ト12.2g/hrと若干の低沸点副生物が得られた。
塔底からは、エチレングリコール6.5g/hr、エチ
レンカーボネート35.0g/hrと若干の高沸点副生
物が得られた。
沸点副生物は、ライン5より第2蒸留塔IIIへ導入し
た。第2蒸留塔IIIは、還流比1.0、塔頂圧力0.8
MPa、塔底温度180℃であった。塔底よりジメチル
カーボネートを99.0wt%以上含む液が得られ、塔
頂からは、24wt%のジメチルカーボネートを含むメ
タノールが12.5g/hrで得られた。塔頂より得ら
れた液は、ライン7より連続的に反応器Iへ導入した。
グリコール、エチレンカーボネート及び高沸点副生物は
ライン6より第3蒸留塔IVへ導入される。第3蒸留塔IV
は、還流比1、塔頂圧力0.003MPa、塔底温度1
80℃であった。塔頂よりエチレングリコール6.5g
/hrとエチレンカーボネート1.0g/hrが得ら
れ、塔底からは、エチレンカーボネートと高沸点副生物
が34.0g/hrで得られた。塔底より得られた液
は、ライン10より連続的に反応器Iへ導入した。結果
を表1に示す。
量及びリサイクルエチレンカーボネート量を変えて、反
応器に供給したメタノールを、エチレンカーボネート1
モルに対して、2.02モル、4.05モルとした以外
は実施例1と同様な方法で行った。結果を表2、表3に
示すが、ライン7のリサイクルメタノール量が増加し、
メタノールの分離、リサイクルに必要なスチーム量が増
加することが明らかである。
ロック図
移送するためのライン
Claims (3)
- 【請求項1】 アルキレンカーボネートとアルコール
のエステル交換反応によりジアルキルカーボネート及び
グリコールを製造する方法において、(a)不均一系触
媒を充填した固定床流通式反応器に、アルキレンカーボ
ネート1モルに対して、アルコールを2モル未満で連続
的に供給し、エステル交換反応を行わせると共に、
(b)該反応器流出液を蒸留塔に供給し、アルコール及
びジアルキルカーボネートを含む低沸点成分と、グリコ
ール及びアルキレンカーボネートを含む高沸点成分とに
分離し、(c)低沸点成分よりジアルキルカーボネート
を分離して取り出すと共に、アルコールとジアルキルカ
ーボネートの共沸混合物を上記(a)固定床流通式反応
器に戻し、(d)高沸点成分より主成分がグリコールで
あるアルキレンカーボネートとの共沸混合物を分離して
取り出すと共に、アルキレンカーボネートを上記(a)
固定床流通式反応器に戻すことによって、連続的にエス
テル交換反応を実施することを特徴とするジアルキルカ
ーボネートとグリコールの連続的同時製造方法。 - 【請求項2】 不均一系触媒を充填した固定床流通式反
応器に、アルキレンカーボネート1モルに対して、アル
コールを0.5〜1.5モルで連続的に供給することを
特徴とする請求項1記載のジアルキルカーボネートとグ
リコールの連続的同時製造方法。 - 【請求項3】 不均一系触媒として、アルカリ土類金属
酸化物または希土類金属酸化物の少なくとも1種を使用
することを特徴とする請求項1又は2記載のジアルキル
カーボネートとグリコールの連続的同時製造方法。
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