JP3339501B2 - 扁平なコアード型ブラシレス振動モータ - Google Patents

扁平なコアード型ブラシレス振動モータ

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JP3339501B2
JP3339501B2 JP2001058486A JP2001058486A JP3339501B2 JP 3339501 B2 JP3339501 B2 JP 3339501B2 JP 2001058486 A JP2001058486 A JP 2001058486A JP 2001058486 A JP2001058486 A JP 2001058486A JP 3339501 B2 JP3339501 B2 JP 3339501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型無線通信装
置(ページャ、携帯電話機)の無音報知源やゲーム機に
用いて好適なコアード型ブラシレス振動モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より小型無線通信装置(ページャ、
携帯電話機)の無音報知源に用いられる振動モータとし
ては、図7に示すように円筒状小型直流モータMの回転
出力軸Sにタングステン合金製の偏心ウエイトWを配付
け、回転時にこの偏心ウエイトによって発生する遠心力
を利用して振動を得るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記出力軸
に偏心ウエイトを付加したものでは、セットメーカ側に
おいては、この偏心ウエイトの旋回空間を配慮しなくて
はならないし、回転時においては、偏心ウエイトがむき
出しになっているので危険であり、且つ、偏心ウエイト
に直接落下などの衝撃が加わると軸の変形がおきるおそ
れがある。特に図8に示すような偏平型モータにおいて
は、この偏心ウエイトも薄くしなくてはならないため、
旋回時の危険性はさらに高く、偏心ウエイトWWを軸S
に取り付けする寸法が厚くとれず、落下などの衝撃など
の他に偏心ウエイトを不用意に持って変形させてしまう
おそれもあった。
【0004】このため、本出願人は先に出力軸をなくし
て内蔵するロータ自体を偏心させた円筒コアレス型振動
モータを特願平2−309070号(米国特許5107
155号)とし、偏平型モータでは偏心ウエイトを削除
してロータ自体を偏心させて回転時に振動を得るように
した実願昭63−111868号(米国特許50362
39号)を提案している。
【0005】これらのモータは出力軸、偏心ウエイトが
ないので、設計的な制約を受けず、使い勝手がよいし、
旋回時の危険性がないなど、市場に好評をもって迎えら
れているが、反面、コアレス巻線タイプのため、加工工
数が増加してしまう問題が包合されている。コアレス巻
線タイプに代わる有鉄心型でロータ自体を振動させるた
めに、本出願人は先に特願平4−301762号(米国
特許5341057号)に示すように、3突極型の鉄心
をすべて片側(180度以内)に偏倚させたものを提案
している。しかしながら、これらのモータはいずれもブ
ラシを有する整流装置型のため、長寿命化にはブラシレ
ス化が必要である。このようなブラシレス振動モータと
して本出願人は先に円筒コアレス型のものを米国特許5
373207号として提案している。また、同様なもの
として特開平4−49832号に示すようなものがあ
る。これらはいずれも円筒型マグネットを1磁極の範囲
以上切り欠いて偏心させているので、ロータが受ける磁
束量が減少して起動電圧が高くなる嫌いがある。
【0006】この発明の目的は、米国特許537320
7号をさらに改良して薄型にするために創成したもの
で、コアードにすることによりコスト的に有利ならし
め、マグネットを大きく切り欠くことなく遠心力を発生
させるための重心の移動量を大にして振動を大きくでき
るコアードブラシレス振動モータを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、マグネットを均一な厚みにしてこのマグネッ
トを保持するマグネットホルダに薄い三日月状の高比重
金属体からなるアンバランス手段を設けることによって
達成できる。このようにすると、特性を犠牲にすること
なく簡単な構成で振動を大きくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の具体的な実施の形態の
一つとしては、請求項1に示すように各々電機子コイル
(3)を巻回した6個の等間隔の突極を有するコアード
ステータコア(4)と、このコアードステータコアを配
置したステータベース(1)と、このステータベースに
軸を介して回転自在に装着したロータ(R)からなり、
このロータは前記コアードステータコアの外側に径方向
空隙を介して臨ませた均一な厚みで周方向等間隔にNS
交互に8個の磁極を有する円筒状マグネット(6)と、
このマグネットの外周と一方の端面のそれぞれ少なくと
も一部を保持するようにしたマグネットホルダ(5)
と、このマグネットホルダの側部にアンバランス手段の
少なくとも一部として平面から見て三日月型の高比重金
属体(7)とを有し、前記マグネットホルダは少なくと
も平坦な頂部に空所を備えており、さらにこの偏心ロー
タを空隙を介して覆うカバー(9)をその開口部で前記
ステータベースに取り付けたものにすれば達成できる。
このようにすれば、マグネットの磁力は均一な厚みで周
方向に等間隔に複数個の磁極のためほぼ均等に得られの
で、起動が容易となり、薄い三日月型の高比重金属体に
よって径方向のサイズを犠牲にならず、外周に配するこ
とによって重心が大きくとれ、空所によって軽量化と重
心が大きくとれることになって良好なアンバランス手段
が得られ、カバーによって外転型偏心ロータでも回転時
に剥き出しとなっていないので危険性がなくなる。ま
た、請求項2に示すように前記三日月型の高比重金属体
軸方向にほぼロータの厚みまで延ばされたもので構成
するのがよい。このようにすれば、径方向のサイズを犠
牲にすることなく、さらに重心が大きくとれ、良好なア
ンバランス手段が得られる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の第1の実施例として扁平な
軸固定型コアードブラシレス振動モータの構成を図1に
示す要部断面図で説明する。同図において、板状のステ
ータベース1の中央にバーリング孔1aを配し、このバ
ーリング孔1aに軸2を圧入してある。さらに、このバ
ーリング孔1aの外側に図2に示すように6個の突極4
a‥‥にコアカバーを介して巻回した電機子コイル3‥
‥を有するステータコア4が複数個の切り起こし部1b
を介して取り付けられている。このステータコア4は2
枚の珪素鋼板をブレード部分4bで互いに反対方向に折
り曲げられて磁束を効率よく拾えるように構成されてい
る。前記各電機子コイル3‥‥の端末3a‥‥は前記ス
テータベース1に配されたフレキシブル基板1cに結線
されて外方から給電されるようになっている。前記軸2
には高摺動性樹脂からなるマグネットホルダ5が回転自
在に装着される。すなわち、このマグネットホルダ5自
体が軸受けとなっている。このマグネットホルダ5には
図2に示すように前記ステータコア4のブレード部分4
bに径方向空隙を介して臨ませた内側に8個の界磁磁極
を有する浅い円筒状のマグネット6がその外側に配した
三日月型の高比重金属体7とともに一体成形されてロー
タRを構成している。また、この高比重金属体7の反対
側は空所Eを形成してある。このため、ロータRは三日
月型の高比重金属体7の方に重心が移動するので、回転
時に大きな振動を発生させることになる。図中、8aは
スラストワッシャで、8bはロータRの抜け止めを兼ね
たスラストワッシャである。なお、この実施例では、ロ
ータRの旋回部に出っ張りがないので、外カバーを省い
たが、後述のようにこの外カバーをステータベース1に
取り付けることもできる。
【0010】図3はこの発明の第2の実施例として軸回
転型コアードブラシレス振動モータの要部断面図であ
る。同図において、ブラケット11の中央には軸受ホル
ダ部12が設けられる。この軸受ホルダ部12は受け部
12aを残してブラケット自体よりプレス加工によって
切り起こしてなる立ち上げ部12bからなる。この軸受
ホルダ部12の内側には焼結含油軸受13が当て板13
aをかいして装着されるとともに外側に前記のような6
個の突極4a‥‥に巻回した電機子コイル3‥‥を有す
るステータコア4が取り付けられている。一方、ロータ
RRは、図4に示すように平面から見て平坦な頂部の一
部を空所にすることによって錨型に形成したマグネット
ホルダ55と、このマグネットホルダ55に固着され、
前記のステータコア4のブレード部分4bに径方向空隙
を介して臨ませたもので、内側に8個の界磁磁極を有す
る浅い円筒状のマグネット6からなり、さらにマグネッ
トホルダ55の回転中心に配したバーリング孔55aに
軸22を圧入することによって装着している。この軸2
2の一端は前記の焼結含油軸受13に、他端はカバーを
兼ねるケース9に配した焼結含油軸受14によって回転
自在に支持されるようになっている。さらに図3に示す
ように前記カバーを兼ねるケース9は、その開口部で前
記ステータベース11に取り付けられるようになってい
る。
【0011】図5は、上記実施例の変形構成例を示す要
部平面図で、マグネット6のパワーを発揮させるために
マグネットホルダ56を磁性体にしてリターンパスプレ
ートを兼ねるようにマグネット6の外周を覆うようにケ
ース型にしたものである。この場合、軽量化を図り、偏
心量を増すために反重心側の平坦な頂部に透孔56aか
らなる空所を形成してある。このようにすると、効率が
良く重心の移動量が大きくとれ、ケース型のマグネット
ホルダ56自体が偏心ウエイトになるため部品点数が減
少できる。
【0012】図6は、上記実施例の他の変形例として始
動を容易にするための構成を示すコアの要部側面図であ
る。すなわち、ステータコア4のブレード部分4bに切
り込み4cを形成してコギングトルクを改善して始動を
容易にするも良い。
【0013】また、コアを2枚にしたもので説明した
が、より薄型にするために1枚のままでも、あるいはパ
ワーを出すために数十枚ラミネートした軸方向に長いも
のにも採用できるのはいうまでもない。
【0014】なお、このようなブラシレス振動モータを
駆動するには逆起電圧検出による公知のセンサレス方式
が用いられる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、コアードにしてコスト的にも有利ならしめ、マグネ
ットの磁力はほぼ均等に得られるので起動などの問題が
なく、外周にロータの厚み程度まで延ばした高比重金属
体がくるものでは重心が大きくとれることになるため大
きな振動が得られ、カバーにより外転型ロータでも回転
時に剥き出しとなっていないので危険性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の軸固定型コアードブ
ラシレス振動モータの要部断面図である。
【図2】同実施例のA−A線切断の要部断面図である。
【図3】この発明の第2の実施例の軸回転型コアードブ
ラシレス振動モータの要部断面図である。
【図4】同実施例のロータの要部平面図である。
【図5】同実施例の変形例と示す要部平面図である。
【図6】ステータコアの変形例と示す要部側面図であ
る。
【図7】従来の振動モータの斜視図である。
【図8】従来の他の振動モータの側面図である。
【符号の説明】
1 ステータベース 2、22 軸 3 電機子コイル 4 ステータコア 5、55、56 マグネットホルダ 56a 透孔 6 マグネット R、RR ロータ 7 高比重金属体 8a、8b スラストワッシャ 9 カバー E 空所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/00 - 1/20 H02K 7/00 - 7/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々電機子コイル(3)を巻回した6個
    の等間隔の突極を有するコアードステータコア(4)
    と、このコアードステータコアを配置したステータベー
    ス(1)と、このステータベースに軸を介して回転自在
    に装着したロータ(R,RR)からなり、このロータは
    前記コアードステータコアの外方で径方向空隙を介して
    臨ませた均一な厚みで周方向等間隔にNS交互に8個の
    磁極を有する円筒状マグネット(6)と、このマグネッ
    トの外周の少なくとも一部を支える側部とこのマグネッ
    トの一方の端面の一部を保持する平坦な頂部を備えたマ
    グネットホルダ(5、55、56)と、このマグネット
    ホルダの側部にアンバランス手段の少なくとも一部とし
    て平面から見て三日月型の高比重金属体(7)とを有
    し、前記マグネットホルダは少なくとも平坦な頂部に空
    所を備えており、さらにこの偏心ロータを空隙を介して
    覆うものでカバーを兼ねるケース(9)をその開口部で
    前記ステータベースに取り付けた扁平なコアード型ブラ
    シレス振動モータ。
  2. 【請求項2】 前記三日月型の高比重金属体は軸方向に
    ほぼロータの厚みまで延ばされた請求項1に記載のコア
    ード型ブラシレス振動モータ。
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